JP2008256814A - 異方性拡散板及びそれを備えたバックライトユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】管状光源(蛍光灯など)を視認できず、表示ユニットからの輝度を均一化できる直下型バックライトとそのための光拡散板を提供する。
【解決手段】直下型バックライトユニットを構成する異方性拡散板24は、表示ユニット1と、この表示ユニットを裏面から照光するための複数の管状光源22との間に配設される。異方性拡散板は、互いに屈折率が異なる連続相Cと粒子状分散相Dとを有し、粒子状分散相Dの平均アスペクト比が1より大きく、粒子状分散相Dの長軸方向が一方の方向に配向した異方性散乱層で構成され、散乱角θと散乱光強度Fとの関係を示す散乱特性F(θ)において、粒子状分散相の長軸方向での光散乱特性をFx(θ)、粒子状分散相の超軸方向に対して直交する方向の散乱特性をFy(θ)としたとき、散乱角θ=18°での異方度F18(Fy(18°)/Fx(18°))>2であり、ヘーズ値が95%以上、厚みが0.5〜5mmである。
【選択図】図1
【解決手段】直下型バックライトユニットを構成する異方性拡散板24は、表示ユニット1と、この表示ユニットを裏面から照光するための複数の管状光源22との間に配設される。異方性拡散板は、互いに屈折率が異なる連続相Cと粒子状分散相Dとを有し、粒子状分散相Dの平均アスペクト比が1より大きく、粒子状分散相Dの長軸方向が一方の方向に配向した異方性散乱層で構成され、散乱角θと散乱光強度Fとの関係を示す散乱特性F(θ)において、粒子状分散相の長軸方向での光散乱特性をFx(θ)、粒子状分散相の超軸方向に対して直交する方向の散乱特性をFy(θ)としたとき、散乱角θ=18°での異方度F18(Fy(18°)/Fx(18°))>2であり、ヘーズ値が95%以上、厚みが0.5〜5mmである。
【選択図】図1
Description
本発明は、表示ユニット(液晶表示ユニット)と、この表示ユニットを裏面から照光するための複数の管状光源(蛍光管)との間に配設して、輝度を低下させることなく、面光源ユニットの管状光源がみえなくするのに有用な異方性拡散板、この異方性拡散板を備えた面光源ユニット又はバックライトユニット(直下型バックライト)に関する。
表示パネル(液晶表示ユニットなど)を裏面から照明するバックライト型表示装置(液晶表示装置など)においては、表示パネルの裏面に面光源ユニット(又はバックライトユニット)が配設されている。また、表示パネルに対する照射光を面光源として均一化し、かつ液晶表示装置の正面の輝度を上げるため、表示パネルと面光源ユニットとの間には拡散シートやプリズムシート、輝度向上シートなどが使用されている。このような表示装置の画面サイズが小さい場合には、導光板と、この導光板の側部に配された管状光源と、前記導光板と表示ユニットとの間に配設された拡散シートなどが利用されている。このような構造の表示装置では、管状光源からの光線を導光板の前面から出射させて拡散させ、表示ユニットを照明している。しかし、このような装置では、画面が大きくなるにつれて導光板から出射する光線の輝度が低下するため、大画面の表示装置に対応できない。
一方、表示装置(液晶テレビなど)の大画面化に伴って、表示ユニットの裏面から照光するための複数の管状光源(蛍光灯など)が並列に配置された面光源ユニット(又は直下型バックライトユニット)が利用されている。しかし、上記直下型バックライトユニットでは、複数の管状光源(蛍光灯など)が並列に配置されているため、管状光源(蛍光灯など)に対応する部分が明るくなり、表示ユニットの前面からの輝度が不均一化する。さらに、管状光源の前方側には管状光源に対する隠蔽性の高い光拡散板と複数の当方性拡散フィルムとが順次配置されており、構成部材の数が多いだけでなく、構造が複雑化する。
特開平11−2706号公報(特許文献1)には、表示モジュールと投光手段との間に光拡散透過手段が配設された表示装置であって、前記光拡散透過手段が、フィルムの平面において、連続相中に、1を超える平均アスペクト比で分散相が一軸方向に分散した拡散フィルムで構成されているとともに、この拡散フィルムの分散相の中軸方向が蛍光管の軸方向に沿って配設されている表示装置が開示されている。特開2002−1858号公報(特許文献2)には、互いに屈折率が異なる連続相と粒子状分散相とを有し、かつ前記粒子状分散相の平均アスペクト比が1より大きく、粒子状分散相の長軸方向が一方の方向に配向した異方性光散乱層(1)と、この光散乱層の少なくとも一方の面に積層された透明樹脂層(2)とで構成されている積層フィルムが開示されている。この文献には、異方性光散乱層(1)の両面に透明樹脂層(2)が積層されていること、粒子状分散相の平均アスペクト比が5〜1000であること、異方性光散乱層(1)と透明樹脂層(2)との厚みの比が光散乱層/透明樹脂層=50/50〜99/1、全体の厚みが6〜600μmであり、全光線透過率が85%以上であることも記載されている。
しかし、このような拡散フィルムや積層フィルムを直下型バックライトユニットに適用しても、管状光源(蛍光灯など)に対応する部分が明るくなり、拡散シートを通じて管状光源の存在が視認でき、輝度ムラが生じる。一方、輝度ムラをなくすと、液晶表示装置の正面の輝度が低下する。
特開2004−127680号公報(特許文献3)には、並列配置された複数本の線状光源と、光源からの光を反射する反射板と、光源からの直射光及び反射板からの反射光を拡散照射する光拡散板を備えた直下型バックライト装置において、光拡散板が光源側に断面鋸歯状のプリズム条列群を有する直下型バックライト装置が開示されている。この文献には、光拡散板が、光拡散剤を含有する芳香族ビニル系単量体と(メタ)アクリル酸エステル系単量体との共重合体や、光拡散剤を含有する脂環式構造を有する重合体樹脂からなること、光拡散剤として、ポリスチレン系重合体、ポリシロキサン系重合体若しくはこれらの架橋物からなる微粒子が記載され、厚み2mmの光拡散板を調製したことが記載されている。
しかし、この光拡散板は当方的に光拡散するため、複数の管状光源が並列に配置された直下型バックライトに適用すると、表示ユニットの正面の輝度を均一化できない。しかも、光源に近接して光拡散板が配置されるため、加熱により添加剤のブリードアウトが生じ、光学的特性が低下する場合がある。さらに、プリズム条列群を形成する必要があるため、生産性を向上できない。
特開2004−272189号公報(特許文献4)には、平均粒径が1〜50μmである微粒子状の光拡散剤を含有した厚み0.3〜3mmのポリカーボネート製光拡散板であって、輝度が5000〜6000cd/m2の範囲になるよう冷陰極蛍光灯にて投影したとき、輝度ムラが3%以下であるポリカーボネート樹脂製直下型バックライト用光拡散板が開示されている。特開2004−29091号公報(特許文献5)には、ポリカーボネート樹脂99.7〜80重量%および平均粒径1〜30μmの透明微粒子0.3〜20重量%の合計100重量部と、蛍光増白剤0.0005〜0.1重量部からなる樹脂組成物より形成された厚み0.5〜3mmのポリカーボネート樹脂製直下型バックライト用光拡散板が開示されている。
しかし、これらの光拡散板は当方的に光拡散するため、複数の管状光源が並列に配置された直下型バックライトに適用すると、表示ユニットの正面からの輝度を均一化できない。
