JP2008058389A - 消音装置、電子機器および消音特性の制御方法 - Google Patents

消音装置、電子機器および消音特性の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】小型かつ安価な構造でファン騒音を効果的に低減する消音装置と、電子機器と、その消音特性を簡易に調整できる方法を提供する。
【解決手段】消音装置は冷却ダクトを利用して動作騒音を低減させる構成であり、冷却ダクトの一部に、冷却ファンの吸気面56と略平行になるような反射板57aと壁部材で構成される空気室59aとを設け、その部材と空気室とでヘルムホルツ型共鳴器、板状吸音器、膜状吸音器、あるいはそれらの組合せで構成される消音器を形成し、その吸音部を反射板上に設定することにより、ファン騒音の入射効率を高めて吸音率を向上させ、吸気面56と、反射板57aとの間の距離を、ファン騒音の放射パワーが進行波として吸音面に沿って遠方へ伝わらず、音源近傍に局在するモードを構成するニアフィールド内に設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、冷却ファンと冷却ダクトを有する機器に用いる消音装置に関し、特に液晶プロジェクター装置などの投射型表示装置で使用される冷却ファンの騒音を効果的に抑制する消音装置、消音装置を備えた電子機器およびその消音特性を効果的に制御する方法に関するものである。
現在、画像表示素子上に生成された画像をスクリーン上に拡大投写する投写型表示装置が、業務用としてのみでなく一般家庭用としても広く普及している。かかる投写型表示装置のうち、画像表示素子に液晶パネルを用いた液晶プロジェクターは、次のようにしてスクリーン上に画像を表示する。
光源から出射された白色光は、リフレクタによって反射された後に偏光変換を受け、さらにR/B/Gの各色光に分離される。分離された各色光は、対応する各液晶パネルに入射し、その液晶パネルによって、ビデオ信号に従った光変調を受ける。光変調された各色光は、色合成プリズムにおいて合成され、投写光学系を介してスクリーンに投写される。
この場合、TN(Twisted Nematic)液晶パネルは、特定の直線偏光成分しか扱えないため、入射側偏光板において各色光の偏光方向が所定の偏光方向(例えばP偏光)に揃えられる。その後、液晶パネルによって光変調された光は、出射側偏光板によってP偏光成分がカットされ、S偏光成分のみが抽出される。
このような構成の光変調部では、液晶パネルの前後に配置され、その液晶パネルと共に液晶ユニットを構成している入射側偏光板および出射側偏光板は、各々1軸方向の偏光光のみを通過させ他の偏光光を遮蔽する。このため、入射側偏光板および出射側偏光板は吸光により発熱し易い。また、液晶パネルの各画素境界にあるブラックマトリクスにおいても透過光が遮光されるので、液晶パネルもその動作時に発熱を伴う。
これら液晶パネルや偏光板には有機材料が用いられることが多い。そのため、長時間にわたって波長の短い光が照射されたり、高温に曝されたりすると、パネル配向膜がダメージを受けたり、偏光選択特性が低下したりするなど、その機能が著しく損なわれてしまう。そこで、これらの光変調部には強制空冷等による熱対策が必要となる。
図23(a)に一般的な液晶プロジェクター1aの外観を、同図23(b)に液晶プロジェクター1aの内部構造を示す。また、図24に液晶プロジェクター1aの内部構成例を模式的に示す。
主に図24に示すように、液晶プロジェクター1aの筐体内には、光変調部2aを強制空冷するための第1のシロッコファン3と第1の冷却ダクト4、およびランプバルブ5を強制空冷するための第2のシロッコファン6と第2の冷却ダクト7とが実装されている。さらに、高温になった筐体内の空気を外部へ排気するための不図示の排気ファンが用意されることもある。この他にも、電源ユニット9を冷却するためのファンなどが必要に応じて用意される場合もある。
ここで、一般的な液晶プロジェクターの光変調部の冷却構造について、図25および図26を用いて説明する。図25(a)は、図23(b)における液晶プロジェクターの光学エンジン部分を抽出したものであり、図25(b)は、このうち光変調部2aの冷却系を分解表示したものである。図25(b)において、光変調部2aの冷却部は、第1のシロッコファン3と、第1の冷却ダクト4から構成されており、図26の断面図に示すように、第1のシロッコファン3からの冷却風16を、第1の冷却ダクト4に用意されたダクト排気口12を介して、光変調部2aの下端からR/B/Gの各液晶ユニット(入射側偏光板13/液晶パネル14/出射側偏光板15)に通気して強制空冷を行っている。
近年、液晶プロジェクターに対する小型・高輝度化の要求はますます高まっている。かかる要求に応えるべく、ランプ出力の増加と表示デバイスの小型化が促進され、その結果、画像表示素子(液晶ユニット)へ入射する光の光束密度が増加し、デバイスの熱負荷は上昇の一途をたどっている。
例えば、2000lmクラスの液晶プロジェクターでは、液晶ユニットの総発熱量は15W前後、出射側偏光板の熱流束は0.6W/cm2 程度である。しかし、5000lmクラスになると、液晶ユニットの総発熱量は35W以上、出射側偏光板の熱流束は1.4W/cm2 以上に達する。
冷却に強制空冷方式を採用する場合、ファン送風量を増加させて発熱体周りの風速を高め、熱伝達効率を上げて冷却性能を改善することで、増大する熱負荷に対処することが行われる。
このとき、ファン回転数を上げて送風量の増加を図ると、動作騒音の悪化を招く。そこで、大型のファンを低回転で使用することにより静音化を図ったり、消音効果の高い通風ダクトを採用して静音化を図ったりしている。
図27に、吸音ダクト型消音器の従来例を示す。この吸音ダクト型消音器17は、長手方向の一端にファン18が設けられた通風ダクト19aと、ダクト内面に内張りされたグラスウールなどの多孔質吸音材料20aとを有する。通風ダクト19a内を伝播する音は、媒質(多孔質吸音材料20a)に入射し、繊維質内での空気振動の粘性減衰と、繊維運動による音エネルギーから熱エネルギーへの変換とによって減衰する。
図28に、吸音エルボ型消音器の従来例を示す。この吸音エルボ型消音器22は、一端にファン18が設けられた屈曲ダクト23と、屈曲ダクト23の内側に内張りされた多孔質吸音材料20bとを有する。この種の消音器では、屈曲ダクト23の屈曲部における入射波と反射波との位相干渉による減音効果と、屈曲部において拡散された音の多孔質吸音材料による減音効果との双方が得られる。特許文献1(特開2001−68882号公報)には、上述の吸音エルボ型消音器を備えたプロジェクター装置が開示されている。具体的には、内面に多孔質吸音材が内張りされた屈曲型の吸気ダクトおよび排気ダクトを備えたプロジェクター装置が開示されている。
図29に、アクティブ型消音器の従来例を示す。このアクティブ型消音器24は、検出用マイクロフォン25と、コントローラ26と、増幅器27と、スピーカ28と、誤差マイクロフォン29とを有する。検出用マイクロフォン25は、通風ダクト19b内の騒音に応じた信号を出力し、コントローラ26は、検出用マイクロフォン25から出力された信号を分析し、その信号と逆位相の信号を作り出す。増幅器27は、コントローラ26によって生成された信号を増幅し、スピーカ28は、増幅器27によって増幅された信号に応じた音を発生する。誤差マイクロフォン29は、ダクト内の騒音(音波)とスピーカから発せられた音(音波)とが互いに打ち消し合っているかを確認し、結果をコントローラ26へフィードバックさせる。上記の説明から明らかなように、この種の消音器では、2次音源による音波干渉を利用して騒音を減衰させている。特許文献2(特開平6−282278号公報)には、同種の消音装置、すなわちダクト内で発生した定在波の騒音を消去する能動型消音装置の例が開示されている。
