JP2009078597A - 後方確認システム - Google Patents

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Mikio Kato
幹雄 加藤
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Abstract

【課題】ルームミラーによる後方の視認が困難なときでも、ドライバーが車両の後方を視認することができる後方確認システムを提供すること。
【解決手段】車両の後方を撮影する後方画像撮影手段7と、前記車両の車室内に設けられ、画像を表示可能な表示手段3と、前記車室内に設けられたルームミラーによる後方視認を阻害する障害物の存在を検出する障害物検出手段11と、前記障害物検出手段11が前記障害物を検出したとき、前記後方画像撮影手段7で撮影した後方画像を前記表示手段3に表示する制御手段5と、を備える後方確認システム1。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、ドライバーが車両の後方を視認することができる後方確認システムに関する。
従来のルームミラーは、単純に鏡で後方の映像を映すだけのものであるため、天井吊り下げリアディスプレイが下がってきたとき等には、ルームミラーを介して後方視界を得ることが困難となる。そこで、特許文献1には、リアディスプレイの状態に応じてルームミラーにカメラで撮影した画像を表示する技術が開示されている。
WO2002/096714
しかしながら、車両において、ルームミラーで後方が見えなくなる(見づらくなる)状況は、以下のとおり、非常に多様である。
(a)天井吊り下げ型リアディスプレイが天井から降りてきたとき
(b)後部の中央座席に(大人の)搭乗者がいるとき
(c)ワゴン車、ハッチバック車で荷物を大量に搭載したとき
(d)夜間、車両の周囲が暗いとき
特許文献1の技術では、少なくとも、(b)〜(c)の要因により、ルームミラーで後方の視認が困難になった場合に対応することができない。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、ルームミラーによる後方の視認が困難なときでも、ドライバーが車両の後方を視認することができる後方確認システムを提供することを目的とする。
(1)請求項1の発明は、ルームミラーによる後方視認を阻害する障害物があり、ルームミラーによっては後方を視認しづらいときは、後方画像撮影手段で撮影した後方画像を表示手段に表示する。そのことにより、ドライバーは、ルームミラーによっては後方を視認しづらいときでも、車両の後方を視認することができる。
前記後方画像撮影手段としては、車両後方を撮影するカメラが挙げられ、特に、夜間の視認性が高い高感度カメラや赤外線カメラを用いることが好ましい。夜間の視認性が高い高感度カメラや赤外線カメラを用いることにより、夜間、周囲が暗いときでも、後方の視認が可能となる。
(2)請求項2の発明は、車両の外部における照度が所定値以下であるとき、後方画像を表示手段に表示する。車両の外部における照度が低いとき、ルームミラーでは後方を視認しづらいことがあるが、後方画像を表示手段に表示することにより、車両の外部における照度が低いときでも、ドライバーは、車両の後方を容易に視認することができる。
(3)請求項3の発明は、車両が備えるライトがONであるとき、後方画像を表示手段に表示する。車両が備えるライトがONであるとき(すなわち、車両の外部が暗いとき)、ルームミラーでは後方を視認しづらいことがあるが、後方画像を表示手段に表示することにより、車両の外部が暗いときでも、ドライバーは、車両の後方を容易に視認することができる。
(4)請求項4の発明は、表示手段を、ルームミラーとして機能させることもできる。
例えば、ルームミラーによる後方視界が妨げられないとき(例えば、障害物がなく、車両の周囲が暗くないとき)、表示手段を、ルームミラーとして機能させてもよい。その場合、ドライバーは、肉眼で見た映像に近い、自然な後方視界を得ることができ、後方の状況を、より直感的に理解することができる。また、後方画像撮影手段で撮影した後方の画像を表示部手段に常時表示する場合と比べて、消費電力を抑えることができる。そのため、例えば、車両のエンジンが停止しているときに、バッテリーが上がってしまうようなことがない。
(5)請求項5の発明は、後方画像のうち、ルームミラーに映る映像に対応する範囲を表示手段に表示させる。そのため、表示手段には、ルームミラーとして機能する場合でも、後方画像撮影手段で撮影した後方の画像を表示する場合でも、同様の表示範囲の画像が表示されるため、ドライバーは、表示手段の状態によらず、違和感無く、後方の状況を把握することができる。