特開平11−2706号公報(特許請求の範囲)
特開2002−1858号公報(特許請求の範囲)
特開2004−127680号公報(特許請求の範囲、段落番号[0009]、実施例)
特開2004−272189号公報(特許請求の範囲)
特開2004−29091号公報(特許請求の範囲)
従って、本発明の目的は、直下型バックライトに適用しても、管状光源(蛍光灯など)を視認できず、表示ユニットからの輝度を均一化できる直下型バックライト用光拡散板およびこの光拡散板を用いたバックライトユニット(直下型バックライト)を提供することにある。
本発明の他の目的は、直下型バックライトに適用しても、耐久性が高く長期間に亘り安定した光拡散特性を示す直下型バックライト用光拡散板およびこの光拡散板を用いたバックライトユニット(直下型バックライト)を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、表示装置の構成部材の数を低減できるとともに、構造を簡素化できる直下型バックライト用光拡散板およびこの光拡散板を用いたバックライトユニット(直下型バックライト)を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、所定の厚みを有するだけでなく、光散乱に関して特定の異方性と所定のヘーズ値を有する光拡散板を用いると、直下型バックライトに適用しても、管状光源の存在又は形状を視認(又は認識)できず、しかも輝度をさほど低下させることなく表示ユニットからの輝度を均一化できることを見いだし、本発明を完成した。
すなわち、本発明の異方性拡散板は、互いに屈折率が異なる連続相と粒子状分散相とを有し、かつ粒子状分散相の平均アスペクト比が1より大きく、粒子状分散相の長軸方向が一方の方向に配向した異方性散乱層で構成されている。そして、異方性拡散板は、表示ユニットと、この表示ユニットを裏面から照光するための複数の管状光源との間に配設するために使用され、散乱角θと散乱光強度Fとの関係を示す散乱特性F(θ)において、粒子状分散相の長軸方向での光散乱特性をFx(θ)、粒子状分散相の超軸方向に対して直交する方向の散乱特性をFy(θ)としたとき、散乱角θ=18°での異方度F18(Fy(18°)/Fx(18°))>2(例えば、異方度F18=2.5〜5)であり、ヘーズ値が95%以上、厚みが0.5〜5mmである。
前記異方性散乱層は、種々の成形材料、例えば、熱可塑性樹脂で形成できる。より具体的には、異方性散乱層は、連続相を構成するポリカーボネート系樹脂と、粒子状分散相を構成するポリオレフィン系樹脂とを含んでいてもよい。前記異方性散乱層は、さらに相溶化剤を含んでいてもよい。連続相と分散相との割合は、連続相/分散相=99/1〜30/70(重量比)程度であってもよい。異方性散乱層は、粒子状分散相の長軸方向を管状光源の長軸方向に向けて配置可能である。異方性拡散板は、異方性散乱層と、この異方性散乱層の少なくとも一方の面、特に両面に積層された透明樹脂層とで構成してもよい。
本発明は、互いに並列に配置された複数の管状光源と、これらの管状光源と表示ユニットとの間に、粒子状分散相の長軸方向を管状光源の長軸方向に向けて配設された前記異方性拡散板とを備えているバックライトユニット(直下型バックライトユニット)も包含する。このバックライトユニットにおいて、複数の管状光源の間隔をW、管状光源と異方性拡散板との距離をLとしたとき、異方度F18>(W/L)であってもよい。また、前記表示ユニットは液晶表示ユニットであってもよい。
さらに、本発明は、前記バックライトユニットと、このバックライトユニットで照光可能な表示ユニットとで構成された表示装置も包含する。
本発明では、連続相と粒子状分散相とで異方性散乱層を構成し、しかも特定の異方度とヘーズ値および厚みを有するため、直下型バックライトに適用しても、管状光源(蛍光灯など)を視認できず、表示ユニットからの輝度を均一化できる。また、特定の樹脂で異方性散乱層を形成すると、直下型バックライトに適用しても、添加剤のブリードアウトがなく、耐久性が高く長期間に亘り安定した光拡散特性を示す。さらに、異方性拡散板で従来の光拡散板および拡散フィルムの機能を果たすことができるため、表示装置の構成部材の数を低減できるとともに、構造を簡素化できる。そのため、光拡散板は、バックライトユニット(直下型バックライト)の構成部材としても有用である。
以下に、添付図面を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の直下型バックライトユニット(又は面光源装置)と、このユニットを備えた液晶表示装置の一例を示す概略分解断面図であり、図2は光拡散板と管状光源との関係を示す模式図である。
液晶表示装置(液晶テレビなど)は、液晶表示ユニット1と、この液晶表示ユニットを裏面から照光するための直下型バックライトユニット(又は面光源装置)21とで構成されており、液晶表示ユニット1は、液晶セル2と、この液晶セルの前面に配設された第1の偏光板7と、前記液晶セル2の裏面に配設された第2の偏光板12とを備えている。液晶セル2は、一対の透明部材(ガラス板など)3a,3bと、これらの透明電極の対向面に形成され、配向膜を備えていてもよい一対の透明電極(ITO透明電極など)4a,4bと、これらの一対の透明電極間に封入された液晶5とで構成されており、カラー液晶表示装置では液晶に対して裏面側の透明電極と透明部材との間にカラーフィルタ6が配設されている。
また、第1の偏光板7は、偏光層8と、この偏光層の両面に配設された保護層9a,9bと、これらの保護層のうち前方方向に位置する一方の保護層9aに積層された反射防止層10と、他方の保護層9bに積層された位相差フィルム11とで構成されている。一方、第2の偏光板12は、偏光層13と、この偏光層の両面に配設された保護層14a,14bと、これらの保護層のうち前方方向に位置する一方の保護層14aに積層された位相差フィルム15とで構成されている。
液晶表示ユニット1を裏面から照明するためのバックライトユニット21は、互いに並列に配設された複数の冷陰極放電管(蛍光灯)22と、この放電管(蛍光灯)からの光線を放電管(蛍光灯)の前方方向に反射するための反射板23と、放電管(蛍光灯)の前方側に配設された光拡散板24と、この光拡散板の前方側(すなわち、液晶表示ユニット1と光拡散板24との間)に配設された1又は複数のレンズフィルム(又はプリズムシート)25とを備えている。このレンズフィルムのうち液晶表示ユニット1側の面には、拡散光を集光して表示ユニット1を照明するため、断面形状が鋸歯状の凹凸列(又は断面三角形状の微小プリズム列)25aが形成されている。
このような装置では、前記管状光源22からの光線は光拡散板24により拡散され、表示ユニット1を照明する。しかし、一般に、管状光源22からの光線の輝度分布は均一でなく、管状光源22のX軸方向(長手方向)に対して直交するY軸方向の輝度分布が不均一である。そのため、光拡散板24を通じて拡散光で表示ユニット1を照明しても、表示ユニット1を均一に照明できない。特に、表示ユニット1の直下では、複数の管状光源22が並列に配設され、かつ管状光源22に対応する部位の輝度が最も高く、管状光源22から周辺に行くにつれて輝度が減衰するため、光拡散板24を通じて複数の管状光源22の形状又は存在(若しくは配列状態)が認識され、輝度ムラが生じる。一方、複数の管状光源22の形状又は存在が視認できないように光拡散板24の光線透過率を低下させると、高い輝度で表示ユニット1を照明できなくなる。
