JP2009006039A - 遊技機、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】特典の大きさの異なるボーナス役のいずれかを決定するにあたって、ボーナス役を入賞させるときの期待感を高めつつ、射幸心を煽りすぎることを防止する。
【解決手段】BB2又はBB3が持ち越されて昇格区間に移行すると、その間は遊技ごとに昇格抽選が行われ、BB2に当選した場合はBB2をBB1に変更するか否か、BB3に当選した場合はBB3をBB1又はBB2に変更するか否かが決定される。昇格抽選に当選すると、BBの種類が変更される。そして、BBが入賞するとBBモードに移行し、BB2又はBB3がBB1に変更された場合はメダルの払い出し枚数が360枚、BB3がBB2に変更された場合はメダルの払い出し枚数が290枚に達するとBBモードが終了する。
【選択図】図3

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場で使用される遊技機に関するものである。
本明細書中では遊技機の1つとしてパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技を行うための遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはパチンコ玉など他の媒体も含む。また、「メダルの投入」には、実際にメダル投入口にメダルを投入することの他に、クレジットされたメダルをベットボタンなどにより投入(ベット)することを含む。さらに、ハズレ及び複数種類の当選役のいずれかを決定する抽選を当選役抽選、当選役を構成する図柄を入賞有効ライン上に揃えた状態を入賞、当選役抽選により当選役に当選し、これが入賞するまでの状態を内部当選とする。
パチンコ店で使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、遊技を行って獲得したメダルは種々の景品に交換することができる。パチスロ機では、遊技の開始にあたってスタートレバーが押下されると当選役抽選が行われて複数種類の当選役のいずれか又はハズレが決定され、当選役抽選の終了後にリールの回転が開始される。当選役抽選でBB(ビックボーナス)やRB(レギュラーボーナス)などのボーナス役に当選してこれが入賞すると、BBモードやRBモードなどのボーナス遊技モードに移行する。ボーナス遊技モードでは通常モードに比べてメダルを獲得しやすくなるため、遊技者にとってはボーナス役に当選したか否かが遊技を行ううえでの興味の対象となっている。このため、遊技者のボーナス役への興味を惹くことは、パチスロ機の人気を高めるうえで重要なこととなっている。このような背景から、最近では、特許文献1,2で示されるような、スーパーBBとノーマルBBとからなる2種類のBBを搭載したパチスロ機が多数提供されている。そして、例えばスーパーBBでは小役を入賞させるストップボタンの押下順序が報知されるのに対し、ノーマルBBでは報知されない、また、例えばBBモード後にリプレイの当選確率が通常モードよりも高くなるRT(リプレイタイム)モードに移行するパチスロ機においては、スーパーBBでは、RTモードの長さがノーマルBBよりも長いなど、スーパーBBのほうがノーマルBBよりも大きな特典が得られるようになっている。これにより、当選したBBが、スーパーBB、あるいは、ノーマルBBのいずれであるかの興味を惹くことができ、単にBBに当選してBBモードに移行するパチスロ機よりも遊技の興趣を高めることができる。
特開2003−175158号公報 特開2002−175155号公報
しかしながら、上記のように複数のBBが設けられたパチスロ機では、一旦、ノーマルBBあるいはスーパーBBに振り分けられてしまうと、その後、BBの種類が変更されることがないため、ノーマルBBになってしまうと遊技者はBBに当選したにも関わらず、遊技の興趣が低下するという問題があった。また、特許文献1,2のパチスロ機では、ノーマルBBからスーパーBBに変更される機会があるものの、スーパーBBに移行するか否かは予め設定された条件を満たしたか否かによって識別できてしまうため、BBを入賞させるときの期待感が薄かった。他方、スーパーBBが連続してしまうと、遊技者は短期間のうちに大量のメダルを獲得できてしまうため、遊技者の射幸心を煽りすぎてしまうことがあり、このことは、パチスロ機の健全さを失わせるおそれがある。
