JP2009134201A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 プロジェクタにおいて、冷却しようとする光学要素にまでダクトを用いて冷却風を確実に誘導することのできるようにする。冷却風を発生させるための手段としてブロワーを採用して冷却風の拡散を防ぐ。
【解決手段】 光源1と、カラーホイール3及びモータ3aと、ライトトンネル4と、DMD7と、投影レンズ8と、放熱用のヒートシンク9とを有する。冷却風を吐出するブロワー30と、ブロワーによって吐出された冷却風の一方向送風路を形成する送風ダクト40とを備える。送風ダクト40にヒートシンク9を収容する。モータ3a及びカラーホイール3とライトトンネル4とを覆う門形のフード50を追加してもよい。
【選択図】 図3
【解決手段】 光源1と、カラーホイール3及びモータ3aと、ライトトンネル4と、DMD7と、投影レンズ8と、放熱用のヒートシンク9とを有する。冷却風を吐出するブロワー30と、ブロワーによって吐出された冷却風の一方向送風路を形成する送風ダクト40とを備える。送風ダクト40にヒートシンク9を収容する。モータ3a及びカラーホイール3とライトトンネル4とを覆う門形のフード50を追加してもよい。
【選択図】 図3
Description
本発明は、プロジェクタ、特に、高温に発熱する光学要素であるデジタルミラーデバイス(以下、DMDという)やカラーホイールを回転駆動するためのモータ、さらにはライトトンネルなどを、ブロワーを用いて効率よく冷却するための対策が講じられているプロジェクタに関する。
DLP(デジタルライトプロセッシング(登録商標):反射型表示デバイス)方式のプロジェクタは、光源の光を分別又は変換(フィルタリング)して半導体素子であるDMDに照射し、その反射光をレンズで拡大投影して画像のカラー化を行うというものであり、その一般的なエンジン光学系の構成を図5に説明的に示してあり、同図中にはエンジン光学系によって形成される光路Pを一点鎖線で示してある。
図5のエンジン光学系では、一点鎖線で示した光路Pによって判るように、光源1からの白色光は楕円鏡でなるリフレクタ2で反射してR(赤)、G(青)、B(緑)のカラーフィルターを配列したカラーホイール3によって順次RGBの各色にフィルタリングされた後、矩形断面のライトトンネル4及びコンデンサレンズ5を経てミラー6により反射され、DMD7に入射される。DMD7はRGBに同期して時分割駆動され、画像データに応じた光を反射する。そして、その光が投影レンズ8を経て図示していないスクリーンに表示される。このようなエンジン光学系において、カラーホイール3はモータ(不図示)によって回転駆動される。また、上記したカラーホール3及びそれを回転駆動する上記モータ、ライトトンネル4、コンデンサレンズ5、ミラー6、DMD7、投影レンズ8などは、キャスティングと呼ばれるマグネシウム製の筐体10に収容された状態でその筐体10に光学的に要求される精度を保持して組み付けられている。また、その筐体10は、上記リフレクタ2を備える光源1と共に外部ハウジング20に収容されている。
図6は図5に示したエンジン光学系の光学要素のレイアウトを示した概略平面図である。同図のように、ライトトンネル4は、カラーホイール3やその回転駆動用のモータ3aと共に筐体10の側部に配備されている。また、DMD7は、投影レンズ8の反対側で筐体10に装備されている。
図5のエンジン光学系において、その稼働時には、光源1が高温に発熱し、その光源1から出た光の通過点に位置しているカラーホイール3やライトトンネル4、DMD7などがその発熱の影響などにより高温に加熱される。その一方で、カラーホイール3やライトトンネル4、DMD7などの光学要素は、温度上昇によってその動作性能や耐用性が低下するおれがある。
そこで、従来は、図5又は図6に示したように、DMD7にヒートシンク9を取り付けてそのヒートシンク9を筐体10の外側に露出させてあると共に、図示していない送風ファンによって外部ハウジング20の内部で冷却風を流動させることによって、ヒートシンク9による放熱を促進してDMD7の温度上昇を抑えたり、ライトトンネル4やカラーホイール3のモータ3aなどの温度上昇を抑えたりしていた。
図7はヒートシンク9を例示した概略側面図である。同図のようにヒートシンク9は、DMDに対する板状の取付部91に、板片状の多数のフィン92を一体に具備させてなる。
その一方で、従来より、プロジェクタに用いられている光学要素に冷却風を当てて冷却することを目的とする様々な研究が行われている(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5参照)。