そこで、本発明では、前記光拡散板24を特定の異方性拡散板で構成している。すなわち、異方性拡散板は、少なくとも異方性散乱層24aを備えており、この異方性散乱層24aは、連続相Cと、この連続相に分散し、かつ平均アスペクト比が1より大きな粒子状分散相Dとで構成され、連続相Cと分散相Dとは互いに屈折率が異なっている。また、異方性散乱層24aにおいて、粒子状分散相Dの長軸方向は一方の方向(X軸方向)に配向している。
なお、この例では、連続相Cを芳香族ポリカーボネート系樹脂で構成し、粒子状分散相Dをポリプロピレン系樹脂で構成しているとともに、連続相Cと分散相Dとの親和性を向上させるため、異方性散乱層は相溶化剤を含んでいる。さらに、異方性散乱層24aの両面には、透明な耐熱性樹脂(芳香族ポリカーボネート系樹脂)で構成された透明樹脂層24bが積層されている。
さらに、異方性拡散板24は、粒子状分散相Dの長軸方向を管状光源22の長軸方向(X軸方向)に向けて配設されている。そのため、管状光源22からの光線を、異方性拡散板24により管状光源22の長軸方向(軸方向)に対して直交する方向に透過拡散させることができる。すなわち、散乱角θと散乱光強度Fとの関係を示す散乱特性F(θ)において、粒子状分散相Dの長軸方向での光散乱特性をFx(θ)、粒子状分散相Dの長軸方向に対して直交する方向の散乱特性をFy(θ)とすると、Fy(θ)/Fx(θ)>1となり、管状光源22の長軸方向(X軸方向)に対して直交する方向(Y軸方向)へ光拡散でき、輝度を均一化できる。
本発明では、複数の管状光源22が所定間隔をおいて並列に配設されたバックライト21において、均一な輝度で液晶表示ユニット1を照明するため、異方性拡散板24において、散乱角θ=18°での異方度F18(Fy(18°)/Fx(18°))=2.5〜5、ヘーズ値99.0〜99.7%に設計するとともに、厚みを1.5〜4mmとしている。異方度F18が小さいと、バックライトユニット21での輝度を均一化できず、表示ユニット1の正面では輝度ムラが生じる。また、ヘーズ値が小さいと、表示ユニット1の照明において管状光源22を異方性拡散板24で隠蔽できず、複数の管状光源22の配列状態が筋状に認識される。さらに、厚みが小さすぎると、輝度の均一化と管状光源22の隠蔽とを両立できず、厚みが大きすぎると、輝度が低下しやすく、高い輝度で表示ユニット1を照明できなくなる。
なお、輝度や輝度ムラは、複数の管状光源22の間隔W、管状光源22と異方性拡散板24との距離Lにも依存する。そのため、本発明では、異方度F18>(W/L=2.5〜5)とし、複数の管状光源22の間隔W、管状光源22と異方性拡散板24との距離Lに関係することなく、輝度を均一化するとともに高い輝度で表示ユニット1を照明している。なお、管状光源22の間隔Wが大きくなるほど、異方度F18の値を大きくし、管状光源22と異方性拡散板24との距離Lが大きくなるほど、異方度F18の値を小さくするのが好ましい。
このような装置では、20インチ以上の大型画面を有する液晶表示装置(液晶テレビ)であっても、管状光源22の陰がみえることなく、輝度を均一化しつつ高い輝度で鮮明な画像を見ることができる。しかも、従来、管状光源の前方側に順次配置されていた光拡散板と複数の拡散フィルムとの機能を1つの異方性拡散板で果たすことができ、構成部材の数を低減できるとともに、構造を簡素化できる。
本発明の異方性拡散板の異方性散乱層は、互いに屈折率が異なる連続相(マトリックス)と粒子状分散相(散乱因子)とで構成できる。連続相は熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂など)で構成でき、粒子状分散相は、有機物質(熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂など)や無機物質で構成できる。連続相および粒子状分散相は、通常、それぞれ熱可塑性樹脂で構成する場合が多い。前記連続相と分散相とは、互いに屈折率が異なるとともに、通常、互いに非相溶又は難相溶である。また、前記連続相及び/又は分散相を構成する樹脂は結晶性又は非晶性であってもよく、連続相及び分散相を非結晶性樹脂で構成してもよい。連続相および分散相は、通常、透明性物質で形成できる。
連続相および分散相を構成する熱可塑性樹脂としては、オレフィン系樹脂(環状オレフィン系樹脂を含む)、ハロゲン含有樹脂(フッ素系樹脂を含む)、ビニルアルコール系樹脂、ビニルエステル系樹脂(又は脂肪酸ビニルエステル系樹脂)、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂、ポリスルホン系樹脂(ポリエーテルスルホン、ポリスルホンなど)、ポリフェニレンエーテル系樹脂(2,6−キシレノールの重合体など)、セルロース誘導体(セルロースエステル類、セルロースカーバメート類、セルロースエーテル類など)、シリコーン樹脂(ポリジメチルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサンなど)、エラストマー(オレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ウレタン系、スチレン系エラストマーなど)などが例示できる。
オレフィン系樹脂には、例えば、C2−6オレフィンの単独又は共重合体(ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合体などのエチレン系樹脂、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体などのポリプロピレン系樹脂、ポリ(メチルペンテン−1)など)、C2−6オレフィンと共重合性単量体との共重合体(エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体又はその塩(例えば、アイオノマー樹脂)、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体などの共重合体が挙げられる。環状オレフィン系樹脂(又は脂環式オレフィン系樹脂)としては、環状オレフィン(ノルボルネン、ジシクロペンタジエンなど)の単独又は共重合体(例えば、立体的に剛直なトリシクロデカンなどの脂環式炭化水素基を有する重合体など)、前記環状オレフィンと共重合性単量体との共重合体(エチレン−ノルボルネン共重合体、プロピレン−ノルボルネン共重合体など)などが例示できる。脂環式オレフィン系樹脂は、例えば、商品名「アートン(ARTON)」、商品名「ゼオネックス(ZEONEX)」などとして入手できる。
ハロゲン含有樹脂としては、ハロゲン化ビニル系樹脂(ポリ塩化ビニル、ポリビニルフルオライドなどのハロゲン含有単量体の単独重合体、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体などのハロゲン含有単量体の共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体などのハロゲン含有単量体と共重合性単量体との共重合体など)、ハロゲン化ビニリデン系樹脂(ポリビニリデンフルオライド、塩化ビニリデン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体などのハロゲン含有ビニリデン単量体と他の単量体との共重合体)などが挙げられる。
