JP2006038113A - 螺合構造 - Google Patents

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JP2006038113A JP2004219268A JP2004219268A JP2006038113A JP 2006038113 A JP2006038113 A JP 2006038113A JP 2004219268 A JP2004219268 A JP 2004219268A JP 2004219268 A JP2004219268 A JP 2004219268A JP 2006038113 A JP2006038113 A JP 2006038113A
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Abstract

【課題】 ホルダー(雄ねじ)と回転スリーブ(雌ねじ)を組み立てる際、勢い余ってスリットが形成されていない部分まで挿入してしまう恐れがあり、その際に、ホルダのー雄ねじ部を潰してしまう危険性があった。
また、ここで、ホルダーの全長に渡ってスリットを形成することも考えられるが、雄ねじ部がホルダーの内方に向かって撓みやすくなってしまい、回転スリーブ(雌ねじ)と螺合させても、その螺合力が弱く、外力によって螺合が簡単に解除されてしまう危険性がある。
【解決手段】 雄ねじと雌ねじの螺合構造であって、前記雌ねじにスリットを形成した螺合構造。
【選択図】 図1

Description

本発明は、雄ねじと雌ねじの螺合構造に関する。
1例として、筒状の回転スリーブの先端に段部を介して内面にねじ条を有する小径のねじ筒を形成し、消しゴムや筆記具等の筆記用具を受部に取付けたホルダーを、前記回転スリーブ内に軸方向に移動可能に嵌合し、そのホルダーの受部の先端に前記ねじ筒にねじ係合して挿通する筒状部を形成し、その筒状部の先端外周に前記ねじ筒の端縁に係合可能な突起を形成すると共にその突起形成部分を内方へ撓ませることができるよう筒状部の先端にスリットを設け、前記回転スリーブを筆記体の後端部に回転可能に取付けると共に前記ホルダーの筒状部を軸方向に移動可能ではあるものの筆記体に対して回り止めした回転出没装置が知られている。即ち、ホルダーのスリツト部分の先端を少し内方へ撓ませながら回転スリーブのねじ条を、前記ホルダーの突起を越えてねじ溝に係合させ、これによって、ホルダー(雄ねじ)と回転スリーブ(雌ねじ)を組み立てている。
特公平7−61758号公報(特許請求の範囲、第2頁第28行目〜同第32行目)。
しかし、前記の従来技術にあっては、ホルダー(雄ねじ)と回転スリーブ(雌ねじ)を組み立てる際、勢い余ってスリットが形成されていない部分まで挿入してしまう恐れがあり、その際にホルダーの雄ねじ部を潰してしまう危険性があった。この過大な挿入を防止するために、慎重に挿入する試みもなされたが、著しく生産性を落としてしまっていた。
また、ここで、ホルダーの全長に渡ってスリットを形成することも考えられるが、雄ねじ部がホルダーの内方に向かって撓みやすくなってしまい、回転スリーブ(雌ねじ)と螺合させても、その螺合力が弱く、強いては、筆記具に筆記圧が加わると前記螺合が簡単に解除され、没入してしまう危険性がある。
本発明は、雄ねじと雌ねじの螺合構造であって、前記雌ねじにスリットを形成したことを要旨としている。
本発明は、雄ねじと雌ねじの螺合構造であって、前記雌ねじにスリットを形成したので、雄ねじと雌ねじを簡単に組み立てることは勿論、破壊することのない螺合構造を提供することができる。
軸筒1の後部には、その軸筒1に対して相対的に回転自在ではあるが前後動は不能な回転軸2が挿着されており、この回転軸2が本発明の雌ねじに相当する。具体的に説明すると、前記軸筒1の後部内面には凹部3が円周上に形成されており、その凹部3に前記回転軸2の中間部に形成された円周上の凸部4が係合している。又、回転軸2の後部近傍は、軸筒1の後端開口部1aから突出しており、その突出部2aにはクリップ5が形成されている。一方、回転軸2は筒状をなしており、その前方部は前記軸筒1の内径よりも若干小径の外径を有する小径筒部2bとなっている。その小径筒部2bの前方内面には内面突起6が形成されている。その内面突起6が本発明の雌ねじ部であり、後述する螺旋部材の螺旋溝に螺合・係合する。また、小径筒部2bの側面にはスリット2cが対向して形成されているが、そのスリット2cと同一円周上に前記内面突起6が位置している。また、小径部2bの外周には、前記軸筒1の内周面と接触・摺動する突起2dが対向して形成されているが、この突起2dもスリット2cと同一円周上に形成されている。即ち、この突起2dや前記内面突起6はスリット2cの領域における円周上に形成されている。スリット2cによる小径部2bの弾性変形作用を受けやすい位置に形成しているのである。