このうち、特許文献1には、外部ハウジング20の内部で冷却風を流動させる手段として、送風ファンを用いることが記載されている。
また、特許文献2〜4には、ダクトを用いて冷却風を一定経路に沿って送風することが記載されている。このうち、特許文献2に記載されているものでは、送風ファンによってダクト内で空気を循環させ、その循環路中で冷却した空気を高温の光学要素(たとえばライトトンネル)に当てて熱交換させ、その熱交換によって温度の上がった空気を再び冷却するという工程を行わせている。また、特許文献3の技術では、シロッコファンにより吸い込んだ冷却風をダクトを通して光源ユニットに導くことが行われている。特許文献4には、冷却ファンによって吐出した冷却風をダクトからDMDに向けて吹き出すことが記載されている。
さらに、特許文献4や特許文献5には液冷型の冷却方法についての記述がある。
実用新案登録第3108585号公報
特開2003−337380号公報
特開2006−293117号公報
特開2006−259282号公報
特開2007−127856号公報
しかしながら、図5又は図6を参照して説明したように、DMD7に取り付けたヒートシンク9を筐体10の外側に露出させて、送風ファンによって生じさせた冷却風をその筐体10の内部で流動させるだけでは、送風ファンにより流動する冷却風が筐体10の内部で拡散してDMD7に対する冷却効率をそれほど高めることができないことが知見された。ライトトンネル4やカラーホイール3の回転駆動用のモータ3aに対する冷却効率についても同様のことが云える。
これに対し、特許文献2によって提案されているものは、ダクト内で循環する空気の熱交換サイクルを利用してライトトンネルなどを冷却するものであるので、ダクトを環状に配設するスペースが余分に必要になるだけでなく、空気乾燥剤なども余分に必要になり、循環空気の温度も徐々に上昇すると考えられるので、これによっても冷却効率をそれほど高めることはできないものと考えられる。
また、特許文献3によって提案されているものは、ダクトを通じて光源ユニットの内部に吐出された空気を筐体内部で流動させるというものであるので、筐体内部で流動する空気が高温になって、ライトトンネル、モータ、DMDなどを効率よく冷却するための低温の冷却風が得られにくいと考えられる。
さらに、特許文献4によって提案されているように、冷却ファンによって吐出した冷却風をダクトからDMDに向けて吹き出すという対策を講じると、ダクトから吹き出た冷却風がDMDに接触しやすくなるので、ある程度まではDMDの冷却効果を高めることができるものの、ダクトから吹き出た冷却風はDMDに接触するときには拡散しているためにDMDの冷却効率を飛躍的に高めることはできないということが云える。
そのほか、特許文献4や特許文献5によって示されているような液冷型の冷却方法を採用することは、ラジエータやダクト、送水手段などの比較的大掛かりな機構が必要になるために、簡易でかつ取扱性に優れたプロジェクタを提供する上では実用的でない。
本発明は以上の状況の下でなされたものであり、冷却しようとする光学要素にまでダクトを用いて冷却風を確実に誘導することのできる対策を講じることによって、光学要素としてのDMDなどの冷却効率を高めることのできる空冷型の冷却方法を採用した構成簡単なプロジェクタを提供することを目的とする。
また、本発明は、冷却風を発生させるための手段としてブロワーを採用することにより、ダクトによって形成される一方向送風路で効率よく冷却風を流動させることのできる空冷型の冷却方法を採用したプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明に係るプロジェクタは、光源の光がモータで回転駆動されるカラーホイールを透過してフィルタリングされ、そのフィルタリングされた光が矩形断面のライトトンネルを通過した後にデジタルミラーデバイスに照射され、そのデジタルミラーデバイスで反射された画像データに応じた光が投影レンズを透過するようになっていて、上記デジタルミラーデバイスに放熱用のヒートシンクが設けられている。そして、冷却風を吐出するブロワーと、ブロワーによって吐出された冷却風の一方向送風路を形成する送風ダクトとを備え、この送風ダクトの上記一方向送風路を通過する冷却風が上記ヒートシンクに直接接触した後に上記モータ及びライトトンネルに向けて吐出されるように構成されている。