またヘルムホルツ型共鳴器を利用した共鳴型消音器を用いて消音を図った例もいくつか報告されている。特許文献3(特開2001−92468号公報)には、遮音壁の設計方法および遮音壁が開示されている。遮音壁は、互いに間隔をおいて対向する平板状の1対の主壁部と、両主壁部の外周を結合し両主壁部の間で内部空間を形成する副壁とで遮音壁本体が構成され、両主壁部の間に実質的に均等な間隔をおいて両主壁部を貫通し空気通路を形成する筒部が設けられている。筒部には空気通路と内部空間とを連通させる連通穴が設けられている。この遮音壁を設計するのに際し、連通穴と空気通路の背後空間とにより形成されるヘルムホルツ共鳴器における音の減衰作用を高めるように、内部空間体積および空気通路数を騒音の中心周波数と音速の関係式とに従って決定する。
ここでヘルムホルツ型共鳴器の共鳴原理と吸音動作について説明する。図30はヘルムホルツ型共鳴器の基本構成を示す模式図である。ヘルムホルツ型共鳴器30は、大きな容積V0 をもつ空洞部31に小さい首部(クビ部)32が設けられた構造を有する。かかる構造体の空気バネ振動の共振周波数(共鳴周波数)に一致した周波数の音響(騒音)が首部32を通過して空洞部31へ伝わると、共鳴現象を生じて首部32の空気が激しく振動し、粘性損失により音のエネルギーの一部が熱エネルギーに変換され吸音作用を生じる。
このようなヘルムホルツの共鳴原理を利用した吸音構造体としては、図31に示すような、背後に空気層を持った穴あき板構造が広く知られている。この穴あき板構造体33は、多数の貫通穴34を有する穴あき板35が、壁面83から距離L1 を隔てて隔壁90に固定されている。このとき穴あき板35と壁面83との間には空洞容積V1 が形成され、穴あき板35上の貫通穴34とともにヘルムホルツ型共鳴器を構成する。この場合、穴あき板構造の吸音特性を規定する要因としては、穴あき板の仕様(板厚、貫通穴径および穴ピッチ)と使用条件(背後空気層厚さおよび下地条件)があげられ、板の材質は吸音特性に影響しない。前述の各要因のなかで、穴あき板35の仕様と背後空気層厚さL1 は、吸音率が最大になる共鳴周波数に関係し、下地材料は吸音率の大きさに関係する。ここでいう下地材料とは、穴あき板35の背後空気層側に貼付される多孔質材(グラスウールやフェルト等)を指す。主要な吸音領域を決定する共鳴周波数fr は、背後空気層厚さが500mm以下であれば、次式で算出される。
Figure 2008058389
r :共鳴周波数(Hz)
c:空気中の音速(m/s)
P:開口率
1 :板厚(m)
1 :貫通穴の直径(m)
1 :背後空気層の厚さ(m)
同様に、ヘルムホルツ型共鳴器を消音器として応用したその他の例としては、図32に示すように、導管の一部を二重管とし、内側通気管37に複数の貫通穴39aをあけて外側閉塞管38とともに多孔管共鳴型消音器36を構成したものも知られている。
特許文献4(特開2001−222065号公報)には、通風ダクトに上述した多孔管共鳴型消音器を配置して消音効果を狙った例が開示されている。図33に、特許文献4に開示されたプロジェクターの液晶パネル冷却用ダクト内部における共鳴消音装置の概略構成を示す。特許文献4の発明では、図33に示すように、液晶パネル冷却ダクト40の空気吸込側および空気吹出側の双方に、第1共鳴室41および貫通穴39bからなる第1共鳴消音器43と、第2共鳴室42および貫通孔39cからなる第2共鳴消音器44を構築している。液晶パネル冷却ダクト40の内部で発生した冷却ファン45の動作騒音は共鳴消音器43、44の共鳴現象によって減衰されて消音されている。
また特許文献5(特開2005−30308号公報)には、吸気ダクト内に設けたヘルムホルツ型共鳴器の吸音周波数を可変制御する方法が開示されている。図34に、特許文献5に開示された吸気ダクト内部における共鳴消音装置の概略構成を示す。特許文献5の発明では、図34(b)に示すように、吸/排気通路であるダクト85の途中に分岐管86を用意して共鳴箱87に連結し、このときクビ部に設けた扇状の可動板88を機械的に回動させることでクビ部断面積を連続的に変化させ、任意の共鳴周波数が得られるように制御している。
特開2001−68882号公報 特開平6−282278号公報 特開2001−92468号公報 特開2001−222065号公報 特開2005−30308号公報
参考文献1
「反射板による放射音のパッシブ制御」 曽根 彰他
日本機械学会 Dynamics and Design Conference 2001 CD−ROM 論文集 307(2001.8.6−9,東京)
しかしながら、大型ファンの低回転動作によって静音化を図ろうとすると、ファンの実装容積が増加し、装置の小型化が阻害される。
特許文献1には、通風用の屈曲ダクトに吸音材を内張りした消音構造が開示されている。しかし、ダクト内に多孔質材料(グラスウール等)からなる吸音材を内張りして吸音を図る場合、中・高音域(1kHz〜5kHz)で十分な消音効果を得るためには、吸音材の厚みを10mm〜30mm以上とする必要がある。このため、ダクト内部の通風面積の確保が難しく、場合によってはダクト自体が大型化するといった課題がある。またプロジェクター装置における近年の小型化要求は、高密度実装に反映され、図23(b)に示したプロジェクターの内部構造をみても判るように、吸/排気ダクトに余分なスペースを用意する余裕はほとんどない。
さらに吸気ダクト側に吸音材を適用する場合、例えば液晶ユニット冷却では、吸気フィルタを通過した後の空気がダクト内を通ることになる。このため、経年変化による高分子材の劣化等により繊維屑が発生すると、液晶ユニット部が直接塵埃に曝されることになり、画像品質や装置信頼性を損なう恐れがある。
また特許文献2には、排気ダクト内部にアクティブ型消音システムを適用して音波干渉によりファン騒音を減衰する能動型消音装置が開示されている。このアクティブ型消音システムは、250Hz以下の低周波音に関しては高い減衰効果が得られるものの、中・高音域(1kHz〜5kHz)の騒音に対しては十分な消音効果が得られない。またスピーカやマイクロフォンの使用環境(ダクト内の高音・高湿・腐食性など)に対する制約も厳しい上に、システム自体が高価であるといった欠点もある。
特許文献3には、貫通穴と空気通路の背後空間とにより形成されるヘルムホルツ共鳴器を用いて騒音の減衰作用を高めるようにした遮音壁の設計方法および遮音壁が開示されている。共鳴吸音構造自体は住宅建材の防音壁などに古くから利用されている。このような吸音共鳴器は、空気共振(共鳴)によるエネルギー変換(振動エネルギーから熱エネルギーへの変換)を音響減衰に利用している。このため、高音域の騒音に対しては比較的小型で高い吸音効果を発揮することができる一方、低音域の騒音に対しては、空洞容積を大きく設定しなければ十分な減衰効果を得られないといった欠点がある。
特許文献4には、液晶プロジェクターのダクト内部の冷却ファン前後に多孔管共鳴型消音器を配置した構造が開示されている。このように通気ダクト途上に共鳴器を用意して、動作騒音の低減を図る構成は、自動車のレゾネータ等でも広く利用されている。この場合、音源(冷却ファン)からの騒音の進行波に対し、共鳴器のクビ部(騒音の入射部)が直交する構成になるため、空気振動(音の疎密波)の共鳴器への入射効率が低く、十分な吸音効果が得られない。そのため必要な消音性能を確保するためには、共鳴器を大型化して吸音率を上げる必要があり、実装容積を圧迫して装置の小型化を阻害する恐れがある。
また特許文献5には、クビ部断面積を連続的に変化させて吸音周波数を制御する方法が開示されているが、この場合、扇状の可動板を回動させるための機械構造が複雑になり、容積増/コスト増を招くといった欠点がある。
