JP5520707B2 - 荷台、トレーラ、及びラック - Google Patents

荷台、トレーラ、及びラック Download PDF

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本発明は、積載物を載せる荷台、かかる荷台を備えたトレーラ及びラックに関するものである。
従来、航空機等に積み込まれる貨物の運搬に用いられるトレーラ(台車)が知られている(特許文献1参照)。コンテナドーリー、パレットドーリー等と呼ばれるこの種のトレーラは、コンテナや、貨物を載せたパレット等を載せる荷台を備えており、複数台連ねられて牽引車により牽引される。
荷台に載せられたコンテナやパレット等の積載物は、作業員の手押しにより荷台上を滑りながら押し動かされて荷台に対する積み下ろしが行なわれる。航空用コンテナやパレットは軽くても1t程度、重い場合には7tもの重量を有する場合がある。このように重たい積載物の荷台上での移動を容易にするため、荷台にはローラ等の複数の回転体が設けられている。荷台に載せられた積載物は、ローラによって支持され、積載物の移動にともなってローラが回転することにより、積載物を押し動かすために必要な力が低減される。このような荷台は、例えば、空港のカーゴターミナルの荷物倉庫においてコンテナを一時的に収容・保管するためのラックにも使用される。
積載物の移動を容易にするための回転体としては、例えば、非特許文献1に開示されたような、キャスター(車輪)を逆さに取り付けたようなタイプの回転体が採用される場合がある。このタイプの回転体は、積載面に垂直な回転軸及び積載面に平行な回転軸周りに回転可能に構成されており、回転方向を積載物の移動方向に合わせて自在に変えることができる。
積載物は、回転体が一旦回転を開始してしまえば、回転体の回転によって積載物を押し動かす際の負荷が低減され、比較的軽い力で押し動かすことができる。しかし、押し始め、すなわち、静止状態の回転体を回転状態にする際には、積載物を押し動かす際の負荷が大きくなる。また、1t〜7tもの重量を有する航空コンテナ輸送においては、トレーラの積載面が長年の使用によって平らでなくなり、一人の作業員の手押しではコンテナが動かなくなることもある。
特に、上記キャスタータイプの回転体を備えたトレーラでは、例えば、積載物を荷台へ前後方向から搬入して側方から搬出する場合のように、搬入時と搬出時とで積載物の移動方向が異なる場合がある。そのような場合には、回転体の回転の向きが積載物の搬入時の移動方向から搬出時の移動方向と一致するまで、積載物をある程度押し動かしてからでないと、回転体による負荷軽減の効果を得ることができない。このとき、積載物を押し動かす際の負荷は大変大きなものとなり、場合によっては複数人で押さなければ積載物を動かすことができないこともある。
そこで、例えば、バールのような補助工具等を用いて積載物を押し動かすことが考えられる。しかしながら、そのような工具は、紛失した場合には航空機内へ持ち込まれる危険性があるため、空港等においては危険物として使用が制限されるケースが多い。
特開2001−225762号公報
"PALLET DOLLY with inverted casters"、[online]、[平成21年6月30日検索]、インターネット<URL:http://www.hanaoka-corp.co.jp/download/airport/2-palette-dolly/6-ME1596N-2.pdf>
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、積載物の搬入搬出作業の作業性が向上された荷台、トレーラ及びラックを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明における荷台は、
積載物を載せる積載面と、
前記積載物の下面に当接するように前記積載面に設けられるとともに、前記積載物が押し動かされる際に前記積載物の移動方向にならって回転することにより、前記積載物を押し動かすための力を低減可能な回転体と、
を有する荷台において、
前記積載面において前記積載物が押し動かされる方向に沿って延びるガイド溝と、
前記ガイド溝内を前記積載物が押し動かされる方向に沿って移動可能に構成されたスライダと、
前記積載物が押し動かされる方向に直交する回転軸周りに回転可能に前記スライダに軸支されたテコ棒と、
