JP2007303592A - 波動歯車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】すべりによる騒音を抑制し、すべりによる製品寿命の低下を抑制することが可能な波動歯車装置を提供する。
【解決手段】波動歯車装置は、互いに噛み合う可撓性歯車部材3A及び剛性歯車部材と、可撓性歯車部材3Aを撓ませ、噛み合い位置を移動させる波動発生器4Aと、を備え、波動発生器4Aの回転軸を含む断面において、可撓性歯車部材3A及び波動発生器5Aの接触部の長さが、常に波動発生器4Aの幅よりも短くなるように形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、小型、軽量で高精度、高減速比が得られる波動歯車装置に関し、特に運転の静粛さと円滑さが要求されるロボットの関節駆動部、半導体製造装置、精密アクチュエータ用減速機等の自動化機械の分野、宇宙技術の分野での制御機構、駆動機構として好適な波動歯車装置に関する。
一般的に、波動歯車装置は、動力を伝達するための歯車減速装置であり、軽量、コンパクトで複雑な機構、構造を用いることなく高精度、高減速比が得られ、しかもバックラッシが非常に小さい可撓性歯車(フレックススプライン)を備える歯車減速装置として知られている。
従来の波動歯車装置としては、環状の剛性内歯歯車に弾性的な撓み噛み合い式の可撓性外歯歯車を部分的に噛み合わせるとともに、弾性的な可撓性を利用することにより、その噛み合わせ位置を両歯車の歯数差によって円周方向に移動させる波動発生器を備える構造のものが代表的である(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の波動歯車装置100は、図8及び図9に示すように、環状の剛性歯車部材200と、この内側に配置された可撓性外歯歯車300と、この内側にベアリングを介してはめ込まれた楕円形の波動発生器400とを有している。可撓性外歯歯車300は、円筒状の円筒部310と、この円筒部310の基端側に連なる環状のダイアフラム部320と、このダイアフラム部320の中心に一体的に形成されているボス(取付部)330と、円筒部310の先端側の開口端部の外周面に形成された外歯340とを備えている。
波動発生器400が駆動源のモータ回転軸等により回転すると、ベアリングの弾性変形可能な外輪とともに、可撓性外歯歯車300が弾性変形して両歯車の噛み合い位置が円周方向に移動する。一般には、剛性歯車部材200の側が固定部に固定されているので、可撓性外歯歯車300の側のボス(取付部)330から、両歯車の歯数差に応じて大幅に減速された回転が出力される。
可撓性外歯歯車300は、弾性変形を許容する円筒部310と環状のダイアフラム部320とが円筒部310の一方の基端側から半径方向の内側に向かう湾曲部を介して互いに連結されており、このダイアフラム部320の内周縁に一体的に形成された環状のボス(取付部)330と、円筒部310の他方の先端側の開口端部の外周面に形成された外歯340とを備えている。
この従来の波動歯車装置100は、他の形式のインボリュート遊星減速機、サイクロイド遊星減速機等の減速機に比べて、小型軽量で、バックラッシが無いので、精密位置決め用途などに適している。
特開平10−110790号公報(段落0002〜0003、図1、図2)
前記特許文献1に記載の波動歯車装置100は、静粛性が要求されるロボット等の商品へ使用するため、騒音を抑制することが望まれている。しかし、波動歯車装置100は、以下に示すように、騒音を発生してしまう構造となっていた。
すなわち、波動歯車装置100は、その構造上、可撓性歯車部材300と波動発生器400との間にクリアランスがあってはならない。そのため、波動発生器400は、可撓性歯車部材300に軽圧入されている。
しかし、波動発生器400の外周面は楕円形であり、可撓性歯車部材300の内周面は、波動発生器400の回転に伴い、各位置での撓み量が変化する。したがって、可撓性歯車部材300及び波動発生器400の接触部位は、完全な面接触にはならず、図10(a)(b)(c)に示すように、波動発生器400が一回転する間に接触部位の状態が変化する。そのとき、接触部位ですべり現象が発生し、波動発生器400が高速回転すると、その回転周波数に応じた金属のすべり接触音が発生してしまう。
