JP5104345B2 - 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 - Google Patents
静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5104345B2 JP5104345B2 JP2008017954A JP2008017954A JP5104345B2 JP 5104345 B2 JP5104345 B2 JP 5104345B2 JP 2008017954 A JP2008017954 A JP 2008017954A JP 2008017954 A JP2008017954 A JP 2008017954A JP 5104345 B2 JP5104345 B2 JP 5104345B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- image
- toner
- carrier core
- developing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
本実施形態に係る静電荷像現像用キャリアは、キャリア芯材と樹脂被覆層とを含み、キャリアの形状係数SF1が125以下であり、キャリア表面のキャリア芯材の露出数が10個以上60個以下であり、露出したキャリア芯材のうち、フェレ水平径が1μm以上3μm以下の範囲のものが80個数%以上であるものである。
(MO)X(Fe2O3)Y
(式中、Mは、Cu、Zn、Fe、Mg、Mn、Ca、Li、Ti、Ni、Sn、Sr、Al、Ba、Co、Mo等から選ばれる少なくとも1種を含有する。またX、Yは重量mol比を示し、かつ条件X+Y=100を満たす)。
本実施形態に係る静電荷像現像用現像剤は、トナー及びキャリアを含み、キャリアが上記静電荷像現像用キャリアである。すなわち、本実施形態に係る静電荷像現像用現像剤は、トナーおよびキャリアを含む二成分現像剤である。
(上記式において、MLはトナーの最大長(μm)を表し、Aはトナーの投影面積(μm2)を表す。
本実施形態に係る画像形成装置は、像保持体と、像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像手段と、現像されたトナー画像を被転写体に転写する転写手段と、を含み、現像剤として、前記静電荷像現像用現像剤が用いられる。また、本実施形態に係る画像形成装置は、上記した手段以外の手段、例えば、像保持体を帯電する帯電手段、被転写体表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段、像保持体表面に残存したトナー、キャリア等の残存物を除去するクリーニング手段等を含むものであってもよい。本実施形態において、クリーニング手段が弾性ブレードを備え、この弾性ブレードの反発弾性が60%以上75%以下であることが好ましい。
帯電手段である帯電部10としては、例えば、図1に示すようなコロトロンなどの帯電器が用いられるが、導電性又は半導電性の帯電ロールを用いても良い。導電性又は半導電性の帯電ロールを用いた接触型帯電器は、電子写真感光体14に対し、直流電流を印加するか、交流電流を重畳させて印加してもよい。例えばこのような帯電部10により、電子写真感光体14との接触部近傍の微小空間で放電を発生させることにより電子写真感光体14表面を帯電させる。なお、通常は、−300V以上−1000V以下に帯電される。また前記の導電性又は半導電性の帯電ロールは単層構造あるいは多重構造でも良い。また、帯電ロールの表面をクリーニングする機構を設けてもよい。
像保持体は、少なくとも潜像(静電荷像)が形成される機能を有する。像保持体としては、電子写真感光体が好適に挙げられる。電子写真感光体14は、円筒状の導電性の基体外周面に有機感光体等を含む塗膜を有する。塗膜は、基体上に、必要に応じて下引き層、及び、電荷発生物質を含む電荷発生層と、電荷輸送物質を含む電荷輸送層とを含む感光層がこの順序で形成されたものである。電荷発生層と電荷輸送層の積層順序は逆であってもよい。これらは、電荷発生物質と電荷輸送物質とを別個の層(電荷発生層、電荷輸送層)に含有させて積層した積層型感光体であるが、電荷発生物質と電荷輸送物質との双方を同一の層に含む単層型感光体であってもよく、好ましくは積層型感光体である。また、下引き層と感光層との間に中間層を有していてもよい。また、有機感光体に限らずアモルファスシリコン感光膜等他の種類の感光層を使用してもよい。
露光手段である露光部12としては、特に制限はなく、例えば、像保持体表面に、半導体レーザ光、LED光、液晶シャッタ光等の光源を、所望の像様に露光できる光学系機器等が挙げられる。
現像手段である現像部16は、像保持体上に形成された潜像をトナーを含む現像剤により現像してトナー画像を形成する機能を有する。そのような現像装置としては、上述の機能を有している限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、静電荷像現像用トナーをブラシ、ローラ等を用いて電子写真感光体14に付着させる機能を有する公知の現像器等が挙げられる。電子写真感光体14には、通常直流電圧が使用されるが、更に交流電圧を重畳させて使用してもよい。
