JP2007226936A - 不揮発性半導体記憶装置及びそれを用いた不揮発性メモリシステム - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びそれを用いた不揮発性メモリシステム Download PDF

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Abstract

【課題】ワード線毎に初期書き込み電圧を自動的に調整することが可能な不揮発性半導体記憶装置及びそれを用いた不揮発性メモリシステムを提供する。
【解決手段】本発明の不揮発性半導体記憶装置1は、ROMヒューズ11と、ワード線毎に調整された初期書き込み電圧のパラメータを求める調整回路とを有している。この調整回路は、制御回路17の一部で構成されている。ROMヒューズ11は、前記ワード線毎の前記調整された初期書き込み電圧のパラメータを記憶する領域を有して入る。制御回路17は、ROMヒューズ11及びデータレジスタ22に記憶されている情報に基づいてメモリセルアレイ24にデータを書き込む。
【選択図】図2

Description

本発明は、ビット線及びワード線の交差部に配設される電気的に書き換え可能な複数のメモリセルを有するメモリセルアレイを具備する不揮発性半導体記憶装置及びそれを用いた不揮発性メモリシステムに関する。
従来、半導体記憶装置の一つとして、電気的書き換えを可能としたEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)が知られている。中でも、メモリセルMTrを複数個直列接続してブロック(NANDセルブロック)を構成するNANDセル型EEPROM(NAND型フラッシュメモリ装置)は、他のメモリ装置と比較して、高集積化、大容量化が期待できるものとして注目されている。従来用いられているNANDセル型EEPROM(NAND型フラッシュメモリ装置)のデータ書き込み及び消去動作は、次のとおりである。
NAND型フラッシュメモリ装置のデータ書き込み動作は、主にビット線BLから最も離れた位置のメモリセルMTrから順に行う。まず、データ書き込み動作が開始されると、書き込みデータに応じてビット線BLには0V(“0”データ書き込み)又は電源電圧Vcc(“1”データ書き込み)が印加され、選択されたビット線BL側選択ゲート線にはVccが与えられる。この場合、ビット線BLが0Vのとき、接続された選択NANDセルブロックでは、選択ゲートトランジスタを介してNANDセルブロック内のチャネル部が0Vに固定される。ビット線BLがVccのとき、接続された選択NANDセルブロックでは、NANDセルブロック内のチャネル部は、選択ゲートトランジスタを介して[Vcc−Vtsg](ここで、Vtsgは、選択ゲートトランジスタの閾値電圧)まで充電された後、フローティング状態となる。
次に、選択NANDセルブロック内の選択メモリセルの制御ゲート線を0VからVpgm(例えば、20V程度:書き込み用高電圧)とし、選択NANDセルブロック内の非選択メモリセルの制御ゲート線を0VからVmg(例えば、10V程度:中間電圧)とする。
ここで、ビット線BLが0Vのとき、接続されたNANDセルブロックでは、NANDセルブロック内のチャネル部が0Vに固定されているため、選択NANDセルブロック内の選択メモリセルのゲート(=Vpgm電位)とチャネル部(=0V)とに大きな電位差(例えば、20V程度)が発生し、チャネル部から浮遊ゲートに電子注入が生じる。これにより、その選択メモリセルの閾値は、正方向にシフトする。この状態が、データ“0”である。
一方、ビット線BLがVccのとき、接続された選択NANDセルブロックでは、NANDセルブロック内のチャネル部がフローティング状態であるため、選択NANDセルブロック内の制御ゲート線とチャネル部との間の容量カップリングの影響による制御ゲート線の電圧上昇(0V→Vpgm、Vmg)に伴い、チャネル部の電位がフローティング状態を維持したまま[Vcc−Vtsg]電位からVmch(例えば、8V程度)に上昇する。このときには、選択NANDセルブロック内の選択メモリセルのゲート(=Vpgm電位)とチャネル部(=Vmch電位)との間の電位差が、例えば、12V程度と比較的小さいため、電子注入が起こらず、従って選択メモリセルの閾値は変化せず、負の状態に維持される。この状態が、データ“1”である。
NAND型フラッシュメモリ装置のデータ消去動作は、選択されたNANDセルブロック内の全てのメモリセルMTrに対して同時に行われる。即ち、選択されたNANDセルブロック内の全ての制御ゲートを0Vとし、ビット線BL、共通ソース線SOURCE、非選択NANDセルブロック中の制御ゲート及び全ての選択ゲートをフローティングとし、p型ウェル(又はp型基板)に、例えば、20V程度の高電圧を印加する。これにより、選択NANDセルブロック中の全てのメモリセルMTrにおいて浮遊ゲートの電子がp型ウェル(又はp型基板)に放出され、閾値電圧は、負方向にシフトする。このように、NAND型フラッシュメモリ装置においては、データ消去動作は、ブロック単位で一括して行われることになる。
NAND型フラッシュメモリ装置のデータ読み出しは、選択メモリセルの制御データを0Vとし、非選択メモリセルの制御ゲート及び選択ゲートを読み出し動作時のストレスから規定される電圧(例えば、5V)として、選択メモリセルで電流が流れるか否かを検出することにより行われる。
しかしながら、従来の書き込み方式においては、次のような問題があった(特許文献1及び非特許文献1参照)。
書き込み時には、書き込みパルスの形状を「理想的な台形状波形」とするのが好ましいが、書き込みパルス発生回路の都合上、メモリセルアレイと同一チップ上に「理想的な台形状波形」を発生する書き込みパルス発生回路を搭載するのは困難である。そこで、従来の書き込み方式においては、パルス波形を「階段状波形」としている。よって、理想的な台形状波形と比較して書き込みの効率が低下してしまうという問題があった。
また、階段状波形の書き込みパルスのインターバルを小さくすることによって書き込みパルスの形状を「理想的な台形状波形」に近づけることは可能であるが、その分、ベリファイ回数が増え、その結果として、書き込み時間及び消去時間が増加してしまうという問題があった。
特開平7−169284号公報 G.J.Hemink et al.,Symposium on VLSI Technology Digest of Technical Papers, 1995, pp.129-130
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、初期書き込み電圧を短時間で調整することが可能な不揮発性半導体記憶装置及びそれを用いた不揮発性メモリシステムの提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、互いに交差するように配設される複数のビット線及びワード線と、前記ビット線及びワード線の交差部に配設される電気的に書き換え可能な複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、を具備する不揮発性半導体記憶装置であって、前記ワード線毎に初期書き込み電圧のパラメータを求める調整回路と、前記調整回路からの前記初期書き込み電圧のパラメータを受けて記憶する初期書き込み電圧パラメータ記憶部と、前記初期書き込み電圧パラメータ記憶部に記憶された前記初期書き込み電圧のパラメータに基づいて前記メモリセルアレイに対するデータの書き込みを行う制御部と、を具備する構成を採る。
本発明の一実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、ワード線毎に初期書き込み電圧のパラメータを求める調整回路と、前記調整回路からの前記初期書き込み電圧のパラメータを受けて記憶する初期書き込み電圧パラメータ記憶部と、を具備するため、ワード線毎に初期書き込み電圧を短時間で調整することが可能となる。
(本件発明に至る経緯)
NAND型フラッシュメモリ装置では、通常、“0”データの書き込み後の閾値は、約0Vから約4Vの間に制御しなければならない。このため、書き込みベリファイが行われ、“0”書き込み不足のメモリセルMTrのみを検出し、“0”データ書き込み不足のメモリセルMTrに対してのみ再書き込みが行われるよう再書き込みデータを設定する(ビット毎ベリファイ)。“0”データ書き込み不足のメモリセルMTrは、選択された制御データを、例えば、0.5V(ベリファイ電圧)にして読み出すこと(ベリファイ読み出し)で検出される。すなわち、メモリセルMTrの閾値が0Vに対してマージンを持って、0.5V以上になっていないと、選択メモリセルで電流が流れ、“0”データ書き込み不足と検出される。
