JP2009107719A - コンテナ、パレット、コンテナ装置、コンテナドーリ、貨物輸送方法 - Google Patents

コンテナ、パレット、コンテナ装置、コンテナドーリ、貨物輸送方法 Download PDF

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治夫 小谷
Takeshi Inoue
健 井上
Nobuo Horiguchi
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Abstract

【課題】高い効率で航空貨物の処理を行えるようにする。
【解決手段】コンテナ210と、フォークリフト410のフォーク411用のフォーク挿脱孔222が形成されたパレット220とを取り外し可能として、コンテナに前記パレットを取り付けた状態でフォークリフト410を用いて地上での貨物の取り扱いを行い、コンテナ210のみを航空機430に搭載して貨物の輸送を行う。このとき、専用のコンテナドーリ300を使用する。コンテナドーリ300はパレット220からコンテナ210を取り外した状態で、航空機430に積載するとき用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンテナ、パレット、コンテナ装置、コンテナドーリ、貨物輸送方法貨物に係り、特に航空機での貨物の輸送を効率的に行うことができるコンテナ、パレット、コンテナ装置、コンテナドーリ、貨物輸送方法に関する。
航空機で貨物や手荷物を輸送するに際して航空用コンテナが使用される。航空用コンテナは、航空機での輸送に適するように特化されている。即ち、航空用コンテナは、航空機の限られたスペースに搭載するため、航空機の貨物室に適合した形状を備えると共に軽量化が図られている。
図13は従来の航空用コンテナの一例を示す斜視図である。航空用コンテナ100は、貨物を搭載する箱状のコンテナ本体110と、このコンテナ本体110の下部に固定され、フォークリフトでの荷役用のフォークエントリ部120とからなる。
この例では、コンテナ本体110は、航空機の略円筒状の機体に形成された貨物室への搭載効率を高めるため、直方体の一面に切り欠き部を形成した略五角柱状の箱体として形成され、その一面に貨物の搬入搬出のための上部ドア111及び下部ドア112が形成されている。コンテナ本体110は、軽量化を図るためアルミニウム軽合金、あるいはガラス繊維強化合成樹脂等のFRPで形成されている。また、フォークエントリ部120は、軽金属等で構成された基台121にフォークリフトでの荷役用のフォーク挿脱孔122が形成されている。
このような航空用コンテナについて特許文献1に記載がある。特許文献1には、アルミニウム合金製フレームに、炭素繊維の織物を強化材とするCFRP製の側板と天板を取り付け、さらにアルミニウム合金製の底板を取り付けてなる航空用コンテナが記載されている。
特開平7−257683号公報
ところで、上述した従来の航空用コンテナ100は、コンテナ本体110はフォークエントリ部120と一体に構成されており分離することはできない。このため、航空用コンテナを航空機に搭載するに際しても、コンテナ本体とフォークエントリ部とは一体として搭載される。ここで、フォークエントリ部120は航空機外での荷役においてフォークリフトのフォークが差し込まれて加重を受けるため、相応の強度を有するものとして形成されており、重量が嵩む。このため、フォークエントリ部がコンテナ本体に取り付けられた状態で航空用コンテナを使用すると、フォークエントリ部の重量だけ有償運送貨物の積載量が減少してしまうことになる。
また、航空用コンテナは、積載効率を高めるため、航空機の貨物室の高さいっぱいにその全高が設定されているから、コンテナ本体の高さ寸法は、フォークエントリ部の高さ分だけ小さくする必要があり、その分だけ積載容積が減少してしまうこととなる。現在大型ジェット旅客機には、例えば30台から40台の航空用コンテナを搭載されておりこれらのコンテナの重量低減し、この分貨物を搭載できれば燃料消費量を低減することができ、運行効率を向上することができる他、二酸化炭素の排出量も低減させることができる。
そこで本発明は、高い効率で航空貨物の処理を行うことができる貨物輸送方法及びこの貨物輸送方法に使用するコンテナ、パレット、コンテナ装置、コンテナドーリを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、航空機の貨物室に積載されると共に、フォーク挿脱孔を備えたパレットに着脱自在に係合するパレット取付部を備えることを特徴とするコンテナである。