なお、使用した波動歯車装置100を分解すると、可撓性歯車部材300及び波動発生器400の接触部に、使用時間の長短に関係なくすべりの痕が見られる。また、長時間使用した波動歯車装置100では、すべりにより腐食を起こすおそれがある。かかる腐食は、製品寿命の低下につながるおそれがある。
本発明は、前記事情に鑑みて創案されたものであり、すべりによる騒音を抑制し、すべりによる製品寿命の低下を抑制することが可能な波動歯車装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、互いに噛み合う可撓性歯車部材及び剛性歯車部材と、前記可撓性歯車部材を撓ませ、噛み合い位置を移動させる波動発生器と、を備えた波動歯車装置であって、前記波動発生器の回転軸を含む断面において、前記可撓性歯車部材及び前記波動発生器の接触部の長さが、常に前記波動発生器の幅よりも短くなるように形成されていることを特徴とする。
かかる構成によると、可撓性歯車部材と波動発生器との接触面積を小さくすることができる。したがって、可撓性歯車部材と波動発生器との間のすべりによる騒音を抑制し、すべりによる製品寿命の低下を抑制することができる。
また、前記課題を解決するため、本発明は、互いに噛み合う可撓性歯車部材及び剛性歯車部材と、前記可撓性歯車部材を撓ませ、噛み合い位置を移動させる波動発生器と、を備えた波動歯車装置であって、前記可撓性歯車部材及び前記波動発生器の接触部となる面の少なくとも一方が、前記波動発生器の回転軸を含む断面の位置において凸状に形成されていることを特徴とする。
かかる構成によると、可撓性歯車部材と波動発生器との接触面積を小さくすることができる。したがって、可撓性歯車部材と波動発生器との間のすべりを抑制するとともに、すべりによる騒音を抑制し、すべりによる製品寿命の低下を抑制することができる。
また、前記可撓性歯車部材及び前記波動発生器の接触部となる面の少なくとも一方が、前記波動発生器の回転軸を含む断面の位置において円弧状に形成されていることが望ましい。
かかる構成によると、可撓性歯車部材及び波動発生器の接触部の波動発生器の回転軸に沿う方向への移動量を抑制することができる。したがって、可撓性歯車部材と波動発生器との間のすべりをより好適に抑制するとともに、すべりによる騒音をより好適に抑制し、すべりによる製品寿命の低下をより好適に抑制することができる。
また、前記可撓性歯車部材は、外歯歯車であり、前記剛性歯車部材は、内歯歯車であり、前記波動発生器は、楕円形状であり、前記可撓性歯車部材は、外歯が設けられた歯部と、前記歯部に連なる円筒部と、前記円筒部に連なるダイアフラム部と、を備えており、前記波動発生器の接触部となる面が、前記波動発生器の回転軸を含む断面の位置において円弧状に形成されており、その曲率半径Rは、波動発生器の回転軸を含む断面における波動発生器の幅をB、波動発生器の長径の1/2をa、真円形時の可撓性歯車部材の半径をdとしたとき、
0<R≦B/(2・sinθ) …式(1)
θ=a・tan{(a−d)/H} …式(2)
と設定されていることが望ましい。
かかる構成によると、可撓性歯車部材及び波動発生器の接触部の波動発生器の回転軸に沿う方向への移動量をさらに抑制することができる。したがって、可撓性歯車部材と波動発生器との間のすべりをさらに好適に抑制するとともに、すべりによる騒音をさらに好適に抑制し、すべりによる製品寿命の低下をさらに好適に抑制することができる。
また、前記課題を解決するため、互いに噛み合う可撓性歯車部材及び剛性歯車部材と、前記可撓性歯車部材を撓ませ、噛み合い位置を移動させる波動発生器と、を備えた波動歯車装置であって、前記可撓性歯車部材の前記波動発生器と対向する周面に形成された第一の凹部と、前記波動発生器の前記可撓性歯車部材と対向する周面に形成された第二の凹部と、前記第一の凹部及び前記第二の凹部に回転可能に挟まれた転動体と、を備え、前記第一の凹部及び前記第二の凹部の少なくとも一方が、周方向に延びる溝部であり、前記波動発生器は、前記転動体を介して前記可撓性部材を撓ませることを特徴とする。
かかる構成によると、転動体を用いていることにより、すべりが発生するおそれがある部位の接触面積を小さくすることができる。したがって、可撓性歯車部材と波動発生器との間のすべりを抑制するとともに、すべりによる騒音を抑制し、すべりによる製品寿命の低下を抑制することができる。