本発明の目的は、小型かつ安価な構造でファン騒音を効果的に低減する消音装置と、その消音装置を備えた電子機器を提供することであり、またその消音特性を簡易に調整できる方法を提供することである。
本発明の消音装置は、
冷却ファンと冷却ダクトとを有する機器の消音装置であって、
消音器と、冷却ダクト内の冷却ファンの吸気面に対向する位置に設けられ、その吸気面と略平行となるように形成されて、冷却ファンからの音を反射する反射板とを有し、消音器の吸音部は反射板に設けられ、反射板と吸気面との距離dが、消音器の吸音周波数をf、音速をcとしたとき、d<c/(2×f)となるように設定されている。これによって冷却ファンの吸気面と、消音器の吸音面との間の距離が、ファン騒音の放射パワーが進行波として吸音面に沿って遠方へ伝わらず、音源近傍に局在するモードを構成するニアフィールド内(音源から離れるにしたがって指数関数的に音響パワーが減衰する領域)に設定されていることを特徴としている。
ここでファン吸気面とダクト内消音器の吸音面との距離について、図35を用いてその条件を詳述する。参考文献1にもあるように、長さ2aの一次音源46から距離dだけ離れた位置に、長さ2bの二次音源(反射板)47を平行に対向配置した場合、それらの間にできる開空間に発せられた音は、壁と垂直な方向にモードを生じるが、周波数によって、進行波として壁に沿って遠方に伝播するモードと、遠方に伝播しないで音源近傍に局在するモードとに分かれる。このうち後者は、音源から離れるにしたがって指数関数的に減衰するニアフィールドを形成する。一次音源46から二次音源47である反射板までの距離をdとすると、n次モードの振動が波動として伝わるには、周波数が遮断周波数(限界周波数)k×d=n×π(kは波数)より高いことが必要であり、k×d<πの範囲ではn=0、つまり壁に垂直な方向に一様な分布のモードしか波動にならず、その他のモードは音源近傍で定在波を形成して動かないため、エネルギーの輸送は起こらない。つまり、音源表面が閉じた音場に近づくために、音源表面の音圧のうち、粒子速度と同位相成分が小さくなり放射パワーが低減される。
したがってターゲット周波数(消音周波数)におけるk×dの値を0からπの間に調節すれば、ターゲット周波数付近で放射音抑制効果が得られることになる。
波数は、
Figure 2008058389
k:波数
c:音速(m/s)
λ:音の波長(m)
f:音の周波数(Hz)
であるから、上記放射音減音効果が得られる条件(k×d<π)は、ターゲット周波数がfのとき、次式に書き直される。
Figure 2008058389
d:距離(m)
すなわち、低減したいファン騒音の周波数をターゲット周波数(f)とした場合、ダクト内消音器の吸音周波数をfに設定するとともに、ファン吸気面とダクト内消音器の吸音面(反射板)とを略平行になるように配置し、その距離d(m)を、式(3)を満足するように設定することで、ファン騒音の放射抑制効果を同時に得ることができる。
消音器が冷却ダクト内部にあってもよく、消音器は、反射板と、壁部材と、反射板と壁部材とによって囲まれた空気室とで構成されてもよく、壁部材の一部は、冷却ダクトの壁を兼ねていてもよく、吸音部は複数であってもよい。
一方、冷却ダクト内部に形成される消音器は、冷却ファンの吸気面と上述の距離dで略平行になるように設定された反射板に、少なくとも1つ以上の貫通穴を用意し、反射板と壁部材との間で空気室を形成して、ヘルムホルツ型共鳴器を構築することによって形成される。
反射板に貫通穴が設けられていてもよく、貫通穴は複数であってもよく、貫通穴の穴径が、反射板の厚さ方向に変化していてもよく、複数の貫通穴は、異なる穴径を有する2種類以上の貫通穴で構成されていてもよい。
この場合、ヘルムホルツ型共鳴器の吸音部(貫通穴部)は、冷却ファンの吸気面と平行な反射板に位置することになり、放射音(ファン騒音)が吸音部(貫通穴部)の開口へ実質的に垂直に入射する構成になるため、音波の入射効率が高くなり、大きな共鳴吸音効果を得ることができる。
またこのような構成の場合、音源(ファン吸気部)に極めて近い位置で吸音動作を行うため、減音効果が無指向性を示し、動作騒音のオールオーバー値を効果的に低減することが可能になる。
一方、反射板が吸気面を完全に塞いだ場合、ファンの吸気動作が阻害され、必要な送風能力が得られなくなるため、ファン吸気面と反射板との距離dは0<dとなる。一般的に、この距離dが過度に小さくなると、翼吸入流れの偏流により空力騒音が大きくなったり、吸気抵抗の増加によりファン動作点が悪化して送風量が減少したりして、冷却性能が損なわれる、といった問題が生じる。
そこで、離間距離dは、例えばシロッコファンの場合、吸気面に設けられた開口径の1/2程度以上の距離を確保しておくことが望ましい。
また、冷却ダクト内部に形成される消音器として、ヘルムホルツ型共鳴器の代わりに板状吸音器を構成して形成することも可能である。
反射板に板状振動部が設けられていてもよく、板状振動部が複数であってもよく、複数の板状振動部は、異なる板振動周波数を有する2種類以上の板状振動部で構成されてもよい。
板状吸音器は、図36に示すように、背後空気層48aと固定ボード49との間で振動系を形成することで、外部から入射する音(騒音)の周波数が振動系の固有値と一致したとき、固定ボード49が共振して、内部摩擦により音響エネルギーを減衰し吸音作用を得るというものであり、このときの共鳴(共振)周波数は以下の式で与えられる。
Figure 2008058389
1:共鳴周波数(Hz)
1:板の面密度(kg/m2)
3:背後空気層厚さ(cm)
1:板の剛性(kg/m2・s2)
したがって、上述した距離dで冷却ファンの吸気面と略平行になるように設定された反射板に、少なくとも1つ以上の薄肉部を用意し、板振動面(図36でいうところの固定ボード49)を形成するとともに、壁部材と反射板との間に空気層を形成して、板状吸音器を構築すれば、上述のヘルムホルツ型共鳴器の場合と同様に、高い騒音抑制効果を得ることができる。
あるいは、冷却ダクト内部に形成される消音器として、上述の2つの消音器の代わりに膜状吸音器を構成して消音器とすることも可能である。
反射板に貫通穴を有し、シート材料が反射板に貼付され、かつ、貫通穴を覆って膜状振動部を形成していてもよく、膜状振動部が複数であってもよく、複数の膜状振動部は、異なる膜振動周波数を有する2種類以上の膜状振動部で構成されていてもよい。
膜状吸音器は、図37に示すように、ビニルシートなどの膜状材料50と背後空気層48bによって1つの振動系がつくられたとき、その共鳴(共振)周波数を中心に山形の吸音特性を示すものである。この共鳴周波数は、膜の質量、膜を張るときの張力、背後空気層により決定されるが、実際に張力をかけた状態での共鳴周波数を予測することは困難とされており、ほとんど張力をかけないで膜を張ったときの共鳴周波数は以下の式で与えられる。
Figure 2008058389
2:共鳴周波数(Hz)
2:膜の面密度(kg/m2 )
4:背後空気層厚さ(cm)
前述の板状吸音器と膜状吸音器との違いは、膜の剛性を無視できる点にある。すなわち式(5)は、式(4)のK1 を0として導いている。
また、吸音部は、反射板に設けられた貫通穴と板状振動部であってもよく、貫通穴を有する共鳴吸音器の共鳴周波数と、板状振動部の板振動周波数とが異なってもよく、吸音部は、反射板に設けられた貫通穴と膜状振動部であってもよく、貫通穴を有する共鳴吸音器の共鳴周波数と、膜状振動部の膜振動周波数とが異なってもよく、吸音部は、板状振動部と膜状振動部であってもよく、消音器が複数の異なる共鳴周波数を有する共鳴吸音器であってもよく、板状振動部の板振動周波数と、膜状振動部の膜振動周波数とが異なってもよい。
反射板が、壁部材から着脱可能に構成されていてもよく、壁部材の少なくとも一部が着脱可能に構成されていてもよく、消音器が、冷却ダクトから着脱可能に構成されていてもよい。
