JP2017058600A - 表示制御装置、画像表示システム、及び、表示制御方法 - Google Patents

表示制御装置、画像表示システム、及び、表示制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが操作を行わなくても車両の状態に適した動作モードに変更する。【解決手段】画像表示システムにおいては、表示装置3の表示画面30は前面側にハーフミラーを有している。また、表示制御装置の画像取得部は車両の周辺を撮影するカメラの撮影画像を取得する。画像表示システムは動作モードとして、表示装置3に撮影画像5を表示させる画像表示モードM1と、表示装置3を非表示状態にして表示画面30をミラーとして機能させるミラーモードM2とを備えている。そして、状態判定部は車両に係る信号に基づいて車両の状態を判定し、モード設定部が車両の状態に応じて動作モードを設定する。【選択図】図5

Description

本発明は、車両の周辺の画像を表示する技術に関する。
一般に、自動車などの車両のドライバは、車室内に配置されるルームミラー(インナーリアビューミラー)を用いて車両の周辺の後方の様子を確認する。しかしながら、このようなルームミラーを用いた場合でも、車室内の後部の荷物などで視界が遮られることにより、車両の周辺の後方の確認が難しくなる場合がある。また、コンテナを有するトラックなどの車両の場合は、車両の周辺の後方の確認にルームミラーが利用できない場合もある。
このため、近年、カメラを用いて車両の周辺の後方を撮影して撮影画像を取得し、該撮影画像を車室内のルームミラーの位置に配置された表示装置に表示する画像表示システムが提案されている。この画像表示システムのユーザとなる車両のドライバは、車室内の後部の荷物などの影響を受けずに、車両の周辺の後方の様子を安定して確認できる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−117971号公報
ところで、車両のドライバは、一般的なルームミラーを用いて、車両の周辺の後方の様子のみならず、同乗者や荷物などの車室内の後部の様子を確認する場合もある。上記の画像表示システムでは車室内を示す画像は表示されないため、ユーザは、車室内の後部の様子を確認することはできない。
このため、表示装置の表示画面にハーフミラーを有する画像表示システムが提案されている。この画像表示システムでは、表示装置を非表示状態にしてハーフミラーの内側を暗くすることで、車室内の後部の物体の像を映すミラーとして表示装置の表示画面を機能させることができる。
このような画像表示システムでは、表示装置が撮影画像を表示する動作モードと、表示装置の表示画面をミラーとして機能させる動作モードとが、ユーザの操作によって切り替えられる。しかしながら、ユーザは、動作モードの切り替え操作を煩わしく感じる場合があり、車両の状態に適しない動作モードに設定された状態のままで、車両の運転を継続する可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ユーザが操作を行わなくても車両の状態に適した動作モードに変更できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、車両の車室内に配置される表示装置を制御する表示制御装置であって、前記表示装置の表示画面は、ハーフミラーを有し、前記表示制御装置は、前記車両の周辺を撮影するカメラの撮影画像を取得する取得手段と、前記車両に係る信号に基づいて、前記車両の状態を判定する判定手段と、前記判定手段が判定した前記車両の状態に応じて動作モードを設定する設定手段と、を備え、前記動作モードは、前記表示装置に前記撮影画像を表示させる第1モードと、前記表示装置を非表示状態にして前記表示画面をミラーとして機能させる第2モードとを含む。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の表示制御装置において、前記判定手段は、前記車両の状態が走行状態か停車状態かを判定し、前記設定手段は、前記車両の状態が前記走行状態と判定された場合は、前記動作モードを前記第1モードに設定し、前記車両の状態が前記停車状態と判定された場合は、前記動作モードを前記第2モードに設定する。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の表示制御装置において、前記判定手段は、前記車両の速度を示す信号に基づいて前記車両の状態が前記走行状態か前記停車状態かを判定する。
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の表示制御装置において、前記判定手段は、前記車両の速度が所定速度以下の状態が所定時間継続した場合に、前記車両の状態が前記停車状態と判定する。
また、請求項5の発明は、請求項3または4に記載の表示制御装置において、前記判定手段は、前記車両の速度が所定速度を超える状態が所定時間継続した場合に、前記車両の状態が前記走行状態と判定する。
また、請求項6の発明は、請求項2に記載の表示制御装置において、前記判定手段は、前記車両のシフトポジションを示す信号に基づいて前記車両の状態が前記走行状態か前記停車状態かを判定する。