また、従来の波動歯車装置と比べて、ベアリングの内輪及び外輪を省略した構成となっており、小型軽量化を実現することができる。
本発明によると、可撓性歯車部材と波動発生器との間のすべりによる騒音を抑制し、すべりによる製品寿命の低下を抑制することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について適宜図面を参照しつつ以下に説明する。同一の構成には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、各実施形態に係る波動歯車装置において、公知の波動歯車装置(フレックススプライン)と重複する詳しい説明を省略する。
<第一の実施形態>
まず、第一の実施形態に係る波動歯車装置について説明する。図1は、第一の実施形態に係る波動歯車装置の斜視断面図である。図2は、第一の実施形態に係る波動歯車装置の可撓性歯車部材及び波動発生器の要部を示す概念図である。図3は、第一の実施形態に係る波動歯車装置の可撓性歯車部材及び波動発生器の接触部の状態変化を示す概念図である。
図1に示すように、波動歯車装置1Aは、環状の剛性歯車部材2と、弾性変形可能な環状の可撓性歯車部材(フレックススプライン)3Aと、波動発生器4Aとから主として構成されている。
剛性歯車部材2は、該剛性歯車部材2の内周部に形成された歯部21と、該剛性歯車部材2の外周部を図示しない固定部材に固定するための剛性歯車取付部22と、を備えている。
可撓性歯車部材3Aは、図示しない出力部材に接続される取付部33と、剛性歯車部材2の歯部21に噛み合う歯部34Aと、を備えている。
取付部33は、可撓性歯車部材3Aの一端に設けられ、歯部34Aは、可撓性歯車部材3Aの他端に設けられている。この可撓性歯車部材3Aには、取付部33と歯部34の間を連結する薄肉に形成した薄肉撓み部分が設けられている。
図1に示すように、波動歯車装置1Aは、剛性歯車部材2の歯部21に形成された内歯と、可撓性歯車部材3Aの歯部34Aに形成した外歯と、が噛み合うように構成されている。波動発生器4Aは、可撓性歯車部材3Aの歯部34Aを非円形の楕円形状などに撓めて、外歯を前記剛性歯車部材2の内歯に噛み合わせるための楕円状のカム部41Aと、カム部41Aに外嵌されたベアリング42と、を備えている。
図1に示すように、可撓性歯車部材3Aの前記薄肉撓み部分は、軸方向に円筒状に形成された円筒部31と、この円筒部31の基端側に連続して半径方向に接続されるダイアフラム部32と、を備えている。
前記可撓性歯車部材3Aの取付部33は、前記ダイアフラム部32からさらに半径方向外方又は内方に連続的に延長接続されて環状に形成されている。本実施の形態では、取付部33を図示のように半径方向外方に延長されて環状に形成されている例で説明する。
この可撓性歯車部材3Aは、全体が可撓性材料から形成されたものでもよいが、少なくとも円筒部31及びダイアフラム部32を含む薄肉撓み部分は、可撓性材料から形成され、かつ弾性変形可能なように薄肉に形成されている。一方、環状の取付部33は、厚肉に形成され、ボルトなどの取付用穴が設けられている。なお、可撓性歯車部材3Aの歯部34Aも弾性変形可能に構成されている。
可撓性歯車部材3Aの円筒部31の先端側の開口端部の外周面に形成した歯部34Aには、放射方向に向けた外歯が形成されている。可撓性歯車部材3Aの端部は、この外歯を形成するために円筒部31の本体部分よりもやや厚肉に形成されている。ダイアフラム部32は、円筒部31の一端から湾曲部35を介して半径方向に連続的に延長して接続されている。取付部33は、ダイアフラム部32の半径方向に連続的に延長して接続されている。
剛性歯車部材2は、剛性体で形成されており、その内周側に半径方向に向けて歯部21に内歯が形成されている。剛性歯車部材2の内歯は、波動発生器4Aの楕円状のカム部41Aに外嵌された可撓性のベアリング(ボールベアリング)42を介して可撓性歯車部材3Aに形成された歯部34Aの外歯と部分的に噛み合うように構成されている。
波動発生器4Aは、カム部41Aと、ベアリング42と、を備え、図示しないモータ等の回転軸に固定される。カム部41Aは、その外周面がモータ等の回転駆動によりカム作用をなすように楕円状に形成されている。
このカム部41Aは、剛性歯車部材2の内歯に対して可撓性歯車部材3Aの外歯を半径方向に撓ませて部分的に噛み合わせる役目を果たすものである。