本発明の電子機器は、
上述の消音装置のいずれかを備えていることを特徴とする。電子機器は投射型表示装置であってもよい。
本発明の昇温特性の調整方法は、
反射板に複数の貫通穴が設けられた共鳴吸音器において、複数の貫通穴の少なくとも1つを塞ぐことにより共鳴吸音器の共鳴周波数を調整することを特徴とする。また、反射板が壁部材から着脱可能に構成されている消音装置において、反射板に、反射板と同一の貫通穴特性を有する他の反射板を重ね合わせることにより、共鳴吸音器の共鳴周波数を調整することを特徴とする。
本発明の消音装置は、冷却ダクト内部の、ファン吸気面に略平行となる位置に反射板を配置し、そのファン吸気面と反射板との距離をファン騒音の放射パワーが音源近傍にのみ局在するニアフィールドを形成する領域に規定して、ファン騒音の放射抑制効果を得るとともに、ヘルムホルツ型共鳴器、または板状吸音器、または膜状吸音器で構成される消音器を反射板とその反対側に形成された空気室とで構成し、その吸音部を反射板上に用意することにより、ファン騒音の消音器への入射効率を高めて吸音率を向上させることができる。したがって、小型かつ低コストで消音効果の高い静音ダクトを提供することが可能となるという効果がある。
さらに冷却ダクト内部に形成した消音器の、反射板や壁部材を交換可能としたり、シールピンやマスクプレートを利用したりすることにより、その吸音周波数を自在に変更できるという効果がある。
あるいは、空気室の空洞容積が多層構造となるように構成したり、反射板に異なる原理の吸音面を有する吸音部を用意したりすることにより、各吸音周波数を互いに隣接するように設定して吸音作用の広帯域化が図れるようにしており、消音性能の向上と性能設計の自由度を同時に得ることができるという効果がある。
本発明の消音装置の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施形態の消音装置の説明図であり、(a)は本発明の消音装置を実装した電子機器(液晶プロジェクター装置)のカバーをはずした状態の模式的斜視図、(b)は本発明の消音装置を実装した電子機器(液晶プロジェクター装置)から消音装置部分(冷却ダクト)のみを取り出した分解斜視図、(c)は本発明の消音装置(冷却ダクト)の冷却ファン側からみた裏面図である。
図2は本発明の消音装置の第1の実施の形態における冷却ダクト部分の構成を説明した分解斜視図である。図3は本発明の消音装置の第1の実施の形態における、冷却ダクトの内部構成および通風動作を説明した模式的断面図である。図4は本発明の消音装置の第1の実施の形態における、冷却ダクト内部における吸音動作を説明した模式的断面図である。
発明を実施するための最良の形態では、本発明の消音装置が設けられる対象を電子機器とし、特に液晶プロジェクター装置を例として説明するがこれに限定されるものではなく、送風機を有する冷却機構が設けられる機器や装置に広く適用される。
電子機器51の消音装置52aは、液晶パネルの冷却ダクト53aと、その冷却ダクト内部に用意された消音器54aとから構成されている。このとき消音器54aは、冷却ファン55の吸気面56に対して実質的に平行に向かい合う位置に反射板57aを有し、冷却ファン55から見て反射板57aの背面に、壁部材58aとともに空気室59aが形成され、同時に反射板57aに背後の空気室59へと連通する複数の貫通穴60aを設けることにより、反射板57aを吸音部とするヘルムホルツ型共鳴器を構成している。
この場合、消音器54aに設けられる貫通穴径D1や貫通穴個数N、背後の空気室59aの容積Vc1(あるいは背後の空気層厚さ)は、吸音したい冷却ファンの騒音周波数(fr )に応じて、ヘルムホルツの共鳴周波数の式(1)より決定される。
本実施の形態では、図2に示すように、L形の板61aを冷却ダクト53aに接合することで、吸音部となる貫通穴60aが設けられた反射板57aを、冷却ファンの吸気面56と略平行に配置し、同時に背後の空気室59aを形成できるような構成になっている。
冷却ファン55には主にシロッコファンが採用され、図3に示すように、消音器54aの反射板57a側から外気を吸気して送風用の冷却ダクト53aの内部へ送風し、各ダクト開口部62から排出して、R/B/G各々の液晶ユニット(図示せず)の強制空冷をおこなっている。
次に図4を用いて、本実施の形態の消音装置の吸音動作について説明する。冷却ダクト内部において、冷却ファン55のファン吸気面56と略平行に配置された反射板57aは、吸気面との距離Lc1(=d)が、数式(3)を満足するような騒音周波数(fr )の帯域において、ファン動作音の放射パワーが進行波として反射板57aに沿って冷却ダクト外部へ伝わらずに音源近傍(冷却ファン吸気面)に局在する垂直方向のモード63のみとなって、ニアフィールド(NF)を形成する。
この場合、ニアフィールドから遠方場への放射音は指数関数的に減衰して抑制される。同時に、冷却ファン吸気面56と消音器54aの反射板57aとの間に局在する(吸気面と)垂直方向のモード63の定在波は、反射板57a上に用意されたヘルムホルツ型共鳴器の共鳴吸音部78(貫通穴60a)へ効率的に入射する。それによって、その共鳴周波数(fr )において音響エネルギーが粘性減衰されて吸音動作が行われる。
このような構成の消音装置52aでは、ダクト外部への放射音を効果的に低減できるとともに、消音器54aへの音波導入が垂直入射に近い形で行われる。それによって、入射効率を高く設定でき、空洞容積の小さな小型の消音器でも大きな吸音効果を得ることができる。
また音源(冷却ファン吸気面)に対して極めて近い位置で吸音動作を行うため、どの方向に対しても吸音効果が顕在するような無指向性の消音作用を得ることができ、電子機器の動作騒音のオールオーバー値を効果的に低減することが可能である。
次に本発明の消音装置の第2の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図5は本発明の第2の実施の形態の消音装置の説明図であり、(a)は冷却ダクトの構成を説明した模式的斜視図、(b)は冷却ダクト内部の吸音器の構成を説明した模式的断面図である。また、図6は本発明の消音装置の第2の実施の形態における、冷却ダクト内部における吸音動作を説明した模式的断面図である。
本実施の形態における消音装置52bは、第1の実施の形態において冷却ダクト53a内部に用意した消音器54aを、ヘルムホルツ型共鳴器の代わりに板状吸音器で構成している。すなわち、冷却ファン55のファン吸気面56に対して略平行に向かい合う位置に反射板57bを有し、冷却ファン55から見てその背面に、壁部材58bとともに空気室59bが形成されている。同時に反射板57bに薄肉領域(板振動部)64aを設けることにより、反射板57bの薄肉領域64aを振動面(吸音部)とする板状吸音器を構成している。
この場合、反射板57bに設けられる薄肉領域(板振動部)64aの板厚tc2や面積S1が板の剛性を決定する。板の剛性や背後の空気室59bの容積(Vc2:あるいは背後空気層厚さ)や反射板57bの面密度とともに、数式(2)より決定される板振動の吸音周波数が規定される。すなわち低減したいファン騒音の周波数に一致するように、薄肉領域(板振動部)64aの板厚や面積、背後の空気室59bの厚さを決定する。
次に図6を用いて、第2の実施の形態の消音装置の吸音動作について説明する。第2の実施の形態の消音装置においても、第1の実施の形態と同様に、冷却ファン55のファン吸気面56と、距離Lc2を隔てて略平行に配置された反射板57bとの間でニアフィールド(NF)が形成される。それによって、放射音の遠方場への進行が抑制される。同時に、反射板57bに用意された薄肉領域(板振動部)64aにおいて、薄肉領域(板振動部)64aがファン吸気面56と垂直方向に局在するモードの波動を受けると、その系の固有値において板振動の共振が発生し、音響エネルギーを空気粘性により減衰する。この場合においても、第1の実施の形態と同様の理由により、小型の消音構造で十分大きな吸音効果を得ることができる。
