JP2008305076A - ディジタル制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】CPU同期2重化構成において、CPUの2重化ステータス作成回路の故障検出および故障系と故障箇所を特定し、故障による出力のハンチング等、制御状態への悪影響を防止できるディジタル制御装置を得る。
【解決手段】制御処理部20a、20bと、常用あるいは待機のステータスを作成するステータス作成回路11a、11bとを有する自系と他系に2重化されたCPU1a、1bと、プラントへの信号の入出力を行う入出力装置3と、入出力装置へ出力する信号を判定して他系に切り替える信号出力判定部12a、12bを有するI/Oインターフェイス装置2a、2bとを備えたディジタル制御装置において、ステータス信号を記憶する記憶部14と、記憶されたステータス信号から異常状態を検出するステータス検出回路13とを有するステータス異常検出装置4と、検出された異常状態を表示する警報装置5とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラントの監視制御を行うディジタル制御装置に関する。
プラントの監視制御を行うディジタル制御装置においては、1台のCPUの故障による機能喪失を回避して、稼働率を向上させるために、CPUを同期2重化する構成がとられている場合がある(例えば、特許文献1参照)。
このような同期2重化されたCPUは、プロセス値などの同じ入力を受けて、互いに同期をとりながら、同じ制御演算処理を実施する。各CPUは、常用または待機の状態(以後ステータスと呼ぶ)を持ち、通常時には、常用のCPUが、演算結果データを、I/Oインターフェイス装置を経由して、入出力装置へ出力し、待機のCPUは、演算のみを行っている。常用のCPUが機能を喪失した異常時には、待機のCPUが、出力の切替えを行うことによって、CPUの機能が継続される。
ここで、同期2重化されたCPUのステータス作成および交換の原理について、図7に示した従来の構成図を用いて説明する。
図7において、CPU A 1aおよびCPU B 1bは、同期2重化構成を成しており、互いに同期して同じ制御処理を行っている。
CPU A 1a上には、ロジックIC等により構成された2重化ステータス作成回路A 11aが組み込まれており、この2重化ステータス作成回路A 11aが、自系のCPUのステータス(常用または待機)を決定して、常用または待機のステータス信号A 101aを出力する。
出力されたステータス信号A 101aは、CPU A 1a上の送信部15から、他系CPU B 1bに対して送信される。CPU B 1b上では、受信部16が、CPU A 1aから送信されたステータス信号A 101aの受信を行う。CPU B 1bで受信されたステータス信号A 101aは、CPU B 1b上の2重化ステータス作成回路B 11bに入力される。
このとき、2重化ステータス作成回路B 11bへは、ステータス信号A 101aと共に、自己診断結果のエラーを示す信号である待機指令信号B 102bも入力される。
2重化ステータス作成回路B 11bは、それらの入力から、自系のCPUのステータスを決定して、ステータス信号B 101bを出力する。出力されたステータス信号B 101bは、CPU B 1b上の送信素子15およびCPU A 1a上の受信素子16を経由して、CPU A 1a上の2重化ステータス作成回路A 11aへ入力される。
このとき、2重化ステータス作成回路A 11aは、このステータス信号B 101bと共に、自己診断結果のエラーを示す故障信号である待機指令信号A 102aにより、自系(A系)のCPUのステータスを決定する。
例えば、CPU A 1aが常用で、CPU B 1bが待機の状態で、2重化ステータス作成回路A 11aへ待機指令信号102aが入力された場合には、2重化ステータス作成回路A 11aは、出力するステータス信号A 101aを、「常用」から「待機」へ切替える。この待機へ切替えられたステータス信号A 101aを入力されると、待機状態のCPU B 1b上の2重化ステータス作成回路B 11bは、出力するステータス信号B 101bを、「待機」から「常用」へ切替える。このようにして、A,B両系の2重化CPUのステータスが切替わる。
また、自系のCPUが待機で、他系のCPUが常用の状態のとき、他系のCPUが、待機指令または故障等により待機に切替わった場合には、自系のCPUは、「待機」から「常用」へ切替わる。
I/Oインターフェイス装置A 2a内には、信号出力判定部A 12aが設けられており、CPU A 1aから、この信号出力判定部A 12aへ、出力信号A 103aとステータス信号A 101aが入力される。
両信号が入力されると、信号出力判定部A 12aは、ステータス信号A 101aが常用の場合には、出力信号A 103aを出力信号AA 103aaとして、入出力装置3へ出力するが、ステータス信号A 101aが待機の場合には、入出力装置3への出力を行わない。
CPU B 1b系についても、同様の制御演算処理および出力処理が行われる。
入出力装置3は、入力された常用系I/Oインターフェイス装置(2aまたは2b)からの出力信号(出力信号AA 103aaまたは出力信号BB 103bb)を、出力信号S 103sとして、外部へ出力する。
特開2001−60160号公報
上述したように、CPUを同期2重化構成とし、各CPU上の2重化ステータス作成回路により、互いにステータスを交換して、常用あるいは待機を決定する従来のディジタル制御装置においては、ステータス作成回路の故障に関して、以下に挙げる課題があった。
まず、ステータス作成回路の故障により、CPUのステータスが、不要に切替わり、CPUの状態が、A,B両系とも常用となる場合があった。
このように、A、B両系とも常用となった場合には、入出力装置に対して、A,B両系のI/Oインターフェイス装置から、出力信号が送信されることになり、入出力装置からの出力にハンチングが生じ、制御状態へ悪影響を及ぼすという課題があった。
