JP2008054134A - リング発振器及びそれを備えた半導体集積回路及び電子機器 - Google Patents

リング発振器及びそれを備えた半導体集積回路及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】比較的簡単な構成で十分な発振周波数精度が得られ、発振周波数のブレを補正可能なリング発振器を実現する。
【解決手段】差動増幅回路(10A)は、第1及び第2のトランジスタ(111,112)からなる差動トランジスタ対(11)と、一端が第1及び第2のトランジスタ(111,112)の接続点に接続され、他端が第1の電圧ノードに接続された第1の抵抗(12)と、第1及び第2のトランジスタ(111,112)のそれぞれと第2の電圧ノードとの間に設けられた第2及び第3の抵抗(13,14)と、第2及び第3の抵抗(13,14)のそれぞれに接続され、与えられた制御信号に応じて負荷特性が変化する第1及び第2の受動回路(13’,14’)とを備えている。リング発振器は、この差動増幅回路(10A)を複数個ループ状に接続して構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、リング発振器に関し、特に、マイクロコンピュータなどで用いられる動作クロック信号を生成する発振器及びそれを備えた半導体集積回路及び電子機器に関する。
マイクロコンピュータなどでは、外部水晶発振器から入力された原クロック信号の周波数を内部の分周器によって遅くさせて所望の動作周波数を得るのが一般的である。しかし、マイクロコンピュータが安価となった現況を鑑みるに、外部水晶発振器を設けてマイクロコンピュータの動作クロック信号を得るといった上記の手法はコストメリットに欠けている。また、外部水晶発振器からの原クロック信号を受ける入力バッファ部は依然として高速動作する必要があり、これはマイクロコンピュータの低消費電力化を阻む要因となっている。したがって、マイクロコンピュータなどでは、低コスト化及び低消費電力化の観点から、比較的低速な動作クロック信号を生成する自立型の発振器を内蔵することが好ましい。このような自立型の発振器として、反転遅延回路を複数個ループ状に接続してなる差動型のリング発振器(例えば、特許文献1参照)を用いることが可能である。
特開平11―112298号公報
差動型のリング発振器は、電源電圧や周辺温度の変動などに影響されにくく、十分に高い発振周波数精度を達成するものの、各反転遅延回路のバイアスを調整するためのバイアス回路が必要である。コスト面を考慮すると、マイクロコンピュータなどに搭載する発振器としては構成がより簡単なものが好ましい。また、歩留まりを向上するためにもリング発振器に製造バラツキを補償するための機構が備わっていることが好ましい。
上記問題に鑑み、本発明は、比較的簡単な構成で十分な発振周波数精度が得られ、さらに製造バラツキに起因する発振周波数のブレを補正可能なリング発振器を実現し、そのようなリング発振器を備えた半導体集積回路及び電子機器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は、リング発振器として、第1及び第2のトランジスタからなる差動トランジスタ対と、一端が第1及び第2のトランジスタの接続点に接続され、他端が第1の電圧ノードに接続された第1の抵抗と、第1及び第2のトランジスタのそれぞれと第2の電圧ノードとの間に設けられた第2及び第3の抵抗と、第2及び第3の抵抗のそれぞれに接続され、与えられた制御信号に応じて負荷特性が変化する第1及び第2の受動回路とを備えた差動増幅回路を複数個ループ状に接続してなるものとする。
また、リング発振器として、第1及び第2のトランジスタからなる差動トランジスタ対と、一端が第1及び第2のトランジスタの接続点に接続され、他端が第1の電圧ノードに接続された第1の抵抗と、第1及び第2のトランジスタのそれぞれと第2の電圧ノードとの間に設けられた第2及び第3の抵抗と、第1の抵抗に接続され、与えられた制御信号に応じて抵抗値が変化する可変抵抗回路とを備えた差動増幅回路を複数個ループ状に接続してなるものとする。
これらによると、リング発振器を構成する各差動増幅回路には第1の電圧ノードに接続された第1の抵抗に流れる電流が供給される。すなわち、電流バイアス源としてのトランジスタを特に設ける必要はなく、第1の抵抗のみの簡単な構成で各差動増幅回路の電流源が構成される。さらに、受動回路の負荷特性を適宜変化させることにより、当該リング発振器の発振周波数を微調整することができ、製造バラツキに起因する発振周波数のブレを補正して高精度の発振信号を生成することができる。
また、リング発振器として、ダイオード接続されたトランジスタ及び当該トランジスタに接続された抵抗を有し、当該抵抗に流れる電流を当該トランジスタによって電圧に変換する電流電圧変換回路を備え、さらに、第1及び第2のトランジスタからなる差動トランジスタ対と、電流電圧変換回路から供給された電圧を電流に変換し、当該電流を第1及び第2のトランジスタの接続点に供給する電圧電流変換回路と、第1及び第2のトランジスタのそれぞれと所定の電圧ノードとの間に設けられた第1及び第2の抵抗とを備えた差動増幅回路を複数個ループ状に接続してなるものとする。ここで、電圧電流変換回路は、電流電圧変換回路におけるトランジスタとカレントミラー接続された複数のトランジスタを有し、与えられた制御信号に応じて当該カレントミラー比を変化させるものとする。
これによると、電圧電流変換回路によって内部抵抗の大きな電流源が僅かな回路面積で実現されるため、当該リング発振器の回路規模及び消費電力の低減が図れる。さらに、電圧電流変換回路の供給電流量を適宜変化させることにより、当該リング発振器の発振周波数を微調整することができ、製造バラツキに起因する発振周波数のブレを補正して高精度の発振信号を生成することができる。
また、リング発振器として、第1及び第2のトランジスタからなる差動トランジスタ対と、第1及び第2のトランジスタのそれぞれに接続され、第1及び第2のトランジスタとそれぞれ相補的に動作する第3及び第4のトランジスタと、第1及び第3のトランジスタの接続点と第2及び第4のトランジスタの接続点との間に設けられた抵抗と、当該抵抗に接続され、与えられた制御信号に応じて負荷特性が変化する受動回路とを備えた差動増幅回路を複数個ループ状に接続してなるものとする。