請求項2の発明は、フォークリフトのフォークが挿脱可能なフォーク挿脱孔と、航空機の貨物室に搭載されるコンテナに着脱自在に係合するコンテナ取付部と、を備えることを特徴とするパレットである。
請求項3の発明は、請求項2記載のパレットにおいて、上面には前記コンテナの移送を補助するローラ部材が配置されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2又は3記載のパレットにおいて、前記コンテナの積載方向に沿ってコンテナ脱落防止用の案内部材が配置されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2乃至4のいずれか記載のパレットにおいて、コンテナ取付部は前記コンテナに接触して前記コンテナの位置決めをする位置決部材と、前記コンテナに係合してコンテナを固定する固定部材と、この固定部材を駆動する駆動機構とを備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項2乃至4のいずれか記載のパレットにおいて、前記駆動機構は、前記係止部材へのコンテナの接触と連動して前記固定部材を駆動するリンク機構を備えることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6記載のパレットにおいて、前記駆動機構は電動駆動源で駆動されることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1記載のコンテナと、請求項2乃至7のいずれか記載のパレットとを備えることを特徴とするコンテナ装置である。
請求項9の発明は、請求項8記載のコンテナ装置又は請求項2乃至7のいずれか記載のパレットを載置するコンテナドーリであって、前記コンテナ装置又は前記パレットを載置するパレット載置部と、前記コンテナ装置又は前記パレットを前記パレット載置部まで案内する案内面を備えるコンテナ案内部と、前記パレット載置部の上面を前記コンテナ案内部と同じ高さ位置になる第1の位置、及び、前記パレット積載部に配置された前記パレットの上面が前記コンテナ案内部と同じ位置になる第2の位置に移動可能なコンテナ積載部駆動装置と、を備えることを特徴とするコンテナドーリである。
請求項10の発明は、請求項1記載のコンテナと、請求項2乃至7のいずれか記載のパレットとを使用する貨物輸送方法であって、前記コンテナに前記パレットを取り付けた状態で地上での貨物の取り扱いを行い、前記コンテナのみを航空機に搭載して貨物の輸送を行うことを特徴とする貨物輸送方法である。
本発明によれば、コンテナとパレットとを取り外し可能に構成したコンテナ装置を使用して、航空機への搭載時にはパレットを取り付けないコンテナだけの状態とするので、パレットの重量分だけ搭載重量を増加させることができると共にパレットの高さ寸法分だけコンテナの容量を大きいものとすることができる一方、地上での荷役時にはコンテナとパレットとを取り付けた状態とするので、フォークリフトを使用した効率よい荷役を行うことができ、高い効率で航空機による貨物の処理を行うことができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。まず航空用コンテナを使用した輸送方法について説明する。図1は実施の形態例に係る航空用コンテナを使用した輸送方法を示す模式図、図2は実施の形態例に係る航空用コンテナの大きさと、従来の航空用コンテナの大きさとを比較した模式図である。
本例では、航空機で貨物を輸送するには、本発明に係る航空用コンテナ200を使用する。この航空用コンテナ200は、コンテナ210と、このコンテナ210に取り外し自在に固定されるパレット220とから構成されている(図2参照)。パレット220には、フォークリフト410のフォーク411が差し込まれるフォーク挿脱孔222が形成されている。
出発地において、この航空用コンテナ200は、図1(a)に示すように、コンテナ210とパレット220とが接合された状態で取り扱われる。このとき航空用コンテナ200のパレット220にはそのフォーク挿脱孔222にフォークリフト410のフォーク411が差し込まれ航空用コンテナ200の荷役が行われる。
また、図1(b)に示すようにコンテナ210と、パレット220とが結合された状態で航空用コンテナ200は航空機430近傍までコンテナドーリ300で輸送される。
さらに、図1(c)に示すように、コンテナ210からパレット220が取り外され、コンテナ210は、コンテナドーリ300からハイリフトローダ420に移動される。
