JP2007259057A - 車載用信号受信装置及び信号受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号受信時における電力消費を改善することによって装置全体の消費電力を低減すること。
【解決手段】操作者が携帯するリモコン200から出力される無線信号を受信する車載用信号受信装置100であって、上記無線信号を受信する受信回路102と、第1の動作周波数で実行され上記無線信号の受信を待機する第1の動作モード(スリープモード)、スリープモードの動作周波数よりも高い第2の動作周波数で実行され上記無線信号を受信する信号処理モード、並びに、第1及び第2の動作周波数の間の動作周波数で実行され上記無線信号の受信を判定する信号判定モードを実行するECU101(制御部111)と、を具備することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載用信号受信装置及び信号受信方法に関し、特に、運転者が携帯するリモートコントローラからの無線信号に応じてエンジンの駆動開始、或いは、ドアの施錠/開錠などを可能としたキーレスエントリーシステムに好適な車載用信号受信装置及び信号受信方法に関する。
従来、リモコンからの無線信号に応じてエンジンの駆動開始などを可能とするキーレスエントリーシステムにおいて、消費電力の低減を図る車載用信号受信装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる車載用信号受信装置においては、リモコンからの無線信号の待受け時に受信回路の電源を間欠的にオン/オフすると共に、当該無線信号を解析するCPU(信号解析部)に周波数の異なる2種類のクロックを設け、上記電源がオン状態の時は動作周波数の大きい方(16MHz)で動作させる一方、オフ状態の場合は動作周波数の小さい方(32KHz)で動作させる。
すなわち、受信回路の電源がオフ状態の場合にはCPUの動作周波数を32KHzとし、CPUの動作機能を最小限にして電力消費を抑える。そして、一定周期で受信回路の電源をオン状態に切り替えると同時にCPUの動作周波数を16MHzまで上げ、リモコンからの無線信号を検出するか判定する。無線信号を検出した場合には当該動作周波数(16MHz)を維持する一方、検出しない場合には再び動作周波数を32KHzに下げる。これにより、受信回路の電源がオフ状態の場合における消費電力の低減を実現している。
特開平9−289458号公報
しかしながら、上述のような車載用信号受信装置の分野においては、消費電力の低減が常に要請されている。このため、消費電力の更なる低減を実現することが可能な車載用信号受信装置の開発が要請されている。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、信号受信時における電力消費を改善することによって装置全体の消費電力を低減することができる車載用信号受信装置及び信号受信方法を提供することを目的とする。
本発明の車載用信号受信装置は、操作者が携帯する携帯通信機から出力される無線信号を受信する車載用信号受信装置であって、前記無線信号を受信する受信部と、第1の動作周波数で実行され前記無線信号の受信を待機する第1の動作モード、前記第1の動作周波数よりも高い第2の動作周波数で実行され前記無線信号を受信する第2の動作モード、並びに、前記第1及び第2の動作周波数の間の動作周波数で実行され前記無線信号の受信を判定する第3の動作モードを実行する制御部と、を具備することを特徴とする。
この構成によれば、第1の動作モード(後述するスリープモード)の動作周波数と第2の動作モード(後述する信号処理モード)の動作周波数との間の動作周波数で実行される第3の動作モード(後述する信号判定モード)を設け、この第3の動作モードで携帯通信機からの無線信号の受信を判定する。なお、装置における消費電力は動作周波数に依存する。このため、第3の動作モードで無線信号を受信しない場合に動作モードを第1の動作モードに移行させることにより、2段階で動作周波数を切り替える従来の構成に比べて無線信号の受信を検出しない場合における消費電力を低減することができるため、装置全体としての消費電力を低減することが可能となる。
