JP2006130059A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】稼働率の低下を防止する。
【解決手段】遊技者が所有するメダルの残数が10枚以下の場合、演出制御部は切り替え抽選部を作動する。切り替え抽選部ではテーブル切替抽選が行われる。テーブル切替抽選に当選すると、演出制御部は第2演出テーブルを示す信号を演出抽選部に入力する。これに応答して、演出抽選部は、第2演出テーブルを用いて演出抽選を行う。これにより、メダルの残数が10枚以下になる前よりも演出表示が表示される確率が高くなる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、当選役に当選したか否かを示唆する演出が表示される遊技機に関するものである。
本明細書中では遊技機の1つとしてパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはコインやパチンコ玉など他の媒体も含む。また、「メダルの投入」には、実際にメダル投入口にメダルを投入することの他に、クレジットされたメダルをベットボタンなどによりベットすることを含む。さらに、図柄を入賞有効ライン上に揃えた状態を「入賞」とする。
パチンコ店などの遊技場に設置されたスロットマシンはパチスロ機と称されている。パチンコ店では、メダル貸出機で紙幣をメダルに交換することによって、メダルの貸与を受けることができる。メダルには一定の価値が付与されており、獲得したメダルは、その枚数に応じて種々の景品に交換することができる。
一般的に、パチスロ機では、抽選によって当選役の当否が決定され、当選した当選役の種類によって遊技者が獲得できるメダルの枚数が決定される。メダルを獲得するには当選した当選役を入賞させる必要がある。当選役を入賞させるには、回転するリールを観察しながらタイミングを図ってリールの停止操作を行ない、当選役に対応した図柄を入賞有効ライン上に停止させればよい。しかし、技量の低い遊技者にとっては当選した当選役が入賞するタイミングでリールの停止操作を行うことができずにメダルを獲得できないことがあり、例えば技量の低い初心者に遊技への不公平感を抱かせることがあった。このため、例えば所定の条件が満たされた場合は、メダルの投入枚数とメダルの払い出し枚数との差が所定の範囲内に収まるように当選役の確率を変更することが提案されている。これにより、遊技者が著しくメダルを減少させることなく遊技を行うことを実現している。
特開2001−120726号公報
ところで、近年のパチスロ機は、例えば液晶パネル、音声、ランプなどによって抽選の結果を示唆する演出を行い、抽選でハズレとなった場合でも当選役に当選したことへの遊技者の期待感を抱かせるものが主流となっている。また、演出を行うことによって、遊技の知識の乏しい初心者でも当選役抽選で当選した当選役を察知することができるので、遊技に対する不公平感を抱くことを防止している。そして、どのような演出が行われるかは、遊技者が遊技を行うパチスロ機を選択するうえで重要な要素の一つとなっており、各メーカーは演出の方法に工夫を凝らしたパチスロ機を提供する傾向にある。
ところで、上記のようなスロットマシンでは、演出を行うか否かは抽選によって決定されており、演出の頻度が変更される契機は、例えば獲得できるメダルの多い当選役に当選した場合や遊技者が有利になる遊技モードに移行した場合など、遊技上の条件が満たされたときに設定されていた。このため、メダルの所有量が少なくなって演出の頻度が低くなった場合には、所有するメダルを使用し終えると遊技者は遊技を中止してしまうこと殆どであった。このことは、パチスロ機の稼働率が低下し、パチンコ店の利益の損失につながっていた。
また、現在、紙幣を直接メダルに交換する方式に代えて、例えば遊技者がプリペイドカードを購入してメダル貸出機に投入し、プリペイドカードの購入額に達するまで所定の枚数ずつメダルの貸与を受けるプリペイドカード方式によって遊技者にメダルを貸与することが検討されている。しかし、プリペイドカード方式によってメダルの貸与を行うと、1回で貸与を受けることが可能なメダルの枚数が少量である場合、紙幣をメダルに交換する方式に比べて遊技者が遊技を中止するタイミングの自由度が高くなるため、演出の頻度が低くなると即座に遊技を中止されてしまうおそれがある。そして、このことによって、パチスロ機の稼働率がさらに低下してしまうことになる。
