JP2009164673A - 水晶振動子用の金属ベース及びこれを用いた水晶振動子 - Google Patents

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圭介 宮下
Shigeru Obara
茂 小原
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Abstract

【課題】気密ガラスのクラックを防止して気密度を確実にした金属ベース及びこれを用いた水晶振動子を提供する。
【解決手段】少なくとも一対の貫通孔を有するベース本体5と、前記貫通孔を挿通して前記ベース本体5の外底面から延出するとともにガラス6によって気密化され、先端側に水晶片を保持するサポータ8が接続される一対のリード線とを有する水晶振動子用の金属ベースにおいて、前記リード線は第1リード部7a、第2リード部7b及び釘頭部7hからなり、前記ベース本体5の外底面との境界部にて段差を有し、前記境界部より延出端側となる第1リード部7aの直径は、前記境界部より前記貫通孔側となる第2リード部7bの直径よりも小さくした構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は金属ベース及びこれを用いた水晶振動子を技術分野とし、特にリード線を気密化する所謂気密端子とするガラスのひびや欠け等のクラックを防止して気密を維持した金属ベース及び水晶振動子に関する。
(発明の背景)
水晶振動子は周波数安定度が高いことから、例えば通信系における基地局等の無線機器に周波数源として適用される。このようなものの一つに、一般的にはATカットの水晶振動子が知られ、さらには応力感度特性や熱衝撃特性に優れたSCカットの水晶振動子(SCカット振動子とする)がある。
(従来技術の一例)
第6図は一従来例を説明する図で、同図(a)はSCカット振動子の断面図、同図(b)はカバーを除く平面図、同図(c)は水晶片の平面図である。
SCカット振動子は、結晶軸(XYZ)のX軸及びY軸を中心として2回回転した水晶片1を金属ベース2上に保持して、金属カバー3を被せて密閉封入される。水晶片1は主面がX軸から約22度及びZ軸から約34度回転してなり、両主面に励振電極4aを有して両端部に引出電極4bを延出する。
金属ベース2は円形状としたベース本体5と、ガラス6を有するリード線7とからなる。ベース本体5は同心円上の90度間隔となる均等な位置の4カ所に貫通孔を有する。各リード線7は頭部7hを釘頭部としたT字状とし、ベース本体5の貫通孔を挿通する。ここでは、ベース本体5の外底面にはアース用のリード線7xが接続する。そして、貫通孔に充填されたガラス6の焼成(溶融)によってリード線7が気密化され、釘頭部はガラス6上に密着する。
一般には、ガラス6の粉末を固形化したタブレットを頭部(釘頭部)7hの下面に当接してリード線7に装着した後、貫通孔に挿入して焼成される。この場合、タブレットの直径は貫通孔よりも小さくして挿入を容易にし、これによって体積が減少する分、タブレットは貫通孔の高さよりも大きくする。リード線7の釘頭部7hはガラス6の直径よりも小さいくしてベース本体5との電気的導通を遮断する。
そして、タブレット(ガラス)を貫通孔内に位置させての焼成時には、ベース本体5の内底面側に突出する釘頭部7hを規定の高さに維持する図示しないカーボン治具が設けられる。そして、ベース本体5の内底面側を下向きとして加工平板に当接して焼成する。この場合、ベース本体5の外底面側は上向きとなって、溶融したガラス6がリード線7を這い上がり、ベース本体5の外底面から突出する。これらの這い上がりはタブレット(ガラス6)の量に依存する。
金属ベース2の形成後には、L字状としたサポータ8の水平部がスポット溶接によって、規定の高さとした各リード線7の釘頭部7hに接続する。なお、頭部7hはサポータ8を接合するためにリード線7よりも直径を大きくする。そして、一組の対向するサポータ8には、引出電極の延出した水晶片1の一方の両端部となる外周部がAuGe等の図示しない共晶合金によって接合される。この例では、他組の対向するサポータ8にも水晶片1の他方の両端部が同様に共晶合金によって接合される。この場合、水晶片1の他方の両端部にも接合用の電極が予め形成される。