ビニルアルコール系樹脂の誘導体には、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体などの他、ポリビニルアセタール系樹脂(ポリビニルアセタール系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂など)が含まれる。ビニルエステル系樹脂としては、ビニルエステル系単量体の単独又は共重合体(ポリ酢酸ビニルなど)、ビニルエステル系単量体と共重合性単量体との共重合体(酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、酢酸ビニル−(メタ)アクリル酸エステル共重合体など)が挙げられる。
(メタ)アクリル系樹脂としては、例えば、ポリメタクリル酸メチルなどのポリ(メタ)アクリル酸エステル、メタクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸共重合体、メタクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、メタクリル酸メチル−アクリル酸エステル−(メタ)アクリル酸共重合体、(メタ)アクリル酸エステル−スチレン共重合体(MS樹脂など)などが挙げられる。好ましい(メタ)アクリル系樹脂としては、メタクリル酸メチルを主成分(50〜100重量%、好ましくは70〜100重量%程度)とするメタクリル酸メチル系樹脂が挙げられる。(メタ)アクリル系樹脂は、トリシクロデカンなどの脂環式炭化水素基を有する(メタ)アクリレートの単独又は共重合体であってもよい。
スチレン系樹脂としては、例えば、スチレン−アクリロニトリル共重合体(AS樹脂)、スチレンと(メタ)アクリル系単量体との共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体など)、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−マレイミド共重合体などが挙げられる。好ましいスチレン系樹脂には、ポリスチレン、スチレンと(メタ)アクリル系単量体との共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体など)、AS樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体などが含まれる。
ポリエステル系樹脂には、テレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸を用いた芳香族ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリC2−4アルキレンテレフタレートやポリC2−4アルキレンナフタレートなどのホモポリエステル、C2−4アルキレンアリレート単位(C2−4アルキレンテレフタレート及び/又はC2−4アルキレンナフタレート単位)を主成分(例えば、50モル%以上、好ましくは75〜100モル%、さらに好ましくは80〜100モル%)として含むコポリエステルなど)、液晶性ポリエステルなどが例示できる。コポリエステルとしては、ポリC2−4アルキレンアリレートの構成単位のうち、C2−4アルキレングリコールの一部を、ポリオキシC2−4アルキレングリコール、C6−10アルキレングリコール、脂環式ジオール(シクロヘキサンジメタノール、水添ビスフェノールAなど)、芳香環を有するジオール(フルオレノン側鎖を有する9,9−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)フルオレン、ビスフェノールA、ビスフェノールA−アルキレンオキサイド付加体など)などで置換したコポリエステル、芳香族ジカルボン酸の一部を、フタル酸、イソフタル酸などの非対称芳香族ジカルボン酸、アジピン酸などの脂肪族C6−12ジカルボン酸などで置換したコポリエステルが含まれる。ポリエステル系樹脂には、ポリアリレート系樹脂、アジピン酸などの脂肪族ジカルボン酸を用いた脂肪族ポリエステル、ε−カプロラクトンなどのラクトンの単独又は共重合体も含まれる。好ましいポリエステル系樹脂は、通常、非結晶性コポリエステル(例えば、C2−4アルキレンアリレート系コポリエステルなど)などのように非結晶性である。
ポリアミド系樹脂としては、ナイロン46、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12などの脂肪族ポリアミド、キシリレンジアミンアジペート(MXD−6)などの芳香族ポリアミドなどが挙げられる。ポリアミド系樹脂には、ε−カプロラクタムなどのラクタムの単独又は共重合体であってもよく、ホモポリアミドに限らずコポリアミドであってもよい。
ポリカーボネート系樹脂には、ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールAD、ビスフェノールF、フルオレノン側鎖を有する9,9−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)フルオレンなど)をベースとする芳香族ポリカーボネート、ジエチレングリコールビスアリルカーボネートなどの脂肪族ポリカーボネートなどが含まれる。
セルロース誘導体のうちセルロースエステル類としては、例えば、セルロースアシレート(セルロースジアセテート、セルローストリアセテートなどのセルロースアセテート;セルロースプロピオネート、セルロースブチレート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレートなど)が例示できる。
これらの樹脂のうち、透明性が高い樹脂が好ましい。また、少なくとも連続相を構成する樹脂は耐熱性(熱安定性)の高い樹脂であるのが好ましい。連続相を構成する樹脂のガラス転移温度は、融点又はガラス転移温度が150〜280℃程度、好ましくは160〜270℃程度、さらに好ましくは170〜260℃(例えば、180〜250℃)程度であってもよい。このような熱可塑性樹脂は、ポリプロピレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、芳香族ポリカーボネート系樹脂、セルロースエステル類(特にセルロースアセテート)を含む。特に、連続相を構成する熱可塑性樹脂はポリカーボネート系樹脂である。
分散相(光散乱因子)は、マトリックス樹脂に対する無機又は有機の異形微粒子や繊維の添加、マトリックス樹脂に対する屈折率の異なる樹脂の添加及び混練などにより形成できる。繊維状分散相には、有機繊維(耐熱性有機繊維、例えば、アラミド繊維、全芳香族ポリエステル繊維、ポリイミド繊維など)、無機繊維(例えば、繊維状フィラー(ガラス繊維,シリカ繊維,アルミナ繊維,ジルコニア繊維などの無機繊維)、薄片状フィラー(マイカなど)など)などが含まれる。
好ましい分散相は、透明性が高く、1軸延伸温度などの配向処理温度で容易に変形し、実用的な熱安定性を有する樹脂が使用される。分散相を構成する樹脂の融点又はガラス転移温度は、前記連続相を構成する樹脂よりも低い場合が多く、例えば、120〜250℃程度、好ましくは130〜230℃程度、さらに好ましくは140〜200℃程度の樹脂であってもよい。好ましい分散相は、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂などで構成できる。特に好ましい分散相は、ポリプロピレン系樹脂(結晶性ポリプロピレン樹脂など)で構成できる。