この構成を採用すると、冷却風を発生させるための手段に、吐出空気が拡散しにくいブロワーを採用していることに加えて、そのブロワーによって吐出された冷却風が送風ダクト内の一方向送風路を誘導される途中においてその送風ダクト内でヒートシンクに直接接触する。このため、ブロワーによって吐出された冷却風のほゞ全量がヒートシンクの放熱性を促進することに使われて、そのヒートシンクが取り付けられているDMDの温度上昇が効率よく抑制されるようになる。また、送風ダクトを通過する冷却風がヒートシンクに直接接触した後にカラーホイールを回転駆動するためのモータ及びライトトンネルに向けて吐出されるために、それらのモータ及びライトトンネルなどにも、拡散性の小さい冷却風が吹き付けられてそれらの温度上昇も効率よく抑制されるようになる。
本発明では、上記モータ及びカラーホイールと、上記デジタルミラーデバイスと、上記投影レンズとがそれらに共通の筐体に組み付けられ、その筐体を挟んで一側に光源が、他側に上記ブロワーが、それぞれ配備されていると共に、上記ヒートシンクがその筐体の背部に露出して配備され、上記ブロワーの吐出口が、上記筐体の背部に設置されて上記ヒートシンクを収容している上記送風ダクトの入口に連通され、かつ、その送風ダクトの出口が上記モータ及びカラーホイールとライトトンネルの設置箇所の背部でそれらに向けて開口している、という構成を採用することが望ましい。
この構成であると、ブロワーと顕著に発熱する光源との間に筐体が介在されるために、ブロワによる吸込み空気に、光源の発熱による影響が及びにくい。そのため、ブロワーが低温の冷却風を吐出するので、ヒートシンクにも低温の冷却風が接触してそのヒートシンクの放熱性がいっそう促進される。また、送風ダクトは、筐体の背部に配備されているので、その筐体を形状を環状などの複雑な形状にする必要がなくなってそれだけ構成が簡単になる。
本発明ては、上記モータ及びカラーホイールと上記ライトトンネルとを覆う門形のフードが追加されていて、そのフードが長手方向の一端に始端開口、他端に終端開口を有していると共に、そのフードの上記始端開口が上記送風ダクトの出口に連通されている、という構成を採用することが可能である。これによれば、ヒートシンクの放熱を促進させて送風ダクトの出口から吐出された冷却風が、ただ単にモータやラントトンネルに向けて吐出されるのではなく、その冷却風がフード内を通って確実にモータやラントトンネルに接触するように誘導されるようになる。このため、ヒートシンクの放熱促進作用と併せて、モータやライトトンネルの温度上昇を抑制する作用も顕著に発揮されるようになる。この作用は、門形の上記フードの底面開口が上記筐体の底板部により塞がれていることにより、そのフードと上記筐体の低板部との囲繞空間によって上記モータ及びカラーホイールと上記ライトトンネルとを収容する一方向送風路が形成されている、という構成を採用することによっていっそう顕著に発揮されるようになる。また、送風ダクトとフードとが環状の通風路を形成するものではないので、送風ダクトやフードの構成が簡単になるという利点もある。併せて、フードがモータを覆う構成であるので、モータの発する音がフードにより遮られるという遮音作用も得られる。
本発明において、上記送風ダクトは、上記ブロワーの吐出口が連通された上記入口と、上記フードの始端開口に連通された上記出口と、上記ヒートシンクが挿通されている開口とを備えている、という構成を採用することが可能である。この構成の送風ダクトは、構成が簡単であるために安価に製作することが可能である。
以上のように、本発明に係るプロジェクタでは、冷却しようとするヒートシンクなどの光学要素にまで送風ダクトを用いて冷却風を確実に誘導することのできる対策を講じてあるので、DMDなどの光学要素の冷却効率が飛躍的に高まり、それらの温度スペックに対する余裕度が拡大するだけでなく、冷却風(空冷用エア)の利用効率が向上する。したがって、それらの光学要素の初期性能が損なわれたり耐用性が低下したりすることが抑制される。したがって、ユーザにとっては、長期に亘って安定した投影画像を見ることができるようになる。
また、冷却風を発生させるための手段として、吐出された冷却風が拡散しにくい特性を備えたブロワーを採用し、そのブロワによって吐出された冷却風を送風ダクトやフードなどを利用してヒートシンクなどに確実に誘導して直接接触により冷却作用を発揮するさせるものであるので、構成が簡単でありながら飛躍的に冷却作用を向上させることが可能になる。
図1は本発明の実施形態に係るプロジェクタのエンジン光学系の光学要素のレイアウトを示した概略平面図である。また、図2は送風ダクト40とブロワー30とを示した分解斜視図である。