前記テコ棒の一端と当接できるように前記ガイド溝の溝底に設けられた当接部と、
を備え、
前記テコ棒は、前記当接部に当接された前記一端が支点となり、他端が力点となり、前記一端と前記他端との間における前記積載物に押し当てられた部位が作用点となって、前記積載物を押し動かすことが可能に構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、テコ棒を利用して積載物を容易に押し動かすことが可能となる。人力で直接押し動かす場合よりも軽い力で積載物を押し動かすことができるので、作業員数の削減、作業効率の向上を図ることができる。特に、積載物を押し動かす際に最も大きな力が必要とされる押し始めにおいて好適である。すなわち、回転体を静止状態から回転させなければならないため、積載物を押し動かす際の負荷が大きくなるが、テコ棒を用いることで積載物を容易に押し動かすことが可能となる。
また、テコ棒は、単体の工具ではなく、スライド部を介して荷台に一体的に組み付けられている。したがって、単体の工具のように紛失等のおそれが低減され、危険物として航空機内に持ち込まれる危険性が低減される。したがって、単体の工具の持ち込みが禁止されるような空港等においても問題なく使用することができる。
前記回転体は、前記積載面に垂直な回転軸及び前記積載面に平行な回転軸周りに回転可能に構成されているとよい。
本発明は、積載物を押し動かすための力を低減する回転体が、積載物の移動方向に合わせて回転方向を自在に変えることができるように構成されている場合において、特に好適である。回転体による積載物の押動力の低減効果は、回転体の向き(積載面に平行な回転軸に直交し、且つ積載面に平行な方向)と積載物の移動方向とが一致しているときに発揮される。したがって、積載物を積載面に載せた状態において回転体の向きと積載物を移動
させる方向とが異なる場合、例えば、搬入時と搬出時とで積載物の移動方向が異なる場合には、搬入時の移動方向と一致している回転体の向きを搬出時の移動方向と一致させるために、積載物をある程度押し動かす必要がある。このとき、積載物を押し動かす際の負荷は大変大きなものとなるが、テコ棒を用いることで容易に積載物を押し動かすことができる。
前記当接部は、前記スライダの移動方向に沿って複数箇所に設けられているとよい。
このように、当接部を複数箇所に設けることにより、積載物の大きさ等に応じてテコ棒を利用することが可能となる。また、テコ棒による押し出しが可能な範囲が広がることにより、回転体を回転状態にするために必要となる積載物の移動距離が、積載物の搬入搬出時の移動方向等によって異なるような場合でも対応することが可能となる。
上記目的を達成するために、本発明におけるトレーラ及びラックは、上記荷台を備えることを特徴とする。本発明によれば、例えば、航空機の貨物室への貨物の搬入におけるトレーラからローラコンベアへの積載物の移動や、ラックの荷台からトレーラの荷台への積載物の移動における作業性を向上させることができる。
以上説明したように、本発明により、積載物の搬入搬出作業の作業性が向上される。
図1は、トレーラの全体構成を説明する模式図(側面図)である。 図2は、トレーラの全体構成を説明する模式図(平面図)である。 図3は、回転体の構成を説明する模式図(斜視図)である。 図4は、搬出補助装置の構成を説明する模式図である。 図5は、搬出補助装置の動作を説明する模式図である。 図6は、テコ棒のロック装置の構成を説明する模式図である。 図7は、ガイドローラの構成を説明する模式図(斜視図)である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例)
<トレーラの全体構成>
まず、図1及び図2を参照して、本発明の実施例に係るトレーラ1の全体構成について説明する。図1は、トレーラ1の全体構成を説明する模式図(側面図)である。図2は、トレーラ1の全体構成を説明する模式図(平面図)である。
トレーラ1は、コンテナドーリー、パレットドーリー等と呼ばれ、空港等において航空機等に積み込まれる貨物等を運搬するために台車である。トレーラ1は、複数台連ねられて不図示の牽引車により牽引される。
図1に示すように、トレーラ1は、概略、車体10と、車体10の上側に設けられた荷台20と、を備えており、荷台20上面に積載物3が載せられる。積載物3としては、コンテナ等の単体の貨物の場合もあれば、図1に示すようにパレット30の上に貨物31を載せた形態の場合もある。荷台20に載せられた積載物3は、人力により荷台20上を滑
