JP2009212511A - ダイシングシート機能付き半導体用フィルムおよび半導体装置 - Google Patents

ダイシングシート機能付き半導体用フィルムおよび半導体装置 Download PDF

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semiconductor
dicing sheet
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孝 平野
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明の目的は、フラックス洗浄工程が不要、かつ生産性に優れるダイシング
シート機能付き半導体用フィルムを提供すること。また、本発明の目的は、上記ダイシン
グシート機能付き半導体用フィルムの接着剤層の硬化物を有する半導体装置を提供するこ
と。
【解決手段】本発明のダイシングシート機能付き半導体用フィルムは、ダイシングシー
トと、接着剤層とが積層されてなるダイシングシート機能付き半導体用フィルムであって
、前記接着剤層が、架橋反応可能な樹脂と、フラックス活性を有する化合物とを含む樹脂
組成物で構成されていることを特徴とする。また、本発明の半導体装置は、上記に記載の
ダイシングシート機能付き半導体用フィルムの接着剤層の硬化物を有することを特徴とす
る。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダイシングシート機能付き半導体用フィルムおよび半導体装置に関する。
近年の電子機器の高機能化とモバイル用途への拡大に対応して半導体装置の高密度化、
高集積化の要求が強まり、ICパッケージの大容量高密度化が進んでいる。これらの半導
体装置の製造方法としては、ケイ素、ガリウム、ヒ素などからなる半導体用ウエハに粘着
シート(ダイシングシート)を貼着し、ダイシングにより個々の半導体素子に切断分離(
個片化)した後、エキスパンディング、個片化した半導体素子のピックアップを行い、次
いで、半導体素子を金属リードフレーム、テープ基板および有機硬質基板等にダイボンデ
ィングする半導体装置の組立工程へ移送される。
一方、半導体装置の軽薄短小化の技術革新は目覚しいものがあり、様々なパッケージ構
造が提唱され、製品化されている。近年では、従来のリードフレーム接合に代わり、半導
体チップと回路基板とを、半導体チップの回路面に直接形成された突起電極を介して接合
するエリア実装方式が主流になりつつある。
このエリア実装方式の代表的なものとして、フリップチップ実装がある。フリップチッ
プ実装においては、接合部分の補強や信頼性向上等を目的として、半導体チップと回路基
板の間隙を樹脂組成物で封止することが一般的である。
樹脂封止方法としては、一般にキャピラリーアンダーフィル方式が挙げられる。この方
法は、チップの一辺または複数面に液状封止樹脂組成物を塗布し毛細管現象を利用して樹
脂組成物を回路基板とチップの間隙に流れ込ませることによって行う(特許文献1)。
しかし、キャビラリーアンダーフィル方式では、フラックスを用いて半導体チップと回
路基板を接合させる工程および、フラックス洗浄工程が必要になるため、工程が長くなり
かつ洗浄廃液の処理問題等環境管理を厳しくしなければならない。また、封止を毛細管現
象で行うため封止時間が長くなり、生産性に問題があった。
特開2007−217708号公報
本発明の目的は、フラックス洗浄工程が不要、かつ生産性に優れるダイシングシート機
能付き半導体用フィルムを提供することにある。
また、本発明の目的は、上記ダイシングシート機能付き半導体用フィルムの接着剤層の
硬化物を有する半導体装置を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(11)に記載の本発明により達成される。
(1)ダイシングシートと、接着剤層とが積層されてなるダイシングシート機能付き半導
体用フィルムであって、前記接着剤層が、架橋反応可能な樹脂と、フラックス活性を有す
る化合物とを含む樹脂組成物で構成されていることを特徴とするダイシングシート機能付
き半導体用フィルム。
(2)フリップチップ型の半導体素子の機能面と、前記ダイシングシート機能付き半導体
用フィルムの前記接着剤層とを接着させて用いるものである上記(1)に記載のダイシン
グシート機能付き半導体用フィルム。
(3)前記ダイシングシート機能付き半導体用フィルムの前記接着剤層を常温から10℃
/分の昇温速度で溶融状態まで昇温したときに初期は溶融粘度が減少し、最低溶融粘度に
到達した後、さらに上昇するような特性を有し、かつ前記最低溶融粘度が10Pa・s以
上、10,000Pa・s以下である上記(2)に記載のダイシングシート機能付き半導
体用フィルム。
(4)前記ダイシングシートと、前記接着剤層との間に、離型フィルムを有するものであ
る上記(1)に記載のダイシングシート機能付き半導体用フィルム。
(5)前記ダイシングシート機能付き半導体用フィルムの前記接着剤層は、半導体素子の
表面が認識可能な程度の透明性を有するものである上記(1)に記載のダイシングシート
機能付き半導体用フィルム。
(6)前記樹脂組成物が、さらにフィルム形成性樹脂を含むものである上記(1)に記載
のダイシングシート機能付き半導体用フィルム。
(7)前記樹脂組成物が、さらに硬化剤を含むものである上記(6)に記載のダイシング
シート機能付き半導体用フィルム。
(8)前記樹脂組成物が、さらに無機充填剤を含むものである上記(7)に記載のダイシ
ングシート機能付き半導体用フィルム。
(9)前記無機充填剤の平均粒子径が、0.5μm以下である上記(8)に記載のダイシ
ングシート機能付き半導体用フィルム。
(10)前記フラックス活性を有する化合物は、カルボキシル基およびフェノール性水酸
基の少なくとも一方を有する化合物である上記(1)に記載のダイシングシート機能付き
半導体用フィルム。
(11)上記(1)ないし(10)のいずれかに記載のダイシングシート機能付き半導体
用フィルムの接着剤層の硬化物を有することを特徴とする半導体装置。
本発明によればフラックス洗浄工程が不要、かつ生産性に優れるダイシングシート機能
付き半導体用フィルムを得ることができる。
また、本発明によれば、上記ダイシングシート機能付き半導体用フィルムの接着剤層の
硬化物を有する半導体装置を得ることができる。
以下、本発明のダイシングシート機能付き半導体用フィルムおよび半導体装置について
詳細に説明する。
本発明のダイシングシート機能付き半導体用フィルムは、ダイシングシートと、接着剤