転写手段である転写部18としては、例えば、図1に示すような被転写体24の裏側からトナーとは逆極性の電荷を被転写体24に与え、静電気力によりトナー画像を被転写体24に転写するもの、あるいは被転写体24の表面に被転写体24を介して直接接触して転写する導電性又は半導電性のロール等を用いた転写ロール及び転写ロール押圧装置を用いることができる。転写ロールには、像保持体に付与する転写電流として、直流電流を印加してもよいし、交流電流を重畳させて印加してもよい。転写ロールは、帯電すべき画像領域幅、転写帯電器の形状、開口幅、プロセススピード(周速)等により、任意に設定することができる。また、低コスト化のため、転写ロールとして単層の発泡ロール等が好適に用いられる。転写方式としては、紙等の被転写体24に直接転写する方式でも、中間転写体を介して被転写体24に転写する方式でもよい。
クリーニング手段であるクリーニング部20については、像保持体上の残留トナーを清掃するものであれば、ブレードクリーニング方式、ブラシクリーニング方式、ロールクリーニング方式を採用したもの等、適宜選定して差し支えない。これらの中でも弾性を有するクリーニングブレードを用いることが好ましい。
定着手段(画像定着装置)である定着部22としては、被転写体24に転写されたトナー像を加熱、加圧あるいは加熱加圧により定着するものであり、定着部材を具備する。
トナー画像を転写する被転写体(用紙)24としては、例えば、電子写真方式の複写機、プリンタ等に使用される普通紙、OHPシート等が挙げられる。定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、被転写体の表面もできるだけ平滑であることが好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等を好適に使用することができる。
(1)形状係数SF1
形状係数SF1は、形状係数の平均値であり、次の方法で算出する。スライドグラス上に散布したキャリアの光学顕微鏡像を、ビデオカメラを通じてルーゼックス画像解析装置に取り込み、100個のキャリアについて、周囲長および投影面積から下記式によりSF1を求め、平均値を得る。また、現像剤中のキャリアの形状係数SF1は、界面活性剤を含有する水中に現像剤を入れ、超音波によりトナーとキャリアとを分離したのち、磁石によりキャリアのみを取り出し、前記画像解析を行うことにより求めた。
SF1=(ML)2/A×(100/4π)
(式中、MLはキャリア粒子の周囲長を示し、Aはキャリア粒子の投影面積を示す。)
形状係数SF1の測定と同様にして、キャリアの光学顕微鏡像をルーゼックス画像解析装置に取り込み、キャリア芯材が露出している部分と被覆層部分のコントラストを変えることにより、キャリア粒子1個あたりの露出数を得る。100個のキャリアについて測定を行い、平均値を芯材露出数とする。また、現像剤中のキャリアのキャリア芯材露出数は、SF1と同様にして求めた。
形状係数SF1の測定と同様にして、キャリアの光学顕微鏡像をルーゼックス画像解析装置に取り込み、キャリア芯材露出部のフェレ水平径を測定し、1μm以上3μm以下の範囲の露出部数と全体の露出部数との比率から計算する。また、現像剤中のキャリアの露出キャリア芯材(フェレ水平径が1μm以上3μm以下)の割合は、SF1と同様にして求めた。
Fe2O3 72重量部、MnO2 20重量部、Mg(OH)2 8重量部を混合し、セルロース樹脂をバインダとして、湿式ボールミルで25時間混合、粉砕してスプレードライヤにより造粒、乾燥した後、ロータリーキルンを用いて1000℃、7時間の仮焼成を行った。こうして得られた仮焼成物を、湿式ボールミルで30時間粉砕を行い、16μm篩分網で篩分した。更に、遠心分離により粒径1.2μm以上及び0.3μm以下のものの比率が2%未満になるまで処理し、次にスプレードライヤにより造粒、乾燥した後電気炉で温度1100℃の条件のもと9時間本焼成を行った。このとき、酸素濃度を4%とした。解砕工程、分級工程を経て粒径36μmのフェライト粒子1を調製した。得られたフェライト粒子はSF1が116、Smが3μm、Smの標準偏差が1.0、Raが0.5μmであった。
キャリア芯材1において、仮焼成物の湿式ボールミルによる粉砕時間を35時間にする以外は同様にしてキャリア芯材2を作製した。得られたフェライト粒子の粒径は35μmであり、SF1が116、Smが5μm、Smの標準偏差が1.2、Raが0.5μmであった。
キャリア芯材1において、本焼成温度を1150℃、時間を8時間にする以外は同様にしてキャリア芯材3を作製した。得られたフェライト粒子の粒径は36μmであり、SF1が120、Smが5μm、Smの標準偏差が1.2、Raが0.8μmであった。