このエンジン光学系では、モータ3a及びカラーホイール3と、ライトトンネル4と、DMD7と、投影レンズ8とがそれらに共通の箱形の筐体10に組み付けられているほか、図示していないコンデンサレンズやミラーなどもその筐体10に組み付けられている。このうち、DMD7は、投影レンズ8とは筐体10の反対側の壁部11に取り付けられていて、そのDMD7に、筐体10の背部に全体を露出させてヒートシンク9が取り付けられている。また、DMD7や投影レンズ8などの設置箇所では筐体10が密閉した箱形に形成され、モータ3a及びカラーホイール3やライトトンネル4の設置箇所では筐体10が、底板部12とその両側の側壁部13,14とにより形作られた溝形に形成されている。また、リフレクタ2を有する光源1は、筐体10の溝形部分の横に配備されている。
この構成のエンジン光学系では、図5を参照して説明したように、光源1からの白色光はリフレクタ2で反射し、カラーホイール3によって順次RGBの各色にフィルタリングされた後、矩形断面のライトトンネル4及びコンデンサレンズ5を経てミラー6により反射され、DMD7に入射される。DMD7はRGBに同期して時分割駆動され、画像データに応じた光を反射する。そして、その光が投影レンズ8を経て図示していないスクリーンに表示される。また、カラーホイール3はモータ3aによって回転駆動される。
この実施形態では、冷却風を発生させるための手段として、シロッコファンや送風ファンなどのように冷却風が拡散する特性を備えた手段ではなく、吐出した冷却風が拡散しにくい特性を発揮するブロワー30を採用している。また、そのブロワー30によっで吐出された冷却風を、送風ダクト40によって形成される一方向送風路を通じて送ってシートシンク9に直接接触させるようにしてある。また、送風ダクト40から出た冷却風が筐体10の溝形部分に設置されているモータ3aやライトトンネル4に向けて吹き付けられるようになっている。
図1によって判るように、ブロワー30は、筐体10を挟んで光源1の反対側に設置されている。ブロワー30と光源1との位置関係としてこのようなレイアウトを採用すると、ブロワー30に吸い込まれる空気が光源1の発熱によって加熱されにくいので、ブロワ30が吸い込んだ低温の空気が冷却風として吐出されるようになる。そのため、送風ダクト40の内部通路である一方向送風路を矢印aのように通過する冷却風のほぼ全量がヒートシンク9に直接接触してそのヒートシンク9の放熱を促進することに役立つ。したがって、DMDの温度上昇が抑制されてその初期性能が損なわれにくくなり、また、耐用性も低下しにくくなる。
また、送風ダクト40を通過した冷却風は、矢印bのように送風ダクト40から出てモータ3aやライトトンネル4に吹き付けられる。そのため、それらのモータ3aやライトトンネル4の温度上昇が抑制される。特に、この実施形態では、上記したようにモータ3aやライトトンネル4の設置箇所では筐体10が溝形を形作っているために、送風ダクト40から出た冷却風がその溝形部分により誘導されてモータ3aやライトトンネル4に直接接触する。このことにより、ただ単に冷却風をモータ3aやライトトンネル4に吹き付ける場合によも顕著な冷却作用が発揮されるようになり、そのことが、モータ3aやライトトンネル4の耐用性を改善することに役立つ。
送風ダクト40は耐熱性に優れた樹脂成形体でなり、図2のように密閉型の偏平な横長箱形に形成されていて、その前面中央部分にヒートシンク9(図1参照)が挿通される矩形の開口41が開設されているほか、その開口41を挟んで一端側と他端側とに入口42と出口43とが開設されている。そして、入口42に、ブロワー30の吐出口31が連通状態で取り付けられる。なお、32はブロワー30の吸込口である。
この送風ダクト40は、筐体10の背面に重なり状に配備されて(図1参照)、その入口42に上記のようにブロワー30の吐出口31が連通され、その出口43(図2参照)が、筐体10の溝形部分にその後方から臨まされている。なお、図2に示した矢印は、ブロワー30の吐出口31から吐出された冷却風の進行方向を表している。
この実施形態において、送風ダクト40は、筐体10の背方からその筐体10の壁部11に重ね合わされる。このため、送風ダクト40を筐体10に組み付ける作業を容易に行うことができる。
図3は他の実施形態に係るプロジェクタのエンジン光学系の光学要素のレイアウトを示した概略平面図である。また、図4は送風ダクト40とブロワー30とフード50とを示した分解斜視図である。
この実施形態では、図1及び図2を参照して説明した構成に、フード50を追加してあり、そうすることによって、モータ3aやライトトンネル4の冷却効率をさらに高めてあると共に、モータ3aの発する音をフード50により遮音している。具体的には、図4のように門形に形作られた耐熱性に優れた樹脂成形体でなるフード50が、その長手方向の一端に始端開口51を有し、その他端に終端開口52を有している。そして、その始端開口51が上記送風ダクト40の出口43に連通される。また、フード50は、図3のように筐体10の溝形部分に被せられている。そして、図4のように、そのフード50の底面開口53が筐体10の底板部12により塞がれていることにより、そのフード50と筐体10の低板部12との囲繞空間によってモータ3a及びカラーホイール3とライトトンネル4とを収容する一方向送風路が形成されている。
