JP2007266557A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザダイシングプロセスでは、ウエハのブレーキング時にチップがずれて、チップ裏面のコーナ部にチッピングが発生することが問題である。本願は折り曲げ時に半導体チップがずれたり動いたりすることを阻止し半導体装置の信頼性の向上を図る。
【解決手段】半導体ウエハ1Wにレーザを照射して半導体ウエハ1Wの内部に破砕層を形成し、さらにダイシングテープ5上に糊(接着層)を介して半導体ウエハ1Wを搭載し、その後、ダイシングテープ5の前記糊をUV照射または冷却によって硬化させ、その後、半導体ウエハ1Wの折り曲げ(ブレーキング)を行うことにより、折り曲げ時に前記糊が硬化しているため、半導体チップ1Cがずれたり動いたりすることを阻止する。その結果、半導体チップ1Cが隣接チップと干渉することも防止でき、チッピングの発生も抑制できるため、半導体装置の信頼性の向上を図ることができる。
【選択図】図11

Description

本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に、ダイシングテープを用いる半導体装置の製造方法に適用して有効な技術に関する。
表面側に保護シートが貼付され、裏面が研削されて極薄に加工されたウェーハを、裏面側を上にして第1の粘着シートを介してリング状の第1のフレームにマウントし、この状態でウェーハを裏面からダイシングする工程と、ダイシングされたウェーハを表裏逆にして、第2の粘着シートを介してリング状の第2のフレームに貼り替える工程とを有するようにした技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−228794号公報(図1)
半導体装置の製造工程のダイシング工程では、半導体ウエハ(以降、単にウエハともいう)の主面のスクライブエリアと呼ばれる格子状の領域に沿ってウエハを切断し、半導体チップ(以降、単にチップともいう)を形成している。その際、ウエハの切断にはダイシングブレードと呼ばれる円盤状の切断工具が使用されている。ダイシングブレードによってウエハを個片化(分割)し、個片化後は、エキスパンド工程でチップ間を広げてチップのピックアップを行っている。この時、チップのピックアップは、エキスパンド後にダイシングテープへUV照射してから行っている。このUV照射によってダイシングテープの糊(接着層または接着材)が硬化し、糊の接着力が低下するため、チップのピックアップを容易に行うことができる。すなわち、チップのピックアップを行う前までは、ダイシングテープの糊が柔らかい状態である。これは、ダイシングブレード使用時は、糊が相対的に柔らかい状態であることが好ましいためである。その理由として、ダイシングにより個片化されたチップが、ダイシングブレードの振動によりダイシングテープから飛散しないようにするためである。
しかしながら、近年の半導体ウエハの薄型化に伴って、ブレードダイシング方式から、レーザダイシング方式を採用した技術が知られており、前記特許文献1(特開2005−228794号公報)にもレーザダイシング方式が開示されている。これは、ブレードダイシング方式の場合、ウエハに掛かる応力もレーザダイシング方式に比べ大きい。そのため、半導体ウエハの薄型化に伴い、半導体ウエハの抗折強度も低下するため、ブレードダイシング方式では、チップクラックが生じてしまい問題となる。
レーザダイシングプロセスでは、一般的に、ウエハの裏面研削終了後、ウエハの裏面からレーザを照射してウエハ内部に破砕層(または改質層等ともいう)を形成する。さらに、ウエハにダイシングテープを貼り付けた後、ブレーキング作業(折り曲げ作業)を行う。ブレーキング作業ではウエハを折り曲げて破砕層から亀裂を発生させてウエハを分割し、チップ化する。その後、チップ間の隙間を広げるためのエキスパンドを実施する。
さらに、エキスパンド後、ダイシングテープへのUV照射を行う。このUV照射によってダイシングテープの糊(接着層または接着材)が硬化し、糊の接着力が低下するため、チップのピックアップを容易に行うことができる。
ところが、この方法では、ウエハのブレーキング時にチップがずれて、チップ裏面のコーナ部にチッピングが発生することが問題である。すなわち、ブレーキングでウエハを折り曲げた時、ダイシングテープの糊が柔らかいため、チップが動き、隣接チップと干渉して欠け(チッピング)が発生する。その結果、半導体装置の信頼性が低下するとともにチップの歩留りも低下することが問題となる。ダイシングブレードによってウエハを個片化していた時は、たとえダイシングテープの糊が柔らかくても、ダイシングブレード幅はレーザダイシングによる分割領域の幅よりも広い(厚い)分、分割された隣り合うチップ同士の間隔が十分に確保されるため、チップのピックアップの際、隣り合うチップ同士が干渉することがなかった。
なお、ブレーキングは、ウエハ上の検査パターンのヒゲ不良を発生させないために必要な作業である。すなわち、図25の比較例の検査パターン1Wfのヒゲ部1Vに示すように、予めブレーキングを行わずにエキスパンドを行うと、ウエハ主面に形成された検査パターン1Wfが銅等で形成されていて粘るためヒゲ部1Vとなって残る。したがって、ヒゲ部1Vを形成しないようにするために、エキスパンドの前にブレーキングを予め行っておく必要がある。
また、糊が柔らかいとエキスパンド時にダイシングテープの糊がチップ裏面に付着するという問題も起こる。すなわち、ダイシングテープをエキスパンドする際、糊も引き伸ばされて引きちぎられる。特に、チップがDAF(Die Attach Film 、接着フィルム)を介してダイシングテープ上に搭載されている場合、ダイシングテープの糊が柔らかいとDAFが綺麗に切断されても、DAFの裏面にダイシングテープの糊が付着する。DAFの裏面にダイシングテープの糊が付着していると、温度サイクル試験やリフロー等の際にDAFに加わった熱によって糊が変質し、耐温度サイクル性や耐リフロー性を低下させるという問題が発生する。
さらに、DAFの裏面に糊が付着していると、チップを積層(または配線基板に実装)する際、平坦性が悪化し、実装不良に至ることが問題である。