金属ベース2の外周には水晶片1を密閉封入する金属カバー3が接合される。ここでは、ベース本体5の外周には周回する窪みを設けて円環状のフランジが接合される。そして、コールドウェルド(冷間圧接)によって、金属ベース2と金属カバー3とのフランジ同士を接合する。これにより、例えば10-11とした気密度を確保し、気密漏れによる周波数変化を防止する。
SCカット振動子は図示しない回路基板(セット基板)の厚み例えば0.6mmに応じてリード線7が切断され、例えば0.7mm程度に切断される。そして、回路基板の貫通孔にリード線7を挿通して先端側が半田によって固着して装着される。これらの場合、基板にはIC等の発振素子及び温度制御素子ともに装着されて恒温型とした水晶発振器を構成する。これにより、水晶発振器の周波数安定度を例えば0.03ppm/年以下とした例えば基地局用の高安定発振器を得る。
特開2002−261566号公報 特開2005−348082号公報 特開2007−110698号公報 MIL−H−10056/22A
(従来技術の問題点)
しかしながら、上記構成の水晶振動子では、回路基板の貫通孔にリード線7を挿入する例えばニッパによる切断時に、衝撃や曲がり等をリード線7に生じる。したがって、例えば第7図の一部拡大図に×印を付したように、気密化したガラス6(気密ガラス6)の根本部に小さなひびを生じ、ここを起点として貫通孔内の気密ガラス6に例えば図中の線で示す亀裂を生じる。
そして、これらに基づくクラックによって致命的な気密漏れを生じ、高安定とする10-111とした気密度が損なわれる問題があった。これらは、リード線7の切断時のみならず、製造過程での搬送時等においても、冶工具等と接触した際のリード線7の矢印で示す小さな曲げによっても、気密ガラス6に簡単に亀裂を生じる。
(発明の目的)
本発明は気密ガラスのクラックを防止して気密度を確実にした金属ベース及びこれを用いた水晶振動子を提供することを目的とする。
本発明は、特許請求の範囲(請求項1)に示したように、少なくとも一対の貫通孔を有するベース本体と、前記貫通孔を挿通して外底面から延出するとともに前記ベース本体の内底面上に突出した頭部に水晶片を保持するサポータが接続される一対のリード線と、前記貫通孔内に充填されて前記外底面側に這い上がりを有して表面を円弧状とした気密化用のガラスとを備えた水晶振動子用の金属ベースにおいて、前記リード線は前記ベース本体の外底面との境界部にて、前記境界部より前記貫通孔側となる第1リード部と前記境界部より延出端側となる第2リード部とによる段差を有し、前記リード線中の第2リード部の直径は、前記リード線中の第1リード部の直径よりも小さくした構成とする。
このような構成であれば、ベース本体の外底面から延出した第2リード部は、境界部における第1リード部との間に段差を有して第1リード部の直径よりも小さくする。したがって、第1リード部と第2リード部とが同一径の場合に比較し、第2リード部が例えば切断時に衝撃や曲がりを生じても、第2リード部よりも直径が大きい第1リード部が衝撃等を吸収する。これにより、ベース本体との外底面での境界部となるリード線の根本部でのガラスのクラックを防止して気密を確実に維持する。
(実施態様項)
本発明の請求項2では、請求項1において、前記ガラスは前記ベース本体の外底面及び前記第1リード部の段差面よりも前記貫通孔側とし、前記段差面は露出する。これにより、ガラスの這い上がりをなくして段差面が露出するので、請求項1での効果をさらに高める。
同請求項3では、請求項2において、前記ベース本体の外底面と前記第1リード部の段差面とは同一面内とする。これにより、回路基板(セット基板)の貫通孔に第2リード部を挿入する際、金属ベースの外底面が当接するので高さ寸法を抑えられる。また、ベース本体の内周と第1リード部との間の円弧状のガラスが対称性を増し、応力が均等に分散される。したがって、請求項2での効果をさらに高める。
