JP2007286092A - 静電潜像現像用キャリア及び静電潜像現像用現像剤 - Google Patents

静電潜像現像用キャリア及び静電潜像現像用現像剤 Download PDF

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Abstract

【課題】高品質が画像を形成する静電潜像現像用キャリアおよび静電潜像現像用現像剤を提供する。
【解決手段】コア粒子と前記コア粒子表面を被覆する樹脂被覆層とを有する静電潜像現像用キャリアにおいて、前記コア粒子の表面の粗さが凹凸の平均間隔SmはSm≦2.0μmかつ表面粗さRa(JISB0601に準拠)はRa≧0.1μmであり、前記静電潜像現像用キャリアの表面粗さRa(JISB0601に準拠)がRa≦0.5μmであり、前記静電潜像現像用キャリアの円形度が0.975以上である静電潜像現像用キャリアおよび、トナーとキャリアとからなる静電潜像現像用現像剤において、前記キャリアが、上記静電潜像現像用キャリアである。
【選択図】なし

Description

本発明は、電子写真法及び静電記録等に用いられる静電潜像現像用キャリア及び静電潜像現像用現像剤に関する。
電子写真法では、帯電、露光工程により潜像保持体(感光体)に静電潜像を形成しトナーで現像し、現像像を転写体上に転写し、加熱等により定着し画像を得る。この様な電子写真法で用いられる現像剤は、結着樹脂中に着色剤を分散させたトナーを単独で用いる一成分現像剤と前記トナーとキャリアからなる二成分現像剤とに大別することができる。二成分現像剤は、キャリアが帯電・搬送の機能を有するため制御性が高いことから現在広く用いられている。二成分現像剤はキャリアが現像剤の攪拌・搬送・帯電などの機能を有し、現像剤としての機能は分離されているため制御性が良いなどの特徴があり、現在広く用いられている。
近年、高画質を達成する手段としてデジタル化処理が採用されており、デジタル化処理により複雑な画像の高速処理が可能となった。また潜像坦持体上に静電潜像を形成する過程においてレーザービームが用いられているが、小型レーザービームによる露光技術の発展で静電潜像の細密化が達成されている。この様な画像処理技術により、電子写真法は軽印刷等に展開されつつある。更に、近年の電子写真装置では高速化及び小型化が求められている。特にフルカラーの画質に関しては高級印刷、銀塩写真に近い高画質品位が望まれている。この為、より細密化された潜像を長期にわたり忠実に可視化するためには現像剤帯電を維持することが重要である。つまり、帯電機能を有するキャリアの帯電維持性の更なる向上が望まれている。
また、高画質品位を得るためにトナーはより小粒径化がなされ、定着像へのペン等の書き込みのため低融点ワックス等を含有したトナーが使用されている。特にフルカラートナーでは色再現性及び発色性を向上するために結着樹脂に低軟化点の樹脂及び低融点ワックス等を含有させたトナーが使用されている。現像剤の帯電はトナーとキャリアの摩擦帯電により所望の帯電量を得るが、この様なトナーを使用した場合、トナーキャリア間の摩擦、キャリアの衝突、現像機内の攪拌及び機内温昇によりトナー成分がキャリア表面によりスペントし易くなる。そのため、キャリアのトナーに対する帯電付与能力が低下し、低帯電トナーが増加するため非画像部へのトナー汚れ(カブリ)や機内汚れが使用と共に悪化するといった問題がある。また、ワックスや低軟化点の樹脂を含有したトナーの場合、ストレスによりトナーに添加された添加剤がトナー表面で埋まりこみ本来の機能が発揮できなくなる。例えば、流動性の低下、現像性の低下或いは転写性の低下による画像のがさつき等による画質品位低下などが発生する課題がある。
この様な帯電安定性及び長寿命化を解決する為にキャリアの被覆層の様々な検討が行われている。耐スペント性の観点から、離型性の優れたフッ素系樹脂、シリコーン系樹脂やポリオレフィン系樹脂の検討がなされている。この様な離型性の高い樹脂を用いた被覆キャリアは、帯電の長寿命化という点では確かに有効な手段である。しかし、更なる長寿命化を目指した場合、構造的に被覆層を厚くしなければならない。この様な場合、キャリアは高抵抗となり低温低湿下で迅速な電荷交換が行われず帯電の立ち上りが悪くなる。このため、チャージアップやトナー追加性の悪化が生じトナー帯電分布が広くなる。結果として画像濃度の濃淡、低帯電トナーの飛散やカブリが発生してしまう。また、キャリア抵抗起因によるエッジ効果が発生してしまう。
また、上記添加剤、すなわち外添剤の埋没およびトナー成分のスペントは、トナーとキャリアの衝突または摩擦により生じる。このため、キャリアにおけるコア粒子およびキャリア粒子の形状を検討することで上記問題を改善させる試みがなされている。特に、上記コア粒子であるコア芯材として、その表面に凹凸を有する芯材を用いる技術が検討されている。
表面に細孔のあるコア芯材上に少量の樹脂被覆層を設け、キャリア表面にある程度の細孔を有することで表面積を大きくしてキャリア帯電付与の効率を向上させることが提案されている(例えば、特許文献1,2)。
しかしながら、近年、使用するトナーが小径化し、一方、上述したようにキャリアの表面に細孔を設けると、キャリア間に存在するトナーはさらにストレスを受ける状態、あるいはトナー成分のスペントを促進してしまうおそれがある。また、キャリア表面には、構造上大きな凸部が存在するため、キャリア同士の摩擦により樹脂被覆層を脱離させやすくなる場合がある。そのため、キャリア自体の帯電付与性が著しく低下してしまうおそれがある。
また、特許文献3には、キャリアの粒径とその含有量をそれぞれ規定し、さらに空気透過法により測定されるキャリアの比表面積Sと計算式により算出されるキャリアの比表面積Sが1.2≦S/S≦2.0の条件を満たす電子写真用キャリアは開示され、これにより、トナーとキャリア間の摩擦帯電を速やかに立ち上げることが提案されている。また、特許文献4には、キャリアコア材の表面を樹脂にて被覆し被覆層を有する樹脂コートキャリアにおいて、キャリアの粒径とその含有量がそれぞれ規定され、さらに上記被覆層を除去したキャリアコア材のBET比面積SW1と、該樹脂コートキャリアのBET比表面積SW2とが、80≦SW1−SW2≦650(cm/g)を満たし、該樹脂コートキャリアの形状係数SF−1が110≦SF−1≦160であり、該樹脂コートキャリアの形状係数SF−2が105≦SF−2≦150である樹脂コートキャリアが開示されている。
[数1]
形状係数SF−1=(ML/A)×(π/4)×100
形状係数SF−2=(ML/A)×(1/4π)×100
(式中、ML:キャリア粒子の絶対最大長、A:キャリア粒子の投影面積)
また、特許文献5には、対スペント性及び流動性を向上し長期にわたり安定した画像を得るために、磁性コアの複数の樹脂を含む磁性キャリアにおいて、粒子径と真比重を0.080乃至0.300m/gとを規定し、さらに磁性キャリアのBET比表面積Aと磁性コアのBET比表面積Bとの比(B/A)が1.3乃至15.0とすることが提案されている。
しかしながら、凹凸を有するコア芯材を用い、キャリア真比重を小さくすることにより、トナー−キャリア間およびキャリア−キャリア間の衝突エネルギーを低減することができ、ある程度のスペント改善は見られるが、コア芯材のBET比表面積によっては十分な磁力が得られない。また、コア芯材の表面形状の制御をしていないため、キャリア表面がランダムに粗くなり、やはりスペント性は悪化してしまうか、或いは流動性が低下してしまう可能性がある。特に近年、現像装置の小型化が進められており機内ストレスが高くなると期待する効果が発現できなかったり、近年、採用されている透磁率センサーを用いたトナー濃度制御法を用いる場合、低磁力及び流動性の悪化によりトナー制御が出来なくなる場合がある。