本発明の目的は、半導体装置の信頼性の向上を図ることができる技術を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、半導体チップの取得の歩留り向上を図ることができる技術を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、耐温度サイクル性及び耐リフロー性の低下を抑制することができる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
すなわち、本発明は、半導体ウエハにレーザを照射して半導体ウエハの内部に破砕層を形成する工程と、ダイシングテープ上に接着層を介して半導体ウエハを搭載する工程と、ダイシングテープの接着層を硬化する工程と、前記破砕層を起点として半導体ウエハを折り曲げて分割する工程と、ダイシングテープを外周から引き伸ばしてチップ間隔を広げる工程とを有するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
ダイシングテープの接着層(糊)を硬化させ、その後、半導体ウエハの折り曲げを行うことにより、折り曲げ時に糊が硬化しているため、半導体チップがずれたり動いたりすることを阻止できる。その結果、チッピングの発生も抑制でき、半導体装置の信頼性の向上を図ることができる。
また、ダイシングテープの接着層(糊)を硬化させ、その後、半導体ウエハのエキスパンドを行うことにより、エキスパンド時に糊が硬化しているため、糊は引きちぎられることなく、糊がDAFの裏面に付着することを阻止できる。その結果、耐温度サイクル性や耐リフロー性の低下を阻止することができる。
以下の実施の形態では特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
さらに、以下の実施の形態では便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明などの関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数など(個数、数値、量、範囲などを含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良いものとする。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の半導体装置の製造方法の一例を示すフロー図、図2は図1に示すフローにおけるBGテープ貼り付け状態の一例を示す断面図、図3は図1に示すフローにおけるウエハの厚さ測定状態の一例を示す概念図、図4は図1に示すフローにおけるウエハの厚さ測定装置の一例を示す概念図、図5は図4に示す厚さ測定装置の出力波形の一例を示す概念図である。また、図6は図1に示すフローにおける裏面BG装置の構造の一例を示す平面図、図7は図1に示すフローにおける裏面研削状態の一例を示す概念図、図8は図1に示すフローにおけるレーザダイシング状態の一例を示す概念図、図9は図1に示すフローにおけるDAF貼り付け後の構造の一例を示す断面図、図10は図1に示すフローにおけるウエハマウント状態の一例を示す断面図である。さらに、図11は図1に示すフローにおけるブレーキング状態の一例を示す断面図、図12は図1に示すフローにおけるエキスパンド状態の一例を示す断面図、図13は図12に示すエキスパンド時に用いられるピックアップ装置の構造の一例を示す斜視図、図14は図12に示すエキスパンドによって分割された検査パターンの構造の一例を示す平面図である。
また、図15は本発明の実施の形態1のピックアップ状態の一例を示す断面図、図16は本発明の実施の形態1のダイボンディング方法の一例を示す斜視図、図17は本発明の実施の形態1の2段目チップのダイボンディング方法の一例を示す断面図、図18は本発明の実施の形態1のワイヤボンディング後の構造の一例を示す断面図、図19は本発明の実施の形態1の樹脂封止及びバンプ形成後の構造の一例を示す断面図である。
本実施の形態1の半導体装置の製造方法は、薄型の半導体チップ(例えば、チップ厚が50μm以下)が搭載される半導体装置の組み立てに関するものである。
本実施の形態1の半導体装置の組み立てを図1に示すフロー図に沿って説明する。
まず、図2に示す半導体ウエハ1Wを準備する。半導体ウエハ1Wは、図13に示す複数のチップ領域2が形成された主面1Waと、この主面1Waに対向する裏面1Wbとを有している。さらに、図14に示すように半導体ウエハ1Wの主面1Waのスクライブエリア1Weには、検査パターン1Wfが形成されている。検査パターン1Wfは、例えば、銅合金によって形成されたものである。
その後、図1のステップS1に示すBG(Back Grinding)テープ貼りを行う。ここでは、図2に示すように、半導体ウエハ1Wの主面1WaにBGテープ(研削用テープ)3を貼り付ける。
次に、この状態で図1のステップS2に示す厚さ測定を行う。ここでは、図4に示すように、半導体ウエハ1Wに赤外線である近赤外光9bを照射し、半導体ウエハ1Wの各界面(裏面1Wb及び主面1Wa)からの反射光9cを検出して半導体ウエハ1Wの厚さを測定する。例えば、チャックテーブル9d上にBGテープ3を介して固着された半導体ウエハ1Wに対して、その裏面1Wb側(上方)から、コントローラ9eと接続された赤外線カメラ等の厚さ測定器9aによって近赤外光9bを照射し、裏面1Wbからの反射光9c(a)と主面1Waからの反射光9c(b)を検出し、図5に示すように、反射光9c(a)と反射光9c(b)のピーク間距離(T)を導き出すものである。この場合、反射光9c(a)と反射光9c(b)のピーク間距離(T)が半導体ウエハ1Wの厚さとなる。
また、厚さ測定時は、図3に示すように半導体ウエハ1Wを回転テーブル13gに載置し、回転テーブル13gを回転させて測定することにより、半導体ウエハ1Wの面方向の複数箇所で厚さ測定を行うことが可能になり、その平均値を算出することでより高精度に半導体ウエハ1Wの厚さを測定することができる。
なお、近赤外光9bの波長は、800〜3000nmである。
本実施の形態1の半導体ウエハ1Wの厚さ測定方法によれば、裏面1Wbと主面1Waからのそれぞれの反射光9cのピーク間距離(T)を算出して半導体ウエハ1Wの厚さを測定するため、BGテープ3の厚さを含まないウエハそのものの厚さを測定することができる。
