JP2011189775A - 車両の後側方確認装置 - Google Patents

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Masaaki Nakabayashi
政昭 中林
Naoki Tatara
直樹 多々良
Kazuma Mochizuki
一磨 望月
Tetsuya Ishida
哲也 石田
Riichiro Miura
理一郎 三浦
Akinobu Kubota
晃宜 久保田
Taisuke Terasaki
太輔 寺崎
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Abstract

【課題】 運転者がドアミラーを視認する際に、視線をドアミラーから外すことなくモニタ装置に表示される自車の後側方の映像を確認し、ドアミラーの死角を解消することを可能にした自動車の後側方確認装置を提供する。
【解決手段】 車両の後側方に所要の視認領域を有するドアミラーR−DMと、少なくともドアミラーの死角を含む後側方領域を撮像するカメラ3と、運転者から見てドアミラーと同じ方向又はドアミラーに隣接する方向に配置されてカメラで撮像した映像を表示するモニタ装置6を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は自動車等の車両の後側方(後部ないし側方)を確認するための装置に関し、特にドアミラー(サイドミラーとも称する)のいわゆる死角を解消して実質的な視認範囲を拡大した後方確認装置に関するものである。
自動車の運転者が自車の後側方を確認することができるように車体の左右にドアミラーが設けられているが、このドアミラーにはいわゆる死角が存在することは既に知られている。この死角を解消し、あるいは低減するために従来から種々の提案がなされている。特許文献1では、自車の後側方を撮影手段によって撮影し、撮影した映像を運転者が視認可能な表示手段に表示する技術が提案されている。また、特許文献2では撮影手段によって撮影されて表示手段に表示される映像がドアミラーに映る像とシームレスな画像となるように構成した技術が提案されている。さらに、特許文献3では表示手段をルームミラー(バックミラーとも称する)に一体的に設け、撮影手段によって撮影された映像をルームミラーに映る像と一体化させる技術が提案されている。
特開2008−22125号公報 特開2009−234494号公報 特開2008−230558号公報
これら特許文献1〜3の技術は、自車の後側方を撮影した映像をドアミラーとは別に設けた表示手段に表示することによりドアミラーの死角を解消しようとするものである。この表示手段は、特許文献1,2では運転席の前方のダッシュボードに配設し特許文献3では運転席の前方上部のルームミラーに配設している。そのため、運転者が表示手段を利用して後側方を確認する際には、自車の左右のドアミラーを視認することに加えて、自身の前方の表示手段に表示される映像を視認する必要があり、運転者は視線をドアミラーと表示手段とに大きな角度で変更させる必要がある。したがって、後側方の確認に時間がかかるとともに、後側方の広い領域を同時に確認することは困難である。特許文献3では表示手段をルームミラーに一体化しているので、運転者は視線を変更することなくルームミラーでのみ後側方を確認することは可能であるが、ドアミラーで後側方を確認する際には当該ドアミラーだけで後側方を確認することができず、視線を変更して表示手段を視認する必要があることには変わりがない。
本発明の目的は、運転者がドアミラーを視認する際に、視線をドアミラーから変更することなくモニタ装置の映像を確認し、ドアミラーの死角を解消して後側方を確認することを可能にした車両の後側方確認装置を提供するものである。
本発明は、車両の後側方に所要の視認領域を有するドアミラーと、少なくともドアミラーの死角、すなわち視認領域以外の後側方領域を撮像するカメラと、車両の運転者から見てドアミラーと同じ方向又はドアミラーに隣接する方向に配置されてカメラで撮像した映像を表示するモニタ装置を備えることを特徴とする。
このモニタ装置は、例えば、ドアミラーと一体に構成されている。あるいは、車両の室内の、運転者から見たときにドアミラーに隣接する位置に配設される。また、本発明においては、カメラで撮像した映像から車両の後側方に存在する他車や歩行者を検出する映像処理手段と、他車や歩行者を検出したときにモニタ装置に撮像した映像を表示する表示制御手段とを備えることが好ましい。