キャリア芯材1において、仮焼成物の湿式ボールミルによる粉砕時間を20時間にし、遠心分離を行わず、本焼成温度を1200℃、時間を8時間にする以外は同様にしてキャリア芯材4を作製した。得られたフェライト粒子の粒径は36μmであり、SF1が138、Smが7μm、Smの標準偏差が1.5、Raが0.2μmであった。
キャリア芯材1において、本焼成温度を1180℃、時間を10時間、酸素濃度を3%にする以外は同様にしてキャリア芯材5を作製した。得られたフェライト粒子の粒径は36μmであり、SF1が116、Smが8μm、Smの標準偏差が1.3、Raが1.0μmであった。
スチレンアクリル系樹脂(スチレン/メチルメタクリル酸共重合体、モル比79:21:20、Tg70℃) 30重量部
カーボンブラック(VXC72、キャボット製) 4重量部
トルエン 250重量部
イソプロピルアルコール 50重量部
上記成分とガラスビーズ(粒径:1mm、トルエンと同量)とを関西ペイント社製サンドミルに投入し、回転速度1200rpmで30分間撹拌し、固形分11重量%の樹脂被覆層形成用溶液を調製した。
真空脱気型5Lニーダーにキャリア芯材1を2000重量部入れ、更に樹脂被覆層形成用溶液を180重量部入れ、撹拌しながら、80℃にて−200mmHgまで減圧し80分混合した後、昇温、減圧させ98℃、−720mmHgで20分間撹拌、乾燥させ、一次被覆粒子を得た。引き続き、樹脂被覆層形成用溶液を350重量部入れ、昇温、減圧させ98℃、−720mmHgで30分間撹拌、乾燥させ、被覆粒子を得た。次に75μmメッシュの篩分網で篩分を行い、キャリア1を得た。キャリア1のSF1は116であり、キャリア芯材露出数は20個、露出キャリア芯材(フェレ水平径が1μm以上3μm以下)の割合は90%であった。
キャリア1で、2回目に入れる樹脂被覆層形成用溶液を280重量部にする以外は同様にしてキャリア2を得た。キャリア2のSF1は116であり、キャリア芯材露出数は20個、露出キャリア芯材(フェレ水平径が1μm以上3μm以下)の割合は85%であった。
キャリア1で、キャリア芯材1をキャリア芯材2にする以外は同様にしてキャリア3を得た。キャリア3のSF1は116であり、キャリア芯材露出数は40個、露出キャリア芯材(フェレ水平径が1μm以上3μm以下)の割合は90%であった。
複合型流動層コーティング装置MP01−SFP(パウレック製)にキャリア芯材3を1000重量部仕込み、樹脂被覆層形成用溶液をトルエンで2倍に希釈したのち、スクリーンメッシュ0.5mm、回転インペラ1000rpm、排風量1.2m3/min、塗布速度2.5g/min、温度80℃の条件のもと60分間被覆した。次に塗布速度を5g/minに変更し、10分毎にサンプリングを行ながら、キャリア芯材露出数、露出キャリア芯材(フェレ水平径が1μm以上3μm以下)の割合を確認し、キャリア芯材露出数が40個、露出キャリア芯材(フェレ水平径が1μm以上3μm以下)の割合が90%になったところで被覆を終了した。追加の被覆時間は15分であった。取り出し後、75μmメッシュの篩分網で篩分を行いキャリア4を得た。キャリア4のSF1は125であり、キャリア芯材露出数は40個、露出キャリア芯材(フェレ水平径が1μm以上3μm以下)の割合は90%であった。
キャリア1で、キャリア芯材1をキャリア芯材4にする以外は同様にしてキャリア5を得た。キャリア5のSF1は140であり、キャリア芯材露出数は20個、露出キャリア芯材(フェレ水平径が1μm以上3μm以下)の割合は90%であった。
キャリア4で、キャリア芯材3をキャリア芯材1に、追加の被覆時間を80分にする以外は同様にしてキャリア6を得た。キャリア6のSF1は116であり、キャリア芯材露出数は0個であった。
キャリア1で、2回目に入れる樹脂被覆層形成用溶液を210重量部にする以外は同様にしてキャリア7を得た。キャリア7のSF1は116であり、キャリア芯材露出数は20個、露出キャリア芯材(フェレ水平径が1μm以上3μm以下)の割合は50%であった。
真空脱気型5Lニーダーにキャリア芯材1を1000重量部入れ、更に樹脂被覆層形成用溶液を100重量部入れ、撹拌しながら、80℃にて−780mmHgまで減圧して80分混合した後、昇温し、98℃で20分間撹拌、乾燥させ、一次被覆粒子を得た。引き続き、樹脂被覆層形成用溶液を350重量部入れ、昇温、減圧させ98℃、−720mmHgで30分間撹拌、乾燥させ、被覆粒子を得た。次に75μmメッシュの篩分網で篩分を行い、キャリア8を得た。キャリア8のSF1は116であり、キャリア芯材露出数は10個、露出キャリア芯材(フェレ水平径が1μm以上3μm以下)の割合は90%であった。
キャリア4の製造において、キャリア芯材1を用い、回転インペラを1200rpm、塗布速度を2.7g/minにする以外は同様にしてキャリア9を得た。キャリア9のSF1は116であり、キャリア芯材露出数は60個、露出キャリア芯材(フェレ水平径が1μm以上3μm以下)の割合は90%であった。