また、リング発振器として、第1及び第2のトランジスタからなる差動トランジスタ対と、一端が第1及び第2のトランジスタの接続点に接続され、他端が所定の電圧ノードに接続された第1の抵抗と、第1及び第2のトランジスタのそれぞれに接続され、第1及び第2のトランジスタとそれぞれ相補的に動作する第3及び第4のトランジスタと、第1及び第3のトランジスタの接続点と第2及び第4のトランジスタの接続点との間に設けられた第2の抵抗と、第1の抵抗に接続され、与えられた制御信号に応じて抵抗値が変化する可変抵抗回路とを備えた差動増幅回路を複数個ループ状に接続してなるものとする。
これらによると、前記第1及び第3のトランジスタの接続点と前記第2及び第4のトランジスタの接続点との間に設けられた抵抗に流れる電流の向きが逆転制御されることによって各差動増幅回路の出力差動信号が生成される。すなわち、出力差動信号生成のために必要となる抵抗の数が少なくて済む。さらに、受動回路又は可変抵抗回路の負荷特性又は抵抗値を適宜変化させることにより、当該リング発振器の発振周波数を微調整することができ、製造バラツキに起因する発振周波数のブレを補正して高精度の発振信号を生成することができる。
また、リング発振器として、ダイオード接続されたトランジスタ及び当該トランジスタに接続された抵抗を有し、当該抵抗に流れる電流を当該トランジスタによって電圧に変換する電流電圧変換回路を備え、さらに、第1及び第2のトランジスタからなる差動トランジスタ対と、電流電圧変換回路から供給された電圧を電流に変換し、当該電流を第1及び第2のトランジスタの接続点に供給する電圧電流変換回路と、第1及び第2のトランジスタのそれぞれに接続され、第1及び第2のトランジスタとそれぞれ相補的に動作する第3及び第4のトランジスタと、第1及び第3のトランジスタの接続点と第2及び第4のトランジスタの接続点との間に設けられた抵抗とを備えた差動増幅回路を複数個ループ状に接続してなるものとする。ここで、電圧電流変換回路は、電流電圧変換回路におけるトランジスタとカレントミラー接続された複数のトランジスタを有し、与えられた制御信号に応じて当該カレントミラー比を変化させるものとする。
これによると、電圧電流変換回路によって内部抵抗の大きな電流源が僅かな回路面積で実現され、さらに、出力差動信号生成のために必要となる抵抗の数が少なくて済むため、当該リング発振器の回路規模をより一層低減することができる。さらに、電圧電流変換回路の供給電流量を適宜変化させることにより、当該リング発振器の発振周波数を微調整することができ、製造バラツキに起因する発振周波数のブレを補正して高精度の発振信号を生成することができる。
また、リング発振器として、複数の差動増幅回路がループ状に接続されてなる発振部と、発振部から出力された差動信号を受け、これを増幅して単信号を出力する第1の増幅器と、第1の増幅器の出力信号を受け、これに含まれる直流成分を遮断する直流遮断回路と、直流遮断回路の出力信号を受け、これを所定の振幅にまで増幅する第2の増幅器とを備えたものとする。
これによると、発振信号の振幅が微少、かつ、振幅中心が電源電圧の1/2よりもずれていても、電源電圧の1/2を中心として電源電圧と接地電圧との間で最大限に振動する信号を生成することができる。これにより、電源電圧に依存せずに安定した発振信号を供給するリング発振器を比較的簡単な回路構成で実現することができる。
一方、本発明が講じた手段は、半導体集積回路として、上記のいずれかのリング発振器と、基準信号とリング発振器の出力信号との位相を比較する位相比較器と、位相比較の結果に基づいてカウントアップ動作又はカウントダウン動作をするカウンタであって、カウント開始が指示されたとき、初期値からカウント動作を開始する一方、カウント停止が指示されたとき、そのときのカウント値を維持するカウンタと、カウンタのカウント値に対応した制御信号を生成する制御信号生成部とを備えたものとする。
これによると、リング発振器の製造バラツキに起因する発振周波数のブレを自動的に補正することができる。
好ましくは、上記の半導体集積回路は、カウンタに対してカウント開始及びカウント停止の指示をする一方、カウンタのカウント動作が停止しているときにカウンタと内部又は外部のメモリとの間でカウント値の授受を行う制御部を備えているものとする。
これによると、リング発振器の発振周波数のブレを補正するためのパラメータが個々の製品ごとに保存されるため、たとえ製造バラツキがあってもどのリング発振器も均一な高精度の発振信号を生成することができる。したがって、リング発振器を備えた半導体集積回路の歩留まりを向上することができる。
以上説明したように、本発明によると、電源電圧や周辺温度などの変動に対するロバスト性に優れ、かつ、十分な発振周波数精度が得られるリング発振器が比較的簡単な構成で実現できる。さらに、製造バラツキに起因するリング発振器の発振周波数のブレを補正することができる。これにより、当該リング発振器を内蔵したマイクロコンピュータなどの電子機器の低消費電力化が可能となる。また、外部水晶発振器を特に設けなくてもよくなるため、システム全体としてのコストダウンが可能となるほか、当該リング発振器を内蔵した各種電子機器において外部発振信号を受けるための発振端子が不要となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るリング発振器の構成を示す。本リング発振器は、3個の差動増幅回路10Aをループ状に接続して構成したものである。各差動増幅回路10Aは、差動トランジスタ対11、抵抗12、13及び14、及び受動回路13’及び14’を備えている。差動トランジスタ対11は、ソースどうしが接続され、ゲートに差動信号が与えられるPMOSトランジスタ111及び112から構成されている。抵抗12の一端はPMOSトランジスタ111及び112の接続点に接続され、他端は電源電圧ノードに接続されている。抵抗13の一端はPMOSトランジスタ111のドレインに接続され、他端は接地ノードに接続されている。抵抗14の一端はPMOSトランジスタ112のドレインに接続され、他端は接地ノードに接続されている。受動回路13’及び14’は、それぞれ、抵抗13及び14に並列に接続されている。受動回路13’及び14’は、いずれも、nビットの制御信号CTLに応じて負荷特性が変化する。