層とが積層されてなるダイシングシート機能付き半導体用フィルムであって、前記接着剤
層が、架橋反応可能な樹脂と、フラックス活性を有する化合物とを含む樹脂組成物で構成
されていることを特徴とする。
また、本発明の半導体装置は、上記ダイシングシート機能付き半導体用フィルムの接着
剤層の硬化物を有することを特徴とする。
まず、ダイシングシート機能付き半導体用フィルムについて説明する。
ダイシングシート機能付き半導体用フィルム10は、図1に示すようにダイシングシー
ト1と、接着剤層2とで構成されている。図示しないが、ダイシングシート1と接着剤層
2との間には、離型フィルムが設けられていても良い。これにより、ダイシングシート1
と接着剤層2との間の剥離が容易となり、半導体用ウエハをダイシング後の半導体素子の
ピックアップ性を向上することができる。
ダイシングシート機能付き半導体用フィルム10の接着剤層2は、架橋反応可能な樹脂
と、フラックス活性を有する化合物とを含む樹脂組成物で構成されている。
前記架橋反応可能な樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、オキセタン樹脂、フェノール
樹脂、(メタ)アクリレート樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、
マレイミド樹脂等のいわゆる熱硬化性樹脂に分類されるものに加え、カルボキシル基、エ
ポキシ基等の官能基を有する熱可塑性樹脂等も本発明の架橋反応可能な樹脂として挙げる
ことができる。これらの中でも、硬化性と保存性、硬化物の耐熱性、耐湿性、耐薬品性に
優れるエポキシ樹脂が好適に用いられる。
前記エポキシ樹脂としては、室温で固形のエポキシ樹脂および室温で液状のエポキシ樹
脂のいずれを用いても良い。また、室温で固形のエポキシ樹脂と、室温で液状のエポキシ
樹脂とを併用しても良い。これにより、接着剤層2の溶融挙動の設計自由度を、さらに高
めることができる。
前記室温で固形のエポキシ樹脂としては、特に限定されるものではなく、ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂等のビスフェノール型エポキシ樹
脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂等のノ
ボラック型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポ
キシ樹脂、3官能エポキシ樹脂、4官能エポキシ樹脂等の多官能エポキシ樹脂等が挙げら
れる。さらに具体的には、前記室温で固形のエポキシ樹脂は、室温で固形の3官能エポキ
シ樹脂とクレゾールノボラック型エポキシ樹脂とを含むことが好ましい。これにより、耐
湿信頼性を向上することができる。
前記室温で液状のエポキシ樹脂としては、特に限定されるものではなく、ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールA核水添型エポ
キシ樹脂、4−t−ブチルカテコール型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂等が挙
げられる。
前記架橋反応可能な樹脂の含有量は、前記樹脂組成物全体の25重量%以上、75重量
%以下であることが好ましく、特に45重量%以上、70重量%以下であることが好まし
い。含有量が前記範囲内であると、良好な硬化性が得られると共に、良好な溶融挙動の設
計が可能となる。
前記フラックス活性を有する化合物は、加熱等によって金属酸化膜を取り除く効果を有
しているものであれば特に限定されない。例えば活性ロジン、カルボキル基を有する有機
化合物等の有機酸、アミン、フェノール、アルコール、アジン等の自らフラックス活性を
持っていたり、フラックス活性を助長したりする作用を有する化合物でも良い。
このフラックス活性を有する化合物として、より具体的には分子中にカルボキシル基お
よび/またはフェノール性水酸基を少なくとも1つ以上有する化合物が挙げられ、これは
液状であっても固体であっても構わない。
前記カルボキシル基を含有する化合物としては、例えば脂肪族酸無水物、脂環式酸無水
物、芳香族酸無水物、脂肪族カルボン酸、芳香族カルボン酸等が挙げられる。フェノール
性水酸基を有するフラックス化合物としては、例えばフェノール類が挙げられる。
前記脂肪族酸無水物としては、例えば無水コハク酸、ポリアジピン酸無水物、ポリアゼ
ライン酸無水物、ポリセバシン酸無水物等が挙げられる。
前記脂環式酸無水物としては、例えばメチルテトラヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサ
ヒドロ無水フタル酸、無水メチルハイミック酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒド
ロ無水フタル酸、トリアルキルテトラヒドロ無水フタル酸、メチルシクロヘキセンジカル
ボン酸無水物等が挙げられる。
前記芳香族酸無水物としては、例えば無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメ
リット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、エチレングリコールビストリメリテ
ート、グリセロールトリストリメリテート等が挙げられる。
前記脂肪族カルボン酸としては、例えば下記式(1)で示される化合物等が挙げられる
Figure 2009212511
前記式(1)で示される化合物は、フラックス活性、接着時のアウトガスおよび接着剤
層2の硬化後の弾性率やガラス転移温度のバランスから、前記式(1)中のnが、3以上
、10以下であることが好ましく、特に4以上、8以下であることが好ましい。nを前記
下限値以上とすることにより、硬化後の弾性率の増加を抑制し、被接着物との接着性を向
上させることができる。また、nを前記上限値以下とすることにより、弾性率の低下を抑
制し、接続信頼性をさらに向上させることができる。
前記式(1)で示される化合物として、例えばn=3のグルタル酸(HOOC−(CH
2−COOH)、n=4のアジピン酸(HOOC−(CH24−COOH)、n=5
のピメリン酸(HOOC−(CH2−COOH)、n=8のセバシン酸(HOOC−
(CH28−COOH)およびn=10のHOOC−(CH210−COOH−等が挙げ
られる。
他の脂肪族カルボン酸としては、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、ピバル酸
カプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ア
クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、オレイン酸、フマル酸、マレイン酸、シュウ酸、
マロン酸、琥珀酸等が挙げられる。
前記芳香族カルボン酸としては、例えば安息香酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸、ヘミメリット酸、トリメリット酸、トリメシン酸、メロファン酸、プレートニ酸、
ピロメリット酸、メリット酸、トリイル酸、キシリル酸、ヘメリト酸、メシチレン酸、プ
レーニチル酸、トルイル酸、ケイ皮酸、サリチル酸、2,3−ジヒドロキシ安息香酸、2
,4−ジヒドロキシ安息香酸、ゲンチジン酸(2,5−ジヒドロキシ安息香酸)、2,6
−ジヒドロキシ安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息香酸、浸食子酸(3,4,5−トリ
ヒドロキシ安息香酸)、1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸、3,5−ジヒドロキシ
−2−ナフトエ酸等のナフトエ酸誘導体;フェノールフタリン;ジフェノール酸等が挙げ
られる。
前記フェノール性水酸基を有する化合物としては、例えばフェノール、o−クレゾール
、2,6−キシレノール、p−クレゾール、m−クレゾール、o−エチルフェノール、2
,4−キシレノール、2,5キシレノール、m−エチルフェノール、2,3−キシレノー
ル、メジトール、3,5−キシレノール、p−ターシャリブチルフェノール、カテコール
、p−ターシャリアミルフェノール、レゾルシノール、p−オクチルフェノール、p−フ
ェニルフェノール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールAF、ビフェ
ノール、ジアリルビスフェノールF、ジアリルビスフェノールA、トリスフェノール、テ
トラキスフェノール等のフェノール性水酸基を含有するモノマー類、フェノールノボラッ
ク樹脂、o−クレゾールノボラック樹脂、ビスフェノールFノボラック樹脂、ビスフェノ
ールAノボラック樹脂等が挙げられる。
また、このようなフラックス活性を有する化合物は、エポキシ樹脂のような架橋反応可
能な樹脂との反応で3次元的に取り込まれるようなフラックス活性を有する硬化剤である
ことが好ましい。これにより、フラックス活性後の洗浄工程を省略することに加えて、信
頼性をより向上できる。
このフラックス活性を有する硬化剤としては、例えば1分子中にエポキシ樹脂等の架橋
反応可能な樹脂に付加することができる少なくとも2個のフェノール性水酸基と、金属酸
化膜に対してフラックス作用を示す、芳香族に直接結合したカルボキシル基を一分子中に
少なくとも1個有する化合物が挙げられる。具体的には、2,3−ジヒドロキシ安息香酸
、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、ゲンチジン酸(2,5−ジヒドロキシ安息香酸)、2
,6−ジヒドロキシ安息香酸、3,4−ジヒドロキシ安息香酸、没食子酸(3,4,5−
トリヒドロキシ安息香酸)等の安息香酸誘導体;1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸
、3,5−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸、3,7−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸等の
ナフトエ酸誘導体;フェノールフタリン;およびジフェノール酸等が挙げられる。
これらのフラックス活性を有する化合物は、単独で用いても、2種以上を組み合わせて
用いてもよい。
前記フラックス活性を有する化合物の含有量は、特に限定されないが、前記樹脂組成物
全体の1重量%以上、30重量%以下であることが好ましく、特に5重量%以上、25重
量%以下であることが好ましい。含有量が前記下限値未満であるとフラックス活性の効果
が不十分となる場合があり、前記上限値を超えると架橋反応可能な樹脂と未反応のフラッ
クス活性を有する化合物が残留する場合があり、マイグレーションの原因となる場合があ
る。また、含有量が前記範囲内であると、銅箔表面の酸化膜を還元し強度の大きい良好な
接合が得られる。
前記樹脂組成物は、特に限定されないが、硬化剤を含んでも良い。
前記硬化剤としては、例えばフェノール類、アミン類、チオール類が挙げられる。架橋
反応可能な樹脂としてエポキシ樹脂が用いられる場合、このエポキシ樹脂との良好な反応
性、硬化時の低寸法変化および硬化後の適切な物性(例えば、耐熱性、耐湿性等)が得ら
れるという点で、フェノール類が好適に用いられる。
前記フェノール類としては、特に限定されるものではないが、接着剤層2の硬化後の物
性を考えた場合、2官能以上が好ましい。例えば、ビスフェノールA、テトラメチルビス
フェノールA、ジアリルビスフェノールA、ビフェノール、ビスフェノールF、ジアリル
ビスフェノールF、トリスフェノール、テトラキスフェノール、フェノールノボラック類
、クレゾールノボラック類等が挙げられるが、溶融粘度、エポキシ樹脂との反応性および
硬化後の物性を考えた場合、フェノールノボラック類およびクレゾールノボラック類を好
適に用いることができる。
前記硬化剤としてフェノールノボラック類が用いられる場合、その含有量は、特に限定
されないが、前記架橋反応可能な樹脂を確実に硬化させる観点では、前記樹脂組成物全体
の5重量%以上が好ましく、特に10重量%以上が好ましい。また、エポキシ樹脂と未反
応のフェノールノボラック類が残留していると、マイグレーションの原因となる。したが
って、残渣として残らないようにするためには、前記含有量は前記樹脂組成物全体の30
重量%以下が好ましく、特に25重量%以下が好ましい。
架橋反応可能な樹脂がエポキシ樹脂である場合、フェノールノボラック樹脂の含有量は
、エポキシ樹脂に対する当量比で規定してもよい。具体的には、エポキシ樹脂に対するフ
ェノールノボラック類の当量比は、0.5以上、1.2以下が好ましく、特に0.6以上
、1.1以下が好ましく、最も0.7以上0.98以下が好ましい。前記エポキシ樹脂に
対するフェノールノボラック樹脂の当量比を前記下限値以上とすることで、硬化後の耐熱
性、耐湿性を確保することができ、この当量比を上限値以下とすることで、硬化後のエポ