次に本発明の消音装置の第3の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図7は本発明の第3の実施の形態の消音装置の説明図であり、(a)は冷却ダクトの構成を説明した模式的斜視図、(b)および(c)は冷却ダクト内部の吸音器を形成するL字形の追加壁部材の構成を説明した模式的斜視図、(d)は冷却ダクト内部の吸音器の構成を説明した模式的断面図である。また、図8は本発明の消音装置の第3の実施の形態における、冷却ダクト内部における吸音動作を説明した模式的断面図である。
本実施の形態における消音装置52cは、第1の実施の形態において冷却ダクト内部に用意した消音器54aを、ヘルムホルツ型共鳴器の代わりに膜状吸音器で構成している。
すなわち、冷却ファン55のフアン吸気面56に対して、略平行に対向する位置に反射板57cを用意し、同じく冷却ファン55からみて反射板57cの背面側に、壁部材58cとともに背後の空気室59cを形成する。同時に反射板57cに貫通穴60bを設けるとともに、貫通穴60bを覆うようにシート材65aを貼付ける。それによって、反射板57cに膜振動部(吸音部)66aをもつ膜状吸音器が構成される。
この場合、反射板57cに設けられるシート材65aの面密度や背後の空気室容積(Vc3)が膜振動の吸音周波数を規定し、貫通穴径D2や貫通穴個数からなる膜振動面積は、背後の空気層の厚さとともに吸音率の大きさを規定する。また膜厚tc3は張力とともに膜剛性を決定し、共鳴周波数(膜振動周波数)を左右するパラメータであるが、事前の予測が困難なため、式(5)からのズレ量として実測値から求めていくのが現実的である。
次に、図8を用いて第3の実施の形態の消音装置の吸音動作について説明する。本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、冷却ファン55のファン吸気面56と、距離Lc3を隔てて略平行に配置された反射板57cとの間でニアフィールド(NF)が形成され、放射音の遠方場への進行が抑制される。同時に、反射板上に用意された膜振動部66aにおいて、ファン吸気面56に対して垂直方向に局在するモードの波動を受けると、その系の固有値において膜振動の共振が発生する。それによって、音響エネルギーが空気粘性による粘性減衰80によって減衰される。この場合においても、第1の実施の形態と同様の理由により、小型の消音構造で十分大きな吸音効果を得ることができる。
次に、本発明の消音装置において、その吸音特性を効果的に制御する方法について図面を参照しながら詳細に説明する。
最初に冷却ダクト内部に用意した消音器の吸音周波数を調節する方法について説明する。これらの調整方法は、用意した消音装置の吸音周波数が、使用する冷却ファンの仕様の変更などにより、適用する冷却装置のターゲット騒音(減衰したい騒音の周波数)からずれてしまった場合において、簡易に調整するための手段を提供するものである。
図9は、本発明の消音装置の吸音周波数を調整する第1の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す分解斜視図である。第1の吸音周波数の調整方法において、本発明の消音装置では、冷却ファンの吸気面と略平行に配置される反射板上に用意される吸音部を交換可能に設定している。例えば、図9では第1の実施の形態で用いたヘルムホルツ型共鳴器67aの、複数の貫通穴が設けられた第1の吸音プレート68a(反射板)を、異なる貫通穴径や貫通穴数、あるいはクビ部長さを持つ第2の吸音プレート68bに交換する。つまり、貫通穴の径や数、反射板の板厚などと言った貫通穴特性が異なる反射板に交換している。それにより、その背後の空気層とともに形成されるヘルムホルツ型共鳴器の共鳴周波数が、式(1)に基づき、自在に変更できる。
本調整方法では、冷却ダクト内部に用意する消音器に、ヘルムホルツ型共鳴器を採用している場合について説明したが、板状吸音器を採用している場合や膜状吸音器を採用している場合においても同様の調整が可能であることは自明である。すなわち、板状吸音器を採用している場合には、反射板上に用意する薄肉部の板厚や面積を変更して異なる板振動周波数をもつ吸音プレートに交換する。また、膜状吸音器を採用している場合には、貫通穴径とシート材を変更して異なる膜振動周波数をもつ吸音プレートに交換する。
図10は、本発明の消音装置の吸音周波数を調整する第2の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は冷却ダクト部分の斜視図、(b)は(a)の断面図、(c)はダクトシェルの交換を説明する斜視図、(d)はダクトシェルの交換後の冷却ダクト部分の斜視図、(e)は(d)の断面図である。
第2の吸音周波数の調整方法において、本発明の消音装置では、冷却ダクト内部に形成される消音器のうち、空気室を構成する壁部材部分を交換可能に構成している。例えば、図10では第1の実施の形態で用いたヘルムホルツ型共鳴器67bの、空洞容積部Vc4(空気室)を形成する扇形柱形状の第1のダクトシェル69a(壁部材)を、異なる空洞容積Vc5を形成する直方体形状の第2のダクトシェル69bに交換する。それによって、ヘルムホルツ型共鳴器の共鳴周波数を、反射板を共通にしたまま、式(1)に基づき、自在に変更できる。
本調整方法では、冷却ダクト内部に用意する消音器に、ヘルムホルツ型共鳴器を採用した場合について説明した。しかし、板状吸音器や膜状吸音器を採用している場合についても、同様の効果が得られることは、その吸音周波数を規定する式(2)や式(3)からも自明である。
第2の吸音周波数の調整方法の応用例について説明する。図11は、本発明の消音装置の吸音周波数を調整する第2の方法の応用例を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は冷却ダクト部分の斜視図、(b)は冷却ダクトから消音器を取り外した状態の斜視図、(c)は消音器の裏面斜視図である。
第2の吸音周波数の調整方法においては、図10に示すように壁部材のみを交換していたが、第2の吸音周波数の調整方法の応用例においては、図11に示すように反射板、壁部材及び空気室を含む消音器54d全体を交換可能に構成している。この方法によっても第2の吸音周波数の調整方法と同様の効果を得ることができ、さらに同時に反射板57cも異なった構成のものと交換することができる。
図12は、本発明の消音装置の吸音周波数を調整する第3の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は冷却ダクト部分の斜視図、(b)は(a)の断面図である。
第3の吸音周波数の調整方法において、本発明の消音装置では、冷却ダクト内部に形成される消音器のうち、特にヘルムホルツ型共鳴器を利用する場合において適用される。すなわち、冷却ダクト53fの反射板57d上に用意された複数の貫通穴60cのうち一部を、着脱可能なシールピン70を挿入して塞ぐ。それによって、共鳴器として作用する貫通穴個数が調整され、吸音周波数を調整することができる。
この場合、貫通穴個数を減らす方向でしか調整できないため、共鳴周波数は低域へとシフトする方向の変更しかできない。しかし、貫通穴径とクビ部長さ(反射板の板厚)を揃えておけば、共通のシールピンで多様な機種の消音装置の調整が可能になる。
図13は、本発明の消音装置の吸音周波数を調整する第4の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は冷却ダクト部分の斜視図、(b)は(a)の断面図である。