次に、図2を参照しながら差動増幅回路10Aにおける遅延時間について説明する。抵抗12に流れる電流をI、抵抗13及び受動回路13’からなる回路部分及び抵抗14及び受動回路からなる回路部分の抵抗値をRとすると、差動増幅回路10Aの発振振幅はI×Rで表される。ここで、両回路部分における容量素子又は寄生容量の容量値をCとすると、差動増幅回路10Aから出力される差動信号は、
f(t)=I/C×exp(−t/C/R)
で表される。ここで、差動増幅回路10Aにおける遅延時間τは、出力差動信号f(t)がI×Rとなる時間で決定される。この条件から、遅延時間τは、
τ=2log(1/C/R)×CR
で表される。すなわち、差動増幅回路10Aにおける遅延時間τは、抵抗12に流れる電流Iとは無関係に抵抗13及び受動回路13’からなる回路部分及び抵抗14及び受動回路からなる回路部分の抵抗値R及び容量値Cから決定されることとなる。これは、各差動増幅回路10Aで抵抗12に流れる電流にバラツキがあっても本リング発振器の発振周波数は影響を受けないことを意味する。換言すると、差動トランジスタ対11に供給される電流は特に高精度なものでなくてもよいことを意味する。したがって、本実施形態のように、特にバイアス回路を設けることなく電源電圧ノードに抵抗12を接続しただけの簡易な構成で差動トランジスタ対11の電流源の構成が可能となる。
本リング発振器の発振周期は6τ、すなわち、発振周波数はτ/6となるが、制御信号CTLを変化させることで発振周波数の調整が可能である。図3は、受動回路13’及び14’を可変抵抗回路で構成した例を示す。当該構成によると、nビットの制御信号CTLに応じてスイッチングトランジスタがオン/オフ動作をすることにより抵抗素子の並列接続段数が変化し、これに応じて回路全体としての抵抗値が変化する。また、図4は、受動回路13’及び14’を可変容量回路で構成した例を示す。当該構成によると、nビットの制御信号CTLに応じてスイッチングトランジスタがオン/オフ動作をすることにより容量素子の並列接続段数が変化し、これに応じて回路全体としての容量値が変化する。具体的には、受動回路13’及び14’の容量値を大きくすると、本リング発振器の発振周波数は遅くなる。
なお、可変抵抗回路又は可変容量回路における複数の抵抗又は容量の電気特性は同じであっても異なっていてもいずれでもよい。これらの抵抗値又は容量値が互いに等しければ、受動回路13’及び14’の抵抗値又は容量値はn段階で変化する。一方、これらの抵抗値又は容量値が互いに異なっていれば、受動回路13’及び14’の抵抗値又は容量値は2の整数ベキ倍(2)段階で変化する。
以上、本実施形態によると、電源電圧や温度の変動などに影響を受けることなく安定的に発振することが可能なリング発振器を比較的簡単な構成で実現することができる。また、受動回路の抵抗値又は容量値を適宜調整することで、リング発振器の発振周波数を調整することができ、製造バラツキを補償して歩留まりを向上することができる。
なお、抵抗12、13及び14は、いずれも温度変動に対して負性の特性を有する負性抵抗素子であることが好ましい。これにより、本リング発振器の温度変動に対するロバスト性を向上させることができる。
また、差動増幅回路10Aの接続個数は3個に限られず、任意の個数を接続すればよい。具体的には、差動増幅回路10Aの個数が増えるにつれ、リング発振器の発振周波数は遅くなる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係るリング発振器の構成を示す。本リング発振器は、3個の差動増幅回路10Bをループ状に接続して構成したものである。各差動増幅回路10Bは、図1に示した差動増幅回路10Aにおける受動回路13’及び14’を省略して、抵抗12に並列に受動回路12’を設けた構成となっている。
受動回路12’は、図3に示した可変抵抗回路で構成可能である。可変抵抗回路で構成された受動回路12’を抵抗12に並列に接続することでこれらの合成抵抗値は小さくなるため、抵抗13及び14への電流供給能力が上がり、本リング発振器の発振周波数は速くなる。さらに、受動回路12’の抵抗値を小さくすると、本リング発振器の発振周波数はより速くなる。また、受動回路12’の抵抗値を変化させることにより、本リング発振器の発振振幅を調整可能である。
以上、本実施形態によると、電源電圧や温度の変動などに影響を受けることなく安定的に発振することが可能なリング発振器を比較的簡単な構成で実現することができる。また、受動回路の抵抗値を適宜調整することで、リング発振器の発振周波数を調整することができ、製造バラツキを補償して歩留まりを向上することができる。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に係るリング発振器の構成を示す。本リング発振器は、3個の差動増幅回路10Cをループ状に接続して構成したものである。各差動増幅回路10Cは、図1に示した差動増幅回路10Aにおける抵抗13及び受動回路13’からなる回路部分及び抵抗14及び受動回路14’からなる回路部分のそれぞれに代えてNMOSトランジスタ15及び16を備えた構成となっている。さらに、各差動増幅回路10Cは、一端がPMOSトランジスタ111とNMOSトランジスタ15との接続点に接続され、他端がPMOSトランジスタ112とNMOSトランジスタ16との接続点に接続された抵抗17及び受動回路17’を備えている。