また、請求項7の発明は、請求項1に記載の表示制御装置において、前記判定手段は、前記車両のシフトポジションがドライブの場合は、前記車両の速度に応じて前記車両の状態が走行状態か停車状態かを判定し、前記車両のシフトポジションがリバースの場合は、前記車両の速度に関わらず前記車両の状態は後退状態と判定し、前記設定手段は、前記車両の状態が前記走行状態及び前記後退状態のいずれかと判定された場合は、前記動作モードを前記第1モードに設定し、前記車両の状態が前記停車状態と判定された場合は、前記動作モードを前記第2モードに設定する。
また、請求項8の発明は、車両で用いられる画像表示システムであって、前記車両の車室内に配置され、ハーフミラーを有する表示画面を備えた表示装置と、前記表示装置を制御する請求項1ないし7のいずれかに記載の表示制御装置と、を備えている。
また、請求項9の発明は、車両の車室内に配置される表示装置を制御する表示制御方法であって、前記表示装置の表示画面は、ハーフミラーを有し、前記表示制御方法は、(a)前記車両の周辺を撮影するカメラの撮影画像を取得する工程と、(b)前記車両に係る信号に基づいて、前記車両の状態を判定する工程と、(c)前記工程(b)が判定した前記車両の状態に応じて動作モードを設定する工程と、を備え、前記動作モードは、前記表示装置に前記撮影画像を表示させる第1モードと、前記表示装置を非表示状態にして前記表示画面をミラーとして機能させる第2モードとを含む。
請求項1ないし9の発明によれば、車両の状態に応じて動作モードを設定するため、ユーザが操作を行わなくても車両の状態に適した動作モードに変更できる。
また、特に請求項2の発明によれば、車両の状態が走行状態と判定された場合に、動作モードを第1モードとするため、ユーザが車両の周辺の様子を確認できる。また、車両の状態が停車状態と判定された場合に、動作モードを第2モードとするため、ユーザが車室内の様子を確認できる。
また、特に請求項3の発明によれば、車両の状態が走行状態か停車状態かを容易に判定できる。
また、特に請求項4の発明によれば、車両の速度が所定速度以下の状態が所定時間継続するまで車両の状態が停車状態と判定されない。このため、車両が短時間の走行と停車とを繰り返す場合でも動作モードが頻繁に変更されないことから、ユーザは表示装置を安定して利用できる。
また、特に請求項5の発明によれば、車両の速度が所定速度を超える状態が所定時間継続するまで車両の状態が走行状態と判定されない。このため、車両が短時間の走行と停車とを繰り返す場合でも動作モードが頻繁に変更されないことから、ユーザは表示装置を安定して利用できる。
また、特に請求項6の発明によれば、車両の状態が走行状態か停車状態かを容易に判定できる。
また、特に請求項7の発明によれば、シフトポジションがリバースの場合は、車両の速度に関わらず動作モードが第1モードに維持される。このため、シフトポジションがリバースの場合は、車両が短時間の走行と停車とを繰り返す場合でも、ユーザは車両の周辺の様子を安定して確認できる。
図1は、画像表示システムの概要を示す図である。 図2は、車両の車室内の前方の様子を示す図である。 図3は、画像表示システムの構成を示すブロック図である。 図4は、表示装置の表示画面の主な構成を示す図である。 図5は、表示装置の状態の例を示す図である。 図6は、第1の実施の形態の画像表示システムの処理の流れを示す図である。 図7は、第1の実施の形態の状態判定処理の流れを示す図である。 図8は、第2の実施の形態の状態判定処理の流れを示す図である。 図9は、第3の実施の形態の画像表示システムの処理の流れを示す図である。 図10は、第3の実施の形態の状態判定処理の流れを示す図である。 図11は、第4の実施の形態の状態判定処理の流れを示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.画像表示システムの概要>
図1は、画像表示システム10の概要を示す図である。図に示すように、画像表示システム10は、車両(本実施の形態では、自動車)9に搭載される。画像表示システム10は、車両9の周辺の撮影画像を取得するカメラ1と、車両9の車室内に配置される表示装置3と、画像表示システム10の全体を制御する表示制御装置2とを備えている。画像表示システム10は、カメラ1を用いて車両9の周辺の撮影画像を取得し、該撮影画像を車室内の表示装置3で表示することが可能である。
カメラ1は、レンズと撮像素子とを備えており、車両9の周辺の被写体の像を含む撮影画像を電子的に取得する。カメラ1は、車両9の後端の上部に設けられ、その光軸1aは車両9の前後方向に沿って後方に向けられる。したがって、カメラ1は、車両の周辺の後方に存在する被写体を撮影する。カメラ1のレンズは広角レンズであり、カメラ1は比較的広い画角θを有し、車両9の周辺の後方における比較的広い範囲を撮影できる。
図2は、車両9の車室内の前方の様子を示す図である。図に示すように、画像表示システム10が採用される車両9では、車室内における一般的なルームミラーが配置される位置にルームミラーに代えて表示装置3が配置される。この表示装置3において、カメラ1で得られた車両9の周辺の後方を示す撮影画像が表示される。したがって、画像表示システム10のユーザ(代表的には、車両9のドライバ)は、表示装置3に表示される撮影画像を視認することで、車両9の周辺の後方の様子を確認できる。