本発明は、稼働率の低下を防止することができる遊技機を提供することを目的とする。
請求項1記載の遊技機は、プリペイドカードに記録された金額に相当する個数を上限に予め設定された個数の遊技媒体を遊技者に貸与し、かつ貸与された遊技媒体で遊技が行われ、当選役に当選したか否かを示唆する演出を実行する遊技機において、前記演出が実行される確率が互いに異なる複数の演出テーブルと、前記演出テーブルを用いた抽選により前記演出を実行するか否かを決定する演出抽選手段と、遊技媒体の貸し出し個数が書き込まれる貸出個数記憶手段と、前記貸し出し個数が書き込まれた後に投入された遊技媒体の総投入個数を、前記貸し出し個数が書き込まれた後に投入された遊技媒体によって遊技が行われた結果払い出された遊技媒体の総払い出し個数から差し引いた純増個数を計算する純増個数計算手段と、前記貸し出し個数と前記純増個数との合計を計算する残数計算手段と、前記残数計算手段での計算結果が予め設定された所定個数以下になった場合は、前記演出抽選手段の抽選で用いる前記演出テーブルを、前記所定個数以下になる前よりも前記演出が実行される確率が高い前記演出テーブルに切り替える演出制御手段とを設けたものである。
また、前記演出として、複数回の遊技にわたって実行される連続演出を設定し、前記連続演出での遊技の回数よりも、前記所定個数の遊技媒体で遊技が可能な回数が少なくなるように前記所定個数を設定することが好ましい。
また、前記残数計算手段での計算結果が予め設定された所定個数以下になった場合に、前記演出テーブルの切り替えを前記演出制御手段に行わせるか否かを抽選により決定する切り替え抽選手段を設けることが好ましい。
請求項4記載の遊技機は、プリペイドカードに記録された金額に相当する個数を上限に予め設定された個数の遊技媒体を遊技者に貸与するとともに、当選役に当選したか否かを示唆する演出を実行する遊技機において、前記演出を実行するための演出データが格納された演出記憶手段と、遊技媒体の貸し出し個数が書き込まれる貸出個数記憶手段と、前記貸し出し個数が書き込まれた後に投入された遊技媒体の総投入個数を、前記貸し出し個数が書き込まれた後に投入された遊技媒体によって遊技が行われた結果払い出された遊技媒体の総払い出し個数から差し引いた純増個数を計算する純増個数計算手段と、前記貸し出し個数と前記純増個数との合計を計算する残数計算手段と、前記残数計算手段での計算結果が予め設定された所定個数以下になった場合は、前記演出データを前記演出記憶手段から読み出して前記演出を実行する演出制御手段とを設けたものである。
また、前記演出として、複数回の遊技にわたって実行される連続演出を設定し、前記連続演出での遊技の回数よりも、前記所定個数の遊技媒体で遊技が可能な回数が少なくなるように前記所定個数を設定することが好ましい。
また、前記残数計算手段での計算結果が予め設定された所定個数以下になった場合に、前記演出データの読み出しを前記演出制御手段に行わせるか否かを抽選により決定する読み出し抽選手段を設けることが好ましい。
請求項1記載の遊技機は、遊技媒体の貸し出し個数と遊技媒体の純増個数との合計が予め設定された所定個数以下になった場合は、演出が実行される確率が高くなるので、遊技者の所有する遊技媒体の残りが少なくなったときに演出の頻度を高くすることが可能になる。これにより、所有する遊技媒体を使用し終えたときに、遊技者の当選役の当選への期待感を高めることができ、遊技者が遊技を中止することを防止することができる。よって、遊技機の稼働率の低下を防止できる。
また、前記演出として、複数回の遊技にわたって実行される連続演出を設定し、前記連続演出での遊技の回数よりも、前記所定個数の遊技媒体で遊技が可能な回数が少なくなるように前記所定個数を設定したので、遊技者が遊技媒体を使用し終えた遊技を連続演出の途中の遊技にすることが可能になり、所有する遊技媒体を使用し終えたときに遊技者が遊技を中止することを防止できる。
また、遊技媒体の貸し出し個数と遊技媒体の純増個数との合計が予め設定された所定個数以下になった場合は、演出が実行される確率を高くするか否かを抽選により決定するので、所有する遊技媒体を使用し終えるたびに演出の頻度が高くなることを防止でき、遊技媒体の所有量と演出の頻度との関係が遊技者に察知されることを防止できる。これにより、所有する遊技媒体を使用し終えたときに遊技者が遊技を中止することをより確実に防止できる。