同請求項4では、請求項1又は2において、前記ベース本体の貫通孔は外底面の内周に前記ガラスの流入する窪みを有する。これにより、ガラスの量が多い場合でも、ガラスが窪みに流入するので、第1リード部の段差面及び第2リード部への這い上がりを防止し、請求項1、2での効果をさらに確実にする。
同請求項5では、請求項1において、前記段差は機械加工又はエッチングによって形成され、前記頭部は前記第1リード部の直径よりも大きい釘頭部とする。同請求項6では、請求項1において、前記段差は前記第1リード部と前記第2リード部との端面溶接によって形成され、前記頭部は前記第1リード部の直径と同一とする。これらにより、請求項1の金属ベースを形成できる。
同請求項7では、請求項1における前記サポータには励振電極から引出電極の延出した水晶片の外周部が接続する。これにより、クラックのない気密を確実に維持した水晶振動子を得られる。
(補足)
なお、非特許文献1(MIL規格)では、ベースをガラスとして一対のリード線が貫通して外周にフランジを設け、第1リード部とこれより直径の小さい第2リード部を設けたものが開示されている。しかし、この場合は、ベース(ガラス)の外底面はカーボン治具等によって同一面とし、ガラスの這い上がりはない。したがって、ガラスの這い上がりによる影響を除去する本願発明とは基本的に相違する。また、リード線とサポータとが一体型であり、この点でも相違する。
(第1実施形態)
第1図は本発明の第1実施形態を説明する図で、特にSCカット振動子における金属ベースの一部拡大断面図である。なお、前従来例と同一部分には同番号を付与してその説明は簡略又は省略する。
SCカット振動子は、前述したように、ベース本体5の貫通孔に気密ガラス6を有するリード線7を挿通した金属ベース2と、リード線7に接合したサポータ8に保持されたSCカットの水晶片1と、金属カバー3とを備える。金属ベース2を貫通するリード線7は、ここでも、頭部7hを前述同様にT字状の釘頭部として、気密ガラス6に当接して内底面上に露出する。
ここでは、リード線7はベース本体5の外底面との境界部にて第1リード部7aと第2リード部7bとによる直角状としたL字状の段差を有する。この例では、段差面はベース本体5の外底面と同一面とする。そして、ベース本体5の外底面から突出して延出端側となる第2リード部7bの直径は、外底面より貫通孔側となる第1リード部7aの直径よりも小さくする。
この例では、第2リード部7bの先端側(延出端側)からは、第1リード部7aの直径と同一径の第3リード部7cが延出する。そして、気密ガラス6は這い上がりも含めて、ベース本体5と第2リード部7bの段差面よりも貫通孔内側として、円弧状の凹みを表面に有する。
このようなものでは、先ず、例えばリード線7を回転した状態で、バイトの先端をリード線7の表面に当接して研削し、第1と第3リード部7(ac)との間に第2リード部7bを形成する機械加工とする。あるいは、第1及び第3リード部7(ac)を覆って第2リード部7bを液中で浸食するエッチング加工等とする。
次に、ガラス6の固形粉末からなるタブレットをリード線7の先端側となる第1リード部7aに装着する。タブレットは貫通孔の直径よりも小さく、第1リード部7aの高さと同程度以上とする。そして、前述したように、図示しないカーボン治具によって、ベース本体5の内底面側に突出する釘頭部7hを規定の高さに維持し、ガラス6を加熱して溶融する。
これにより、タブレットは溶融して貫通孔内に広がって充填され、貫通孔の内周面及び第1リード部7aの外周面に接合する。そして、ベース本体5の内底面側におけるリード線7の釘頭部7hは規定の高さとなり、溶融したガラス6がリード線7及びベース本体5の内底面を這い上がって、表面を円弧状とする。ここでは、ガラス6の這い上がりは第1リード部7aの段差面及びベース本体5の外底面以下とする。
最後に、SCカット振動子が装着される図示しない回路基板の厚み例えば0.6mmに対して0.7mmの長さとして第2リード部7bを切断する(第2図)。そして、発振回路を形成する他の回路素子とともに回路基板の貫通孔に第2リード部7bを挿入して、突出した先端側を半田付けする。なお、第3リード部7cは、リ−ド線7をベース本体5に挿入して気密化する以前に切除されてあってもよい。