特開平3−160463号公報 特開平2−108065号公報 特開平7−98521号公報 特開2000−172019号公報 特開2005−134708号公報
本発明の目的は、上記課題を鑑みなされたものであり、高度に表面制御されたコア芯材及びキャリアを用いることでトナーに対するストレスが少なく且つトナースペント性に優れ、また、流動性に優れ小型現像機を使用しても現像機内トナー濃度差が無く長期に優れ長期にわたり高画質品位を得る。
本発明者等は前記課題に対し詳細な検討を重ねた結果、以下の発明の構成により上記の目的を達成することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の特徴は以下の通りである。
(1)コア粒子と前記コア粒子表面を被覆する樹脂被覆層とを有する静電潜像現像用キャリアにおいて、前記コア粒子の表面の粗さが凹凸の平均間隔SmはSm≦2.0μmかつ表面粗さRa(JISB0601に準拠)は≧0.1μmであり、前記静電潜像現像用キャリアの表面粗さRa(JISB0601に準拠)がRa≦0.5μmであり、前記静電潜像現像用キャリアの円形度が0.975以上である静電潜像現像用キャリア。なお、Raは、「中心線平均粗さ」ともいう。
(2)上記(1)に記載の静電潜像現像用キャリアにおいて、前記静電潜像現像用キャリアの表面のコア露出率が2%以下である静電潜像現像用キャリア。
(3)トナーとキャリアとからなる静電潜像現像用現像剤において、前記キャリアが、上記(1)または(2)に記載の静電潜像現像用キャリアである静電潜像現像用現像剤。
本発明は、コア粒子の表面粗さを上述のように規定することによって、内部空隙をなくし表面のみに凹凸を有するコア粒子となる。この構造を有するコア粒子により、被覆率の高い樹脂被覆層を形成させることが可能となり、キャリアの帯電付与能力の低減を抑制することができる。また、上記規定のコア粒子により低磁力化を改善でき、得られるキャリアの搬送性が改善され、透磁率式トナー濃度制御も改善できる。
また、コア粒子表面をほぼ完全に樹脂被覆層により隠蔽し、キャリア表面の凹凸を小さくすることにより、摩擦エネルギーが低減できるだけでなく、また、コア粒子による樹脂被覆層のアンカー効果がより効果的に機能し、樹脂被覆層の脱離を改善できる。
さらに、上記キャリア形状により、トナーに対し効率的に帯電付与することができるだけでなく、キャリア同士或いは現像機内でのストレスを低減することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
[静電潜像現像用キャリア]
以下、本発明の静電潜像現像用キャリアについて説明する。なお、「静電潜像現像用キャリア」を以下「キャリア」と略す。
本発明のキャリアは、コア粒子と、上記コア粒子表面を被覆する樹脂被覆層とを有し、前記コア粒子の表面の粗さが凹凸の平均間隔SmはSm≦2.0μmかつ表面粗さRa(JISB0601に準拠)は≧0.1μmであり、前記静電潜像現像用キャリアの表面粗さRa(JISB0601に準拠)がRa≦0.5μmであり、前記静電潜像現像用キャリアの円形度が0.975以上である。なお、Raは、「中心線平均粗さ」ともいう。
また、本発明におけるRa、Smの測定はJIS−B0601に準拠して行った。なお、後述する実施例においても上記測定器を用いて測定した。
上記円形度は、FPIA−3000(シスメックス社製)を用いLPF測定モードにて測定した。尚、測定する際、0.03gのキャリアをエチレングリコール25質量%水溶液に分散させ、10μm未満及び50μmを超える粒径の粒子をカットして解析し平均円形度を求めた。
本発明では、焼成前のコア粒子用の原料を従来製法より細かく粉砕し、原料のコア粒子内の充填率を上げ、且つ焼成時に均一に温度をかけることで表面を均一化している。更に、原料を細かく破砕及び分散することと、均一に温度をかけることにより結晶成長を制御することで本発明のコア粒子を作製することが出来る。均一に温度をかける方法としては、ロータリー回転炉を用いることが出来る。
上記コア粒子としては、従来公知のいずれのものも使用することができるが、特に好ましくはフェライトやマグネタイトが選ばれる。他のコア粒子として、例えば鉄粉が知られている。鉄粉の場合は比重が大きいためトナーを劣化させやすいので、フェライトやマグネタイトの方が安定性に優れている。フェライトの例としては、一般的に下記式で表される。
(MO)X (FeY
(式中、Mは、Cu、Zn、Fe、Mg、Mn、Ca、Li、Ti、Ni、Sn、Sr、Al、Ba、Co、Mo等から選ばれる少なくとも1種を含有する:またX、Yは重量mol比を示し、かつ条件X+Y=100を満たす)。
上記Mは、Li、Mg、Ca、Mn、Sr、Snの1種もしくは数種の組み合わせで、それら以外の成分の含有量が1重量%以下であるフェライト粒子であることが好ましい。Cu、Zn、Ni元素は添加することにより低抵抗になり易く、電荷リークが起こり易い。また、樹脂被覆し難い傾向にあり、また環境依存性も悪くなる傾向にある。さらに、重金属であり、重いためかキャリアに与えられるストレスが強くなり、ライフ性に対し悪影響を与えることがある。また、安全性の観点から近年ではMnやMg元素を添加するものが一般に普及している。フェライト芯材が好適であり、コア粒子の原料としては、Feを必須成分として、いられる磁性微粒子分散型樹脂コアに含有される磁性微粒子としては、マグネタイト、マグヘマイトなどの強磁性酸化鉄粒子粉末、鉄以外の金属(Mn、Ni、Zn、Mg、Cu等)を1種又は2種以上含有するスピネルフェライト粒子粉末、バリウムフェライトなどのマグネットプランバイト型フェライト粒子粉末、表面に酸化被膜を有する鉄や鉄合金の微粒子粉末を用いることができる。
コア粒子として、具体的には、例えばマグネタイト、γ酸化鉄、Mn−Zn系フェライト、Ni−Zn系フェライト、Mn−Mg系フェライト、Li系フェライト、Cu−Zn系フェライトなどの鉄系酸化物を挙げることができる。中でも安価なマグネタイトが、より好ましく用いることができる。
コア粒子としてフェライト芯材を用いる場合、フェライト芯材の製造方法の例としては、まず各酸化物を適量配合し、湿式ボールミルで8〜10時間粉砕、混合し、乾燥させた後、ロータリーキルン等を用い800℃〜1000℃で8〜10時間仮焼成をする。その後、仮焼成品を水に分散させボールミル等で平均粒径が0.3〜1.2μmになるまで粉砕を行う。このスラリーをスプレードライヤー等を用い造粒乾燥し、磁気特性と抵抗を調整する目的で、酸素濃度をコントロールしながら800〜1200℃で4〜8時間保持した後、粉砕し、さらに所望の粒度分布に分級して得ることができる。本発明では、コア表面形状を均一にするためにロータリー式電気炉を使用することが望ましい。
本発明に使用されるコア粒子の表面粗さは、凹凸の平均間隔SmはSm≦2.0μmかつ表面粗さRa(JISB0601に準拠)は≧0.1μmである。コア粒子の表面粗さを上述のように規定することによって、内部空隙をなくし表面のみに凹凸を有するコア粒子となる。この構造を有するコア粒子により、被覆率の高い樹脂被覆層を形成させることが可能となり、キャリアの帯電付与能力の低減を抑制することができる。また、上記規定のコア粒子により低磁力化を改善でき、得られるキャリアの搬送性が改善され、透磁率式トナー濃度制御も改善できる。
また、コア粒子の表面粗さにおいて、凹凸の平均間隔Smが2.0μmを超える場合は、コア粒子の製造上、コア粒子内部に空隙ができ易く、のちの樹脂被覆層の形成が困難になるおそれがある。また、コア粒子の表面粗さRa(JISB0601に準拠)が0.1μm未満の場合は、のちにコア粒子表面に被覆される樹脂被覆層に対するアンカー効果が薄れ、現像剤として使用している際に、コア粒子から樹脂被覆層が脱離し易くなるだけでなく、キャリア粒子の比重が大きくなってしまうため、狙いの低比重化が達成できず衝突エネルギー低減効果が発現できない。