そして、コンテナ210は、図1(d)に示すように、ハイリフトローダ420から航空機430に積み替えられ、コンテナ210は、図1(e)に示すように、航空機430に搭載された状態で輸送される。
目的地において、図1(f)に示すように、コンテナ210は、航空機430からハイリフトローダ420に移動され、さらに、図1(g)に示すように、ハイリフトローダ420から、パレット220が予め搭載されたコンテナドーリ300に移動され、コンテナ210にパレット220が取り付けられる。これにより、コンテナ210にパレット220が取り付けられた状態の航空用コンテナ200はフォークリフト410で荷役が可能になる。
本例によれば、コンテナ210とパレット220とを取り外し可能に構成した航空用コンテナ200を使用して、航空機への搭載時にはパレット220を取り付けないコンテナ210だけの状態とするので、パレット220の重量分だけ搭載重量を増加させることができると共に、図2に示すように、航空機に搭載できるコンテナ210の容量をパレット220の高さ寸法分だけ従来の航空用コンテナ100に比して容量を大きいものとすることができる。また、地上での荷役時にはコンテナ210にパレット220を取り付けた状態とするので、フォークリフト410を使用した効率よい荷役を行うことができ、高い効率で航空機による貨物の処理を行うことができる。
次に実施の形態に係る航空用コンテナ200ついて詳細に説明する。図3は実施の形態例に係る航空用コンテナを示す図であり、(a)は分解斜視図、(b)は(a)中のB−B線に相当する概略断面図、(c)は(a)中のC−C線に相当する概略断面図、図4は航空用コンテナにおけるパレットのフォーク差込方向を示す模式図、図5は航空用コンテナのコンテナとパレットとの取り付け取り外し状態を示す正面図である。
航空用コンテナ200は、上述のように、コンテナ210と、パレット220とからなる。コンテナ210は、直方体の一面に切り欠き部を形成した略五角柱状の箱体とアルミニウム軽合金、あるいはガラス繊維強化合成樹脂等のFRPで形成されている。
コンテナ210は、図3(a)に示すように、コンテナ本体211とコンテナ本体211の下部に配置された底板部212とからなる。底板部212の対向する2辺には、パレット220のコンテナ取付部に着脱自在に係合されるパレット取付部としての係合凹部213,214が形成されている。
また、パレット220は、軽金属製の基台221にフォークリフトのフォーク挿脱孔222を備えて構成されている。このフォーク挿脱孔222は、図4に示すように、パレット220の四辺のうち3辺にフォーク挿脱孔222が開設されており、フォークリフト410は3方(図4中矢印A,B,Cで示した)からパレット220にフォーク411を差し入れることができる。
また、パレット220の上面には、コンテナ210の移動を容易にする多数のローラ223が配置されている他、パレット220には、その対向する2辺にコンテナ210を案内してコンテナ210がパレット220から外れないようにする案内板224が形成される。また、パレット220には、図3(b)に示すように、案内板224が形成される2辺に挟まれる1辺に前記底板部212の係合凹部213に嵌入されコンテナ210が位置決めされる係止片225が配置されている。
また、パレット220には、図3(c)に示すように、コンテナ210の係合凹部214に挿脱自在に配置され、コンテナ210をパレット220上に着脱自在に固定する固定装置230が内蔵されている。固定装置230は、固定鈎231と、駆動アーム232と、歯車233、234,235とを備えている。固定鈎231と駆動アーム232とは、3つの歯車233、234,235で構成される連動機構で接続され、オペレータが駆動アーム232を操作することにより、固定鈎231を係合凹部214に挿入してコンテナ210をパレット220に固定する固定位置と、固定鈎231を係合凹部214から離脱してコンテナ210をパレット220から取り外せる係合系除位置とに設定することができる。尚、固定鈎231と駆動アーム232との間の連動機構としては、他のリンク機構を使用することができる。また、これらの駆動を電動のモータその他のアクチュエータで行わせることができる。
このような構成の航空用コンテナ200は、図5に示すように、コンテナ210とパレット220を分離した状態(図5(a)から、パレット220にコンテナ210を載置した状態(同(b))とすることができる。パレット220にコンテナ210を取り付けるには、コンテナ210をパレット220のローラ223上をスライドさせてコンテナ210の底板部212の係合凹部213をパレット220の係止片225に係止させて位置決めし、その後固定装置230の駆動アーム232を回転駆動して、固定鈎231を係合凹部214に係合させればよい。これにより、コンテナ210とパレット220とを固定して一体となった航空用コンテナ200を構成することができる。
