JP2007195386A - 電動車両の駆動力制御装置、自動車及び電動車両の駆動力制御方法 - Google Patents

電動車両の駆動力制御装置、自動車及び電動車両の駆動力制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電動車両の走行状況により適合した駆動用モータの制御を行うことができる電動車両の駆動力制御装置、それを備えた自動車及び電動車両の駆動力制御方法を提供する。
【解決手段】各電動モータの駆動電流Ifl〜Irr、各駆動輪の回転数Wfl〜Wrr及び運転者による操舵操作量(操舵角θ、操舵角速度θ′)に基づいて、各電動モータ3FL〜3RRの出力トルクが目標出力トルクとなるように制御するトルク制御方式、及び各駆動輪の回転数が目標回転数となるように制御する回転数制御方式のうちどちらの制御方式で各電動モータ3FL〜3RRを制御するかを判定し、その判定結果に基づいて各電動モータ3FL〜3RRの出力駆動力を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電動車両における駆動用の電動モータを制御する駆動力制御装置、それを備えた自動車及び電動車両の駆動力制御方法に関するものである。
従来、電動車両の駆動力制御装置における制御手法として、ドライバによるアクセル操作に応じた目標出力トルクを算出し、該目標出力トルクを駆動輪の駆動モータが出力するように、当該駆動モータのトルク制御を行うというものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の制御手法として、ドライバによるアクセル操作に応じた目標車輪速度を算出し、該目標車輪速度で駆動モータが回転するように回転数制御を行うものが知られている。
特開2002−233198号公報
しかしながら、上述のトルク制御により駆動モータを制御すると、直進路を高速走行しているときに横風や路面のうねりなどにより車両横方向への外乱を受けた場合、出力トルクが維持されながら、その外乱によって左右輪に回転数差が生じる。この回転数差は車両のヨーレートを助長する方向に作用することとなる。
また、上述の回転数制御により駆動モータを制御すると、旋回走行時に路面からの駆動反力に抗して旋回内外輪の回転数が同じとなるように駆動モータの駆動トルクが制御される。そのため、左右輪の駆動力差によって旋回方向に対して逆向きのヨーモーメントが発生することとなる。
したがって、駆動モータに対してトルク制御を行った場合、直進路の走行時に車両横方向への外乱によって直進安定性が低下し、回転数制御を行った場合、旋回走行時に旋回性能が低下する事態を生じさせる。
このように、電動車両の駆動用モータに関する従来の制御手法は、走行状況に応じた制御を行うという観点において改善の余地があった。
そこで、本発明は、電動車両の走行状況により適合した駆動用モータの制御を行うことを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る電動車両の駆動力制御装置は、
トルク制御方式及び回転数制御方式の何れかの制御方式で各駆動輪の駆動源である各電動モータを制御する電動車両の駆動力制御装置であって、
前記各電動モータにおける駆動電流を含む車両状態から、旋回性あるいは直進安定性のどちらを優先すべきであるか判定し、その判定結果に応じて、トルク制御あるいは回転数制御のどちらかに切り替えて前記各駆動輪を駆動制御する電動モータ制御手段を備えることを特徴としている。
また、本発明に係る自動車は、
トルク制御方式及び回転数制御方式の何れかの制御方式で各駆動輪の駆動源である各電動モータを制御する電動車両の駆動力制御装置を備えた自動車であって、
運転席前部位置に設置されたステアリングホイールと、前記各電動モータの駆動電流を検出するモータ動作検出手段と、前記各駆動輪の回転数を検出する回転数検出手段と、前記ステアリングホイールに対して行われる運転者による操舵操作量を検出する操舵操作量検出手段と、前記各電動モータの駆動電流、前記各駆動輪の回転数及び前記操舵操作量に基づいて、トルク制御方式及び回転数制御方式のどちらの制御方式で前記各電動モータを制御するかを判定する制御方式判定手段と、該制御方式判定手段の判定結果に基づいて前記各電動モータの出力駆動力を制御する駆動力制御手段とを備えることを特徴としている。
また、本発明に係る電動車両の駆動力制御方法は、
トルク制御方式及び回転数制御方式の何れかの制御方式で各駆動輪の駆動源である各電動モータを制御する電動車両の駆動力制御方法であって、