上記車載用信号受信装置において、前記制御部は、前記第1の動作モードにおいて所定時間間隔で前記第3の動作モードに移行し、当該第3の動作モードで前記無線信号の受信を検出した場合には前記第2の動作モードに移行する一方、前記無線信号の受信を検出しない場合には前記第1の動作モードに移行することが好ましい。この場合には、2段階で動作周波数を切り替える従来の構成に比べて、携帯通信機からの無線信号の受信を検出しない場合における消費電力を低減することができるため、装置全体としての消費電力を低減することが可能となっている。一方、上記無線信号の受信を検出した場合には第2の動作モードで確実に当該無線信号を受信することが可能となる。
また、上記車載用信号受信装置において、前記制御部は、前記第2の動作モードで前記無線信号の受信処理を完了した後、前記第1の動作モードに移行するようにしても良い。この場合には、第2の動作モードにより無線信号の受信処理を完了した後に消費電力の小さい第1の動作モードに移行するため、無線信号の受信処理後の消費電力を抑制でき、より装置全体としての消費電力を低減することが可能となる。
本発明の信号受信方法は、第1の動作周波数で実行され操作者が携帯する携帯通信機から出力される無線信号の受信を待機する第1の動作モード、前記第1の動作周波数よりも高い第2の動作周波数で実行され前記無線信号を受信する第2の動作モード、並びに、前記第1及び第2の動作周波数の間の動作周波数で実行され前記無線信号の受信を判定する第3の動作モードを切り替えて前記無線信号を受信する信号受信方法であって、前記第1の動作モードにおいて所定時間間隔で前記第3の動作モードに移行し、当該第3の動作モードで前記無線信号の受信を検出した場合には前記第2の動作モードに移行する一方、前記無線信号の受信を検出しない場合には前記第1の動作モードに移行することを特徴とする。
この方法によれば、第1の動作モード(後述するスリープモード)と第2の動作モード(後述する信号処理モード)との間の動作周波数で実行される第3の動作モード(後述する信号判定モード)を設け、この第3の動作モードで携帯通信機からの無線信号の受信を判定する。そして、第3の動作モードで無線信号の受信を検出した場合には第2の動作モードに移行する一方、無線信号の受信を検出しない場合には第1の動作モードに移行することから、2段階で動作周波数を切り替える従来の方法に比べて携帯通信機からの無線信号の受信を検出しない場合における消費電力を低減することができるため、装置全体としての消費電力を低減することが可能となる。
上記信号受信方法においては、前記第2の動作モードで前記無線信号の受信処理を完了した後、前記第1の動作モードに移行することが好ましい。この場合には、第2の動作モードにより無線信号の受信処理を完了した後に消費電力の小さい第1の動作モードに移行するため、無線信号の受信処理後の消費電力を抑制でき、より装置全体としての消費電力を低減することが可能となる。
本発明によれば、信号受信時における電力消費を改善することによって装置全体の消費電力を低減することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る車載用信号受信装置(以下、適宜「受信装置」という)100の構成を示す機能ブロック図である。
本実施の形態に係る受信装置100は、例えば、運転者(操作者)が携帯する携帯通信機としてのリモートコントローラ(以下、適宜「リモコン」と略す)200からの無線信号に応じて各種処理の実行を可能とするキーレスエントリーシステムに適用される。受信装置100は、例えば、リモコン200からの無線信号に応じてエンジンの駆動開始、或いは、ドアの施錠/開錠などの処理を実行する。
なお、以下においては、リモコン200からの無線信号に応じてドアの施錠/開錠処理を実行する場合について説明する。しかし、本実施の形態に係る受信装置100が実行する処理については、これに限定されるものではなく、適宜変更が可能である。
本実施の形態に係る受信装置100は、図1に示すように、装置全体の制御を行うECU101を備え、このECU101に接続された受信回路102、第1クロック103及び第2クロック104及び認証コード記憶部105などを含んで構成される。また、ECU101には、車両のドアの内側に配設されたドアの施錠/開錠を指示するスイッチなどを含む各種スイッチ106、並びに、車両のドアに搭載された錠機構部107における施錠/開錠を行う錠駆動部108が接続される。