また、画像表示システム10は、表示装置3の表示画面を、可視光線を反射するミラーとして機能させることも可能である。ユーザは、ミラーとして機能する表示装置3の表示画面に映る車室内の物体の像を確認することで、車室内の後部の同乗者や荷物の状態を確認することもできる。
このように画像表示システム10は、表示装置3で撮影画像を表示する動作と、表示装置3の表示画面をミラーとして機能させる動作とが可能である。画像表示システム10ではこれらの動作のいずれかが、画像表示システム10の動作モードに応じて実行される。すなわち、画像表示システム10は、表示装置3に撮影画像を表示させる画像表示モードと、表示装置3の表示画面をミラーとして機能させるミラーモードとの2つの動作モードを備えている。そして、画像表示システム10では、ユーザが操作を行わなくても、車両9の状態に適した動作モードが設定されるようになっている。
<1−2.画像表示システムの構成>
図3は、画像表示システム10の構成を示すブロック図である。画像表示システム10は、前述したカメラ1、表示装置3及び表示制御装置2とともに、ユーザの操作を受け付ける操作ボタン4を備えている。カメラ1、表示装置3及び操作ボタン4は、表示制御装置2に対して電気的に接続される。
操作ボタン4は、ユーザの操作を受け付ける操作部材である。操作ボタン4は、例えば、車両9のステアリングホイール95に設けられる(図2参照。)。なお、操作ボタン4は、表示装置3の表示画面の近傍など他の位置に設けられてもよい。
表示制御装置2は、表示装置3への表示に適するように、カメラ1で得られた撮影画像に対して各種の画像処理を行う。表示制御装置2は、画像取得部21と、画像処理部22と、画像出力部23とを備えている。
画像取得部21は、カメラ1で得られた撮影画像を取得する。画像処理部22は、画像取得部21が取得した撮影画像に対して、歪補正、輝度調整及びサイズ変更などの各種の画像処理を行う。これにより、画像処理部22は、撮影画像の形式やサイズなどを、表示装置3への表示に適するように変更する。画像出力部23は、画像処理部22が処理した撮影画像を表示装置3に出力する。これにより、表示装置3の表示画面において撮影画像が表示される。
また、表示制御装置2は、制御部20と、信号受信部24と、記憶部25とをさらに備えている。
信号受信部24は、車両9に設けられる他の装置から送出される車両9に係る信号を、車載ネットワーク90を介して受信する。信号受信部24は、受信した信号を制御部20に入力する。車両9に設けられる他の装置には、車速センサ91及びシフトセンサ92などが含まれる。信号受信部26は、車速センサ91から、車両9の速度を示す速度信号を受信する。また、信号受信部26は、シフトセンサ92から、車両9の変速装置のシフトポジションを示すシフト信号を受信する。
記憶部25は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリであり、各種の情報を記憶する。記憶部25は、ファームウェアとしてのプログラム、及び、各種のデータを記憶する。
制御部20は、例えば、CPU、RAM及びROMなどを備えたマイクロコンピュータであり、画像表示システム10の全体を統括的に制御する。制御部20は、カメラ1及び表示装置3を含む画像表示システム10の各処理部と電気的に接続されており、各処理部に信号を送出することでその動作を制御することが可能である。また、ユーザが操作ボタン4を操作した場合は、その操作の内容を示す信号が制御部20に入力される。
制御部20の各種の機能は、記憶部25に記憶されたプログラムの実行(プログラムに従ったCPUの演算処理)によって実現される。図中に示す状態判定部20a、モード設定部20b及び動作制御部20cは、プログラムの実行により実現される機能の一部である。
状態判定部20aは、信号受信部24が受信する車両9に関わる信号に基づいて、車両9の状態を判定する。モード設定部20bは、状態判定部20aが判定した車両9の状態に応じて、画像表示システム10の動作モードを設定する。また、動作制御部20cは、モード設定部20bが設定した動作モードに応じた動作を行うように、画像表示システム10の各処理部の動作を制御する。これらの機能の詳細については後述する。
<1−3.表示装置のミラー化>
次に、表示装置3についてより詳細に説明する。図4は、表示装置3の表示画面30の主な構成を示す図である。図4に示すように、表示装置3の表示画面30は、バックライト31及び液晶パネル32を備え、バックライト31の前面側に液晶パネル32が配置される。表示画面30が画像を表示する際には、表示対象となる画像の各画素の値に応じて液晶パネル32がバックライト31の光を通過させる。
また、表示画面30は、液晶パネル32の前面側(ユーザが視認する側)に、ハーフミラー33をさらに備えている。ハーフミラー33は、マジックミラーあるいはミラーガラスとも呼ばれ、入射した光の一部を反射し一部を透過する性質を有する装置(ビームスプリッタ)である。
明暗の境界位置にハーフミラーを配置した場合、人間が暗い側からハーフミラーを見ると、反対側(明るい側)にある物体がハーフミラーを透過して見える。一方で、人間が明るい側からハーフミラーを見ると、自分側(明るい側)にある物体の像がハーフミラーに映って見える。すなわち、ハーフミラーが、可視光線を反射するミラーとして機能する。