図2に示すように、可撓性歯車部材3Aの構成において、薄肉撓み部分は、円筒部31と湾曲部35と前記ダイアフラム部32とにより一体的に形成されている。
ベアリング42は、保持器42bにより保持された転動体42a、内輪42c及び外輪42dを有している。転動体42aは、その中心がカム部41Aの中心と一致するように保持されている。内輪42cは、カム部41Aの外周に固定されており、外輪42dは、可撓性歯車部材3Aの前記円筒部31の先端側の開口端部に形成された歯部34Aの裏面側に嵌合されている。ベアリング42の外輪42dは、弾性変形可能に構成されている。外輪42dの外周面42dは、波動発生器4Aの回転軸を含む断面において円弧状である。この外周面42dの形状についての詳細は後記する。
<波動歯車装置の運転>
次に、波動歯車装置1Aの運転について説明する。
波動発生器4Aがモータ等により駆動されると、図示しない入力軸を介して波動発生器4Aのカム部41Aが回転する。これに伴い、可撓性歯車部材3Aの円筒部31は、カム部41Aによってベアリング42の弾性変形可能な外輪42dを介して楕円形に撓められて連続的に変形しつつ、可撓性歯車部材3Aの外歯が剛性歯車部材2の内歯との噛み合い位置を円周方向に順次移動する。
両歯車部材2,3Aの歯の噛み合い位置は、剛性歯車部材2と可撓性歯車部材3Aの歯数が、例えば、第一の実施形態では4枚の差があるので、この歯数差に応じた相対回転が両歯車部材2,3Aの間に発生する。これにより、剛性歯車部材2側が相対回転しないように固定されているので、可撓性歯車部材3A側から、両歯車部材2,3Aの歯数差に応じて大幅に減速された回転が図示しない出力側へ伝達されて出力される。
この波動歯車装置1Aの動作によれば、ベアリング42の弾性変形可能な外輪42dを介して可撓性歯車部材3Aの円筒部31の弾性変形が行われるため、可撓性歯車部材3Aの外歯を剛性歯車部材2の内歯に向けて付勢する予圧が発生し、可撓性歯車部材3Aの外歯と剛性歯車部材2の内歯との遊びが吸収されるとともに、バックラッシの低減等の向上を図ることができる。
前記したように波動歯車装置1Aを運転すると、図2及び図3に示すように、可撓性歯車部材3A及び波動発生器4Aの接触部の状態が変化する。図2及び図3に示すように、波動発生器4Aの接触部となる面、すなわち、外輪42dの外周面42dは、波動発生器4Aの回転軸を含む断面において円弧状となっている。また、可撓性歯車部材3Aの接触部となる面、すなわち、歯部34Aの内周面34Aは、波動発生器4Aの回転軸を含む断面において直線状となっている。かかる外周面42dが、内周面34Aと接触し、歯部34A、円筒部31及びダイアフラム部32を撓ませる。
すなわち、図2及び図3に示すように、可撓性歯車部材3A及び波動発生器4Aの接触部の長さは、常に波動発生器4Aの幅Bよりも短くなる。したがって、第一の実施形態に係る波動歯車装置1Aは、可撓性歯車部材3Aと波動発生器4Aとの間のすべりを抑制するとともに、すべりによる騒音を抑制し、すべりによる製品寿命の低下を抑制することができる。
また、外周面42dの曲率半径Rは、下記式(1)(2)に示すように設定されている。
0<R≦B/(2・sinθ) …式(1)
θ=a・tan{(a−d)/H} …式(2)
ここで、Bは波動発生器4Aの回転軸を含む断面における波動発生器の幅、aは波動発生器の長径の1/2、dは真円形時の可撓性歯車部材3Aの半径である。また、図3において、bは波動発生器の短径の1/2である。
かかる構成によると、可撓性歯車部材3A及び波動発生器4Aの接触部の波動発生器4Aの回転軸に沿う方向への移動量をさらに抑制することができる。したがって、可撓性歯車部材3Aと波動発生器4Aとの間のすべりをさらに好適に抑制するとともに、すべりによる騒音をさらに好適に抑制し、すべりによる製品寿命の低下をさらに好適に抑制することができる。
なお、材料強度の面を考慮すると、外周面42d1の曲率半径Rは、下記式(3)を満たすことが望ましい。
r+t≦R≦B/(2・sinθ) …式(3)
ここで、rは転動体42aの半径、tは外輪42dの転動体42aと接する部分における、強度を保つための最小限の厚さである。
tは、ベアリング42の材料、大きさ、使用条件などによって異なる値であり、実験または演算により予め得られる値である。
波動歯車装置1Aは、一般的に、下記式(4)が成立するように設計されることが望ましい。