第4の吸音周波数の調整方法において、本発明の消音装置では、冷却ダクト内部に形成される消音器のうち、同じくヘルムホルツ型共鳴器を利用する場合において特に適用される。すなわち、冷却ダクト53gの複数の貫通穴を有する吸音部が設けられた反射板57eを、第1の吸音周波数の調整方法と同様に、交換可能に設定しておき、同一の貫通穴径、貫通穴個数を有する共通プレート71を複数枚重畳して取り付けることにより、そのクビ部長さを変更(tc4→tc5)して、その共鳴周波数を、数式(1)に基づき、自在に調整できるようにしている。
図14は、本発明の消音装置の吸音周波数を調整する第5の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は冷却ダクト部分の斜視図、(b)は(a)の断面図である。
第5の吸音周波数の調整方法も同じく、冷却ダクト内部に形成される消音器のうち、ヘルムホルツ型共鳴器を利用する場合において適用される。すなわち、冷却ダクト53hの反射板57f上に設けられた複数の貫通穴60dのうち一部を、マスクプレート72を重ねて塞ぐ。これにより、共鳴器として作用する貫通穴個数が調整されて、吸音周波数が調整される。
この場合においても、第3の吸音周波数の調整方法と同様に、貫通穴個数を減らす方向でしか調整できないため、共鳴周波数を低域にシフトする方向の変更しかできない。しかし、調整幅が広い場合にはシールピンを適用する場合に比べて一括変更が可能なために便利である。
次に、冷却ダクト内部に用意した消音器の吸音周波数を広帯域化して消音効果を高める方法について紹介する。これらの制御方法は、用意した消音装置の吸音特性を鈍らせて減音効果の波及する帯域を広げる(ブロード化)ことにより、ファン騒音のオールオーバー値をより小さくするための手段を提供するものである。
図15は、本発明の消音装置の吸音周波数を広帯域化する第1の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は冷却ダクト部分の斜視図、(b)は(a)の断面図、(c)は部分分解上面図である。
第1の広帯域化の方法において、本発明の消音装置では、冷却ダクト53iの内部に形成される消音器の空気室を、インナーシェル73とアウターシェル74を用いて、2層構造としている。このとき冷却ファン(図示せず)の吸気面と略平行に設定された反射板57gの、内側の空洞容積Vc9と外側の空洞容積Vc10の各々に対応する領域には、各々個別に第1の貫通穴部75aと第2の貫通穴部75bとが設けられている。それによって異なる吸音特性(共鳴周波数)を有する2つのヘルムホルツ型共鳴器が、同一の反射板57g上に各々の吸音部を持つように形成されている。
この場合、個々の共鳴器は空洞容積が減少するため吸音率は低下する。しかし、それぞれの共鳴周波数を互いに隣接するように、貫通穴径や貫通穴個数を設定することによって、共鳴作用が生じる帯域を広げることができる。
ここでは、冷却ダクト内部に用意する消音器に、ヘルムホルツ型共鳴器を適用した場合について説明したが、板状吸音器や膜状吸音器を適用した場合でも、同様の構成が可能であることは自明である。
図16は、本発明の消音装置の吸音周波数を広帯域化する第2の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は冷却ダクト部分の斜視図、(b)は反射板の斜視図、(c)は反射板の上面図、(d)は(c)のB−B断面の断面図である。
第2の広帯域化の方法において、本発明の消音装置では、冷却ダクト53jの内部に形成される消音器のうち、特にヘルムホルツ型共鳴器を利用する場合において適用される。以後は説明図を簡略にするため、第1の吸音周波数の調整方法で提示した、着脱可能な反射板(吸音プレート)構造のダクト(図16(a))を例として、その吸音プレート部の構成のみで説明しているが、このダクト構造に限定されるものではない。
第2の広帯域化の方法において、反射板57hに形成される貫通穴部は、図16(d)に示すように、連続的に穴径がD3→D4に変化するファンネル形状の突起76を有している。これにより式(1)で規定される共鳴周波数は、貫通穴径の連続変化により共鳴現象が周辺帯域に波及し緩慢になるために鈍る。その結果、吸音効果が低下する代わりに、吸音周波数は広帯域化するため、ファン騒音のオールオーバー値を低減することができる。
図17は本発明の消音装置の吸音周波数を広帯域化する第3の方法を説明するための吸音プレートの形状を示す模式図であり、(a)は斜視図、(b)は上面図である。第3の広帯域化の方法は、消音器にヘルムホルツ型共鳴器を採用する場合において特に適用される。
第3の広帯域化の方法において、反射板57iに形成される複数の貫通穴60eは、図17(b)に示すように、各穴径が各々連続的に変化するように設定されている(D5<D6<D7<D8<D9)。これにより、第2の広帯域化の方法と同様に、貫通穴径の差異により共鳴現象が周辺帯域に波及し緩慢になる。その結果、吸音効果の低下と引き替えに、吸音周波数を広帯域化することができる。
図18は本発明の消音装置の吸音周波数を広帯域化する第4の方法を説明するための吸音プレートの形状を示す模式図であり、(a)は斜視図、(b)は上面図、(c)は断面図である。第4の広帯域化の方法は、消音器に板状吸音器を採用する場合において特に適用される。
第4の広帯域化の方法において、反射板57jに2種類の薄肉領域64bと薄肉領域64cとを設け、各々の板振動周波数が互いに隣接するように、振動面の剛性(薄肉部の板厚/面積等)を設計することにより、吸音周波数の広帯域化を図ることができる。
図19は本発明の消音装置の吸音周波数を広帯域化する第5の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は反射板を上面から見た斜視図、(b)は反射板を下面から見た斜視図、(c)は反射板の上面図である。第5の広帯域化の方法は、消音器に膜状吸音器を採用する場合において特に適用される。
第5の広帯域化の方法において、反射板57kに2種類の穴径(D10とD11)を有する貫通穴60f、60gが設けられ、その全体を覆う形でシート材65bが反射板57kに貼り付けられている。この場合においても貫通穴60fと貫通穴60gの膜振動周波数が互いに隣接するように、振動面の剛性(貫通穴径/貫通穴個数等)を設定することにより、吸音周波数の広帯域化を図ることが可能である。
図20は本発明の消音装置の吸音周波数を広帯域化する第6の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は斜視図、(b)は上面図、(c)は断面図である。
第6の広帯域化の方法は、冷却ダクト内部に形成される消音器に、ヘルムホルツ共鳴器と板状吸音器という2つの異なる吸音原理の消音器を設定し、冷却ファンの吸気面と略平行に設定された反射板57lにそれぞれの吸音部を設定し、それぞれの吸音周波数が互いに隣接するように、板振動部である薄肉領域64dの形状(薄肉部板厚/面積)と共鳴吸音部である貫通穴60hの形状(貫通穴径/貫通穴個数)を調整することにより、吸音周波数の広帯域化を図っている。
図21は本発明の消音装置の吸音周波数を広帯域化する第7の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は反射板を上面から見た斜視図、(b)は反射板を下面から見た斜視図、(c)は反射板の上面図、(d)は断面図である。
第7の広帯域化の方法は、冷却ダクト内部に形成される消音器に、ヘルムホルツ共鳴器と膜状吸音器という2つの異なる吸音原理の消音器を設定し、冷却ファンの吸気面と略平行に設定された反射板57mにそれぞれの吸音部を設定し、それぞれの吸音周波数が互いに隣接するように、シート材65cにおける膜振動部66bの形状(貫通穴径/面積)と共鳴吸音部である貫通穴60iの形状(貫通穴径/貫通穴個数)を調整することにより、吸音周波数の広帯域化を図っている。