連続相と分散相とは、互いに屈折率の異なる成分で構成されている。連続相と分散相との屈折率の差は、例えば、0.001以上(例えば、0.001〜0.3程度)、好ましくは0.01〜0.3程度、さらに好ましくは0.01〜0.1程度である。屈折率の差が小さいと、光拡散性を付与できなくなる。
連続相と分散相との割合は、光拡散性などに応じて、例えば、前者/後者(重量比)=99/1〜30/70(例えば、97/3〜25/75)程度、好ましくは95/5〜20/80(例えば、90/10〜20/80)程度の範囲から適宜選択できる。
異方性散乱層は、相溶化剤を含んでいてもよい。相溶化剤を用いると、連続相と分散相との親和性を高め、配向処理しても欠陥(ボイドなどの欠陥)が生成するのを防止できる。
相溶化剤としては、連続相および分散相の種類に応じて慣用の相溶化剤から選択でき、例えば、オキサゾリン化合物、変性基(カルボキシル基、酸無水物基、エポキシ基、オキサゾリニル基など)で変性された変性樹脂、ジエン又はゴム含有重合体又は前記変性基(エポキシ基など)で変性したジエン又はゴム含有重合体などが例示できる。これらの相溶化剤は単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
相溶化剤は、通常、ポリマーブレンド系の構成樹脂と同じ又は共通する成分を有する重合体(ランダム、ブロック又はグラフト共重合体)、ポリマーブレンド系の構成樹脂に対して親和性を有する重合体(ランダム、ブロック又はグラフト共重合体)などが使用される。例えば、酸変性オレフィン系樹脂(無水マレイン酸変性ポリプロピレン系樹脂、無水マレイン酸変性ポリエチレン系樹脂などの無水マレイン酸変性オレフィン系樹脂、(メタ)アクリル酸共重合オレフィン系樹脂など)、エポキシ変性オレフィン系樹脂(グリシジル変性ポリエチレン系樹脂、グリシジル変性ポリプロピレン系樹脂、エポキシ化されたスチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)ブロック共重合体などのエポキシ化ジエン系ブロック共重合体又はエポキシ変性ジエン系ブロック共重合体など)、ポリカーボネート系樹脂に、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂(ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体など)、変形スチレン系樹脂などがグラフトしたポリカーボネート系グラフト共重合体などが例示できる。これらの相溶化剤は単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。ポリカーボネート系グラフト共重合体は、ポリカーボネート系樹脂を連続相の樹脂として用いる場合に有用である。ポリカーボネート系グラフト共重合体は、日本油脂(株)から商品名「モディパー」として入手できる。
なお、相溶化剤の屈折率は、分散相樹脂と略同程度(例えば、分散相樹脂との屈折率の差が、0〜0.01程度、好ましくは0〜0.005程度)であってもよい。
相溶化剤の使用量は、例えば、連続相と分散相との樹脂組成物全体に対して0.1〜20重量%、好ましくは0.15〜15重量%、さらに好ましくは0.2〜10重量%程度の範囲から選択できる。
さらに、異方性散乱層は、慣用の添加剤、例えば、安定剤(酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤、紫外線安定剤、光安定剤など)、可塑剤、帯電防止剤、難燃剤などを含有していてもよい。
異方性散乱層において、粒子状分散相は、平均アスペクト比(短軸の平均長さL1に対する長軸の平均長さL2の割合L2/L1)が1より大きく、しかも粒子状分散相の長軸方向は一方の方向(光拡散板のX軸方向)に配向している。粒子状分散相(異形分散相)の平均アスペクト比は、適度な異方性を付与するため、例えば、1.1〜100程度、好ましくは1.2〜50(例えば、1.3〜10)程度、さらに好ましくは1.5〜10(例えば、1.7〜5)程度であり、1.5〜3程度であってもよい。このような分散相は、フットボール型形状(回転楕円状など)、繊維形状、直方形状などであってもよい。アスペクト比が大きい程、異方的な光散乱性を高めることができる。なお、分散相の長軸の平均長さは、例えば、0.1〜200μm(例えば、1〜100μm)程度、好ましくは2〜80μm(例えば、3〜50μm)程度であり、通常、5〜100μm(例えば、10〜50μm)程度である。また、分散相の短軸の平均長さは、例えば、0.05〜100μm(例えば、0.1〜50μm)程度、好ましくは0.5〜20μm(例えば、1〜10μm)程度であり、通常、0.5〜5μm程度である。
異方性散乱層は、少なくとも異方性散乱層で構成すればよく、必ずしも異方性散乱層に透明層を積層する必要はない。透明層としては、種々の透明基材(例えば、ガラスなど)が使用できるが、通常、樹脂層が使用される。透明樹脂層を異方性散乱層に積層すると、散乱層を透明樹脂層で保護できる。
透明樹脂層を構成する透明樹脂は前記例示の樹脂から選択できるが、耐熱性や耐ブロッキング性を高めるためには、耐熱性樹脂(芳香族ポリカーボネート系樹脂などのガラス転移温度又は融点が高い樹脂など)、結晶性樹脂などが好ましい。透明樹脂層を構成する樹脂のガラス転移温度又は融点は、前記連続相を構成する樹脂のガラス転移温度又は融点と同程度であってもよい。また、透明性樹脂は、連続相を構成する樹脂と同一又は共通する骨格を有する樹脂であるのが好ましい。
異方性散乱層と透明層(又は透明樹脂層)との厚みの割合は、例えば、散乱層/透明層=5/95〜99/1程度、好ましくは50/50〜99/1程度、さらに好ましくは70/30〜95/5程度である。
光拡散板の厚みは、0.5〜5mm(例えば、1〜5)、好ましくは1.5〜4mm、さらに好ましくは2〜3.5(例えば、2〜3mm)程度である。光拡散板の厚みが小さいと、均一な輝度が得られにくいだけでなく、管状光源が透けてみえる場合があり、光拡散板の厚みが大きすぎると、輝度が低下し、表示ユニットを高い輝度で照明できなくなる。なお、光拡散板の厚みが小さいと、機械的強度(剛性を含む)が低下し、耐久性が低下しやすい。
光拡散板のヘーズ値(JIS K7136)は、95%以上(例えば、97〜99.9%)、好ましくは98.5〜99.8%、さらに好ましくは99〜99.7%(例えば、99.1〜99.6%)程度である。ヘーズ値が小さいと、管状光源の形状が認識できるとともに、光線を均一に拡散できず、表示パネルでの表示品位を低下させる。
光拡散板の全光線透過率(JIS K7136)は、60%以上(例えば、63〜90%程度)、好ましくは65〜85%、さらに好ましくは70〜80%程度である。全光線透過率が小さいと、輝度が低下しやすくなる。また、光拡散板の平行光線透過率(JIS K7136)は、例えば、2.5%以下(例えば、0.1〜2%程度)、好ましくは0.2〜1.5%(例えば、0.25〜1.2%)、さらに好ましくは0.3〜1%程度である。平行光線透過率が大きくなると、管状光源の形状が認識でき、隠蔽性が低い。