つぎに、従来のディジタル制御装置において、各CPUは、自己診断の機能を有しており、自身の故障は検出するが、2重化ステータス作成回路やステータス送受信回路の故障までは検出していない。そのため、故障が発生した場合でも、故障の検知が難しく、復旧対応が遅れてしまうという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するために成されたものであり、CPU同期2重化構成において、CPUの2重化ステータス作成回路の故障検出および故障系と故障箇所の特定を可能とし、故障による出力のハンチング等、制御状態への悪影響を防止する機能を備えるディジタル制御装置を得ることを目的とする。
本発明の第1のディジタル制御装置は、自系が他系と同じ演算を実行する制御処理部と、常用あるいは待機のステータスを示す他系のステータス信号および自系の故障信号を入力して、常用あるいは待機の自系のステータス信号を作成するステータス作成回路と、ステータス作成回路にて作成された自系のステータス信号を、他系に送信する信号送信部と、他系のステータス作成回路にて作成されて送信されたステータス信号を受信する信号受信部とを有する自系と他系に2重化されたCPUと、2重化されたCPUの各々の制御処理部からプラントへの信号の入出力を行う入出力装置と、各々の制御処理部と入出力装置との間で、自系のステータス作成回路から送信されたステータス信号により、入出力装置へ出力する信号を判定して、常用あるいは待機のステータスを切り替える信号出力判定部を有するI/Oインターフェイス装置とを備えたディジタル制御装置において、2重化されたCPUの各々のステータス作成回路にて作成された自系と他系両方のステータス信号を記憶する記憶部と、記憶された自系と他系両方のステータス信号を比較して、ステータス信号の異常状態を検出するステータス検出回路とを有するステータス異常検出装置と、検出されたステータス信号の異常状態を表示する警報装置とを2重化されたCPUの外部に備えることを特徴とする。
本発明の第2のディジタル制御装置は、他系と同じ演算を実行する制御処理部と、常用あるいは待機のステータスを示す他系のステータス信号および自系の故障信号を入力して、常用あるいは待機の自系のステータスを作成するステータス作成回路と、自系のステータス作成回路にて作成されたステータス信号を、他系に送信する信号送信部と、他系のステータス作成回路にて作成されて送信されたステータス信号を受信する信号受信部とを有する自系と他系に2重化されたCPUと、2重化されたCPUの前記制御処理部からプラントへの信号の入出力を行う入出力装置と、自系と他系の制御処理部と前記入出力装置との間で、自系のステータス作成回路から送信されたステータス信号により、入出力装置へ出力する信号を判定して他系に切り替える信号出力判定部を有するI/Oインターフェイス装置とを備えたディジタル制御装置において、それぞれの前記I/Oインターフェイス装置は、常用あるいは待機のインターフェイス装置のステータス信号を交換し、自系のCPUから送信されるステータス信号と、他系のI/Oインターフェイス装置から送信されるインターフェイス装置のステータス信号とにより、自系I/Oインターフェイス装置のステータスを作成するステータス監視部と、ステータス監視部での比較結果により、入出力装置へ出力する信号を判定して他系に切り替える信号出力判定部とを有することを特徴とする。
本発明の第3のディジタル制御装置は、他系と同じ演算を実行する制御処理部と、常用あるいは待機のステータスを示す他系のステータス信号および自系の故障信号を入力して、常用あるいは待機の自系の同一のステータスを作成し、それぞれのステータス信号を他系に送信するする3回路のステータス作成回路と、他系の3回路のステータス作成回路にて作成されて、送信されたステータス信号を受信し、他系のステータスを選択して、自系の3回路のステータス作成回路にステータス信号を送信する他系ステータス選択回路と、自系の3回路のステータス作成回路にて作成されたステータス信号を受信し、自系のステータスを選択して、自系の制御処理部にステータス信号を送信する自系ステータス選択回路と、を有する自系と他系に2重化されたCPUと、2重化されたCPUの前記制御処理部からプラントへの信号の入出力を行う入出力装置と、自系と他系の制御処理部と前記入出力装置との間に、前記自系のステータス選択回路から送信されたステータス信号により、入出力装置へ出力する信号を判定して他系に切り替える信号出力判定部を有するI/Oインターフェイス装置とを備えたことを特徴とする。
本発明の第4のディジタル制御装置は、他系と同じ演算を実行する制御処理部と、常用あるいは待機のステータスを示す他系のステータス信号および自系の故障信号を入力して、常用あるいは待機の自系のステータスを作成するステータス作成回路と、自系のステータス作成回路にて作成されたステータス信号を、他系に送信する信号送信部と、他系のステータス作成回路にて作成されて送信されたステータス信号を受信する信号受信部と、ステータス作成回路にて作成された自系と他系両方のステータス信号に加えて、自系と他系両方の故障を示す信号と、自系のステータス作成回路に入力する他系のステータス信号および他系のステータス作成回路に入力する自系のステータス信号を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された6種類の信号を比較して、故障箇所を特定するステータス監視制御回路と
を有する自系と他系に2重化されたCPUと、2重化されたCPUの前記制御処理部からプラントへの信号の入出力を行う入出力装置と、自系と他系の制御処理部と入出力装置との間で、自系のステータス監視制御回路から送信されたステータス信号により、入出力装置へ出力する信号を判定して他系に切り替える信号出力判定部を有するI/Oインターフェイス装置とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、CPU2重化ステータス作成回路の故障検出及び故障系と故障箇所の特定ができる。