前記各電動モータの駆動電流を含む車両状態を検出する検出ステップと、検出された車両状態に基づいて、トルク制御方式及び回転数制御方式のどちらの制御方式で前記各電動モータを制御するかを判定する判定ステップと、その判定結果に基づいて前記各電動モータの出力駆動力を制御する駆動制御ステップとを含むことを特徴としている。
本発明に係る電動車両の駆動力制御装置によれば、各電動モータにおける駆動電流を含む車両状態から、旋回性あるいは直進安定性のどちらを優先すべきであるか判定し、その判定結果に応じて、トルク制御あるいは回転数制御のどちらかに切り替えて前記各駆動輪を駆動制御する。したがって、車両が直進走行中である場合や旋回走行中である場合、また、外乱を受けている状態など、直進安定性および旋回性のうち、走行状況において、より効果的な制御方式とすることができるため、電動車両の走行状況により適合した駆動用モータの制御を行うことができる。
また、本発明に係る自動車によれば、モータ動作検出手段が、各電動モータの駆動電流を検出し、回転数検出手段が各駆動輪の回転数を検出し、操舵操作量検出手段が運転者によるステアリングホイールへの操舵操作量を検出し、これら検出結果に基づいて、制御方式判定手段が、トルク制御方式及び回転数制御方式のどちらの制御方式で各電動モータを制御するかを判定する。そして、その判定結果に基づいて、駆動力制御手段が各電動モータの出力駆動力を制御する。したがって、車両が直進走行中である場合や旋回走行中である場合、また、外乱を受けている状態などの電動車両の走行状況により適合した駆動用モータの制御を行うことが可能な自動車とすることができる。
さらに、本発明に係る電動車両の駆動力制御方法によれば、各電動モータの駆動電流を含む車両状態を検出し、検出された車両状態に基づいて、トルク制御方式及び回転数制御方式のどちらの制御方式で各電動モータを制御するかを判定し、その判定結果に基づいて各電動モータの出力駆動力を制御する。したがって、車両が直進走行中である場合や旋回走行中である場合、また、外乱を受けている状態などの電動車両の走行状況により適合した駆動用モータの制御方法とすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
(構成)
図1は本発明の実施形態における電動車両の駆動力制御装置を適用した車両の概略構成図であり、図中符号1は車両である。各車輪2FL〜2RRは電動モータ3FL〜3RRによって個別に駆動される駆動輪であって、電動モータ3FL〜3RRは夫々駆動輪2FL〜2RRと一体的に設計されている。
モータインバータ4FL〜4RRは、後述するコントロールユニット20から出力される駆動信号に基づいて、電動モータ3FL〜3RRを駆動するための駆動電流を電動モータ3FL〜3RRに対して出力する。また、モータインバータ4FL〜4RRは、電動モータ3FL〜3RRの動作状態として当該電動モータ3FL〜3RRの駆動電流値をコントロールユニット20に出力する。
電源ユニット21は、電動モータ3FL〜3RRを駆動するための駆動電流をモータインバータ4FL〜4RRに供給する。
また、図中符号5FL〜5RRは駆動輪2FL〜2RRを車体に懸架するサスペンションである。
この車両1には、運転者が車両1の進行方向を指示するために操舵するステアリングホイール10と、運転者がステアリングホイール10を操舵した角度(操舵角θ)を検出する操舵角センサ11と、運転者が操作した図示しないアクセルペダルの操作量ACCを検出するアクセルペダルセンサ12と、運転者が操作した図示しないブレーキペダルの操作量BRKを検出するブレーキペダルセンサ13と、車両1の挙動を検出する車両挙動センサとして車両1のヨーレートφを検出するヨーレートセンサ14と、車輪回転数Wfl〜Wrrを検出する車輪回転数センサ15FL〜15RRとが設けられており、上記各種センサの検出信号はコントロールユニット20に出力される。
そして、コントロールユニット20は、電動モータ3FL〜3RRの動作状態と、操舵角θや車輪回転数Wfl〜Wrr等の運転状態量とに基づいて、電動モータ3FL〜3RRの制御方式として回転数制御方式とトルク制御方式とのうち一方を選択し、選択した制御方式に基づいて電動モータ3FL〜3RRの駆動力を制御する駆動力制御を実行する。なお、本実施形態においては、電動モータ3FL〜3RRの動作状態、および、操舵角θや車輪回転数Wfl〜Wrr等の運転状態を包括して、適宜「車両状態」と言う。
図2はコントロールユニット20の構成を示すブロック図である。
コントロールユニット20は、電動モータ制御方式切替え判定部20Aと、各輪電動モータ制御部20Bとを備えており、電動モータ動作検出装置25及び運転状態量検出装置26で検出された検出結果が入力されて、電動モータ3FL〜3RRを駆動するための駆動指令値を出力するように構成されている。
