JP2006281586A - 軸筒の連結構造 - Google Patents

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泰 宮下
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Abstract

【課題】 後軸先方の縮径を防止するために、中駒を必須要件としており、その結果、部品の費用は勿論、部品点数の増加に伴う組み立て工数の増加により製品としての価格を著しく高騰化させてしまっていた。そこで、上記の公報には、中駒を無くしても良い旨の記載もなされているが、後軸と中軸との係合はなされるものの、相対的に振れが発生してしまっていた。即ち、筆記する際に中軸と後軸が多少屈折してしまい、違和感のある筆記作業になってしまっていた。
【解決手段】 少なくとも前軸と後軸から構成された軸筒であって、後軸に断面形状がほぼ扇形の脚部を形成すると共に、前記前軸には後軸の脚部が嵌合するその脚部とほぼ同形状の扇形の溝部を形成する一方、前記後軸の脚部を溝部の縮形方向に向かって押し付けるよう嵌合させた軸筒の連結構造。
【選択図】 図2

Description

本発明は、少なくとも前軸と後軸から構成された軸筒に関する。
1例として、筆記体と連接した複数のノック部材の操作部を後軸後端部に至り設けたそれぞれの縦溝に突出させ、各ノック部材を軸先方に摺動させることにより選択的に筆記部を先軸の先端孔から突出係止させるようにした複式筆記具がある。その後軸には、縦溝前端位置で外周部に段部が形成されており、その前方の軸部に縦溝に連通してノック部材を摺動可能にガイドするスリット部が前端まで開口して設けられている。更に、軸部の前端外周には係合突起が形成されている一方、前端には先軸が設けられてなる中軸の後端に突片が設けられており、前記後軸が、その縦溝前方のスリット部を中軸に嵌装した状態で上記後軸の段部が中軸の後端に当接すると共に、中軸の突片が後軸の縦溝に係合し、更に後軸の軸部先方の縮径側の弾性変形によって係合突起が中軸の内孔に設けられた係合段部に係止して後軸が中軸に固定されている。そして、前記中軸の内孔には、各筆記体の挿通孔を有すると共に後方に胴部が形成された中駒が装着されており、その中駒の胴部が後軸のスリット部に嵌装することによって後軸先方の縮径が防止され、後軸が中軸に対し強固に固定されてなるようになっている。
特開2001−225588号公報。
しかし、上記の従来技術にあっては、後軸先方の縮径を防止するために、中駒を必須要件としており、その結果、部品の費用は勿論、部品点数の増加に伴う組み立て工数の増加により製品としての価格を著しく高騰化させてしまっていた。
そこで、上記の公報には、中駒を無くしても良い旨の記載もなされているが、後軸と中軸との係合はなされるものの、相対的に振れが発生してしまっていた。即ち、筆記する際に中軸と後軸が多少屈折してしまい、違和感のある筆記作業になってしまっていた。その原因としては、中軸と後軸の寸法バラツキによるものであるが、特に樹脂成形品においては、その時々の気温によって収縮率が異なり、それ故に前記の寸法バラツキも顕著となり、前述の中軸と後軸の振れも大きくなる。
本発明は、少なくとも前軸と後軸から構成された軸筒であって、後軸に断面形状がほぼ扇形の脚部を形成すると共に、前記前軸には後軸の脚部が嵌合するその脚部とほぼ同形状の扇形の溝部を形成する一方、前記後軸の脚部を溝部の縮形方向に向かって押し付けるよう嵌合させたことを要旨とする。
本発明は、少なくとも前軸と後軸から構成された軸筒であって、後軸に断面形状がほぼ扇形の脚部を形成すると共に、前記前軸には後軸の脚部が嵌合するその脚部とほぼ同形状の扇形の溝部を形成する一方、前記後軸の脚部を溝部の縮形方向に向かって押し付けるよう嵌合させたので、製品を高騰化させることなく、前軸と後軸の相対的な振れを極力防止することができる。
図1〜図7に示し説明する。3色のボールペンが摺動自在に配置されている多芯筆記具である。ボールペンばかりではなく、シャープペンシルなどであっても良い。参照符号1は、軸本体であり、その軸本体1は、前軸2と後軸3とより構成されている。また、本例において、前軸2は、先部材4と中軸5の螺合構造により構成されているが、一体的に形成されていても良い。