上記問題点を解決するために、本発明は、特典の大きさの異なるボーナス役のいずれかを決定するにあたって、ボーナス役を入賞させるときの期待感を高めつつ、射幸心を煽りすぎることを防止できる遊技機、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、互いに特典の大きさが異なる複数のボーナス役のいずれか又はハズレが抽選により決定され、前記ボーナス役に当選するとその当選の権利が入賞するまで持ち越される遊技機において、複数の前記ボーナス役のうち、最も前記特典の大きいボーナス役以外のボーナス役に当選した場合、当選したボーナス役を相対的に特典の大きいボーナス役に変更するか否かを、当選したボーナス役の持ち越し中の遊技で昇格抽選を実行して決定する昇格抽選手段と、最も前記特典の大きいボーナス役以外のボーナス役に当選したときに前記昇格抽選を行う遊技数を昇格区間抽選により決定する昇格区間抽選手段とを備えたものである。
本発明のプログラムは、複数の前記ボーナス役のうち、最も特典の大きいボーナス役以外のボーナス役に当選した場合、当選したボーナス役を相対的に特典の大きいボーナス役に変更するか否かを、当選したボーナス役の持ち越し中の遊技で昇格抽選を実行して決定する昇格抽選手段と、最も前記特典の大きいボーナス役以外のボーナス役に当選したときに前記昇格抽選を行う遊技数を昇格区間抽選により決定する昇格区間抽選手段として遊技機のコンピュータを機能させるものである。
また、本発明の記録媒体は、複数の前記ボーナス役のうち、最も特典の大きいボーナス役以外のボーナス役に当選した場合、当選したボーナス役を相対的に特典の大きいボーナス役に変更するか否かを、当選したボーナス役の持ち越し中の遊技で昇格抽選を実行して決定する昇格抽選手段と、最も前記特典の大きいボーナス役以外のボーナス役に当選したときに前記昇格抽選を行う遊技数を昇格区間抽選により決定する昇格区間抽選手段として遊技機のコンピュータを機能させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なものである。
なお、「特典の大きさが異なる」とは、ボーナス役に当選すると通常モードよりも有利なボーナス遊技モードに移行する遊技機において、ボーナス遊技モード中の遊技の態様を異ならせることにより特典の大きさを異ならせるものの他、ボーナス遊技モードとは別個に設定され、通常モードよりも有利な遊技モードにボーナス遊技モード後に移行する遊技機においては、この遊技モードでの特典の大きさや終了条件を異ならせることによりボーナス役に当選したときの特典の大きさを異ならせるようにしたものも含む。
請求項1,2,3記載の発明によれば、昇格抽選を行う遊技数が抽選によりランダムに決定されるため、ボーナス役の持ち越し中に遊技者はその遊技数を消化したか否かを識別できず、また、昇格抽選に当選したか否かも識別できず、持ち越されているボーナス役を入賞させるか否かの判断に迷うことになる。これにより、ボーナス役を入賞させるときの期待感を高めることができ、従来にない独特の興趣を遊技に付与することができる。また、相対的に特典の大きいボーナス役に変更するか否かを昇格抽選によって決定することで、特典の大きいボーナス役が連続しにくくなり、遊技者の射幸心を煽りすぎることを防止できる。
図1に示すように、スロットマシン(遊技機)11は、スロットマシン本体12と前面扉13とを備えている。スロットマシン本体12は収納箱12aを備えている。収納箱12aにはリールや制御基板など、遊技を実行するための各種装置が収納されている。前面扉13は上下に2分割されており、上扉13aと下扉13bとからなる。スロットマシン本体12の内部は上扉13a及び下扉13bによって開閉される。