キシ樹脂と未反応の残留フェノールノボラック樹脂の量を低減することができ、耐マイグ
レーション性が良好となる。
他の硬化剤としては、例えばイミダゾール化合物、リン化合物等を挙げることができる

前記イミダゾール化合物としては、特に限定されないが、融点が150℃以上のイミダ
ゾール化合物を使用することが好ましい。これにより、接着剤層2の硬化と、フラックス
機能との両立を図ることが容易となる。すなわち、イミダゾール化合物の融点が低すぎる
と、半田バンプの酸化膜が除去され、半田バンプと電極が金属接合する前に接着テープが
硬化してしまい、接続が不安定になったり、接着テープの保存性が低下したりする場合を
抑制することができる。
融点が150℃以上のイミダゾール化合物としては、例えば2−フェニルヒドロキシイ
ミダゾール、2−フェニル−4−メチルヒドロキシイミダゾール、2−フェニル−4−メ
チルイミダゾール等が挙げられる。なお、イミダゾール化合物の融点の上限に特に制限は
なく、例えば接着剤層2の接着温度に応じて適宜設定することができる。
前記硬化剤としてイミダゾール化合物が使用される場合、その含有量は、特に限定され
ないが、前記樹脂組成物全体の0.005重量%以上、10重量%以下が好ましく、特に
0.01重量%以上、5重量%以下が好ましい。イミダゾール化合物の含有量を前記下限
値以上とすることにより、架橋反応可能な樹脂の硬化触媒としての機能をさらに効果的に
発揮させて、接着剤層2の硬化性を向上させることができる。また、イミダゾール化合物
の配合比を前記上限値以下とすることにより、半田が溶融する温度において樹脂の溶融粘
度が高すぎず、良好な半田接合構造が得られる。また、接着剤層2の保存性をさらに向上
させることができる。
前記リン化合物としては、例えばトリフェニルホスフィン;テトラ置換ホスホニウムと
多官能フェノール化合物との分子性化合物;テトラ置換ホスホニウムとプロトン供与体と
トリアルコキシシラン化合物との分子性化合物等が挙げられる。これらの中でも、接着剤
層2の速硬化性、半導体素子のアルミパッドへの腐食性、さらには接着剤層2の保存性に
より優れる、テトラ置換ホスホニウムと多官能フェノール化合物との分子性化合物、およ
びテトラ置換ホスホニウムとプロトン供与体とトリアルコキシシラン化合物との分子性化
合物が特に好ましい。
前記樹脂組成物は、特に限定されないが、前記架橋反応可能な樹脂と異なるフィルム形
成性樹脂を含んでも良い。
前記フィルム形成性樹脂としては、例えばフェノキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウ
レタン樹脂、ポリイミド樹脂、シロキサン変性ポリイミド樹脂、ポリブタジエン、ポリプ
ロピレン、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−エチレン−ブチレン−
スチレン共重合体、ポリアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセタ
ール樹脂、ブチルゴム、クロロプレンゴム、ポリアミド樹脂、アクリロニトリル−ブタジ
エン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−アクリル酸共重合体、アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリ酢酸ビニル、ナイロン、アクリルゴム等を用いる
ことができる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
フィルム形成性樹脂として、フェノキシ樹脂が用いられる場合、その数平均分子量が5
,000〜15,000であるフェノキシ樹脂が好ましい。このようなフェノキシ樹脂を
用いることにより、硬化前の接着テープの流動性を抑制し、層間厚みを均一にすることが
できる。フェノキシ樹脂の骨格は、ビスフェノールAタイプ、ビスフェノールFタイプ、
ビフェニル骨格タイプなどが挙げられるが、これらに限定されない。好ましくは、飽和吸
水率が1%以下であるフェノキシ樹脂が、接合時やはんだ実装時の高温下においても発泡
や剥離などの発生を抑えることができるため、好ましい。
また、上記フィルム形成性樹脂として、接着性や他の樹脂との相溶性を向上させる目的
で、ニトリル基、エポキシ基、水酸基、カルボキシル基を有する樹脂を用いてもよく、こ
のような樹脂として、例えばアクリルゴムを用いることができる。
フィルム形成性樹脂として、アクリルゴムが用いられる場合、フィルム状の接着テープ
を作製する際の成膜安定性を向上させることができる。また、接着テープの弾性率を低下
させ、被接着物と接着テープ間の残留応力を低減することができるため、被接着物に対す
る密着性を向上させることができる。
アクリルゴムは、エポキシ基、水酸基、カルボキシル基、またはニトリル基等を有する
モノマー単位を含む(メタ)アクリル酸エステル共重合体であることが好ましい。これに
より、半導体素子の裏面、および半導体素子上のコート材等の被着体への密着性をより向
上することができる。このような(メタ)アクリル酸エステル共重合体に用いるモノマー
としては、例えば、グリシジル基を有するグリシジル(メタ)クリレート、水酸基を有す
る(メタ)クリレート、カルボキシル基を有する(メタ)クリレート、ニトリル基を有す
る(メタ)アクリロニトリル等が挙げられる。
これらの中でも、特に、グリシジル基またはカルボキシル基を有するモノマー単位を含
む(メタ)アクリル酸エステル共重合体を用いることが好ましい。これにより、接着フィ
ルムの硬化がさらに促進され、さらに、被着体に対する接着性を向上することができる。
カルボキシル基を有するモノマー単位を含む(メタ)アクリル酸エステル共重合体を用
いる場合、カルボキシル基を有するモノマー単位の、共重合体中の含有量は、より被着体
に対する接着性を向上させる観点では、例えば(メタ)アクリル酸エステル共重合体全体
の0.5重量%以上、好ましくは1重量%以上である。また、カルボキシル基を有するモ
ノマー単位の含有量は、接着フィルムの保存性をより一層向上させる観点では、例えば(
メタ)アクリル酸エステル共重合体全体の10重量%以下、好ましくは5重量%以下であ
る。
(メタ)アクリル酸エステル共重合体の重量平均分子量は、例えば1,000以上、1
00万以下であり、3,000以上、90万以下とすることが好ましい。上記範囲とする
ことにより、接着フィルムの成膜性をさらに向上させることができるとともに接着時の流
動性を確保することが可能となる。