請求項4記載の遊技機は、遊技媒体の貸し出し個数と遊技媒体の純増個数との合計が予め設定された所定個数以下になった場合は、強制的に演出を実行するので、遊技者の所有する遊技媒体の残りが少なくなったときに演出を実行させることが可能になる。これにより、所有する遊技媒体を使用し終えたときに、遊技者の当選役の当選への期待感を高めることができ、遊技者が遊技を中止することを防止することができる。よって、遊技機の稼働率の低下を防止できる。
また、前記演出として、複数回の遊技にわたって実行される連続演出を設定し、前記連続演出での遊技の回数よりも、前記所定個数の遊技媒体で遊技が可能な回数が少なくなるように前記所定個数を設定したので、遊技者が遊技媒体を使用し終えた遊技を連続演出の途中の遊技にすることが可能になり、所有する遊技媒体を使用し終えたときに遊技者が遊技を中止することを防止できる。
また、遊技媒体の貸し出し個数と遊技媒体の純増個数との合計が予め設定された所定個数以下になった場合は、強制的に演出を実行するか否かを抽選により決定するので、所有する遊技媒体を使用し終えるたびに演出の頻度が高くなることを防止でき、遊技媒体の所有量と演出の頻度との関係が遊技者に察知されることを防止ができる。これにより、所有する遊技媒体を使用し終えたときに遊技者が遊技を中止することをより確実に防止できる。
図1にスロットマシン10の外観を示し、先ず、スロットマシン10の遊技の流れの概略を説明する。スロットマシン10には、通常モード及びBBモードの2種類の遊技モードが設定されている。通常モードでの当選役抽選でBBに当選し、BBを入賞させると通常モードからBBモードに移行される。BBモードでは通常モードよりもメダルを獲得しやすくなる。
スロットマシン10には、収納箱11と前面扉12とからなる筐体10aが設けられている。前面扉12には表示窓13が設けられている。表示窓13の奥には第1リール14a、第2リール14b、第3リール14cが回転自在に組み込まれている。周知のように、第1〜第3リール14a〜14cの外周には複数種類の図柄が一定の間隔で配列されている。リールが停止した状態では表示窓13を通して1リール当たり3個の図柄が観察可能になる。そして、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞有効ラインが横3本斜め2本の合計5本が設定されている。
遊技の開始に先立って3枚のメダルがメダル投入口15に投入されると5本の入賞有効ラインが有効化される。また、メダルは50枚を限度にクレジット(貯留)することが可能になっており、クレジットされているメダルの枚数は、クレジット枚数表示器16により表示される。
スタートレバー17が押下されると第1〜第3リール14a〜14cが回転を開始する。そして、ストップボタン18a〜18cが押下されると、それぞれに対応する第1〜第3リール14a〜14cが個別に停止される。
前面扉12の下部にはメダル受け皿19が設けられている。遊技を行ってメダルの払い出しを伴う当選役が入賞されたとき又は遊技者がメダルの貸与を受けるときに、払い出し口20からメダル受け皿19にメダルが払い出される。なお、メダルの貸与を受けるには、予め購入したプリペイドカード40a(図2参照)をスロットマシン10の側方に隣接されたメダル貸出機40(図2参照)に投入し、メダル貸出機41の貸し出しボタンを押下すればよい。
表示窓13の上方には液晶パネル21が設けられている。液晶パネル21からは、例えば文字やキャラクターによって、当選役抽選の結果を示唆する演出表示が表示される。詳しくは後述するように、演出表示を表示するか否かは、当選役抽選の後に行われる演出抽選によって決定される。演出表示には、1回の遊技で完結する単独演出と複数回の遊技にわたって行われる連続演出とが設定されている。演出抽選では、演出表示を表示する場合に、単独演出と連続演出のいずれを行うかも同時に決定される。スロットマシン10では、連続演出は5回の遊技にわたって行われる。そして、1回の遊技では3枚のメダルがベットされるため、連続演出が完結するまでに15枚のメダルが使用される。
図2に示すように、スロットマシン10の動作は制御部30によって管制される。制御部30にはCPU30a及びメモリ31などが設けられている。CPU30aは、メモリ31のROM領域に格納された遊技の実行プログラムにしたがってスロットマシン10を制御する。メモリ31のRAM領域は、毎回の遊技ごとに利用されるフラグやデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