書き込み動作と書き込みベリファイを繰り返しながらデータ書き込みをすることで個々のメモリセルMTrに対して、書き込み時間が最適化され、“0”データ書き込み後の閾値は、約0Vから約4Vの間で制御される。
このようなNAND型フラッシュメモリ装置では、書き込み時の書き込み電圧Vpgmを一定としているため、電荷蓄積層の電子の量が比較的少ない書き込み初期では、メモリセルMTrの閾値変化は速く、電子注入が行われ電荷蓄積層の電子の量が比較的多い書き込み後期では、メモリセルMTrの閾値変化は遅い。また、書き込み初期では、トンネル電流の流れる層間絶縁膜に印加される電界が強く、書き込み後期では、その電界は弱い。
このため、書き込み速度を速くするため書き込み電圧Vpgmを高めると、書き込み後の最大閾値が高く、書き込み後の閾値分布が広くなり、また、トンネル電流の流れる層間絶縁膜に印加される電界が強くなり、信頼性が悪くなる。逆に、書き込み後の閾値分布幅を狭くするためVpgmを低めると、書き込み速度が遅くなる。言い換えれば、書き込み電圧マージンが狭い。また、書き込み、又は消去が進むにつれ、その効率が低下する。
また、NAND型フラッシュメモリ装置は、構成上、複数のメモリセルMTrの制御ゲートが接続されるワード線WL毎に書き込み特性が異なる。具体的には、選択ゲートに隣接するワード線WLとブロックの中央付近のワード線WLとでは、書き込み特性が大きく異なる。しかしながら、NAND型フラッシュメモリ装置では、ワード線毎に初期書き込み電圧(初期Vpgm)のパラメータを持っていない。ここで、NAND型フラッシュメモリ装置では、前記オフセット値を設定するパラメータをNAND型フラッシュメモリ装置内で自動的に調整(トリミング)することができない。このため、NAND型フラッシュメモリ装置では、ワード線WL毎に前記オフセット値を決めるために外部のテスタのCPU(Central Processing unit:中央処理装置)やメモリ装置を使って演算処理しなければならず、テスト時間が長くなる。
ここで、本出願人による先の出願(特願2005−27719号)において、書き込みパルスの1つのシリーズにおいて、書き込みパルス(閾値変動パルスとも言う)の電位を小刻みにステップアップ幅ΔVpgmずつ高くしながら書き込み動作を行うことにより、書き込み速度を向上し、書き込み時間を短縮することができる書き込み方法(以下、「ステップアップパルス法」と言う)技術が開示されている。このステップアップパルス法とは、最初に、ある初期書き込み電圧(初期Vpgm)の書き込みパルスを印加して書き込みを行い、その後、一定のステップアップ電圧(ΔVpgm)ずつVpgmを高くしながら数度に分けて書き込みパルスを印加する方法である。これによって、メモリセルMTrの閾値を徐々に変動させて閾値分布を制御している。このステップアップパルス法では、書き込み時間(又は書き込みループ回数)が所定の時間(又は回数)に収まるように前記初期Vpgmを調整(トリミング)する必要がある。ここで、前記初期Vpgm(初期書き込み電圧)の調整(トリミング)とは、例えば、書き込み時間を目標時間内に調整することや書き込みループ回数を目標回数以内に調整することを言う。
図14に、NAND型フラッシュメモリ装置においてワード線(WL)毎の初期Vpgmの調整(トリミング)を行った場合のフローチャートを示す。図示のとおり、まず、ステップ1.1(S1.1)において、外部入力装置を用いて、メモリセル(ターゲット)に対する書き込みループ回数のパラメータの設定(セット)及びトリミングするワード線WLのアドレスの設定(セット)が行なわれる。
次に、ステップ1.2(S1.2)において、外部入力装置を用いて、初期Vpgm(Vpgm0)のパラメータが設定(セット)される。
次に、ステップ1.3(S1.3)において、前記ターゲットのデータの消去が行なわれる。
次に、ステップ1.4(S1.4)において、前記ターゲットにデータの書き込みが行なわれる。
次に、ステップ1.5(S1.5)において、ベリファイ読み出しが実行される。前記ステップ1.5(S1.5)のベリファイ読み出しにおいて、その結果が全てパス(Pass)ならばデータの書き込みを終了する。一方、フェイル(Fail)ならばステップ1.6(S1.6)に移行する。
前記ステップ1.6(S1.6)においては、前記Vpgm0がΔVpgmだけ高く(インクリメント)される。この動作は、コマンド入力で自動的に行われる。この後、前記ステップ1.3(S1.3)に戻り、前記ステップ1.5(S1.5)のベリファイ読み出しが全てパス(Pass)するまで、前記ステップ1.6(S1.6)、前記ステップ1.3(S1.3)、ステップ1.4(S1.4)及び前記ステップ1.5(S1.5)が繰り返される。この際、前記Vpgm0をインクリメントした回数(N1)が、回路内の累積レジスタに格納される。
次に、ステップ2.1(S2.1)において、ワード線WLをインクリメントする。ここで、前記ワード線WLのインクリメントとは、前記トリミングするワード線WLをそのビット線BL側に隣接するワード線WLに変更することを言う。この後、前記ステップ1.2(S1.2)から前記ステップ1.6(S1.6)までと同様にして、ステップ2.2(S2.2)からステップ2.6(S2.6)までが実行され、この際、前記Vpgm0をインクリメントした回数(N2)が、回路内の累積レジスタに格納される。
次に、前記ステップ2.1(S2.1)から前記ステップ2.6(S2.6)までと同様の操作を、測定したいワード線WLの本数(この例では、m本)と同じ回数に達するまで繰り返す。
次に、ステップx(S)において、前記累積レジスタに格納されたVpgm0のインクリメント回数を累積し、累積値を測定したワード線WLの本数(この例では、m本)で平均化する(平均値=Navg)。
次に、ステップx+1(Sx+1)において、前記Vpgm0に平均加算値(Navg×ΔVpgm)を足したものを、新たなチップの初期Vpgmとして、パラメータに設定(セット)する(初期Vpgm=Vpgm0+Navg×ΔVpgm)。
ここで、NAND型フラッシュメモリ装置において、ワード線WL毎に初期Vpgmのパラメータを設定しようとした場合には、外部のテスタのCPUやメモリ装置を使って演算処理しなければならない。
次に、本発明の不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性メモリシステムの実施形態について説明する。ただし、本発明は、この実施形態に限定されない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る不揮発性メモリシステムの一例を示すブロック図である。図示のとおり、この不揮発性メモリシステムは、不揮発性半導体記憶装置であるNAND型フラッシュメモリ装置1及びメモリ装置コントローラであるフラッシュコントローラ2を有する。
前記フラッシュコントローラ2は、前記NAND型フラッシュメモリ装置1を制御する。例えば、前記フラッシュコントローラ2は、システム3(例えば、外部ホスト)からの要求に従って前記NAND型フラッシュメモリ装置1にアクセスし、データの読み出し、データの書き込み、及びデータの消去を制御する。
前記NAND型フラッシュメモリ装置1は、制御ピンと、入出力ピンとを持つ。前記制御ピンは、基本的に前記フラッシュコントローラ2からの制御信号を受信するためのピンであり、前記入出力ピンは、基本的に前記フラッシュコントローラ2とのデータの送受信、前記フラッシュコントローラ2からのコマンドの受信、及び前記フラッシュコントローラ2へのステータスの送信を行うためのピンである。この例では、前記制御ピンとして/CE(チップイネーブル)、ALE(アドレスラッチイネーブル)、CLE(コマンドラッチイネーブル)、/WE(ライトイネーブル)、/RE(リードイネーブル)、RY//BY(レディ/ビジー)、/WP(ライトプロテクト)があり、前記入出力ピンとしてI/O1〜I/O8がある。これらの制御ピン、及び入出力ピンは、フラッシュコントローラ2に接続されている。また、前記NAND型フラッシュメモリ装置1は、ROMヒューズ11を有する。前記ROMヒューズ11は、前記NAND型フラッシュメモリ装置1の回路動作上のパラメータ(リファレンス電圧、読み出し/書き込み/消去電圧初期値、不良ブロックアドレス情報、不良カラムアドレス情報等)等を記憶する。
図2に、前記NAND型フラッシュメモリ装置1の構成の一例を示す。図示のとおり、前記NAND型フラッシュメモリ装置1は、前記制御ピン、前記入出力ピン及びROMヒューズ11に加えて、ロジック制御部12、I/O制御回路13、ステータスレジスタ14、アドレスレジスタ15、コマンドレジスタ16、制御回路17、高電圧発生回路18、ロウデコーダ(ロウアドレスバッファデコーダ19A及びロウアドレスデコーダ19B)19、カラムバッファ20、カラムデコーダ21、データレジスタ22、センスアンプ23及びメモリセルアレイ24を有する。前記ROMヒューズ11は、例えば、前記メモリセルアレイ24に集積されたメモリセルと同じ構造を持つメモリセルを用いて形成できる。前記ROMヒューズ11に記憶させたデータは、通常のメモリセルに記憶させたデータと同様にして書き換えることができる。