上扉13aには表示窓14が設けられている。表示窓14の奥には第1リール15a、第2リール15b、第3リール15cが設けられている。第1〜第3リール15a〜15cの外周面には複数種類の図柄が配列されており、リールが停止すると表示窓14を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。スロットマシン11では、横3本と斜め2本とからなる計5本の入賞有効ライン16が設定されている。そして、第1〜第3リール15a〜15cが停止したときに入賞有効ライン16上に停止した図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。表示窓14の側方には液晶ディスプレイ17が設けられている。液晶ディスプレイ17からは遊技中に演出画像が表示される。表示窓14の上方には遊技中に演出音を出力する一対のスピーカー18が設けられている。
下扉13bには、遊技の開始に先立ってメダル(遊技媒体)を投入するメダル投入口19、第1〜第3リール15a〜15cの回転を開始させて図柄の変動表示を行わせるスタートレバー20、回転しているリールを停止させるストップボタン21a〜21c、メダルをメダル受け皿22に払い出す払い出し口23などが設けられている。メダル投入口19にメダルを投入するとスタートレバー20の操作が有効化され、有効化後にスタートレバー20が押下されると当選役抽選が行われて複数種類の当選役のいずれか又はハズレが決定される。当選役には、入賞すると通常モードよりもペイアウト率(1枚のメダル投入に対して払い出されるメダルの枚数の割合)が高いBBモードに移行するBB(持ち越し役)、入賞すると次遊技をメダルの投入なしに行うことができるリプレイ、入賞すると規定枚数のメダルが払い出される小役が設定されている。BBは一度当選すると、入賞するまで当選の権利が持ち越される。BBモードは、メダルの払い出し枚数が予め定められた上限に達すると終了する。BBは、BBモードでのメダルの払い出し枚数の上限が異なる3種類のBB1〜BB3からなる。BB1(ボーナス役)はメダルの払い出し枚数の上限が360枚、BB2(ボーナス役)はメダルの払い出し枚数の上限が290枚、BB3(ボーナス役)はメダルの払い出し枚数の上限が120枚になっている。BB1〜BB3のうちのいずれにするかはBBの当選とともに決定されるが、BB2に当選した場合は、BB2の持ち越し中の遊技で行われる昇格抽選に当選すればBB1に変更され、BB3に当選した場合は、BB3の持ち越し中の遊技で行われる昇格抽選に当選すればBB1又はBB2に変更される。なお、本実施形態においては、請求項中の「特典」はBBモード中に得られるメダルとなり、その「大きさ」とはBB1〜BB3におけるメダルの払い出し枚数の上限となる。
図2に示すように、スロットマシン11の動作は制御基板60によって管制される。制御基板60は、CPU60aとメモリ61とを備えている。CPU60aは、制御部62によってその動作が管制される。メモリ61のROM領域には、遊技の実行処理で使用される遊技実行プログラムや遊技実行データが格納されている。制御部62は、遊技実行プログラムや遊技実行データをメモリ61から読み出すことによってスロットマシン11の動作に係る処理を行う。なお、メモリ61のRAM領域は、当選役抽選の結果を示すフラグや、遊技が行われて入賞有効ライン16上に停止した停止図柄の種類を示すデータなどの一時的な保管や書き換えなどに用いられる。
また、CPU60aには制御部62の他、当選役抽選を実行する当選役決定部63、BBを変更するか否かを決定する昇格抽選部(昇格抽選手段)64、昇格抽選を行う遊技数を決定する昇格区間抽選部(昇格区間抽選手段)65が設けられている。
遊技の開始に先立ってメダル投入口19に投入されたメダルはメダルセンサ66によって検知される。メダルの検知時には、メダルセンサ66から制御部62にメダルの検知信号が入力される。制御部62は、投入されたメダルの枚数をメダルセンサ66からの検知信号に基づいて計数し、メダルの投入枚数が3枚以上になると入賞有効ライン16を有効化するとともにスタートレバー20操作を有効化する。なお、投入された4枚目以降のメダルに関してはその枚数がメモリ61のRAM領域に書き込まれてクレジットされる。