さらに、上記コア粒子の表面に樹脂被覆層が形成されたキャリアの表面粗さRa(JISB0601に準拠)は、Ra≦0.5μmであり、キャリアの円形度が0.975以上である。また、キャリアの表面のコア露出率が2%以下である。
これにより、コア粒子表面をほぼ完全に樹脂被覆層により隠蔽し、キャリア表面の凹凸を小さくすることにより、摩擦エネルギーが低減できるだけでなく、また、コア粒子による樹脂被覆層のアンカー効果がより効果的に機能し、樹脂被覆層の脱離を改善できる。さらに、上記キャリア形状により、トナーに対し効率的に帯電付与することができるだけでなく、キャリア同士或いは現像機内でのストレスを低減することができる。
キャリア表面の表面粗さRa(JISB0601に準拠)が0.5μmを超える場合は、キャリア表面にてトナー成分をかきとりやすくなり、さらにキャリアの凹部にトナー成分を蓄積して、融着することにより、いわゆるトナースペントを生じる可能性がある。
また、キャリアは0.975以上であり、円形度が1に近いほど形状は真球により近くなり、また、表面粗さが大きいほど表面により微細な凹凸が存在することになる。コア粒子の円形度を0.975以上に調整して真球に近くすることにより、キャリアの流動性を向上させ均一な樹脂層の被覆を可能にし、コア粒子の凝集を抑制できるため製造得率を向上させることができる。なお、上記円形度は、上述したように、FPIA−3000(シスメックス社製)を用いHPF測定モードにて測定した。
また、キャリアの表面のコア露出率が2%以下である。本発明の様に表面に凹凸を有するコア粒子を用いる場合、キャリア表面の露出部はコアの凸部であることが多い。現像機ストレス等によりキャリア樹脂被覆層が脱離する場合、キャリア表面のコア露出部を核として樹脂被覆層が脱離する。このようにコアの露出率が2%を超える場合には、樹脂被覆層を脱離する箇所が多く存在するため、長期使用により樹脂被覆層が脱離しやすい。つまり、キャリア帯電機能が低下するという不具合がある。
本発明において使用されるコア粒子の表面は微細な凹凸を存在させることにより、アンカー効果で被覆樹脂層を強固に固着できるため、キャリアからの被覆層の剥離を防止できる。また、コア粒子の表面が上述の表面粗さを有し突起部位を有するようにすることでトナー濃度が高くなった場合に突起部位で電路が形成されて現像剤の抵抗値がトナー濃度により左右されにくくなるためである。
本発明のコア粒子の磁化率σは、1kOe の磁場中で、VSM(バイブレーションサンプルメソッド)測定器を用いてBHトレーサー法で測定され、その磁化値σ1000は50〜90Am/kg(emu/g)、好ましくは55〜70Am/kg(emu/g)の範囲が適当である。σ1000が50Am/kg(emu/g)を下回ると、現像ロールへの磁気吸着力が弱くなり、感光体に付着して画像欠陥の原因となるので好ましくない。また、σ1000が90Am/kg(emu/g)を上回ると、磁気ブラシが硬くなりすぎ、感光体を強く摺擦して傷をつけやすくなるので好ましくない。
本発明のコア粒子の平均粒径は、10〜100μm 、好ましくは20〜50μmが適当である。平均粒径が10μmより小さいと現像剤の現像装置からの飛び散りが発生しやすく、100μmより大きいと十分な画像濃度を得ることが困難になる。
被覆樹脂層を形成した、キャリアの電気抵抗は測定電界が10000V/cmの電界の時に1×10〜1×1014Ω・cm、好ましくは1×10〜1×1012Ω・cmの範囲が適当である。
被覆樹脂層を形成した、キャリアの帯電性は15〜50μC/gが好ましい。キャリアの帯電性が15μC/g未満の場合には、日画像部位のトナー汚れが発生し(カブリが発生し)高品位なカラー画像が得られ内可能性が高く、一方キャリアの帯電性が50μC/gを超えると、十分な画像濃度が得られにくくなる。
被覆樹脂層を形成したキャリアの電気抵抗が1×10Ω・cmより小さいとキャリア表面を電荷が移動しやすくなってブラシマーク等の画像欠陥が発生しやすいことやプリント動作を暫らくしないで放置しておくと帯電性が低くなりすぎて最初の1枚目のプリントで地汚れなどが発生する。被覆樹脂層を形成したキャリアの電気抵抗が1×1014Ω・cmより大きいと良好なソリッド画像は得られないばかりか、連続プリントを多数回繰り替えるとトナー電荷が大きくなりすぎて画像濃度が下がってしまう。
キャリアの磁気ブラシの形にして測定した時の動電気抵抗は10V/cmの電界の下で1×10〜1×10Ω・cm、好ましくは1×10〜1×10Ω・cmの範囲が適当である。動的電気抵抗が1×10Ω・cmより小さいとブラシマーク等の画像欠陥が発生しやすく、1×10Ω・cmより大きいと良好なソリッド画像を得るのが困難である。10V/cmの電界とは実機での現像電界に近く、上記の動的電気抵抗はこの電界下での値である。
以上より、キャリアとトナーが混合された時の動電気抵抗は10V/cmの電界の下で1×10〜1×10Ω・cmの範囲が適当である。そして、1×10Ω・cmを下回るとプリント後放置後トナー帯電性の低下による地汚れや、過現像による線画像の太りで解像度が悪くなる。1×10Ω・cmを超えるとソリッド画像端部の現像性低下で高品位画像が得られなくなる等の問題が発生する。
キャリアの動的電気抵抗は次のようにして求める。現像ロール(現像ロールのスリ−ブ表面の磁場が1kOe発生する。)上に約30cmのキャリアをのせて磁気ブラシを形成し、面積3cmの平板電極を2.5mmの間隔で現像ロールに対向させる。120rpmの回転速度で現像ロールを回転しながら現像ロールと平板電極の間に電圧を印加して、その時に流れる電流を測定する。得られた電流−電圧特性からオームの法則の式を用いて動的電気抵抗を求める。なお、この時の印加電圧Vと電流Iとの間には一般的にln(I/V) ∝V×1/2 の関係があることはよく知られている。本発明に用いられるキャリアのように動的電気抵抗がかなり低い場合には、10V/cm以上の高電界では大電流が流れて測定できないことがある。そのような場合は低電界で3点以上測定し、先の関係式を使って最小2乗法により10V/cmの電界まで外挿して求める。
コア粒子上に形成する被覆樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピレン;ポリビニル及びポリビニリデン系樹脂、例えばポリスチレン、アクリル樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルエーテル及びポリビニルケトン;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体;スチレン−アクリル酸共重合体;オルガノシロキサン結合からなるストレートシリコン樹脂又はその変性品;フッ素樹脂、例えばポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリクロロトリフルオロエチレン;ポリエステル;ポリウレタン;ポリカーボネート、アミノ樹脂、例えば尿素−ホルムアルデヒド樹脂;エポキシ樹脂等が挙げられる。これらは単独で使用してもよいし、複数の樹脂を混合して使用してもよい。
被覆樹脂層の厚みは、0.1〜5μm、好ましくは0.3〜3μmの範囲が適当である。被覆樹脂層の厚みが0.1μmより小さいとコア粒子表面に均一で平坦な被覆樹脂層を形成することが難しい。また、5μmより大きいとキャリア同士が凝集したりして均一なキャリアを得ることが難しい。