(6)請求項6の発明は、超音波センサを用いて障害物を検出する。そのことにより、広い範囲にわたって、特定の種類の障害物に限らず、様々な種類の障害物を検出することができる。
(7)請求項7の発明は、ルームミラーの視野内を撮影するカメラを用いて前記障害物を検出する。そのことにより、広い範囲にわたって、特定の種類の障害物に限らず、様々な種類の障害物を検出することができる。
1.第1の実施形態
(1)後方確認システム1の構成
後方確認システム1の構成を図1〜図4に基づいて説明する。後方確認システム1は、図1に示すように、表示部3、表示制御部5、高感度バックカメラ7、車両固有設定格納部9、超音波センサ−11、障害物判定部15、及びライトスイッチ(SW)検出部17を備える。
表示部3は、図2に示すように、車両19において、通常、ルームミラーが取り付けられる位置に配置される。表示部3は、図3に示すように、鏡21の表面に、シート型の透過型有機ELディスプレイ23を取り付けた構造を有する。更に詳しくは、表示部3は、図4の(a)及び(b)に示すように、鏡21と透過型有機ELディスプレイ23との間に、横方向に偏向した光のみを透過させる吸収型偏向選択部材25、偏向軸切り替え機27、及び縦方向に偏向した光のみを透過させる吸収型偏向選択部材29を積層した構造を有する。
表示部3は、ルームミラーとして機能する状態と、透過型有機ELディスプレイ23に画像を表示する状態との間で切り換え可能である。すなわち、図4(a)に示すように、偏向軸切り替え機27をOFFにして、偏向軸をそのままとすると、透過型有機ELディスプレイ23から鏡21へ向かう光が遮断されるため、鏡21で反射した像は、ドライバーには見えない。また、透過型有機ELディスプレイ23の画像が鏡21で反射し、元の画像で合成されてしまうようなことがない。よって、表示部3は、図4(a)の状態では、透過型有機ELディスプレイ23の画像を表示するが、ルームミラーとしては機能しない状態となる。
一方、図4(b)に示すように、偏向軸切り替え機27をONにして、偏向軸を90℃ずらすと、外部から入射して透過型有機ELディスプレイ23を透過した光は、鏡21に達し、鏡21で反射して外部に出力される。すなわち、表示部3は、図4(b)の状態では、ルームミラーとして機能する。
表示制御部5は、後方確認システム1の各部を制御する。なお、表示制御部5が実行する処理は後に詳述する。
高感度バックカメラ7は、図2に示すように、車両19における車室31の外側後方に取り付けられ、車両19の後方の画像を撮影する。高感度バックカメラ7は、夜間視認性を確保できる高感度のものである。
車両固有設定格納部9は、車両19に関する各種情報を格納するメモリである。格納する情報としては、例えば、車両19がトラックである場合は、表示部3をルームミラーとすると、後方が全く見えず、表示部3を、高感度バックカメラ7で撮影した画像を表示する状態にする必要があるという制御情報、運転席から見える後席の映像など、車外についている高感度バックカメラ7で撮影した画像を表示部3に表示したとき、ルームミラーに映る映像と同様に見える(違和感なく見える)ように処理するために必要な補助画像データ(後述する車両固有背景41を含む)等を格納している。
超音波センサ−11は、図2に示すように、車両19において、表示部3の近傍に配置されている。超音波センサ−11は、表示部3からリアウインドウ33までの間にある障害物(例えば、図2に示すリアディスプレイ35、後席中央座席の乗員、車両19がワゴン車、ハッチバック車である場合に、後方に搭載された荷物等)を検出する。すなわち、超音波センサ−11は、表示部3をルームミラーとして機能する状態にしたとき、後方視界を阻害する障害物を検出する。
障害物判定部15は、超音波センサ−11の検出結果に基づき、障害物の有無を判定する。
ライトSW検出部17は、車両19のヘッドライトにおけるON/OFFを検出する。
(2)後方確認システム1が実行する処理
後方確認システム1(特に表示制御部5)が実行する処理を図5〜図7に基づいて説明する。
まず、後方確認システム1が実行する処理の全体を図5に基づいて説明する。なお、この処理は、ドライバーが車両19に乗ったときに開始される。ドライバーが車両19に乗ったことは、例えば、車両19のイグニッションキー(IG)がオンされたことにより検出することができるし、または、車両19のシートにシートセンサーを設けておき、このシートセンサーにより検出することができる。特に、シートセンサーによる検出の場合、IGのオン・オフ状態にかかわらず処理が開始されるため、有利である。また、この処理が開始される時点において、表示部3は、ルームミラーとして機能する状態である。