さらに、前記小径部2bの上方には円周状のリブ2eとそのリブ2eに対して直行するようにスリット2fが形成されている。前記軸筒1の内面と摺接するリブ2eであって、スリットにより弾性を付与し、軸筒1と回転軸2との摺動抵抗を調整し得るようになっている。
前記軸筒1の前方内面には縮径部7が形成されており、その縮径部7には長手(縦)方向に案内溝8が形成されている。その案内溝8は対向した位置に形成されている。そして、その案内溝8の前方、即ち、軸筒1の前端近傍の内面には軸筒1の肉厚に比し比較的薄い板状の縦リブ9が形成されている。この縦リブ9も対向した位置に形成されている。又、その縦リブ9の頂部には円弧部10が形成されている。接触してしまう可能性のある棒状体表面への傷などを防止するためになされた手段である。
前記回転軸2の内側には、本発明の雄ねじに相当する螺旋部材11が前後動自在に配置されている。以下、その螺旋部材11について説明する。その螺旋部材11は、筒状(中空部12)をなしており、外表面には雄ねじ部13が形成されている。そして、その雄ねじ部13が前記回転軸2の内面突起(雌ねじ部)6と係合している。又、螺旋部材11の前端には、棒状体14を着脱自在に保持する保持部15が形成されており、その保持部15の外面には前記案内溝8に摺動自在に係合する案内突起16が対向した位置に形成されている。即ち、螺旋部材11と軸筒1とは相対的に回転不能ではあるが、前後動は可能となっている。
又、前記保持部15にはスリット17が対向した位置に形成されているが、片側に設けても良い。スリットを片側だけに設けることにより、保持部材の保持力がより強固になり、かつ経時的に保持力の低下の少ないものとなる。そのスリット17の対向した内面には突起18、19が形成されているが、それらの突起18と突起19は位置を異ならしめて前後の方向に形成されている。即ち、図5中、向かって右側に位置するスリット17の上方内面の前方に突起18が形成されており、下方内面の後方に突起19が形成されている。一方、向かって左側に位置するスリット17の上方内面の後方には突起19が形成されており、下方内面の前方には突起18が形成されている。更に、それらの突起18、19の頂部は、スリット17の中心軸線H上に位置している。即ち、各々の頂部間に形成される隙間は、0mmとなっている。その突起18は、ほぼ三角形状をなしているが、円弧状であっても良い。
更に、前記保持部15は、円径の筒状をなしており、前記スリット17の幅は保持部15の外径の約3分の1程度の幅を有しているが、此に限定されるものではない。そして、その円径の保持部15には色鉛筆やクレヨン、口紅、消しゴムと言った比較的柔軟な棒状体14が把持されているが、前記例に限らず、黒鉛筆芯やチョークと言った硬い棒状体であっても良い。尚、保持部15の内面には、棒状体14を保持する保持突起が形成されているが、棒状体14の柔軟性如何によってはその棒状体14の表面に埋没した状態で保持することにもなる。又、保持部15の内面に梨地加工を施したり、ゴム状弾性体を被覆するなどして棒状体14を保持しても良い。使用中における保持部15からの脱落が確実に防止されるものとなる。
符号20は、螺旋部材11の後端に着脱自在に取り付けられたキャップであって、螺旋部材13の中空部12に収納されている替芯21の脱落が防止されている。