以下に、本発明に係る同期2重化CPUの実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1を用いて第1の実施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態を示す構成図であって、従来例を示す図7と同一符号の要素は、同一部分を示す。
本実施の形態の特徴は、各CPUの常用あるいは待機のステータスを、別コントローラ上のステータス故障検出装置4で監視し、両系常用の状態を検出したら、警報表示を行い、また、切替前のステータスを記憶しておくことで、どちらの系のステータス回路が異常な切替を起こしたかを検出できることである。
本実施の形態のデジィタル制御装置は、従来例を示す図7の構成に加えて、ステータス故障検出装置4を備え、このステータス故障検出装置4は、CPU A 1a上の2重化ステータス作成回路A 11aからのステータス信号A 101aの出力部(図示していない)およびCPU B 1b上の2重化ステータス作成回路B 11bからのステータス信号B 101bの出力部(図示していない)と接続されており、A,B両系のCPUのステータスを検出するステータス検出回路13と、ステータス検出回路13にて検出したステータスを記憶する記憶部14とを有している。
また、ステータス検出回路13は、警報装置5に接続されており、該警報装置5は、ステータス検出回路13が検出した故障情報104を受けると、警報を出力する。
以下に、これらの構成要素の作用を述べる。
まず、ステータス故障検出装置4上のステータス検出回路13は、CPU A 1aのステータス信号101aとCPU B 1bのステータス信号101bを、2重化ステータス作成回路11a、11bのステータス信号出力部分(図示してない)より取り込み、記憶部14へ記録する。
つぎに、ステータス検出回路13は、A,B両系とも常用のステータスを検出した場合には、記憶部14へ記録したステータス情報を見比べて、どちらの系のCPUが単独で待機から常用へ切替わったかを特定し、切替わった系に関する情報等を、故障情報104として、警報装置5へ出力する。
本実施の形態によれば、同期2重化CPUのステータス作成回路あるいはステータス信号の送受信素子が故障して両系常用となった場合に、ステータス故障検出装置にて、両系常用の状態および常用へ切替わった系を検出して、警報装置へ故障情報を出力することにより、故障を早期に検知し、復旧を行うことができる。
(第2の実施の形態)
図2を用いて第2の実施の形態を説明する。図2は、本発明の第2の実施の形態を示す構成図であって、第1の実施の形態を示す図1と同一符号の要素は、同一部分を示す。
本実施の形態の特徴は、第1の実施の形態のステータス検出回路13において、自系の2重化ステータス作成回路A,2重化ステータス作成回路Bの送信部15を通過前のステータス信号A 101a、ステータスB 101bと、それらを受信する他系のステータス作成回路B,ステータス作成回路Aの受信部16を通過後のステータス信号101a、101b、および両系の待機指令信号102a、102bからなる6種類の信号を監視することにより、ステータス作成回路自身が故障した場合に加え、送受信部において故障が発生して、ステータスが変化した場合でも、故障個所が検出できることである。
本実施の形態は、第1の実施の形態を示す図1の構成に加えて、ステータス故障検出装置4上のステータス検出回路13が、2重化ステータス作成回路A 11aへの待機指令信号A 102aの分岐分の入力部と、2重化ステータス作成回路A 11aへのステータス信号B 101bの分岐分の入力部と、2重化ステータス作成回路B 11bへの待機指令信号B 102bの分岐分の入力部と、2重化ステータス作成回路B 11bへのステータス信号A 101aの分岐分の入力部とを備えて、上記6種の信号を取り込んでいる。その他の構成は、第1の実施の形態における図1と同様である。
以下に、上記構成要素の作用を説明する。
まず、上述したように、ステータス故障検出装置4上のステータス検出回路13は、CPU A 1a自身から、CPU A 1a上の2重化ステータス作成回路A 11aへ入力される待機指令信号102aの分岐分と、CPU B 1b上の送信部15から送信されてCPU A 1a上の受信部16で受信された後、2重化ステータス作成回路A 11aへ入力されるステータス信号B 101bの分岐分と、2重化ステータス作成回路A 11aから出力されたステータス信号A 101aの送信部15から2重化ステータス作成回路B 11bに入力される前の状態(分岐分)とを取り込む。
これに加えて、ステータス故障検出装置4上のステータス検出回路13は、CPU B 1b自身からCPU B 1b上の2重化ステータス作成回路B 11bへ入力される待機指令信号102bの分岐分と、CPU A 1a上の送信部15から送信されてCPU B 1b上の受信部16で受信された後、2重化ステータス作成回路B 11bへ入力されるステータス信号A 101aの分岐分と、2重化ステータス作成回路B 11bから出力されたステータス信号B 101bの送信部15から2重化ステータス作成回路A 11aに入力される前の状態(分岐分)とを取り込む。
つぎに、上記6種の信号を取り込んだステータス検出回路13は、各信号の状態(ステータスおよび待機指令)を記憶部14へ記録し、各信号の状態が切替わった場合には、記憶部14へ記録したステータスおよび待機指令の情報に基づいて、後述するとおり、切替わりの健全性を判断する。
そして、ステータス検出回路13は、異常を検出した場合には、異常ステータスに関する情報および故障個所に関する情報を、故障情報104として警報装置5へ出力する。その他の作用は、第1の実施の形態と同様である。
上記切替わりの健全性を判断するに当たっては、以下に述べるように、同期2重化CPUのステータス作成回路またはステータス信号の送受信部が故障した場合には、ステータス切り替えパターンが、その故障箇所により異なることを利用する。