キャリア1の製造において、2回目に入れる樹脂被覆層形成用溶液を300重量部にする以外は同様にしてキャリア10を得た。キャリア10のSF1は116であり、キャリア芯材露出数は20個、露出キャリア芯材(フェレ水平径が1μm以上3μm以下)の割合は80%であった。
キャリア5の製造において、2回目に入れる樹脂被覆層形成用溶液を330重量部、乾燥時の撹拌時間を60分にする以外は同様にしてキャリア11を得た。キャリア11のSF1は130であり、キャリア芯材露出数は20個、露出キャリア芯材(フェレ水平径が1μm以上3μm以下)の割合は90%であった。
真空脱気型5Lニーダーにキャリア芯材1を2000重量部入れ、更に樹脂被覆層形成用溶液を100重量部入れ、撹拌しながら、80℃にて−780mmHgまで減圧して20分混合した後、昇温し、98℃で30分間撹拌、乾燥させ、一次被覆粒子を得た。引き続き、樹脂被覆層形成用溶液を630重量部入れ、昇温、減圧させ98℃、−720mmHgで40分間撹拌、乾燥させ、被覆粒子を得た。次に75μmメッシュの篩分網で篩分を行い、キャリア12を得た。キャリア12のSF1は116であり、キャリア芯材露出数は5個、露出キャリア芯材(フェレ水平径が1μm以上3μm以下)の割合は90%であった。
キャリア1の製造において、2回目に入れる樹脂被覆層形成用溶液を150重量部にする以外は同様にしてキャリア13を得た。キャリア13のSF1は116であり、キャリア芯材露出数は65個、露出キャリア芯材(フェレ水平径が1μm以上3μm以下)の割合は90%であった。
キャリア1の製造において、キャリア芯材5を用いた以外は同様にしてキャリア14を得た。キャリア14のSF1は116であり、キャリア芯材露出数は20個、露出キャリア芯材(フェレ水平径が1μm以上3μm以下)の割合は75%であった。
エチレングリコール(和光純薬工業(株)製) 37重量部
ネオペンチルグリコール(和光純薬工業(株)製) 65重量部
1,9−ノナンジオール(和光純薬工業(株)製) 32重量部
テレフタル酸(和光純薬工業(株)製) 96重量部
上記モノマをフラスコに仕込み、1時間をかけて温度200℃まで上げ、反応系内が均一に撹拌されていることを確認したのち、ジブチル錫オキサイドを1.2重量部投入した。更に、生成する水を留去しながら同温度から6時間をかけて240℃まで温度を上げ、240℃で更に4時間脱水縮合反応を継続し、酸価が9.4mgKOH/g、重量平均分子量13,000、ガラス転移点62℃であるポリエステル樹脂を得た。
シアン顔料(C.I.ピグメントブルー15:3、大日精化工業(株)製)10重量部
アニオン性界面活性剤(ネオゲンSC、第一工業製薬(株)製) 2重量部
イオン交換水 80重量部
上記の成分を混合し、高圧衝撃式分散機アルティマイザー(HJP30006、(株)スギノマシン製)により1時間分散し、体積平均粒径180nm、固形分20%の着色剤分散液を得た。
デカン二酸(東京化成(株)製) 81重量部
ヘキサンジオール(和光純薬(株)製) 47重量部
上記のモノマをフラスコに仕込み、1時間をかけて温度160℃まで上げ、反応系内が均一に撹拌されていることを確認したのち、ジブチル錫オキサイドを0.03重量部投入した。更に、生成する水を留去しながら同温度から6時間をかけて200℃まで温度を上げ、200℃で更に4時間脱水縮合反応を継続し、反応を終了させた。反応液を冷却後、固液分離を行い得られた固形物を40℃、真空状態の下、乾燥を行い結晶性の結着樹脂2を得た。
結着樹脂2 50重量部
アニオン性界面活性剤(ネオゲンSC、第一工業製薬(株)製) 2重量部
イオン交換水 200重量部
上記成分を120℃に加熱して、IKE社製ウルトラタラックスT50で十分に分散した後、圧力吐出型ホモジナイザーで分散処理し、体積平均粒径が180nmになったところで回収した。このようにして固形分20重量%の樹脂分散液2を得た。
パラフィンワックス(HNP−9、日本精鑞(株)製) 50重量部
アニオン性界面活性剤(ネオゲンSC、第一工業製薬(株)製) 2重量部
イオン交換水 200重量部
上記成分を120℃に加熱して、IKE社製ウルトラタラックスT50で十分に分散した後、圧力吐出型ホモジナイザーで分散処理し、体積平均粒径200nm、固形分20%の離型剤粒子分散液を得た。
樹脂分散液1 150重量部
着色剤分散液 25重量部
離型剤分散液 35重量部
樹脂分散液2 50重量部
ポリ塩化アルミニウム 0.4重量部
イオン交換水 100重量部
上記の成分を丸型ステンレス製フラスコ中でIKE社製のウルトラタラックスT50を用い十分に混合、分散した後、加熱用オイルバスでフラスコを撹拌しながら48℃まで加熱した。48℃で60分保持した後、ここに上記と同じ樹脂分散液1を緩やかに70重量部追加した。
(現像剤1)
キャリア1に対しトナー1が8重量%になるように混合し、現像剤1を作製した。