なお、図3に示すように、前記ROMヒューズ11は、前記メモリセルアレイ24の領域内にあってもよい。すなわち、前記メモリセルアレイ24の一部のメモリセルを、前記ROMヒューズ11のメモリセルとして用いてもよい。前記ROMヒューズ11に記憶されている情報は、電源投入時に、前記ROMヒューズ11のメモリセルからデータレジスタ22に読み込まれ、NAND型フラッシュメモリ装置1の動作を最適化する。
図4に、図2及び3に示したメモリセルアレイ24の一構成例の回路図を示す。図示のとおり、このメモリセルアレイ24は、合計m個のブロック(BLOCK0、BLOCK1、BLOCK2、・・・、BLOCKi、・・・、BLOCKm)に分割されている。ここでは、「ブロック」とはデータ消去の最小単位である。
また、各ブロックBLOCK0〜BLOCKmは、それぞれ、図5に代表的に示すブロックBLOCKiのように、k個のNANDセルユニット0〜kで構成される。本実施形態では、各NANDセルユニットは、32個のメモリセルMTr0〜MTr31が直列に接続されて構成され、その一端は選択ゲート線SGDに接続された選択ゲートトランジスタTr0を介してビット線BL(BL_0、BL_1、BL_2、BL_3、・・・、BL_k−1、BL_k)に、他端は選択ゲート線SGSに接続された選択ゲートトランジスタTr1を介して共通ソース線SOURCEに接続されている。各々のメモリセルMTrの制御ゲートは、ワード線WL(WL0〜WL31)に接続されている。本発明は、1本のワード線WLに接続されるk個の各メモリセルMTrが電子注入量に応じた複数ビットのデータ(多値ビットデータ)を記憶する多値記憶のNAND型フラッシュメモリ装置に特に好ましく用いられるが、これに限定されるわけではなく、各メモリセルMTrが1ビットのデータを記憶するNAND型フラッシュメモリ装置に用いることも可能である。また、前記k個のメモリセルMTrは、「ページ」という単位を構成する。
図6に、一つのNANDセルユニットの前記ビット線BLに沿った断面を示す。前記メモリセルMTrは、n型シリコン基板或いはn型ウェル25に形成された、p型ウェル26に形成される。前記メモリセルMTrは、隣接するもの同士でソース、ドレイン拡散層27を共有して、浮遊ゲート28と制御ゲート29の積層構造をもって構成される。制御ゲート29は、同図の面に直交する方向の複数のメモリセルMTrに共通するワード線WLにパターニングされる。メモリセルアレイ24は、層間絶縁膜30で覆われる。前記層間絶縁膜30内部に埋め込まれる、ブロック内の共通ソース線(SOURCE)31は、前記共通ソース線(SOURCE)側の選択ゲートトランジスタTr1のソース拡散層27bにコンタクトする。前記層間絶縁膜30上に形成されるビット線(BL)32は、前記ビット線BL側の選択ゲートトランジスタTr2のドレイン拡散層27aにコンタクトする。これらの共通ソース線(SOURCE)31及びビット線(BL)32のコンタクトプラグは、隣接するメモリセルMTrで共有される。
この様にNAND型フラッシュメモリ装置1では、NANDセルユニット内で隣接するメモリセルMTrが拡散層を共有し、また隣接するNANDセルユニットが配線コンタクトプラグを共有する。詳細説明は省くが、図6の面に直交する方向には、ストライプパターンの素子領域と素子分離領域が交互に配列され、その各素子領域とこれと直交するストライプパターンのワード線WLの各交点にメモリセルMTrが構成される。これらの構造的特徴から、NAND型フラッシュメモリ装置1は、高密度化、大容量化が容易である。
また、本実施形態1では、メモリセルアレイ24を構成するブロックの数をm個とし、かつ、1つのブロックが、32個のメモリセルMTrでなるNANDセルユニットをk個含むようにしたが、これに限定されるわけではなく、所望の容量に応じてブロックの数、メモリセルMTrの数及びNANDセルユニットの数を変更すればよい。また、本実施形態においては、本発明を、1つのNANDセルユニットが1つのビット線BLに接続されたNAND型フラッシュメモリ装置に適用した例について説明しているが、本発明を、複数のNANDセルユニットが1つのビット線BLを共有する所謂シェアードビット線(Shared Bit Line)型のNAND型フラッシュメモリ装置に適用するようにしてもよい。
次に、本実施形態1のNAND型フラッシュメモリ装置1における初期Vpgmの調整(トリミング)について説明する。まず、図7に、本実施形態のNAND型フラッシュメモリ装置1におけるワード線WL毎に調整(トリミング)された初期Vpgmのパラメータを与える調整回路を示す。この調整回路は、制御回路17の一部で構成されている。この調整回路は、制御回路17の制御部により制御される。なお、この調整回路は、制御回路17とは別に構成されてもよい。図示のとおり、この調整回路は、Vpgmインクリメントコマンドレジスタ101、トリミング用シフトレジスタ(TSR)102、インクリメント回数累積レジスタ(AR)103、累積値平均化用シフトレジスタ(ASR)104、加算器(ADDR)105、WL0用〜WLm用の初期Vpgmパラメータレジスタ(PR0〜PRm)106、107、108、…、10m及びレジスタデータ転送コマンドレジスタ120を含む。Vpgmインクリメントコマンドレジスタ101は、書き込み電圧Vpgmをインクリメントするコマンドを発する。トリミング用シフトレジスタ(TSR)102は、書き込み電圧Vpgmを高く(インクリメント)する。インクリメント回数累積レジスタ(AR)103は、書き込み電圧Vpgmをインクリメントした回数を累積する。累積値平均化用シフトレジスタ(ASR)104は、累積した値を平均化する。加算器(ADDR)105は、初期書き込み電圧Vpgm0に平均化した値を加算する。ワード線WL毎にこの回路を保持するのは回路増につながるので、本実施形態1においては、この回路を一つだけ用意して、前記TSRからそれぞれのワード線WL毎の初期Vpgmのパラメータレジスタ(PR0〜PRm)へデータを転送するためのコマンドを用意し、初期Vpgmを調整(トリミング)した後、調整(トリミング)した値を初期Vpgmパラメータレジスタ(PR0〜PRm)106、107、108、…、10mの各々へ転送するようにしている。初期Vpgmパラメータレジスタ(PR0〜PRm)106、107、108、…、10mの各々には、アドレス(Address0〜Addressm)が割り当てられているので、レジスタデータ転送コマンドレジスタ120は、そのアドレスを設定(セット)し、データ転送コマンドを入力することで、各パラメータレジスタ(PR0〜PRm)へのデータの転送が可能となる。ワード線WL毎に初期Vpgmのパラメータを保持するためパラメータ増(回路増)にはなるが、その分、ワード線WL毎の初期Vpgmからの電圧シフト値(オフセット値)が不必要となるので、パラメータ(回路)の増減はない。なお、前記ワード線WL毎に調整(トリミング)された初期Vpgmのパラメータは、必ずしも全てのワード線WLに対して設定する必要はない。例えば、共通ソース線(SOURCE)側の選択ゲートTr1に隣接するワード線WL用、ビット線(BL)側の選択ゲートTr0に隣接するワード線WL用、及びその他のワード線WL用の3つのパラメータに分けるなど、最適な数のパラメータだけを設定するようにすることで、回路増を最小限にすることが可能である。
次に、図8に、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ装置1における初期Vpgmの調整(トリミング)のフローチャートを示す。図示のとおり、まず、ステップ1.1(S1.1)において、正常なブロックのサーチ(Good Block Search)を行う。前記Good Block Searchでは、具体的には、ブロックの消去をした後、当該ブロック内の全てのワード線WLに書き込みを行い、さらに、ベリファイ動作を行ってパス(Pass)するブロックを探す。なお、前記Good Block Searchに関しては、本出願人による特許出願(特開2002−117699号公報)に詳細が記載されているので、参照されたい。なお、前記ベリファイ動作をパス(Pass)しないブロックを排除する機能を設けることで、前記Good Block Searchを行わなくてもすむようにすることも可能である。このようにすれば、ブロックをインクリメントするたびごとに前記Good Block Searchを行う必要がなくなるため、テスト時間をさらに短縮することが可能となる。