スタート信号センサ67はスタートレバー20が押下されたことを検知する。スタートレバー20の押下が検知されると、遊技スタート信号がスタート信号センサ67から制御部62に入力される。制御部62は、遊技スタート信号に応答して当選役決定部63を作動させる。当選役決定部63では、乱数を用いた当選役抽選によって、BB1,BB2,BB3、小役、リプレイのいずれか又はハズレが決定される。当選役抽選の結果は制御部62にフィードバックされる。制御部62は、当選役抽選でいずれかの当選役に当選した場合は、その種類を示す当選フラグをメモリ61のRAM領域に書き込み、ハズレとなった場合はハズレフラグを書き込む。そして、BBに当選したことを示すBBフラグはBBが入賞したときにクリアされ、それ以外のフラグは当選役抽選が行われた遊技が終了したときにクリアされる。これにより、BBは入賞するまでその当選の権利が持ち越される。なお、BBフラグは、BB1〜BB3に当選したことを示す3種類のBB1〜BB3フラグで構成されている。
BB2又はBB3のいずれかに当選し、かつこれらが次遊技に持ち越された場合、制御部62は昇格抽選部64を作動する。昇格抽選部64は、乱数を用いた昇格抽選を実行し、BB2に当選した場合はBB2をBB1に変更するか否か、BB3に当選した場合はBB3をBB1又はBB2に変更するか否かを決定する。なお、昇格抽選部64は、BB2に当選した場合に使用するBB2用抽選テーブルと、BB3に当選した場合に使用するBB3用抽選テーブルとをそれぞれ備えている。そして、BB2用抽選テーブルでは抽選時に抽出される乱数値にBB1又はハズレのいずれかが対応付けされており、BB3用抽選テーブルでは抽選時に抽出される乱数値にBB1,BB2又はハズレのいずれかが対応付けされている。これにより、当選したBBの種類に応じて昇格させるBBの種類を異ならせることができる。
BB2又はBB3のいずれかに当選した場合、制御部62は昇格区間抽選部65を作動する。昇格区間抽選部65は、乱数を用いた昇格区間抽選を実行し、昇格抽選を行う遊技数を決定する。制御部62は、BB2又はBB3が持ち越された場合に昇格区間抽選で決定された遊技数の区間で昇格抽選を実行する。昇格区間抽選で決定された遊技数は遊技数カウンタ65aにセットされ、制御部62はこれを遊技ごとに減算していくことによって昇格区間を継続させるか否かを決定する。なお、昇格区間抽選で決定される遊技数は適宜に決定してよいが、少なくとも1回以上に設定することが好ましい。以下、昇格抽選が行われる遊技を昇格区間と称する。
制御部62は、当選役抽選の後(昇格抽選や昇格区間抽選を実行した場合はこれらの抽選後)に第1〜第3リール15a〜15cの回転を開始させ、ストップボタン21a〜21cの操作を有効化する。ストップボタン21a〜21cが押下されるとストップ信号センサ68からストップ信号が制御部62に入力される。これに応答し、制御部62は、リール駆動コントローラ69を作動し、押下されたストップボタン21a〜21cに対応する第1〜第3リール15a〜15cの停止制御を行う。第1〜第3リール15a〜15cの停止制御は周知の引き込み制御によって行われる。このため、ストップボタン21a〜21cが押下されたときに、5コマの引き込み範囲内に当選図柄(当選役抽選で当選した当選役に対応する図柄)が含まれている場合は当選図柄を入賞有効ライン16上に停止する。
なお、BB1〜BB3に対応する図柄は共通図柄にしてもよいし、BBの種類ごとに別個の図柄にしてもよいが、スロットマシン11では、BBを持ち越した遊技で昇格抽選を実行するため、いずれの場合も、少なくともいずれか1つのリールにおいては引き込み範囲に複数のBB図柄が位置しない配列、すなわちBB図柄同士の間隔が5コマ以上(BB図柄同士の間に異なる図柄を5個以上挟む配列)にすることが必要である。
次に、上記のように構成されたスロットマシン11で昇格抽選及び昇格区間抽選を実行するときの処理の流れについて説明する。