したがって、半導体ウエハ1Wの厚さを高精度に測定することができる。さらに、半導体ウエハ1Wの裏面1Wbの研削(BG)を行う際に、半導体ウエハ1Wの厚さを高精度に測定できるため、研削量を高精度に算出することができ、最終的に半導体ウエハ1Wの厚さを高精度に仕上げることができる。
また、この厚さ測定方法の場合、研削量を補正しながら裏面研削を行えるため、厚さ不良を発生させずに研削することができる。つまり、図3に示す回転テーブル13gと厚さ測定器9aを図6に示すBG装置13内に設けることで、裏面研削工程で半導体ウエハ1Wの厚さを測定しながら裏面1Wbの研削を行うこともできる。
ここで、図6は、BG装置13の構成の一例を示すものであり、ローダ13aと、アンローダ13bと、研削部13c(Z1〜Z3)と、BGテープ洗浄部13dとを有している。図6のBG装置13内で裏面研削を行う場合、例えば、A部に厚さ測定器9aと回転テーブル13gを配置することで研削量を補正しながら裏面研削を高精度に行うことができる。
ただし、半導体ウエハ1Wの厚さ測定は、裏面研削工程で行わなくても良く、裏面研削工程の前に、厚さ測定工程として行ってもよい。
次に、図1のステップS3に示すBG・DP(ドライポリッシング)を行う。すなわち、半導体ウエハ1Wの厚さの測定結果に基づいて半導体ウエハ1Wの裏面1Wbを研削する。または、半導体ウエハ1Wの厚さを測定しながら所望の厚さに到達するまで半導体ウエハ1Wの裏面1Wbを研削する。研削は、図6に示すBG装置13の研削部13cで行う。研削部13cでは、図7に示すように、回転テーブル13g上にBGテープ3を介して半導体ウエハ1Wを固着し、この状態でグラインダ13eの砥石13fによって半導体ウエハ1Wの裏面1Wbを研削し、半導体ウエハ1Wの厚さを所望の厚さにする。
その後、半導体ウエハ1Wのスクライブエリア1We(図14参照)に近赤外光(赤外線)9bを照射してレーザダイシング用のレーザ7を照射する箇所を算出する。ここでは、図4に示す厚さ測定方法を採用し、近赤外光9bを照射してレーザ照射箇所を導き出す。
その後、図1のステップS4に示すレーザダイシングを行う。ここでは、図8に示すように、半導体ウエハ1Wのスクライブエリア1Weにレーザ7を照射して半導体ウエハ1Wの内部に破砕層(改質層等ともいう)1Wdを形成する。すなわち、近赤外光9bを照射して導き出した半導体ウエハ1Wのスクライブエリア1Weのレーザ照射箇所に、集光レンズ7aを介して半導体ウエハ1Wの裏面1Wb側からレーザ7を照射し、その内部に破砕層1Wdを形成する。その際、例えば、レーザ7を600mm/secの速度で移動させる。なお、レーザダイシング用のレーザ7の波長は、1064nmである。
その後、ステップS5に示すDAF貼り付けを行う。まず、図9に示すように、半導体ウエハ1Wの裏面1Wbに接着フィルムであるDAF4を貼り付ける。DAF4は、フィルム状に形成されダイボンド材である。続いて、図1のステップS6のウエハマウント及び図10に示すように、ダイシングテープ5上にDAF4を介して半導体ウエハ1Wを搭載し、搭載後にBGテープ3を剥がす。すなわち、ダイシングテープ5上に半導体ウエハ1Wの裏面1WbのDAF4とダイシングテープ5の糊(接着層)5bとが接触するように半導体ウエハ1Wを搭載し、その後、BGテープ3を剥がす。
なお、ダイシングテープ5は、ポリオレフィン(PO)等の樹脂から形成された基材5aと、基材5a上に形成された糊(接着層)5bとからなる。その際、糊5bは、紫外線硬化型である。また、ダイシングテープ5の外周部にはリング状治具6が貼り付けられており、その開口部6aに半導体ウエハ1Wをマウントする。
その後、ダイシングテープ5に紫外線を照射する。これにより、ダイシングテープ5の糊5bを硬化させる。
その後、ステップS7に示すブレーキングを行う。すなわち、半導体ウエハ1Wを折り曲げて破砕層1Wdで分割する。ここでは、まず、ステップS8に示す紫外線(UV)をダイシングテープ5の糊(接着層)5bに照射する。その後、ステップS9に示す折り曲げを行う。図11は折り曲げを行うブレーキング装置14の主要部を示すものであり、第1テーブル14aと第2テーブル14bそれぞれのバー領域14cに跨がって半導体ウエハ1Wを載置し、それぞれのテーブルで吸着孔14dから半導体ウエハ1Wを真空吸着して固定した状態で、例えば、第2テーブル14bのみを所定の角度(θ)傾けることにより、半導体ウエハ1Wの破砕層1Wdに応力をかけて破砕層1Wdで切断するものである。θは、例えば、2°である。
その際、ダイシングテープ5に紫外線を照射して予め糊5bを硬化させている場合には、折り曲げ時に、チップがずれたり動いたりすることを阻止できる。これにより、隣接チップと干渉することも防止でき、チッピングの発生も抑制できる。
ただし、本実施の形態1のようにDAF4がある場合は、ブレーキング工程の前に予め糊5bを硬化させていなくてもDAF4の粘着力によりチップ1Cがダイシングテープ5上に保持されているため、チップがずれたりすることは起こり難い。そのため、必ずしもステップS7のブレーキング工程(ステップS9の折り曲げ工程)の前にしなくてもよいが、本実施の形態1のように半導体ウエハ1Wをダイシングテープ5にマウントした後、ダイシングテープ5に紫外線を照射することで、ブレーキング工程においても確実にチップ1Cを保持しておくことができる。これにより、DAF4が半導体ウエハ1Wの裏面1Wbに貼り付けられている場合でも、効果的である。
折り曲げ終了後、ステップS10に示すエキスパンドを行う。まず、接着フィルムであるDAF4を硬化させる。続いて、DAF4が硬化された状態でエキスパンドを行う。すなわち、DAF4が硬化された状態でダイシングテープ5を外周から引き伸ばしてチップ間隔を広げる。
エキスパンドでは、図12及び図13に示すように、まず、半導体ウエハ1Wが接合されたダイシングテープ5をピックアップ装置10の支持リング11上に水平に位置決めし、ダイシングテープ5の周縁部に接合されたリング状治具6をエキスパンドリング12で保持する。なお、図15に示すように、支持リング11の内側には半導体チップ1Cを上方に突き上げるための突き上げ駒16が配置されている。