りながら押し動かされ、荷台20に対する搬入搬出(積み下ろし)が行なわれる。
車体10は、それぞれ一対で設けられた前輪11及び後輪12を有する4輪の車両である。車体の10の前後には、不図示の牽引車やトレーラ1同士を連結するためのトーバー13及びヒッチ14が備えられている。荷台20は、積載物3の積載面21上における移動を容易にすべく、回転体22と、搬出補助装置23と、ガイドローラ24と、を備えている。
図2に示すように、荷台20の積載面21は、略四角形の面であり、回転体22が収容される開口部21aが略等間隔に複数設けられている。また、搬出補助装置23は、積載面21における車両前後方向の前方側の1箇所と、積載面21における車両両側の2箇所、の計3箇所に設けられている。ガイドローラ24は、積載面21の後端の両隅2箇所に設けられている。また、図示は省略するが、積載物3を積載面21に係止するためのストッパー等も設けられている。
<回転体>
図3を参照して、回転体22について説明する。図3は、回転体22の構成を説明する模式図(斜視図)である。
回転体22は、積載物の移動方向に合わせて回転方向を自在に変えることができるように構成された逆キャスタータイプ(逆車輪型)の回転体である。回転体22は、第1支持部材22aによって積載面21に平行な回転軸周りに回転可能に軸支されている。また、第1支持部材22aは、荷台2に固定された第2支持部材22bによって積載面21に垂直な回転軸周りに回転可能に軸支されている。
回転体22は、積載面21に設けられた開口部21aを介して積載物3の下面に当接するように組み付けられている。また、回転体22は、積載物3が押し動かされる際に、積載物3の移動方向にならって回転し、積載物3を押し動かす際の負荷を低減する。
なお、回転体22及び回転体22の回転支持部の構成としては、上記キャスタータイプに限定されるものではない。例えば、複数のローラで構成されたオムニホイールと呼ばれるものや、鋼球を回転可能に支持したもの等であってもよい。
<搬出補助装置>
図4〜図6を参照して、搬出補助装置について説明する。図4は、搬出補助装置の構成を説明する模式図であり、(a)はテコ棒が水平に寝かされたときのテコ棒及びスライダの正面図、(b)はテコ棒が水平に寝かされたときのテコ棒及びスライダの側面図、(c)はテコ棒がスライダに対して垂直に立てられたときのテコ棒及びスライダの側面図、(d)は搬出補助装置の構成を説明する模式図である。図5は、搬出補助装置の動作を説明する模式図であり、回転体の回転する向きが積載物の移動方向に徐々にならっていく様子を、(a)〜(d)の順に時系列で示している。図6は、テコ棒のロック装置の構成を説明する模式図である。
搬出補助装置23は、ガイド溝23aと、スライダ23bと、テコ棒23cと、当接部23dと、により構成される。
ガイド溝23aは、荷台20の積載面21において積載物3が押し動かされる方向に沿って延びるように設けられている。ガイド溝23a内にはスライダ23bを積載物3が押し動かされる方向に沿ってガイドするガイドレール23eが設けられている。また、ガイド溝23aの溝底には積載物3が押し動かされる方向に沿って当接部23dが複数箇所に
設けられている。
スライダ23bは、ガイドレール23e内を回転して移動可能な4つの車輪23fと、テコ棒23cを回転可能に軸支する軸部23gと、を備える。スライダ23bは、車輪23fがガイドレール23e内を移動することにより、ガイド溝23a内を積載物3が押し動かされる方向に沿って移動可能に構成されている。
テコ棒23cは、一端23h側においてスライダ23bの軸部23gに軸支されている。テコ棒23cは、積載物3が押し動かされる方向に直交する回転軸周りに回転する。テコ棒23cは、スライダ23bに対して回転することで、一端23hがガイド溝23aの溝底の当接部23dに当接するように構成されている。テコ棒23cの他端23iにはハンドル23jが設けられている。
図5(a)〜図5(d)を参照して、搬送補助装置23の動作を説明する。ここでは、搬入時と搬出時とで積載物3の移動方向が異なるケースを例に説明する。例えば、車両側方から搬入された積載物3を車両後方に向かって搬出する場合や、その逆の場合等がこのケースに該当する。