このように、本例に係る航空用コンテナ200は、コンテナ210を単独で航空機に搭載することができる他、コンテナ210にパレット220を固定した状態としてフォークリフトによる荷役を実現することができる。
図6は航空用コンテナのフォークリフトによる荷役状態を示す模式図である。本例に係る航空用コンテナ200をフォークリフト410で取り扱うに際しては次の2態様を取ることができる。第1の態様は、コンテナ210をパレット220に固定したままの航空用コンテナ200をフォークリフト410で取り扱うものである。この場合、図5(a)に示すように、航空用コンテナ200のパレット220のフォーク挿脱孔222にフォークリフト410のフォーク411を差し込んで荷台440等に直接積み降ろしする。
第2の態様は、パレット220が取り付けられていないコンテナ210を積み降ろしするものである。この場合、図5(b)に示すように、フォークリフト410でパレット220を支持した状態で、パレット220の上面の位置を荷台440の上面に合わせ、コンテナ210をパレット220と、荷台440との間を移動させる。このとき、パレット220にはローラ223が配置されているので、コンテナ210を容易にパレット220上で移動させることができる。
本例に係る航空用コンテナ200を使用して荷役を行うには、航空用コンテナ200専用のコンテナドーリ300を使用するのが好適である。以下コンテナドーリ300について説明する。図7はコンテナドーリの構成を示す正面図、図8はコンテナドーリの構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
本例に係るコンテナドーリ300は、図7及び図8に示すように、4つの車輪311を備えた基台310上にターンテーブル320を介して回転載置台330が配置されて構成されている。回転載置台330には、コンテナ積載部駆動装置360を介してパレット積載部350が配置されている。パレット積載部350の上面には、ローラ351が多数同一の方向に配置されており、パレット積載部350上に配置された貨物が円滑に移動できるようになっている。
回転載置台330には、前記パレット積載部350に隣接して配置されその上面を前記コンテナ210等が移動可能に水平方向に配置した案内部340が形成されている。案内部340の上面には、ローラ341が多数同一の方向に配置されており、案内部340上に配置された貨物が円滑に移動できるようになっている。
また、コンテナ積載部駆動装置360は、パレット積載部350の上面を前記案内部340と同じ高さ位置になる第1の位置(図8(b))、及び、パレット積載部に配置された前記パレットの上面が前記コンテナ案内部と同じ位置になる第2の位置(図7)に移動可能に構成される。コンテナ積載部駆動装置360は、シザースリンク361と油圧シリンダ362とを備え、図示しない制御装置をオペレータが操作することにより、前記パレット積載部350を前記第1の位置及び第2の位置に駆動する。
このコンテナドーリ300では、以下の態様で航空用コンテナ200を取り扱うことができる。図9は航空用コンテナのコンテナドーリによる荷役状態を示す模式図である。第1の態様は、コンテナ210にパレット220が取り付けられた状態の航空用コンテナ200をそのまま取り扱うものである。この場合、図9(a)に示すように、コンテナ積載部駆動装置360を駆動してパレット積載部350を案内部340と同位置となる第1の位置に配置する。この状態で、航空用コンテナ200はハイリフトローダ420にコンテナ210にパレット220が取り付けられた状態で移動できる。
第2の態様は、コンテナドーリ300から航空用コンテナ200のコンテナ210だけをハイリフトローダ420に移動し、コンテナドーリ300にパレット220を残したままにするものである。この場合、図9(b)に示すように、コンテナ積載部駆動装置360を駆動してパレット積載部350に配置されたパレット220の上面が前記コンテナ案内部と同じ位置になる第2の位置に配置する。この状態で、航空用コンテナ200からパレット220が取り外され、コンテナ210だけがハイリフトローダ420に移動できる。
以上のように、本例によれば、航空用コンテナ200の荷役において、コンテナ210を単独で航空機に搭載できると共に、地上ではコンテナ210にパレット220を取り付けた状態でフォークリフト410での荷役が実現できる。