本発明の異方性拡散板は、散乱角θと散乱光強度Fとの関係を示す散乱特性F(θ)において、粒子状分散相の長軸方向での光散乱特性をFx(θ)、粒子状分散相の超軸方向に対して直交する方向の散乱特性をFy(θ)としたとき、散乱角θ=18°での異方度F18(Fy(18°)/Fx(18°))>2という大きな値を示す。散乱角θ=18°での異方度F18は、例えば、2.1〜10(例えば、2.2〜7)、好ましくは2.3〜5(例えば、2.5〜4)、さらに好ましくは2.7〜3.7(例えば、3〜3.5)程度であり、通常、2.5〜5程度である。異方度F18が小さいと、輝度を均一化することが困難である。
なお、異方性拡散板の表面には、光学特性を妨げない範囲で、シリコーンオイルなどの離型剤を塗布してもよく、コロナ放電処理してもよい。さらに、異方的光散乱性を付与するため、異方性拡散板には、分散相の長軸方向に延びる凹凸部を形成してもよい。
[異方性拡散板の製造方法]
異方性拡散板は、連続相を構成する樹脂中に分散相を構成する成分(樹脂成分、繊維状成分など)を分散して配向させることにより得ることができる。例えば、連続相を構成する樹脂と分散相を構成する成分(樹脂成分、繊維状成分など)とを、必要に応じて慣用の方法でブレンドし、溶融混合し、Tダイやリングダイなどから押出してシート成形することにより分散相を分散できる。また、基材(例えば、透明樹脂層、ガラス板など)上に、光散乱成分とバインダー樹脂とで構成された組成物を塗布するコーティング法や、前記組成物をラミネートするラミネート法、キャスティング法などの慣用の成形法を利用して成形することにより製造してもよい。
異方性拡散板は、連続相を構成する樹脂中に分散相を構成する成分(樹脂成分、繊維状成分など)を分散して配向させることにより得ることができる。例えば、連続相を構成する樹脂と分散相を構成する成分(樹脂成分、繊維状成分など)とを、必要に応じて慣用の方法でブレンドし、溶融混合し、Tダイやリングダイなどから押出してシート成形することにより分散相を分散できる。また、基材(例えば、透明樹脂層、ガラス板など)上に、光散乱成分とバインダー樹脂とで構成された組成物を塗布するコーティング法や、前記組成物をラミネートするラミネート法、キャスティング法などの慣用の成形法を利用して成形することにより製造してもよい。
なお、異方性散乱層と、この散乱層の少なくとも一方の面に積層された透明樹脂層とで構成された積層構造を有する光拡散板は、散乱層に対応する成分で構成された樹脂組成物と、透明樹脂層に対応する成分で構成された樹脂組成物とを、共押し出し成形する共押出成形法、予め作製した一方の層に対して他方の層を押し出しラミネートにより積層する方法、それぞれ作製した散乱層と透明樹脂層とを積層するドライラミネート法などにより形成できる。
また、分散相の配向処理は、例えば、(1)押出成形シートをドローしながら製膜する方法、(2)押出成形シートを一軸延伸する方法、(3)前記(1)の方法と(2)の方法を組み合わせる方法、(4)前記各成分を溶液ブレンドし、流延法により成膜する方法などにより行うことができる。溶融製膜において押出成形シートをドローしながら製膜するのが好ましく、ドロー比(ドロー倍率)は、例えば、1.5〜20倍程度、好ましくは2〜10倍程度、さらに好ましくは3〜7倍程度であり、通常、1.5〜6倍(例えば、1.5〜5倍)、特に2〜5倍程度である。溶融温度は、樹脂成分(連続相樹脂、分散相樹脂)の融点以上の温度、例えば、150〜290℃、好ましくは200〜260℃程度である。
なお、厚みの大きな光拡散板は、溶融押出成形においてシートを短時間内に冷却できず、異方度の大きなシートが得られない場合がある。このような場合、ダイから押し出されたシートを冷却ロールなどを利用して短時間内に冷却するのが好ましい。
[光拡散板の用途]
本発明の光拡散板は、光線を異方拡散する機能を有するため、光源からの光線を異方的に散乱して表示ユニットを照明するのに有用である。そのため、光拡散板は、通常、表示ユニットと、この表示ユニットを裏面から照光するための複数の管状光源との間に配設される。
本発明の光拡散板は、光線を異方拡散する機能を有するため、光源からの光線を異方的に散乱して表示ユニットを照明するのに有用である。そのため、光拡散板は、通常、表示ユニットと、この表示ユニットを裏面から照光するための複数の管状光源との間に配設される。
光拡散板の配設形態は、管状光源の配列方向に応じて選択でき、通常、異方性散乱層の分散相の長軸方向(X軸方向)は、バックライトユニットの管状光源の軸方向(Y軸方向)に対して略垂直(ほぼX軸方向)に配設されている。すなわち、異方性拡散板は、粒子状分散相の長軸方向を管状光源の長軸方向に向けて異方性散乱層が配置可能である。なお、異方性散乱層の分散相の長軸方向(X軸方向)は、バックライトユニットの管状光源の軸方向(Y軸方向)に対して、完全に垂直(X軸方向)である必要はなく、例えば、角度±15°程度の範囲内で斜め方向に向けて配設してもよい。通常、異方性拡散板は、粒子状分散相の長軸方向を管状光源の長軸方向に向けて(又は管状光源の長軸方向に沿わせて又は一致させて)配置される。このような方向に異方性散乱層を配設すると、輝度分布を均一化し、表示ユニットを照明できる。
複数の管状光源を有するバックライトユニット(直下型バックライトユニット)において、管状光源は互いに並列に配置されている。管状光源の間隔Wおよび管状光源と異方性拡散板との距離Lは、表示ユニット(又は画面)のサイズなどに応じて選択でき、例えば、管状光源の間隔Wは、10〜100mm、好ましくは20〜70mm、さらに好ましくは25〜50mm程度であってもよい。また、管状光源と異方性拡散板との距離Lは、2〜20mm、好ましくは3〜15mm、さらに好ましくは7〜13mm程度であってもよい。さらに、複数の管状光源の間隔をW、管状光源と異方性拡散板との距離をLとしたとき、異方度F18>(W/L)であり、(W/L)の値は、通常、2〜10、好ましくは2.2〜8(例えば、2.3〜7)、さらに好ましくは2.5〜5程度であってもよい。なお、異方度F18の値は前記の通りである。
バックライトユニット(直下型バックライトユニット)は、通常、管状光源からの直射光と反射光とを利用して表示ユニットを有効に照明するため、背面に反射板を備えている場合が多い。また、バックライトユニットにおいて、管状光源の前方側に配置された光拡散板の前面には、必要であれば、1又は複数のプリズムシートを配置し、拡散光を集光して表示ユニットを照明してもよい。
本発明は、前記バックライトユニットと、このバックライトユニットで照明可能な表示ユニットとで構成された表示装置も包含する。表示装置の種類は、背面からの照明か必要な表示ユニットを備えている限り特に制限されないが、表示ユニットとしては、通常、液晶表示ユニットが使用される。液晶表示ユニットの構造は、前記の例に限らず種々の構造が採用できる。
本発明は、バックライトユニットにより表示ユニットを均一に照明できるため、大画面の表示ユニットに好適に適用される。直下型バックライトでは、種々の画面サイズに対応であるため、表示ユニットの画面サイズは特に制限されず、例えば、20インチ以上(例えば、23〜300インチ、好ましくは30〜200インチ)程度であってもよい。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