メダルセンサ32はメダル投入口15から投入されたメダルを検知し、メダルの検知信号をCPU30aに入力する。スタート信号センサ33はスタートレバー17が押下されたことを検知し、遊技スタート信号をCPU30aに入力する。CPU30aは、遊技スタート信号に応答して第1〜第3リール14a〜14cを回転させる。
第1〜第3リール14a〜14cの駆動及び停止制御は、CPU30aとリール駆動コントローラ34とによって行われる。それぞれのリールは個別のステッピングモータ35a〜35cの駆動軸に取り付けられており、各ステッピングモータ35a〜35cの駆動を制御することにより各リールの制御が行われる。ストップボタンセンサ38a〜38cは、ストップボタン18a〜18cが押下されたときにストップ信号をCPU30aに入力する。CPU30aとリール駆動コントローラ34は、ストップ信号に応答してストップボタン18a〜18cに対応する第1〜第3リール14a〜14cの停止制御を開始する。
第1〜第3リール14a〜14cが回転していない状態でスタート信号センサ33から遊技スタート信号が入力されると、CPU30aは当選役決定部39を作動させる。当選役決定部39では、BB、小役、リプレイからなる3種類の当選役及びハズレのいずれかが抽選により決定される。抽選の方法は周知の方法であるので詳しい説明は省略する。
CPU30aにはメダル貸出機40が接続されている。遊技者が購入したプリペイドカード40aがメダル貸出機40に投入され、貸し出しボタンが押下されるとメダル貸出機40からCPU30aにメダルの貸し出し信号が入力される。貸し出し信号には、遊技者に貸与されたメダルの貸し出し枚数を示す枚数情報及びプリペイドカード40aの残額を示す残額情報が含まれている。プリペイドカード40aは、例えば10000円、5000円、3000円の3種類から選択して購入される。そして、貸し出しボタンの1回の押下につき、1枚20円の価値が付与されたメダルが50枚ずつ、すなわち、1000円分のメダルが遊技者に貸与される。このため、10000円のプリペイドカード40aでは500枚、5000円のプリペイドカード40aでは250枚、3000円のプリペイドカード40aでは150枚を上限にメダルの貸与を受けることができる。CPU30aは、貸し出し信号に応答して遊技者に貸与されたメダルの枚数を貸し出し枚数記憶部(貸出個数記憶手段)41に書き込む。
遊技が行われると、CPU30aは、メダルの投入枚数及び遊技を行って払い出されたメダルの払い出し枚数を純増枚数計算部(純増個数計算手段)42に入力する。純増枚数計算部42では、メダルが貸与されてから投入されたメダルの総投入枚数及びメダルが貸与されてから払い出されたメダルの総払い出し枚数が計算される。そして、純増枚数計算部42では、メダルの総払い出し枚数からメダルの総投入枚数が差し引かれ、メダルの純増枚数が計算される。なお、純増枚数は、遊技者のメダルが増加した場合は正の数で表され、遊技者がメダルを損失した場合は負の数で表される。
残数計算部(残数計算手段)43には、貸し出し枚数記憶部41に書き込まれたメダルの貸し出し枚数と純増枚数計算部42で算出されたメダルの純増枚数とが入力される。残数計算部43では、貸し出し枚数と純増枚数との合計が計算される。これにより、遊技が行われた結果、遊技者が所有しているメダルの残数が算出される。
演出データ記憶部(演出記憶手段)44には、液晶パネル21から表示する演出表示のグラフィックデータが書き込まれている。グラフィックデータには、単独演出を行うデータ及び連続演出を行うデータが含まれている。演出データ記憶部44のグラフィックデータは演出制御部(演出制御手段)46によって読み出される。演出制御部46は、読み出したグラフィックデータに基づいて液晶パネル21から演出表示を表示させる。