次ぎに動作について説明する。軸筒1と回転軸2を相対的に回転させると、螺旋部材11が前進する。回転軸2の内面突起6が雄ねじ部13に係合し、且つ、螺旋部材11の案内突起16が軸筒1の案内溝8に係合しているためである。この回転繰り出し量は、棒状体14の消耗に従って多くなり、やがて、棒状体14はほとんど使用されることになる。この時点で、棒状体14を交換することになるが、前記螺旋部材11の最前進位置においては、その保持部15のスリット17が軸筒1の縦リブ9によって拡開され、使用を終えた棒状体14を容易に保持部15から抜き取ることができ排出される。ここで、前記スリット17に形成されている突起18、19の各々の頂部間に形成される隙間は、0mmとなっているため、少なくとも前記縦リブ9の厚さは拡開するものとなっている。
次に、回転軸2と螺旋部材11、並びに、回転軸2と軸筒1の組み立て動作について説明する。先ず、回転軸2に螺旋部材11を組み付けるが、螺旋部材11を回転軸2へ挿入し雄ねじ部13と雌ねじ部6とを係合させ、次いで回転させながら所定の位置まで螺合させても良い。しかし、この組み立て方法では時間がかかってしまう。本発明は、回転軸2に対して螺旋部材11を直線上に一気に挿入し、組み立て螺合させることができる。即ち、螺旋部材11を回転軸2に挿着する際、スリット2cによって縮径部2bの前方部が拡開し(図6参照)、これによって、容易に挿着されると共に、雄ねじ部13と雌ねじ部6が螺合するのである。
次いで、螺旋部材11が螺合された回転軸2を軸筒1に装着するが、この装着された時点で回転軸2の縮径部2bの外方への拡開動作が阻止される。つまり、縮径部2bの外周に形成された突起2dが軸筒1の内周面に接触し、これによって縮径部2bの拡開が規制されるのである。これにより、雌ねじ13と雌ねじ6の螺合が確実なものとなり、解除されることなく良好な回転繰り出し操作を行うことができる。
尚、前記縮径部2bに形成する突起2dの高さを変更することにより、軸筒1と回転軸2の回転摺動抵抗を適宜変更することができるようになる。
第2例を図7に示し説明する。前記第1例のスリットの長手方向の両側を閉塞させた例である。前記第1例と同様な構成には同一の符号を付す。スリット2gの両側を閉塞することによって、成形時における縮径部2bの反りや過剰な拡開、並びに、断面形状の変形を防止することができる。
以上の2例において、雌ねじを射出成形などによって形成した場合には、スリットによって雌ねじが拡開するため、その雌ねじをコアピンから回転させることなく直線上に無理抜きしても雌ねじ部を破損させることなく(コアピンから)離脱させることができ、これによって、生産性を著しく向上させることができる。
第1例を示す縦断面図。 回転軸の外観図。 図2の縦断面図。 回転軸の外観斜視図。 螺旋部材の外観図。 組み立て過程を示す外観図。 第2例を示す外観図。
符号の説明
1 軸筒
2 回転軸
2a 突出部
2b 縮径部
2c スリット
2d 突起
2e 円周上突起
2f スリット
2g スリット
3 凹部
4 凸部
5 クリップ
6 内面突起
7 縮径部
8 案内溝
9 縦リブ
10 円弧部
11 螺旋部材
12 中空部
13 雄ねじ部
14 棒状体
15 保持部
16 案内突起
17 スリット
18 突起
19 突起
20 キャップ
21 替芯
22 突起
23 突起

Claims (4)

  1. 雄ねじと雌ねじの螺合構造であって、前記雌ねじにスリットを形成したことを特徴とする螺合構造。
  2. 雄ねじと雌ねじの螺合構造であって、前記雌ねじの雌ねじ部の領域の円周上にスリットを形成したことを特徴とする請求項1記載の螺合構造。
  3. 前記雌ねじの外周にガイド筒を被覆させたことを特徴とする請求項1記載、或いは、請求項2に記載の螺合構造。
  4. 前記雌ねじとガイド筒とを相対的に回転可能にしたことを特徴とする請求項3に記載の螺合構造。
JP2004219268A 2004-07-27 2004-07-27 螺合構造 Pending JP2006038113A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009078174A (ja) * 2008-12-25 2009-04-16 Tokiwa Corp 塗布材押出容器
JP2015051572A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 株式会社パイロットコーポレーション 回転操作式筆記具

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