NMOSトランジスタ15のゲート及びPMOSトランジスタ111のゲートには同じ信号が与えられる。同様に、NMOSトランジスタ16のゲート及びPMOSトランジスタ112のゲートには同じ信号が与えられる。この構成によると、PMOSトランジスタ111及び112にそれぞれハイレベル及びローレベルの信号が入力されているとき、PMOSトランジスタ112及びNMOSトランジスタ15がターンオンし、抵抗17及び受動回路17’には左向きの電流が流れる。一方、PMOSトランジスタ111及び112にそれぞれローレベル及びハイレベルの信号が入力されているとき、PMOSトランジスタ111及びNMOSトランジスタ16がターンオンし、抵抗17及び受動回路17’には右向きの電流が流れる。すなわち、抵抗17及び受動回路17’に流れる電流の向きが逆転制御されることによって出力差動信号が生成される。
受動回路17’は、図3に示した可変抵抗回路又は図4に示した可変容量回路で構成可能である。具体的には、受動回路17’の容量値を大きくすると、本リング発振器の発振周波数は遅くなる。
以上、本実施形態によると、第1の実施形態に係るリング発振器よりも抵抗及び受動回路の個数が少なくて済むため、回路規模をより小さくすることができる。
なお、抵抗17は、温度変動に対して負性の特性を有する負性抵抗素子であることが好ましい。これにより、本リング発振器の温度変動に対するロバスト性を向上させることができる。
(第4の実施形態)
図7は、第4の実施形態に係るリング発振器の構成を示す。本リング発振器は、3個の差動増幅回路10Dをループ状に接続して構成したものである。各差動増幅回路10Dは、図6に示した差動増幅回路10Cにおける受動回路17’を省略して、抵抗12に並列に受動回路12’を設けた構成となっている。
受動回路12’は、図3に示した可変抵抗回路で構成可能である。可変抵抗回路で構成された受動回路12’を抵抗12に並列に接続することでこれらの合成抵抗値は小さくなるため、抵抗17への電流供給能力が上がり、本リング発振器の発振周波数は速くなる。さらに、受動回路12’の抵抗値を小さくすると、本リング発振器の発振周波数はより速くなる。また、受動回路12’の抵抗値を変化させることにより、本リング発振器の発振振幅を調整可能である。
以上、本実施形態によると、第2の実施形態に係るリング発振器よりも抵抗及び受動回路の個数が少なくて済むため、回路規模をより小さくすることができる。
(第5の実施形態)
図8は、第5の実施形態に係るリング発振器の構成を示す。本リング発振器は、3個の差動増幅回路10Eをループ状に接続して構成したものである。各差動増幅回路10Eは、図5に示した差動増幅回路10Bにおける抵抗12及び受動回路12’からなる回路部分に代えて電圧電流変換回路18(以下、VI変換回路18と称する。)を備えた構成となっている。また、本リング発振器は電流電圧変換回路20(以下、IV変換回路20と称する。)を備えている。IV変換回路20は、ダイオード接続されたPMOSトランジスタ21及びこれに接続された抵抗22を備えている。そして、抵抗22に流れる電流がPMOSトランジスタ21によって電圧に変換されて出力される。
VI変換回路18は、IV変換回路20から供給された電圧を電流に変換し、当該電流をPMOSトランジスタ111及び112の接続点に供給する。具体的には、VI変換回路18は、PMOSトランジスタ21とカレントミラー接続された複数のPMOSトランジスタで構成されている。図9は、VI変換回路18の構成例を示す。当該構成によると、nビットの制御信号CTLに応じてスイッチングトランジスタがオン/オフ動作をすることによりPMOSトランジスタの並列接続段数が変化し、これに応じてカレントミラー比が変化する。具体的には、PMOSトランジスタの並列接続段数を多くする、すなわち、カレントミラー比を大きくすると、差動増幅回路10Eに供給される電流が大きくなり、本リング発振器の発振振幅は大きくなる。
なお、VI変換回路18における複数のPMOSトランジスタの電気特性は同じであっても異なっていてもいずれでもよい。これらの電気特性が互いに等しければ、VI変換回路18の供給電流量はn段階で変化する。一方、これらの電気特性が互いに異なっていれば、VI変換回路18の供給電流量は2の整数ベキ倍(2)段階で変化する。
第1から第4の実施形態では、差動増幅回路の消費電力を低減するには抵抗12の抵抗値を十分に大きなものにする必要があるが、これは回路規模増大の要因となる。これに対して、本実施形態では、比較的小さな回路規模で差動増幅回路に大電流を供給することができる。
(第6の実施形態)
図10は、第6の実施形態に係るリング発振器の構成を示す。本リング発振器は、3個の差動増幅回路10Fをループ状に接続して構成したものである。各差動増幅回路10Fは、図8に示した差動増幅回路10Eにおける抵抗13及び14に代えてNMOSトランジスタ15及び16を備え、さらに、一端がPMOSトランジスタ111とNMOSトランジスタ15との接続点に接続され、他端がPMOSトランジスタ112とNMOSトランジスタ16との接続点に接続された抵抗17を備えた構成となっている。各トランジスタのスイッチング動作及びそれに伴い抵抗17に流れる電流の向きについては、第3の実施形態に関して説明したとおりである。
以上、本実施形態によると、第5の実施形態に係るリング発振器よりも抵抗及び受動回路の個数が少なくて済むため、回路規模をより小さくすることができる。
なお、上記の各実施形態において、差動トランジスタ対11を2個のNMOSトランジスタで構成するように変更してもよい。また、差動トランジスタ対11をPNP型又はNPN型のバイポーラトランジスタで構成するように変更してもよい。これらの変更を加えても、本発明が奏する効果は何ら損なわれない。
また、上記の各実施形態において、受動回路12’、13’、14’及び17’は、抵抗12、13、14及び17に直列に接続してもよい。
(第7の実施形態)
図11は、第7の実施形態に係るリング発振器の構成を示す。本リング発振器は、複数の差動増幅回路(不図示)がループ状に接続されてなる発振部100、増幅器101、直流遮断回路102及び増幅器103を備えている。発振部100は、第1から第6の実施形態のいずれかに係るリング発振器であってもよい。