図3に示すように、スロットマシン11では通常モードから遊技が開始される。通常モードでの遊技において、メダル投入口19にメダルを投入してスタートレバー20を押下すると当選役抽選部63で当選役抽選が行われる。当選役抽選で、BB2又はBB3に当選すると、BB2に当選した場合はBB2フラグ、BB3に当選した場合はBB3フラグがメモリ61のRAM領域に書き込まれる。また、当選役抽選で、BB2又はBB3に当選すると、昇格区間抽選部65で昇格区間抽選が行われ、昇格抽選を行う遊技数、すなわち昇格区間の長さが決定される。昇格区間抽選で決定された遊技数は遊技数カウンタ65aにセットされる。そして、BB2又はBB3が当選した遊技でこれらが入賞せずに次遊技に持ち越されると、BB2又はBB3が当選した遊技の次遊技から昇格区間に移行する。
他方、BB2又はBB3が当選した遊技でこれらのBBが入賞した場合には、昇格抽選は行われることなく、その次遊技からBBモードに移行する。この場合は、BBモードへの移行と同時に遊技数カウンタ65aの遊技数はクリアされる。BBモードは、BB2に当選した場合はメダルの払い出し枚数が290枚、BB3に当選した場合はメダルの払い出し枚数が120枚に達すると終了する。
BB2又はBB3が持ち越されて昇格区間に移行すると、その間は遊技が行われるたびに昇格抽選が行われる。昇格抽選では、当選役抽選でBB2に当選した場合はBB2をBB1に変更するか否か、当選役抽選でBB3に当選した場合はBB3をBB1又はBB2に変更するか否かが決定される。また、昇格区間で遊技が行われると、そのたびに遊技数カウンタ65aにセットされた遊技数が減算されていく。
昇格抽選に当選すると、メモリ61に書き込まれているBB2フラグ又はBB3フラグが、昇格抽選で決定された種類のBBを示すBBフラグに書き換えられ、BBの種類が変更される。その後にBBが入賞すると変更されたBBに基づいて上限が設定されたBBモードに移行する。具体的には、BB2又はBB3がBB1に変更された場合はメダルの払い出し枚数が360枚、BB3がBB2に変更された場合はメダルの払い出し枚数が290枚に達するとBBモードが終了する。
遊技数カウンタ65aの遊技数が「0」になった場合は、その遊技で昇格区間は終了となる。また、昇格区間が終了する前に昇格抽選に当選した場合も、遊技数カウンタ65aの遊技数はクリアされ、その遊技で昇格区間は終了となる。昇格抽選に当選する前にBBが入賞した場合及び昇格抽選に当選することなく昇格区間が終了してBBが入賞した場合は、前述したように当選役抽選で当選したBBの種類に基づいた上限の払い出しがあるとBBモードは終了する。
以上のような処理を行うことによって、BB1に比べてメダルの払い出し枚数の少ないBB2又はBB3に当選しても、相対的にメダルの払い出し枚数の多いBBに変更される可能性があるため、BBモードに対する期待感を高めることができる。また、当選したBBの種類を報知しておらず、いずれのBBに当選したかを識別できないため、BBを入賞させるときの緊張感を高めることができる。また、BB1は、BB2又はBB3に比べて当選確率を低くしておき、BB1の大半はBB2又はBB3を経由しないと当選しないようにすれば、BB1に連続して当選し、遊技者が大量のメダルを短期間のうちに獲得して、遊技者の射幸心を煽りすぎることを防止できる。
図4は記録媒体(CD,フレキシブルディスク,ICメモリ,MO等)100をスロットマシン11にインストールする例を示しており、記録媒体100には図3のフローチャートで示すような手段を、CPU60aとメモリ61とを含むコンピュータ101で実現するためのプログラムが格納されている。この場合、例えば複数の前記ボーナス役のうち、最も特典の大きいボーナス役以外のボーナス役に当選した場合、当選したボーナス役を相対的に特典の大きいボーナス役に変更するか否かを、当選したボーナス役の持ち越し中の遊技で昇格抽選を実行して決定する昇格抽選手段と、最も前記特典の大きいボーナス役以外のボーナス役に当選したときに前記昇格抽選を行う遊技数を昇格区間抽選により決定する昇格区間抽選手段としてコンピュータ101を機能させるためのプログラムを記録媒体100に記録する。そして、この記録媒体100を読み取り装置102に装填して、プログラムをスロットマシン11にインストールする。