次に第2の実施の形態に係る航空用コンテナについて説明する。図10は第2の実施の形態例に係る航空用コンテナを示す斜視図、図11は図10に示した航空用コンテナにおけるコンテナ取付装置の駆動機構を示す模式図、図12は図10に示したコンテナ取付装置の駆動状態を示す図である。
本例に係る航空用コンテナ500は、上記例と同様の構成を備えるコンテナ510と、パレット520とからなる。コンテナ510はコンテナ本体511と、コンテナ本体511の下方に配置されている底板部412とを備え、底板部412には係合凹部413,514が形成されている。
また、パレット520は、軽金属製の基台521にフォークリフトのフォーク挿脱孔522を備えて構成されている。パレット520の上面には、コンテナ510の移動を容易にする多数のローラ523が配置されている他、パレット520には、その対向する2辺にコンテナ510を案内してコンテナ510がパレット220から外れないようにする案板524が形成される。また、パレット520には、案内板224が形成される2辺に挟まれる1辺に前記底板部512の係合凹部513に嵌入される係止片525が配置されている。
本例に係るパレット520には、コンテナ510が載置され、底板部512の係合凹部514が係止片525に係止したとき、他の係合凹部513に自動的に係合する鈎状の固定部材531を備えている。この固定部材531は駆動機構530で駆動される。
駆動機構530は、図11に示すように、前記ピニオン538に連結された固定部材531と、この固定部材531と同軸に連結され、固定部材531の係合凹部513からの係合を解除するハンドル532とを備える。また駆動機構530は、矢印a方向に回動可能な接触片533と、接触片533と同軸に結合され矢印b方向に回動可能な回動レバー534と、一端に前記回動レバー534と係合する係合部535a及び斜面535bが形成されると共に前記ピニオン538に噛合するラック537が形成され、矢印c方向に移動可能な移動レバー535とを備える。移動レバー535には常時矢印f方向に付勢するスプリング536が取り付けられている。
次に駆動機構530の動作について説明する。図12(a)に示すように、コンテナ510をパレット520に載置する前においては、移動レバー535の係合部535aに回動レバー534が係止された状態である。また、固定部材531は倒れた状態となっている。
図12(b)に示すように、コンテナ510をパレット520に載置し、底板部512の係合凹部514が係止片525に係合する状態とすると、底板部512が接触片533に接触し、接触片533は矢印a方向に回転する。これに伴い、回動レバー534が矢印b方向に回転して係合部535aから外れる。これにより、移動レバー535は、スプリング536の付勢力で矢印c方向に移動する。そして、この移動レバー535の移動により、ラック537に噛合したピニオン538が回転し(矢印d)、固定部材531が回動(矢印e)して、固定部材531がコンテナ510の係合凹部513に係合する。すると、図12(c)に示すように、回動レバー534が、斜面535bを乗り越え、これにより、コンテナ510とパレット520とは結合固定される。
この状態で、パレット520からコンテナ510を取り外すときには、図12(d)に示すように、ハンドル532をスプリング536の付勢力に抗して矢印g方向に回転させる。このとき、図示していない機構により、回動レバー534を持ち上げ斜面535bを乗り越えさせるものとする。これにより、固定部材531が回動して、係合凹部513から外れる図12(e)に示すように、駆動機構530は初期位置に復帰する。
以上説明したように、本例に係る航空用コンテナによれば、コンテナ510をパレット520に載置し、底板部512を係止片525側に移動させ、係合凹部514を係止片525に係合させるだけで、コンテナ510をパレット520上に固定することができる。
尚、上記の各実施の形態例では、コンテナのパレットへの固定は、手動で行うようにしたが、これは、電動あるいはその他の動力によって作動する駆動機構によって行うようにしてもよい。この場合、駆動機構を手動で制御してパレットにコンテナを固定及び固定解除することができる他、センサ等を配置しパレットにコンテナを配置しただけで自動的にパレットにコンテナを固定するように制御することができる。