図5のステップ100では、車両固有設定格納部9から車両情報を読み込む。この車両情報には、後述する障害物検知範囲や、車両固有背景41等が含まれる。
ステップ110では、超音波センサ−11を用いて、障害物の監視を開始する。
ステップ120では、超音波センサ−11により障害物を検出したか否かを判定する。具体的な判定方法は後述する。
ステップ130では、前記ステップ120の判定結果が、「障害物あり」であるか否かを判断する。「障害物あり」の場合はステップ140に進み、「障害物なし」の場合はステップ150に進む。
ステップ140では、高感度バックカメラ7で撮影した後方の画像を表示部3に表示する。具体的には、まず、表示部3の状態を、ルームミラーとして機能する状態から、透過型有機ELディスプレイ23に画像を表示する状態に切り替える。そして、図7(b)及び図7(d)に示すように、高感度バックカメラ7で撮影した後方の画像37のうち、表示部3をルームミラーとして機能する状態にしたと仮定したとき、ルームミラーに映る範囲に対応する部分であるルームミラー部39を切り出し、表示部3の表示領域の大きさに合わせて縮小する。なお、縮小を行う理由は、ルームミラーと、高感度バックカメラ7とでは、後者のほうが目標物(車両19よりも後方にあり、ルームミラーに映り得るもの)までの距離が短いため、高感度バックカメラ7で撮影した画像をルームミラーに映る映像と同様の縮尺で表示するためには、縮小する必要があるからである。
さらに、図7(e)に示すように、縮小後のルームミラー部39と、前記ステップ100で読み出した車両固有背景41とを合成し、表示部3に表示する。ここで、車両固有背景41は、図7(c)に示すように、障害物がない場合にルームミラーに映る車両固有の背景(リアウインドウ33の部分は空白となっている)を表す画像データである。なお、高感度バックカメラ7は、リアウインドウ33よりも後方にあるから、高感度バックカメラ7で撮影した後方の画像37には、車両固有背景41は含まれない。
よって、表示部3には、高感度バックカメラ7で撮影した後方の画像37のうち、表示部3がルームミラーとして機能する場合に映る範囲と同一の範囲が同一の縮尺で表示され、しかも、表示部3がルームミラーとして機能する場合と同様に、車両固有の背景も表示される。
なお、車両固有背景41は表示せず、ルームミラー部39のみを表示部3に表示してもよいし、ドライバーの選択により、車両固有背景41を表示するモードと、表示しないモードとを選択できるようにしてもよい。
ステップ150では、ライトSW検出部17により、車両19のヘッドライトのON/OFFを判断する。ONの場合はステップ140に進み、OFFの場合はステップ160に進む。なお、スモールランプ状態のときは、OFFと判断する。
ステップ160では、表示部3の状態を、高感度バックカメラ7で撮影した画像を表示する状態ではなく、ルームミラーとして機能する状態とする。
次に、図6に基づいて、上述した障害物判定処理(図5におけるステップ120)を説明する。
ステップ200では、超音波センサ−11から、それで検出した障害物までの距離を測定する。そして、その距離が、前記ステップ100で読み込んだ障害物検知範囲内であるか否かを判断する。ここで、障害物検知範囲とは、超音波センサ−11からリアウインドウ33までの距離である。障害物までの距離が障害物検知範囲内である(すなわち、障害物が車室31内にある)場合はステップ210にて「障害物あり」と判定する。一方、障害物までの距離が障害物検知範囲外である場合はステップ220にて「障害物なし」と判定する。
(3)後方確認システム1が奏する効果
後方確認システム1は、以下の効果を奏する。
(i) 後方確認システム1を用いれば、車室31内に障害物があり、ルームミラーによっては後方を視認しづらいときでも、高感度バックカメラ7で撮影した後方の画像37を表示部3に表示することにより、ドライバーは車両19の後方を視認することができる。
(ii) 夜間はルームミラーによる映像より、高感度バックカメラ7で撮られた画像のほうが鮮明に、かつ広範囲にわたり確認できる。後方確認システム1は、夜間等、車両19の周囲が暗いときは、高感度バックカメラ7で撮影した後方の画像37を表示部3に表示するので、ドライバーは、夜間でも、鮮明且つ広範囲な後方視界を確保することができる。