前面側にハーフミラー33を備える表示画面30は、このようなハーフミラー33の性質により、物体の像を映すミラーとして機能する。なお、表示画面30に採用するハーフミラー33の透過率と反射率とは視認性を考慮して設定されることが望ましく、透過率と反射率とは一致しなくてもよい。
図5は、表示装置3の状態の例を示す図である。まず、表示装置3が、図5の左側に示すカメラ1で得られた撮影画像5を表示する場合を想定する。この場合は、図5の右上に示すように、表示装置3の表示画面30に撮影画像5が表示される。バックライト31の発光によりハーフミラー33の内側が明るくなるため、ユーザは明るく表示された撮影画像5に含まれる被写体の像Sb0を視認する。画像表示モードM1では、この原理によりユーザは車両9の周辺の後方の様子を確認できる。
次に、表示装置3が撮影画像5を表示しない場合(表示装置3を非表示状態にする場合)を想定する。表示装置3は、バックライト31をオフにする(消灯する)ことにより、非表示状態となる。この場合は、図5の右下に示すように、表示装置3の表示画面30が可視光線を反射するミラーとして機能する。この場合は、ハーフミラー33の内側が暗くなるため、ユーザはハーフミラー33に映る物体の像Sb1を視認する。ミラーモードM2では、この原理によりユーザは車室内の後部の同乗者や荷物の様子を確認できる。
<1−4.画像表示システムの処理>
次に、画像表示システム10の処理について説明する。画像表示システム10においては、表示制御装置2の状態判定部20aが車両9の状態を判定し、モード設定部20bが車両9の状態に応じて動作モードを設定する。
車両9の走行中においては、ユーザ(車両9のドライバ)は、車両9の周辺の状況を的確に把握する必要がある。このため、車両9の走行中は、車両9の周辺の後方の様子を確認可能な画像表示モードとすることが望ましい。一方で、ユーザ(車両9のドライバ)が車室内の後部の様子を確認するのは、通常、車両9の停車中である。このため、車両9の停車中は、車室内の後部の様子を確認可能なミラーモードとすることが望まれる。
したがって、画像表示システム10においては、表示制御装置2の状態判定部20aが車両9の状態が走行状態か停車状態かを判定する。そして、表示制御装置2のモード設定部20bは、車両9の状態が走行状態と判定された場合は動作モードを画像表示モードに設定し、車両9の状態が停車状態と判定された場合は動作モードをミラーモードに設定する。これにより、ユーザが操作を行わなくても、車両9の状態に適した動作モードに変更される。
図6は、画像表示システム10の処理の流れを示す図である。図6に示す処理は、所定の周期(例えば、1/30秒周期)で繰り返し実行される。
まず、表示制御装置2の状態判定部20aが、車両9の状態を判定する状態判定処理を実行する(ステップS1)。図7は、状態判定処理の詳細な流れを示す図である。
状態判定処理においては、まず、状態判定部20aが現時点の車両9の速度を取得する(ステップS11)。状態判定部20aは、信号受信部26が車速センサ91から受信する速度信号に基づいて車両9の速度を取得する。
次に、状態判定部20aは、取得した車両9の速度と、閾値となる所定速度(例えば、0.1km/h。以下、「閾値速度」という。)とを比較する(ステップS12)。
そして、状態判定部20aは、車両9の速度が閾値速度を超える場合は(ステップS12にてYes)、車両9の状態は走行状態であると判定する(ステップS13)。一方、状態判定部20aは、車両9の速度が閾値速度以下の場合は(ステップS12にてNo)、車両9の状態は停車状態であると判定する(ステップS14)。
図6に戻り、このように状態判定部20aが状態判定処理(ステップS1)を実行すると、次に、表示制御装置2のモード設定部20bが、判定された車両9の状態を受け取り、車両9の状態に応じて動作モードを設定する(ステップS2以降)。
車両9の状態が走行状態と判定された場合は(ステップS2にてYes)、モード設定部20bは、動作モードを画像表示モードに設定する(ステップS3)。以降は、動作制御部20cの制御により、画像表示システム10の各処理部が画像表示モードに応じた動作を行う。
すなわち、画像取得部21がカメラ1から撮影画像を取得し(ステップS4)、画像処理部22が表示装置3への表示に適するように撮影画像に画像処理を行い(ステップS5)、画像出力部23が撮影画像を表示装置3に出力する。これにより、表示装置3が、車両9の周辺の後方の被写体を含む撮影画像を表示画面30に表示する(ステップS6)。これにより、ユーザは、車両9の周辺の後方の様子を確認することができる。
一方、車両9の状態が停車状態と判定された場合は(ステップS2にてNo)、モード設定部20bは、動作モードをミラーモードに設定する(ステップS7)。以降は、動作制御部20cの制御により、画像表示システム10の各処理部がミラーモードに応じた動作を行う。
具体的には、動作制御部20cが表示装置3に停止信号を送出し、バックライト31をオフにして表示装置3を非表示状態にする(ステップS8)。その結果、表示装置3の表示画面30が可視光線を反射するミラーとして機能する。これにより、ユーザは、車室内の後部の同乗者や荷物の様子を確認できる。