富士ゼロックス製DocuCentreColor400改造機(具体的には、感光体に接するクリーニングブレードをポリウレタン製反発弾性65%のものに変更したもの)を用い、さらに印刷速度を任意に変更できるように改造した。次にこの改造機を30℃、88%RHの環境に置いた。この改造機を用い、現像剤1を標準設定の印刷速度に対し10分の1に設定し、A4全面印刷をCin50%にて10枚行った。引き続き、印刷速度を標準に対し1.8倍にし、同様にA4全面印刷をCin50%にて10枚行った。これを1サイクルとし、500サイクル繰り返した。このとき、定着器は取り外し、現像から紙への転写のみを行った。その後、定着器を取り付け、印刷速度は設定標準とし、幅10cmの帯をベタ印刷、A4全面Cin30%印刷をそれぞれ3枚行った。以下の基準で評価した。結果を表1に示す。
◎:確認されない
○:薄っすら筋が見えるものの実用上は問題ない
△:10cm幅の帯びベタに5本以上10本未満の筋が確認される
×:10cmの帯びベタに10本以上の筋が確認される
[Cin30%画像]
◎:画像に乱れはない
○:数個の薄い点が確認されたが実用上は問題ない
△:1個以上3個以下の白抜けが確認される
×:4個以上の白抜けが確認される
実施例1において、キャリア1をキャリア2に替える以外は同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1をキャリア3に替える以外は同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1をキャリア4に替える以外は同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1において、クリーニングブレ−ドを反発弾性55%のブレードに替える以外は同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1をキャリア8に替える以外は同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1をキャリア9に替える以外は同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1をキャリア10に替える以外は同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1において、クリーニングブレ−ドを反発弾性60%のブレードに替える以外は同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1において、クリーニングブレ−ドを反発弾性75%のブレードに替える以外は同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1において、クリーニングブレ−ドを反発弾性80%のブレードに替える以外は同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1をキャリア5に替える以外は同様に行った。結果を表1に示す
実施例1において、キャリア1をキャリア6に替える以外は同様に行った。結果を表1に示す
実施例1において、キャリア1をキャリア7に替える以外は同様に行った。結果を表1に示す
比較例2において、クリーニングブレ−ドを反発弾性55%のブレードに替える以外は同様に行った。結果を表1に示す
実施例1において、キャリア1をキャリア11に替える以外は同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1をキャリア12に替える以外は同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1をキャリア13に替える以外は同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1において、キャリア1をキャリア14に替える以外は同様に行った。結果を表1に示す。
Claims (3)
- キャリア芯材と樹脂被覆層とを含み、
キャリアの形状係数SF1が125以下であり、
キャリア表面の前記キャリア芯材の露出数が10個以上60個以下であり、
露出したキャリア芯材のうち、フェレ水平径が1μm以上3μm以下の範囲のものが80個数%以上であることを特徴とする静電荷像現像用キャリア。 - 請求項1に記載の静電荷像現像用キャリアと、静電荷像現像用トナーとを含有することを特徴とする静電荷像現像用現像剤。
- 像保持体と、前記像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像手段と、前記現像されたトナー画像を被転写体に転写する転写手段と、前記像保持体の表面に残存する残存物を除去するクリーニング手段と、
を有し、
前記現像剤が、請求項2に記載の静電荷像現像用現像剤であり、
前記クリーニング手段が弾性ブレードを備え、前記弾性ブレードの反発弾性が60%以上75%以下であることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008017954A JP5104345B2 (ja) | 2008-01-29 | 2008-01-29 | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008017954A JP5104345B2 (ja) | 2008-01-29 | 2008-01-29 | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009180820A JP2009180820A (ja) | 2009-08-13 |