(メタ)アクリル酸エステル共重合体の重量平均分子量は、例えば、ゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィー(GPC)で測定することができ、測定条件例としては、例えば
、東ソー(株)製、高速GPC SC−8020装置で、カラムはTSK−GEL GM
HXL−L、温度40℃、溶媒テトラヒドロフランを用いることができる。
(メタ)アクリル酸エステル共重合体のガラス転移温度は、接着フィルムの粘着が強く
なりすぎることを抑制して作業性をさらに向上させる観点では、例えば0℃以上、好まし
くは5℃以上である。また、(メタ)アクリル酸エステル共重合体のガラス転移温度は、
低温での接着性をさらに向上させる観点では、例えば30℃以下、好ましくは20℃以下
である。
(メタ)アクリル酸エステル共重合体のガラス転移温度は、例えば、熱機械特性分析装
置(セイコーインスツル(株)製、TMA/SS6100)を用いて、一定荷重(10mN
)で−65℃から昇温速度5℃/分で温度を上昇させながら引っ張った際の変極点より測
定することができる。
フィルム形成性樹脂の含有量は、特に限定されないが、前記樹脂組成物全体の5重量%
以上、50重量%以下とすることが好ましい。フィルム形成性樹脂が上記範囲内で配合さ
れる場合、成膜性の低下が抑制されるとともに、接着剤層2が硬化した後の弾性率の増加
が抑制されるため、被接着物との密着性をさらに向上させることができる。また、上記範
囲内とすることにより、接着剤層2の溶融粘度の増加が抑制される。
また、耐熱性や、寸法安定性、耐湿性等の特性が特に要求される場合には、さらに無機
充填剤を含有することが好ましい。このような無機充填剤としては、例えばタルク、焼成
クレー、未焼成クレー、マイカ、ガラス等のケイ酸塩、酸化チタン、アルミナ、溶融シリ
カ(溶融球状シリカ、溶融破砕シリカ)、結晶シリカ等の粉末等の酸化物、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、ハイドロタルサイト等の炭酸塩、水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム、水酸化カルシウム等の水酸化物、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カ
ルシウム等の硫酸塩または亜硫酸塩、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、ホウ酸アルミニ
ウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム等のホウ酸塩、窒化アルミニウム、窒化ホウ
素、窒化ケイ素等の窒化物等を挙げることができる。これらの無機充填剤は単独でも混合
して使用しても良い。これらの中でも溶融シリカ、結晶シリカ等のシリカ粉末が好ましく
、特に球状溶融シリカが好ましい。
無機充填剤を樹脂組成物に含めることにより、樹脂組成物を硬化させた後の耐熱性、耐
湿性、強度等を向上させることができ、また接着剤層2の保護フィルムに対する剥離性を
向上させることができる。なお、無機充填剤の形状は、特に限定されないが、真球状であ
ることが好ましく、これにより、特に異方性のない接着剤層2として好適な樹脂組成物を
提供することができる。
また、無機充填剤の平均粒径は、特に限定されないが、0.5μm以下が好ましく、特
に0.01〜0.5μmが好ましく、最も0.01〜0.3μmが好ましい。この平均粒
子径が小さくなりすぎると無機充填剤が凝集しやすくなった結果、強度が低下する場合が
あり、一方で大きくなりすぎると接着剤層2の透明度が低下し、半導体素子表面の位置合
わせマークの認識が難しくなり、半導体素子と基板の位置合わせが困難となる場合がある
ここで、無機充填剤の含有量は、特に限定されないが、前記樹脂組成物全体の10〜6
0重量%が好ましく、特に20〜50重量%が好ましい。無機充填剤の含有量が小さくな
りすぎると耐熱性、耐湿性、強度等を向上させる効果が低下する場合があり、一方で大き
くなりすぎると透明性が低下したり、接着剤層2のタック性が低下したりする場合がある
また、前記樹脂組成物は、シランカップリング剤をさらに含んでもよい。シランカップ
リング剤を含む構成とすることにより、接着剤層2の被接着物への密着性をさらに高める
ことができる。シランカップリング剤としては、エポキシシランカップリング剤、芳香族
含有アミノシランカップリング剤等が挙げられる。これらは単独で用いても、2種以上を
組み合わせて用いてもよい。シランカップリング剤の含有量は、特に限定されないが、前
記樹脂組成物全体の0.01〜5重量%とすることが好ましい。
前記樹脂組成物は、上記以外の成分を含んでいてもよい。例えば、樹脂の相溶性、安定
性、作業性等の各種特性向上のため、各種添加剤を適宜添加してもよい。
次に、ダイシングシート機能付き半導体用フィルム10の製造方法について簡単に説明する。接着剤層2は、架橋反応可能な樹脂およびフラックス活性を有する化合物等を混合し、ポリエステルシート等の剥離基材21上に塗布し、所定の温度で乾燥することにより得られる。剥離基材21上に形成された接着剤層2の接着剤層2のみをハーフカットすることにより、接着剤層2を半導体用ウエハとほぼ同じ形状、例えば、円形状とすることができる。この場合、接着剤層2および剥離基材21からなる剥離基材付き接着フィルムが得られる。
また、半導体用フィルム10をダイシングシート1と接着剤層2との間に、図示しない離型フィルムが設けられた構成とする場合には、接着剤層2は、架橋反応可能な樹脂およびフラックス活性を有する化合物等を混合し、ポリエチレンテレフタレートフィルム等の離型フィルム上に塗布し、所定の温度で乾燥することにより得られる。さらにポリエステルシート等の剥離基材21を接着剤層2側にラミネートしたのち、離型フィルムおよび接着剤層2のみをハーフカットすることにより、離型フィルムおよび接着剤層2を半導体用ウエハとほぼ同じ形状、例えば、円形状とすることができる。この場合、離型フィルム、接着剤層2および剥離基材21で構成される剥離基材付き接着フィルムが得られる。
そして、剥離基材付き接着フィルムの接着剤層2または離型フィルムの上に、基材フィルムと粘着剤層からなるダイシングシート1の粘着剤層が接するようにダイシングシート1を積層することで、ダイシングシート1、(離型フィルム、)接着剤層2および剥離基材21で構成されるダイシングシート機能付き半導体用フィルム10を得ることができる(図2)。
ダイシングシート1は、特に限定されるものではなく、ポリエステル、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブテン、ポリブタジエン、塩化ビニル、エチレンーメタクリル酸共