被覆樹脂層をコア粒子上に形成する方法は、被覆樹脂層形成用溶液中にコア粒子を浸漬する浸漬法、被覆樹脂層形成用溶液をコア粒子表面に噴霧するスプレー法、コア粒子を流動エアーにより浮遊させた状態で被覆樹脂層形成用溶液を噴霧する流動床法、ニーダーコーター中でコア粒子と被覆樹脂層形成用溶液を混合し溶剤を除去するニーダーコーター法等が挙げられる。
被覆樹脂層形成用溶液に使用する溶剤は、前記の被覆樹脂を溶解するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類を使用できる。また、導電粉の分散方法としては、サンドミル、ダイノミル、ホモミキサー等がある。
[静電潜像現像用現像剤]
ここで、用いられる静電潜像現像用現像剤には、トナーおよびキャリアからなる二成分現像剤である。但し、以下に述べるトナーは、磁性トナーまたは非磁性トナーであってもよい。なお、「静電潜像現像用現像剤」を以下「現像剤」と略す。
本発明において、トナーとして、例えば、少なくとも樹脂粒子を分散させてなる分散液中で、該樹脂粒子のガラス転移点以下の温度に加熱して凝集粒子を形成し、凝集粒子分散液を調製する第1工程と、前記凝集粒子分散液中に、微粒子を分散させてなる微粒子分散液を添加混合して前記凝集粒子に前記微粒子を付着させて付着粒子を形成する第2工程と、前記付着粒子を加熱して融合する第3工程とを含むいわゆる凝集合一法で作成されるトナーを用いることができる。
このトナーの特徴は、粒子の形状が比較的丸く、粒度分布が狭いこと、トナー表面が比較的均一で帯電性が高く、帯電分布も狭く良好であることなどが上げられる。
従って、前記キャリアとの混合で得られる静電荷像現像用現像剤は極めて流動性が高く現像性が良好であるため高品位カラ−現像剤としては良好な物が得られる。
なお、他のトナーとしては重合トナー、溶解懸濁トナー、乳化凝集トナー、混練/粉砕/分級/球形化トナー等も利用できる。
ここでは、現像剤に使用するトナーとして、乳化凝集トナーを例に取り以下に説明する。
本実施の形態においては、各色成分トナーとして、樹脂微粒子と各々イエロー、マゼンタ、シアン、及び、ブラックの顔料微粒子を用い凝集・合一してトナー化できる。また、体積平均粒径は約3〜7μm、形状係数SF1の平均値が100以上135以下の範囲のトナーが用いられる。なお、形状係数SF1は下記式で求めることができる。
SF1=(ML/A)×(π/4)×100
ここで、ML:粒子の絶対最大長の平均値、A:粒子の投影面積であり、これらは、主に顕微鏡画像または操作電子顕微鏡画像を画像解析装置によって解析することによって数値化される。
例えば、特開平10−026842号公報、特開平10−133423号公報、特開平10−198070号公報、特開平11−231570号公報等に開示されるように、このトナーは少なくとも樹脂粒子を分散させてなる分散液中で、該樹脂粒子のガラス転移点以下の温度に加熱して凝集粒子を形成し、凝集粒子分散液を調製する第1工程と、前記凝集粒子分散液中に、微粒子を分散させてなる微粒子分散液を添加混合して前記凝集粒子に前記微粒子を付着させて付着粒子を形成する第2工程と、前記付着粒子を加熱して融合する第3工程とを含むことを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法にて作成されたものである。
体積平均粒径および形状、分布の調整は凝集粒子分散液の調整条件や付着粒子を形成する時の条件及び前記付着粒子を加熱して融合する時の条件で調整できる。
前記分散液は、少なくとも樹脂粒子を分散させてなるものである。前記樹脂粒子は、樹脂製の粒子である。前記樹脂としては、例えば熱可塑性結着樹脂などが挙げられ、具体的には、スチレン、パラクロロスチレン、α−メチルスチレン等のスチレン類の単独重合体又は共重合体(スチレン系樹脂);アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等のビニル基を有するエステル類の単独重合体又は共重合体(ビニル系樹脂);アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビニルニトリル類の単独重合体又は共重合体(ビニル系樹脂);ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等のビニルエーテル類の単独重合体又は共重合体(ビニル系樹脂);ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類の単独重合体又は共重合体(ビニル系樹脂);エチレン、プロピレン、ブタジエン、イソプレン等のオレフィン類の単独重合体又は共重合体(オレフィン系樹脂);エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂等の非ビニル縮合系樹脂、及びこれらの非ビニル縮合系樹脂とビニル系単量体とのグラフト重合体などが挙げられる。これらの樹脂は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの樹脂の中でも、スチレン系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、オレフィン系樹脂が好ましく、スチレンとアクリル酸n−ブチルとの共重合体、アクリル酸n−ブチル、ビスフェノールA・フマル酸共重合体、スチレンとオレフィンとの共重合体が特に好ましい。
前記樹脂粒子の平均粒径としては、通常1μm以下であり、0.01〜1μmであるのが好ましい。前記平均粒径が1μmを越えると、最終的に得られる静電荷像現像用トナーの粒径分布が広くなったり、遊離粒子の発生が生じ、性能や信頼性の低下を招き易い。一方、前記平均粒径が前記範囲内にあると前記欠点がない上、トナー間の偏在が減少し、トナー中の分散が良好となり、性能や信頼性のバラツキが小さくなる点で有利である。なお、前期平均粒径は、例えばレーザー回折法(堀場製作所製:LA−700)を用いて測定することができる。
前記着色剤としては、例えば、カーボンブラック、クロムイエロー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、スレンイエロー、キノリンイエロー、パーメネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、 ウオッチヤングレッド、パーマネントレッド、ブリリアンカーミン3B、ブリリアンカーミン6B、デイポンオイルレッド、ピラゾロンレッド、リソールレッド、ローダミンBレーキ、レーキレッドC、ローズベンガル、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコオイルブルー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、マラカイトグリーンオキサレレーとなどの種々の顔料;アクリジン系、キサンテン系、アゾ系、ベンゾキノン系、アジン系、アントラキノン系、ジオキサジン系、チアジン系、アゾメチン系、インジコ系、チオインジコ系、フタロシアニン系、アニリンブラック系、ポリメチン系、トリフェニルメタン系、ジフェニルメタン系、チアジン系、チアゾール系、キサンテン系などの各種染料;などが挙げられる。これらの着色剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記着色剤の平均粒径としては、通常1μm以下であり、0.01〜1μmであるのが好ましい。前記平均粒径が1μmを越えると、最終的に得られる静電荷像現像用トナーの粒径分布が広くなったり、遊離粒子の発生が生じ、性能や信頼性の低下を招き易い。一方、前記平均粒径が前記範囲内にあると前記欠点がない上、トナー間の偏在が減少し、トナー中の分散が良好となり、性能や信頼性のバラツキが小さくなる点で有利である。なお、前記平均粒径は、例えばレーザー回折法(堀場製作所製:LA−700)を用いて測定することができる。