ECU101は、リモコン200からの無線信号の受信を判定すると共に、当該無線信号に応じてドアの施錠/開錠処理を実行する。この際、ECU101は、複数の動作モードを切り替えて無線信号の受信処理及び施錠/開錠処理を実行する。具体的には、リモコン200からの無線信号の受信を判定する信号判定モード、リモコン200からの無線信号を受信し、当該無線信号に応じた処理(ここでは、施錠/開錠処理)を実行する信号処理モード、並びに、リモコン200からの無線信号の受信を待機し、消費電力の低減を図るスリープモードの3つの動作モードで処理を実行する。なお、スリープモードが第1の動作モードに対応し、信号処理モードが第2の動作モードに対応し、信号判定モードが第3の動作モードに対応する。
これらの3種類の動作モードは、ECU101により各動作モードが実行される動作周波数(以下、「動作クロック」という)において相違する。具体的にいうと、信号判定モードは2MHzの動作クロックで実行され、信号処理モードは16MHzの動作クロックで実行され、スリープモードは32KHzで実行される。受信装置100における消費電力は、ECU101が各動作モードを実行する際の動作クロックに依存する。このため、上記3種類の動作モードにおいて、消費電力は、スリープモードにおいて最も小さく、これに続いて信号判定モードが小さく、信号処理モードが最も大きい。
受信回路102は、受信部として機能し、リモコン200から送出される無線信号を受信する。第1クロック103及び第2クロック104は、ECU101が後述する各動作モードを実行する際の動作クロックを提供する。第1クロック103が4MHzの動作クロックを提供する一方、第2クロック104が32KHzの動作クロックを提供する。認証コード記憶部105は、当該受信装置100及びリモコン200に予め割り当てられた認証コードを記憶する。かかる認証コードは、リモコン200からの無線信号に含まれ、ドアの施錠/開錠の許可を判定する際に用いられる。
ECU101は、リモコン200からの無線信号の受信を判定する受信判定部109と、ECU101が後述する各動作モードを実行する際の動作クロックを制御するクロック制御部110と、ECU101全体の制御を行う制御部111と、を備えている。
受信判定部109は、リモコン200からの無線信号の受信を判定する。具体的には、受信回路102が受信した無線信号を受け取り、当該無線信号がドアの施錠/開錠指示を含む正規の無線信号であるか、ノイズであるかを判定する。そして、正規の無線信号を受信した場合にのみ、その旨を制御部111に通知する。
クロック制御部110は、第1クロック103及び第2クロック104から提供される動作クロックに応じて上記3つの動作モードの動作クロックを生成する。具体的にいうと、2MHzの動作クロックで動作する信号判定モードにおいては、第1クロック103から提供される4MHzの動作クロックを分周することで2MHzの動作クロックを生成する。16MHzの動作クロックで動作する信号処理モードにおいては、第1クロック103から提供される4MHzの動作クロックを4倍することで16MHzの動作クロックを生成する。32KHzの動作クロックで動作するスリープモードにおいては、第2クロック104から提供される32KHzの動作クロックをそのまま利用する。
制御部111は、例えば、CPUで構成され、ECU101が有する各構成要素の制御を行う。そして、内部要因又は外部要因に応じて実行すべき動作モードを切り替えると共に、切り替え後の動作モードに応じた処理を実行する。なお、制御部111において、動作モードを切り替える際の要因及びタイミングについては後述する。
また、制御部111は、錠駆動部108にドアの施錠/開錠を指示する。この際、制御部111は、認証コード記憶部105に記憶された認証コードを参照し、リモコン200からの無線信号に含まれる認証コードに応じてドアの施錠/開錠の許可を判定する。認証コードが適正な場合にのみ、ドアの施錠/開錠を許可する。
ここで、本実施の形態に係る受信装置100に無線信号を送信するリモコン200の構成について説明する。図2は、本実施の形態に係る受信装置100に無線信号を送信するリモコン200の構成を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、リモコン200は、リモコン200全体の制御を行う制御部201を備え、この制御部201に接続された送信スイッチ202、送信回路203及び認証コード記憶部204などを含んで構成される。