まず、第1の場合として、(1−1)常用の(例えばA系の)CPUのステータス信号送信部の故障、(1−2)待機の(B系の)CPUのステータス信号受信部の故障、(1−3)待機の(B系の)CPUの2重化ステータス作成回路の故障のうちいずれかが発生した場合には、いずれの場合も、待機の(B系の)CPUの2重化ステータス作成回路の出力するステータス信号が、常用に切替わり、A,B両系のCPUが共に常用の状態となる。
この内、(1−3)待機の(B系の)CPUの2重化ステータス作成回路の故障の場合には、待機の(B系の)2重化ステータス作成回路へ入力される常用の(A系の)ステータス信号が、待機に切替わっていない状態でも、「待機」から「常用」へ切替わる。
また、(1−1)、(1−2)の送受信部が故障の場合には、常用の(A系の)2重化ステータス作成回路からの出力直後のステータス信号は、常用のままで、待機の(B系の)CPUの2重化ステータス作成回路へ入力される段階でのステータス信号が待機に切替わる結果、出力するステータス信号が、「待機」から「常用」へ切替わる。
従って、ステータス検出回路13にて、A,B両系のステータス信号の2重化ステータス作成回路11aおよび11bからの出力直後を監視して、両系が常用であることを検知した際には、まず、記憶部に記録されたステータス情報より、どちらの系のステータスが「待機」から「常用」へ切替わったかを確認して、切替が確認されれば、両系常用の原因が、(1−3)の待機系CPUの2重化ステータス作成回路の故障であり、切替が確認されなければ、(1−1)の常用のCPUのステータス信号送信部の故障または(1−3)待機系CPUのステータス信号受信部の故障かを特定することができる。
つぎに、第2の場合として、(2−1)常用の(例えばA系の)2重化ステータス作成回路の故障の場合には、常用のA系のCPUから出力して、待機のB系の2重化ステータス作成回路へ入力されるステータス信号が、「常用」から「待機」に切替わり、待機のB系の2重化ステータス作成回路から出力されるステータス信号が、「待機」から「常用」へ切替わる。
この場合、A,B両系の2重化ステータス作成回路からの出力直後のステータス信号のみを監視していると、常用のCPUへ待機指令が入力されることによる「通常のステータス切替え」と区別がつかない。
そこで、ステータス検出回路13にて、常用あるいは待機のステータスの切替わりを検知した際には、記憶部に記録されたステータス情報に基づいて、常用のCPU側に待機指令信号が入力されているかどうかを確認し、この待機指令が入力されていないにもかかわらず、ステータスが切替わっていれば、常用の2重化ステータス作成回路の故障であると特定することができる。
つぎに、第3の場合として、(3−1)待機の(例えばB系の)CPUのステータス信号送信部の故障、(3−2)常用の(A系の)CPUのステータス信号受信部の故障の内いずれかが発生した場合には、待機の(B系の)CPUの2重化ステータス作成回路から出力された段階でのステータス信号は、待機のままであるが、常用の(A系の)2重化ステータス作成回路へ入力される段階では待機から常用へ切替わっている。
この場合、常用の(A系の)2重化ステータス作成回路は、自系のステータスを常用から待機へは切替えないため、ステータス切替えは起こらず、待機指令も故障も発生していない通常時と区別がつかない。
そこで、ステータス検出回路13にて、A,B両系のステータスを監視して、ステータスに変化のないときでも、記憶部に記録されたステータス情報より、常用の2重化ステータス作成回路へ入力される待機系のステータス信号が、待機から常用へ切替わっているかどうかを確認し、切替わっていれば、(3−1)待機のCPUのステータス信号送信部の故障または(3−2)常用のCPUのステータス信号受信部の故障であると特定することができる。
本実施例の形態によれば、同期2重化CPUのステータス作成回路またはステータス信号の送受信部が故障した結果、(1)ステータスがA,B両系共に常用となった場合、(2)ステータスがA,B両系共に切替わった場合、(3)ステータスがA,B両系共に変化がない場合のいずれにおいても、ステータス検出回路13にて故障を検知することが可能となり、また、故障箇所については、2重化ステータス作成回路故障の場合には、同期2重化CPU A,Bどちらの系であるかを、また、ステータス信号の送受信部故障の場合には、同期2重化CPU A,Bのどちらのステータス信号に関連した送信部あるいは受信部であるかを検知することが可能となる。
また、ステータス異常や故障に関する情報を、警報装置へ故障情報として出力することで、故障を早期に検知し、復旧を行うことが可能となる。
(第3の実施の形態)
図3を用いて第3の実施の形態を説明する。図3は、本発明の第3の実施の形態を示す構成図であって、第2の実施の形態を示す図2と同一符号の要素は、同一部分を示す。
本実施の形態の特徴は、第2の実施の形態のステータス検出回路に加えて、ステータス信号の送信部後方と、受信部後方をLED表示することにより、ステータス検出回路にて送受信部の故障であると特定した場合に、送信部の故障であるか受信部の故障であるかを特定可能にすることである。
本実施の形態は、第2の実施の形態を示す図2の構成において、A,B両系のステータス信号送信部と受信部の間と、A,B両系の2重化ステータス作成回路のステータス信号入力部(図示していない)と受信部との間に、常用または待機のステータスに対応して点灯あるいは消灯または消灯あるいは点灯を行うLED17を接続する構成としている。その他の構成については第2の実施の形態における図2と同様である。
その作用を見ると、CPU A 1a上のステータス信号送信部15後のLED17は、2重化ステータス作成回路A 11aから出力されたステータス信号A 101aの送信部後の状態に対応して点灯または消灯を行い、CPU B 1b上のステータス信号受信部16後のLED17は、ステータス信号A 101aの受信部後の状態に対応して点灯または消灯を行う。
CPU B 1bのステータス信号に対しても、同様に、LEDは点灯または消灯を行う。その他の作用は第2の実施の形態と同様である。