電動モータ動作検出装置25は、モータインバータ4FL〜4RRを備えており、電動モータ3FL〜3RRの動作状態として、駆動電流Ifl〜Irrを電動モータ制御方式切替え判定部20Aに受け渡す。
運転状態量検出装置26は、操舵角センサ11、アクセルペダルセンサ12、ブレーキペダルセンサ13、ヨーレートセンサ14及び車輪回転数センサ15FL〜15RRを備えており、ステアリングホイール、アクセルペダル、ブレーキペダル等、運転者が車両走行に際して操作した装置の運転操作量(操舵角、アクセルペダル操作量、ブレーキペダル操作量)や運転中の車両における各種状態量(ヨーレート、車輪回転数)を検出する。そして、運転状態量検出装置26は、これらの検出信号を電動モータ制御方式切替え判定部20Aに受け渡す。
電動モータ制御方式切替え判定部20Aは、電動モータ3FL〜3RRの動作状態と、操舵角θや車輪回転数Wfl〜Wrr等の運転状態量とに基づいて、電動モータ3FL〜3RRの制御方式を回転数制御とトルク制御のどちらに切り替えるかを判定する。
各輪電動モータ制御部20Bは、電動モータ制御方式切替え判定部20Aの判定結果が入力されて、電動モータ3FL〜3RRを回転数制御方式で制御するかトルク制御方式で制御するかに応じて、各輪に設置された電動モータ3FL〜3RRを駆動するための駆動指令値を算出し、当該電動モータ3FL〜3RRに対して出力する。
次に、電動モータ3FL〜3RRの制御方式である回転数制御方式及びトルク制御方式について説明する。
図3は、電動モータ3FL〜3RRの制御方式の概念を示す図である。ここで、図3(a)は回転数制御方式の概念図、図3(b)はトルク制御方式の概念図である。
回転数制御では、各車輪回転数Wfl〜Wrrがアクセルペダル操作量に基づいて算出される目標の車輪回転数となるように、各電動モータ3FL〜3RRを制御する。具体的には、電流制御部31で各車輪回転数Wfl〜Wrrと目標回転数との偏差に対して夫々PI制御を施して電動モータ3FL〜3RRの駆動電流Ifl〜Irrを制御し、電流制御部31で制御された駆動電流Ifl〜Irrに基づいてモータ駆動部32で電動モータ3FL〜3RRを駆動し、駆動輪2FL〜2RRを駆動するための駆動トルクを出力する。そして、車両駆動部33で、前記駆動トルクによって駆動輪2FL〜2RRを駆動することで、各輪の回転数Wfl〜Wrrを目標回転数に追従させる。
一方、トルク制御では、各電動モータ3FL〜3RRの出力トルクがアクセルペダル操作量に基づいて算出される目標の出力トルクとなるように、各電動モータ3FL〜3RRを制御する。このとき、電流制御部31では、各電動モータ3FL〜3RRの駆動トルクと目標駆動トルクとの偏差に対して夫々PI制御を施して電動モータ3FL〜3RRの駆動電流Ifl〜Irrが制御される。
図4は、コントロールユニット20の電動モータ制御方式切替え判定部20Aで実行される制御方式切替え判定処理を示すフローチャートである。この制御方式切替え判定処理は、車両1が停止した状態から発進したときに開始され、車両1が停止するまで繰り返し実行される。
先ず、ステップS1で、コントロールユニット20は、車速Vに基づいて、電動モータ3FL〜3RRの制御方式をトルク制御または回転数制御に設定する。本実施形態では、車速Vが所定車速以下の低速走行時にトルク制御を実行するように設定する。なお、低速走行時に回転数制御を実行するように設定することもできる。
低速走行時にトルク制御を実行するように設定すれば、ドライバがステアリングを操舵したときの旋回性能を自然なものにすることができ、低速走行時に回転数制御を実行するように設定すれば、トルク制御と比較して低μ路面での駆動輪の空転を抑制することができる。
次にステップS2で、コントロールユニット20は、前記ステップS1で設定した制御方式がトルク制御であるか否かを判定し、トルク制御であるときにはステップS3に移行し、回転数制御であるときには後述するステップS14に移行する。
ステップS3では、コントロールユニット20は、右駆動輪回転数Wr及び左駆動輪回転数Wlを算出する。具体的には、車輪回転数センサ15で検出した前右輪回転数Wfrと後右輪回転数Wrrとの平均回転数を右駆動輪回転数Wrとして算出し、車輪回転数センサ15で検出した前左輪回転数Wflと後左輪回転数Wrlとの平均回転数を左駆動輪回転数Wlとして算出する。
次にステップS4で、コントロールユニット20は、前記ステップS3で算出した右駆動輪回転数Wr及び左駆動輪回転数Wlから左右駆動輪の回転数差Wdef(=|Wr−Wl|)を算出し、ステップS5に移行する。