重合体などの樹脂フィルムおよびこれら樹脂の架橋フィルム、さらにこれら樹脂表面にシ
リコーン樹脂等を塗布して剥離処理したフィルムを挙げることができる。
このようにして形成されるダイシングシート1および接着剤層2の厚さは、それぞれ、
3〜100μmが好ましく、特に10〜75μmであることが好ましい。厚さが前記下限
値未満であるとダイシングシート1としての効果が低下する場合があり、前記上限値を超
えると製品の製造が難しく厚み精度が低下する場合がある。
ダイシングシート機能付き半導体用フィルム10の接着剤層2を常温から10℃/分の
昇温速度で溶融状態まで昇温したときに初期は溶融粘度が減少し、最低溶融粘度に到達し
た後、さらに上昇するような特性を有する場合の前記最低溶融粘度は、特に限定されない
が、10Pa・s以上、10,000Pa・s以下であることが好ましく、特に100P
a・s以上、3,000Pa・s以下が好ましく、最も300Pa・s以上、1,500
Pa・s以下が好ましい。溶融粘度を前記下限値以上とすることにより、加熱時に接着剤
層2が被接着物からはみ出すことによる接着信頼性の低下を抑制でき、かつはみ出しによ
る周辺部材の汚染も抑制することができる。さらに、気泡の発生、上下回路基板の未充填
等の不良も防止することができる。さらに、半田が濡れ拡がりすぎてしまい、隣接電極間
でショートするといった問題も防止することが可能となる。また、前記上限値以下とする
ことで、半田バンプと回路基板電極が金属接合する際に、半田バンプと回路基板電極間の
樹脂が排除されるため接合不良を抑制することが可能となる。
また、前記最低溶融粘度での温度は、特に限定されないが、120〜180℃であるこ
とが好ましく、特に140〜170℃が好ましい。前記温度範囲で接着剤層2が最低溶融
粘度を示すと、半導体素子等を搭載するのが容易となるからである。
接着剤層2の溶融粘度は、例えば以下の測定方法により求められる。
厚み100μmの接着剤層を、粘弾性測定装置(Rheo Stress RS−10
HAAKE(株)社製)で昇温速度10℃/min、周波数0.1Hzで、歪み一定−
応力検知で測定できる。
接着剤層2は、特に限定されないが、半導体素子の表面が認識可能な程度の透明性を有
することが好ましい。これにより、チップと基板を接合する時の位置合わせを容易にする
ことができる。
より具体的に、接着剤層2は、630nmでの透過率が50%以上であることが好まし
く、特に70〜100%であることが好ましい。透過率が前記範囲内であると、特に半導
体素子の認識性に優れ、接続率を向上することができる。
(半導体装置)
剥離基材21、(離型フィルム、)半導体用ウエハとほぼ同じサイズに円状に配置された接着剤層2およびダイシングシート1の順で構成されるダイシングシート機能付き半導体用フィルム10を用いて得られる半導体装置について説明する。
まず、剥離基材21を接着剤層2から剥離して、半導体用ウエハ3の機能面と、離型フィルムまたは接着剤層2とが接するように、半導体用ウエハ3とダイシングシート機能付き半導体用フィルム10とを積層する。接着剤層2はフラックス活性を有する化合物を含む樹脂組成物のため、半導体素子の機能面に直接ラミネートすることが可能である。
次に、図3に示すように半導体用ウエハ3を搭載したダイシングシート機能付き半導体用フィルム10をダイシングシート1がダイサーテーブル4の上面(図3中の上側)と接するようにダイサーテーブル4に設置する。次に、半導体用ウエハ3の周囲にウエハリング5を設置して、半導体用ウエハ3を固定する。そして、ブレード6で半導体用ウエハ3を切断して、半導体用ウエハ3を個片化して、接着剤層2を有する半導体素子を得る。この際、ダイシングシート機能付き半導体用フィルム10は、緩衝作用を有しており、半導体用ウエハ3を切断する際の半導体素子の割れ、欠け等を防止している。
なお、ダイシングシート機能付き半導体用フィルム10に、半導体用ウエハ3およびウエ
ハリング5を予め貼着した後に、ダイサーテーブル4に設置しても良い。
次に、ダイシングシート機能付き半導体用フィルム10をエキスパンド装置で伸ばして
、個片化した接着剤層2を有する半導体素子同士を一定の間隔に開き、その後にピックア
ップして、基板に搭載して半導体装置を得る。
以下、本発明を実施例および比較例に基づいて詳細に説明するが、本発明はこれに限定
されるものではない。
(実施例1)
1.接着剤層の調製
架橋反応可能な樹脂としてエポキシ樹脂(NC6000(エポキシ当量200g/eq
、日本化薬(株)製)47.00重量%、フィルム形成性樹脂としてアクリル酸エステル
共重合体(アクリル酸ブチル−アクリル酸エチル−アクリロニトリル−アクリル酸−アク
リル酸ヒドロキシエチル共重合体、ナガセケムテックス(株)製、SG−708−6、重
量平均分子量:500,000)19.51重量%とアクリル樹脂(アクリル酸−スチレ
ン共重合体、重量平均分子量:5,500、UC−3900、東亜合成(株)製)9.7
5重量%、硬化剤として固形フェノール樹脂(PR−53647、水酸基当量104g/
OH基、住友ベークライト(株)製)10.26重量%、硬化促進剤としてイミダゾール
化合物(2P4MHZ、四国化成工業(株)製)0.08重量%、フラックス化合物とし
てフェノールフタリン12.88重量%、カップリング剤としてプロピルトリメトキシシ
ラン(KBM−303、信越化学工業(株)製)0.52重量%をメチルエチルケトン(
MEK)に溶解して樹脂固形分40%の樹脂ワニスを得た。
2.ダイシングシート機能付き半導体用フィルムの製造
(1)接着フィルムの製造
コンマコーターを用いて上述の樹脂ワニスを、離型フィルムであるポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ15μm)に塗布した後、90℃、5分間乾燥して、厚さ40μmの接着剤層を離型フィルム上に形成した。その後、さらに厚さ38μmのポリエステルフィルム(接着剤層のカバーフィルムに相当)を接着剤層側にラミネートして、離型フィルム、接着剤層、カバーフィルムで構成されるカバーフィルム付き接着フィルムを得た。
(2)粘着剤層の製造
クリアテックCT−H717(クラレ製)を、押し出し機で、厚み100μmのフィルムを形成し、表面をコロナ処理して、基材フィルムを得た。