前記後軸3には、その長手方向に3個のスリット6が形成されている。本例においては、3個のスリット6が形成されているが、筆記体であるボールペンの数が3本であるためであり、この筆記体の本数によってスリットの形成する数も変わるものである。また、スリット6は、後軸3の一方の端部まで形成されていると共に、スリット6の両側には、摺動溝7が形成されている。しかし、この摺動溝7は、スリット6の両側の全長に渡って形成されているのではなく、中間部までしか形成されていない。
前記後軸3の前方には断面の形状が外径方向に向かって拡開するほぼ扇形をした脚部8が形成されている。この脚部8は、スリット6が形成されることにより形成される。よって、筆記体の数によって脚部8の数は変わる。参照符号9は、後軸3の側面に形成されたクリップ部である。また、参照符号10は各脚部8の中間部に形成された円弧状のリブであり、後軸3を中軸5に組み付けた際の、その後軸3と中軸5との振れを防止するためのリブとなっている。その円弧状のリブ10は、脚部8の円周方向に形成されており、その円弧状のリブ10の前端部には傾斜面10aが形成されているが、後端部は直角に切り落とされた段部10bとなっている。後述する中軸5の円弧状リブ10aを乗り越え易くすると共に、乗り越えた後には抜けにくい構成としているのである。尚、円弧状のリブ10の後方には、縦リブ8aが形成されており、この縦リブ8aによっても後軸3と中軸5との振れが防止されている。
前記後軸3のスリット6には、スライダー11が摺動自在に配置されている。このスライダー11の長手方向の両側には、摺動突起12が形成されており、前記スリット6に形成された摺動溝7に摺動可能に係合している。このスライダー11の背面には、間隔をおいて2つの解除突起13、14が形成されており、スライダー11の前端部には、筆記体を接続する球状の接続部15が形成されている。そして、この接続部15には、ボールペンやシャープペンシルなどの筆記体16が接続されている。参照符号17は、筆記体16並びに筆記体16に接続するスライダー11を後方に付勢するコイルスプリングなどの弾撥部材である。
前記前軸2の1部材である中軸5の中間部には、規制部18が形成されており、その規制部18には、筆記体16が遊挿する3つの貫通孔19と、規制部18の外縁部付近に後述する溝部20と同一直線上にほぼ四角形状の貫通孔19aが形成されている。この規制部18に弾撥部材17の一端を係止させることにより、筆記体16を後方に付勢しているものである。また、中軸5の内側で、規制部18の後方には、長手方向に3つの溝部20が形成されており、この溝部20に前記後軸の3の脚部8が摺接され、組み立て時に脚部8が案内されるようになっている。また、その溝部20は、脚部8の断面形状とほぼ同形をなしている。即ち、外径方向に向かって拡開する扇形を形成している。そして、さらに、その溝部20の円弧部内面には円弧に沿って円弧リブ20aが形成されている。つまり、この円弧リブ20によって後軸3の脚部8が溝部20の縮径方向に向かって押し付けられ、このとき楔効果が発生し、その楔効果によって脚部8が溝部20に強固に固定されるのである。即ち、後軸3が中軸5に強固に固定され、径方向、並びに、円周方向の振れが防止されるのである。
前記3つの溝部20の間であって、且つ、前記貫通孔19aの上方には、突起21が形成されている。その突起21の後部には、中心方向に向けて前方に傾斜する傾斜面21aが形成されている。前記後軸3を中軸5に組み付けた際、この突起21に後軸3の脚部8に設けた凹状の係合部3aが係合するものである。尚、後軸3の脚部8の係合部3aの近傍は、溝部20に摺接されておらず、そのため、係合部3aが突起21を乗り越える際、前記細径部8bの前端傾斜面が突起21の傾斜面21aに当接し、その細径部8bが傾斜面21aに沿って縮径側にたわみ、乗り越えた後は脚部8の弾性復元力によって元の位置へ戻り突起21と係合する。つまり凹状の係合部3aに突起21が嵌り込み後軸3と前軸5が連結・固定されるのである。
尚、前記突起21の内径側における高さは、貫通孔19aの内径を超えないものとなっている。即ち、前軸5を射出成形などの手段によって成形する際、前軸の前方中空部を形成するコアピンと後部中空部を形成するコアピンによって容易に成形し得るようにしているのである。ちなみに、突起21の高さが貫通孔19aの内形を超えてしまうと、規制部18と突起21との間にアンダーカットが形成され、実質的に成形が不可能になってしまう。