JP5104345B2 true JP5104345B2 (ja) | 2012-12-19 |
Family
ID=41034867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008017954A Expired - Fee Related JP5104345B2 (ja) | 2008-01-29 | 2008-01-29 | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5104345B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5915044B2 (ja) | 2011-09-14 | 2016-05-11 | 株式会社リコー | 静電潜像現像用キャリア、現像剤 |
JP5948812B2 (ja) * | 2011-11-22 | 2016-07-06 | 株式会社リコー | 静電潜像現像剤用キャリア、および静電潜像現像剤 |
JP5839640B1 (ja) * | 2014-08-23 | 2016-01-06 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | キャリア芯材並びにこれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 |
JP2016148786A (ja) * | 2015-02-13 | 2016-08-18 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像剤、画像形成方法、及び、画像形成装置 |
JP5898807B1 (ja) * | 2015-08-06 | 2016-04-06 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | フェライト粒子並びにそれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4604942B2 (ja) * | 2005-09-27 | 2011-01-05 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電潜像現像用キャリア、静電潜像現像用現像剤および画像形成方法 |
JP2007286092A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電潜像現像用キャリア及び静電潜像現像用現像剤 |
JP2007328147A (ja) * | 2006-06-08 | 2007-12-20 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2008014981A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Ricoh Co Ltd | クリーニングブレード、およびこれを用いた画像形成装置ならびに画像形成装置用プロセスカートリッジ |
-
2008
- 2008-01-29 JP JP2008017954A patent/JP5104345B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009180820A (ja) | 2009-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6724530B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
US10585367B2 (en) | Electrostatic charge image developing toner and electrostatic charge image developer | |
JP2007286092A (ja) | 静電潜像現像用キャリア及び静電潜像現像用現像剤 | |
US10514652B2 (en) | Image forming apparatus and developer set | |
US10394151B2 (en) | Electrostatic charge image developing toner, electrostatic charge image developer, and toner cartridge | |
US10095139B2 (en) | Electrostatic charge image developing toner, electrostatic charge image developer, and toner cartridge | |