次に、ピックアップ装置10のエキスパンドリング12を下降させることによって、図12に示すように、ダイシングテープ5の周縁部に接合されたリング状治具6を下方に押し下げる。リング状治具6が押し下げられると、ダイシングテープ5が、その中心部から周辺部(外周部)に向かう強い張力を受けて水平方向に弛みなく引き伸ばされる。この張力により、半導体ウエハ1Wのスクライブエリア1Weに形成された破砕層1Wdに沿って図13に示すチップ領域2が互いに分離する結果、図12に示すように、個片化された複数の半導体チップ1Cが得られる。
この時、半導体ウエハ1Wの裏面1WbのDAF4もダイシングテープ5とともに引き伸ばされ、チップ単位で分離されるため、個片化された半導体チップ1Cの裏面には、半導体チップ1Cと同サイズのDAF4が残る。
本実施の形態1では、DAF4が硬化された状態でエキスパンドを行うため、エキスパンド時に、DAF4を確実に分割することができる。その結果、ピックアップ時に、半導体チップ1Cを確実にピックアップすることができ、チッピング等の発生を抑制できる。これにより、半導体装置(図19に示すCSP24)の信頼性の向上を図ることができる。さらに、半導体チップ1Cの取得の歩留りを向上させることができる。
また、折り曲げ前に、UV照射によって予めダイシングテープ5の糊5bを硬化させた場合には、エキスパンド時に糊5bが硬化しているため、糊5bは引きちぎられることはなく、糊5bがDAF4の裏面に付着することを阻止できる。したがって、DAF4の裏面には糊5bが付着していないため、その後の工程での耐温度サイクル性や耐リフロー性の低下を阻止することができる。さらに、DAF4の裏面には糊5bが付着していないため、後述するチップ実装工程等で、半導体チップ1Cを積層(または配線基板に実装)する際に、チップの平坦性が悪化して実装不良に至ることを阻止できる。
また、先にエキスパンドの前に折り曲げ(ブレーキング)を行うことにより、図14に示すように、検査パターン1Wfを、ヒゲ部1V(図25参照)を形成することなく切断することができる。
尚、エキスパンド工程の前にUV照射する工程を施しておけば、ダイシングテープ5の糊5bがDAF4の裏面に付着する問題は抑制できるが、このUV照射する工程がブレーキング工程の後だと、エキスパンド工程の際、ダイシングテープ5が弛みなく引き伸ばされ難くなる。これは、ダイシングテープ5の接着層5bが硬化されない状態でブレーキング工程を施すと、半導体ウエハ1Wしか分割されない。そのため、ブレーキング工程の後にUV照射すると、ダイシングテープ5に亀裂が形成されていない状態で、ダイシングテープ5は硬化される。これにより、硬化したダイシングテープ5は、エキスパンド工程において引き伸ばされ難くなってしまう。これに対し、本実施の形態1のように、ブレーキング工程の前にUV照射しておけば、ブレーキング工程において半導体ウエハ1Wと、硬化されたダイシングテープ5の少なくとも一部が分割される。この結果、その後のエキスパンド工程の際、ダイシングテープ5は硬化された状態であっても、半導体ウエハ1Wに形成された破砕層1Wdと平面的に重なるダイシングテープ5の領域は分割されているため、ダイシングテープ5を容易に引き伸ばすことが可能である。
次に、図1のステップS11 に示す弛み除去を行う。ここでは、複数の半導体チップ1Cの外側の周辺部のエキスパンドによって発生したダイシングテープ5の弛みを取る。
その後、ステップS12に示すダイボンドを行う。まず、図15に示すチップのピックアップを行う。すなわち、個片化された半導体チップ1Cをダイシングテープ5上からピックアップする。ここでは、まず、1個の半導体チップ1Cの下方に突き上げ駒16を配置するとともに、ピックアップ用の吸着保持可能なコレット19を半導体チップ1Cの上方に配置して密着させる。
その後、突き上げ駒16によって半導体チップ1Cを上方に突き上げるとともに、コレット19を上方に移動させ、半導体チップ1C及びDAF4をダイシングテープ5から剥離する。
このようにして、ダイシングテープ5から剥離されてピックアップされた半導体チップ1Cは、コレット19に吸着・保持されて次工程(ペレット付け工程)に搬送され、図16に示すように配線基板17上に実装される。
次に、ピックアップされた半導体チップ1Cを、図16及び図17に示すように、配線基板17の主面上に実装されている半導体チップ18Cの主面上に移送する。なお、半導体チップ18Cは、配線基板17の主面上に接着層20aを介して1段目のチップとして搭載されている。
続いて、半導体チップ1Cの裏面の接着層8aと半導体チップ18Cの主面とを対向させた状態で半導体チップ1Cを下降しチップ18Cの主面上に載せる。ここで、接着層8aは、本実施の形態1ではDAF4である。すなわち、接着層8a(DAF4)を介して半導体チップ1Cを半導体チップ18C上に積み重ねる(積層する)。なお、チップの積層数は2段に限らず何段であってもよい。
ここで、配線基板17及び半導体チップ18Cの構成と実装方法の一例を説明する。配線基板17は、例えば多層配線構成を有するプリント配線基板からなり、厚さ方向に沿って互いに反対側になる主面および裏面を有している。配線基板17の主面には半導体チップ18Cが実装されている。また、配線基板17の主面には、半導体チップ18Cの外周を取り囲むように複数の電極17aが配置されている。また、配線基板17の裏面には、複数の電極17bが配置されている。配線基板17の主面の電極17aと裏面の電極17bとは配線基板17の内層の配線を通じて電気的に接続されている。配線基板17の電極17a,17bおよび配線は、例えば銅からなる。電極17a,17bの露出表面にはニッケル(Ni)下地の金(Au)メッキが施されている。
次に、半導体チップ18Cの構成について説明すると、半導体チップ18Cの半導体基板18Sは、半導体チップ1Cの半導体基板1Sと同様に、例えば、シリコン(Si)単結晶からなり、その主面には素子および配線層18Lが形成されている。配線層18Lの構成は、半導体チップ1Cの配線層1Lと同じであり、最上層には、パッド18LBが配置されている。半導体チップ18Cは、その主面を上に向け、かつ、その裏面が接着層20aにより配線基板17の主面に固着された状態で配線基板17の主面上に実装されている。接着層20aは、例えば、ポリイミド樹脂のような熱可塑性樹脂により形成されている。