増幅器101は、発振部100から出力された差動信号S1を受け、これを増幅して発振信号S2を出力する。直流遮断回路102は、発振信号S2を受け、これに含まれる直流成分を遮断して信号S3を出力する。直流遮断回路102は、例えば、容量で構成可能である。増幅器103は、信号S3を受け、これを増幅して、電源電圧VDDと接地電圧VSSとの間で最大限に振動する信号S4を出力する。増幅器103は、例えば、抵抗によって負帰還がかけられたインバータ回路で構成可能である。
以上、本実施形態によると、発振信号の振幅が微少、かつ、振幅中心が電源電圧の1/2よりもずれていても、電源電圧の1/2を中心として電源電圧と接地電圧との間で最大限に振動する信号を生成することができる。これにより、電源電圧に依存せずに安定した発振信号を供給するリング発振器を比較的簡単な回路構成で実現することができる。
(第8の実施形態)
図12は、第8の実施形態に係る電子機器の構成を示す。本電子機器は、リング発振器200、位相比較器201、カウンタ202、制御信号生成部203、CPU204、メモリ301及びRF回路302を備えている。
リング発振器200は、第1から第6の実施形態のいずれかに係るものであり、クロック信号CLKを出力する。位相比較器201は、与えられた基準信号REFとクロック信号CLKとの位相を比較し、その比較結果を表す信号RLTを出力する。カウンタ202は信号RLTに基づいてカウントアップ動作又はカウントダウン動作をする。特に、カウンタ202は、カウント開始が指示されると初期値からカウント動作を開始し、カウント停止が指示されるとそのときのカウント値を維持する。制御信号生成部203は、カウンタ202のカウント値を表す信号CNTを受け、この信号CNTに基づいてnビットの制御信号CTLを生成し、これをリング発振器200に与える。リング発振器200の発振周波数又は発振振幅が制御信号CTLにより制御可能であることは上述したとおりである。
上記の構成によると、クロック信号CLKと基準信号REFとが同位相となるまでカウンタ202はカウントアップ動作又はカウントダウン動作を続け、位相が揃う辺りでカウントアップ動作とカウントダウン動作とが均衡した状態となる。すなわち、カウンタ202のカウント値は初期値からスタートして基準信号REFによって一意に決まる値に収束する。図13は、10ビットで表されるカウント値の収束の様子を示す。時刻T0でカウンタ202が初期値“0x000”からカウントアップ動作又は初期値“0x3FF”からカウントダウン動作を開始した後、カウント値は増加又は減少を続け、ある程度の時間経過後に、カウント値は収束値近傍の値kと値k−1とを交互に繰り返すようになる。このようにカウント値が収束した状態においては、クロック信号CLKの周波数は基準信号の周波数(例えば、16MHz)と等しくなっている。したがって、リング発振器の製造バラツキに起因してその発振周波数にブレがあっても、上記のフィードバック系の働きにより極めて高精度のクロック信号を生成することができる。なお、カウンタ202は、例えば“0x200”などの中間値を初期値としてカウント動作を開始してもよい。
図12に戻り、CPU204は、カウンタ202に対してカウント開始及び停止の指示をする。このほか、CPU204は、カウンタ202のカウント値をメモリ301に格納しておき、後ほどメモリ301からそのカウント値を読み出してカウンタ202に与える。この場合、カウンタ202は、CPU204から与えられたカウント値を維持する。例えば、リング発振器200の製造時にその発振周波数が基準信号REFの周波数と等しくなるように調整(トリミング)し、そのときに得られたカウント値をメモリ301に記憶しておく。そして、リング発振器200の通常動作時にメモリ301に格納された値を読み出してそれをカウンタ202のカウント値として設定することで高精度のクロック信号CLKを得ることができる。
RF回路302は、クロック信号CLKを受けて動作し、無線信号を出力する。RF回路302は、例えば、自動車のドアを施錠及び解錠するリモートキーレスエントリーシステムにおけるRFトランスミッタとして使用可能である。
次に、CPU204によるリング発振器200のトリミング制御及び通常動作制御について図14のフローチャートを参照しながら説明する。まず、ステップS11において、トリミングモード及び通常動作モードのいずれであるかが判定される。この判定は、例えば、リング発振器200が実装された半導体集積回路における動作モード選択用の端子の状態を判定することによって実現可能である。例えば、CPU204は、PORT00の値を読んでそれが“0”であればトリミングモードと、“1”であれば通常動作モードと判定する。
トリミングモードが選択されている場合(ステップS11のYES肢)、カウンタ202を初期化して(ステップS12)カウント値を初期値に設定した後、位相比較器201によって基準信号REFとクロック信号CLKとの位相が比較される(ステップS13)。そして、クロック信号CLKの周波数f(CLK)が基準信号REFの周波数f(REF)よりも大きければ(ステップS14のYES肢)、カウンタ202のカウント値をデクリメントして(ステップS15)クロック信号CLKの周波数を下げる。一方、周波数f(CLK)が周波数f(REF)よりも小さければ(ステップS14のNO肢)、カウンタ202のカウント値をインクリメントして(ステップS16)クロック信号CLKの周波数を上げる。
その後、カウント値が収束したか否かが判定される(ステップS17)。カウント値が収束していない場合(ステップS17のNO肢)、ステップS12に戻り、上記の各ステップを繰り返す。カウント値の収束の判定は、実際にカウント値を監視することによって行ってもよい。また、上述したようにカウント値はある程度の時間が経過することで所定値に収束するため、所定時間(例えば、1ms)の経過を待ってカウント値が収束したものと判定するようにしてもよい。
カウント値が収束すると、カウンタ202においてそのカウント値が維持される(ステップS18)。さらに、CPU204によって、カウンタ202からカウント値が読み出され、メモリ301に格納される(ステップS19)。以上の処理フローにより、リング発振器200のトリミングが完了する。