なお、本発明においては目的に応じて、前記分散液に、離型剤、内添剤、帯電制御剤、無機粒体、滑剤、研磨材などのその他の成分が分散させていてもよい。なお、その場合、樹脂粒子を分散させてなる分散液中にその他の粒子を分散させてもよいし、樹脂粒子を分散させてなる分散液に、その他の粒子を分散させてなる分散液を混合してもよい。
前記離型剤としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の低分子量ポリオレフィン類;加熱により軟化点を有するシリコーン類;オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ステアリン酸アミド等の脂肪酸アミド類;カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、木ロウ、ホホバ油等の植物系ワックス;ミツロウ等の動物系ワックス;モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス等の鉱物・石油系ワックス;及びそれらの変性物などが挙げられる。
なお、これらのワックス類は、水中にイオン性界面活性剤、高分子酸、高分子塩基等の高分子電解質と共に分散し、融点以上に加熱し、強い剪断力を印加可能なホモジナイザーや圧力吐出型分散機を用いて処理すると、容易に1μm以下の微粒子にされ得る。
前記帯電制御剤としては、例えば、4級アンモニウム塩化合物、ニグロシン系化合物、アルミ、鉄、クロムなどの錯体からなる染料、トリフェニルメタン系顔料などが挙げられる。なお、本発明における帯電制御剤としては、凝集時や融合時の安定性に影響するイオン強度の制御と廃水汚染減少の点で、水に溶解しにくい素材のものが好ましい。
前記無機粒体としては、例えば、シリカ、アルミナ、チタニア、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、リン酸カルシウム、酸化セリウム等の通常トナー表面の外添剤として使用される総ての粒子が挙げられる。前記滑剤としては、例えば、エチレンビスステアラミド、オレイン酸アミド等の脂肪酸アミド、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウムなどの脂肪酸金属塩が挙げられる。前記研磨材としては、例えば、前述のシリカ、アルミナ、酸化セリウムなどが挙げられる。
トナーの製造方法において、上述した樹脂微粒子分散液、着色剤分散液などを混合し、均一な混合粒子分散液を調整した後、分散媒体に可溶な無機金属塩を添加混合して所望の凝集粒子を得る。その際、樹脂微粒子、着色剤、必要に応じて上記の無機微粒子などを一度に添加してもよいし、分割して微粒子成分を段階的に添加し、凝集粒子の構成を例えばコアシェル構造や、粒子の半径方向に成分を傾斜させた構造を付与してもよい。その場合は樹脂微粒子分散液、着色剤粒子分散液及び離型剤微粒子分散液などを混合分散し、一定水準の粒径になるまで凝集粒子を成長させる。必要に応じて、樹脂微粒子分散液などをさらに加えて凝集粒子表面に追加樹脂微粒子を付着させてもよい。追加樹脂微粒子が凝集粒子表面を覆うことにより、着色剤、離型剤などがトナー表面に露出することを防止することができ、これらの露出による帯電不良、不均一帯電を抑制するのに有効である。
上述の凝集粒子を形成する凝集工程では、凝集剤として2価以上の無機金属塩を用いるが、3価以上、特に4価であることが好ましい。前記無機金属は価数が大きいほど凝集力が強く、安定に凝集を制御することができるため、未凝集物を生ずることが少なく、優れた粒度分布を得ることができる。4価以上の無機金属塩重合体としては、ポリ塩化アルミニウム、ポリ水酸化アルミニウムなどを用いることができる。
このようにして所望の粒子径を有する凝集粒子を得た後、樹脂のガラス転移点以上の温度に加熱することにより凝集粒子を融合して所望のトナー粒子を得ることができる。ここで、融合加熱条件の選択により、トナー形状を不定形から球形まで制御することができる。高温で長時間融合させると、トナー形状は、より真球に近くなる。
トナーの平均粒径は10μm以下、好ましくは3 〜7μmの範囲が適当である。
トナーとキャリアを混合して現像剤を作製する際のトナーの比率は、現像剤全体の1〜15重量%、好ましくは3〜12重量%の範囲が適当である。
トナーの比率が1重量%を切ると十分な画像濃度が得られにくくなることや、ベタ画像が均一になりにくくなる。また、15重量%を超えるとキャリア表面のトナー被覆率が100%を超えるため帯電量が下がり(平均帯電量の絶対値が15μC/g未満になると)非画像部位のトナー汚れが発生して(かぶり)高品位なカラ−画像が得られなくなる。例えば、15重量%を超えるとキャリア表面のトナー被覆率が100%に近づいて来るために現像剤としての抵抗値が極端に上がり、1×10〜1×10Ω・cmの範囲のなかに収まり難くなり画像エッジ部位のボケなど良好で高品位なカラ−画像が得られなくなる。
但し、低湿環境ではトナー比率が1重量%未満になると高帯電量(平均帯電量の絶対値が25μC/g超える)になりやすくなり十分な画像濃度が得られにくくなる可能性がある。したがって、環境に応じて、帯電性の絶対値が15〜50μC/gの範囲にあるようにトナーの比率を選ぶことが好ましい。
[画像形成方法]
次に、本発明の現像剤を用いた画像形成方法について説明する。
本発明の画像形成方法は、潜像保持体表面に静電潜像を形成する潜像形成工程と、現像剤担持体に担持された現像剤を用い、前記潜像保持体表面に形成された静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像工程と、前記潜像保持体表面に形成されたトナー画像を被転写体表面に転写する転写工程と、前記被転写体表面に転写されたトナー画像を熱定着する定着工程と、を有する画像形成方法であって、前記現像剤は、少なくとも、本発明の電子写真用キャリアを含有する現像剤である。
上記の各工程は、いずれも画像形成方法において公知の工程が利用できる。
潜像保持体としては、例えば、電子写真感光体及び誘電記録体等が使用できる。電子写真感光体の場合、該電子写真感光体の表面を、コロトロン帯電器、接触帯電器等により一様に帯電した後、露光し、静電潜像を形成する(潜像形成工程)。次いで、表面に現像剤層を形成させた現像ロールと接触若しくは近接させて、静電潜像にトナーの粒子を付着させ、電子写真感光体上にトナー画像を形成する(現像工程)。形成されたトナー画像は、コロトロン帯電器等を利用して紙等の被転写体表面に転写される(転写工程)。さらに、被転写体表面に転写されたトナー画像は、定着機により熱定着され、最終的なトナー画像が形成される。
尚、前記定着機による熱定着の際には、オフセット等を防止するため、前記定着機における定着部材に離型剤が供給される装置でも良い。
熱定着に用いる定着部材であるローラあるいはベルトの表面に、剥離性を得る為に低表面エネルギーを有する材料を用いることが望ましい。また、離型剤を供給する方法としては、特に制限はなく、例えば、液体離型剤を含浸したパッドを用いるパッド方式、ウエブ方式、ローラ方式、非接触型のシャワー方式(スプレー方式)等が挙げられ、なかでも、ウエブ方式、ローラ方式が好ましい。これらの方式の場合、前記離型剤を均一に供給でき、しかも供給量をコントロールすることが容易な点で有利である。尚、シャワー方式により前記定着部材の全体に均一に前記離型剤を供給するには、別途ブレード等を用いる必要がある。