本発明によれば、運転者がドアミラーを視認すると、その視野に配置されたモニタ装置に表示される自車の後側方領域を撮像した映像を同時に視認することができる。そのため、運転者は視線を変更することなくドアミラーに映る像やモニタ装置に表示された映像を視認することが可能になり、視線を変更することによる後側方の確認の遅れが解消でき、同時に自車の後側方の広い範囲を同時に確認することが可能になる。
ドアミラーの視認領域と死角及びカメラの撮像領域を示す図。 実施形態1のドアミラーの概略斜視図。 カメラ及びモニタ装置の構成を示すブロック図。 実施形態1のドアミラーの視認像とモニタ装置の視認映像の一例を示す図。 実施形態2のドアミラーの概略斜視図。 実施形態2のドアミラーの視認像とモニタ装置の視認映像の一例を示す図。 実施形態3のドアミラーの概略斜視図。 実施形態3のドアミラーにおける視認映像の一例を示す図。 実施形態4の概略斜視図。 実施形態4の要部の拡大図。 実施形態5の概略斜視図。
(実施形態1)
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態1を説明する概念構成図である。自動車CARの車体の右側と左側に右ドアミラーR−DMと左ドアミラーL−DMが配設されており、運転席に着座した運転者DRがそれぞれのドアミラーR−DM,L−DMを視認可能とされている。ここで、前記左右のドアミラーにおける後側方の視認領域について説明する。各ドアミラーR−DM,L−DMは自車の右側面または左側面に沿った方向から左右の後側方角度θmirまでの領域を視認することが可能である。そのため、運転者DRが左右を直接視認する前方ないし側方の角度領域と各ドアミラーR−DM,L−DMで視認できる角度領域との間には同図に点描するような死角領域Adが生じることになる。
左右のドアミラーR−DM,L−DMはほぼ左右が対称な構成であるので、右ドアミラーについて説明する。これは以降の実施形態2〜5についても同じである。図2(a)に概略斜視図を示すように、右ドアミラーR−DMは車体の右側面から突出するように取着されているミラーカバー1と、このミラーカバー1の自車の後方に向けられた正面開口1a内に配設されたミラー(反射鏡)2を備えている。このミラー2はミラーカバー1内に配設されている図には表れない傾動装置によって反射面を上下、左右に傾動して運転者が好みの角度となるように調整できる機能を備えている。前記ミラーカバー1の正面の一部には前記ミラー2の外側位置に微小開口1bが設けられ、この微小開口1b内には自車の右後側方を撮像するCCD等の撮像装置で構成されるカメラ3が内装配置されている。このカメラ3は少なくとも図1に示した右ドアミラーR−DMの死角Adを含む領域、ここではドアミラーR−DMの視認領域θmirと死角領域Adを含む広い角度領域θcamを撮像することが可能とされている。
また、前記ミラーカバー1の上面には矩形に近い形状をした開口1cが設けられており、この開口1c内には別体に構成したサブカバー4が内装されている。サブカバー4はミラーカバー1内に内装された図には表れないポップアップ機構5(図3参照)により自車の前側に向けられた端部4aを支点にして上下に傾動可能であり、図2(b)に示すように上方に傾動したときには自車の後方に向けられた正面が前記ミラー2の上側に沿った領域に突出されるようになっている。このサブカバー4の正面には液晶表示装置(LCD)で構成されたモニタ装置6が配設されており、前記カメラ3で撮像した映像を映し出すことができるようになっている。
図3にブロック構成を示すように、前記カメラ3は撮像した映像を処理する映像処理装置11に接続されている。この映像処理装置11は撮像した映像を解析し、映像中に存在する他の自動車等の車両(以下、他車と称する)を検出し、他車を検出したときには検出信号を表示制御装置12に出力する。表示制御装置12は映像処理装置11からの検出信号を受け、前記したポップアップ機構5を駆動してサブカバー4を上方に傾動し、モニタ装置6をミラーカバー1の上方に露呈させる。また、これと同時に映像処理装置11からの映像信号を露呈されたモニタ装置6に表示させる。
前記したように左ドアミラーL−DMは右ドアミラーR−DMと左右対称である点が異なる他は同じ構成であるので説明は省略する。また、左ドアミラーL−DMに設けられたカメラは図1に示した左ドアミラーL−DMの死角領域Adを含む広い角度領域θcamを撮像することが可能に構成されており、この広い領域を撮像した映像をモニタ装置6に表示することが可能であることも同じである。