送信スイッチ202は、リモコン200を携帯する運転者等がドアの施錠又は開錠を行う場合に選択されるものである。送信回路203は、受信装置100へ送出する送信信号を無線信号に変換して送信する。認証コード記憶部204は、当該リモコン200及び受信装置100に予め割り当てられた認証コードを記憶する。制御部201は、リモコン200の構成要素を利用し、運転者等の指示に応じて無線信号を受信装置100に送信する制御を行う。
本実施の形態に係る受信装置100は、リモコン200からの無線信号を受信する際、上述の動作モードを切り替えながら処理を行う。以下、本実施の形態に係る受信装置100において、リモコン200からの無線信号を受信する際の処理を図3及び図4を用いて説明する。図3は、本実施の形態に係る受信装置100において、リモコン200からの無線信号を受信する際の処理を説明するためのフロー図である。図4は、本実施の形態に係る受信装置100における動作モードの遷移状態図である。
図3に示すように、キーレスエントリーシステムが起動されると、制御部111は、動作モードをスリープモードに設定する(ステップ(以下、「ST」という)301)。これにより、制御部111の処理は、上述のように、第2クロック104から提供される32KHzで実行される。スリープモードにおいては、リモコン200からの無線信号の受信が待機され、消費電力の低減が図られている。
スリープモードにおいて、制御部111は、各種スイッチ106から出力される制御信号を受信したか判定する(ST302)。例えば、運転席にいる運転者によるドアの施錠/開錠ボタンを指示する制御信号を受信するか判定する。ここで制御信号を受信した場合、制御部111は、動作モードを信号処理モードに設定する(ST307)。これにより、図4に示す矢印Aのように、動作モードがスリープモードから信号処理モードに切り替えられる。なお、信号処理モードについては後述する。
ST302において制御信号を受信しない場合、制御部111は、スリープモードにおいて予め定めた所定時間が経過したか判定する(ST303)。ここで、所定時間の経過を判定するのは、スリープモードから所定時間間隔で信号判定モードに移行させるためである。なお、所定時間が経過するまでは処理をST301に戻し、スリープモードを継続する。
ST303で所定時間が経過した場合には、制御部111は、動作モードを信号判定モードに設定する(ST304)。これにより、図4に示す矢印Bのように、動作モードがスリープモードから信号判定モードに切り替えられる。これにより、上述のように、制御部111の処理は、第1クロック104から提供される4MHzを分周した2MHzで実行される。このような動作クロックにより、リモコン200からの無線信号の受信が判定される。
信号判定モードにおいて、制御部111は、リモコン200から無線信号を受信したか判定する(ST305)。無線信号を受信した場合、制御部111は、動作モードを信号処理モードに設定する(ST307)。これにより、図4に示す矢印Cのように、動作モードが信号判定モードから信号処理モードに切り替えられる。なお、信号処理モードについては後述する。
ST305において無線信号を受信しない場合、制御部111は、信号判定モードにおいて予め定めた所定時間が経過したか判定する(ST306)。ここで、所定時間の経過を判定するのは、信号判定モードで所定時間、無線信号を受信しない場合にスリープモードに移行させるためである。ここで、信号判定モードで所定時間が経過した場合には、制御部111は、処理をST301に戻し、動作モードをスリープモードに設定する。これにより、図4に示す矢印Dのように、動作モードが信号判定モードからスリープモードに切り替えられる。そして、ST301以降の処理を再び実行する。なお、所定時間が経過するまでは処理をST304に戻し、信号判定モードを継続する。
ここで、信号処理モードについて説明する。信号処理モードにおいては、上述のように、制御部111の処理は、第1クロック104から提供される4MHzを4倍した16MHzで実行される。このような動作クロックにより、リモコン200からの無線信号が受信され、当該無線信号の内容に応じた処理が実行される。なお、各種スイッチ106からの制御信号を受信した場合には、当該制御信号の内容に応じた処理が実行される。