図22は本発明の消音装置の吸音周波数を広帯域化する第8の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は反射板を上面から見た斜視図、(b)は反射板を下面から見た斜視図、(c)は反射板の上面図、(d)は断面図である。
第8の広帯域化の方法は、冷却ダクト内部に形成される消音器に、板状吸音器と膜状吸音器の2つの消音器を設定し、冷却ファンの吸気面と略平行に設定された反射板57nにそれぞれの吸音部を設定し、それぞれの吸音周波数が互いに隣接するように、板振動部である薄肉領域64eの形状(薄肉部板厚/面積)と膜振動部66cの形状(貫通穴径/面積)とを調整して、吸音周波数の広帯域化を図っている。
本発明の第1の実施の形態の消音装置の説明図であり、(a)は本発明の消音装置を実装した電子機器(液晶プロジェクタ装置)のカバーをはずした状態の模式的斜視図、(b)は本発明の消音装置を実装した電子機器(液晶プロジェクタ装置)から消音装置部分(冷却ダクト)のみを取り出した分解斜視図、(c)は本発明の消音装置(冷却ダクト)の冷却ファン側からみた裏面図である。 本発明の消音装置の第1の実施の形態における冷却ダクト部分の構成を説明した分解斜視図である。 本発明の消音装置の第1の実施の形態における、冷却ダクトの内部構成および通風動作を説明した模式的断面図である。 本発明の消音装置の第1の実施の形態における、冷却ダクト内部における吸音動作を説明した断面図である。 本発明の第2の実施の形態の消音装置の説明図であり、(a)は冷却ダクトの構成を説明した模式的斜視図、(b)は冷却ダクト内部の吸音器の構成を説明した模式的断面図である。 本発明の消音装置の第2の実施の形態における、冷却ダクト内部における吸音動作を説明した模式的断面図である。 本発明の第3の実施の形態の消音装置の説明図であり、(a)は冷却ダクトの構成を説明した模式的斜視図、(b)および(c)は冷却ダクト内部の吸音器を形成するL字形の追加壁部材の構成を説明した模式的斜視図、(d)は冷却ダクト内部の吸音器の構成を説明した模式的断面図である。 本発明の消音装置の第3の実施の形態における、冷却ダクト内部における吸音動作を説明した模式的断面図である。 本発明の消音装置の吸音周波数を調整する第1の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す分解斜視図である。 本発明の消音装置の吸音周波数を調整する第2の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は冷却ダクト部分の斜視図、(b)は(a)の断面図、(c)はダクトシェルの交換を説明する斜視図、(d)はダクトシェルの交換後の冷却ダクト部分の斜視図、(e)は(d)の断面図である。および断面図である。 本発明の消音装置の吸音周波数を調整する第2の方法の応用例を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は冷却ダクト部分の斜視図、(b)は冷却ダクトから消音器を取り外した状態の斜視図、(c)は消音器の裏面斜視図である。 本発明の消音装置の吸音周波数を調整する第3の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は冷却ダクト部分の斜視図、(b)は(a)の断面図である。 本発明の消音装置の吸音周波数を調整する第4の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は冷却ダクト部分の斜視図、(b)は(a)の断面図である。 本発明の消音装置の吸音周波数を調整する第5の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は冷却ダクト部分の斜視図、(b)は(a)の断面図である。 本発明の消音装置の吸音周波数を広帯域化する第1の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は冷却ダクト部分の斜視図、(b)は(a)の断面図、(c)は部分分解上面図である。 本発明の消音装置の吸音周波数を広帯域化する第2の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は冷却ダクト部分の斜視図、(b)は反射板の斜視図、(c)は反射板の上面図、(d)は(c)のB−B断面の断面図である。 本発明の消音装置の吸音周波数を広帯域化する第3の方法を説明するための吸音プレートの形状を示す模式図であり、(a)は斜視図、(b)は上面図である。 本発明の消音装置の吸音周波数を広帯域化する第4の方法を説明するための吸音プレートの形状を示す模式図であり、(a)は斜視図、(b)は上面図、(c)は断面図である。 本発明の消音装置の吸音周波数を広帯域化する第5の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は反射板を上面から見た斜視図、(b)は反射板を下面から見た斜視図、(c)は反射板の上面図である。 本発明の消音装置の吸音周波数を広帯域化する第6の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は斜視図、(b)は上面図、(c)は断面図である。 本発明の消音装置の吸音周波数を広帯域化する第7の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は反射板を上面から見た斜視図、(b)は反射板を下面から見た斜視図、(c)は反射板の上面図、(d)は断面図である。 本発明の消音装置の吸音周波数を広帯域化する第8の方法を説明するための冷却ダクト部分の構成を示す模式的説明図であり、(a)は反射板を上面から見た斜視図、(b)は反射板を下面から見た斜視図、(c)は反射板の上面図、(d)は断面図である。 従来の液晶プロジェクター装置の模式的斜視図であり、(a)は組み立てられた状態、(b)はカバーを外した内部の状態を示す。 従来の液晶プロジェクター装置の内部の模式的構成図である。 従来の液晶プロジェクター装置の液晶パネル冷却部の構成を示す模式的斜視図であり、(a)全体の構成を示し、(b)は光変調部の冷却系の分解斜視図である。 従来の液晶プロジェクター装置の液晶パネル冷却部の強制空冷動作を説明するための模式的断面図である。 従来の液晶プロジェクター装置の吸音ダクト型消音器の構成を示す模式図であり(a)は斜視図、(b)は断面図である。 従来の液晶プロジェクター装置の吸音エルボ型消音器の構成を示す模式図であり(a)は斜視図、(b)は断面図である。 従来の液晶プロジェクター装置のアクティブ型消音器の構成と作用を説明するための模式的部分断面側面図である。 ヘルムホルツ共鳴器の基本構成を示す模式的断面図である。 ヘルムホルツ共鳴器の原理を用いた穴あき板吸音器の基本構成を示す模式図である。 従来の多孔管共鳴型消音器の構成を示す模式図である。 特許文献4に開示された消音装置の液晶プロジェクター装置の概略構成を示した模式的断図である。 特許文献5に開示された消音装置の模式図であり、(a)は部分透視斜視図、(b)は側面断面図である。 反射板による放射音のパッシブ制御に関する原理を説明した模式図である。 一般的な板状吸音器の基本構成を示す模式図である。 一般的な膜状吸音器の基本構成を示す模式図である。
符号の説明
1a、1b 液晶プロジェクター装置
2a、2b 光変調部
3 第1のシロッコファン(パネル冷却用)
4 第1の冷却ダクト(パネル冷却用)
5 ランプバルブ
6 第2のシロッコファン(ランプバルブ冷却用)
7 第2の冷却ダクト(ランプバルブ冷却用)