図5(a)に示すように、回転体22の向きは紙面に垂直な方向であるのに対し、積載物3(パレット30)を押し動かそうとする方向は紙面に水平な方向となっている。まず、テコ棒23cの他端23i側を、他端23iが一端23hよりも上方となるように持ち上げ、一端23hが当接部23に当接せずにパレット30下方に潜り込むことができる角度(本実施例では積載面21に対して略45度)にテコ棒23cを傾ける。そして、テコ棒23cをその角度で維持したまま、一端23hと他端23iとの間の部位23kがパレット30の縁(積載物3の後端)に当接するまでスライダ23bを前進させる。
次に、図5(b)に示すように、一端23hが下、他端23iが上となるように、テコ棒23cを略垂直に立たせる。このとき、テコ棒23cの一端23hが積載物3の下方に位置するいずれかの当接部23dに当接することにより、テコ棒23cの他端23iを持ち上げようとする力が、テコの原理によって部位23kを介してパレット30に伝わり、パレット30を押し動かす。すなわち、テコ棒23cにおいて当接部23dに当接する一端23hが支点となり、パレット30の縁に当接する部位23kが作用点となり、作業員の力が加わる他端23i(ハンドル23j)が力点となる。
このとき、パレット30の移動によって回転体20が積載面21に垂直な回転軸周りに向きを変え、回転体20の向きがパレット30の移動する方向に近づくことになる。
以下、図5(c)、(d)に示すように、上記と同様の作業を繰り返すことで、回転体20の向きがパレット30の移動する向きと一致する(図5(d))。これにより、パレット30の移動方向にならって回転体20が回転し始め、パレット30を押し動かす際の負荷が低減されるようになる。
ここで、ガイド溝23aは、テコ棒23cの全長と同等かそれ以上の長さで設けられており、テコ棒23cを水平(積載面21に平行)に倒すことで、テコ棒23cを収容することができるように構成されている。
図6に示すように、テコ棒23cは、荷台20の端においてハンドル23jがロックピン23lによって係止されることで、収容状態で固定されるように構成されている。ハンドル23jは、テコ棒23cに直交する方向に延びるとともに端部で開口する筒形状を有している。ハンドル23jは、バネで付勢されたロックピン23lが開口部に嵌り込むこ
とで係止される。テコ棒23cをガイド溝23aに押し込む際に、ロックピン23lの先端に設けられた傾斜面がハンドル23jの端部を乗り越えることにより、ロックピン23lが自動的にハンドル23jの開口部に嵌り込んでロックされる。テコ棒23cをガイド溝23aから引き出すときは、バネに抗してロックピン23lを引っ張ることで、ハンドル23jの係止を解くことができる。
<ガイドローラ>
図7は、ガイドローラの構成を説明する模式図(斜視図)である。ガイドローラ24は、積載物3の側面に当接可能なローラ24aと、ローラ24aを積載面に垂直な回転軸周りに回転可能に軸支する支持部24bと、を備えている。ローラ24aは、パレット30が車両横方向で搬入搬出される場合でも、車両前後方向で搬入搬出される場合で、パレット30の縁(積載物3の側面)に当接できるように構成されている。
<本実施例の優れた点>
本実施例によれば、搬送補助装置により、手押しにより人力で直接押し動かす場合よりも軽い力で積載物を押し動かすことができる。したがって、トレーラによる貨物等の運搬作業における作業員数の削減、作業効率の向上を図ることができる。
特に、積載物の押し始めは、回転体を静止状態から回転させなければならないため、積載物を押し動かす際の負荷が大きくなる。また、本実施例のように、回転体が、積載物の移動方向に合わせて回転方向を自在に変えることができるように構成されている場合において、搬入時と搬出時とで積載物の移動方向が異なる場合には、回転体の向きが積載物の搬入時の移動方向から搬出時の移動方向と一致するまで、積載物をある程度押し動かす必要がある。このときに積載物を押し動かす際の負荷は大変大きなものとなる。このような場合には、搬送補助装置のテコ棒を利用することにより、積載物を押し動かす際の負荷を減らし、積載物の押し動し作業を容易に行なうことができる。
また、本実施例によれば、テコ棒は、単体の工具ではなく、搬送補助装置としてスライダを介して荷台に一体的に組み付けられている。したがって、単体の工具のように紛失等のおそれが低減され、危険物として航空機内に持ち込まれる危険性が低減される。したがって、単体の工具の持ち込みが禁止されるような空港等においても問題なく使用することができる。