なお、接着層20aの材料としてDAF4を使用しても良い。すなわち、1段目の半導体チップ18Cと2段目の半導体チップ1Cの両者ともDAF4を介して実装してもよい。
次に、図18に示すように、2段目の半導体チップ1Cのパッド1LBと1段目の半導体チップ18Cのパッド18LBとを導電性のワイヤ21により接続するとともに、1段目の半導体チップ18Cのパッド18LBと配線基板17の電極17aとをワイヤ21により接続する。2段目の半導体チップ1Cのパッド1LBと配線基板17の電極17aとをワイヤ21により接続しても良い。ワイヤ21は、例えば、金(Au)により形成されている。
その後、図19に示すように、半導体チップ1C,18C及び複数のワイヤ21等を樹脂封止する。例えば、トランスファモールド法を用いてエポキシ系樹脂等から封止体22を形成し、この封止体22により封止する。さらに、電極17b上に外部端子としてはんだボール23を形成する。はんだボール23は、例えば、鉛(Pb)−錫(Sn)の鉛半田材、または、例えば錫(Sn)−銀(Ag)−銅(Cu)系の鉛フリー半田材から成る。以上のようにしてCSP24(半導体装置)を製造する。
(実施の形態2)
図20は本発明の実施の形態2の半導体装置の製造方法の一例を示すフロー図、図21は図20に示すフローにおけるウエハマウント状態の一例を示す断面図、図22は図20に示すフローにおけるUV照射状態の一例を示す断面図、図23は図20に示すフローにおけるエキスパンド状態の一例を示す断面図、図24は本発明の実施の形態2の半導体装置の製造方法におけるピックアップ状態の一例を示す断面図である。
本実施の形態2の半導体装置の製造方法は、実施の形態1と同様に、例えば、チップ厚が50μm以下の薄型の半導体チップが搭載される半導体装置の組み立てに関するものであるが、実施の形態1との相違点は、ダイシングテープ5へのウエハマウント時に、DAF4を使用せずに直接半導体ウエハ1Wをダイシングテープ5に搭載するものである。
本実施の形態2の半導体装置の組み立てを図20に示すフロー図に沿って説明する。
まず、実施の形態1と同様に、半導体ウエハ1Wを準備する。半導体ウエハ1Wは、図13に示す複数のチップ領域2が形成された主面1Waと、この主面1Waに対向する裏面1Wbとを有している。さらに、図14に示すように半導体ウエハ1Wの主面1Waのスクライブエリア1Weには、検査パターン1Wfが形成されている。検査パターン1Wfは、例えば、銅合金によって形成されたものである。
その後、図20のステップS21に示すBGテープ貼りを行う。ここでは、半導体ウエハ1Wの主面1WaにBGテープ3を貼り付ける。
次に、この状態でステップS22に示す厚さ測定を行う。ここでは、実施の形態1と同様の方法で厚さ測定を行う。すなわち、図4に示すように半導体ウエハ1Wに赤外線である近赤外光9bを照射し、半導体ウエハ1Wの裏面1Wb及び主面1Waからの反射光9cを検出して半導体ウエハ1Wの厚さを測定する。
次に、ステップS23に示すBG・DP(ドライポリッシング)を行う。すなわち、半導体ウエハ1Wの厚さの測定結果に基づいて半導体ウエハ1Wの裏面1Wbを研削する。または、半導体ウエハ1Wの厚さを測定しながら所望の厚さに到達するまで半導体ウエハ1Wの裏面1Wbを研削する。
その後、半導体ウエハ1Wのスクライブエリア1We(図14参照)に近赤外光9bを照射してレーザダイシング用のレーザ7を照射する箇所を算出する。ここでは、図4に示す厚さ測定方法を採用し、近赤外光9bを照射してレーザ照射箇所を導き出す。
その後、ステップS24に示すレーザダイシングを行う。実施の形態1と同様に、図8に示すように、半導体ウエハ1Wのスクライブエリア1Weにレーザ7を照射して半導体ウエハ1Wの内部に破砕層(改質層等ともいう)1Wdを形成する。すなわち、近赤外光9bを照射して導き出した半導体ウエハ1Wのスクライブエリア1Weのレーザ照射箇所に、集光レンズ7aを介して半導体ウエハ1Wの裏面1Wb側からレーザ7を照射し、その内部に破砕層1Wdを形成する。その際、レーザダイシング用のレーザ7の波長は、1064nmである。
その後、ステップS25に示すウエハマウントを行う。まず、図21に示すように、ダイシングテープ5上に半導体ウエハ1Wを搭載し、搭載後にBGテープ3を剥がす。すなわち、ダイシングテープ5上に半導体ウエハ1Wの裏面1Wbとダイシングテープ5の糊(接着層)5bとが接触するように半導体ウエハ1Wを搭載し、その後、BGテープ3を剥がす。
なお、ダイシングテープ5は、ポリオレフィン(PO)等の樹脂から形成された基材5aと、基材5a上に形成された糊(接着層)5bとからなる。その際、糊5bは、紫外線硬化型である。また、ダイシングテープ5の外周部にはリング状治具6が貼り付けられており、その開口部6aに半導体ウエハ1Wをマウントする。
その後、ステップS26に示すブレーキングを行う。ブレーキングでは、まず、ステップS27に示すUV照射を行う。ここでは、図22に示すように、ダイシングテープ5に紫外線を照射してダイシングテープ5の糊5bを硬化させる。その際、半導体ウエハ1Wの裏面1Wb側から紫外線を照射する。すなわち、半導体ウエハ1Wの裏面1Wb側に、UVランプ15bに繋がったファイバスコープ15aを配置しておき、半導体ウエハ1Wの裏面1Wb側から紫外線を照射する。すなわち、ダイシングテープ5は、半導体ウエハ1Wの裏面1Wb側に貼り付けられているため、半導体ウエハ1Wの裏面1Wb側から紫外線を照射することにより、ダイシングテープ5の糊5bを確実に硬化させることができる。
なお、図22に示すUV照射では、半導体ウエハ1Wの下方において、ファイバスコープ15aを含むUVランプ15bを移動させる場合を図示しているが、UVランプ15b側を固定として、半導体ウエハ1W側を移動させる方法としてもよいし、あるいは、UVランプ15bと半導体ウエハ1Wの両者を固定として紫外線を照射してもよい。すなわち、半導体ウエハ1Wの裏面1Wb側において、UVランプ15bを大きな反射板で覆い、紫外線を前記反射板に乱反射させて半導体ウエハ1Wの裏面1Wb全域に紫外線を照射してもよい。