ステップS5では、コントロールユニット20は、前記ステップS4で算出した回転数差Wdefが回転数差閾値Wthより小さいか否かを判定し、Wdef≧WthであるときにはステップS6に移行し、Wdef<Wthであるときには後述するステップS8に移行する。ここで、回転数差閾値Wthはヨーレートセンサ14で検出したヨーレートφに基づいて設定するものとし、ヨーレートφが大きいほど回転数差閾値Wthを大きく設定する。
ステップS6では、コントロールユニット20は、Wdef<Wthである状態の継続時間を計測するための継続時間タイマのカウント値tcを“0”にクリアしてステップS7に移行する。
ステップS7では、コントロールユニット20は、車両1が走行中であるか否かを判定し、車速V=0であって車両1が停止中である場合には制御方式切替え判定処理を終了し、車速V≠0であって車両1が走行中である場合には前記ステップS2に移行して制御方式切替え判定処理を繰り返す。
ステップS8では、コントロールユニット20は、操舵角センサ11で検出した操舵角θを読み込む。
次にステップS9で、コントロールユニット20は、前記ステップS8で読み込んだ操舵角θの絶対値|θ|が操舵角閾値θthより小さいか否かを判定し、|θ|≧θthであるときには前記ステップS6に移行し、|θ|<θthであるときにはステップS10に移行する。ここで、操舵角閾値θthは、運転者が旋回走行するために操舵操作を行っていると判断できる程度に設定する。
ステップS10では、コントロールユニット20は、カウント値tcをインクリメントする。
次にステップS11で、コントロールユニット20は、カウント値tcが継続時間T1に相当する閾値tth1より大きいか否かを判定し、tc≦tth1であるときには前記ステップS7に移行し、tc>tth1であるときにはステップS12に移行する。
ステップS12では、コントロールユニット20は、モータ制御方式を回転数制御に設定する。次にステップS13で、コントロールユニット20は、カウント値tcを“0”にクリアし、前記ステップS7に移行する。
ステップS14では、コントロールユニット20は、右輪駆動電流Ir及び左輪駆動電流Ilを算出する。具体的には、モータインバータ4FR,4RRで検出した前右輪駆動電流Ifrと後右輪駆動電流Irrとの平均回転数を右輪駆動電流Irとして算出し、モータインバータ4FL,4RLで検出した前左輪駆動電流Iflと後左輪駆動電流Irlとの平均回転数を左輪駆動電流Ilとして算出する。
次にステップS15で、コントロールユニット20は、前記ステップS14で算出した右輪駆動電流Ir及び左輪駆動電流Ilから左右駆動輪の駆動電流差Idef(=|Ir−Il|)を算出し、ステップS16に移行する。
ステップS16では、コントロールユニット20は、前記ステップS15で算出した駆動電流差Idefが駆動電流差閾値Ithより小さいか否かを判定し、Idef<IthであるときにはステップS17に移行し、Idef≧Ithであるときには後述するステップS20に移行する。
ステップS17では、コントロールユニット20は、操舵角センサ11で検出した操舵角θを読み込む。
次にステップS18で、コントロールユニット20は、前記ステップS17で読み込んだ操舵角θの絶対値|θ|が操舵角閾値θthより小さいか否かを判定し、|θ|<θthであるときにはステップS19に移行する。|θ|≧θthであるときには後述するステップS20に移行する。
ステップS19では、コントロールユニット20は、Idef≧Ithである状態の継続時間を計測するための継続時間タイマのカウント値tcを“0”にクリアしてから前記ステップS7に移行する。
また、ステップS20では、コントロールユニット20は、継続時間タイマのカウント値tcをインクリメントしてステップS21に移行する。
ステップS21では、コントロールユニット20は、カウント値tcが継続時間T2に相当する閾値tth2より大きいか否かを判定し、tc≦tth2であるときには前記ステップS7に移行し、tc>tth2であるときにはステップS22に移行する。
ステップS22では、コントロールユニット20は、モータ制御方式をトルク制御に設定する。次にステップS23で、コントロールユニット20は、カウント値tcを“0”にクリアし、前記ステップS7に移行する。
上記のように電動モータ制御方式切替え判定部20Aで判定された制御方式の結果を受けて、各輪電動モータ制御部20Bで電動モータ3FL〜3RRへの駆動指令値を算出する。このとき、制御方式の切り替え時に駆動指令値を瞬時に切り替えることもできるが、トルク制御と回転数制御との駆動指令値を夫々算出して、その混合比率を100:0から0:100へ所定時間をかけて変化させることで、駆動指令値を徐々に変化させることもできる。