次に、アクリル酸2−エチルヘキシル50重量部、アクリル酸ブチル10重量部、酢酸ビニル37重量部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル3重量部を共重合して得られた重量平均分子量500,000の共重合体を剥離処理した厚さ38μmのポリエステルフィルム(粘着剤層のカバーフィルムに相当)に乾燥後の厚さが10μmになるように塗工し、80℃で5分間乾燥し、粘着剤層を得た。その後、この粘着剤層を上述した基材フィルムのコロナ処理面にラミネートして、基材フィルムと粘着剤層とからなるダイシングシートと、粘着剤層のカバーフィルムと、で構成されるカバーフィルム付きダイシングシートを得た。
(3)半導体用接着フィルム(ダイシングシート機能付きダイアタッチフィルム)の製造
上述のカバーフィルム付き接着フィルムの離型フィルムおよび接着剤層(接着フィルム)のみ(ウエハと接合される部分のみ残す)をハーフカットした後、上述のカバーフィルム付きダイシングシートの粘着剤層からカバーフィルムを剥離して、ダイシングシートの粘着剤層とカバーフィルム付き接着フィルムの離型フィルムとが接合するように貼り付た。これにより、基材フィルム、粘着剤層、離型フィルム、接着フィルムおよびカバーフィルムがこの順に構成されてなるダイシングシート機能付きダイアタッチフィルムを得た。
3.半導体装置の製造
このダイシングシート機能付きダイアタッチフィルムのカバーフィルムを剥離して、接
着フィルム面を8インチ、200μmウエハの裏面に温度110℃、圧力0.3MPaで
貼り付けし、ダイシングシート機能付きダイアタッチフィルムが付いたウエハを得た。
その後、このウエハを、ダイシングソーを用いて、スピンドル回転数30,000rp
m、切断速度50mm/secで5mm×5mm角の半導体素子(60μmφ、Sn3A
g0.5Cuバンプ、ピッチ200μm、バンプ数225、PI保護膜付き:日立超LS
I社製)のサイズにダイシング(切断)した。次に、ダイシング機能付きダイアタッチフ
ィルムの裏面から突上げし、離型フィルムおよび接着剤間で剥離し接着剤層(接着フィル
ム)が接着した半導体素子を得た。この半導体素子を、ソルダーレジスト(太陽インキ製
造社製:PSR4000 AUS308)をコーティングしたBT(ビスマレイミド−ト
リアジン)樹脂基板(0.8mmt)に、フリップチップボンダーを用いて位置合わせを
行った後に250℃10sec圧着させてフリップチップパッケージを得た。それを18
0℃、1時間で後硬化させた。
なお、接着剤層の透過率は、97%であった。
(実施例2)
フィルム形成性樹脂を、アクリル樹脂(アクリル酸−スチレン共重合体、重量平均分子
量:5,500、UC−3900、東亜合成(株)製)を用いずに、アクリル酸エステル
共重合体(アクリル酸ブチル−アクリル酸エチル−アクリロニトリル−アクリル酸−アク
リル酸ヒドロキシエチル共重合体、ナガセケムテックス(株)製、SG−708−6、重
量平均分子量:500,000)29.26重量%とした以外は、実施例1と同様にした

なお、接着剤層の透過率は、97%であった。
(実施例3)
架橋反応可能な樹脂を、エポキシ樹脂(NC6000(エポキシ当量200g/eq、
日本化薬(株)製)37.60重量%、フィルム形成性樹脂としてアクリル酸エステル共
重合体(アクリル酸ブチル−アクリル酸エチル−アクリロニトリル−アクリル酸−アクリ
ル酸ヒドロキシエチル共重合体、ナガセケムテックス(株)製、SG−708−6、重量
平均分子量:500,000)15.60重量%とアクリル樹脂(アクリル酸−スチレン
共重合体、重量平均分子量:5,500、UC−3900、東亜合成(株)製)7.80
重量%、硬化剤として固形フェノール樹脂(PR−53647、水酸基当量104g/O
H基、住友ベークライト(株)製)8.21重量%、硬化促進剤としてイミダゾール化合
物(2P4MHZ、四国化成工業(株)製)0.07重量%、フラックス化合物としてフ
ェノールフタリン10.30重量%、カップリング剤としてプロピルトリメトキシシラン
(KBM−303、信越化学工業(株)製)0.42重量%をメチルエチルケトン(ME
K)に溶解し、さらにシリカ(クオートロンSP−03B、扶桑化学工業(株)製、平均
粒径0.02μmシリカ)を加え分散し、固形分40%の樹脂ワニスを得た。それ以外は
実施例1と同様にした。
なお、接着剤層の透過率は、52%であった。
(実施例4)
架橋反応可能な樹脂を、エポキシ樹脂(エポキシ当量180g/eq、エピクロン84
0S、大日本インキ化学工業(株)製)50.00重量%、フィルム形成性樹脂としてフ
ェノキシ樹脂(YL−6954、ジャパンエポキシレジン(株)製)20.00重量%、
硬化剤として固形フェノール樹脂(PR−53647、水酸基当量104g/OH基、住
友ベークライト(株)製)25.00重量%、硬化促進剤としてリン系化合物(テトラフ
ェニルフォスフィン/フェニルトリメトキシシラン/2,3−ジヒドロキシナフタレンの
分子化合物)0.50重量%、フラックス化合物としてセバシン酸4.50重量%をメチ
ルエチルケトン(MEK)に溶解し、固形分40%の樹脂ワニスを得た。それ以外は実施
例1と同様にした。
なお、接着剤層の透過率は、98%であった。
(実施例5)
ダイシング機能付き半導体用フィルムの製造において、離型フィルムを用いずに下記の
ようにダイシング機能付き半導体用フィルムを得た以外は、実施例1と同様にした。
コンマコーターを用いて、実施例1と同様にして得た樹脂ワニスを、厚さ38μmのポリエステルフィルム(接着剤層のカバーフィルムに相当)上に塗布した後、90℃、5分間乾燥して、厚さ40μmの接着剤層をカバーフィルム上に形成して、接着剤層とカバーフィルムからなるカバーフィルム付き接着フィルムを得た。
上述のカバーフィルム付き接着フィルムの接着剤層のみ(ウエハと接合される部分のみ残す)をハーフカットした後、実施例1と同様にして得たカバーフィルム付きダイシングシートの粘着剤層からカバーフィルムを剥離して、ダイシングシートの粘着剤層とカバーフィルム付き接着フィルムの接着剤層(接着フィルム)とが接合するように貼り付た。これにより、基材フィルム、粘着剤層、接着フィルムおよびカバーフィルムがこの順に構成されてなるダイシングシート機能付きダイ
アタッチフィルムを得た。
なお、接着剤層の透過率は、97%であった。
(比較例1)
フィルム形成性樹脂としてアクリル酸エステル共重合体(アクリル酸ブチル−アクリル
酸エチル−アクリロニトリル共重合体、ナガセケムテックス(株)製、SG−PZ、重量
平均分子量:850,000)62.12重量%、フラックス化合物としてフェノールフ
タリン12.88重量%をメチルエチルケトン(MEK)に溶解し、さらにシリカ(クオ