(iii)後方確認システム1では、ルームミラーによる後方視界が妨げられないとき(障害物がなく、車両19の周囲が暗くないとき)、表示部3はルームミラーとして機能する。そのため、ドライバーは、肉眼で見た映像に近い、自然な後方視界を得ることができ、後方の状況を、より直感的に理解することができる。また、高感度バックカメラ7で撮影した後方の画像37を表示部3に常時表示する場合と比べて、消費電力を抑えることができる。そのため、例えば、車両19のエンジンが停止しているときに、バッテリーが上がってしまうようなことがない。
(iv) 後方確認システム1では、表示部3に、高感度バックカメラ7で撮影した後方の画像37のうち、表示部3がルームミラーとして機能する場合に映る範囲と同一の範囲が同一の縮尺で表示され、しかも、表示部3がルームミラーとして機能する場合と同様に、車両固有の背景も表示される。すなわち、表示部3には、ルームミラーとして機能する場合でも、高感度バックカメラ7で撮影した後方の画像37を表示する場合でも、表示範囲、縮尺、背景等において同様の画像が表示されるため、ドライバーは、表示部3の状態によらず、違和感無く、後方の状況を把握することができる。
2.第2の実施形態
(1)後方確認システム1の構成
第2の実施形態における後方確認システム1の構成は、基本的には前記第1の実施形態と同様であるが、一部において相違する。以下では、図8〜図9に基づき、その相違点を中心に説明する。
第2の実施形態における後方確認システム1の構成は、図8に示すように、超音波センサ−11の代わりに、障害物検知用カメラ43を備えている。
障害物検知用カメラ43は、図9に示すように、車両19において、表示部3の近傍に配置され、リアウインドウ33を含む後方の画像を撮影することができる。障害物検知用カメラ43は、表示部3をルームミラーとして機能する状態にしたとき、後方視界を阻害する障害物の検出に用いられる。この障害物の検出については後に詳述する。
(2)後方確認システム1が実行する処理
第2の実施形態における後方確認システム1が実行する処理は、基本的には前記第1の実施形態と同様であるが、障害物判定処理において相違する。以下では、図9〜図11に基づき、障害物判定処理を説明する。
図10のステップ300では、車両固有設定格納部9から、障害物検知用カメラ43で撮影する範囲のうち、障害物判定エリア45がどの範囲であるかを示す、車両19固有のデータと、その障害物判定エリア45におけるデフォルト画像(障害物のない状態の画像)とを読み出す。ここで、障害物判定エリア45は、図9及び図11に示すように、リアウインドウ33の上下の領域である。仮に、障害物判定エリア45を、リアウインドウ33の範囲とすると、車両19の移動時にリアウインドウ33内の景色が変わるため、後述する障害物判定で誤判定してしまうため、障害物判定エリア45には、リアウインドウ33は含まれない。
ステップ310では、前記ステップ300で読み出しておいた、障害物判定エリア45におけるデフォルト画像と、障害物検知用カメラ43で撮影した画像のうち、障害物判定エリア45内の画像とを比較する。
ステップ320では、前記ステップ310で比較した両画像が異なるか否かを判断する。異なると判断した場合はステップ330に進み、「障害物あり」と判定する。一方、両画像が同一であると判断した場合はステップ340に進み、「障害物なし」と判定する。なお、ステップ320において、両画像が「異なる」と判断する基準を調節することで、障害物判定における感度を調節することができる。
(3)後方確認システム1が奏する効果
本第2の実施形態における後方確認システム1は、前記第1の実施形態の場合と同様の効果を奏する。
3.第3の実施の形態
(1)後方確認システム1の構成
第3の実施形態における後方確認システム1の構成は、基本的には前記第2の実施形態と同様であるが、一部において相違する。以下では、図7、図12〜図14に基づき、その相違点を中心に説明する。
第3の実施形態における後方確認システム1の構成は、図12に示すように、障害物検知用カメラ43及び高感度バックカメラ7の代わりに、前後撮影カメラ47を備えている。前後撮影カメラ47は、図13に示すように、前記第1の実施形態及び第2の実施形態における高感度バックカメラ7(図2参照)と同様の位置に取り付けられている。
前後撮影カメラ47は、図14に示すように、CCD49と、前方の画像をCCD49に入射させる鏡51と、後方の画像をCCD49に入射させる鏡53とを備えている。また、前後撮影カメラ47は、鏡51及び鏡53のそれぞれに対応して広角レンズ55を備えている。この構成により、前後撮影カメラ47は、図7(a)に示すように、前方の画像57と、後方の画像59との両方を取り込むことができる。
(2)後方確認システム1が実行する処理