実施形態1では、右ドアミラーR−DMにおいては、カメラ3は常時自車の右側方の広い領域θcamを撮像している。運転者DRは右ドアミラーR−DMを視認したときに、通常のようにミラー2で自車の右後側方を視認するが、このとき右後側方に他車が接近していないときには通常のドアミラー2として機能するのみである。自車の右後側方に他車が接近し、カメラ3がこれを撮像して映像処理装置11で他車の接近を検出したときには、図2(b)に示したように、その検出信号により表示制御装置12はポップアップ機構5を駆動してサブカバー4を上方に傾動しモニタ装置6を露呈させる。また、これと同時に表示制御装置12は撮像した映像をモニタ装置6に表示する。したがって、図4に示すように、運転者DRは視線を右ドアミラーR−DMに向けてミラー2に反射して映る像を視認すると同時に、モニタ装置6に映し出されるカメラ3で撮像した映像を視認することができる。そのため、右ドアミラーR−DMの死角Adに他車が接近していた場合に、ミラー2では当該他車を視認できないがモニタ装置6に表示される映像から当該他車を視認することが可能になる。この例では、自車の離れた後側方を走行するバスBUSはミラー2で視認できるが、自車に接近した乗用車CEDは死角Adに存在しているためミラー2では視認できないが、カメラ3で撮像した当該乗用車CEDはモニタ装置6で視認できる。すなわち、運転者DRは右ドアミラーR−DMから視線を外すことなく自車の右後側方領域を死角を生じることなく視認できるようになり、右後側方の確認を迅速にしかも広い範囲を確認でき、安全走行に極めて有益なものとなる。
(実施形態2)
図5(a)は実施形態2の右ドアミラーR−DMの概略構成図である。右ドアミラーR−DMのミラーカバー1にカメラ3を配設している点は実施形態1と同じである。また、ミラーカバー1に配設されたミラー2は実施形態1と同様な上下、左右の傾動機構によって傾動可能に構成されている点も同じである。実施形態2では、前記ミラー2は表面は通常の反射鏡で構成されているが、裏面側に液晶装置からなるモニタ装置6を一体に形成している。ミラー2及びモニタ装置6は前記傾動機構によって傾動される枠体2aの内部に嵌装されるとともに、左右両側に突出した支軸2bによって枠体2aに対して支軸2bを中心にして上下方向に回動可能に支持されており、図には表れない回転機構によって表面のミラー2と裏面のモニタ装置6を選択的にミラーカバー1の正面に反転位置することができるようになっている。図5(b)はミラー2及びモニタ装置6が回転して反転する途中の状態を示している。
この実施形態2では、右後側方の領域に他車が接近していないときには、回転機構はミラー2の反射鏡を正面に回転位置させている。そのため、図6(a)のように、ミラー2は通常のドアミラーとして機能し、自車の後側方を視認することができる。右後側方の領域に他車が接近しているときには、図6(b)のように、カメラ3で撮像した映像から映像処理装置11が他車を検出し、その検出信号に基づいて表示制御装置12は回転機構によってミラー2を回転しモニタ装置6をミラーカバー1の正面に回転位置し、カメラ3で撮像した自車の右後側方の広い領域の映像を表示する。したがって、運転者DRは右ドアミラーR−DMを視認しているときに他車が接近すると、右ドアミラーR−DMはミラー2からモニタ装置6に切り替わり、カメラ3で撮像した映像をモニタ装置6に表示し、運転者DRはこれを視認するようになる。したがって、運転者DRは右ドアミラーR−DMから視線を外すことなくモニタ装置6に表示される映像を視認し、自車の右後側方領域を死角を生じることなく迅速に確認できるようになり、安全走行に極めて有益なものとなる。
なお、図示は省略するが、ドアミラーを小型化あるいは薄型化したときに、ミラーを上下方向に回転して表裏を反転するスペースをミラーカバー内に確保することが難しい場合にはミラーを上下に2つあるいは3つ程度に分割した2段または3段重ねの構成とし、各分割したミラーをそれぞれ上下方向に回転させ、回転位置した各分割ミラーの反射鏡とモニタ装置をそれぞれ上下にシームレス状態にして1つの連続した反射鏡またはモニタ装置となるように構成してもよい。分割した各ミラーの回転半径を小さくできるので、ドアミラーの小型化、薄型化が可能になる。
(実施形態3)