先に述べたとおり、実施例2の効果としては、同期2重化CPUのステータス信号送受信部に故障が発生した場合でも、ステータス検出回路にて、同期2重化CPUのどちらのステータス信号に関連した送信部の故障あるいは受信部の故障であるかを特定し、警報装置にて、その故障情報を得ることが可能である。
そこで、同期2重化CPUのどちらのステータス信号に関連した送信部または受信部の故障であるかを特定した後、送信部と受信部の間と、2重化ステータス作成回路のステータス信号入力部と受信部の間とに接続されたLEDの点灯状態を見ることにより、その点灯状態により特定されるステータスが、同一である場合には、送信部の故障、異なる場合には、受信部の故障であると、特定することができる。
本実施の形態によれば、第2の実施の形態のとおり、同期2重化CPUのステータス信号送信部または受信部が故障したことを故障情報により特定した後に、上記故障の発生したCPU基板を備える制御装置内において、CPU基板に取り付けられたLEDの点灯状態により、送信部の故障であるか受信部の故障であるかを特定することが可能となる。
(第4の実施の形態)
図4を用いて第4の実施の形態を説明する。図4は、本発明の第4の実施の形態を示す構成図であって、従来例を示す図7と同一符号の要素は、同一部分を示す。
本実施の形態の特徴は、CPU−I/Oインターフェイス−入出力の構成において、インターフェイス(以後I/Fと呼ぶ)基板に2重化切替ステータスを持たせ、上位CPUからのステータス切替指令が来た場合に、他系インターフェイスのステータスを監視して、切替系をブロックすることである。
図4の構成図は、従来例の構成例を示す図7に加えて、I/Oインターフェイス装置A 2a上に、ステータス監視部A 18aを備えている。また、I/Oインターフェイス装置B 2b上にも、ステータス監視部B 18bを備えている。その他の構成は、図7と同様である。その作用は、以下のとおりである。
まず、I/Oインターフェイス装置A 2a上の信号出力判定部A 12aに、制御処理部A 20aからの出力信号A 103aと、2重化ステータス作成回路A 11aからのステータス信号A 101aとが入力される。
このとき、信号出力判定部A 12aは、ステータス信号A 101aが「常用」であれば、出力信号A 103aを出力信号AA 103aaとして、入出力装置3へ出力するが、ステータス信号A 101aが「待機」であれば、入出力装置3への出力を行わない。
つぎに、ステータス監視部A 18aは、CPU A 1a上の2重化ステータス作成回路A 11aが出力するステータス信号A 101aと、I/Oインターフェイス装置B 2bが出力するI/F装置ステータス信号B 106bとを取り込んで、A,B両系のステータスを監視する。ステータス監視部A 18aは、その監視データにより、I/Oインターフェイス装置A 2aのステータスを決定し、決定した結果であるI/F装置ステータス信号A 106aをI/Oインターフェイス装置B 2b上のステータス監視部B 18bへ出力する。また、上記I/Oインターフェイス装置A 2a上の信号出力判定部A 12aに、出力OFF指令A 105aを送信する。
すなわち、CPU A 1aおよびI/Oインターフェイス装置A 2aのステータスが「常用」から、待機指令などにより、「待機」に切替わった場合には、ステータス監視部A 18aは、ステータス信号A 101aの「常用」から「待機」への切替わりと、I/F装置ステータス信号B 106bの「待機」状態とを確認し、I/F装置ステータス信号A 106aを「常用」から「待機」に切替えて、I/Oインターフェイス装置B 2b上のステータス監視部B 18bへ送信する。また、上記I/Oインターフェイス装置装置A 2a上の信号出力判定部A 12aに、出力OFF指令A 105aを送信する。
その上で、I/Oインターフェイス装置B 2b上のステータス監視部B 18bは、入力されるステータス信号B 101bの「待機」から「常用」への切替わりと、I/Fステータス信号A 106aの「常用」から「待機」への切替わりを確認し、I/F装置ステータス信号B 106bを、「待機」から「常用」に切替えて、I/Oインターフェイス装置A 2a上のステータス監視部A 18aへ送信する。
一方、CPU A 1aおよびI/Oインターフェイス装置A 2aのステータスが、「待機」の状態から、「常用」に切替わった場合、例えば、CPUのステータス作成回路またはステータス信号送受信部の故障により、ステータス作成回路A 11aの出力するステータス信号A 101aが、「待機」の状態から、「常用」に切替わった場合には、ステータス監視部A 18aが、その切替わりを検出する。
しかしながら、CPU B 1bおよびI/Oインターフェイス装置B 2bは、「常用」のままであり、I/F装置ステータス信号B 106bが「常用」であるため、ステ−タ監視部18aが作成するI/F装置ステータス信号A 106aは、「待機」のまま維持する。
このとき、I/Oインターフェイス装置A 2a上のステータス監視部A 18aは、信号出力判定部12aに、出力OFF指令A 105aを送信すると、ステータス信号A 101aが「待機」から「常用」へ切替わることにより、信号出力判定部12aから入出力装置3に、出力信号AA 103aaが出力されるという作用が回避される。
I/Oインターフェイス装置B 2bも、同様の作用を持つ。その他の作用は、従来例と同様である。
本実施の形態によれば、同期2重化CPUのステータス作成回路または送受信素子の故障により、A,B両系が「常用」となった場合でも、I/Oインターフェイス装置のステータスを作成するステータス監視部により、CPUのステータスと、他系I/Oインターフェイス装置のステータスとを監視して、A,B両系が「常用」であることを検知したら、I/Oインターフェイス装置のステータスを更新しないことにより、A,B両系の出力信号が、入出力装置へ送信されることを回避し、出力のハンチング等により、制御状態へ悪影響を及ぼすことを防止することが可能となる。
(第5の実施の形態)
次に、図5を用いて、第5の実施の形態を説明する。図5は、本発明の第5の実施の形態を示す構成図であって、従来例を示す図7と同一符号の要素は、同一部分を示す。