このような構成であれば、ベース本体5の外底面と境界部となるこの例では同一面となる第1リード部7aの段差面は露出する。そして、第1リード部7aの露出した段差面から、これより直径の小さい第2リード部7bが延出する。したがって、第2リード部7bを切断する際に生ずる衝撃は第1リード部7aに吸収されて、気密ガラス6への衝撃を和らげる。
また、ここでは、第1リード部7aの段差面は露出してガラス6の這い上がりはなく、直径の小さい第2リード部7bが気密ガラス6に埋設することはない。したがって、切断時や搬送中における第2リード部7bの曲がりによって、気密ガラス6に亀裂等を生ずることなく、気密度を良好に維持できる。
なお、ガラス6の量が多く、仮に第2リード部7bまで這い上がったとしても、例えば第3図(第1図の点線枠で示す拡大図)に示したように、ガラス6は第1リード部7aの段差面にあふれ出た後、段差面から第2リード部7bに這い上がる。この場合、第1リード部7aの段差面の概ね外周端を起点として這い上がり、貫通孔内のガラス6と這い上がりによるガラス6との間にはいわば境界領域を形成する。
したがって、この場合には、第2リード部7bの衝撃や曲がりによって、段差面上のガラス6にひびや亀裂等を生じても、貫通孔内へのガラス6には境界領域によってこれらのひびや亀裂は波及しない。したがって、貫通孔内のガラス6によって依然として気密は維持される。
また、ここでは、第1リード部7aの段差面はベース本体5の外底面と同一面内とするので、回路基板への装着時に、ベース本体5の外底面が回路基板の表面に当接できて、高さ寸法を小さくできる。なお、第1リード部7aの段差面はベース本体5の外底面と同一面内ではなく、多少の位置ずれ例えば±0.2mm以内のリード線7と外底面との境界部であれば、前述したと同様の効果を奏する。
(第2実施形態)
第4図は本発明の第2実施形態を説明する図で、特にSCカット振動子の金属ベースの一部拡大断面図である。なお、第1実施形態と同一部分の説明は省略又は簡略する。
第1実施形態ではベース本体5の内底面から突出したリード線7の頭部7hは釘頭部として第1リード部7aの直径よりも大きくしたが、第2実施形態では頭部7hは第1リード部7aの直径と同一寸法とする。そして、第1実施形態と同様に、第1リード部7aからはこれより小さい直径の第2リード部7bが延出する。
ここでも、第2リード部7bの延出する第1リード部7aの段差面は、ベース本体5の外底面と同一面とする。そして、気密ガラス6は、第1リード部7aの段差面及びベース本体5の外底面以下の高さとして円弧状とし、第1リード部7aの段差面は露出する。
そして、ここでは、第2リード部7bとなるリード線に対して、これより直径の小さい第1リード部7aとなるリード線を端面溶接によって接合する。この場合、第1リード部7aと第2リード部7bとは端面溶接とするので、第2リード部7bは第1実施形態のときよりも、直径が大きくなる。したがって、ベース本体5の貫通孔(直径)も大きくし、ガラス6の量も増やして気密度を確保する。
そして、ガラス6に固形粉末からなるタブレットを第1リード部7aの頭部7hを余した先端側に装着し、前述同様に加熱して溶融する。これにより、第1リード部7aの頭部7hが内底面から突出する。外底面側でのガラス6の這い上がりは、同様にして第1リード部7aの段差面及びベース本体5の外底面以下の高さとなる量に制御される。
このような構成であっても、第1実施形態と同様に、第1リード部7aの段差面は露出して第2リード部7bが延出するので、第2リード部7bを切断する際に生ずる衝撃は、これより大きい直径の第1リード部7aに吸収される。そして、第1リード部7aの段差面にはガラス6の這い上がりはないので、切断時や搬送中における第2リード部7bの曲がりが気密ガラス6に作用しない。したがって、気密ガラス6のクラックを防止して、気密度を良好に維持できる。
なお、この実施形態においても、第1実施形態と同様に、リード線7の直径の小さい第2リード部7bは機械加工やエッチングによっても形成できることは勿論である。
(第3実施形態)