また、本実施例よれば、当接部が複数箇所に設けられているので、積載物の大きさ等に応じてテコ棒を利用することができる。また、テコ棒による押し出しが可能な範囲が広がることにより、回転体を回転状態にするために必要となる積載物の移動距離が、積載物の搬入搬出時の移動方向等によって異なるような場合でも対応することができる。
また、本実施例によれば、テコ棒をガイド溝に収容可能に構成されているので、テコ棒を利用しない作業中は、テコ棒をガイド溝に収容することで、テコ棒が、他の作業の邪魔となったり、作業員の怪我、事故等の原因となったりすることを防止することができる。
また、本実施例によれば、ローラガイドを備えているので、積載物のふらつきを抑えて安定して移動させることができる。すなわち、ローラガイドのローラが積載物の側面に当接して回転することにより、積載物を押し動かすべき方向に安定して移動させることができる。
したがって、本実施例によれば、積載物の搬入搬出作業の作業性を向上させることができる。
<その他>
上記実施例では、搬出補助装置を3箇所に設けた構成としているが、これに限られるものではない。例えば、前後のみの搬送にしか用いないような場合には、搬送方向における積載面の両側の2箇所にのみ搬出補助装置を設ける構成であってもよいし、一方向のみの搬送の場合には、1箇所にのみ搬出補助装置を設ける構成であってよい。
なお、上記搬出補助装置は、トレーラ以外の用途に適用することも無論可能である。すなわち、ローラコンベヤのように、複数の回転体の回転により荷物の搬送を行なうような搬送装置に対して好適に適用可能である。また、本発明に係る荷台は、例えば、空港のカーゴターミナルのコンテナ用の荷物倉庫においてコンテナを一時的に収容・保管するためのラックの荷台としても好適である。本発明によれば、例えば、ラックの荷台に載置されたコンテナをトレーラの荷台へ移動させる際の作業性を向上させることができる。なお、トレーラやラックはあくまで一例であり、本発明は、荷台に載せられた荷物を荷台の上で滑らせて移動させる必要がある種々の装置の荷台として好適に適用可能であることは言うまでもない。
1 トレーラ
10 車体
11 前輪
12 後輪
13 トーバー
14 ヒッチ
20 荷台
21 積載面
22 回転体
23 搬出補助装置
24 ガイドローラ
3 積載物
30 パレット
31 貨物

Claims (5)

  1. 積載物を載せる積載面と、
    前記積載物の下面に当接するように前記積載面に設けられるとともに、前記積載物が押し動かされる際に前記積載物の移動方向にならって回転することにより、前記積載物を押し動かすための力を低減可能な回転体と、
    を有する荷台において、
    前記積載面において前記積載物が押し動かされる方向に沿って延びるガイド溝と、
    前記ガイド溝内を前記積載物が押し動かされる方向に沿って移動可能に構成されたスライダと、
    前記積載物が押し動かされる方向に直交する回転軸周りに回転可能に前記スライダに軸支されたテコ棒と、
    前記テコ棒の一端と当接できるように前記ガイド溝の溝底に設けられた当接部と、
    を備え、
    前記テコ棒は、前記当接部に当接された前記一端が支点となり、他端が力点となり、前記一端と前記他端との間における前記積載物に押し当てられた部位が作用点となって、前記積載物を押し動かすことが可能に構成されたことを特徴とする荷台。
  2. 前記回転体は、前記積載面に垂直な回転軸及び前記積載面に平行な回転軸周りに回転可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の荷台。
  3. 前記当接部は、前記スライダの移動方向に沿って複数箇所に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の荷台。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の荷台を備えたトレーラ。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の荷台を備えたラック。
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