演出抽選部(演出抽選手段)45は、当選役決定部39での当選役抽選が行われるごとに作動される。演出抽選部45では、演出表示を表示するか否かを決定する演出抽選が行われる。演出表示を表示することが決定された場合には、単独演出と連続演出とのいずれを行うかが同時に決定される。演出抽選部45は、サンプリングした乱数値を第1演出テーブル(演出テーブル)45a又は第2演出テーブル(演出テーブル)45bと照合することによって演出表示を表示するか否かを決定する。第2演出テーブル45bでは、第1演出テーブル45aよりも演出表示が表示される確率が高くなるように演出抽選の確率が設定されている。このため、第2演出テーブル45bを用いて演出抽選が行われると、演出表示の頻度が高くなる。詳しくは後述するように、メダルの貸与を受けて遊技を開始すると、先ず第1演出テーブル45aを用いて演出抽選が行われる。なお、詳しくは図示しないが第1演出テーブル45a及び第2演出テーブル45bは、それぞれ、BBに当選した場合のテーブル、小役に当選した場合のテーブル、ハズレの場合のテーブルを備えている。各テーブルに割り当てられた演出表示はそれぞれ態様が異なっている。そして、当選役抽選の結果に応じてそれぞれのテーブルが使い分けられる。これにより、演出表示は当選役に当選したか否かを示唆するものとなる。
演出制御部46には、残数計算部43で計算されたメダルの残数がCPU30aを介して入力される。これに応答して、演出制御部46は、遊技者が所有するメダルの残数が10枚以下か否かを判定する。そして、メダルの残数が10枚以下であることを判定した場合には、演出制御部46は切り替え抽選部(切り替え抽選手段)47を作動する。
切り替え抽選部47は、第1演出テーブル45aを第2演出テーブル45bに切り替えて演出抽選を行わせるか否かを決定するテーブル切替抽選を行う。テーブル切替抽選の結果は演出制御部46にフィードバックされる。演出制御部46は、テーブル切替抽選の結果に応じて第1演出テーブル45a又は第2演出テーブル45bのいずれかを示す信号を演出抽選部45に入力する。演出抽選部45は、演出制御部46から入力された信号に応答して演出抽選を行うテーブルの種類を識別する。
ホッパー装置48は、当選役の種類に応じて規定枚数のメダルを払い出すか、あるいは、メダル貸出機40から貸し出し信号が入力された場合にメダルを払い出す。なお、当選役の種類ごとに配当メダルの枚数を決めた配当テーブルはメモリ31のROM領域に格納されており、CPU30aがこれを読み取ってホッパー装置48を駆動する。
次に、上記のように構成されたスロットマシンの作用について説明する。スロットマシン10で遊技を行うには、遊技者は遊技場でプリペイドカード40aを購入する。そして、購入したプリペイドカードをメダル貸出機40に投入し、貸し出しボタンを押下する。貸し出しボタンを押下すると、メダル貸出機40からCPU30aに貸し出し信号が入力される。これに応答して、CPU30aは、遊技者に貸与するメダルの枚数「50枚」を貸し出し枚数記憶部41に書き込み、ホッパー装置48を駆動する。ホッパー装置48が駆動されると、50枚のメダルがメダル受け皿19に払い出される。なお、再び貸し出しボタンが押下されて遊技者にメダルが貸与された場合は、貸し出し枚数記憶部41には積算した枚数が書き込まれる。
遊技者は払い出されたメダルを用いて遊技を行う。遊技を開始され、当選役抽選が行われると第1演出テーブル45aを用いて演出抽選が行われる。演出抽選に当選すると、演出制御部46は演出データ記憶部44からグラフィックデータを読み出し、液晶パネル21から演出表示を表示させる。
遊技が行われると、メダルの投入枚数及びメダルの払い出し枚数が純増枚数計算部42に入力される。純増枚数計算部42はメダルの純増枚数を計算する。CPU30aは、算出された純増枚数を残数計算部43に入力する。また、これと同時に、CPU30aは、貸し出し枚数記憶部41からメダルの貸し出し枚数を読み出し、読み出した貸し出し枚数を残数計算部43に入力する。
残数計算部43は、入力された2つの枚数を合計し、遊技者の所有するメダルの残数を算出する(例えば、貸し出されたメダルの枚数が「50枚」で純増枚数が「−45枚」の場合は残数が「5枚」、貸し出されたメダルの枚数が「50枚」で純増枚数が「20枚」の場合は残数が「70枚」)。残数計算部43で算出されたメダルの残数は演出制御部46に入力される。
遊技者が所有するメダルの残数が10枚以下の場合、演出制御部46は切り替え抽選部47を作動する。切り替え抽選部47ではテーブル切替抽選が行われる。テーブル切替抽選に当選すると、演出制御部46は第2演出テーブル45bを示す信号を演出抽選部45に入力する。これに応答して、演出抽選部45は、第2演出テーブル45bを用いて演出抽選を行う。これにより、メダルの残数が10枚以下になる前よりも演出表示が表示される確率が高くなる。そして、演出抽選によって連続演出を行うことが決定されれば、連続演出抽選が完結するには15枚のメダルが必要になるため、連続演出が完結する前に遊技者はメダルを使用し終えることになる。これにより、遊技者はさらにメダルの貸与を受ける必要に迫られるため、遊技を中止することを防止できる。