一方、リング発振器200が通常動作モードで動作する場合(ステップS11のNO肢)、CPU204によってメモリ301に格納されている値が読み出される(ステップS20)。そして、その読み出された値は、カウンタ202に与えられ、カウンタ202はその値をカウント値として維持する(ステップS21)。これにより、トリミングにおいて得られたカウント値がカウンタ202に復元され、リング発振器200は、所望の周波数のクロック信号CLKを発振することができる。
以上、本実施形態によると、製造バラツキに起因するリング発振器の発振周波数のブレを自動的に補正することができる。さらに、その補正値をメモリに格納しておくことで、通常動作モードに即座に所望周波数のクロック信号を得ることができる。また、電子機器に耐ノイズ性に優れたリング発振器を内蔵することで、外部水晶発振器などから供給されるクロック信号を受けるための発振端子をなくすことができる。
なお、本発明は、RF回路を備えた通信機器に限られず、クロック信号を受けて動作するマイクロコンピュータなどの電子機器一般に適用可能である。
(第9の実施形態)
図15は、第9の実施形態に係る電子機器の構成を示す。本電子機器は、図12に示した電子機器におけるCPU204をPLC(プログラマブルロジックコントローラ)205に置き換えた構成をしている。第8の実施形態はCPU204によってリング発振器200のトリミング制御及び通常動作制御を行うソフトウェア制御方式であるのに対して、本実施形態はPLC205によってこれら制御を行うハードウェア制御方式である。以下、第8の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
PLC205は、信号TRM、WRC及びRECによってカウンタ202の動作を制御し、信号WRM及びREMによってメモリ301の動作を制御する。信号TRMがアクティブ(例えば、論理値“1”)のとき、カウンタ202はカウントアップ動作又はカウントダウン動作をしてリング発振器200のトリミングを実施する。一方、信号TRMがインアクティブ(例えば、論理値“0”)のとき、カウンタ202はカウント動作を停止してカウント値を維持する。信号REC及びWRMがアクティブのとき、カウンタ202はカウント値をデータ線RDに出力し、メモリ301はデータ線RDに出力された値を格納する。信号WRC及びREMがアクティブのとき、メモリ301は格納している値をデータ線WDに出力し、カウンタ202はデータ線WDに出力された値を受けてこれをカウント値として維持する。
PLC205によるリング発振器200のトリミング制御及び通常動作制御は図14を参照して説明したのと同様である。なお、ステップS11からS17まではPLC205から出力される各種信号は(TRM,WRC,REC,WRM,REM)=(1,0,0,0,0)となり、ステップS18及びS19では(TRM,WRC,REC,WRM,REM)=(0,0,1,1,0)となり、ステップS20及びS21では(TRM,WRC,REC,WRM,REM)=(0,1,0,0,1)となる。
なお、第8及び第9の実施形態に係る電子機器の各構成要素は一の半導体集積回路に実装可能である。また、図16(a)に示したように、メモリ301及びRF回路302以外を半導体集積回路300Aに実装し、インタフェース310及び320を介して半導体集積回路300Aとメモリ301及びRF回路302とを接続するようにしてもよい。また、図16(b)に示したように、メモリ301以外を半導体集積回路300Bに実装し、インタフェース310を介して半導体集積回路300Bとメモリ301とを接続するようにしてもよい。また、図16(c)に示したように、RF回路302以外を半導体集積回路300Cに実装し、インタフェース320を介して半導体集積回路300CとRF回路302とを接続するようにしてもよい。
本発明に係るリング発振器は、比較的簡単な構成で十分な発振周波数精度が得られ、さらに発振周波数のブレを補正できるため、マイクロコンピュータや通信装置などの高精度の動作クロック信号の供給源として有効である。
第1の実施形態に係るリング発振器の構成図である。 図1に示した差動増幅回路における遅延時間を説明するための図である。 可変抵抗回路で構成された受動回路の構成図である。 可変容量回路で構成された受動回路の構成図である。 第2の実施形態に係るリング発振器の構成図である。 第3の実施形態に係るリング発振器の構成図である。 第4の実施形態に係るリング発振器の構成図である。 第5の実施形態に係るリング発振器の構成図である。 電流電圧変換回路の構成図である。 第6の実施形態に係るリング発振器の構成図である。 第7の実施形態に係るリング発振器の構成図である。 第8の実施形態に係る電子機器の構成図である。 カウント値の収束の様子を示すグラフである。 リング発振器のトリミング制御及び通常動作制御のフローチャートである。 第9の実施形態に係る電子機器の構成図である。 本発明に係る電子機器の各種実装形態を示す図である。
符号の説明
10A−10F 差動増幅回路
11 差動トランジスタ対
111 PMOSトランジスタ(第1のトランジスタ)
112 PMOSトランジスタ(第2のトランジスタ)
12 抵抗(第1の抵抗)
12’ 可変抵抗回路
13 抵抗(第2の抵抗、第1の抵抗)
13’ 受動回路(第1の受動回路)
14 抵抗(第3の抵抗、第2の抵抗)
14’ 受動回路(第2の受動回路)
15 NMOSトランジスタ(第3のトランジスタ)
16 NMOSトランジスタ(第4のトランジスタ)
17 抵抗
17’ 受動回路
18 電圧電流変換回路
20 電流電圧変換回路
21 PMOSトランジスタ(トランジスタ)
22 抵抗
100 発振部
101 増幅器(第1の増幅器)
102 直流遮断回路
103 増幅器(第2の増幅器)
200 リング発振器
201 位相比較器
202 カウンタ
203 制御信号生成部
204 CPU(制御部)
205 PLC(制御部)
300A−300C 半導体集積回路
301 メモリ
302 RF回路
310 インタフェース(第1のインタフェース)
320 インタフェース(第2のインタフェース)

Claims (31)