実施形態3は、図7のように、右ドアミラーR−DMのミラー2の左右方向の左側の1/2は通常の反射鏡として構成し、枠体2aに固定支持している。ミラー2の右側の1/2は実施形態2と同様に表面を反射鏡で構成し、裏面を液晶装置等のモニタ装置6として構成する。そして、このミラーの右側の部分をサブミラー2Aと称すると、このサブミラー2を実施形態2と同様に左右に設けた支軸2bによって上下方向に回転させ、サブミラー2Aとモニタ装置6を選択的に回転位置させるようにする。
そして、自車の右後側方に他車が接近していない状態ではサブミラー2Aは反射鏡を正面に向けており、これによりドアミラーR−DMはミラー2とサブミラー2Aとで通常のドアミラーとして機能する。カメラ3が自車の右後側方に接近する他車を撮像すると、表示制御装置12はサブミラー2Aを回転してモニタ装置6を正面に向けるとともに、図8のようにカメラ3で撮像した映像をモニタ装置6に表示させる。したがって、運転者DRは右ドアミラーR−DMを視認しているときに他車が接近すると、右ドアミラーR−DMはサブミラー2Aがモニタ装置6に切り替わり、カメラ3で撮像した映像をモニタ装置6に表示する。運転者DRはミラー2に映る像とモニタ装置6に映る映像を同時に視認するようになる。したがって、運転者DRは右ドアミラーR−DMから視線を外すことなくモニタ装置6に表示される映像を視認し、自車の右後側方領域を死角を生じることなく迅速に確認できるようになり、安全走行に極めて有益なものとなる。
ここで、モニタ装置6に表示する映像は左右方向に若干圧縮された映像としてもよい。また、図8ではミラー2の像とモニタ装置6の像はそれぞれ独立した像として表示されているが、映像処理装置11や表示制御装置12での制御によってミラー2に映る像とモニタ装置6に表示される映像とをシームレスの一括した映像として視認できるようにしてもよい。
(実施形態4)
図9は実施形態4の概略構成図であり、右ドアミラーR−DMは実施形態1と同様なカメラ3を備えている他は既存のドアミラーと同じである。一方、自動車の運転席の右側ドアR−DOに対向する部分には、ドアミラーR−DMの近傍位置、好ましくは運転者から見てドアミラーR−DMの内側に並んで見える部分に液晶表示装置からなるモニタ装置6が配設されている。図10に拡大図示するように、ここでは運転者側のドアインナパネル7の一部に上端を開口した矩形のポケット部7aが設けられており、このポケット部7aの内部にモニタ装置6が上下方向にスライド可能に内装されており、図には表れないスライド機構によって右側ドアR−DOの開口部の一部領域と重なる位置まで上方に突出可能とされている。前記スライド機構を駆動してモニタ装置6がポケット部7aの上方に突出したときに、モニタ装置6は右側ドアR−DOに沿った車室内においてドアミラーR−DMに並ぶ位置に配置される。このモニタ装置6とスライド機構は実施形態1と同様に表示制御手段12によって制御されるように構成されている。
この実施形態4では、右後側方の領域に他車が接近してきたときには、映像処理装置11はカメラ3で撮像した映像から他車を検出し、その検出信号に基づいて表示制御装置12はスライド機構によってモニタ装置6を上動して車室内のドアミラーR−DMの左隣の位置に配置し、カメラ3で撮像した自車の右後側方の広い領域を撮像した映像を表示する。このときの右ドアミラーR−DMで視認できる像とモニタ装置6で視認できる映像は図6(a),(b)に示した実施形態2の場合と同じである。したがって、運転者は右ドアミラーR−DMを視認すると同時に、右ドアミラーR−DMから殆ど視線を外すことなくモニタ装置6に表示される映像を視認し、自車の右後側方領域に死角を生じることなく迅速に確認できるようになり、安全走行に極めて有益なものとなる。
(実施形態5)
図11は実施形態5の概略構成図であり、実施形態4の変形例と言えるものである。車室内の右ドアミラーR−DMに対向する位置、例えばダッシュボードの一部に小型プロジェクタ等の投影モニタ装置6Aが配設されている。この投影モニタ装置6Aは投影光軸が右側ドアR−DOの開口部を塞ぐサイドウインドガラスSWGの表面の一部、特に運転者が右ドアミラーR−DMを視認したときに透過する部分に隣接する部分、ここでは左側に隣接する部分に向けられている。そして、投影モニタ装置6Aが駆動されたときには、図11に点描するように、当該サイドウインドガラスSWGの一部に映像が投影され、運転者はこの投影された映像を視認することが可能とされている。