(動作)
次に、本発明における第1の実施形態の動作について説明する。
今、車両1が高速でトンネル内を直進走行しているものとする。この場合には、図4のステップS1で、コントロールユニット20は電動モータ3FL〜3RRの制御方式を回転数制御に設定するため、ステップS2からステップS14に移行する。ステップS14で求めた左右輪の駆動電流Ir,Ilに差がなくIdef<Ithであるものとすると、ステップS16からステップS17に移行する。車両1は直進走行しているため、ステップS17で読み込んだ操舵角θは“0”であり、ステップS18の判定結果がYesとなる。したがって、回転数制御が継続される。
このように、車両1が直進走行している場合には、モータ制御方式として回転数制御が設定されて、各輪の回転数が目標回転数に一致するように電動モータ3FL〜3RRの駆動トルクが制御される。
その後、車両1がトンネル出口を通過した際に、強い横風によって車両1に対して車幅方向左側から外乱が加えられたものとする。この場合には、横風によって車両1にヨーレートφが発生するため車両1の左右で路面反力に差が生じ、その結果、左右輪の回転数に差が生じる。このとき、車両1に対して車幅方向左側から外乱が加えられているため、車両右側の路面反力が車両左側の路面反力と比べて大きくなり、左輪の回転数が右輪の回転数に比べて大きくなる。したがって、回転数制御によって左右輪の回転数が共に目標回転数となるように電動モータ3FL〜3RRの駆動電流が制御され、左輪の電動モータ3FL及び3RLの駆動電流Ilが右輪の電動モータ3FR及び3RRの駆動電流Irより小さくなる。これにより、車両1のヨーモーメントが抑制されて安定した直進走行を継続する。
トンネル出口での横風による外乱入力は一瞬であるため、回転数制御によって電動モータの右輪駆動電流Irと左輪駆動電流Ilとに差が生じるのも一瞬である。つまり、駆動電流差Idefが駆動電流差閾値Ith以上の時間が継続時間T2以上継続することはなく、コントロールユニット20は、ステップS16の判定によりステップS20に移行するが、ステップS21でtc≦tth2であると判定してステップS7に移行する。したがって、トルク制御に移行せずに回転数制御を継続する。
この状態から、車両1の走行路面状態が変化し、左輪側が低μ路、右輪側が高μ路のスプリットμ路に移行したものとする。この場合には、左輪の回転数が右輪の回転数と比較して大きくなるため、回転数制御によって左右輪の回転数が共に目標回転数となるように電動モータ3FL〜3RRの駆動電流が制御され、左輪の電動モータ3FL及び3RLの駆動電流Ilが右輪の電動モータ3FR及び3RRの駆動電流Irより小さくなる。このとき、左右輪の駆動電流差Idefが駆動電流差閾値Ith以上であるものとする。
このスプリットμ路での走行が継続時間T2より長く継続すると、Idef≧Ithである状態が継続時間T2より長く継続することになり、コントロールユニット20は、ステップS16でIdef≧Ithであると判定してステップS20に移行し、ステップS21でtc>tth2であると判定してステップS22に移行して、モータ制御方式を回転数制御からトルク制御に変更する。したがって、トルク制御によって、各電動モータ3FL〜3RRの駆動トルクが目標駆動トルクとなるように、すなわち左右輪の駆動力が等しくなるように制御される。このように、左右輪の駆動電流差Idefが駆動電流差閾値Ith以上である状態が継続時間T2より長く継続しているとき、モータ制御方式をトルク制御方式に設定する。
ところで、本実施形態では、上述したように直進走行時には回転数制御方式によって電動モータを制御するが、ちなみに、直進走行時にトルク制御方式によって電動モータが制御された場合には、以下のような動作となる。
図5は、回転数制御方式による直進走行時の動作を説明する図である。この図5に示すように、車両101が直進走行しておりトルク制御を実施しているときに、横風や路面のうねりなど車両横方向の外乱を受けたものとする。この場合、外乱によって生じるヨーモーメントにより車両101の左右で路面反力に差が生じる。
図6は、外乱入力時のヨーレートの発生状態を示す図である。図6の太線に示すように、トルク制御を実施している場合、外乱入力時([1])には左右輪の回転数差がヨーレートを助長する方向に作用する。そのため、ヨーレートの絶対値が回転数制御を実施している場合と比較して大きくなり([2])、ヨーレートの収束時間が長くなる([3])。したがって、トルク制御を実施している場合、回転数制御を実施している場合と比較して車両挙動変化(ヨーレートの積分)が大きくなってしまう。