次に、図20のステップS28に示す折り曲げ(ブレーキング)を行う。すなわち、図11に示す実施の形態1と同様の方法で、半導体ウエハ1Wを折り曲げて破砕層1Wdで分割する。その際、本実施の形態2では、ダイシングテープ5の糊5bがUV照射によって硬化されているため、折り曲げ時に、半導体チップ1Cがずれたり動いたりすることを阻止できる。これにより、半導体チップ1Cが隣接チップと干渉することを防止でき、チッピングの発生を抑制することができる。本実施の形態2では、半導体ウエハ1Wの裏面1WbにDAF4が貼り付けられていないため、ブレーキング工程の前にダイシングテープ5の糊5bを予めUV照射によって硬化しておくことが必要である。
その結果、半導体装置(CSP24)の信頼性の向上を図ることができる。さらに、半導体チップ1Cの取得の歩留りを向上させることができる。
折り曲げ終了後、ステップS29に示すエキスパンドを行う。すなわち、ダイシングテープ5を外周から引き伸ばしてチップ間隔を広げる。エキスパンドでは、図13及び図23に示すように、まず、半導体ウエハ1Wが接合されたダイシングテープ5をピックアップ装置10の支持リング11上に水平に位置決めし、ダイシングテープ5の周縁部に接合されたリング状治具6をエキスパンドリング12で保持する。なお、図24に示すように、支持リング11の内側には半導体チップ1Cを上方に突き上げるための突き上げ駒16が配置されている。
次に、ピックアップ装置10のエキスパンドリング12を下降させることによって、図23に示すように、ダイシングテープ5の周縁部に接合されたリング状治具6を下方に押し下げる。リング状治具6が押し下げられると、ダイシングテープ5が、その中心部から周辺部(外周部)に向かう強い張力を受けて水平方向に弛みなく引き伸ばされる。この張力により、半導体ウエハ1Wのスクライブエリア1Weに形成された破砕層1Wdに沿って図13に示すチップ領域2が互いに分離する結果、図23に示すように、個片化された複数の半導体チップ1Cが得られる。
本実施の形態2では、エキスパンド前にUV照射によってダイシングテープ5の糊5bが硬化され、糊5bが硬化された状態でエキスパンドを行うため、エキスパンド時に、糊5bが引きちぎられることはなく、糊5bがチップ裏面に付着することを防止できる。したがって、チップ裏面に糊5bが付着していないため、後述するチップ実装工程等で、半導体チップ1Cを積層(または配線基板に実装)する際に、チップの平坦性が悪化して実装不良に至ることを阻止できる。
また、先にエキスパンドの前に折り曲げ(ブレーキング)を行うことにより、実施の形態1と同様に、図14に示すように、検査パターン1Wfをヒゲ部1V(図25参照)を形成することなく切断することができる。次に、図20のステップS30に示す弛み除去を行う。ここでは、複数の半導体チップ1Cの外側の周辺部のエキスパンドによって発生したダイシングテープ5の弛みを除去する。
その後、ステップS31に示すダイボンドを行う。まず、図24に示すチップのピックアップを行う。すなわち、個片化された半導体チップ1Cをダイシングテープ5上からピックアップする。ここでは、まず、1個の半導体チップ1Cの下方に突き上げ駒16を配置するとともに、ピックアップ用の吸着保持可能なコレット19を半導体チップ1Cの上方に配置して密着させる。
その後、突き上げ駒16によって半導体チップ1Cを上方に突き上げるとともに、コレット19を上方に移動させ、半導体チップ1Cをダイシングテープ5から剥離する。
このようにして、ダイシングテープ5から剥離されてピックアップされた半導体チップ1Cは、コレット19に吸着・保持されて次工程(ペレット付け工程)に搬送され、図16に示すように配線基板17上に実装される。
なお、ピックアップされた半導体チップ1Cを積層(または配線基板に実装)する方法については、実施の形態1の図16〜図19の説明と同じであるため、その説明については省略する。
本実施の形態2の半導体装置の製造方法によって得られるその他の効果については、実施の形態1の効果と同様であるためその重複説明は省略する。
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記発明の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施の形態2では、UV照射によってダイシングテープ5の糊5bを硬化させる場合について説明したが、冷却によって硬化させてもよい。冷却によって硬化させる場合には、折り曲げ(ブレーキング)前にダイシングテープ5を冷却して糊5bを硬化させ、この状態で折り曲げを行うとともに、折り曲げ後、ダイシングテープ5は常温に戻ってしまうため、エキスパンド前に再度ダイシングテープ5を冷却して糊5bを硬化させ、この状態でエキスパンドを行うことが好ましい。
本発明は、ダイシングテープを用いた半導体製造技術に好適である。
本発明の実施の形態1の半導体装置の製造方法の一例を示すフロー図である。 図1に示すフローにおけるBGテープ貼り付け状態の一例を示す断面図である。 図1に示すフローにおけるウエハの厚さ測定状態の一例を示す概念図である。 図1に示すフローにおけるウエハの厚さ測定装置の一例を示す概念図である。 図4に示す厚さ測定装置の出力波形の一例を示す概念図である。 図1に示すフローにおける裏面研削(BG)装置の構造の一例を示す平面図である。 図1に示すフローにおける裏面研削状態の一例を示す概念図である。 図1に示すフローにおけるレーザダイシング状態の一例を示す概念図である。 図1に示すフローにおけるDAF貼り付け後の構造の一例を示す断面図である。 図1に示すフローにおけるウエハマウント状態の一例を示す断面図である。 図1に示すフローにおけるブレーキング状態の一例を示す断面図である。 図1に示すフローにおけるエキスパンド状態の一例を示す断面図である。 図12に示すエキスパンド時に用いられるピックアップ装置の構造の一例を示す斜視図である。 