なお、ここでは、ドアの施錠/開錠処理が実行される。このとき、制御部111は、リモコン200から受信した無線信号に含まれる認証コードを参照し、ドアの施錠/開錠の許可を判定する。認証コードが一致し、施錠/開錠を許可する場合には、錠駆動部108に施錠/開錠を指示する制御信号を出力する。
ST307において動作モードを信号処理モードに設定した後、制御部111は、処理が終了したかを判定する(ST308)。ここで、処理が終了していない場合、制御部111は、処理をST307に戻し、信号処理モードを継続する。一方、処理が終了している場合には、処理をST301に戻し、動作モードをスリープモードに設定する。これにより、図4に示す矢印Eのように、動作モードが信号処理モードからスリープモードに切り替えられる。そして、ST301以降の処理を再び実行する。このようにして本実施の形態に係る受信装置100において、リモコン200からの無線信号を受信する際の一連の処理が終了する。
図5は、本実施の形態に係る受信装置100におけるECU101(制御部111)の動作クロックの移行を説明するためのタイムチャートである。なお、図5においては、リモコン200からの無線信号を受信する場合の動作クロックの移行について示し、各種スイッチ106から制御信号を受信する場合の動作クロックの移行については省略している。
図5においては、時点t1において、キーレスエントリーシステムが起動され、制御部111の動作モードがスリープモードに設定されたものとする。この場合、制御部111の処理は、まず、32KHzで実行される。そして、時点t1から所定時間が経過する時点t2までスリープモードが維持されるため、制御部111の動作クロックも32KHzを維持する。
時点t1から所定時間が経過すると、時点t2において、制御部111の動作モードがスリープモードから信号判定モードに切り替えられる。この場合、制御部111の動作クロックは、32KHzから2MHzに切り替えられる。そして、時点t2から所定時間が経過する時点t3まで信号判定モードが維持されるため、制御部111の動作クロックも2MHzを維持する。ここでは、リモコン200から無線信号の受信がないものとする。
時点t2から、リモコン200からの無線信号の受信を検出することなく所定時間が経過すると、時点t3において、制御部111の動作モードが信号判定モードからスリープモードに切り替えられる。この場合、制御部111の動作クロックは、2MHzから32KHzに切り替えられる。そして、時点t3から所定時間が経過する時点t4までスリープモードが維持されるため、制御部111の動作クロックも32KHzを維持する。
時点t3から時点t4までの動作モード及び動作クロック、並びに、時点t5から時点6までの動作モード及び動作クロックは、時点t1から時点t2までの動作モード及び動作クロックと同一であるため、その説明を省略する。また、時点t4から時点t5までの動作モード及び動作クロックは、時点t2から時点t3までの動作モード及び動作クロックと同一であるため、その説明を省略する。
ここでは、時点t6から実行開始される信号判定モードにおいて所定時間が経過する前の時点t7において、リモコン200からの無線信号の受信を検出したものとする。この場合、時点t7において、制御部111の動作モードが信号判定モードから信号処理モードに切り替えられる。この場合、制御部111の動作クロックは、2MHzから16MHzに切り替えられる。そして、時点t7からドアの施錠/開錠処理が終了する時点t8まで信号処理モードが維持されるため、制御部111の動作クロックも16MHzを維持する。
時点t7からドアの施錠/開錠処理が終了すると、時点t8において、制御部111の動作モードが信号処理モードからスリープモードに切り替えられる。この場合、制御部111の動作クロックは、16MHzから32KHzに切り替えられる。そして、再び、スリープモードにおける所定時間の経過を判定する。
なお、図5から明らかなように、ST303における所定時間とST306における所定時間とは異なり、その長さは適宜決定される。
このように本実施の形態に係る受信装置100においては、消費電力の異なるスリープモード、信号判定モード及び信号処理モードという3種類の動作モードを用意しておく。そして、リモコン200からの無線信号の受信を監視する際、最も消費電力の小さいスリープモードで待機する。このスリープモードにおいて所定時間毎に、スリープモードの次に消費電力の小さい信号判定モードに移行して無線信号の受信の判定を行う。この信号判定モードで無線信号を検出した場合には、最も消費電力の大きい信号処理モードに移行する一方、無線信号を検出しない場合には、再びスリープモードに移行する。