前記前軸2の1部材である先部材4は、前記中軸5に対して螺合により着脱自在に固定されている。この先部材4と中軸5とを一体的に形成しても良いが、筆記体16の交換や成形の容易性を考慮すると2部材とし、着脱自在に固定した方が良い。
次に作用について説明する。後軸3を中軸5に組み付ける際、脚部8を溝部20に挿着するが、この挿着過程で突起10が円弧リブ20aを乗り越える。このとき、円弧リブ20aと突起10との係合により、後軸3の中軸5に対する抜け出しが防止されると共に、円弧リブ20aによって脚部8が溝部20の縮径方向に押し付けられ、その結果、楔作用が発生し、脚部8と溝部20が強固に固定される。即ち、後軸3が中軸5に強硬に固定され、径方向、並びに、円周方向の振れが防止されるのである。
尚、本例においては、後軸3の脚部8を中軸5の溝部20に押し付ける例として、溝部20の円弧面に円弧リブ20aを形成したが、脚部8を上方に向けて扇形状を維持しつつ徐々に大形としたり、或いは、溝部20を下方に向けて徐々に細形にするなどしても良い。
次に動作について説明する。特定のスライダー11を前方(図中下方)に押圧すると、スライダー11は、スリット6並びに摺動溝7に案内されながら、筆記体16を伴い前進し、筆記体16の先端が軸本体1の先端より突出する。と、同時に、スライダー11が軸筒本体1の内側に押し込まれ、次いで、スライダー11の側面部に形成されている摺動突起12の後端が、摺動溝7の前端部に係合し、筆記体16の後退作用を阻止する。つまり、この摺動溝7をスリット6の中間部までしか形成しないことにより、スライダー11の係合をも兼ねるようになっている。
次に、筆記体16を軸本体1に収納したい場合には、他のスライダー11を押圧する。他のスライダー11を押圧すると、互いのスライダー11の背面に形成されている解除突起13、14が衝突する。この衝突作用により、押圧されている状態にあるスライダー11が軸筒本体1の外側方向に押圧される。そして、この押圧作用により、前記スライダー11の摺動突起と摺動溝7との係合が解除され、その解除作用により突出している状態にある筆記体16が弾撥部材17の作用により後退し軸本体1内に没入する。
本発明の1例を示す外観斜視図。 図1の縦断面図。 図1の側面縦断面図。 後軸を示す外観斜視図。 図3のA−A線断面図。 図2の要部拡大図。 図3のB−B線断面図。 図3のC−C線断面図。
符号の説明
1 軸本体
2 前軸
3 後軸
4 先部材
5 中軸
6 スリット
7 摺動溝
8 脚部
9 クリップ
10 リブ
10a 傾斜面
10b 段部
11 スライダー
12 摺動突起
13 解除突起
14 解除突起
15 接続部
16 筆記体
17 弾撥部材
18 規制部
19 貫通孔
20 溝部
20a 円弧リブ
21 突起

Claims (3)

  1. 少なくとも前軸と後軸から構成された軸筒であって、後軸に断面形状がほぼ扇形の脚部を形成すると共に、前記前軸には後軸の脚部が嵌合するその脚部とほぼ同形状の扇形の溝部を形成する一方、前記後軸の脚部を溝部の縮形方向に向かって押し付けるよう嵌合させたことを特徴とする軸筒の連結構造。
  2. 前記前軸の扇形の溝部の円弧部内面に突起を形成したことを特徴とする請求項1記載の軸筒の連結構造。
  3. 前記後軸の脚部の円弧部外面に突起を形成すると共に、その突起を前軸の溝部の円弧部内面に食い込ませたことを特徴とする請求項1、或いは、請求項2に記載の軸筒の連結構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011230489A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Pilot Ink Co Ltd 多芯筆記具
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JP2015039796A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 三菱鉛筆株式会社 複式筆記具
US10245847B2 (en) 2016-09-29 2019-04-02 Seiko Epson Corporation Reaction solution and ink jet recording method

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