次に、ステップ1.2(S1.2)において、外部入力機器を用いて、最初の正常なブロックのメモリセル(ターゲット)に対する書き込みループ回数のパラメータの設定(セット)及びトリミングするワード線WLのアドレスの設定(セット)が行なわれる。なお、前記書き込みループ回数は、任意に設定することができる。書き込みループ回数の前記パラメータの設定値(セット)及びトリミングするワード線WLの前記アドレスの設定値(セット)は、外部入力機器により前記制御ピン、前記入出力ピン及びI/O制御回路13を介してROMヒューズ11(図2及び図3)に与えられて記憶される。
次に、ステップ1.3(S1.3)において、外部入力機器を用いて、初期書き込み電圧(Vpgm0)のパラメータがトリミング用シフトレジスタ(TSR)102に設定(セット)される。前記Vpgm0は、任意に設定することができ、例えば、14Vとすればよい。初期書き込み電圧(Vpgm0)のパラメータは、外部入力機器により入力端子及びI/O制御回路13を介してROMヒューズ11(図2及び図3)に与えられて記憶される。
次に、ステップ1.4(S1.4)において、前記調整回路は、ROMヒューズ11及びデータレジスタ22に記憶されている情報に基づいて前記ターゲットのデータの消去を行う。
次に、ステップ1.5(S1.5)において、前記調整回路は、ROMヒューズ11及びデータレジスタ22に記憶されている情報に基づいて前記ターゲットにデータの書き込みを行う。
次に、ステップ1.6(S1.6)において、前記調整回路は、ROMヒューズ11及びデータレジスタ22に記憶されている情報に基づいてベリファイ読み出しを実行する。前記ステップ1.6(S1.6)のベリファイ読み出しにおいて、その結果が全てパス(Pass)ならばデータの書き込みを終了する。一方、フェイル(Fail)ならばステップ1.7(S1.7)に移行する。
前記ステップ1.7(S1.7)においては、前記調整回路は、ROMヒューズ11及びデータレジスタ22に記憶されている情報に基づいて前記Vpgm0をΔVpgmだけ高く(インクリメント)する。この動作は、コマンド入力で自動的に行うことが可能である。この後、前記ステップ1.4(S1.4)に戻り、前記ステップ1.6(S1.6)のベリファイ読み出しが全てパス(Pass)するまで、前記ステップ1.7(S1.7)、前記ステップ1.4(S1.4)、前記ステップ1.5(S1.5)及び前記ステップ1.6(S1.6)が繰り返される。この際、前記Vpgm0をインクリメントした回数(N1)が、回路内のインクリメント回数累積レジスタ(AR)103に格納される。なお、前記ΔVpmは、任意に設定することができ、例えば、0.2〜1.0Vの範囲とすることができる。前記ΔVpmは、外部入力機器により前記制御ピン、前記入出力ピン及びI/O制御回路13を介してROMヒューズ11(図2及び図3)に与えられて記憶される。
次に、ステップ2.1(S2.1)において、再度、Good Block Searchを行い、正常なブロックまでブロックをインクリメントする。この後、前記ステップ1.3(S1.3)から前記ステップ1.7(S1.7)までと同様にして、ステップ2.2(S2.2)からステップ2.6(S2.6)までが実行され、この際、前記Vpgm0をインクリメントした回数(N2)が、回路内のインクリメント回数累積レジスタ(AR)103に格納される。
次に、前記調整回路は、前記ステップ2.1(S2.1)から前記ステップ2.6(S2.6)までと同様の操作を、測定したいブロックの数(この例では、k個)と同じ回数に達するまで繰り返す。
次に、ステップx(S)において、前記インクリメント回数累積レジスタ(AR)103に格納されたVpgm0のインクリメント回数を累積する。累積値平均化用シフトレジスタ(ASR)104は、この累積値を測定したブロックの数(この例では、k個)で平均化する(平均値=Navg)。
次に、ステップx+1(Sx+1)において、加算器(ADDR)105は、初期書き込み電圧Vpgm0に平均加算値(Navg×ΔVpgm)を足したものを生成し、新たなチップの初期Vpgmパラメータとして、トリミング用シフトレジスタ(TSR)102に設定(セット)する(初期Vpgm=Vpgm0+Navg×ΔVpgm)。
次に、ステップx+2(Sx+2)において、レジスタデータ転送コマンドレジスタ120は、トリミングしたワード線WLに対応した初期Vpgmパラメータレジスタに前記新たなチップの初期Vpgmパラメータのデータを転送する。この動作は、前記初期Vpgmパラメータレジスタに対応したアドレス及び転送コマンドの入力のみで実行することが可能である。
次に、ステップx+3(Sx+3)において、前記調整回路は、ワード線WLをインクリメントする。ここで、前記ワード線WLのインクリメントとは、前記トリミングするワード線WLをそのビット線BL側に隣接するワード線WLに変更することを言う。この後、前記調整回路は、前記ステップ1.1(S1.1)から前記ステップx+3(Sx+3)までと同様の操作を、測定したいワード線WLの本数(例えば、m本)と同じ回数に達するまで繰り返す。
WL0用〜WLm用の初期Vpgmパラメータレジスタ(PR0〜PRm)106、107、108、…、10mのWL0用〜WLm用の初期Vpgmパラメータは、制御回路17(図2及び図3)の制御部によりROMヒューズ11(図2及び図3)に与えられ記憶される。ここで、ROMヒューズ11は、前記WL0用〜WLm用の初期Vpgmパラメータを記憶する所定の領域を有している。そして、制御回路17(図2及び図3)の制御部は、ROMヒューズ11に記憶された初期Vpgmパラメータ及びデータレジスタ22の情報に基づいて、NAND型フラッシュメモリ装置1の各部の動作を制御してメモリセルアレイ24に対するデータの書き込み及び読み出しを行う。
なお、WL0用〜WLm用の初期Vpgmパラメータレジスタ(PR0〜PRm)106、107、108、…、10mのWL0用〜WLm用の初期Vpgmパラメータは、制御回路17(図2及び図3)の制御部によりROMヒューズ11以外のパラメータ記憶部に与えられ記憶されるように構成されてもよい。この場合に、制御回路17(図2及び図3)の制御部は、前記パラメータ記憶部に記憶された初期Vpgmパラメータ及びデータレジスタ22の情報に基づいて、NAND型フラッシュメモリ装置1の各部の動作を制御してメモリセルアレイ24に対するデータの書き込み及び読み出しを行う。
このようにすることで、本実施形態1のNAND型フラッシュメモリ装置においては、ワード線WL毎に初期Vpgmのパラメータの値を自動生成して用意することが可能であるため、外部のテスタのCPUやメモリ装置を使って演算処理する必要はなく、テスト時間を短縮することが可能である。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態2は、ワード線WL毎に調整(トリミング)された初期Vpgmのパラメータを与える調整回路及び初期Vpgmの調整(トリミング)のシーケンスが一部異なること以外は、上述の実施形態1の不揮発性半導体記憶装置、及び不揮発性メモリシステムと同様であるので、その構成についてはここでは改めて説明しない。
上述の実施形態1は、回路増を防止するために、ワード線WL毎に調整(トリミング)された初期Vpgmのパラメータを与える調整回路を一つだけ用意し、調整結果をそれぞれのワード線WLに対応する初期Vpgmパラメータレジスタ(PR0〜PRm)へ転送する構成をとっていた。これに対し、本実施形態2は、前記調整回路をワード線WL毎に持つようにする。これにより、一回のテストフローにおいて複数の電圧を調整(トリミング)できるようになり、テスト時間をさらに短縮することが可能となる。
図9は、本実施形態2に係るNAND型フラッシュメモリ装置1のワード線WL毎に調整(トリミング)された初期Vpgmのパラメータを与える調整回路を示すブロック図である。この調整回路は、制御回路17の一部で構成されている。この調整回路は、制御回路17の制御部により制御される。なお、この調整回路は、制御回路17とは別に構成されてもよい。図示のとおり、この調整回路は、Vpgmインクリメントコマンドレジスタ101及び各ワード線用の調整部(WL0〜m用回路)201、202、…、20mを含む。前記各ワード線用の調整部(WL0〜m用回路)201〜20mは、それぞれ、WL0用〜WLm用のトリミング用シフトレジスタ(TSR0〜m)102、インクリメント回数累積レジスタ(AR0〜m)103、累積値平均化用シフトレジスタ(ASR0〜m)104及び加算器(ADDR0〜m)105を含む。なお、本実施形態2においては、WL0用〜WLm用のトリミング用シフトレジスタ(TSR0〜m)102は、WL0用〜WLm用の初期Vpgmパラメータレジスタ(PR0〜PRm)の役割も持つ。なお、WL0用〜WLm用のトリミング用シフトレジスタ(TSR0〜m)102は、WL0用〜WLm用の初期Vpgmパラメータレジスタ(PR0〜PRm)と別であってもよい。本発明の実施形態2に係るトリミング用シフトレジスタ(TSR0〜m102)、インクリメント回数累積レジスタ(AR0〜m)103、累積値平均化用シフトレジスタ(ASR0〜m)104、加算器(ADDR0〜m)105及び初期Vpgのパラメータレジスタ102の役割は、前述の実施形態1のそれと同様である。