なお、ミラーモードでは撮影画像は不要となるため、動作制御部20cは、カメラ1などの撮影画像に関わる処理部をオフとしてもよい。このように、バックライト31とともに、撮影画像に関わる処理部をオフとすることにより、ミラーモードにおいて消費電力を有効に低減することができる。
以上のように、第1の実施の形態の画像表示システム10においては、表示装置3の表示画面30は前面側にハーフミラー33を有している。また、表示制御装置2の画像取得部21は車両9の周辺を撮影するカメラ1の撮影画像を取得する。画像表示システム10は動作モードとして、表示装置3に撮影画像を表示させる画像表示モードと、表示装置3を非表示状態にして表示画面30をミラーとして機能させるミラーモードとを備えている。そして、状態判定部20aは車両9に係る信号に基づいて車両9の状態を判定し、モード設定部20bが車両9の状態に応じて動作モードを設定する。
このように、車両9の状態に応じて動作モードを設定するため、ユーザが操作を行わなくても車両9の状態に適した動作モードに変更できる。
また、状態判定部20aは、車両9の状態が走行状態か停車状態かを判定する。そして、モード設定部20bは、車両9の状態が走行状態と判定された場合は動作モードを画像表示モードに設定する。このため、ユーザは車両9の周辺の様子を確認できる。一方で、モード設定部20bは、車両9の状態が停車状態と判定された場合は動作モードをミラーモードに設定する。このため、ユーザは車室内の様子を確認できる。
また、状態判定部20aは、車両9の速度を示す速度信号に基づいて車両9の状態が走行状態か停車状態かを判定するため、車両9の状態を容易に判定することができる。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態の画像表示システム10の構成や処理は第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。第1の実施の形態では、状態判定部20aは車両9の速度を示す速度信号に基づいて車両9の状態が走行状態か停車状態かを判定していた。これに対して、第2の実施の形態では、状態判定部20aは車両9のシフトポジションを示すシフト信号に基づいて車両9の状態が走行状態か停車状態かを判定する。
第2の実施の形態の画像表示システム10の処理は、状態判定処理(図6のステップS1)のみが第1の実施の形態と相違する。図8は、第2の実施の形態の状態判定処理の詳細な流れを示す図である。
まず、状態判定部20aが現時点の車両9のシフトポジションを取得する(ステップS21)。状態判定部20aは、信号受信部26がシフトセンサ92から受信するシフト信号に基づいて車両9のシフトポジションを取得する。
次に、状態判定部20aは、車両9のシフトポジションが、パーキング(P)、リバース(R)、ニュートラル(N)及びドライブ(D)のいずれであるかを判定する(ステップS22)。
そして、状態判定部20aは、車両9のシフトポジションがドライブ(D)またはリバース(R)であれば(ステップS22にてYes)、車両9の状態は走行状態であると判定する(ステップS23)。一方、車両9のシフトポジションがパーキング(P)またはニュートラル(N)であれば(ステップS22にてNo)、車両9の状態は停車状態であると判定する(ステップS24)。
状態判定部20aが状態判定処理を実行した以降における画像表示システム10の処理は、第1の実施の形態と同様である(図6)。したがって、モード設定部20bは、車両9の状態が走行状態と判定された場合は動作モードを画像表示モードに設定し(ステップS3)、車両9の状態が停車状態と判定された場合は動作モードをミラーモードに設定する(ステップS7)。
以上のように、第2の実施の形態の画像表示システム10においては、状態判定部20aは、車両9のシフトポジションを示すシフト信号に基づいて車両9の状態が走行状態か停車状態かを判定する。このため、車両9の状態を容易に判定することができる。
また、状態判定部20aは、車両9の速度に係わらず車両9の状態が走行状態か停車状態かを判定するため、車両9が短時間の停車と走行とを繰り返す場合でも動作モードが維持されることから、ユーザは表示装置3を安定して利用することができる。
<3.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態の画像表示システム10の構成や処理は第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。第1の実施の形態では、状態判定部20aは車両9の速度を示す速度信号のみに基づいて車両9の状態が走行状態か停車状態かを判定していた。これに対して、第3の実施の形態では、状態判定部20aは、速度信号とシフト信号との双方に基づいて車両9の状態を判定する。また、状態判定部20aは、車両9の状態を、走行状態、停車状態及び後退状態の3つの状態のいずれであるかを判定する。
図9は、第3の実施の形態の画像表示システム10の処理の流れを示す図である。図9に示す処理の流れにおいてステップS1a,S2aの処理のみが、第1の実施の形態の処理(図6のステップS1,S2)と相違する。
まず、状態判定部20aが、車両9の状態を判定する状態判定処理を実行する(ステップS1a)。図10は、第3の実施の形態の状態判定処理(ステップS1a)の詳細な流れを示す図である。