  1. 複数の差動増幅回路がループ状に接続されてなるリング発振器であって、
    前記複数の差動増幅回路のそれぞれは、
    第1及び第2のトランジスタからなる差動トランジスタ対と、
    一端が前記第1及び第2のトランジスタの接続点に接続され、他端が第1の電圧ノードに接続された第1の抵抗と、
    前記第1及び第2のトランジスタのそれぞれと第2の電圧ノードとの間に設けられた第2及び第3の抵抗と、
    前記第2及び第3の抵抗のそれぞれに接続され、与えられた制御信号に応じて負荷特性が変化する第1及び第2の受動回路とを備えたものである
    ことを特徴とするリング発振器。
  2. 請求項1に記載のリング発振器において、
    前記第1及び第2の受動回路は、いずれも前記制御信号に応じて抵抗値が変化する可変抵抗回路である
    ことを特徴とするリング発振器。
  3. 請求項1に記載のリング発振器において、
    前記第1及び第2の受動回路は、いずれも前記制御信号に応じて容量値が変化する可変容量回路である
    ことを特徴とするリング発振器。
  4. 請求項1に記載のリング発振器において、
    前記第1から第3の抵抗は、いずれも温度補償用の負性抵抗素子である
    ことを特徴とするリング発振器。
  5. 複数の差動増幅回路がループ状に接続されてなるリング発振器であって、
    前記複数の差動増幅回路のそれぞれは、
    第1及び第2のトランジスタからなる差動トランジスタ対と、
    一端が前記第1及び第2のトランジスタの接続点に接続され、他端が第1の電圧ノードに接続された第1の抵抗と、
    前記第1及び第2のトランジスタのそれぞれと第2の電圧ノードとの間に設けられた第2及び第3の抵抗と、
    前記第1の抵抗に接続され、与えられた制御信号に応じて抵抗値が変化する可変抵抗回路とを備えたものである
    ことを特徴とするリング発振器。
  6. 請求項5に記載のリング発振器において、
    前記第1から第3の抵抗は、いずれも温度補償用の負性抵抗素子である
    ことを特徴とするリング発振器。
  7. 複数の差動増幅回路がループ状に接続されてなるリング発振器であって、
    ダイオード接続されたトランジスタ及び当該トランジスタに接続された抵抗を有し、当該抵抗に流れる電流を当該トランジスタによって電圧に変換する電流電圧変換回路を備え、
    前記複数の差動増幅回路のそれぞれは、
    第1及び第2のトランジスタからなる差動トランジスタ対と、
    前記電流電圧変換回路から供給された電圧を電流に変換し、当該電流を前記第1及び第2のトランジスタの接続点に供給する電圧電流変換回路と、
    前記第1及び第2のトランジスタのそれぞれと所定の電圧ノードとの間に設けられた第1及び第2の抵抗とを備えたものであり、
    前記電圧電流変換回路は、前記電流電圧変換回路におけるトランジスタとカレントミラー接続された複数のトランジスタを有し、与えられた制御信号に応じて当該カレントミラー比を変化させる
    ことを特徴とするリング発振器。
  8. 請求項7に記載のリング発振器において、
    前記第1及び第2の抵抗は、いずれも温度補償用の負性抵抗素子である
    ことを特徴とするリング発振器。
  9. 複数の差動増幅回路がループ状に接続されてなるリング発振器であって、
    前記複数の差動増幅回路のそれぞれは、
    第1及び第2のトランジスタからなる差動トランジスタ対と、
    前記第1及び第2のトランジスタのそれぞれに接続され、前記第1及び第2のトランジスタとそれぞれ相補的に動作する第3及び第4のトランジスタと、
    前記第1及び第3のトランジスタの接続点と前記第2及び第4のトランジスタの接続点との間に設けられた抵抗と、
    前記抵抗に接続され、与えられた制御信号に応じて負荷特性が変化する受動回路とを備えたものである
    ことを特徴とするリング発振器。
  10. 請求項9に記載のリング発振器において、
    前記受動回路は、前記制御信号に応じて抵抗値が変化する可変抵抗回路である
    ことを特徴とするリング発振器。
  11. 請求項9に記載のリング発振器において、
    前記受動回路は、前記制御信号に応じて容量値が変化する可変容量回路である
    ことを特徴とするリング発振器。
  12. 請求項9に記載のリング発振器において、
    前記抵抗は、温度補償用の負性抵抗素子である
    ことを特徴とするリング発振器。
  13. 複数の差動増幅回路がループ状に接続されてなるリング発振器であって、
    前記複数の差動増幅回路のそれぞれは、
    第1及び第2のトランジスタからなる差動トランジスタ対と、
    一端が前記第1及び第2のトランジスタの接続点に接続され、他端が所定の電圧ノードに接続された第1の抵抗と、
    前記第1及び第2のトランジスタのそれぞれに接続され、前記第1及び第2のトランジスタとそれぞれ相補的に動作する第3及び第4のトランジスタと、
    前記第1及び第3のトランジスタの接続点と前記第2及び第4のトランジスタの接続点との間に設けられた第2の抵抗と、
    前記第1の抵抗に接続され、与えられた制御信号に応じて抵抗値が変化する可変抵抗回路とを備えたものである
    ことを特徴とするリング発振器。
  14. 請求項13に記載のリング発振器において、
    前記第1及び第2の抵抗は、いずれも温度補償用の負性抵抗素子である
    ことを特徴とするリング発振器。
  15. 複数の差動増幅回路がループ状に接続されてなるリング発振器であって、
    ダイオード接続されたトランジスタ及び当該トランジスタに接続された抵抗を有し、当該抵抗に流れる電流を当該トランジスタによって電圧に変換する電流電圧変換回路を備え、
    前記複数の差動増幅回路のそれぞれは、
    第1及び第2のトランジスタからなる差動トランジスタ対と、
    前記電流電圧変換回路から供給された電圧を電流に変換し、当該電流を前記第1及び第2のトランジスタの接続点に供給する電圧電流変換回路と、