図10は、本実施形態2に係るNAND型フラッシュメモリ装置1における初期Vpgmの調整(トリミング)の動作を説明するためのフローチャートである。ステップ1.1(S1.1)は、上述の実施形態1(図8のフローチャート)のそれと同様であるので、ここではその説明を省略する。
次に、ステップ1.2(S1.2)において、外部入力機器を用いて、最初の正常なブロックのメモリセル(ターゲット)に対する書き込みループ回数のパラメータを設定(セット)する。なお、前記書き込みループ回数は、任意に設定することができる。書き込みループ回数のパラメータを設定値(セット値)は、外部入力機器により前記制御ピン、前記入出力ピン及びI/O制御回路13を介してROMヒューズ11(図2及び図3)に与えられて記憶される。
次に、ステップ1.3(S1.3)において、前記調整回路は、ROMヒューズ11及びデータレジスタ22に記憶されている情報に基づいて、ワード線WL0に対する初期Vpgm(Vpgm0)の調整(トリミング)を行う。前記ワード線WL0に対するVpgm0の調整(トリミング)は、前述の実施形態1のステップ1.3(S1.3)からステップ1.7(S1.7)までと同様の操作で行うことができる。この際、ワード線WL0に対して前記Vpgm0をインクリメントした回数N1(0)が、調整部201のインクリメント回数累積レジスタ(AR)103に格納される。
次に、ステップ1.4(S1.4)において、前記調整回路は、ROMヒューズ11及びデータレジスタ22に記憶されている情報に基づいて、前記ステップ1.3(S1.3)と同様にして、ワード線WL1に対する初期Vpgm(Vpgm0)の調整(トリミング)を行う。この後、前記調整回路は、同様の操作を測定したいワード線WLの本数(この例では、m本)と同じ回数に達するまで繰り返す。この際、それぞれのワード線に対して前記Vpgm0をインクリメントした回数(N1(1)〜N1(m))が、前記調整回路の内部のインクリメント回数累積レジスタ(AR)103に格納される。
次に、ステップ2.1(S2.1)において、前記調整回路は、再度、Good Block Searchを行い、正常なブロックまでブロックをインクリメントする。この後、、前記調整回路は、前記ステップ1.3(S1.3)から前記ステップ1.m+3(S1.m+3)までと同様にして、ステップ2.2(S2.2)からステップ2.m+2(S2.m+2)までを実行する。この際、それぞれのワード線に対して前記Vpgm0をインクリメントした回数(N2(0)〜N2(m))が、前記調整部のインクリメント回数累積レジスタ(AR)103に格納される。
次に、前記調整回路は、前記ステップ2.1(S2.1)から前記ステップ2.6(S2.6)までと同様の操作を、測定したいブロックの数(この例では、k個)と同じ回数に達するまで繰り返す。
次に、ステップx(S)において、累積値平均化用シフトレジスタ(ASR)104は、インクリメント回数累積レジスタ(AR)103に格納されたVpgm0のインクリメント回数を累積する。累積値平均化用シフトレジスタ(ASR)104は、この累積値を測定したブロックの数(この例では、k個)で平均化する(平均値=Navg(0)、Navg(1)、・・・、Navg(k))。
次に、ステップx+1(Sx+1)において、加算器(ADDR)105は、初期書き込み電圧Vpgm0に平均加算値(Navg×ΔVpgm)を足したものを生成し、新たなチップの初期Vpgmパラメータとして、トリミング用シフトレジスタ(TSR)に設定(セット)する(初期Vpgm(0)=Vpgm0+Navg(0)×ΔVpgm、初期Vpgm(1)=Vpgm0+Navg(1)×ΔVpgm、・・・、初期Vpgm(k)=Vpgm0+Navg(k)×ΔVpgm)。
本実施形態2に係るWL0用〜WLm用の初期Vpgmパラメータレジスタ(PR0〜PRm)のWL0用〜WLm用の初期Vpgmパラメータは、制御回路17(図2及び図3)の制御部によりROMヒューズ11(図2及び図3)に与えられ記憶される。ここで、ROMヒューズ11は、前記WL0用〜WLm用の初期Vpgmパラメータを記憶する所定の領域を有している。そして、制御回路17(図2及び図3)の制御部は、ROMヒューズ11に記憶されているROMヒューズ11に記憶された初期Vpgmパラメータ及びデータレジスタ22の情報に基づいて、NAND型フラッシュメモリ装置1の各部の動作を制御してメモリセルアレイ24に対するデータの書き込み及び読み出しを行う。
なお、本実施形態2に係るWL0用〜WLm用の初期Vpgmパラメータレジスタ(PR0〜PRm)のWL0用〜WLm用の初期Vpgmパラメータは、制御回路17(図2及び図3)の制御部によりROMヒューズ11以外のパラメータ記憶部に与えられ記憶されるように構成されてもよい。この場合に、制御回路17(図2及び図3)の制御部は、前記パラメータ記憶部に記憶された初期Vpgmパラメータ及びデータレジスタ22の情報に基づいて、その後のNAND型フラッシュメモリ装置1の各部の動作を制御してメモリセルアレイ24に対するデータの書き込み及び読み出しを行う。
なお、本実施形態2においては、前記実施形態1と同じ効果を有し、かつ、トリミング用シフトレジスタ(TSR)102が初期Vpgmのパレメータレジスタとしても使われるため、前述の実施形態1のようなパラメータレジスタへの転送動作は必要ない。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態3は、初期Vpgmからの電圧シフト値(オフセット値)を設定するパラメータをワード線WL毎に用意する。これ以外の本実施形態3の構成は、上述の実施形態1の不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性メモリシステムと同様である。
図11は、本実施形態3に係るNAND型フラッシュメモリ装置1のワード線WL毎に初期Vpgmに調整(トリミング)された電圧シフト値(オフセット値)のパラメータを与える調整回路を示すブロック図である。この調整回路は、制御回路17の一部で構成されている。この調整回路は、制御回路17の制御部により制御される。なお、この調整回路は、制御回路17とは別に構成されてもよい。図示のとおり、この調整回路は、対象とするパラメータが、初期Vpgmから、初期Vpgmからの電圧シフト値(オフセット値)へと変更されたこと以外、前述の実施形態1に係る調整回路(図7の調整回路)と同様である。すなわち、本実施形態3に係る調整回路は、Vpgmインクリメントコマンドレジスタ101、トリミング用シフトレジスタ(TSR)102、インクリメント回数累積レジスタ(AR)103、累積値平均化用シフトレジスタ(ASR)104、加算器(ADDR)105、レジスタデータ転送コマンドレジスタ120及びWL0用〜WLm用のオフセット値WLVpgmのパラメータレジスタ(PR0〜PRm)300、301、302、…、30mを含む。
図12は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ装置1における初期Vpgmに電圧シフト値(オフセット値)のパラメータを与える調整(トリミング)を説明するためのフローチャートである。ステップ1.1(S1.1)は、上述の実施形態1(図8のフローチャート)のそれと同様であるので、ここではその説明を省略する。
次に、ステップ1.2(S1.2)において、外部入力機器を用いて、最初の正常なブロックのメモリセル(ターゲット)に対する書き込みループ回数のパラメータを設定(セット)する。なお、前記書き込みループ回数は、任意に設定することができる。前記書き込みループ回数の設定値(セット値)は、外部入力機器により前記制御ピン、前記入出力ピン及びI/O制御回路13を介してROMヒューズ11(図2及び図3)に与えられて記憶される。
次に、前記調整回路は、ブロック内の平均を取った初期Vpgm(Vpgm0)の調整(トリミング)を行う。この動作は、例えば、前述の図14のフローチャートに示した手法で実施できる。ただし、前述の図14のフローチャートに示した手法では、前記Vpgm0をワード線WL毎に用意するため、外部のテスタのCPUやメモリ装置を使って演算処理を行う必要があったが、本実施形態においては、前記Vpgm0をワード線WL毎に用意するのではなく、ブロック内の全てのワード線WLの平均化された値として用意するため、外部のテスタのCPUやメモリ装置を使って演算処理を行う必要はない。