第5図は本発明の第3実施形態を説明する図で、特にSCカット振動子の金属ベースの一部拡大断面図である。なお、前実施形態と同一部分の説明は省略又は簡略する。
第3実施形態では、ベース本体5の底面側における貫通孔の内周には、これより直径の大きい周回する環状の溝9を設ける。これにより、タブレットのガラス6の量が多かった場合には、溶融したガラス6が環状溝9に流入して、第1リード部7aの段差面及び第2リード部7bへの這い上がりを防止する。
したがって、焼成後の気密ガラス6を第1リード部7aの段差面及びベース本体5の外底面以下の高さに制御できる。そして、衝撃や曲がりによる気密ガラス6のクラックを防止して、気密を確実に維持できる。これらは、機械加工、エッチングあるいは端面溶接とした場合のいずれでも適用できることは勿論である。
(他の事項)
上記実施形態ではSCカット振動子を対象として説明したが、例えば水晶片をATカットやBTカット等とした場合でも同様に適用できることは勿論である。さらに、ベース本体5には4カ所に貫通孔を設けてリード線7をガラス6によって気密化即ち気密端子としたが、2カ所のみに貫通孔を設けて気密端子としてもよい。
本発明の第1実施形態を説明する図で、特にSCカット振動子における金属ベースの一部拡大断面図である。 本発明の第1実施形態を説明する図で、特にSCカット振動子における金属ベースの一部拡大断面図である。 本発明の第1実施形態の作用を説明する第1図の点線枠で示す部分の一部拡大断面図である。 本発明の第2実施形態を説明する図で、特にSCカット振動子における金属ベースの一部拡大断面図である。 本発明の第3実施形態を説明する図で、特にSCカット振動子における金属ベースの一部拡大断面図である。 従来例を説明する図で、同図(a)はSCカット振動子の断面図、同図(b)はカバーを除く平面図、同図(c)は水晶片の平面図である。 従来例の問題点を説明する第6図(a)の点線枠で示す部分の一部拡大断面図である。
符号の説明
1 水晶片、2 金属ベース、3 金属カバー、4 励振及び引出電極、5 ベース本体、6 ガラス(気密ガラス)、7 リード線、7a 第1リード部、7b 第2リード部、7c 第3リード部、8 サポータ、9 溝。

Claims (7)

  1. 少なくとも一対の貫通孔を有するベース本体と、
    前記貫通孔を挿通して外底面から延出するとともに前記ベース本体の内底面上に突出した頭部に水晶片を保持するサポータが接続される一対のリード線と、
    前記貫通孔内に充填されて前記外底面側に這い上がりを有して表面を円弧状とした気密化用のガラスとを備えた水晶振動子用の金属ベースにおいて、
    前記リード線は前記ベース本体の外底面との境界部にて、前記境界部より前記貫通孔側となる第1リード部と前記境界部より延出端側となる第2リード部とによる段差を有し、
    前記リード線中の第2リード部の直径は、前記リード線中の第1リード部の直径よりも小さくしたことを特徴とする水晶振動子用の金属ベース。
  2. 請求項1において、前記ガラスは前記ベース本体の外底面及び前記第1リード部の段差面よりも前記貫通孔側とし、前記段差面は露出した水晶振動子用の金属ベース。
  3. 請求項2において、前記ベース本体の外底面と前記第1リード部の段差面とは同一面内とした水晶振動子用の金属ベース。
  4. 請求項1又は2において、前記ベース本体の貫通孔は外底面の内周に前記ガラスの流入する溝を有する水晶振動子用の金属ベース。
  5. 請求項1において、前記段差は機械加工又はエッチングによって形成され、前記頭部は前記第1リード部の直径よりも大きい釘頭部とした水晶振動子用の金属ベース。
  6. 請求項1において、前記段差は前記第1リード部と前記第2リード部との端面溶接によって形成され、前記頭部は前記第1リード部の直径と同一とした水晶振動子用の金属ベース。
  7. 請求項1における前記サポータには励振電極から引出電極の延出した水晶片の外周部が接続したことを特徴とする水晶振動子。
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