a−d=d−b …式(4)
なお、式(4)が成立しない場合(a−d≠d−b)には、θは、下記式(5)(6)(7)に示すように設定されることが望ましい。
θ=a・tan[{MAX(Δra,Δrb)}/H] …式(5)
Δra=a−d …式(6)
Δrb=d−b …式(7)
ここで、MAX(Δra,Δrb)は、Δra及びΔrbのうちの最大値である。
<第二の実施形態>
続いて、第二の実施形態に係る波動歯車装置について、第一の実施形態に係る波動歯車装置1Aとの相違点を中心に説明する。図4は、第二の実施形態に係る波動歯車装置の斜視断面図である。図5は、第二の実施形態に係る波動歯車装置の可撓性歯車部材及び波動発生器の接触部の状態変化を示す概念図である。
図4に示すように、第二の実施形態に係る波動歯車装置1Bは、可撓性歯車部材3A及び波動発生器4Aに代えて、可撓性歯車部材3B及び波動発生器4Bを備えている。また、波動歯車装置1Bは、保持器52に転動可能に保持された転動体(ここでは、球体)51をさらに備えている。
可撓性歯車部材3Bは、歯部34Aに代えて、歯部34Bを備えている。歯部34Bの内周面には、第一の凹部34Bが形成されている。第一の凹部34Bは、内周面の周方向に延びるループ状の溝部である。
波動発生器4Bは、カム部41Aに代えて、カム部41Bを備えている。また、波動発生器4Bは、ベアリング42を備えていない。カム部41Bの内周面には、第二の凹部41Bが形成されている。第二の凹部41Bは、外周面の周方向に延びるループ状の溝部である。
転動体51及び保持器52は、転動体42a及び保持器42bとほぼ同一である。転動体51は、第一の凹部34B及び第二の凹部41Bに回転可能に挟まれている。
すなわち、第二の実施形態に係る波動歯車装置1Bは、第一の実施形態に係る波動歯車装置1Aから内輪42c及び外輪42dを省略したのとほぼ同じ構成となっている。
また、図5に示すように、第二の凹部41Bの溝形状は、転動体51に沿うように設定されており、第一の凹部34Bの溝形状は、転動体51の図5左右方向への相対変位を許容する大きさに設定されている。このようにすることで、可撓性歯車部材3Bの撓みに伴う第一の凹部34Bと転動体51との接触位置のずれに好適に対応することができる。
また、保持器52の高さは、保持器42bよりも低く設定されている。このようにすることで、保持器52が歯部34Bの内周面に干渉することが防止されている。
第二の実施形態に係る波動歯車装置1Bによると、転動体51を用いていることにより、すべりが発生するおそれのある部位の接触面積を小さくすることができる。したがって、波動歯車装置1Bの運転により発生するすべりを抑制するとともに、すべりによる騒音を抑制し、すべりによる製品寿命の低下を抑制することができる。
また、ベアリングの内輪及び外輪を省略した構成となっており、小型軽量化を実現することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。
例えば、第一の実施形態において、可撓性歯車部材3Aの接触部となる面、すなわち歯部34Aの内周面と、波動発生器4Aの外周面42dの少なくとも一方が、波動発生器4Aの回転軸を含む断面において凸部、好ましくは円弧状である構成であってもよい。
図6は、変形例に係る波動歯車装置の可撓性歯車部材及び波動発生器の要部を示す概念図である。図7は、変形例に係る波動歯車装置の可撓性歯車部材及び波動発生器の接触部の状態変化を示す概念図である。
図6及び図7に示す可撓性歯車部材3C及び波動発生器4Cは、第一の実施形態に係る可撓性歯車部材3A及び波動発生器4Aの変形例であり、以下、第一の実施形態との相違点を中心に説明する。
本変形例において、可撓性歯車装置3Cの歯部34Cの内周面34Cは、波動発生器4Cの回転軸を含む断面において円弧状となっている。また、外輪42eの外周面42eは、波動発生器4Cの回転軸を含む断面において直線状となっている。
かかる可撓性歯車部材3C及び波動発生器4Cにおいても、内周面34Cの曲率半径R’に関して、第一の実施形態における外周面42dの曲率半径Rと同様の条件が成立する。