これ以降のシーケンスは、基本的に上述の実施形態1(図8に示したフローチャート)と同様である。ただし、本実施形態3においては、ワード線WL毎に初期Vpgmからの電圧シフト値(オフセット値)WL_Vpgmを用意するため、シーケンスの一部が変更される。なお、前記WL_Vpgmは、マイナスシフト(マイナス値)からプラスシフト(プラス値)までを可能にする数値範囲を有するものであり、特に制限するものではないが、例えば、−8〜+8Vの範囲である。まず、ステップ2.1(S2.1)において、トリミングするワード線WLのアドレスを設定(セット)する。
次に、ステップ2.2(S2.2)において、前記オフセット値WL_Vpgmの最小値WL_Vpgm0をトリミング用シフトレジスタ(TSR)に設定(セット)する。このトリミング用シフトレジスタ(TSR)の設定値(セット値)は、外部入力機器により前記制御ピン、前記入出力ピン及びI/O制御回路13を介してROMヒューズ11(図2及び図3)に与えられて記憶される。
次に、ステップ2.3(S2.3)において、加算器105は、前記Vpgm0と前記WL_Vpgm0とを加算する(Vpgm=Vpgm0+WL_Vpgm0)。
ステップ2.4(S2.4)からステップ2.6(S2.6)までは、上述の実施形態1(図8のフローチャート)のステップ1.4(S1.4)からステップ1.6(S1.6)までと同様であるので、ここではその説明を省略する。
ステップ2.7(S2.7)においては、トリミング用シフトレジスタ(TSR)102は、前記WL_Vpgm0をΔVpgmだけ高く(インクリメント)する。この動作は、コマンド入力で自動的に行うことが可能である。この後、前記ステップ2.3(S2.3)に戻り、前記ステップ2.6(S2.6)のベリファイ読み出しが全てパス(Pass)するまで、前記ステップ2.7(S2.7)、前記ステップ2.3(S2.3)、ステップ2.4(S2.4)、前記ステップ2.5(S2.5)及び前記ステップ2.6(S2.6)が繰り返される。この際、前記WL_Vpgm0をインクリメントした回数(N1)が、回路内のインクリメント回数累積レジスタ(AR)103に格納される。
次に、ステップ3.1(S3.1)において、前記調整回路は、再度、Good Block Searchを行い、正常なブロックまでブロックをインクリメントする。この後、前記ステップ2.1(S2.1)から前記ステップ2.7(S2.7)までと同様にして、ステップ3.2(S3.2)からステップ3.8(S3.8)までが実行され、この際、前記WL_Vpgm0をインクリメントした回数(N2)が、回路内のインクリメント回数累積レジスタ(AR)103に格納される。
次に、前記ステップ3.1(S3.1)から前記ステップ3.8(S3.8)までと同様の操作を、測定したいブロックの数(この例では、k個)と同じ回数に達するまで繰り返す。
次に、ステップx(S)において、累積値平均化用シフトレジスタ(ASR)104は、前記インクリメント回数累積レジスタ(AR)に格納されたWL_Vpgm0のインクリメント回数を累積する。累積値平均化用シフトレジスタ(ASR)104は、この累積値を測定したブロックの数(この例では、k個)で平均化する(平均値=Navg)。
次に、ステップx+1(Sx+1)において、加算器105は、前記最小値に設定(セット)されたWL_Vpgm0に平均加算値(Navg×ΔVpgm)を足したものを生成し、新たなチップのオフセット値パラメータとして、トリミング用シフトレジスタ(TSR)102に設定(セット)する(WL_Vpgm=WL_Vpgm0+Navg×ΔVpgm)。
次に、ステップx+2(Sx+2)において、レジスタデータ転送コマンドレジスタ120は、トリミングしたワード線WLに対応したオフセット値WL_Vpgmのパラメータレジスタ300、301、302、…、30mに前記新たなチップのWL_Vpgmパラメータのデータを転送する。この動作は、前記WL_Vpgmパラメータレジスタに対応したアドレス及び転送コマンドの入力のみで実行することが可能である。
次に、ステップx+3(Sx+3)において、前記調整回路は、ワード線WLをインクリメントする。ここで、前記ワード線WLのインクリメントとは、前記トリミングするワード線WLをそのビット線BL側に隣接するワード線WLに変更することを言う。この後、前記調整回路は、前記ステップ1.1(S1.1)から前記ステップx+3(Sx+3)までと同様の操作を、測定したいワード線WLの本数(例えば、m本)と同じ回数に達するまで繰り返す。
WL0用〜WLm用のオフセット値WL_Vpgmのパラメータレジスタ(PR0〜PRm)300、301、302、…、30mのWL0用〜WLm用のオフセット値WLVpgmのパラメータは、制御回路17(図2及び図3)の制御部によりROMヒューズ11(図2及び図3)に与えられ記憶される。ここで、ROMヒューズ11は、前記WL0用〜WLm用のオフセット値WLVpgmのパラメータを記憶する所定の領域を有している。そして、制御回路17(図2及び図3)の制御部は、ROMヒューズ11に記憶されたオフセット値WL−Vpgmのパラメータ及びデータレジスタ22の情報に基づいて、NAND型フラッシュメモリ装置1の各部の動作を制御してメモリセルアレイ24に対するデータの書き込み及び読み出しを行う。
なお、WL0用〜WLm用のオフセット値WL−Vpgmのパラメータレジスタ(PR0〜PRm)300、301、302、…、30mのWL0用〜WLm用のオフセット値WLVpgmのパラメータは、ROMヒューズ11以外のパラメータ記憶部に与えられ記憶されるように構成されてもよい。この場合に、制御回路17(図2及び図3)の制御部は、前記パラメータ記憶部に記憶されたオフセット値WLVpgmのパラメータ及びデータレジスタ22の情報に基づいて、NAND型フラッシュメモリ装置1の各部の動作を制御してメモリセルアレイ24に対するデータの書き込み及び読み出しを行う。
このようにすることで、本実施形態3のNAND型フラッシュメモリ装置においては、ワード線WL毎に初期Vpgmからの電圧シフト値(オフセット値)のパラメータの値を自動生成して用意することが可能であるため、外部のテスタのCPUやメモリ装置を使って演算処理する必要はなく、テスト時間を短縮することが可能である。
なお、本実施形態3は、上述の実施形態1と同様の回路を用いた場合について説明したが、上述の実施形態2と同様の回路を用いることも可能である。
(実施形態4)
次に、本発明の実施形態4について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態4は、初期Vpgmからの電圧シフト値(オフセット値)を設定するパラメータを偶数ページ及び奇数ページ毎に用意するものである。これ以外の本実施形態4の構成は、上述の実施形態3の不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性メモリシステムと同様である。
図13は、本実施形態4に係るNAND型フラッシュメモリ装置1のワード線WLの偶数ページ及び奇数ページ毎に初期Vpgmに調整(トリミング)された電圧シフト値(オフセット値)のパラメータを与える調整回路を示すブロック図である。この調整回路は、制御回路17の一部で構成されている。この調整回路は、制御回路17の制御部により制御される。なお、この調整回路は、制御回路17とは別に構成されてもよい。
図示のとおり、本実施形態4の調整回路は、対象とするパラメータが、ワード線WLの偶数ページ及び奇数ページ毎に初期Vpgmに調整(トリミング)された電圧シフト値(オフセット値)のパラメータへと変更されたこと以外、前述の実施形態3に係る調整回路(図11の調整回路)と同様である。すなわち、本実施形態4に係る調整回路は、Vpgmインクリメントコマンドレジスタ101、トリミング用シフトレジスタ(TSR)102、インクリメント回数累積レジスタ(AR)103、累積値平均化用シフトレジスタ(ASR)104、加算器(ADDR)105、レジスタデータ転送コマンドレジスタ120並びにWL0用〜WLm用偶数ページ及び奇数ページのオフセット値WLVpgmのパラメータレジスタ(PR0〜PRm)400、401、…、40m及びを含む。
本実施形態4の調整回路の動作は、本実施形態3の調整回路がワード線WL毎に初期Vpgmに調整(トリミング)された電圧シフト値(オフセット値)のパラメータを用意する代わりに、ワード線WLの偶数ページ及び奇数ページ毎に初期Vpgmに調整(トリミング)された電圧シフト値(オフセット値)のパラメータを用意する点以外は、本実施形態3の調整回路の動作と同じである。