このように本実施の形態に係る受信装置100によれば、スリープモードと信号処理モードとの間の消費電力を有する信号判定モードを設け、この信号判定モードでリモコン200からの無線信号の受信を判定し、スリープモード又は信号処理モードへの移行を切り替えている。これにより、2段階で動作クロックを切り替える従来の車載用信号受信装置に比べて無線信号を検出しない場合における消費電力を低減することができるため、装置全体としての消費電力を低減することが可能となっている。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態に係る受信装置100においては、スリープモード、信号判定モード及び信号処理モードの3種類の動作モードを切り替えてリモコン200からの無線信号を受信する場合について示しているが、動作モードの種類についてはこれに限定されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、4種類以上の動作モードを用意し、装置本体における消費電力を低減するようにしても良い。
本発明の一実施の形態に係る車載用信号受信装置の構成を示す機能ブロック図である。 上記実施の形態に係る車載用信号受信装置に無線信号を送信するリモコンの構成を示す機能ブロック図である。 上記実施の形態に係る車載用信号受信装置において、リモコンからの無線信号を受信する際の処理を説明するためのフロー図である。 上記実施の形態に係る車載用信号受信装置における動作モードの遷移状態図である。 上記実施の形態に係る車載用信号受信装置におけるECUの動作クロックの移行を説明するためのタイムチャートである。
符号の説明
100 車載用信号受信装置(受信装置)
101 ECU
102 受信回路
103 第1クロック
104 第2クロック
109 受信判定部
110 クロック制御部
111 制御部
200 リモートコントローラ(リモコン)

Claims (5)

  1. 操作者が携帯する携帯通信機から出力される無線信号を受信する車載用信号受信装置であって、前記無線信号を受信する受信部と、第1の動作周波数で実行され前記無線信号の受信を待機する第1の動作モード、前記第1の動作周波数よりも高い第2の動作周波数で実行され前記無線信号を受信する第2の動作モード、並びに、前記第1及び第2の動作周波数の間の動作周波数で実行され前記無線信号の受信を判定する第3の動作モードを実行する制御部と、を具備することを特徴とする車載用信号受信装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の動作モードにおいて所定時間間隔で前記第3の動作モードに移行し、当該第3の動作モードで前記無線信号の受信を検出した場合には前記第2の動作モードに移行する一方、前記無線信号の受信を検出しない場合には前記第1の動作モードに移行することを特徴とする請求項1記載の車載用信号受信装置。
  3. 前記制御部は、前記第2の動作モードで前記無線信号の受信処理を完了した後、前記第1の動作モードに移行することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車載用信号受信装置。
  4. 第1の動作周波数で実行され操作者が携帯する携帯通信機から出力される無線信号の受信を待機する第1の動作モード、前記第1の動作周波数よりも高い第2の動作周波数で実行され前記無線信号を受信する第2の動作モード、並びに、前記第1及び第2の動作周波数の間の動作周波数で実行され前記無線信号の受信を判定する第3の動作モードを切り替えて前記無線信号を受信する信号受信方法であって、前記第1の動作モードにおいて所定時間間隔で前記第3の動作モードに移行し、当該第3の動作モードで前記無線信号の受信を検出した場合には前記第2の動作モードに移行する一方、前記無線信号の受信を検出しない場合には前記第1の動作モードに移行することを特徴とする信号受信方法。
  5. 前記第2の動作モードで前記無線信号の受信処理を完了した後、前記第1の動作モードに移行することを特徴とする請求項4記載の信号受信方法。
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