状態判定処理においては、まず、状態判定部20aが現時点の車両9の速度及びシフトポジションを取得する(ステップS31)。状態判定部20aは、速度信号に基づいて車両9の速度を取得し、シフト信号に基づいて車両9のシフトポジションを取得する。
次に、状態判定部20aは、車両9のシフトポジションがドライブ(D)であるか否かを判定する(ステップS32)。
車両9のシフトポジションがドライブ(D)の場合は(ステップS32にてYes)、第1の実施の形態と同様に、状態判定部20aは車両9の速度に応じて、車両9の状態が走行状態か停車状態かを判定する。すなわち、状態判定部20aは、車両9の速度と閾値速度とを比較する(ステップS33)。そして、状態判定部20aは、車両9の速度が閾値速度を超える場合は車両9の状態は走行状態であると判定し(ステップS34)、車両9の速度が閾値速度以下の場合は車両9の状態は停車状態であると判定する(ステップS36)。
また、車両9のシフトポジションがドライブ(D)でない場合は(ステップS32にてNo)、次に、状態判定部20aは、車両9のシフトポジションがリバース(R)であるか否かを判定する(ステップS35)。
車両9のシフトポジションがリバース(R)の場合は(ステップS35にてYes)、状態判定部20aは、車両9の速度に係わらず車両9の状態が後退状態であると判定する(ステップS37)。
また、車両9のシフトポジションがパーキング(P)またはニュートラル(N)であれば(ステップS35にてNo)、状態判定部20aは、車両9の状態は停車状態であると判定する(ステップS36)。
図9に戻り、このように状態判定部20aが状態判定処理(ステップS1a)を実行すると、次に、モード設定部20bが、判定された車両9の状態を受け取り、車両9の状態に応じて動作モードを設定する(ステップS2a以降)。
車両9の状態が走行状態、または、後退状態と判定された場合は(ステップS2aにてYes)、モード設定部20bは、動作モードを画像表示モードに設定する(ステップS3)。以降は、第1の実施の形態と同様に、動作制御部20cの制御により、画像表示システム10の各処理部が画像表示モードに応じた動作を行う。
一方、判定された車両9の状態が停車状態と判定された場合は(ステップS2aにてNo)、モード設定部20bは、動作モードをミラーモードに設定する(ステップS7)。以降は、第1の実施の形態と同様に、動作制御部20cの制御により、画像表示システム10の各処理部がミラーモードに応じた動作を行う。
以上のように、第3の実施の形態の画像表示システム10においては、車両9のシフトポジションがドライブ(D)の場合は、状態判定部20aは、車両9の速度に応じて車両9の状態が走行状態か停車状態かを判定する。一方、車両9のシフトポジションがリバーう(R)の場合は、状態判定部20aは、車両9の速度に係わらず車両9の状態は後退状態と判定する。そして、モード設定部20bは、車両9の状態が走行状態及び後退状態のいずれかと判定された場合は動作モードを画像表示モードに設定し、車両9の状態が停車状態と判定された場合は動作モードをミラーモードに設定する。
車両9を駐車させる場合などにおいては、ユーザは、シフトポジションをリバース(R)にして短時間の停車と走行とを繰り返すことが多い。このような場合に、車両9の停車と走行とに応じて動作モードが頻繁に変更されると、ユーザは車両9の周辺の様子を安定して確認することが難しくなる。第3の実施の形態の画像表示システム10では、車両9のシフトポジションがリバース(R)の場合は、車両9の速度に関わらず動作モードが画像表示モードに維持される。このため、車両9が短時間の停車と走行とを繰り返す場合でも動作モードが画像表示モードに維持されることから、ユーザは、車両9の周辺の様子を安定して確認できる。
<4.第4の実施の形態>
次に、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態の画像表示システム10の構成や処理は第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。第1の実施の形態では、状態判定部20aは、車両9の速度と速度閾値との比較結果を直接的に用いて車両9の状態を判定していた。これに対して、第4の実施の形態では、状態判定部20aは、車両9の速度と速度閾値との比較結果として同一の状態が継続する場合に、車両9の状態を判定する。
第4の実施の形態の画像表示システム10の処理は、状態判定処理(図6のステップS1)のみが第1の実施の形態と相違する。図11は、第4の実施の形態の状態判定処理の詳細な流れを示す図である。
まず、状態判定部20aが現時点の車両9の速度を取得する(ステップS41)。状態判定部20aは、信号受信部26が車速センサ91から受信する速度信号に基づいて車両9の速度を取得する。
次に、状態判定部20aは、取得した車両9の速度をデータとして記憶部25に記憶させる(ステップS42)。前述のように、画像表示システム10の処理は所定の周期で繰り返される。状態判定部20aはステップS42の処理を繰り返すことになるため、繰り返し取得する速度のデータを順次に記憶部25に記憶させる。状態判定部20aは、直近の少なくとも所定時間(例えば、3秒間)分の速度のデータを記憶部25に記憶させる。
次に、状態判定部20aは、現時点で判定している車両9の状態を確認する(ステップS43)。