すなわち、本実施形態4の調整回路は、ワード線WLの偶数ページ及び奇数ページ毎に初期Vpgmに調整(トリミング)されたオフセット値のパラメータを、図12に示すフローのように求めて、WL0用〜WLm用偶数ページ及び奇数ページのオフセット値WL_Vpgmのパラメータレジスタ(PR0〜PRm)400、401、、…、40mに与えて記憶させる。
WL0用〜WLm用偶数ページ及び奇数ページのオフセット値WLVpgmのパラメータレジスタ(PR0〜PRm)400、401、…、40mのWL0用〜WLm用偶数ページ及び奇数ページのオフセット値WLVpgmのパラメータは、制御回路17(図2及び図3)の制御部によりROMヒューズ11(図2及び図3)に与えられ記憶される。ここで、ROMヒューズ11は、前記WL0用〜WLm用偶数ページ及び奇数ページのオフセット値WLVpgmのパラメータを記憶する所定の領域を有している。そして、制御回路17(図2及び図3)の制御部は、ROMヒューズ11に記憶されたオフセット値WL−Vpgmのパラメータ及びデータレジスタ22の情報に基づいて、NAND型フラッシュメモリ装置1の各部の動作を制御してメモリセルアレイ24に対するデータの書き込み及び読み出しを行う。
なお、本発明の実施の形態4に係る調整回路は、WL0〜WLmの各々の偶数ページと奇数ページのオフセット値WL_Vpgmのパラメータレジスタ(PR0〜PRm)400、401、…、40mの2つのものを同一のレジスタアドレスを有する1つのレジスタで構成し、当該レジスタの異なる領域にWL0〜WLmの各々の偶数ページと奇数ページのオフセット値を記憶させるように構成してもよい。この場合には、本発明の実施の形態4は、図13に示した実施の形態4の場合に比較して、半分のレジスタアドレスを使用し、これらの半分のレジスタアドレスと対応するROMヒューズのROMアドレスを使用すればよいため、レジスタアドレス及びROMアドレスを半分とすることができる。また、この場合に、本発明の実施の形態5は、前記動作に対応する制御(平均値の加算及びレジスタのインクリメント等)が可能である。
また、本発明の実施の形態4は、WL0用〜WLm用偶数ページ及び奇数ページのオフセット値WLVpgmのパラメータレジスタ(PR0〜PRm)400、401、…、40mのWL0用〜WLm用偶数ページ及び奇数ページのオフセット値WLVpgmのパラメータが、ROMヒューズ11以外のパラメータ記憶部に与えられ記憶されるように構成されてもよい。この場合に、制御回路17(図2及び図3)の制御部は、前記パラメータ記憶部に記憶されたオフセット値WLVpgmのパラメータ及びデータレジスタ22の情報に基づいて、NAND型フラッシュメモリ装置1の各部の動作を制御してメモリセルアレイ24に対するデータの書き込み及び読み出しを行う。
上述の実施形態1〜4においては、本発明の不揮発性半導体記憶装置としてNAND型フラッシュメモリ装置を例にとって説明したが、本発明は、例えば、NOR型、DINOR型、ANDセル型EEPROM等の不揮発性半導体記憶装置に適用することができる。
本発明の前記実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置においては、前記調整回路が、ワード線毎に最適化された初期書き込み電圧のパラメータを与え、かつ、ワード線毎に調整された初期書き込みからの電圧シフト値を設定するパラメータを与えてもよい。
本発明の前記実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、特に制限するものではないが、NAND型フラッシュメモリ装置であることが好ましい。ただし、前述のとおり、本発明の半導体記憶装置は、例えば、NOR型、DINOR型、ANDセル型EEPROM等の不揮発性半導体記憶装置としてもよい。
また、本発明によれば、不揮発性半導体記憶装置と、前記不揮発性半導体記憶装置を制御するメモリ装置コントローラとを含む不揮発性メモリシステムであって、前記不揮発性半導体記憶装置が、本発明の不揮発性半導体記憶装置である不揮発性メモリシステムが提供される。
本発明の前記実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置においては、前記メモリセルが、電子注入量に応じた複数ビットのデータを記憶することが好ましいが、これに限定されるわけではなく、前記メモリセルが1ビットのデータを記憶してもよい。
本発明の前記実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、前記ROMヒューズは、前記メモリセルアレイの一部であってもよい。
本発明の第1の態様に係る不揮発性半導体記憶装置は、互いに交差するように配設される複数のビット線及びワード線と、前記ビット線及びワード線の交差部に配設される電気的に書き換え可能な複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、を具備する不揮発性半導体記憶装置であって、前記ワード線毎に初期書き込み電圧のパラメータを求める調整回路と、前記調整回路からの前記初期書き込み電圧のパラメータを受けて記憶する初期書き込み電圧パラメータ記憶部と、前記初期書き込み電圧パラメータ記憶部に記憶された前記初期書き込み電圧のパラメータに基づいて前記メモリセルアレイに対するデータの書き込みを行う制御部と、を具備する構成を採る。
本発明の第1の態様によれば、ワード線毎に初期書き込み電圧のパラメータを求める調整回路と、前記調整回路からの前記初期書き込み電圧のパラメータを受けて記憶する初期書き込み電圧パラメータ記憶部と、を具備するため、ワード線毎に初期書き込み電圧を短時間で調整することが可能となる。
本発明の第2の態様に係る不揮発性半導体記憶装置は、互いに交差するように配設される複数のビット線及びワード線と、前記ビット線及びワード線の交差部に配設される電気的に書き換え可能な複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、を具備する不揮発性半導体記憶装置であって、前記ワード線毎に初期書き込み電圧のパラメータを求める前記ワード線の数と同数の調整部と、前記複数の調整部からの前記初期書き込み電圧のパラメータを受けて記憶する初期書き込み電圧パラメータ記憶部と、前記初期書き込み電圧パラメータ記憶部に記憶された前記初期書き込み電圧のパラメータに基づいて前記メモリセルアレイに対するデータの書き込みを行う制御部と、を具備する構成を採る。
本発明の第2の態様によれば、ワード線毎に初期書き込み電圧のパラメータを求める前記ワード線の数と同数の調整部と、前記複数の調整部からの前記初期書き込み電圧のパラメータを受けて記憶する初期書き込み電圧パラメータ記憶部と、を具備するため、ワード線毎に初期書き込み電圧を短時間で調整することが可能となる。
本発明の第3の態様に係る不揮発性半導体記憶装置は、互いに交差するように配設される複数のビット線及びワード線と、前記ビット線及びワード線の交差部に配設される電気的に書き換え可能な複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、を具備する不揮発性半導体記憶装置であって、前記ワード線毎に初期書き込み電圧からのオフセット値のパラメータを求める調整回路と、前記調整回路からの前記オフセット値のパラメータを受けて記憶するオフセット値パラメータ記憶部と、前記オフセット値パラメータ記憶部に記憶された前記オフセット値のパラメータに基づいて前記メモリセルアレイに対するデータの書き込みを行う制御部と、を具備する構成を採る。
本発明の第3の態様によれば、ワード線毎に初期書き込み電圧からのオフセット値のパラメータを求める調整回路と、前記調整回路からの前記オフセット値のパラメータを受けて記憶するオフセット値パラメータ記憶部と、を具備するため、ワード線毎に初期書き込み電圧からのオフセット値のパラメータを短時間で調整することが可能となる。
本発明の第4の態様に係る不揮発性半導体記憶装置は、互いに交差するように配設される複数のビット線及びワード線と、前記ビット線及びワード線の交差部に配設される電気的に書き換え可能な複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、を具備する不揮発性半導体記憶装置であって、前記ワード線毎に偶数ページ及び奇数ページにおける初期書き込み電圧からのオフセット値のパラメータを求める調整回路と、前記調整回路からの前記オフセット値のパラメータを受けて記憶するオフセット値パラメータ記憶部と、前記オフセット値パラメータ記憶部に記憶された前記オフセット値のパラメータに基づいて前記メモリセルアレイに対するデータの書き込みを行う制御部と、を具備する構成を採る。