遊技者が遊技を続行して再びメダルの貸与を受ける前に、メダルの残数が10枚を超えた場合は、演出制御部46は再び第1演出テーブル45aを示す信号を演出抽選部45に入力する。これに応答して、演出抽選部45は再び第1演出テーブル45aを用いて演出抽選を行う。なお、メダルの残数が10枚以下になったときに切り替え抽選部47でのテーブル切替抽選を行わずに、強制的に第1演出テーブル45aから第2演出テーブル45bに切り替えて演出抽選を行ってもよい。
上記実施形態では、メダルの残数が所定枚数以下になった場合に演出表示が表示される確率を高くしたが、メダルの枚数が所定枚数以下になった場合に強制的に演出表示を表示してもよい。
この場合、例えば切り替え抽選部47に代えて読み出し抽選部(読み出し抽選手段)50を設ける。図4に示すように、読み出し抽選部50はメダルの残数が10枚以下になったときに作動される。読み出し抽選部50は、単独演出及び連続演出のいずれのグラフィックデータを演出データ記憶部44から読み出すかを決定する読み出し抽選を行う。そして、連続演出が決定された場合、演出制御部46は演出データ記憶部44から連続演出のグラフィックデータを読み出し、5回の遊技にわたって液晶パネル21から連続演出を行わせる。連続演出が完結するには15枚のメダルが必要になるため、連続演出が完結する前に遊技者はメダルを使用し終えることになる。遊技者のメダルの残数が10枚を超えた場合は、連続演出の終了後に演出データの読み出しが中止され、演出抽選によって演出表示を表示するか否かが決定される。また、単独演出が決定された場合、演出制御部46は演出データ記憶部44から単独演出のグラフィックデータを読み出し、液晶パネル21から単独演出を行わせる。なお、強制的に演出表示を表示する場合、演出抽選部45での演出抽選の結果をキャンセルしてもよいし、演出抽選を実行しなくてもよい。また、強制的に演出表示を表示するか否かの抽選を読み出し抽選と同時に行ってもよい。なお、図4では、「スタート」〜「残り10枚以下?」までは図3と同一の流れであるため説明を省略する。
上記実施形態では、遊技者がメダルの貸与を受けるたびにメダルの残数が所定枚数以下になった場合に演出表示が表示される確率を一律に高くしたが、遊技者が購入したプリペイドカード40aの金額に相当する枚数のメダルと純増枚数との差が所定枚数以下になったとき、すなわち、メダルの貸与を受けてプリペイドカード40aの残額が「0」になったときに、さらに演出表示が表示される確率を高くしてもよい。この場合、演出抽選で用いられるテーブルとして、第2演出テーブル45bよりも演出表示が表示される確率の高い第3演出テーブル51を設ければよい。
CPU30aは、メダル貸出機40から送信された貸し出し信号に含まれる残額情報からプリペイドカード40aの残額が「0」となったか否かを識別し、識別の結果をメモリ31のRAM領域に書き込んでおく。
そして、図5に示すように、メダルの残数が10枚以下でテーブル切替抽選に当選したときには、CPU30aはメモリ31のRAM領域を参照し、プリペイドカード40aの残額が「0」となったか否かを識別する。プリペイドカード40aの残額が「0」なったことを識別した場合には、CPU30aは残額が「0」になったことを示す信号を演出制御部46に入力する。これに応答して、演出制御部46は、第1演出テーブル45aから第3演出テーブル51に切り替えて演出抽選部45に演出抽選を行わせる。これにより、新たなプリペイドカード40aの購入を遊技者に促すことができる。プリペイドカード40aの残額が「0」となっていない場合には、演出制御部46は、第1演出テーブル45aから第2演出テーブル45bに切り替えて演出抽選部45に演出抽選を行わせる。なお、図5では、「スタート」〜「当選」までは図3と同一の流れであるため説明を省略する。
上記実施形態では、演出として液晶パネル21から演出表示を表示させたが、演出は、音声やランプなど適宜の手段によって行って実行してよい。
なお、本発明はリール駆動タイプのスロットマシンに限らず、液晶パネルなどを用いたスロットマシンなどの他の遊技機にも等しく適用することができる。さらに、上記実施形態のように、入賞有効ラインが横3本、斜め2本の合計5本設定された遊技機に限らず、その他の入賞有効ライン数の遊技機にも本発明は適用可能である。