これに対して、本実施形態では、直進走行時に回転数制御を実施するため、上記のように車幅方向の外乱が入力された場合に左右輪の回転数差がなくなるように電動モータが制御される。その結果、図6の細線に示すように、車両に発生するヨーモーメントの増加を抑制して、車両挙動変化を小さくすることができる。そのため、トンネル出口で強い横風が吹いてきた場合に、車両の横方向の運動が発散するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、回転数制御時に外乱が入力されて左右輪の回転数差が発生した場合、一瞬であればトルク制御に移行せずに回転数制御を継続するので、トルク変動を低く抑えることができる。また、回転数制御時に左右どちらか片輪の路面摩擦係数が比較的長時間低下した場合には、トルク制御に移行するので、左右輪の駆動力が等しくなるように制御することができる。
車両1が直進走行している状態から旋回走行に移行したものとする。この場合には、運転者による|θ|≧θthとなる操舵操作が行われるため、コントロールユニット20は、ステップS17でステアリング操舵角θを読み込み、ステップS18で操舵角|θ|が操舵角閾値θth以上であると判定する。|θ|≧θthである状態が継続時間T2より長く継続しているものとすると、ステップS21の判定によりステップS22に移行して、モータ制御方式を回転数制御からトルク制御へ変更する。
このように、車両1が旋回走行している場合、より具体的には、操舵角θが操舵角閾値θth以上である状態が継続時間T2より長く継続している場合、モータ制御方式としてトルク制御が設定されて、各輪の電動モータ3FL〜3RRの駆動トルクが目標駆動トルクに一致するように当該電動モータ3FL〜3RRの駆動トルクが制御される。
ところで、本実施形態では、上述したように旋回走行時にはトルク制御方式によって電動モータを制御するが、ちなみに、旋回走行時に回転数制御方式によって電動モータが制御された場合には、以下のような動作となる。
図7は、トルク制御方式による旋回走行時の動作を説明する図である。この図7に示すように、車両101が旋回走行しているときに、回転数制御を実施しているものとする。この場合、路面反力に抗して左右輪が同じ回転数となるように駆動トルクが制御されるため、旋回内輪側の駆動トルクが旋回外輪側の駆動トルクと比較して大きくなる。その結果、旋回方向と逆向きのヨーモーメントが発生してしまう。
これに対して、本実施形態では、旋回走行時にトルク制御を実施するため、旋回時の内外輪の回転数差が路面からの駆動反力により自動的に調整されることになり、安定した旋回走行を確保することができる。
また、車両1が旋回走行している状態から直進走行に復帰したものとする。この場合には、運転者によってステアリングが中立位置に操作されて操舵角θ=0となると共に、左右輪の回転数が等しくWdef<Wthとなる。そのため、コントロールユニット20では、ステップS5及びステップS9で共にYesと判定するため、θ=0である状態が継続時間T1より長く続いているものとすると、ステップS11からステップS12に移行してモータ制御方式をトルク制御から回転数制御に変更する。
このように、左右輪の回転数差Wdefが回転数差閾値Wthより小さく、且つ操舵角θが操舵角閾値θthより小さい状態が所定期間より長く継続時間T1より長く継続しているとき、モータ制御方式として回転数制御が設定される。
また、回転数差閾値Wthはヨーレートφの関数であり、ヨーレートφが大きいほど回転数差閾値Wthが大きく設定される。これにより、ヨーレートφが小さいときには回転数差閾値Wthが小さく設定されて、回転数制御への移行条件が厳しくなる。したがって、例えば、路面の片勾配などにより横力やヨーモーメントが小さいまま車両が旋回走行しており、ヨーレートφが小さいにもかかわらず回転数差Wdefが発生している場合には、回転数制御に切り替わらないようにすることができる。仮にこの状態で回転数制御に切り替えた場合、急に車両が旋回外側へ向かおうとしてしまい、車両挙動が不安定となってしまう。
これに対して本実施形態では、ヨーレートφが小さいときには回転数制御に切り替え難くなるように回転数差閾値Wthを設定することで、上記不安定状態の発生を抑制することができる。
さらに、ヨーレートφが大きいときには回転数差閾値Wthが大きく設定されて、回転数制御への移行条件が緩和される。したがって、例えば、ドライバが操舵していない状態で車両横方向から外乱が入力され、ヨーレートφが大きくて回転数差Wdefが発生している場合には、回転数制御に切り替わるようにすることができる。そのため、車両の直進安定性を向上することができる。