なお、前記プログラムは、記録媒体100を介してインストールする代わりにインターネットを利用してスロットマシン11に配信することができる。また、配信された本発明のプログラム、又は、記録媒体100から読み出した本発明のプログラムをパソコンにインストールし、モニタ上でスロットマシンの遊技を行うことも可能である。
上記実施形態では、メダルの払い出し枚数の異なるBBを複数設け、その上限を異ならせることによって特典の大きさを異ならせたが、例えば、通常モードよりもリプレイの当選確率が高くなるRT(リプレイタイム)モード、当選した小役が入賞するストップボタンの押下の態様が報知されるAT(アシストタイム)モード、リールの停止制御が行われず、ストップボタンの押下のタイミングによってリールが停止するCT(チャレンジタイム)モードなど、BBモードとは別個で通常モードよりも有利になる遊技モードを設けておき、当選したBBの種類によって、これらの遊技モードの終了条件が異なる、あるいは、遊技モード中の有利な度合いが異なる(例えばRTモードにおいてはリプレイの当選確率が異なる、ATモードにおいては報知の頻度が異なる)など、特典の態様及びその大きさの異なる方法は適宜に設定してよい。
上記実施形態では、ボーナス役をBBとしたが、BBモードよりも得られる利益の小さい(メダルの払い出し枚数の上限が少ない)RBモードに移行するRB(レギュラーボーナス)、1遊技のみ有利になるSB(シングルボーナス)など、ボーナス役は適宜に設定してよい。
上記実施形態では、BB1〜BB3のいずれかを1回の抽選で決定しているが、先ずBB当選か否かを決定し、BB当選後にBB1〜BB3のいずれかを決定する2段階抽選を実行してもよい。
上記実施形態では、リールを駆動させるスロットマシンに本発明を適用したが、例えば液晶ディスプレイによって表示されたリールを回転させる(液晶ディスプレイ上で図柄の変動表示を行わせる)スロットマシン、遊技球を遊技媒体として用いるスロットマシンなど他の遊技機で本発明を適用してもよい。
スロットマシンの外観を示す斜視図である。 スロットマシンの電気的な構成の概略を示したブロック図である。 昇格抽選及び昇格区間抽選を実行するときの処理の流れを示すフローチャートである。 プログラムが格納された記録媒体を、スロットマシンにインストールする場合の説明図である。
符号の説明
11 スロットマシン(遊技機)
61 メモリ
62 制御部
64 昇格抽選部(昇格抽選手段)
65 昇格区間抽選部(昇格区間抽選手段)

Claims (3)

  1. 互いに特典の大きさが異なる複数のボーナス役のいずれか又はハズレが抽選により決定され、前記ボーナス役に当選すると、その当選の権利が入賞するまで持ち越される遊技機において、
    複数の前記ボーナス役のうち、最も前記特典の大きいボーナス役以外のボーナス役に当選した場合、当選したボーナス役を相対的に特典の大きいボーナス役に変更するか否かを、当選したボーナス役の持ち越し中の遊技で昇格抽選を実行して決定する昇格抽選手段と、
    最も前記特典の大きいボーナス役以外のボーナス役に当選したときに前記昇格抽選を行う遊技数を昇格区間抽選により決定する昇格区間抽選手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 複数の前記ボーナス役のうち、最も特典の大きいボーナス役以外のボーナス役に当選した場合、当選したボーナス役を相対的に特典の大きいボーナス役に変更するか否かを、当選したボーナス役の持ち越し中の遊技で昇格抽選を実行して決定する昇格抽選手段と、
    最も前記特典の大きいボーナス役以外のボーナス役に当選したときに前記昇格抽選を行う遊技数を昇格区間抽選により決定する昇格区間抽選手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラム。
  3. 請求項2記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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