この実施形態のように、送風ダクト40にヒートシンク9が収容され、フード50と筐体10の底板部12とによって、モータ3aやライトトンネル4などが囲まれていると、ブロワー30の吐出口31から吐出された冷却風が、送風ダクト40内を一方向に通過する間にヒートシンク9に直接接触し、フード50内を通過する間にモータ3aやライトトンネル4などに直接接触するので、ヒートシンク9に対する放熱性の促進作用とモータ3aやライトトンネル4などに対する冷却作用が顕著に発揮されるようになる。したがって、DMD7やモータ3aなどの初期性能が損なわれにくく、しかも、それらの耐用性も向上することになる。また、モータ3aの発する音をフード50が遮音するために、プロジェクタの静音化が促進されることにもなる。
この実施形態において、フード50は、筐体10の溝形部分にその上から嵌め込むことによって筐体10に対して組み立てられる。
なお、図3及び図4に示した他の実施形態は、フード50を追加した点のみが図1及び図2に示した実施形態と相違しているだけである。したがって、説明の重複を回避するため、同一又は相応する部分に同一符号を付して詳細な説明を省略した。
1 光源
3 カラーホイール
3a モータ
4 ライトトンネル
7 デジタルミラーデバイス(DMD)
8 投影レンズ
9 ヒートシンク
10 筐体
12 筐体の底板部
30 ブロワー
31 ブロワーの吐出口
40 送風ダクト
41 開口
42 送風ダクトの入口
43 送風ダクトの出口
50 フード
51 フードの始端開口
52 フードの終端開口
53 フードの底面開口
3 カラーホイール
3a モータ
4 ライトトンネル
7 デジタルミラーデバイス(DMD)
8 投影レンズ
9 ヒートシンク
10 筐体
12 筐体の底板部
30 ブロワー
31 ブロワーの吐出口
40 送風ダクト
41 開口
42 送風ダクトの入口
43 送風ダクトの出口
50 フード
51 フードの始端開口
52 フードの終端開口
53 フードの底面開口
Claims (5)
- 光源の光がモータで回転駆動されるカラーホイールを透過してフィルタリングされ、そのフィルタリングされた光が矩形断面のライトトンネルを通過した後にデジタルミラーデバイスに照射され、そのデジタルミラーデバイスで反射された画像データに応じた光が投影レンズを透過するようになっていて、上記デジタルミラーデバイスに放熱用のヒートシンクが設けられているプロジェクタにおいて、
冷却風を吐出するブロワーと、ブロワーによって吐出された冷却風の一方向送風路を形成する送風ダクトとを備え、この送風ダクトの上記一方向送風路を通過する冷却風が上記ヒートシンクに直接接触した後に上記モータ及びライトトンネルに向けて吐出されるように構成されていることを特徴とするプロジェクタ。 - 上記モータ及びカラーホイールと、上記デジタルミラーデバイスと、上記投影レンズとがそれらに共通の筐体に組み付けられ、その筐体を挟んで一側に光源が、他側に上記ブロワーが、それぞれ配備されていると共に、上記ヒートシンクがその筐体の背部に露出して配備され、
上記ブロワーの吐出口が、上記筐体の背部に設置されて上記ヒートシンクを収容している上記送風ダクトの入口に連通され、かつ、その送風ダクトの出口が上記モータ及びカラーホイールとライトトンネルの設置箇所の背部でそれらに向けて開口している請求項1に記載したプロジェクタ。 - 上記モータ及びカラーホイールと上記ライトトンネルとを覆う門形のフードが追加されていて、そのフードが長手方向の一端に始端開口、他端に終端開口を有していると共に、そのフードの上記始端開口が上記ダクトの出口に連通されている請求項2に記載したプロジェクタ。
- 門形の上記フードの底面開口が上記筐体の底板部により塞がれていることにより、そのフードと上記筐体の低板部との囲繞空間によって上記モータ及びカラーホイールと上記ライトトンネルとを収容する一方向送風路が形成されている請求項3に記載したプロジェクタ。
- 上記送風ダクトは、上記ブロワーの吐出口が連通された上記入口と、上記フードの始端開口に連通された上記出口と、上記ヒートシンクが挿通されている開口とを備えている請求項4に記載したプロジェクタ。
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