図12に示すエキスパンドによって分割された検査パターンの構造の一例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1の半導体装置の製造方法におけるピックアップ状態の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1の半導体装置の製造方法におけるダイボンディング方法の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1の半導体装置の製造方法における2段目チップのダイボンディング方法の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1の半導体装置の製造方法におけるワイヤボンディング後の構造の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1の半導体装置の製造方法における樹脂封止及びバンプ形成後の構造の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態2の半導体装置の製造方法の一例を示すフロー図である。 図20に示すフローにおけるウエハマウント状態の一例を示す断面図である。 図20に示すフローにおけるUV照射状態の一例を示す断面図である。 図20に示すフローにおけるエキスパンド状態の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態2の半導体装置の製造方法におけるピックアップ状態の一例を示す断面図である。 比較例の検査パターンの構造を示す平面図である。
符号の説明
1W 半導体ウエハ
1Wa 主面
1Wb 裏面
1Wd 破砕層
1We スクライブエリア
1Wf 検査パターン
1V ヒゲ部
1C 半導体チップ
1S 半導体基板
1L 配線層
1LB パッド(電極)
2 チップ領域
3 BGテープ(研削用テープ)
4 DAF(接着フィルム)
5 ダイシングテープ
5a 基材
5b 糊(接着層)
6 リング状治具
6a 開口部
7 レーザ
7a 集光レンズ
8a 接着層
9a 厚さ測定器
9b 近赤外光(赤外線)
9c 反射光
9d チャックテーブル
9e コントローラ
10 ピックアップ装置
11 支持リング
12 エキスパンドリング
13 BG装置
13a ローダ
13b アンローダ
13c 研削部
13d BGテープ洗浄部
13e グラインダ
13f 砥石
13g 回転テーブル
14 ブレーキング装置
14a 第1テーブル
14b 第2テーブル
14c バー領域
14d 吸着孔
15a ファイバスコープ
15b UVランプ
16 突き上げ駒
17 配線基板
17a,17b 電極
18C 半導体チップ
18S 半導体基板
18L 配線層
18LB パッド(電極)
19 コレット
20a 接着層
21 ワイヤ
22 封止体
23 はんだボール
24 CSP(半導体装置)

Claims (26)

  1. (a)半導体ウエハにレーザを照射して前記半導体ウエハの内部に破砕層を形成する工程と、
    (b)ダイシングテープ上に接着層を介して前記半導体ウエハを搭載する工程と、
    (c)前記ダイシングテープの接着層を硬化する工程と、
    (d)前記破砕層を起点とし、前記半導体ウエハを折り曲げて分割する工程と、
    (e)前記ダイシングテープを外周から引き伸ばしてチップ間隔を広げる工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記ダイシングテープの接着層は、紫外線硬化型であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記(a)工程の後、前記ダイシングテープ上に前記半導体ウエハの裏面と前記ダイシングテープの接着層とが接触するように前記半導体ウエハを搭載することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記(a)工程の前に、前記半導体ウエハのスクライブエリアに赤外線を照射して前記レーザを照射する箇所を算出する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記半導体ウエハの裏面に、接着フィルムが貼り付けられていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記レーザの波長は、1064nmであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記半導体ウエハの主面のスクライブエリアに検査パターンが形成されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. (a)半導体ウエハにレーザを照射して前記半導体ウエハの内部に破砕層を形成する工程と、
    (b)ダイシングテープ上に接着層を介して前記半導体ウエハを搭載する工程と、
    (c)前記ダイシングテープに紫外線を照射する工程と、
    (d)前記半導体ウエハを折り曲げて前記破砕層で分割する工程と、
    (e)前記ダイシングテープを外周から引き伸ばしてチップ間隔を広げる工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項8記載の半導体装置の製造方法において、前記ダイシングテープの接着層は、紫外線硬化型であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項8記載の半導体装置の製造方法において、前記(a)工程の後、前記ダイシングテープ上に前記半導体ウエハの裏面と前記ダイシングテープの接着層とが接触するように前記半導体ウエハを搭載することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項8記載の半導体装置の製造方法において、前記(c)工程では、前記紫外線を照射することで前記ダイシングテープを硬化させることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 請求項11記載の半導体装置の製造方法において、前記紫外線を照射する際に、前記半導体ウエハの裏面側から照射することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 請求項8記載の半導体装置の製造方法において、前記(a)工程の前に、前記半導体ウエハのスクライブエリアに赤外線を照射して前記レーザを照射する箇所を算出する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 請求項8記載の半導体装置の製造方法において、前記半導体ウエハの裏面に、接着フィルムが貼り付けられていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. (a)半導体ウエハにレーザを照射して前記半導体ウエハの内部に破砕層を形成する工程と、