実施例1
マトリックス樹脂としてのポリプロピレン(日本ポリプロ(株)製「WFW−4」)100重量部、ポリスチレン(東洋スチレン(株)製「G100」)5重量部、相溶化剤(ダイセル化学工業(株)製「エポフレンドAT202」)0.3重量部、アンチブロッキング剤(日本ポリプロ(株)製「TX1925」)2重量部、紫外線吸収剤(チバ・スペシャリティ(株)製「チヌビン234」)0.4重量部を混合し、押出成形機を用い、樹脂温度230℃、ダイ開度8mmでダイから溶融して押し出し、水冷チルロール40℃で冷却し、厚み1mmおよび2mmの光拡散板を調製した。これらの光拡散板では、ポリスチレンが散乱子(粒子状分散相)を形成しており、粒子状分散相の形状は、楕円体状であり、厚み(短軸)2μmおよび長さ(長軸)26μmであった。
マトリックス樹脂としてのポリプロピレン(日本ポリプロ(株)製「WFW−4」)100重量部、ポリスチレン(東洋スチレン(株)製「G100」)5重量部、相溶化剤(ダイセル化学工業(株)製「エポフレンドAT202」)0.3重量部、アンチブロッキング剤(日本ポリプロ(株)製「TX1925」)2重量部、紫外線吸収剤(チバ・スペシャリティ(株)製「チヌビン234」)0.4重量部を混合し、押出成形機を用い、樹脂温度230℃、ダイ開度8mmでダイから溶融して押し出し、水冷チルロール40℃で冷却し、厚み1mmおよび2mmの光拡散板を調製した。これらの光拡散板では、ポリスチレンが散乱子(粒子状分散相)を形成しており、粒子状分散相の形状は、楕円体状であり、厚み(短軸)2μmおよび長さ(長軸)26μmであった。
実施例2
二種三層の光拡散板(異方性散乱層を中間層とし、この中間層の両面に表層としての透明樹脂層が積層された光拡散板)を作製した。すなわち、表層用樹脂組成物として、ポリプロピレン(日本ポリプロ(株)製「WFW−4」)100重量部、アンチブロッキング剤(日本ポリプロ(株)製「TX1925」)2重量部の樹脂組成物を用いた。また、中間層用樹脂組成物として、マトリックス樹脂としてのポリプロピレン(日本ポリプロ(株)製「WFW−4」)100重量部、ポリスチレン(東洋スチレン(株)製「G100」)5重量部、相溶化剤(ダイセル化学工業(株)製「エポフレンドAT202」)0.3重量部、紫外線吸収剤(チバ・スペシャリティ(株)製「チヌビン234」)0.4重量部の樹脂組成物を用いた。そして、共押出成形機に、表層用樹脂組成物と中間層用樹脂組成物とを供給し、樹脂温度230℃、ダイ開度8mmでダイから溶融して押し出し、水冷チルロール40℃で冷却し、上記二種三層の積層構造を有し、厚み1mmおよび2mmの光拡散板(厚み割合=1:1:1)を作製した。これらの光拡散板では、中間層においてポリスチレンが散乱子(粒子状分散相)を形成しており、粒子状分散相の形状は、楕円体状であり、厚み(短軸)2μmおよび長さ(長軸)40μmであった。
二種三層の光拡散板(異方性散乱層を中間層とし、この中間層の両面に表層としての透明樹脂層が積層された光拡散板)を作製した。すなわち、表層用樹脂組成物として、ポリプロピレン(日本ポリプロ(株)製「WFW−4」)100重量部、アンチブロッキング剤(日本ポリプロ(株)製「TX1925」)2重量部の樹脂組成物を用いた。また、中間層用樹脂組成物として、マトリックス樹脂としてのポリプロピレン(日本ポリプロ(株)製「WFW−4」)100重量部、ポリスチレン(東洋スチレン(株)製「G100」)5重量部、相溶化剤(ダイセル化学工業(株)製「エポフレンドAT202」)0.3重量部、紫外線吸収剤(チバ・スペシャリティ(株)製「チヌビン234」)0.4重量部の樹脂組成物を用いた。そして、共押出成形機に、表層用樹脂組成物と中間層用樹脂組成物とを供給し、樹脂温度230℃、ダイ開度8mmでダイから溶融して押し出し、水冷チルロール40℃で冷却し、上記二種三層の積層構造を有し、厚み1mmおよび2mmの光拡散板(厚み割合=1:1:1)を作製した。これらの光拡散板では、中間層においてポリスチレンが散乱子(粒子状分散相)を形成しており、粒子状分散相の形状は、楕円体状であり、厚み(短軸)2μmおよび長さ(長軸)40μmであった。
実施例3
マトリックス樹脂としてのポリカーボネート系樹脂(三菱エンジニアリングプラスチック(株)製「ユーピロンS−2000」)100重量部、ポリプロピレン(日本ポリプロ(株)製「WFW−4」)5重量部、紫外線吸収剤(チバ・スペシャリティ(株)製「チヌビン234」)0.4重量部を混合し、押出成形機を用い、樹脂温度300℃、ダイ開度8mmでダイから溶融して押し出し、油温調3本キャストロール150℃で冷却し、厚み1mmおよび2mmの光拡散板を調製した。これらの光拡散板では、ポリプロピレンが散乱子(粒子状分散相)を形成しており、粒子状分散相の形状は、楕円体状であり、厚み(短軸)2μmおよび長さ(長軸)20μmであった。
マトリックス樹脂としてのポリカーボネート系樹脂(三菱エンジニアリングプラスチック(株)製「ユーピロンS−2000」)100重量部、ポリプロピレン(日本ポリプロ(株)製「WFW−4」)5重量部、紫外線吸収剤(チバ・スペシャリティ(株)製「チヌビン234」)0.4重量部を混合し、押出成形機を用い、樹脂温度300℃、ダイ開度8mmでダイから溶融して押し出し、油温調3本キャストロール150℃で冷却し、厚み1mmおよび2mmの光拡散板を調製した。これらの光拡散板では、ポリプロピレンが散乱子(粒子状分散相)を形成しており、粒子状分散相の形状は、楕円体状であり、厚み(短軸)2μmおよび長さ(長軸)20μmであった。
実施例4
二種三層の光拡散板(異方性散乱層を中間層とし、この中間層の両面に表層としての透明樹脂層が積層された光拡散板)を作製した。すなわち、表層用樹脂組成物として、ポリカーボネート系樹脂(三菱エンジニアリングプラスチック(株)製「ユーロピンS−2000」)100重量部、紫外線吸収剤(チバ・スペシャリティ(株)製「チヌビン234」)0.4重量部の樹脂組成物を用いた。また、中間層用樹脂組成物として、マトリックス樹脂としてのポリカーボネート系樹脂(三菱エンジニアリングプラスチック(株)製「ユーロピンS−2000」)100重量部、ポリプロピレン(日本ポリプロ(株)製「WFW−4」)5重量部の樹脂組成物を用いた。そして、共押出成形機に、表層用樹脂組成物と中間層用樹脂組成物とを供給し、樹脂温度300℃、ダイ開度8mmでダイから溶融して押し出し、油温調3本キャストロール150℃で冷却し、上記二種三層の積層構造を有し、厚み1mmおよび2mmの光拡散板(厚み割合=1:1:1)を作製した。これらの光拡散板では、中間層においてポリスチレンが散乱子(粒子状分散相)を形成しており、粒子状分散相の形状は、楕円体状であり、厚み(短軸)2μmおよび長さ(長軸)34μmであった。