図1は、本発明の画像形成方法により画像を形成するための、画像形成装置の構成例を示す概略図である。図示した画像形成装置200はハウジング400内において4つの電子写真感光体401a〜401dが中間転写ベルト409に沿って相互に並列に配置されている。電子写真感光体401a〜401dは、例えば、電子写真感光体401aがイエロー、電子写真感光体401bがマゼンタ、電子写真感光体401cがシアン、電子写真感光体401dがブラックの色からなる画像をそれぞれ形成することが可能である。
電子写真感光体401a〜401dのそれぞれは所定の方向(紙面上は反時計回り)に回転可能であり、その回転方向に沿って帯電ロール402a〜402d、現像装置404a〜404d、1次転写ロール410a〜410d、クリーニングブレード415a〜415dが配置されている。現像装置404a〜404dのそれぞれにはトナーカートリッジ405a〜405dに収容されたブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4色のトナーが供給可能であり、また、1次転写ロール410a〜410dはそれぞれ中間転写ベルト409を介して電子写真感光体401a〜401dに当接している。
さらに、ハウジング400内の所定の位置には露光装置403が配置されており、露光装置403から出射された光ビームを帯電後の電子写真感光体401a〜401dの表面に照射することが可能となっている。これにより、電子写真感光体401a〜401dの回転工程において帯電、露光、現像、1次転写、クリーニングの各工程が順次行われ、各色のトナー像が中間転写ベルト409上に重ねて転写される。
ここで、帯電ロール402a〜402dは、電子写真感光体401a〜401dの表面に導電性部材(帯電ロール)を接触させて感光体に電圧を均一に印加し、感光体表面を所定の電位に帯電させるものである(帯電工程)。 なお本実施形態において示した帯電ロールの他、帯電ブラシ、帯電フィルム若しくは帯電チューブなどを用いて接触帯電方式による帯電を行ってもよい。また、コロトロン若しくはスコロトロンを用いた非接触方式による帯電を行ってもよい。
露光装置403としては、電子写真感光体401a〜401dの表面に、半導体レーザー、LED(light emitting diode)、液晶シャッター等の光源を所望の像様に露光できる光学系装置等を用いることができる。これらの中でも、非干渉光を露光可能な露光装置を用いると、電子写真感光体401a〜401dの導電性基体と感光層との間での干渉縞を防止することができる。
現像装置404a〜404dには、上述の二成分静電荷像現像用現像剤を接触又は非接触させて現像する一般的な現像装置を用いて行うことができる(現像工程)。そのような現像装置としては、二成分静電荷像現像用現像剤を用いる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜公知のものを選択することができる。
一次転写工程では、1次転写ロール410a〜410dに、像担持体に担持されたトナーと逆極性の1次転写バイアスが印加されることで、像担持体から中間転写ベルト409へ各色のトナーが順次1次転写される。
クリーニングブレード415a〜415dは、転写工程後の電子写真感光体の表面に付着した残存トナーを除去するためのもので、これにより清浄面化された電子写真感光体は上記の画像形成プロセスに繰り返し供される。クリーニングブレードの材質としてはウレタンゴム、ネオプレンゴム、シリコーンゴム等が挙げられる。
中間転写ベルト409は駆動ロール406、バックアップロール408及びテンションロール407により所定の張力をもって支持されており、これらのロールの回転によりたわみを生じることなく回転可能となっている。また、2次転写ロール413は、中間転写ベルト409を介してバックアップロール408と当接するように配置されている。
2次転写ロール413に、中間転写体上のトナーと逆極性の2次転写バイアスが印加されることで、中間転写ベルトから記録媒体へトナーが2次転写される。 バックアップロール408と2次転写ロール413との間を通った中間転写ベルト409は、例えば駆動ロール406の近傍に配置されたクリーニングブレード416或いは、除電器(不図示)により清浄面化された後、次の画像形成プロセスに繰り返し供される。 また、ハウジング400内の所定の位置にはトレイ(被転写媒体トレイ)411が設けられており、トレイ411内の紙などの被転写媒体500が移送ロール412により中間転写ベルト409と2次転写ロール413との間、さらには相互に当接する2個の定着ロール414の間に順次移送された後、ハウジング400の外部に排紙される。
以下、実施例及び比較例によって本発明を具体的に説明する。
[コア粒子Aの製造]
MnO、MgO、Feをそれぞれ29重量部、1重量部、70重量部を十分混合し、これら原料混合物を湿式ボールミルで10時間混合、粉砕後、ロータリーキルンを用いて原料を微細に粉砕、分散を行った。900℃で1時間保持し、仮焼成を行った。こうして得られた仮焼成物を湿式ボールミルで10時間粉砕し平均粒径0.8μmの酸化物スラリーを得た。得られたスラリーに分散剤及びポリビニルアルコールを適量(酸化物スラリー100重量%に対して0.3重量%)添加し、次いでスプレードライヤーにより造粒、乾燥をした後、ロータリー電気炉で温度1100℃、酸素濃度0.3%の条件で7時間保持し本焼成を行った。得られたフェライト粒子を磁力選鉱、混合し、コア粒子Aを得た。コア粒子AのSmは1.06μm、Raは0.39μmであった。
[コア粒子Bの製造]
LiO、MgO、CaO、Feをそれぞれ15重量部、7重量部、3重量部、75重量部を十分混合し、これら原料混合物を湿式ボールミルで10時間混合、粉砕後、ロータリーキルンを用いて原料を微細に粉砕、分散を行った。900℃で1時間保持し、仮焼成を行った。こうして得られた仮焼成物を湿式ボールミルで10時間粉砕し平均粒径0.8μmの酸化物スラリーを得た。得られたスラリーに分散剤及びポリビニルアルコールを適量(酸化物スラリー100重量%に対して0.3重量%)添加し、次いでスプレードライヤーにより造粒、乾燥をした後、ロータリー電気炉で温度1100℃、酸素濃度0.3%の条件で7時間保持し本焼成を行った。得られたフェライト粒子を磁力選鉱、混合し、コア粒子Bを得た。コア粒子BのSmは1.52μm、Raは0.62μmであった。
[コア粒子Cの製造]
MnO、MgO、Feをそれぞれ29重量部、1重量部、70重量部を十分混合し、これら原料混合物を湿式ボールミルで10時間混合、粉砕後、ロータリーキルンを用いて原料を微細に粉砕、分散を行った。900℃で1時間保持し、仮焼成を行った。こうして得られた仮焼成物を湿式ボールミルで8時間粉砕し平均粒径1.8μmの酸化物スラリーを得た。得られたスラリーに分散剤及びポリビニルアルコールを適量(酸化物スラリー100重量%に対して0.3重量%)添加し、次いでスプレードライヤーにより造粒、乾燥をした後、ロータリー電気炉で温度1100℃、酸素濃度0.3%の条件で7時間保持し本焼成を行った。得られたフェライト粒子を磁力選鉱、混合し、コア粒子Cを得た。コア粒子CのSmは1.91μm、Raは0.85μmであった。
[コア粒子D製造]
MnO、MgO、Feをそれぞれ29重量部、1重量部、70重量部を十分混合し、これら原料混合物を湿式ボールミルで10時間混合、粉砕後、ロータリーキルンを用いて原料を微細に粉砕、分散を行った。900℃で1時間保持し、仮焼成を行った。こうして得られた仮焼成物を湿式ボールミルで10時間粉砕し平均粒径0.8μmの酸化物スラリーを得た。得られたスラリーに分散剤及びポリビニルアルコールを適量(酸化物スラリー100重量%に対して0.3重量%)添加し、次いでスプレードライヤーにより造粒、乾燥をした後、ロータリー電気炉で温度1300℃、酸素濃度0.3%の条件で7時間保持し本焼成を行った。得られたフェライト粒子を磁力選鉱、混合し、コア粒子Dを得た。コア粒子DのSmは0.84μm、Raは4.39μmであった。