本実施形態において、アクセルペダルセンサ12がアクセル操作検出手段を構成し、モータインバータ4FL〜4RRがモータ動作検出手段を構成し、車輪回転数センサ15FL〜15RRが回転数検出手段を構成し、操舵角センサ11が操舵操作量検出手段を構成し、ヨーレートセンサ14がヨーレート検出手段を構成する。また、図2の電動モータ制御方式切替え判定部20Aが制御方式判定手段を構成し、各輪電動モータ制御部20Bが駆動力制御手段を構成する。また、電動モータ制御方式切替え判定部20A及び各輪電動モータ制御部20Bがモータ制御手段を構成する。さらに、図4におけるステップS5,S9,S11およびステップS16,S18,S21の処理が、旋回性あるいは直進安定性のどちらを優先すべきであるかの判定に対応する。
(第1の実施形態の効果)
(1)モータ動作検出手段が、各電動モータの駆動電流を検出し、回転数検出手段が各駆動輪の回転数を検出し、操舵操作量検出手段が運転者による操舵操作量を検出し、これら検出結果に基づいて、制御方式判定手段が、トルク制御方式及び回転数制御方式のどちらの制御方式で各電動モータを制御するかを判定する。そして、その判定結果に基づいて、駆動力制御手段が各電動モータの出力駆動力を制御する。したがって、車両が直進走行中である場合や旋回走行中である場合、また、外乱を受けている状態などの電動車両の走行状況により適合した駆動用モータの制御を行うことができる。
(2)ヨーレート検出手段が車両のヨーレートを検出し、操舵操作量検出手段が操舵操作量として操舵角を検出する。そして、制御方式判定手段は、左右駆動輪の回転数差がヨーレートに基づいて設定される回転数差閾値未満、且つ操舵角が所定の操舵角閾値未満である状態が所定期間より長く継続しているとき、回転数制御方式で制御すると判定する。
また、制御方式判定手段は、左右電動モータの駆動電流差が所定の駆動電流差閾値以上の状態が所定期間より長く継続しているか、又は操舵角が前記操舵角閾値以上の状態が所定期間より長く継続しているとき、トルク制御方式で制御すると判定する。したがって、車両が直進走行し、直進安定性が優先される状況では回転数制御を行うことができる。また、車両が旋回走行し、旋回性が優先される状況ではトルク制御を行うことができる。即ち、電動車両の走行状況により適合した駆動用モータの制御を行うことができる。
さらに、回転数制御時に左右どちらか片輪のμが低下した場合、一瞬であれば回転数制御を継続してトルク変動を低く抑えることができ、比較的長時間であればトルク制御に切替えて左右輪の駆動力が等しくなるように制御することができる。
(3)自車速に応じて、トルク制御方式あるいは回転数制御方式で制御する判定条件が変化されるので、車速に対応して、いずれかの制御方式に切り替えやすくすることが可能となる。
(4)電動モータ制御手段が、各電動モータにおける駆動電流を含む車両状態から、旋回性あるいは直進安定性のどちらを優先すべきであるか判定し、その判定結果に応じて、トルク制御あるいは回転数制御のどちらかに切り替えて前記各駆動輪を駆動制御する。したがって、車両が直進走行中である場合や旋回走行中である場合、また、外乱を受けている状態など、直進安定性および旋回性のうち、走行状況において、より効果的な制御方式とすることができるため、電動車両の走行状況により適合した駆動用モータの制御を行うことができる。
(5)モータ動作検出手段が、各電動モータの駆動電流を検出し、回転数検出手段が各駆動輪の回転数を検出し、操舵操作量検出手段が運転者によるステアリングホイールへの操舵操作量を検出し、これら検出結果に基づいて、制御方式判定手段が、トルク制御方式及び回転数制御方式のどちらの制御方式で各電動モータを制御するかを判定する。そして、その判定結果に基づいて、駆動力制御手段が各電動モータの出力駆動力を制御する。したがって、車両が直進走行中である場合や旋回走行中である場合、また、外乱を受けている状態などの電動車両の走行状況により適合した駆動用モータの制御を行うことが可能な自動車とすることができる。
(6)各電動モータの駆動電流を含む車両状態を検出し、検出された車両状態に基づいて、トルク制御方式及び回転数制御方式のどちらの制御方式で各電動モータを制御するかを判定し、その判定結果に基づいて各電動モータの出力駆動力を制御する。したがって、車両が直進走行中である場合や旋回走行中である場合、また、外乱を受けている状態などの電動車両の走行状況により適合した駆動用モータの制御方法とすることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