第3の実施形態における後方確認システム1が実行する処理は、基本的には前記第2の実施形態における処理(図4及び図10参照)と同様であるが、一部において相違する。以下では、図15に基づき、その相違点を説明する。
後方確認システム1は、障害物判定処理(図10参照)を行うとき、前後撮影カメラ47が撮影した画像のうち、図15(a)に示す、前方の画像57を取り込む。この前方の画像57には、表示部3、及びその周辺部が含まれる。前方の画像57のうち、表示部3の下と、表示部3の上端から車両19の天井に至る領域を障害物判定エリア45とする。
なお、前方の画像57のうち、障害物判定エリア45がどの範囲であるかは、車両固有設定格納部9から読み出した、車両19固有のデータにより決定する。
後方確認システム1は、障害物判定処理を行うとき、前後撮影カメラ47が撮影した画像のうち、この障害物判定エリア45の画像と、車両固有設定格納部9から読み出した、障害物判定エリア45におけるデフォルト画像(障害物のない状態の画像)とを比較し、図15(b)に示すように、障害物判定エリア45に障害物が存在し、両画像が異なれば、「障害物あり」と判定する。一方、図15(a)に示すように、障害物判定エリア45に障害物が存在せず、両画像が同一であると判断した場合は、「障害物なし」と判定する。なお、両画像が「異なる」と判断する基準を調節することで、障害物判定における感度を調節することができる。
(3)後方確認システム1が奏する効果
本第3の実施形態における後方確認システム1は、前記第1の実施形態及び第2の実施形態の場合と同様の効果を奏する。
さらに、車両の後方における画像の撮影と、障害物の検出との両方を、前後撮影カメラ47で行うことができるので、後方確認システム1の構成を簡略化することができる。
尚、本発明は前記実施形態になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、表示部3は、図16に示すように、鏡部61と、液晶ディスプレイ63とが別々の領域にそれぞれ設けられているものであってもよい。この場合、鏡部61は常時ルームミラーとして機能する。一方、液晶ディスプレイ63は、カメラ(高感度バックカメラ7、前後撮影カメラ47)で撮影した画像を、常時表示してもよいし、「障害物あり」と判定された場合(図4におけるステップ130参照)や、車両19の周囲が暗いと判定された場合(図4におけるステップ150参照)にのみ表示してもよい。
また、表示部3は、図17及び図18に示すように、液晶ディスプレイ65の表面に、ガラス67、及び水銀69を順次層形成した構造を有し、マジックミラー液晶ディスプレイとして機能するものであってもよい。すなわち、ガラス67と水銀69とはマジックミラーとして機能するから、図18(a)に示すように、正面側が明るく、背面側が暗ければ、光は水銀69の表面で反射するので、表示部3はルームミラーとして機能する。一方、図18(b)に示すように、正面側が暗く、背面側が明るければ、液晶ディスプレイ65から射出された光がガラス67及び水銀69を透過して正面側に進むので、表示部3はディスプレイとして機能する。
さらに、表示部3は、図19に示すように、2つの領域に分かれ、一方は鏡部71であるとともに、他の領域は上述したマジックミラー液晶ディスプレイ73であってもよい。
後方確認システム1は、ライトSW検出部17の代わりに、あるいはライトSW検出部17に加えて、車両19のフロントガラスの近傍等の位置に、車両19の外部における照度を検出する照度センサ−を備えていてもよい。そして、図4のステップ150において、照度センサ−で検出した照度が所定値以下であるか否かを判断し、照度が所定値以下であればステップ140に進み、照度が所定値を越える場合はステップ160に進むようにすることができる。
後方確認システム1の構成を表すブロック図である。 後方確認システム1を構成する部材の車両19における配置を表す説明図である。 表示部3の構成を表す説明図である。 表示部3の作用を表す説明図であって、(a)はディスプレイとして機能する状態を表し、(b)はルームミラーとして機能する状態を表す。 後方確認システム1が実行する処理の全体を表すフローチャートである。 後方確認システム1が実行する障害物判定処理を表すフローチャートである。 後方確認システム1が実行する画像表示処理を表す説明図であり、(a)は前後撮影カメラ47が撮影した前方及び後方の画像であり、(b)は高感度バックカメラ7が撮影した後方の画像であり、(c)は車両固有設定格納部9に予め格納された車両固有背景41であり、(d)は画像から切り出されたルームミラー部39であり、(e)はルームミラー部39と車両固有背景41とを合成した画像である。 