    (b)ダイシングテープ上に接着層を介して前記半導体ウエハを搭載する工程と、
    (c)前記ダイシングテープを冷却する工程と、
    (d)前記半導体ウエハを折り曲げて前記破砕層で分割する工程と、
    (e)前記ダイシングテープを冷却する工程と、
    (f)前記ダイシングテープを外周から引き伸ばしてチップ間隔を広げる工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 請求項15記載の半導体装置の製造方法において、前記(a)工程の後、前記ダイシングテープ上に前記半導体ウエハの裏面と前記ダイシングテープの接着層とが接触するように前記半導体ウエハを搭載することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  17. 請求項15記載の半導体装置の製造方法において、前記(c)工程では、前記冷却することで前記ダイシングテープを硬化させることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  18. 請求項15記載の半導体装置の製造方法において、前記(a)工程の前に、前記半導体ウエハのスクライブエリアに赤外線を照射して前記レーザを照射する箇所を算出する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  19. 請求項15記載の半導体装置の製造方法において、前記半導体ウエハの裏面に、接着フィルムが貼り付けられていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  20. (a)主面と前記主面に対向する裏面とを有し、かつ前記裏面に接着フィルムが貼り付けられた半導体ウエハを準備する工程と、
    (b)前記半導体ウエハにレーザを照射して前記半導体ウエハの内部に破砕層を形成する工程と、
    (c)ダイシングテープ上に前記接着フィルムを介して前記半導体ウエハを搭載する工程と、
    (d)前記ダイシングテープに紫外線を照射する工程と、
    (e)前記半導体ウエハを折り曲げて前記破砕層で分割する工程と、
    (f)前記接着フィルムを硬化させる工程と、
    (g)前記ダイシングテープを外周から引き伸ばしてチップ間隔を広げる工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  21. 請求項20記載の半導体装置の製造方法において、前記(a)工程の後、前記ダイシングテープ上に前記半導体ウエハの裏面の前記接着フィルムと、前記ダイシングテープの接着層とが接触するように前記半導体ウエハを搭載することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  22. 請求項20記載の半導体装置の製造方法において、前記(a)工程の前に、前記半導体ウエハのスクライブエリアに赤外線を照射して前記レーザを照射する箇所を算出する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  23. 請求項20記載の半導体装置の製造方法において、前記(d)工程では、前記紫外線を照射することで前記ダイシングテープを硬化させることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  24. (a)主面と前記主面に対向する裏面とを有する半導体ウエハを準備する工程と、
    (b)前記半導体ウエハの主面に研削用テープを貼り付ける工程と、
    (c)前記半導体ウエハに赤外線を照射し、その反射光を検出して前記半導体ウエハの厚さを測定する工程と、
    (d)前記厚さの測定結果に基づいて前記半導体ウエハの裏面を研削する工程と、
    (e)前記半導体ウエハのスクライブエリアに赤外線を照射してレーザを照射する箇所を算出する工程と、
    (f)前記半導体ウエハに前記レーザを照射して前記半導体ウエハの内部に破砕層を形成する工程と、
    (g)前記半導体ウエハの裏面に接着フィルムを貼り付ける工程と、
    (h)ダイシングテープ上に前記接着フィルムを介して前記半導体ウエハを搭載した後、前記研削用テープを剥がす工程と、
    (i)前記ダイシングテープに紫外線を照射する工程と、
    (j)前記半導体ウエハを折り曲げて前記破砕層で分割する工程と、
    (k)前記接着フィルムを硬化させる工程と、
    (l)前記ダイシングテープを外周から引き伸ばしてチップ間隔を広げる工程と、
    (m)前記(l)工程において形成された半導体チップをピックアップする工程と、
    (n)前記半導体チップを配線基板に搭載する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  25. 請求項24記載の半導体装置の製造方法において、前記ダイシングテープの接着層は、紫外線硬化型であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  26. 請求項24記載の半導体装置の製造方法において、前記(n)工程の後、
    (o)前記半導体チップの電極と前記配線基板の電極とを導電性のワイヤで接続する工程と、
    (p)前記半導体チップ及び前記ワイヤを樹脂封止する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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