[キャリアAの製造]
下記成分からなる樹脂被覆層形成原料溶液Aを60分間スターラーにて撹拌/分散し、被覆層形成用原料溶液Aを調製した。更に、次にこの樹脂被覆層形成原料溶液Aとコア粒子A100重量部を真空脱気型ニーダーに入れ、70℃で30分撹拌した後、更に減圧して脱気、乾燥させた。更に目開き75μmのメッシュを通すことによりキャリアAを作製した。得られたキャリアAのRaは0.22であり、円形度は0.993であり、キャリアA表面のコア露出率は2%であった。
<樹脂被覆層形成原料溶液A>
トルエン: 18重量部
スチレン−メタクリレート共重合体(成分比30:70): 4.5重量部
カーボンブラック(Regal330;キャボット社製): 0.7重量部
[キャリアBの製造]
下記成分からなる樹脂被覆層形成原料溶液Bを60分間スターラーにて撹拌/分散し、被覆層形成用原料溶液Bを調製し、この被覆層形成用原料溶液Bとコア粒子B100重量部を30分撹拌した後、更に減圧して脱気、乾燥させた。更に目開き75μmのメッシュを通すことによりキャリアBを作製した。得られたキャリアAのRaは0.45であり、円形度は0.982であり、キャリアB表面のコア露出率は2%であった。
<樹脂被覆層形成原料溶液B>
メタノール: 20重量部
γ−アミノトリエトキシシラン(信越化学社製、KBE903): 2.2重量部
カーボンブラック(Regal330;キャボット社製): 0.34重量部
[キャリアCの製造]
下記成分からなる樹脂被覆層形成原料溶液Cを60分間スターラーにて撹拌/分散し、被覆層形成用原料溶液Cを調製した。更に、次にこの樹脂被覆層形成原料溶液Cとコア粒子A100重量部を真空脱気型ニーダーに入れ、70℃で30分撹拌した後、更に減圧して脱気、乾燥させた。更に目開き75μmのメッシュを通すことによりキャリアCを作製した。得られたキャリアCのRaは0.31であり、円形度は0.972であり、キャリアC表面のコア露出率は4.3%であった。
<樹脂被覆層形成原料溶液C>
トルエン: 8.6重量部
スチレン−メタクリレート共重合体(成分比30:70):1.30重量部
カーボンブラック(Regal330;キャボット社製):0.20重量部
[キャリアDの製造]
下記成分からなる樹脂被覆層形成原料溶液Aを60分間スターラーにて撹拌/分散し、被覆層形成用原料溶液Aを調製した。更に、次にこの樹脂被覆層形成原料溶液Aとコア粒子C100重量部を真空脱気型ニーダーに入れ、70℃で30分撹拌した後、更に減圧して脱気、乾燥させた。更に目開き75μmのメッシュを通すことによりキャリアDを作製した。得られたキャリアDのRaは0.65であり、円形度は0.991であり、キャリアD表面のコア露出率は3.6%であった。
[キャリアEの製造]
下記成分からなる樹脂被覆層形成原料溶液Bを60分間スターラーにて撹拌/分散し、被覆層形成用原料溶液Aを調製した。更に、次にこの樹脂被覆層形成原料溶液Aとコア粒子D100重量部を真空脱気型ニーダーに入れ、70℃で30分撹拌した後、更に減圧して脱気、乾燥させた。更に目開き75μmのメッシュを通すことによりキャリアEを作製した。得られたキャリアEのRaは0.72であり、円形度は0.973であり、キャリアE表面のコア露出率は5%であった。
[トナーAの製造]
一例として、本発明のトナー作成例を挙げて詳しく説明するが、本発明を何ら限定するものではない。
<樹脂微粒子分散液の調製>
・スチレン・・・・・・・・・・・・・・・296重量部
・アクリル酸n−ブチル・・・・・・・・・104重量部
・アクリル酸・・・・・・・・・・・・・・・・6重量部
・ドデカンチオール・・・・・・・・・・・・10重量部
・アジピン酸ジビニル・・・・・・・・・・1.6重量部
(以上、和光純薬(株)製)
以上の成分を混合し溶解した混合物を、非イオン性界面活性剤(三洋化成(株)製:ノニポール400)12重量部及びアニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株)製:ネオゲンSC)8部をイオン交換水610重量部に溶解した溶液に加えて、フラスコ中で分散し、乳化し、10分間ゆっくりと混合しながら、過硫酸アンモニウム(和光純薬(株)製)8部を溶解したイオン交換水50重量部を投入し、窒素置換を0.1リットル/分で20分行った。その後、フラスコ内を撹拌しながら内容物が70℃になるまでオイルバスで加熱し、5時間そのまま乳化重合を継続し、平均粒径が200nm、固形分濃度が40%となる樹脂微粒子分散液を調製した。その分散液の一部を100℃のオーブン上に放置して水分を除去したものをDSC(示差走査型熱量計)測定を実施したところ、ガラス転移点は53℃、重量平均分子量は32,000であった。
<着色剤分散液(K)の調整>
カーボンブラック(キャボット社製:リーガル330)・・・・・・100重量部
アニオン性界面活性剤(ネオゲンRK:第一工業製薬社製)・・・・・・10重量部
イオン交換水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・490重量部
以上の成分を混合溶解し、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックス)を用いて10分間分散し、着色剤分散剤(K)を調製した。
<離型剤粒子分散液の調製>
・パラフィンワックス(日本精蝋社製:HNP−9)・・・・・・・・・100重量部
・アニオン界面活性剤(ライオン(株)社製:リパール860K)・・・・10重量部
・イオン交換水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・390重量部
上記成分を混合して溶解した後、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックス)を用いて分散し、圧力吐出型ホモジナイザーで分散処理して、平均粒径が220nmである離型剤粒子(パラフィンワックス)を分散してなる離型剤粒子分散液を調製した。
(ブラックトナーの製造)
・樹脂粒子分散液・・・・・・・・・・・・・・・・320重量部
・着色剤分散液(K)・・・・・・・・・・・・・・・80重量部
・離型剤粒子分散液・・・・・・・・・・・・・・・・96重量部
・硫酸アルミニウム(和光純薬(株)製)・・・・・1.5重量部
・イオン交換水・・・・・・・・・・・・・・・・・1270重量部
以上の成分を温度調節用ジャケット付き丸型ステンレス製フラスコ中に収容し、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックスT50)を用いて5,000rpmで5分間分散させた後、フラスコに移動し、25℃、20分間4枚パドルで撹拌しながら放置した。その後撹拌しながらマントルヒーターで加熱し1℃/分の昇温速度で内部が48℃になるまで加熱し、48℃で20分間保持した。次に追加で樹脂粒子分散液80重量部を緩やかに投入し、48℃で30分間保持したのち、1Nの水酸化ナトリウム水溶液を添加し、pHを6.5に調整した。
その後1℃/分の昇温速度で95℃まで昇温し、30分間保持した。0.1N硝酸水溶液を添加してpHを4.8に調整し、95℃で2時間放置した。その後更に前記1N水酸化ナトリウム水溶液を添加し、pHを6.5に調整し95℃で5時間放置した。その後5℃/分で30℃まで冷却した。