この実施形態5では、右後側方の領域に他車が接近していないときには、運転者はサイドウインドガラスSWGを透過して右ドアミラーR−DMのミラー2に映る像を視認する。右後側方の領域に他車が接近してきているときには、映像処理装置11はカメラ3で撮像した映像から他車や歩行者を検出し、その検出信号に基づいて表示制御装置12は投影モニタ装置6Aを駆動し、カメラ3で撮像した自車の右後側方の広い領域を撮像した映像をサイドウインドガラスSWGに投影する。このときの右ドアミラーR−DMで視認できる像とモニタ装置6Aによって投影されて視認できる映像は図6(a),(b)に示した実施形態2の場合と同じである。したがって、運転者は右ドアミラーR−DMを視認すると同時に、これに隣接してサイドウインドガラスSWGに投影された右後側方の広い領域の映像を視認することが可能になる。運転者は右ドアミラーR−DMから殆ど視線を外すことなく投影モニタ装置6Aで投影される映像を視認し、自車の右後側方領域を死角を生じることなく迅速に確認できるようになり、安全走行に極めて有益なものとなる。
この実施形態5の場合には、投影モニタ装置6Aにおいて右ドアミラーR−DMの右隣に表示を行うようにしてもよい。この場合には、実施形態3と同様に、表示制御装置12での制御によって投影モニタ装置6Aは右ドアミラーR−DMの視認領域よりもさらに右側領域の死角に相当する領域の映像を投影してもよい。運転者は右ドアミラーR−DMに映る像と、投影モニタ装置6Aで投影された映像とを左右にシームレスに並べた一連の映像として視認できるので、広い表示面積の表示装置として機能でき、表示される映像を大きな映像で視認することが可能になる。
ここで、実施形態1〜5においては、モニタ装置に自車の後側方の映像を表示する際には、映像中の他車を高い輝度で表示し、あるいは点滅表示する等して注意を喚起するような警告表示を付加するようにしてもよい。特に、高速道路での合流は追い越し等において死角に入り易い他車や自車に急接近してくるような他車については当該警告表示に加えて警告音を発生させるようにしてもよい。また、本発明では自車に接近する他車を検出してモニタ装置での映像表示を行うように構成しているが、自車に接近する歩行者を検出した場合にも同様の表示を行うようにしてもよい。
本発明におけるカメラは、必ずしもドアミラーに内装するものではなく、自動車の車体の一部に配設してもよい。また、モニタ装置をドアミラーや車室内に配設する構成は実施形態1〜5以外の構成を採用することが可能である。また、実施形態のように自車に接近する他車の有る無しにかかわらず、運転者の判断で任意のタイミングでモニタ装置での映像表示を行うようにしてもよい。例えば、駐車時等のような自車が後退するような場合に強制的にモニタ装置での映像表示を行うことで、自車の周囲に存在する歩行者や障害物を確認する上でも有効になる。このような場合でも、運転者はドアミラーから視線を外すことなくモニタ装置による映像を視認できるので、安全確認の上で極めて有効なものになる。
本発明はドアミラーを有する自動車等の車両に適用することが可能である。
1 ミラーカバー
2 ミラー
3 カメラ
4 サブカバー
5 ポップアップ機構
6,6A モニタ装置
7 インナーパネル
11 映像処理装置
12 表示制御装置

Claims (4)

  1. 車両の後側方に所要の視認領域を有するドアミラーと、少なくとも前記ドアミラーの視認領域以外の後側方領域を撮像するカメラと、車両の運転者から見て前記ドアミラーと同じ方向又はドアミラーに隣接する方向に配置されて前記カメラで撮像した映像を表示するモニタ装置を備えることを特徴とする車両の後側方確認装置。
  2. 前記モニタ装置は前記ドアミラーと一体に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の後側方確認装置。
  3. 前記モニタ装置は車両の室内の、運転者から見たときにドアミラーに隣接する位置に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の後側方確認装置。
  4. 前記カメラで撮像した映像から車両の後側方に存在する他車や歩行者を検出する映像処理手段と、他車や歩行者を検出したときに前記ニモタ装置に撮像した映像を表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車両の後側方確認装置。



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