本実施の形態の特徴は、2重化ステータス作成回路を3重化し、相手系CPU側でステータス選択回路を設けて、ステータス切替回路故障時の異常な系切替を防止することである。
本実施の形態のディジタル制御装置は、従来例を示す図7の構成に加えて、CPU A 1a上の3個の2重化ステータス作成回路として、2重化ステータス作成回路AA 11aa、2重化ステータス作成回路AB 11ab、2重化ステータス作成回路AC 11acを備え、また、CPU B 1b上の3個の2重化ステータス作成回路として、2重化ステータス作成回路BA 11ba、2重化ステータス作成回路BB 11bb、2重化ステータス作成回路BC 11bcを備えている。
ここで、待機指令信号A 102aは、上記CPU A 1a上の3個の2重化ステータス作成回路全てに入力され、また待機指令信号B 102bは、上記CPU B 1b上の3個の2重化ステータス作成回路全てに入力される。
また、CPU A 1a上には、他系ステータス選択回路A 19aが備えられている。
他系ステータス選択回路A 19aは、CPU B 1b上の3個の2重化ステータス作成回路全てと接続されて、2重化ステータス作成回路BA 11baより出力されるステータス信号BA 101ba、2重化ステータス作成回路BB 11bbより出力されるステータス信号BB 101bb、2重化ステータス作成回路BC 11bcより出力されるステータス信号BC 101bcのステータスから、多数決論理等により、CPU A 1aのステータスを決定し、他系ステータス選択回路B 19bを介して、上記CPU B 1b上の3個の2重化ステータス作成回路11ba、11bb、11bcに、選択された他系(A系)のステータス信号AS 101asを送信する。
また、CPU A 1a上には、自系(A系)のステータス信号選択回路A 21aが備えられている。ステータス信号選択回路A 21aは、上記の3個の自系のステータス作成回路全てと接続され、送信されるステータス信号から多数決論理等によりCPU A 1aのステータスを決定し、CPU A 1a上の制御処理部A 20aおよびI/Oインターフェイス装置A 2a上の信号出力判定部A 12aに、選択された自系ステータス信号101atを送信する。
また、CPU B 1b上についても、同じ機能を持つ自系ステータス選択回路B 21bが備えられている。その他の構成は従来例を示す図7と同様である。その作用は、以下のとおりである。
CPU A 1a上の3個の2重化ステータス作成回路は、それぞれ独立にCPU A 1aのステータスを作成し、CPU B 1bに対してステータス信号を送信する。
CPU B 1b上では、CPU A 1aの3個のステータス信号が、他系のステータス選択回路B 19bに、それぞれ独立に入力される。他系のステータス選択回路B 19bは、多数決論理等により、CPU A 1aのステータスを決定して、決定したステータス信号AS 101asを出力する。出力されたステータス信号AS 101asは、CPU B 1b上の3個の2重化ステータス作成回路へ、それぞれ入力される。
CPU B 1b上の他系ステータス選択回路B 19bも、同様の作用を行う。
また、CPU A 1a上の自系ステータス選択回路A 21aへは、上記3個の自系(B系)の2重化ステータス信号が、それぞれ独立に入力され、多数決論理等により、CPU A 1aのステータスを決定する。
決定された自系のステータス信号AT 101atは、自系ステータス選択回路A 21aから出力されて、制御処理部A 20aおよび信号出力判定部A 12aへ入力される。
制御処理部A 20aは、ステータス信号AT 101atを用いて、制御演算処理を行い、出力信号A 103aを、信号出力判定部A 12aへ出力する。
信号出力判定部A 12aは、出力信号A 103aおよびステータス信号AT 101atを入力されて、ステータス信号AT 101atが、「常用」であれば、出力信号A 103aを入出力装置3へ、出力信号AA 103aaとして、出力するが、ステータス信号AT 101atが、「待機」の場合には、入出力装置3への出力を行わない。
CPU B 1b上の自系ステータス選択回路B 21bも、同様の作用を行う。 その他の作用は従来例と同様である。
本実施の形態によれば、同期2重化CPUにおいて、各CPU上に3個の2重化ステータス作成回路を設け、3個の送信されたステータス信号を、自系CPUの自系ステータス選択回路および他系CPUの他系ステータス選択回路で選択し、多数決論理等を用いて、ステータスを決定する。
これにより、2重化ステータス作成回路またはステータス信号送受信部の単一故障によるステータスの異常な切り替えや、その異常ステータスを使用した制御処理、異常ステータスによる入出力装置への両系出力信号送信などを回避して、出力のハンチング等により制御状態へ悪影響を及ぼすことを防止することが可能となる。
(第6の実施の形態)
次に、図6を用いて、第6の実施の形態を説明する。図6は、本発明の第6の実施の形態を示す構成図であって、従来例を示す図7と同一符号の要素は、同一部分を示す。
本実施の形態の特徴は、2重化CPU内部にあるステータス交換回路に対し、監視回路を設けることにより、待機指令、自系ステータス、他系ステータスを監視し、監視後の信号を制御処理部で使用して、両系常用や故障側常用などによる制御への影響を回避することである。
本実施の形態のディジタル制御装置は、図7に示す従来例の構成に加えて、CPU A 1a上に、ステータス監視制御回路A 22aと記憶部A 14aとを備えている。
ステータス監視制御回路A 22aは、CPU A 1a上の2重化ステータス作成回路A 11aからのステータス信号A 101aの出力部、CPU B 1b上の2重化ステータス作成回路B 11bからのステータス信号B 101bの出力部、2重化ステータス作成回路A 11aへの待機指令信号A 102aの入力部およびステータス信号B 101bの入力部、2重化ステータス作成回路B 11bへの待機指令信号B 102bの入力部およびステータス信号A 101aの入力部に接続されて、各信号の状態を取り込む。