ステップS43において現時点で判定している車両9の状態が走行状態であれば、状態判定部20aは、車両9の速度が速度閾値以下の状態が継続しているか否かを判定する(ステップS46)。状態判定部20aは、記憶部25に記憶された直近の所定時間分の速度のデータを参照して、車両9の速度が速度閾値以下の状態が所定時間(例えば、3秒間)継続しているか否かを判定する。
そして、車両9の速度が速度閾値以下の状態が継続している場合は(ステップS46にてYes)、状態判定部20aは、車両9の状態は停車状態であると判定する(ステップS47)。すなわち、状態判定部20aは、車両9の状態が走行状態であるという判定から、車両9の状態が停車状態であるという判定に変更する。一方、車両9の速度が速度閾値以下の状態が継続していない場合は(ステップS46にてNo)、状態判定部20aは、車両9の状態が走行状態であるという判定を維持する(ステップS48)。
また、ステップS43において現時点で判定している車両9の状態が停車状態であれば、状態判定部20aは、車両9の速度が速度閾値を超える状態が継続しているか否かを判定する(ステップS44)。状態判定部20aは、記憶部25に記憶された直近の所定時間分の速度のデータを参照して、車両9の速度が速度閾値を超える状態が所定時間(例えば、3秒間)継続しているか否かを判定する。
そして、車両9の速度が速度閾値を超える状態が継続している場合は(ステップS44にてYes)、状態判定部20aは、車両9の状態は走行状態であると判定する(ステップS45)。すなわち、状態判定部20aは、車両9の状態が停車状態であるという判定から、車両9の状態が走行状態であるという判定に変更する。一方、車両9の速度が速度閾値を超える状態が継続していない場合は(ステップS44にてNo)、状態判定部20aは、車両9の状態が停車状態であるという判定を維持する(ステップS47)。
状態判定部20aが状態判定処理を実行した以降における画像表示システム10の処理は、第1の実施の形態と同様である(図6)。したがって、モード設定部20bは、車両9の状態が走行状態と判定された場合は動作モードを画像表示モードに設定し(ステップS3)、車両9の状態が停車状態と判定された場合は動作モードをミラーモードに設定する(ステップS7)。
以上のように、第4の実施の形態の画像表示システム10においては、状態判定部20aは、車両9の速度が閾値速度以下の状態が所定時間継続した場合に、車両9の状態が停車状態と判定する。したがって、車両9の速度が閾値速度以下の状態が所定時間継続するまで車両9の状態が停車状態と判定されない。また、状態判定部20aは、車両9の速度が閾値速度を超える状態が所定時間継続した場合に、車両9の状態が走行状態と判定する。したがって、車両9の速度が閾値速度を超える状態が所定時間継続するまで車両9の状態が走行状態と判定されない。
このように状態判定部20aは、車両9の速度と速度閾値との比較結果として同一の状態が所定時間継続する場合にのみ車両9の状態に関する判定を変更する。このため、状態判定部20aは、車両9の状態を一旦判定した場合はその判定を頻繁には変更しない。したがって、車両9が短時間の走行と停車とを繰り返す場合でも動作モードが頻繁に変更されないことから、ユーザは表示装置3を安定して利用できる。また、速度信号などに瞬間的に混入するノイズの影響を受けないため、状態判定部20aが車両9の状態を誤判定することを防止できる。
<5.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
例えば、上記実施の形態では、カメラ1は車両の周辺の後方を撮影するものであったが、車両の周辺の後方以外の方向を撮影するものであってもよい。また、表示装置3の位置は上記実施の形態で説明した位置に限定されず、車両9の車室内の他の位置に配置されてもよい。
また、上記実施の形態では、モード設定部20bが車両9の状態に応じて動作モードを変更しているが、ユーザが操作ボタン4などを操作することで車両9の状態に係わらずに動作モードを変更できるようになっていてもよい。この場合は、ユーザの操作から一定時間が経過するまで、あるいは、ユーザから所定の指示があるまで、車両9の状態に応じて動作モードを設定するモード設定部20bの機能を無効化すればよい。
また、上記実施の形態では、バックライト31をオフにすることで表示装置3を非表示状態にしていた。これに対して、表示装置3に「黒画」を表示させる、あるいは、表示装置3への画像信号を停止するなどの他の手法で表示装置3を非表示状態にしてもよい。「黒画」とは、含まれる各画素の明るさの値(輝度、明度など)がおよそ0となる画像である。例えば、画素の値がRGBで表される場合はR≒0,G≒0,B≒0となる画像であり、例えば、画素の値がYCrCbで表される場合はY≒0となる画像である。
また、上記実施の形態では、車両9の速度を示す速度信号、あるいは、シフトポジションを示すシフト信号に基づいて、車両9の状態を判定していた。これに対して、パーキングブレーキの作動状態を示す信号など、車両9に係る他の信号に基づいて車両9の状態を判定してもよい。例えば、パーキングブレーキが作動している場合は、車両9の状態は停車状態と判定することができる。
また、上記実施の形態では、画像表示システム10の動作モードは、画像表示モードとミラーモードとの2つであったが、画像表示モード及びミラーモード以外の動作モードを含んでいてもよい。