ートロンSP−03B、扶桑化学工業(株)製、平均粒径0.02μmシリカ)25.0
0重量%を加え分散し、固形分40%の樹脂ワニスを得た。それ以外は実施例1と同様に
した。
なお、接着剤層の透過率は、98%であった。
(比較例2)
実施例1でフラックス活性物質であるフェノールフタリンを使用せず、固形フェノール
樹脂(PR−53647、水酸基当量104g/OH基、住友ベークライト(株)製)2
3.14重量%にした以外は実施例1と同様に行なった。
なお、接着剤層の透過率は、96%であった。
(比較例3)
ダイシングソーを用いて、スピンドル回転数30,000rpm、切断速度50mm/
secで5mm×5mm角の半導体素子(60μmφ、Sn3Ag0.5Cuバンプ、ピ
ッチ200μm、バンプ数225、PI保護膜付き:日立超LSI社製)のサイズにダイ
シング(切断)した。
次に、この半導体素子機能面にフラックスを塗布し、ソルダーレジスト(太陽インキ製
造社製:PSR4000 AUS308)をコーティングしたBT(ビスマレイミド−ト
リアジン)樹脂基板(0.8mmt)に、フリップチップボンダーを用いて位置合わせを
行った後に、250℃10sec圧着させてフリップチップパッケージを得た。次に余分
なフラックスを、フラックス洗浄液を用いて洗浄した。その後、半導体素子と基板の間に
液状封止樹脂を流し込み、150℃、2時間で硬化を行い、半導体装置を得た。
各実施例および比較例で得られた半導体装置について、以下の評価を行った。評価項目
を内容と共に示す。得られた結果を表1に示す。
1.生産性
比較例3の生産工数を基準(100)として、他の実施例および比較例の生産性を比較
した。各符号は、以下の通りである。なお、表中の−は、評価できなかったことを示す。
◎:比較例3の生産工数を基準(100)として、生産工数が40以上、60未満であ
った。
○:比較例3の生産工数を基準(100)として、生産工数が60以上、80未満であ
った。
△:比較例3の生産工数を基準(100)として、生産工数が80以上、100未満で
あった。
×:比較例3の生産工数を基準(100)として、生産工数が100以上であった。
2.接着剤層の染み出し
接着剤層の染み出しは、目視で評価した。各符号は、以下の通りである。
◎:接着剤層の染み出しが、ほとんど観察されなかった。
○:接着剤層の染み出しは観察されるが、1mm未満であった。
△:接着剤層の染み出しが観察され、1mm以上、5mm未満であった。
×:接着剤層の染み出しが観察され5mm以上であった。
3.接続信頼性
接続信頼性は、得られた半導体装置をヒートサイクル試験後に導通がとれるかどうかで
評価した。
具体的には、半導体素子、基板間の接続抵抗を、デジタルマルチメータにより測定した
。測定は半導体装置を作製後と、−65℃で1時間および150℃で1時間の温度サイク
ル1,000サイクル後の両方を測定した。各符号は、以下の通りである。
◎:20/20個の半導体装置で導通が取れた。
○:18〜19/20個の半導体装置で導通が取れた。
△:16〜17/20個の半導体装置で導通が取れた。
×:16以下/20個の半導体装置で導通が取れた。
Figure 2009212511
表1から明らかなように、フラックス洗浄工程が不要であり、かつ生産性に優れるダイ
シングシート機能付き半導体用フィルムが得られた。
また、実施例1、4および5は、接続信頼性にも特に優れていた。
図1は、本発明のダイシングシート機能付き半導体用フィルムを模式的に示 す断面図である。 図2は、本発明のダイシングシート機能付き半導体用フィルムの製造方法の 一例を模式的に示す断面図である。 図3は、本発明のダイシングシート機能付き半導体用フィルムを用いて、半 導体用ウエハを切断する状態を模式的に示す断面図である。
1 ダイシングシート
2 接着剤層
21 剥離基材
3 半導体用ウエハ
4 ダイサーテーブル
5 ウエハリング
6 ブレード
10 ダイシングシート機能付き半導体用フィルム

Claims (11)

  1. ダイシングシートと、接着剤層とが積層されてなるダイシングシート機能付き半導体用
    フィルムであって、
    前記接着剤層が、架橋反応可能な樹脂と、フラックス活性を有する化合物とを含む樹脂
    組成物で構成されていることを特徴とするダイシングシート機能付き半導体用フィルム。
  2. フリップチップ型の半導体素子の機能面と、前記ダイシングシート機能付き半導体用フ
    ィルムの前記接着剤層とを接着させて用いるものである請求項1に記載のダイシングシー
    ト機能付き半導体用フィルム。
  3. 前記ダイシングシート機能付き半導体用フィルムの前記接着剤層を常温から10℃/分
    の昇温速度で溶融状態まで昇温したときに初期は溶融粘度が減少し、最低溶融粘度に到達
    した後、さらに上昇するような特性を有し、かつ前記最低溶融粘度が10Pa・s以上、
    10,000Pa・s以下である請求項2に記載のダイシングシート機能付き半導体用フ
    ィルム。
  4. 前記ダイシングシートと、前記接着剤層との間に、離型フィルムを有するものである請
    求項1に記載のダイシングシート機能付き半導体用フィルム。
  5. 前記ダイシングシート機能付き半導体用フィルムの前記接着剤層は、半導体素子の表面
    が認識可能な程度の透明性を有するものである請求項1に記載のダイシングシート機能付
    き半導体用フィルム。
  6. 前記樹脂組成物が、さらにフィルム形成性樹脂を含むものである請求項1に記載のダイ
    シングシート機能付き半導体用フィルム。
  7. 前記樹脂組成物が、さらに硬化剤を含むものである請求項6に記載のダイシングシート
    機能付き半導体用フィルム。
  8. 前記樹脂組成物が、さらに無機充填剤を含むものである請求項7に記載のダイシングシ
    ート機能付き半導体用フィルム。
  9. 前記無機充填剤の平均粒子径が、0.5μm以下である請求項8に記載のダイシングシ
    ート機能付き半導体用フィルム。
  10. 前記フラックス活性を有する化合物は、カルボキシル基およびフェノール性水酸基の少
    なくとも一方を有する化合物である請求項1に記載のダイシングシート機能付き半導体用
    フィルム。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載のダイシングシート機能付き半導体用フィルムの
    接着剤層の硬化物を有することを特徴とする半導体装置。
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