実施の形態例に係る航空用コンテナを使用した輸送方法を示す模式図である。 実施の形態例に係る航空用コンテナの大きさと、従来の航空用コンテナの大きさとを比較した模式図である。 実施の形態例に係る航空用コンテナの分解斜視図である 航空用コンテナにおけるパレットのフォーク差し込み方向を示す模式図である。 航空用コンテナのコンテナとパレットとの取り付け取り外し状態を示す正面図である。 航空用コンテナのフォークリフトによる荷役状態を示す模式図である。 コンテナドーリの構成を示す正面図である。 コンテナドーリの構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 航空用コンテナのコンテナドーリによる荷役状態を示す模式図である。 第2の実施の形態例に係る航空用コンテナを示す斜視図である。 図10に示した係る航空用コンテナにおけるコンテナ取付装置の駆動機構を示す模式図である。 図10に示したコンテナ取付装置の駆動状態を示す図である。 従来の航空用コンテナを示す斜視図である。
符号の説明
200…航空用コンテナ
210…コンテナ
211…コンテナ本体
212…底板部
213,214…係合凹部
214…係合凹部
220…パレット
221…基台
222…フォーク挿脱孔
223…ローラ
224…案内板
225…係止片
230…固定装置
231…固定鈎
232…駆動アーム
233、234,235…歯車
300…コンテナドーリ
310…基台
311…車輪
320…ターンテーブル
330…回転載置台
340…案内部
341…ローラ
350…パレット積載部
351…ローラ
360…コンテナ積載部駆動装置
361…シザースリンク
362…油圧シリンダ
410…フォークリフト
411…フォーク
412…底板部
413,514…係合凹部
420…ハイリフトローダ
430…航空機
440…荷台
500…航空用コンテナ
510…コンテナ
511…コンテナ本体
512…底板部
513…係合凹部
514…係合凹部
520…パレット
521…基台
522…フォーク挿脱孔
523…ローラ
524…案板
525…係止片
530…駆動機構
531…固定部材
532…ハンドル
533…接触片
534…回動レバー
535…移動レバー
535a…係合部
535b…斜面
536…スプリング
537…ラック
538…ピニオン

Claims (10)

  1. 航空機の貨物室に積載されると共に、フォーク挿脱孔を備えたパレットに着脱自在に係合するパレット取付部を備えることを特徴とするコンテナ。
  2. フォークリフトのフォークが挿脱可能なフォーク挿脱孔と、航空機の貨物室に搭載されるコンテナに着脱自在に係合するコンテナ取付部と、を備えることを特徴とするパレット。
  3. 上面には前記コンテナの移送を補助するローラ部材が配置されていることを特徴とする請求項2記載のパレット。
  4. 前記コンテナの積載方向に沿ってコンテナ脱落防止用の案内部材が配置されていることを特徴とする請求項2又は3記載のパレット。
  5. コンテナ取付部は前記コンテナに接触して前記コンテナの位置決めをする位置決部材と、前記コンテナに係合してコンテナを固定する固定部材と、この固定部材を駆動する駆動機構とを備えることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか記載のパレット。
  6. 前記駆動機構は、前記係止部材へのコンテナの接触と連動して前記固定部材を駆動するリンク機構を備えることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか記載のパレット。
  7. 前記駆動機構は電動駆動源で駆動されることを特徴とする請求項6記載のパレット。
  8. 請求項1記載のコンテナと、請求項2乃至7のいずれか記載のパレットとを備えることを特徴とするコンテナ装置。
  9. 請求項8記載のコンテナ装置又は請求項2乃至7のいずれか記載のパレットを載置するコンテナドーリであって、
    前記コンテナ装置又は前記パレットを載置するパレット載置部と、
    前記コンテナ装置又は前記パレットを前記パレット載置部まで案内する案内面を備えるコンテナ案内部と、
    前記パレット載置部の上面を前記コンテナ案内部と同じ高さ位置になる第1の位置、及び、前記パレット積載部に配置された前記パレットの上面が前記コンテナ案内部と同じ位置になる第2の位置に移動可能なコンテナ積載部駆動装置と、
    を備えることを特徴とするコンテナドーリ。
  10. 請求項1記載のコンテナと、請求項2乃至7のいずれか記載のパレットとを使用する貨物輸送方法であって、
    前記コンテナに前記パレットを取り付けた状態で地上での貨物の取り扱いを行い、
    前記コンテナのみを航空機に搭載して貨物の輸送を行うことを特徴とする貨物輸送方法。

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