また、上記実施の形態において一つのブロックとして説明した機能は必ずしも単一の物理的要素によって実現される必要はなく、分散した物理的要素によって実現されてよい。また、上記実施の形態で複数のブロックとして説明した機能は単一の物理的要素によって実現されてもよい。また、車両内の装置と車両外の装置とに任意の一つの機能に係る処理を分担させ、これら装置間において通信によって情報の交換を行うことで、全体として当該一つの機能が実現されてもよい。
また、上記実施の形態においてプログラムの実行によってソフトウェア的に実現されると説明した機能の全部又は一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよく、ハードウェア回路によって実現されると説明した機能の全部又は一部はソフトウェア的に実現されてもよい。また、上記実施の形態において一つのブロックとして説明した機能が、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
1 カメラ
2 表示制御装置
3 表示装置
20a 状態判定部
20b モード設定部
30 表示画面
31 バックライト
32 液晶パネル
33 ハーフミラー

Claims (9)

  1. 車両の車室内に配置される表示装置を制御する表示制御装置であって、
    前記表示装置の表示画面は、ハーフミラーを有し、
    前記表示制御装置は、
    前記車両の周辺を撮影するカメラの撮影画像を取得する取得手段と、
    前記車両に係る信号に基づいて、前記車両の状態を判定する判定手段と、
    前記判定手段が判定した前記車両の状態に応じて動作モードを設定する設定手段と、
    を備え、
    前記動作モードは、
    前記表示装置に前記撮影画像を表示させる第1モードと、
    前記表示装置を非表示状態にして前記表示画面をミラーとして機能させる第2モードとを含むことを特徴とする表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の表示制御装置において、
    前記判定手段は、前記車両の状態が走行状態か停車状態かを判定し、
    前記設定手段は、
    前記車両の状態が前記走行状態と判定された場合は、前記動作モードを前記第1モードに設定し、
    前記車両の状態が前記停車状態と判定された場合は、前記動作モードを前記第2モードに設定することを特徴とする表示制御装置。
  3. 請求項2に記載の表示制御装置において、
    前記判定手段は、前記車両の速度を示す信号に基づいて前記車両の状態が前記走行状態か前記停車状態かを判定することを特徴とする表示制御装置。
  4. 請求項3に記載の表示制御装置において、
    前記判定手段は、前記車両の速度が所定速度以下の状態が所定時間継続した場合に、前記車両の状態が前記停車状態と判定することを特徴とする表示制御装置。
  5. 請求項3または4に記載の表示制御装置において、
    前記判定手段は、前記車両の速度が所定速度を超える状態が所定時間継続した場合に、前記車両の状態が前記走行状態と判定することを特徴とする表示制御装置。
  6. 請求項2に記載の表示制御装置において、
    前記判定手段は、前記車両のシフトポジションを示す信号に基づいて前記車両の状態が前記走行状態か前記停車状態かを判定することを特徴とする表示制御装置。
  7. 請求項1に記載の表示制御装置において、
    前記判定手段は、
    前記車両のシフトポジションがドライブの場合は、前記車両の速度に応じて前記車両の状態が走行状態か停車状態かを判定し、
    前記車両のシフトポジションがリバースの場合は、前記車両の速度に関わらず前記車両の状態は後退状態と判定し、
    前記設定手段は、
    前記車両の状態が前記走行状態及び前記後退状態のいずれかと判定された場合は、前記動作モードを前記第1モードに設定し、
    前記車両の状態が前記停車状態と判定された場合は、前記動作モードを前記第2モードに設定することを特徴とする表示制御装置。
  8. 車両で用いられる画像表示システムであって、
    前記車両の車室内に配置され、ハーフミラーを有する表示画面を備えた表示装置と、
    前記表示装置を制御する請求項1ないし7のいずれかに記載の表示制御装置と、
    を備えることを特徴とする画像表示システム。
  9. 車両の車室内に配置される表示装置を制御する表示制御方法であって、
    前記表示装置の表示画面は、ハーフミラーを有し、
    前記表示制御方法は、
    (a)前記車両の周辺を撮影するカメラの撮影画像を取得する工程と、
    (b)前記車両に係る信号に基づいて、前記車両の状態を判定する工程と、
    (c)前記工程(b)が判定した前記車両の状態に応じて動作モードを設定する工程と、
    を備え、
    前記動作モードは、
    前記表示装置に前記撮影画像を表示させる第1モードと、
    前記表示装置を非表示状態にして前記表示画面をミラーとして機能させる第2モードとを含むことを特徴とする表示制御方法。
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