    前記第1及び第2のトランジスタのそれぞれに接続され、前記第1及び第2のトランジスタとそれぞれ相補的に動作する第3及び第4のトランジスタと、
    前記第1及び第3のトランジスタの接続点と前記第2及び第4のトランジスタの接続点との間に設けられた抵抗とを備えたものであり、
    前記電圧電流変換回路は、前記電流電圧変換回路におけるトランジスタとカレントミラー接続された複数のトランジスタを有し、与えられた制御信号に応じて当該カレントミラー比を変化させる
    ことを特徴とするリング発振器。
  16. 請求項15に記載のリング発振器において、
    前記第1及び第3のトランジスタの接続点と前記第2及び第4のトランジスタの接続点との間に設けられた抵抗は、温度補償用の負性抵抗素子である
    ことを特徴とするリング発振器。
  17. 複数の差動増幅回路がループ状に接続されてなる発振部と、
    前記発振部から出力された差動信号を受け、これを増幅して単信号を出力する第1の増幅器と、
    前記第1の増幅器の出力信号を受け、これに含まれる直流成分を遮断する直流遮断回路と、
    前記直流遮断回路の出力信号を受け、これを所定の振幅にまで増幅する第2の増幅器とを備えた
    ことを特徴とするリング発振器。
  18. 請求項17に記載のリング発振器において、
    前記直流遮断回路は、容量素子である
    ことを特徴とするリング発振器。
  19. 請求項17に記載のリング発振器において、
    前記第2の増幅器は、負帰還制御がかけられたインバータ回路である
    ことを特徴とするリング発振器。
  20. 請求項1、5、7、9、13及び15のいずれか一つに記載のリング発振器と、
    基準信号と前記リング発振器の出力信号との位相を比較する位相比較器と、
    前記位相比較の結果に基づいてカウントアップ動作又はカウントダウン動作をするカウンタであって、カウント開始が指示されたとき、初期値からカウント動作を開始する一方、カウント停止が指示されたとき、そのときのカウント値を維持するカウンタと、
    前記カウンタのカウント値に対応した前記制御信号を生成する制御信号生成部とを備えた
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  21. 請求項20に記載の半導体集積回路において、
    与えられた値を保持する外部のメモリとの間で当該値を入出力する第1のインタフェースと、
    前記カウンタに対してカウント開始及びカウント停止の指示をする一方、前記カウンタのカウント動作が停止しているときに前記カウンタと前記外部のメモリとの間で前記第1のインタフェースを介してカウント値の授受を行う制御部と、
    前記リング発振器の発振信号を外部に出力する第2のインタフェースとを備え、
    前記カウンタは、前記制御部からカウント値が与えられたとき、当該カウント値を維持する
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  22. 請求項20に記載の半導体集積回路において、
    与えられた値を保持する外部のメモリとの間で当該値を入出力するインタフェースと、
    前記カウンタに対してカウント開始及びカウント停止の指示をする一方、前記カウンタのカウント動作が停止しているときに前記カウンタと前記外部のメモリとの間で前記インタフェースを介してカウント値の授受を行う制御部と、
    前記リング発振器の発振信号を受けて動作するRF回路とを備え、
    前記カウンタは、前記制御部からカウント値が与えられたとき、当該カウント値を維持する
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  23. 請求項20に記載の半導体集積回路において、
    与えられた値を保持するメモリと、
    前記カウンタに対してカウント開始及びカウント停止の指示をする一方、前記カウンタのカウント動作が停止しているときに前記カウンタと前記メモリとの間でカウント値の授受を行う制御部とを備え、
    前記カウンタは、前記制御部からカウント値が与えられたとき、当該与えられたカウント値を維持する
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  24. 請求項23に記載の半導体集積回路において、
    前記リング発振器の発振信号を外部に出力するインタフェースを備えた
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  25. 請求項23に記載の半導体集積回路において、
    前記リング発振器の発振信号を受けて動作するRF回路を備えた
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  26. 請求項21、22及び23のいずれか一つに記載の半導体集積回路において、
    前記制御部は、CPUである
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  27. 請求項21、22及び23に記載の半導体集積回路において、
    前記制御部は、PLCである
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  28. 請求項21に記載の半導体集積回路と、
    前記メモリと、
    前記第2のインタフェースから出力された発振信号を受けて動作するRF回路とを備えた
    ことを特徴とする電子機器。
  29. 請求項22に記載の半導体集積回路と、
    前記メモリとを備えた
    ことを特徴とする電子機器。
  30. 請求項24に記載の半導体集積回路と、
    前記インタフェースから出力された発振信号を受けて動作するRF回路とを備えた
    ことを特徴とする電子機器。
  31. 請求項25に記載の半導体集積回路を備えた
    ことを特徴とする電子機器。
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