8 排気ファン
9 電源ユニット
10 バラスト
11 投写レンズ
12 ダクト排気口
13 入射側偏光板
14 液晶パネル
15 出射側偏光板
16 冷却風
17 吸音ダクト型消音器
18 ファン
(19)、19a、19b 通風ダクト
20a、20b 多孔質吸音材料
21 空気流
22 吸音エルボ型消音器
23 屈曲ダクト
24 アクティブ型消音器
25 検出用マイクロフォン
26 コントローラ
27 増幅器
28 スピーカ
29 誤差マイクロフォン
30 ヘルムホルツ型共鳴器
31 空洞部
32 首部
33 穴あき板構造体
34 貫通穴
35 穴あき板
36 多孔管共鳴型消音器
37 内側通気管
38 外側閉塞管
39a、39b、39c 貫通穴
40 液晶パネル冷却用ダクト
41 第1共鳴室
42 第2共鳴室
43 第1共鳴消音器
44 第2共鳴消音器
45 冷却ファン
46 一次音源
47 二次音源
48a、48b 背後空気層
49 固定ボード
50 膜状材料
51 電子機器(液晶プロジェクタ装置)
52a、52b、52c 消音装置
53a、53b、53c、53d、53e、53f、53g、53h、53i、53j、53k 冷却ダクト
54a、54b、54c、54d 消音器
55 冷却ファン
56 ファン吸気面
57a、57b、57c、57d、57e、57f、57g、57h、57i、57j、57k、57l、57m、57n、57o 反射板
58a、58b、58c、58d 壁部材
59a、59b、59c 空気室
60a、60b、60c、60d、60e、60f、60g、60h、60i、60j、60k、60l 貫通穴
61a、61b、61c L形の板
62 ダクト開口部
63 垂直モード
64a、64b、64c、64d、64e 薄肉領域(板振動部)
65a、65b、65c、65d シート材
66a、66b、66c 膜振動部
67a、67b ヘルムホルツ型共鳴器
68a 第1の吸音プレート
68b 第2の吸音プレート
69a 第1のダクトシェル
69b 第2のダクトシェル
70 シールピン
71 共通プレート
72 マスクプレート
73 インナーシェル
74 アウターシェル
75a 第1の貫通穴部
75b 第2の貫通穴部
76 突起(ファンネル形状)
77 空気バネ
78 共鳴吸音部
79 放射音
80 粘性減衰
81 騒音源
82 騒音波形
83 壁面
84 消音装置
85 ダクト
86 分岐管
87 共鳴箱
88 可動板
89 空洞部
90 隔壁

Claims (32)

  1. 冷却ファンと冷却ダクトとを有する機器の消音装置であって、
    消音器と、
    前記冷却ダクト内の前記冷却ファンの吸気面に対向する位置に設けられ、該吸気面と略平行となるように形成されて、前記冷却ファンからの音を反射する反射板とを有し、
    前記消音器の吸音部は前記反射板に設けられ、
    前記反射板と前記吸気面との距離dが、前記消音器の吸音周波数をf、音速をcとしたとき、d<c/(2×f)となるように設定されていることを特徴とする消音装置。
  2. 請求項1に記載の消音装置において、
    前記消音器が前記冷却ダクト内部にある消音装置。
  3. 請求項1に記載の消音装置において、
    前記消音器は、前記反射板と、壁部材と、前記反射板と前記壁部材とによって囲まれた空気室と、で構成される消音装置。
  4. 請求項3記載の消音装置において、
    前記壁部材の一部は、前記冷却ダクトの壁を兼ねている消音装置。
  5. 請求項1に記載の消音装置において、
    前記吸音部は複数である消音装置。
  6. 請求項1に記載の消音装置において、
    前記消音器が共鳴吸音器である消音装置。
  7. 請求項2に記載の消音装置において、
    前記反射板に貫通穴が設けられている消音装置。
  8. 請求項7に記載の消音装置において、
    前記貫通穴は複数である消音装置。
  9. 請求項7に記載の消音装置において、
    前記貫通穴の穴径が、前記反射板の厚さ方向に変化している消音装置。
  10. 請求項8に記載の消音装置において、
    前記複数の貫通穴は、異なる穴径を有する2種類以上の貫通穴で構成されている消音装置。
  11. 請求項1に記載の消音装置において、
    前記消音器が板状吸音器である消音装置。
  12. 請求項11に記載の消音装置において、
    前記反射板に板状振動部が設けられている消音装置。
  13. 請求項12に記載の消音装置において、
    前記板状振動部が複数であることを特徴とする消音装置。
  14. 請求項13に記載の消音装置において、
    前記複数の板状振動部は、異なる板振動周波数を有する2種類以上の板状振動部で構成されている消音装置。
  15. 請求項1に記載の消音装置において、
    前記消音器が膜状吸音器である消音装置。
  16. 請求項15に記載の消音装置において、
    前記反射板に貫通穴を有し、
    シート材料が前記反射板に貼付され、かつ、前記貫通穴を覆って膜状振動部を形成している消音装置。
  17. 請求項16に記載の消音装置において、
    前記膜状振動部が複数である消音装置。
  18. 請求項17に記載の消音装置において、
    前記複数の膜状振動部は、異なる膜振動周波数を有する2種類以上の膜状振動部で構成されている消音装置。
  19. 請求項5に記載の消音装置において、
    前記吸音部は、前記反射板に設けられた貫通穴と板状振動部である消音装置。
  20. 請求項19に記載の消音装置において、
    前記貫通穴を有する共鳴吸音器の共鳴周波数と、前記板状振動部の板振動周波数とが異なる消音装置。
  21. 請求項5に記載の消音装置において、
    前記吸音部は、前記反射板に設けられた貫通穴と膜状振動部である消音装置。
  22. 請求項21に記載の消音装置において、
    前記貫通穴を有する共鳴吸音器の共鳴周波数と、前記膜状振動部の膜振動周波数とが異なる消音装置。
  23. 請求項5に記載の消音装置において、
    前記吸音部は、板状振動部と膜状振動部である消音装置。
  24. 請求項1に記載の消音装置において、
    前記消音器が複数の異なる共鳴周波数を有する共鳴吸音器である消音装置。
  25. 請求項23に記載の消音装置において、
    前記前記板状振動部の板振動周波数と、前記膜状振動部の膜振動周波数とが異なる消音装置。
  26. 請求項1から請求項25のいずれか1項に記載の消音装置において、
    前記反射板が、前記壁部材から着脱可能に構成されている消音装置。
  27. 請求項1から請求項26のいずれか1項に記載の消音装置において、
    前記壁部材の少なくとも一部が着脱可能に構成されている消音装置。
  28. 請求項1から請求項26のいずれか1項に記載の消音装置において、
    前記消音器が、前記冷却ダクトから着脱可能に構成されている消音装置。
  29. 請求項1から請求項28のいずれか1項に記載の消音装置を備えたことを特徴とする電子機器。
  30. 請求項29記載の電子機器において、
    前記電子機器が投射型表示装置である電子機器。
  31. 請求項8に記載の消音装置の消音特性の調整方法であって、
    前記複数の貫通穴の少なくとも1つを塞ぐことにより前記共鳴吸音器の共鳴周波数を調整することを特徴とする消音特性の調整方法。
  32. 請求項26に記載の消音装置の消音特性の調整方法であって、
    前記反射板に、前記反射板と同一の貫通穴特性を有する他の反射板を重ね合わせることにより、前記共鳴吸音器の共鳴周波数を調整することを特徴とする消音特性の調整方法。
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