本発明を用いたスロットマシンの外観図である。 図1に示すスロットマシンの電気的概略構成を示す機能ブロック図である。 演出表示が表示される確率が変化するまでの制御の流れを示すフローチャートである。 強制的に演出表示が表示されるまでの制御の流れを示すフローチャートである。 プリペイドカードの残額が「0」となるときに、演出表示が表示される確率を変化させる場合の制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 スロットマシン
21 液晶パネル
40 メダル貸出機
40a プリペイドカード
41 貸し出し枚数記憶部(貸し出し個数記憶手段)
42 純増枚数計算部(純増個数計算手段)
43 残数計算部(残数計算手段)
44 演出データ記憶部(演出記憶手段)
45 演出抽選部(演出抽選手段)
45a 第1演出テーブル(演出テーブル)
45b 第2演出テーブル(演出テーブル)
46 演出制御部(演出制御手段)
47 切り替え抽選部(切り替え抽選手段)

Claims (6)

  1. プリペイドカードに記録された金額に相当する個数を上限に予め設定された個数の遊技媒体を遊技者に貸与し、かつ貸与された遊技媒体で遊技が行われ、当選役に当選したか否かを示唆する演出を実行する遊技機において、
    前記演出が実行される確率が互いに異なる複数の演出テーブルと、
    前記演出テーブルを用いた抽選により前記演出を実行するか否かを決定する演出抽選手段と、
    遊技媒体の貸し出し個数が書き込まれる貸出個数記憶手段と、
    前記貸し出し個数が書き込まれた後に投入された遊技媒体の総投入個数を、前記貸し出し個数が書き込まれた後に投入された遊技媒体によって遊技が行われた結果払い出された遊技媒体の総払い出し個数から差し引いた純増個数を計算する純増個数計算手段と、
    前記貸し出し個数と前記純増個数との合計を計算する残数計算手段と、
    前記残数計算手段での計算結果が予め設定された所定個数以下になった場合は、前記演出抽選手段の抽選で用いる前記演出テーブルを、前記所定個数以下になる前よりも前記演出が実行される確率が高い前記演出テーブルに切り替える演出制御手段とを設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記演出として、複数回の遊技にわたって実行される連続演出を設定し、前記連続演出での遊技の回数よりも、前記所定個数の遊技媒体で遊技が可能な回数が少なくなるように前記所定個数を設定したことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記残数計算手段での計算結果が予め設定された所定個数以下になった場合に、前記演出テーブルの切り替えを前記演出制御手段に行わせるか否かを抽選により決定する切り替え抽選手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. プリペイドカードに記録された金額に相当する個数を上限に予め設定された個数の遊技媒体を遊技者に貸与するとともに、当選役に当選したか否かを示唆する演出を実行する遊技機において、
    前記演出を実行するための演出データが格納された演出記憶手段と、
    遊技媒体の貸し出し個数が書き込まれる貸出個数記憶手段と、
    前記貸し出し個数が書き込まれた後に投入された遊技媒体の総投入個数を、前記貸し出し個数が書き込まれた後に投入された遊技媒体によって遊技が行われた結果払い出された遊技媒体の総払い出し個数から差し引いた純増個数を計算する純増個数計算手段と、
    前記貸し出し個数と前記純増個数との合計を計算する残数計算手段と、
    前記残数計算手段での計算結果が予め設定された所定個数以下になった場合は、前記演出データを前記演出記憶手段から読み出して前記演出を実行する演出制御手段とを設けたことを特徴とする遊技機。
  5. 前記演出として、複数回の遊技にわたって実行される連続演出を設定し、前記連続演出での遊技の回数よりも、前記所定個数の遊技媒体で遊技が可能な回数が少なくなるように前記所定個数を設定したことを特徴とする請求項4記載の遊技機。
  6. 前記残数計算手段での計算結果が予め設定された所定個数以下になった場合に、前記演出データの読み出しを前記演出制御手段に行わせるか否かを抽選により決定する読み出し抽選手段を設けたことを特徴とする請求項4又は5記載の遊技機。
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