ステータス監視制御回路A 22aは、A,B両系CPUのステータスを監視して、異常ステータスを検出した場合には、制御処理部A 20aおよび信号出力判定部12aに、異常切り替え前の自系ステータスを、ステータス信号AU 101auとして、出力する。
記憶部A 14aは、ステータス監視制御回路A 22aにて取り込んだ各部信号状態を記録する。
CPU B 1b上にも同様に、ステータス監視制御回路B 22bと記憶部B 14bとが備えられている。その他の構成は従来例を示す図7と同様である。
第2の実施の形態におけるステータス検出回路13と同様に、6種の信号を取り込んだ、CPU A 1a上のステータス監視制御回路A 22aは、各信号(ステータスまたは指令)の状態を記憶部A 14aへ記録し、状態が切替わった場合には、記憶部14に記録されたステータスおよび待機指令情報より、切替わりの健全性を判断する。
その結果、ステータス異常を検出した場合には、異常切り替え前の自系ステータスを、ステータス信号AU 101auとして、制御処理部A 20aおよび信号出力判定部12aに送信する。
制御処理部A 20aは、ステータス信号AU 101auを用いて、制御演算処理を行い、出力信号A 103aを、信号出力判定部A 12aへ出力する。
信号出力判定部A 12aは、出力信号A 103aおよびステータス信号AU 101auを入力する。
ステータス信号AU 101auが、「常用」であれば、出力信号A 103aを、出力信号AA 103aaとして、入出力装置3へ出力するが、ステータス信号AU 101auが、「待機」の場合には、入出力装置3への出力はしない。
CPU B 1b上のステータス監視制御回路B 22bも、同様の作用を行う。その他の作用は、従来例と同様である。
本実施の形態によれば、同期2重化CPUのステータス作成回路またはステータス信号の送受信素子の故障により、ステータスが異常な切替えを起こしたり、両系常用となった場合でも、CPU内のステータス監視制御回路および記憶部により異常を検知し、CPU内の制御処理部やI/Oインターフェース装置内の信号出力判定部で使用する自系ステータスを更新しないことで、異常ステータスを使用した制御処理すなわち異常ステータスによる入出力装置へのA,B両系出力信号送信を防止し、出力のハンチング等により制御状態へ悪影響を及ぼすことを防止することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態のディジタル制御装置を示す構成図。 本発明の第2の実施の形態のディジタル制御装置を示す構成図。 本発明の第3の実施の形態のディジタル制御装置を示す構成図。 本発明の第4の実施の形態のディジタル制御装置を示す構成図。 本発明の第5の実施の形態のディジタル制御装置を示す構成図。 本発明の第6の実施の形態のディジタル制御装置を示す構成図。 従来の同期2重化CPUを用いたディジタル制御装置を示す構成図。
符号の説明
1a…CPU A、1b…CPU B、2a…I/O インターフェイス装置 A、2b…I/O インターフェイス装置 B、3…入出力装置、4…ステータス異常検出装置、5…警報装置、11a…2重化ステータス作成回路 A、11b…2重化ステータス作成回路 B、11aa…2重化ステータス作成回路 AA、11ab…2重化ステータス作成回路 AB、11ac…2重化ステータス作成回路 AC、11ba…2重化ステータス作成回路 BA、11bb…2重化ステータス作成回路 BB、11bc…2重化ステータス作成回路 BC、12a…信号出力判定部 A、12b…信号出力判定部 B、13…ステータス検出回路、14…記憶部、14a…記憶部 A、14b…記憶部 B、15…送信部、16…受信部、17…LED、18a…ステータス監視部 A、18b…ステータス監視部 B、19a…他系ステータス選択回路A、19b…他系ステータス選択回路B、20a…制御処理部 A、20b…制御処理部 B、21a…自系ステータス選択回路A、21b…自系ステータス選択回路B、22a…ステータス監視制御回路 A、22b…ステータス監視制御回路 B、101a…ステータス信号 A、101aa…ステータス信号 AA、101ab…ステータス信号 AB、101ac…ステータス信号 AC、101as…ステータス信号 AS、101at…ステータス信号 AT、101au…ステータス信号 AU、101b…ステータス信号 B、101ba…ステータス信号 BA、101bb…ステータス信号 BB、101bc…ステータス信号 BC、101bs…ステータス信号 BS、101bt…ステータス信号 BT、101bu… ステータス信号 BU、102a…待機指令信号 A、102b…待機指令信号 B、103a…出力信号 A、103aa…出力信号 AA、103b…出力信号 B、103bb…出力信号 BA、103s…出力信号 S、104…故障情報、105a…出力OFF指令 A、105b…出力OFF指令 B、106a…I/F装置ステータス信号 A、106b…I/F装置ステータス信号 B。

Claims (6)

  1. 自系が他系と同じ演算を実行する制御処理部と、
    常用あるいは待機のステータスを示す他系のステータス信号および自系の故障信号を入力して、常用あるいは待機の自系のステータス信号を作成するステータス作成回路と、
    前記ステータス作成回路にて作成された自系のステータス信号を、他系に送信する信号送信部と、
    他系のステータス作成回路にて作成されて送信された他系のステータス信号を受信する信号受信部と
    を有する自系と他系に2重化されたCPUと、
    前記2重化されたCPUの各々の制御処理部からプラントへの信号の入出力を行う入出力装置と、
    前記各々の制御処理部と前記入出力装置との間で、前記自系のステータス作成回路から送信されたステータス信号により、前記入出力装置へ出力する信号を判定して、常用あるいは待機のステータスを切り替える信号出力判定部を有するI/Oインターフェイス装置と
    を備えたディジタル制御装置において、