JP2008040270A (ja) | 静電潜像現像用キャリア及び静電潜像現像用現像剤 | |
JP5304042B2 (ja) | 静電荷像現像用現像剤および画像形成装置 | |
JP2008046416A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 | |
JP5678713B2 (ja) | 二成分現像剤用キャリア、二成分現像剤、画像形成方法、及び、画像形成装置 | |
JP5391871B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5104345B2 (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 | |
JP2013134428A (ja) | 非磁性一成分トナー、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP5678649B2 (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置および画像形成方法 | |
JP2013104924A (ja) | 静電潜像現像用トナー、及び静電潜像現像用トナーの製造方法 | |
US9778584B2 (en) | Toner for developing electrostatic charge image, electrostatic charge image developer, toner cartridge, process cartridge, image forming apparatus, and image forming method | |
JP2008111987A (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用キャリアの製造方法、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 | |
JP2009151189A (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像剤、カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成方法、及び、画像形成装置 | |
US11556071B2 (en) | Electrostatic charge image developing carrier, electrostatic charge image developer, process cartridge, image forming apparatus and image forming method | |
JP5359372B2 (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤および画像形成装置 | |
JP5412752B2 (ja) | 静電荷像現像用現像剤および画像形成装置 | |
JP2008065076A (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用キャリアの製造方法、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 | |
JP2008257026A (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 | |
US20220373923A1 (en) | Electrostatic charge image developer, process cartridge, image forming apparatus, and image forming method | |
JP2008268489A (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用キャリアの製造方法、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101217 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120607 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120612 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120904 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120917 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5104345 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |