JPH11291817A - 後方確認装置 - Google Patents
後方確認装置Info
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- JPH11291817A JPH11291817A JP10093438A JP9343898A JPH11291817A JP H11291817 A JPH11291817 A JP H11291817A JP 10093438 A JP10093438 A JP 10093438A JP 9343898 A JP9343898 A JP 9343898A JP H11291817 A JPH11291817 A JP H11291817A
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Abstract
ラーに一部写り込んで後方視界に影響を与えるのを防止
する。 【解決手段】 後席用ディスプレイ5を使用状態にして
後席乗員が見ている場合、インサイドミラー制御部22
が後席用ディスプレイの使用状態を検出し、後方用カメ
ラ14の撮影する車両後方の映像をインサイドミラー8
に組込まれている小型ディスプレイ12に表示させ、マ
ジックミラー13を透してドライバに見せるようにす
る。これによってドライバは、後席用ディスプレイ5の
使用状態でも本来のインサイドミラーを見るのと同じ形
態で後席用ディスプレイ5の一部の写り込んでいない後
方視界を見て後方確認できるようになる。
Description
ドライバの後方確認に用いるための後方確認装置に関す
る。
後席2,3の中間位置のルーフ部4に開閉収納式の後席
用ディスプレイ5を設置して、後席乗員6がその後席用
ディスプレイ5を下方に開いて見られるようにした車両
が知られている。
後席用ディスプレイ5を備えた車両では、後席用ディス
プレイ5を下方にほぼ垂直に開いた状態で後席乗員6が
画面を見ていると、ドライバ7からはインサイドミラー
8の視界内に後席用ディスプレイ5が一部写り込む問題
点があった。
なされたもので、後席用ディスプレイの使用状態の如何
によらず、後席用ディスプレイの一部が写り込むことの
ない後方視界を提示することができる後方確認装置を提
供することを目的とする。
の前後席の中間位置のルーフ部に設置され、ルーフ部に
収容した状態と下方に開いた状態との間で開閉できる後
席用ディスプレイを備えた車両における後方確認装置で
あって、前記室内のルーフ部前端の左右中間部に設置さ
れたインサイドミラーと、前記インサイドミラーにその
表示面を車室内側に向けて組込まれた小型ディスプレイ
と、車両後方の映像を撮影する後方撮像手段と、前記後
席用ディスプレイの開閉状態を検出する開閉状態検出手
段と、前記開閉状態検出手段が前記後席用ディスプレイ
の開状態を検出した時に前記撮像手段の撮影する前記車
両後方の映像を前記小型ディスプレイに表示してドライ
バから見えるようにする後方確認切替え手段とを備えた
ものである。
用ディスプレイをルーフ部から下方へ開いた状態にして
後席乗員が見ている場合、開閉状態検出手段が後席用デ
ィスプレイの開状態を検出し、後方確認切替手段が撮像
手段の撮影する車両後方の映像をインサイドミラーにそ
の表示面を車室内側に向けて組込まれている小型ディス
プレイに表示させ、ドライバに見せるようにする。これ
によってドライバは、後席用ディスプレイの開いた状態
でも本来のインサイドミラーを見るのと同じ形態で後席
用ディスプレイの一部の写り込んでいない後方視界を見
て後方確認できるようになる。
確認装置において、前記インサイドミラーのミラー面
に、前記小型ディスプレイの画面輝度が高い場合には透
明、当該画面輝度が低い場合にミラーとして作用するマ
ジックミラー部材を用いたものであり、これによって小
型ディスプレイによる表示画像とインサイドミラーに実
際に写っている像との切替えに何らの手段を必要とせ
ず、機構を単純にしてコストを抑えることができる。
確認装置において、前記開閉状態検出手段が前記後席用
ディスプレイの開閉角度を検出し、前記後方確認切替手
段が、前記開閉状態検出手段の検出する前記後席用ディ
スプレイの開閉角度があらかじめインサイドミラーの後
方視界に影響を及ぼす範囲として決められている所定の
範囲内にある場合に前記小型ディスプレイに前記車両後
方の映像を表示させるようにしたものであり、これによ