    前記2重化されたCPUの各々のステータス作成回路にて作成された自系と他系両方のステータス信号を記憶する記憶部と、記憶された自系と他系両方の前記ステータス信号を比較して、ステータス信号の異常状態を検出するステータス検出回路とを有するステータス異常検出装置と、
    検出された前記ステータス信号の異常状態を表示する警報装置と
    を備えることを特徴とするディジタル制御装置。
  2. 前記ステータス異常検出装置内の記憶部は、前記2重化されたCPUの各々のステータス作成回路にて作成された自系と他系両方のステータス信号に加えて、自系と他系各々の内部故障を示す信号と、自系のステータス作成回路に送信する前の他系のステータス信号および他系のステータス作成回路に送信する前の自系のステータス信号の6種類の信号を記憶し、
    前記ステータス異常検出装置内のステータス検出回路は、前記記憶部に記憶された前記6種類の信号を比較して、故障箇所を特定することを特徴とする請求項1に記載のディジタル制御装置。
  3. 前記6種類に信号の内、他系の信号送信部より自系の信号受信部に送信される他系のステータス信号と、自系の信号受信部に入力された自系のステータス信号と、自系の信号送信部より他系の信号受信部に送信される自系のステータス信号と、他系の信号受信部に入力された他系のステータス信号の4種類の信号のステータスを表示して、故障箇所が自系あるいは他系の信号送信部あるいは信号受信部であることを特定するLED表示装置をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のディジタル制御装置。
  4. 自系が他系と同じ演算を実行する制御処理部と、
    常用あるいは待機のステータスを示す他系のステータス信号および自系の故障信号を入力して、常用あるいは待機の自系のステータス信号を作成するステータス作成回路と、
    前記ステータス作成回路にて作成された自系のステータス信号を、他系に送信する信号送信部と、
    他系のステータス作成回路にて作成されて送信されたステータス信号を受信する信号受信部とを有する自系と他系に2重化されたCPUと、
    前記2重化されたCPUの各々の制御処理部からプラントへの信号の入出力を行う入出力装置と、
    前記各々の制御処理部と前記入出力装置との間で、前記自系のステータス作成回路から送信されたステータス信号により、前記入出力装置へ出力する信号を判定して、常用あるいは待機のステータスを切り替える信号出力判定部を有するI/Oインターフェース装置と
    を備えたディジタル制御装置において、
    前記各々のI/Oインターフェイス装置は、常用あるいは待機のインターフェイス装置のステータス信号を交換し、自系のCPUから送信されるステータス信号と、他系のI/Oインターフェイス装置から送信される前記インターフェイス装置のステータス信号とにより、自系のI/Oインターフェイス装置のステータスを作成するステータス監視部と、
    前記ステータス監視部での比較結果により、入出力装置へ出力する信号を判定して、常用あるいは待機のステータスを切り替える信号出力判定部と
    を有することを特徴とするディジタル制御装置。
  5. 自系が他系と同じ演算を実行する制御処理部と、
    常用あるいは待機のステータスを示す他系のステータス信号および自系の故障信号を入力して、自系の常用あるいは待機のステータスを作成し、ステータス信号を他系に送信する3個のステータス作成回路と、
    他系の3個のステータス作成回路にて作成されて、送信された3個のステータス信号から他系のステータスを選択して、選択されたステータス信号を前記自系の3個のステータス作成回路に送信する他系ステータス選択回路と、
    前記自系の3個のステータス作成回路にて作成された3個の自系のステータス信号から自系のステータス信号を選択して、選択されたステータス信号を前記自系の制御処理部に送信する自系ステータス選択回路と、
    を有する自系と他系に2重化されたCPUと、
    前記2重化されたCPUの前記制御処理部からプラントへの信号の入出力を行う入出力装置と、
    前記自系と他系の制御処理部と前記入出力装置との間に、前記自系のステータス選択回路から送信されたステータス信号により、入出力装置へ出力する信号を判定して、常用あるいは待機のステータスを切り替える信号出力判定部を有するI/Oインターフェイス装置と
    を備えたことを特徴とするディジタル制御装置。
  6. 自系が他系と同じ演算を実行する制御処理部と、
    常用あるいは待機のステータスを示す他系のステータス信号および自系の故障信号を入力して、常用あるいは待機の自系のステータスを作成するステータス作成回路と、
    前記自系のステータス作成回路にて作成されたステータス信号を、他系に送信する信号送信部と、
    他系のステータス作成回路にて作成されて送信されたステータス信号を受信する信号受信部と、
    前記ステータス作成回路にて作成された自系と他系両方のステータス信号に加えて、自系と他系両方の故障を示す信号と、自系のステータス作成回路に入力する他系のステータス信号および他系のステータス作成回路に入力する自系のステータス信号の6種類の信号を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記6種類の信号を比較して、故障箇所を特定するステータス監視制御回路と
    を有する自系と他系に2重化されたCPUと、
    前記2重化されたCPUの前記制御処理部からプラントへの信号の入出力を行う入出力装置と、
    前記自系と他系の制御処理部と前記入出力装置との間で、前記自系のステータス監視制御回路から送信されたステータス信号により、入出力装置へ出力する信号を判定して、常用あるいは待機のステータスを切り替える信号出力判定部を有するI/Oインターフェイス装置と
    を備えたことを特徴とするディジタル制御装置。
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