本発明の第4の態様によれば、ワード線毎に偶数ページ及び奇数ページにおける初期書き込み電圧からのオフセット値のパラメータを求める調整回路と、前記調整回路からの前記オフセット値のパラメータを受けて記憶するオフセット値パラメータ記憶部と、を具備するため、ワード線毎に偶数ページ及び奇数ページにおける初期書き込み電圧からのオフセット値のパラメータを短時間で調整することが可能となる。
本発明の第5の態様に係る不揮発性メモリシステムは、不揮発性半導体記憶装置と、前記不揮発性半導体記憶装置を制御するメモリ装置コントローラとを含む不揮発性メモリシステムであって、前記不揮発性半導体記憶装置が、本発明の第1の態様から本発明の第4の態様のいずれか一に記載の不揮発性半導体記憶装置である構成を採る。
本発明の第5の態様によれば、本発明の第1の態様から本発明の第4の態様のいずれか一の効果を有する不揮発性メモリシステムを提供することができる。
本発明の実施形態1に係る不揮発性メモリシステムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係るNAND型フラッシュメモリ装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係るNAND型フラッシュメモリ装置のの他の例を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係るNAND型フラッシュメモリ装置のメモリセルアレイの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係るNAND型フラッシュメモリ装置のブロックの構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係るNAND型フラッシュメモリ装置の一つのNANDセルユニットのビット線に沿った断面図である。 本発明の実施形態1に係るNAND型フラッシュメモリ装置のワード線WL毎に調整(トリミング)された初期Vpgmのパラメータを与える調整回路を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係るNAND型フラッシュメモリ装置における初期Vpgmの調整(トリミング)を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態2に係るNAND型フラッシュメモリ装置のワード線WL毎に調整(トリミング)された初期Vpgmのパラメータを与える調整回路を示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係るNAND型フラッシュメモリ装置における初期Vpgmの調整(トリミング)を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態3に係るNAND型フラッシュメモリ装置のワード線WL毎に調整(トリミング)された初期Vpgmからの電圧シフト値(オフセット値)のパラメータを与える調整回路を示すブロック図である。 本発明の実施形態3に係るNAND型フラッシュメモリ装置における初期Vpgmからの電圧シフト値(オフセット値)の調整(トリミング)を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態4に係るNAND型フラッシュメモリ装置1のワード線WLの偶数ページ及び奇数ページ毎に調整(トリミング)された初期Vpgmからの電圧シフト値(オフセット値)のパラメータを与える調整回路を示すブロック図である。 NAND型フラッシュメモリ装置における初期Vpgmの調整(トリミング)のフローチャートである。
符号の説明
1 NAND型フラッシュメモリ装置
2 フラッシュコントローラ
3 システム
11 ROMヒューズ
12 ロジック制御
13 I/O制御回路
14 ステータスレジスタ
15 アドレスレジスタ
16 コマンドレジスタ
17 制御回路
18 高電圧発生回路
19 ロウデコーダ
20 カラムバッファ
21 カラムデコーダ
22 データレジスタ
23 センスアンプ
24 メモリセルアレイ
25 n型シリコン基板(n型ウェル)
26 p型ウェル
27 ソース、ドレイン拡散層
28 浮遊ゲート
29 制御ゲート
30 層間絶縁膜
31 共通ソース線(SOURCE)
32 ビット線(BL)
101 Vpgmインクリメントコマンドレジスタ
102 トリミング用シフトレジスタ
103 インクリメント回数累積レジスタ
104 累積値平均化用シフトレジスタ
105 加算器
106〜10m 初期Vpgmパラメータレジスタ
120 レジスタデータ転送コマンドレジスタ
201、202、…、20m 調整部(WL0〜m用回路)
300、301、302、…、30m オフセット値WLVpgmのパラメータレジスタ(PR0〜PRm)
400、401、…、40m WL0用〜WLm用偶数ページ及び奇数ページのオフセット値WLVpgmのパラメータレジスタ(PR0〜PRm)



Claims (5)

  1. 互いに交差するように配設される複数のビット線及びワード線と、前記ビット線及びワード線の交差部に配設される電気的に書き換え可能な複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、を具備する不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記ワード線毎に初期書き込み電圧のパラメータを求める調整回路と、
    前記調整回路からの前記初期書き込み電圧のパラメータを受けて記憶する初期書き込み電圧パラメータ記憶部と、
    前記初期書き込み電圧パラメータ記憶部に記憶された前記初期書き込み電圧のパラメータに基づいて前記メモリセルアレイに対するデータの書き込みを行う制御部と、
    を具備する不揮発性半導体記憶装置。
  2. 互いに交差するように配設される複数のビット線及びワード線と、前記ビット線及びワード線の交差部に配設される電気的に書き換え可能な複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、を具備する不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記ワード線毎に初期書き込み電圧のパラメータを求める前記ワード線の数と同数の調整部と、
    前記複数の調整部からの前記初期書き込み電圧のパラメータを受けて記憶する初期書き込み電圧パラメータ記憶部と、
    前記初期書き込み電圧パラメータ記憶部に記憶された前記初期書き込み電圧のパラメータに基づいて前記メモリセルアレイに対するデータの書き込みを行う制御部と、
    を具備する不揮発性半導体記憶装置。
  3. 互いに交差するように配設される複数のビット線及びワード線と、前記ビット線及びワード線の交差部に配設される電気的に書き換え可能な複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、を具備する不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記ワード線毎に初期書き込み電圧からのオフセット値のパラメータを求める調整回路と、
    前記調整回路からの前記オフセット値のパラメータを受けて記憶するオフセット値パラメータ記憶部と、
    前記オフセット値パラメータ記憶部に記憶された前記オフセット値のパラメータに基づいて前記メモリセルアレイに対するデータの書き込みを行う制御部と、
    を具備する不揮発性半導体記憶装置。
  4. 互いに交差するように配設される複数のビット線及びワード線と、前記ビット線及びワード線の交差部に配設される電気的に書き換え可能な複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、を具備する不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記ワード線毎に偶数ページ及び奇数ページにおける初期書き込み電圧からのオフセット値のパラメータを求める調整回路と、
    前記調整回路からの前記オフセット値のパラメータを受けて記憶するオフセット値パラメータ記憶部と、
    前記オフセット値パラメータ記憶部に記憶された前記オフセット値のパラメータに基づいて前記メモリセルアレイに対するデータの書き込みを行う制御部と、
    を具備する不揮発性半導体記憶装置。
  5. 不揮発性半導体記憶装置と、前記不揮発性半導体記憶装置を制御するメモリ装置コントローラとを含む不揮発性メモリシステムであって、前記不揮発性半導体記憶装置が、請求項1から4のいずれか一に記載の不揮発性半導体記憶装置である不揮発性メモリシステム。
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