って、後席用ディスプレイが通常のインサイドミラーで
はその後方視界内に写り込むことがある角度範囲に開い
ている場合にだけ、後方確認切替手段が小型ディスプレ
イに車両後方の映像を表示させてドライバに見せるよう
にして、小型ディスプレイによる本来のインサイドミラ
ーの役目の代替期間を必要最小限度に抑える。
プレイを下方に開いた使用状態にして後席乗員が見てい
る場合、インサイドミラーの裏側に組込まれている小型
ディスプレイに車両後方の情景を表示させるようにした
ので、ドライバは後席用ディスプレイの使用状態でも本
来のインサイドミラーを見るのと同じ形態で後席用ディ
スプレイの一部の写り込んでいない後方視界を見て後方
確認できる。
ーのミラー面に、小型ディスプレイの画面輝度が高い場
合には透明、当該画面輝度が低い場合にミラーとして作
用するマジックミラー部材を用いたので、小型ディスプ
レイによる表示画像とインサイドミラーに実際に写って
いる像との切替えに何らの手段を必要とせず、機構を単
純にしてコストを抑えることができる。
レイが通常のインサイドミラーではその後方視界内に写
り込むことがある角度範囲に開いている場合にだけ、小
型ディスプレイに車両後方の映像を表示させてドライバ
に見せるようにしたので、小型ディスプレイによる本来
のインサイドミラーの役目の代替期間を必要最小限度に
抑えることができる。
基づいて詳説する。図1及び図2に示すように車室1内
のルーフ部4の前端部の左右中間位置に設置されている
インサイドミラー8は、ミラーケース11内に小型ディ
スプレイである液晶ディスプレイ12を収容し、その前
面にマジックミラー13を取付けた構造である。このマ
ジックミラー13は液晶ディスプレイ12の画面輝度が
高い場合、つまり表示動作中はディスプレイの画像を透
過させてドライバから見えるようにし、液晶ディスプレ
イ12の画面輝度が低い場合、つまり動作停止中は本来
のミラーとして車両後方の情景を写す働きをするもので
ある。車両の後部の適切な場所、例えば、車室1のルー
フ部4の後端部中央付近には車両後方の情景を撮影する
後方用カメラ14が設置されている。この後方用カメラ
14の撮影範囲又は液晶ディスプレイ12の表示範囲
は、マジックミラー13がミラーとして働く場合に車両
後方を写す後方視界とほぼ一致する範囲とし、また後方
用カメラ14の焦点距離もマジックミラー13がミラー
として車両後方の写す場合の鏡像とほぼ一致する画像に
なるように設定されている。
プレイ5は、不使用時には前後席の中間位置においてル
ーフ部4に設置されているディスプレイ収容ケース15
に収容し、使用時には下方に開いた状態にする。この後
席用ディスプレイ5をほぼ水平な収容状態と下方に開い
た使用状態との間で開閉動作させるために、モータ駆動
される駆動歯車16に対して従動歯車17を噛み合わ
せ、この従動歯車17の正逆回転によって後席用ディス
プレイ5の根本部分が正逆回転駆動するようにしてあ
る。そしてディスプレイ収容ケース15内には従動歯車
17の回転状態を検出するためのピックアップセンサ1
8が設けられており、このピックアップセンサ18が出
力するパルス信号は後席用ディスプレイ5の開閉状態を
判別するために用いられる。
を判別してインサイドミラー8内の液晶ディスプレイ1
2の表示オン/オフの切替制御を行うための制御回路の
構成を示している。ディスプレイ制御部20は後席用デ
ィスプレイ5の開閉駆動を制御するものであり、角度調
整スイッチ21の操作を受けて後席用ディスプレイ5の
開閉角度を任意に調整する。ピックアップセンサ18は
後席用ディスプレイ5の開閉角度に対応したパルス信号
を出力する。
ップセンサ18のパルス信号を受けて後席用ディスプレ
イ5の開閉角度xを演算し、所定の角度範囲α<x<β
であるか否かによって後席用ディスプレイ5の一部がイ
ンサイドミラー8の後方視界に一部写り込む状態かどう
かを判断し、さらに後方用カメラ14のオン/オフ制
御、またインサイドミラー8内の液晶ディスプレイ12
のオン/オフ制御を行う。
説明する。図5のフローチャートに示すように、後席用
ディスプレイ5が開き操作されれば、インサイドミラー
制御部22はピックアップセンサ18の出力するパルス
信号をカウントし(ステップS1)、後席用ディスプレ
イ5の開角度xを算定する(ステップS2)。そして、
この開角度xがインサイドミラー8の後方視界へ影響を
及ぼす角度範囲になっているかどうかを、あらかじめ設
定した角度範囲α<x<βにあるかどうかよって判断す
る(ステップS3)。
ドミラー8の後方視界に一部写り込む可能性がある角度
範囲α<x<βであれば、後方用カメラ14を起動して
その画像を液晶ディスプレイ12に表示させる(ステッ
プS4,S5)。ここでインサイドミラー8のミラー面
にマジックミラー13を用いた場合、液晶ディスプレイ
12に後方視界の画像を表示させるだけでその画面輝度
が高くなり、自然とマジックミラー13は透明状態にな
って表示画像をドライバに見せるようになる。
り、使用状態でもその開角度xがα<x<βの範囲でな
い場合には(ステップS3でNOに分岐)、液晶ディス
プレイ12を起動させないままにする(ステップS
6)。これによって、インサイドミラー8内のマジック
ミラー13は、その背面の液晶ディスプレイ12の画面
が暗いのでミラー状態になって後方視界を自ら写してド
ライバに見せるようになる。
では、後席用ディスプレイ5が開かれて使用状態にある
場合、インサイドミラーの後方視界に一部写り込むよう
な角度で開いていれば、インサイドミラー8に組込んだ
液晶ディスプレイ12に後方用カメラ14の撮影する後
方視界の画像を表示させ、マジックミラー13を透して
見せるようにしているので、ドライバは常に後席用ディ
スプレイ5によって影響を受けることのない後方視界を
得ることができるようになる。しかも、後席用ディスプ
レイ5が所定の角度範囲α<x<βの範囲にある場合に
だけ液晶ディスプレイ12の表示画像によって後方視界
を代替させるので、その代替期間を必要最小限度に抑え
ることができる。
プレイ5の開閉角度が所定の範囲内にあるかどうかによ
って液晶ディスプレイ12のオン/オフを制御するよう
にしたが、これに限定されず、システムをより単純なも
のにするためには、後席用ディスプレイ5が開かれてい
るか閉じられているかにより、あるいはその電源スイッ
チがオンしているかオフであるかによって使用/不使用
状態を判別し、使用状態では常にインサイドミラー8内
の液晶ディスプレイ12をオンさせる構成にすることも
できる。
ー13としてその背面の明るさによって透明状態とミラ
ー状態に自然に切り替わる性質のものを採用したが、こ
れに限定されず、液晶ディスプレイ12を使用するとき
にはミラー面が退いて液晶画面が直接露出し、液晶ディ
スプレイ12を使用しないときにはミラー面が元の位置
に戻る機構を採用することができる。
す説明図。
断面図。
の機構図。
図。
フローチャート。
Claims (3)
- 【請求項1】 室内の前後席の中間位置のルーフ部に設
置され、ルーフ部に収納した状態と下方に開いた状態と
の間で開閉できるようにした後席用ディスプレイを備え
た車両における後方確認装置であって、 前記室内のルーフ部前端の左右中間部に設置されたイン
サイドミラーと、 前記インサイドミラーにその表示面を車室内側に向けて
組込まれた小型ディスプレイと、 車両後方の映像を撮影する後方撮像手段と、 前記後席用ディスプレイの開閉状態を検出する開閉状態
検出手段と、 前記開閉状態検出手段が前記後席用ディスプレイの開状
態を検出した時に前記撮像手段の撮影する前記車両後方
の映像を前記小型ディスプレイに表示してドライバから
見えるようにする後方確認切替え手段とを備えて成る後
方確認装置。 - 【請求項2】 前記インサイドミラーのミラー面に、前
記小型ディスプレイの画面輝度が高い場合には透明、当
該画面輝度が低い場合にミラーとして作用するマジック
ミラー部材を用いたことを特徴とする請求項1に記載の
後方確認装置。 - 【請求項3】 前記開閉状態検出手段は、前記後席用デ
ィスプレイの開閉角度を検出し、 前記後方確認切替手段は、前記開閉状態検出手段の検出
する前記後席用ディスプレイの開閉角度が、あらかじめ
インサイドミラーの後方視界に影響を及ぼす範囲として
決められている所定の範囲内にある場合に前記小型ディ
スプレイに前記車両後方の映像を表示させることを特徴
とする請求項1又は2に記載の後方確認装置。
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- 1998-04-06 JP JP09343898A patent/JP3985333B2/ja not_active Expired - Fee Related
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