後方確認システム1の構成を表すブロック図である。 後方確認システム1を構成する部材の車両19における配置を表す説明図であり、(a)は側方図、(b)は上面図である。 後方確認システム1が実行する障害物判定処理を表すフローチャートである。 障害物検知用カメラ43が撮影する画像において、障害物判定エリア45を表す説明図であり、(a)は障害物がない状態を表し、(b)は障害物がある状態を表す。 後方確認システム1の構成を表すブロック図である。 後方確認システム1を構成する部材の車両19における配置を表す説明図であり、(a)は側方図、(b)は上面図である。 前後撮影カメラ47の構成を表す説明図である。 前後撮影カメラ47が撮影する前方の画像において、障害物判定エリア45を表す説明図であり、(a)は障害物がない状態を表し、(b)は障害物がある状態を表す。 表示部3の構成を表す説明図である。 表示部3の構成を表す説明図である。 表示部3の作用を表す説明図であり、(a)はルームミラーとして機能する状態を表し、(b)はディスプレイとして機能する状態を表す。 表示部3の構成を表す説明図である。
符号の説明
1・・・後方確認システム、3・・・表示部、5・・・表示制御部、
7・・・高感度バックカメラ、9・・・車両固有設定格納部、
11・・・超音波センサ−、15・・・障害物判定部、17・・・ライトSW検出部、
19・・・車両、21・・・鏡、23・・・透過型有機ELディスプレイ、
25・・・吸収型偏向選択部材、27・・・偏向軸切り替え機、
29・・・吸収型偏向選択部材、31・・・車室、33・・・リアウインドウ、
35・・・リアディスプレイ、37・・・画像、39・・・ルームミラー部、
41・・・車両固有背景、43・・・障害物検知用カメラ、
45・・・障害物判定エリア、47・・・前後撮影カメラ、51、53・・・鏡、
55・・・広角レンズ、57・・・前方の画像、59・・・後方の画像、
61・・・鏡部、63、65・・・液晶ディスプレイ、67・・・ガラス、
69・・・水銀、71・・・鏡部、73・・・マジックミラー液晶ディスプレイ

Claims (7)

  1. 車両の後方を撮影する後方画像撮影手段と、
    前記車両の車室内に設けられ、画像を表示可能な表示手段と、
    前記車室内に設けられたルームミラーによる後方視認を阻害する障害物の存在を検出する障害物検出手段と、
    前記障害物検出手段が前記障害物を検出したとき、前記後方画像撮影手段で撮影した後方画像を前記表示手段に表示する制御手段と、
    を備える後方確認システム。
  2. 前記車両の外部における照度を検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記照度が所定値以下であるとき、前記後方画像を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1記載の後方確認システム。
  3. 前記車両が備えるライトのON/OFFを検出するライト検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記ライトがONであるとき、前記後方画像を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1又は2記載の後方確認システム。
  4. 前記表示手段は、前記ルームミラーとして機能するルームミラー状態と、前記画像を表示する画像表示状態とを切り換え可能であり、
    前記制御手段は、前記後方画像を表示するとき、前記表示手段の状態を、前記画像表示状態とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の後方確認システム。
  5. 前記制御手段は、前記後方画像のうち、前記ルームミラーに映る映像に対応する範囲を、前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項4記載の後方確認システム。
  6. 前記障害物検出手段は、超音波センサ−を用いて前記障害物を検出することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の後方確認システム。
  7. 前記障害物検出手段は、前記ルームミラーの視野内を撮影するカメラを用いて前記障害物を検出することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の後方確認システム。
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