出来上がったトナー粒子分散液をろ過し、(A)得られたトナー粒子に35℃のイオン交換水2,000部を添加し、(B)20分撹拌放置し、(C)その後ろ過した。(A)から(C)までの操作を5回繰り返した後、ろ紙上のトナー粒子を真空乾燥機に移し、45℃、1,000Pa以下で10時間乾燥した。なお1,000Pa以下としたのは前述のトナー粒子は含水状態であり、乾燥初期においては45℃でおいても水分が凍結し、その後該水分が昇華するため、減圧時の乾燥機の内部圧力が一定にならないためである。ただし乾燥終了時には100Paで安定した。乾燥機内部を常圧に戻した後、これを取り出して、トナー母粒子を得、このトナー母粒子100部に対してシリカ外添剤(日本アエロシル社製、RY−50)を1.5部添加して、ヘンシェルミキサーにて3,000rpm、3分間で混合し、ブラックトナーを得た。
得られたブラックトナーはD50vが5.7μm、GSDpが1.23、酸価が28mgKOH/g、ガラス転移温度が53℃であった。
[トナーBの製造]
結着樹脂(ビスフェノールA型ポリエステル)87部、カーボンブラック(キャボット社製BPL)8部、帯電制御剤(保土谷化学社製TRH)1部、及び、ポリプロピレンワックス(三洋化成社製660P)4部を用い、混練粉砕法で平均粒径7.5μmのトナー粒子を得た。このトナー粒子100部に対してコロイダルシリカ(日本アエロジル社製R972)1部を添加し、ヘンシェルミキサーで混合してトナーBを得た。
[現像剤]
以下に、上記キャリアA〜E100重量部と上記トナーA,B8.5重量部とを混合し、表1に示すように実施例1〜3および比較例1〜3に供する現像剤を製造した。
<評価方法>
[コア芯材及びキャリア表面粗さ]
レーザー顕微鏡(「超深度カラー3D形状測定顕微鏡(VK−9500)」:キーエンス社製)にて粒子表面12×12μmの範囲のSm及びRaを測定し、50粒子の測定値の平均値を数値とした。なお、図2には、コア粒子およびキャリア粒子表面を、上記レーザー顕微鏡にて撮影した写真の一例が示され、さらに、上記写真上の測定箇所とそれに対応する表面粗さの曲線から、Sm,Raを測定した。
[キャリア円形度]
FPIA−3000(シスメックス社製)を用いLPF測定モードにて各特性値を測定した。サンプルは、エチレングリコール水溶液30mlにキャリア粒子200mgを添加、攪拌し、上澄み水溶液を除去し残渣を測定機サンプルとした。尚、10μm未満及び50μmを超える粒径の粒子をカットして解析し平均円形度を求めた。
[キャリア表面のコア露出量]
日本分光製X線光電子分光装置(JPS−9000MX)により、X線源MgKα、出力10kV、分析領域10×10mmで測定を行い。測定された各元素のピーク強度より表面原子濃度を算出した。尚、表面原子濃度の計算は日本分光社提供の相対感光因子を用いた。測定された各元素のピーク強度は分析領域内の存在量に原子毎に比例する。本発明においては、キャリア表面の鉄原子由来のピーク強度とコア粒子表面の鉄原子由来のピーク強度比率をとることにより、キャリア表面のコア露出量を概算している。
また、現像剤中のキャリア表面コア露出量を測定するには、現像剤をビーカー等の容器に入れ、界面活性剤水溶液(例えば、ポリオキシエチレノクチルフェニルエーテル0.2wt%水溶液)を適量加え、容器下部から磁石によりキャリアを保持し、トナーのみを洗い流す。この作業を上澄みが無色透明になるまで行う。更に、適量のエタノールを加えキャリア表面に付着している界面活性剤を除去する。トナー除去を行ったキャリアを乾燥機により乾燥させ、その後、上記方法にてキャリア表面のコア露出量を測定することが可能である。
[画像評価]
図1に示すDocu Centre Color 400改造機(富士ゼロックス社製)により、高温(35℃,80%RH)の環境下で画像面積10%、50000枚、画像面積5%、3000枚のプリントテストを実施した。画像評価としての画像濃度濃淡、カブリ及びトナー濃度の評価を行った。尚、トナー濃度が9%になるように透磁率設定値Vsを設定した。トナー濃度制御は、センサー検知値Vと設定値の差Δ=Vs−Vが正の場合は、トナー濃度が十分であると判断しトナー補給を停止、負の場合はトナー濃度が不足していると判断しトナー補給を実施し、Δが小さくなるように制御した。
また、本画像形成方法は静電荷像担持体上に静電潜像を形成する工程と、現像剤を用いて前記静電潜像を現像してトナー画像を形成する工程と、前記トナー画像を転写体上に転写する工程と、潜像担持体の転写残トナーを弾性クリーニングブレードにてクリーニングする工程と、前記トナー画像を熱定着する工程とを含むものであり、プロセススピードを350mm/secとした。
<画像濃度濃淡の評価>
各現像剤を所定の環境下で所定の枚数のコピーを採取した後、一晩放置し、2cm×5cmのパッチを所有する画像をコピーし、そのパッチ内5箇所を画像濃度計(X−Rite404A:X−Rite社製)を用いて測定する。測定値の最大値と最小値の差が、0.5未満を○、0.5以上0.8未満を△、0.8以上を×とした。
<カブリ>
各現像剤を所定の環境下で10000枚のコピーして、目視にてトナーカブリが発生した時点の枚数を評価した。10000枚で未発生を◎、9000〜10000枚で発生を○、6000〜9000枚で発生を△、それ以外を×とした。
<トナー濃度の評価>
測定する現像剤を0.30±0.05g程度採取し、帯電量測定装置(TB200:東芝社製)を用いブローオフ法により測定した。前記評価条件法により、100000枚毎にトナー濃度を測定した。設定値±1.0%を○、設定値±1.5%を△、それ以外を×とした。
上記プリントテストより、本発明のキャリア及び現像剤はあらゆる環境においてキャリア付着が抑制され、且つ局所的潜像担持体劣化起因の画質品位低下の発生もなく高画質品位と信頼性を両立することが可能となる。
本発明の静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像剤、およびこれらを用いた画像形成方法は、特に、電子写真法など静電潜像を経て画像情報を可視化する方法に好適に用いることができる。
本発明の画像形成方法により不可視画像と共に可視画像を同時に形成するための、画像形成装置の構成例を示す概略図である。 粒子表面を撮影したレーザー顕微鏡写真である。
符号の説明
100a,100b 中間転写ベルト、110 基材、120 表面層、122 下引層、124 電荷発生層、126 電荷輸送層、128 表面保護層、130 弾性層(中間層)、200 画像形成装置、401a〜401d 電子写真感光体、400 ハウジング、401a〜401d 電子写真感光体、402a〜402d 帯電ロール、403 露光装置、404a〜404d 現像装置、405a〜405d トナーカートリッジ、409 中間転写ベルト、410a〜410d 1次転写ロール、411 トレイ(被転写媒体トレイ)、413 2次転写ロール、414 定着ロール、415a〜415d,416 クリーニングブレード、500 被転写媒体。

Claims (3)

  1. コア粒子と前記コア粒子表面を被覆する樹脂被覆層とを有する静電潜像現像用キャリアにおいて、
    前記コア粒子の表面の粗さが凹凸の平均間隔SmはSm≦2.0μmかつ表面粗さRa(JISB0601に準拠)はRa≧0.1μmであり、
    前記静電潜像現像用キャリアの表面粗さRa(JISB0601に準拠)がRa≦0.5μmであり、前記静電潜像現像用キャリアの円形度が0.975以上であることを特徴とする静電潜像現像用キャリア。
  2. 請求項1に記載の静電潜像現像用キャリアにおいて、
    前記静電潜像現像用キャリアの表面のコア露出率が2%以下であることを特徴とする静電潜像現像用キャリア。
  3. トナーとキャリアとからなる静電潜像現像用現像剤において、
    前記キャリアが、請求項1または請求項2に記載の静電潜像現像用キャリアであることを特徴とする静電潜像現像用現像剤。
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