また、各実施形態では、剛性歯車部材2は、その内周に内歯を備えているが、本発明はこれに限定されることなく、逆に外周に外歯を備えていてもよい。この場合には、可撓性歯車部材3A,3Bとしては、外周に外歯を備えるものに代えて、その内周に内歯を備えるものを用いればよい。波動発生器4A,4Bも、各実施形態に限定されることなく、楕円状のカム部を有するものに代えて、例えば、電磁石と磁性流体とから成る波動発生器を用いてもよい。
第一の実施形態に係る波動歯車装置の斜視断面図である。 第一の実施形態に係る波動歯車装置の可撓性歯車部材及び波動発生器の要部を示す概念図である。 第一の実施形態に係る波動歯車装置の可撓性歯車部材及び波動発生器の接触部の状態変化を示す概念図である。 図4は、第二の実施形態に係る波動歯車装置の斜視断面図である。 図5は、第二の実施形態に係る波動歯車装置の可撓性歯車部材及び波動発生器の接触部の状態変化を示す概念図である。 変形例に係る波動歯車装置の可撓性歯車部材及び波動発生器の要部を示す概念図である。 変形例に係る波動歯車装置の可撓性歯車部材及び波動発生器の接触部の状態変化を示す概念図である。 従来技術に係る波動歯車装置の断面図である。 従来技術に係る波動歯車装置の側面図である。 従来技術に係る波動歯車装置における、可撓性歯車部材及び波動発生器の接触部の状態変化を示す概念図である。
符号の説明
1A,1B 波動歯車装置
2 剛性歯車部材
21 歯部(内歯)
3A,3B,3C 可撓性歯車部材(フレックススプライン)
31 円筒部
32 ダイアフラム部
33 取付部
34A,34B,34C 歯部(外歯)
34B 凹部(溝部)
4A,4B,4C 波動発生器
41A,41B カム部
41B 凹部(溝部)
51 転動体

Claims (5)

  1. 互いに噛み合う可撓性歯車部材及び剛性歯車部材と、前記可撓性歯車部材を撓ませ、噛み合い位置を移動させる波動発生器と、を備えた波動歯車装置であって、
    前記波動発生器の回転軸を含む断面において、前記可撓性歯車部材及び前記波動発生器の接触部の長さが、常に前記波動発生器の幅よりも短くなるように形成されていることを特徴とする波動歯車装置。
  2. 互いに噛み合う可撓性歯車部材及び剛性歯車部材と、前記可撓性歯車部材を撓ませ、噛み合い位置を移動させる波動発生器と、を備えた波動歯車装置であって、
    前記可撓性歯車部材及び前記波動発生器の接触部となる面の少なくとも一方が、前記波動発生器の回転軸を含む断面の位置において凸状に形成されていることを特徴とする波動歯車装置。
  3. 前記可撓性歯車部材及び前記波動発生器の接触部となる面の少なくとも一方が、前記波動発生器の回転軸を含む断面の位置において円弧状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の波動歯車装置。
  4. 前記可撓性歯車部材は、外歯歯車であり、
    前記剛性歯車部材は、内歯歯車であり、
    前記波動発生器は、楕円形状であり、
    前記可撓性歯車部材は、外歯が設けられた歯部と、前記歯部に連なる円筒部と、前記円筒部に連なるダイアフラム部と、を備えており、
    前記波動発生器の接触部となる面が、前記波動発生器の回転軸を含む断面の位置において円弧状に形成されており、その曲率半径Rが、下記式(1)、(2)に示すように設定されていることを特徴とする請求項3に記載の波動歯車装置。
    0<R≦B/(2・sinθ) …式(1)
    θ=a・tan{(a−d)/H} …式(2)
    ただし、
    Bは波動発生器の回転軸を含む断面における波動発生器の幅、
    aは波動発生器の長径の1/2、
    dは真円形時の可撓性歯車部材の半径、
    である。
  5. 互いに噛み合う可撓性歯車部材及び剛性歯車部材と、前記可撓性歯車部材を撓ませ、噛み合い位置を移動させる波動発生器と、を備えた波動歯車装置であって、
    前記可撓性歯車部材の前記波動発生器と対向する周面に形成された第一の凹部と、
    前記波動発生器の前記可撓性歯車部材と対向する周面に形成された第二の凹部と、
    前記第一の凹部及び前記第二の凹部に回転可能に挟まれた転動体と、
    を備え、
    前記第一の凹部及び前記第二の凹部の少なくとも一方が、周方向に延びる溝部であり、
    前記波動発生器は、前記転動体を介して前記可撓性部材を撓ませることを特徴とする波動歯車装置。
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