二種三層の光拡散板(異方性散乱層を中間層とし、この中間層の両面に表層としての透明樹脂層が積層された光拡散板)を作製した。すなわち、表層用樹脂組成物として、ポリカーボネート系樹脂(三菱エンジニアリングプラスチック(株)製「ユーロピンS−2000」)100重量部、紫外線吸収剤(チバ・スペシャリティ(株)製「チヌビン234」)0.4重量部の樹脂組成物を用いた。また、中間層用樹脂組成物として、マトリックス樹脂としてのポリカーボネート系樹脂(三菱エンジニアリングプラスチック(株)製「ユーロピンS−2000」)100重量部、ポリプロピレン(日本ポリプロ(株)製「WFW−4」)5重量部の樹脂組成物を用いた。そして、共押出成形機に、表層用樹脂組成物と中間層用樹脂組成物とを供給し、樹脂温度300℃、ダイ開度8mmでダイから溶融して押し出し、油温調3本キャストロール150℃で冷却し、上記二種三層の積層構造を有し、厚み1mmおよび2mmの光拡散板(厚み割合=1:1:1)を作製した。これらの光拡散板では、中間層においてポリスチレンが散乱子(粒子状分散相)を形成しており、粒子状分散相の形状は、楕円体状であり、厚み(短軸)2μmおよび長さ(長軸)34μmであった。
比較例1
ポリカーボネート系樹脂(三菱エンジニアリングプラスチック(株)製「ユーロピンS−2000」)100重量部に、球状の架橋ポリスチレン系樹脂粒子(積水化成品工業(株)製「SBX−6」)1重量部を混合し、押出成形機を用い、樹脂温度300℃、ダイ開度8mmでダイから溶融して押し出し、油温調3本キャストロール150℃で冷却し、厚み2mmの光拡散板を調製した。粒子状分散相の形状は、球状であり、直径6μmであった。
ポリカーボネート系樹脂(三菱エンジニアリングプラスチック(株)製「ユーロピンS−2000」)100重量部に、球状の架橋ポリスチレン系樹脂粒子(積水化成品工業(株)製「SBX−6」)1重量部を混合し、押出成形機を用い、樹脂温度300℃、ダイ開度8mmでダイから溶融して押し出し、油温調3本キャストロール150℃で冷却し、厚み2mmの光拡散板を調製した。粒子状分散相の形状は、球状であり、直径6μmであった。
比較例2
アクリル系樹脂(住友化学(株)製「MG5」)100重量部に、球状の架橋ポリスチレン系樹脂粒子(積水化成品工業(株)製「SBX−6」)1重量部を混合し、押出成形機を用い、樹脂温度230℃、ダイ開度8mmでダイから溶融して押し出し、水冷チルロール40℃で冷却し、厚み2mmの光拡散板を調製した。粒子状分散相の形状は、球状であり、直径6μmであった。
アクリル系樹脂(住友化学(株)製「MG5」)100重量部に、球状の架橋ポリスチレン系樹脂粒子(積水化成品工業(株)製「SBX−6」)1重量部を混合し、押出成形機を用い、樹脂温度230℃、ダイ開度8mmでダイから溶融して押し出し、水冷チルロール40℃で冷却し、厚み2mmの光拡散板を調製した。粒子状分散相の形状は、球状であり、直径6μmであった。
そして、実施例および比較例で得られた光拡散板の特性を次のようにして調べた。
表示品位評価
直下型液晶表示装置に光拡散板を装着し、図1に示す構造の表示装置を作製した。すなわち、間隔33mmで並列に配置された陰極放電管(蛍光灯)の上に、押出成形の流れ方向(実施例の光拡散板では粒子状分散相の長軸方向)が陰極放電管(蛍光灯)の長手方向と同一になるように光拡散板を置き、モニターを点灯し、10分後に目視で観察し、以下の基準で表示品位を評価した。
直下型液晶表示装置に光拡散板を装着し、図1に示す構造の表示装置を作製した。すなわち、間隔33mmで並列に配置された陰極放電管(蛍光灯)の上に、押出成形の流れ方向(実施例の光拡散板では粒子状分散相の長軸方向)が陰極放電管(蛍光灯)の長手方向と同一になるように光拡散板を置き、モニターを点灯し、10分後に目視で観察し、以下の基準で表示品位を評価した。
A:陰極放電管(蛍光灯)の形状が認識できない(均一な発光状態になっている)
B:ほとんど均一な発光状態であるが陰極放電管(蛍光灯)の位置がわかる
C:見えにくいが陰極放電管(蛍光灯)ランプが認識できる
D:陰極放電管(蛍光灯)が見える
耐久性評価
加熱槽内に温度60℃、90℃および110℃で500時間に亘り光拡散板を放置して高温試験に供した後、外観を目視で観察して変形があるか否か判断するとともに、ブリードアウトの有無を調べた。なお、高温試験でも変化がない場合を「A」で示し、ブリードアウトが発生した光拡散板を「ブ」、変形があった光拡散板を「変」で示す。
B:ほとんど均一な発光状態であるが陰極放電管(蛍光灯)の位置がわかる
C:見えにくいが陰極放電管(蛍光灯)ランプが認識できる
D:陰極放電管(蛍光灯)が見える
耐久性評価
加熱槽内に温度60℃、90℃および110℃で500時間に亘り光拡散板を放置して高温試験に供した後、外観を目視で観察して変形があるか否か判断するとともに、ブリードアウトの有無を調べた。なお、高温試験でも変化がない場合を「A」で示し、ブリードアウトが発生した光拡散板を「ブ」、変形があった光拡散板を「変」で示す。
結果を表1に示す。
1…液晶表示ユニット
21…バックライトユニット(直下型バックライトユニット)
22…管状光源
23…反射部材又は反射層
24…光拡散板
24a…異方性散乱層
24b…透明樹脂層
C…連続相
D…分散相
21…バックライトユニット(直下型バックライトユニット)
22…管状光源
23…反射部材又は反射層
24…光拡散板
24a…異方性散乱層
24b…透明樹脂層
C…連続相
D…分散相
Claims (11)
- 互いに屈折率が異なる連続相と粒子状分散相とを有し、かつ粒子状分散相の平均アスペクト比が1より大きく、粒子状分散相の長軸方向が一方の方向に配向した異方性散乱層で構成され、表示ユニットと、この表示ユニットを裏面から照光するための複数の管状光源との間に配設するための光拡散板であって、散乱角θと散乱光強度Fとの関係を示す散乱特性F(θ)において、粒子状分散相の長軸方向での光散乱特性をFx(θ)、粒子状分散相の超軸方向に対して直交する方向の散乱特性をFy(θ)としたとき、散乱角θ=18°での異方度F18(Fy(18°)/Fx(18°))>2であり、ヘーズ値が95%以上、厚みが0.5〜5mmである異方性拡散板。
- 異方性散乱層が、連続相を構成するポリカーボネート系樹脂と、粒子状分散相を構成するポリオレフィン系樹脂とを含む請求項1記載の異方性拡散板。
- 異方性散乱層が、さらに相溶化剤を含む請求項2記載の異方性拡散板。
- 連続相と分散相との割合が、連続相/分散相=99/1〜30/70(重量比)である請求項1記載の異方性拡散板。
- 粒子状分散相の長軸方向を管状光源の長軸方向に向けて異方性散乱層が配置可能である請求項1記載の異方性拡散板。
- 異方度F18が2.5〜5である請求項1記載の異方性拡散板。
- 異方性散乱層の両面に透明樹脂層が積層されている請求項1記載の異方性拡散板。
- 互いに並列に配置された複数の管状光源と、これらの管状光源と表示ユニットとの間に、粒子状分散相の長軸方向を管状光源の長軸方向に向けて配設された請求項1記載の異方性拡散板とを備えているバックライトユニット。
- 複数の管状光源の間隔をW、管状光源と異方性拡散板との距離をLとしたとき、異方度F18>(W/L)である請求項8記載のバックライトユニット。
- 表示ユニットが液晶表示ユニットである請求項8記載のバックライトユニット。
- 請求項8記載のバックライトユニットと、このバックライトユニットで照光可能な表示ユニットとで構成されている表示装置。
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- 2008-03-28 WO PCT/JP2008/056208 patent/WO2008123458A1/ja active Application Filing
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