(構成)
この第2の実施形態は、モータ制御方式の切り替え判定において、操舵角速度の大きさを判定条件に加えるようにしたものである。
図8は、第2の実施形態におけるコントロールユニット20で実行される制御方式切替え判定処理手順を示すフローチャートである。本実施形態の制御方式切替え判定処理では、図4に示す前述した第1の実施形態の制御方式切替え判定処理において、ステップS9の判定がYesであるときに操舵角速度θ′を読み込むステップS31と、操舵角速度θ′が操舵角速度閾値θ′thより小さいか否かを判定するステップS32とを追加し、ステップS18の判定がYesであるときに操舵角速度θ′を読み込むステップS33と、操舵角速度θ′が操舵角速度閾値θ′thより小さいか否かを判定するステップS34とを追加したことを除いては、図4に示す第1の実施形態における制御方式切替え判定処理と同様の処理を実行する。そこで、第1の実施形態における制御方式切替え判定処理と同様の処理を実行する部分には同一ステップ番号を付し、処理の異なる部分を中心に説明する。
ステップS31では、コントロールユニット20は、操舵角速度θ′を読み込む。この操舵角速度θ′は、操舵角センサ11で検出した操舵角θを時間微分した値を採用したり、操舵角速度センサ等の検出装置を用いて検出したりする。
次にステップS32で、コントロールユニット20は、前記ステップS31で読み込んだ操舵角速度θ′の絶対値が操舵角速度閾値θ′thより小さいか否かを判定し、|θ′|≧θ′thであるときには前記ステップS6に移行し、|θ′|<θ′thであるときには前記ステップS10に移行する。
ここで、操舵角速度閾値θ′thは、車速Vに応じて変化させるようにし、車速Vが大きいほど小さい値に設定する。
また、ステップS33では、コントロールユニット20は、前記ステップS31と同様に操舵角速度θ′を読み込み、ステップS34に移行する。
ステップS34で、コントロールユニット20は、前記ステップS33で読み込んだ操舵角速度θ′の絶対値が操舵角速度閾値θ′thより小さいか否かを判定し、|θ′|≧θ′thであるときには前記ステップS20に移行し、|θ′|<θ′thであるときには前記ステップS19に移行する。
(動作)
次に、本発明における第2の実施形態の動作について説明する。
今、車両1が直進走行しており、モータ制御方式が回転数制御に設定されている状態から、運転者によりθ′≧θ′thとなる速やかな操舵操作が行われ、車両1が旋回走行を始めたものとする。このとき、操舵操作初期であって操舵角θが操舵角閾値θthより小さいものとすると、コントロールユニット20は、図8のステップS18で|θ|<θthであると判定し、ステップS33に移行する。運転者による速やかな操舵操作が行われており、操舵角速度θ′が操舵角速度閾値θ′th以上であるので、ステップS34からステップS20に移行する。このとき、θ′≧θ′thである状態が継続時間T2より長く継続していないため、ステップS21の判定によりステップS7に移行して回転数制御を継続するが、その後、θ′≧θ′thの状態のまま継続時間T2が経過すると、ステップS21からステップS22に移行するので、モータ制御方式が回転数制御からトルク制御に変更される。
このように、操舵角速度θ′が操舵角速度閾値θ′th以上である状態が所定期間より長く継続している場合には、モータ制御方式をトルク制御に設定する。操舵開始から運転者によりθ′≧θ′thとなる速やかな操舵操作が行われた場合、θ′≧θ′thの状態で継続時間T2が経過するタイミングは、θ≧θthの状態で継続時間T2が経過するタイミングより早い。
したがって、回転数制御を実施しているときにドライバによる速やかな操舵入力があると、少ない遅れでトルク制御に切り替えることができる。つまり、操舵角速度θ′を制御方式の切り替え判定条件に加えることにより、ドライバの操舵介入の意思を早く検知することができるので、ドライバの操舵入力時に回転数制御が維持されてしまうことに起因する旋回性能の劣化を抑制することができる。また、ドライバの操舵に応じたDYC制御との両立が図れる。
(第2の実施形態の効果)
(1)ヨーレート検出手段が車両のヨーレートを検出し、操舵操作量検出手段が操舵操作量として操舵角及び操舵角速度を検出する。そして、制御方式判定手段は、左右駆動輪の回転数差がヨーレートに基づいて設定される回転数差閾値未満、且つ操舵角が所定の操舵角閾値未満、且つ操舵角速度が所定の操舵角速度閾値未満である状態が所定期間より長く継続しているとき、回転数制御方式で制御すると判定する。
また、制御方式判定手段は、左右電動モータの駆動電流差が所定の駆動電流差閾値以上の状態が所定期間より長く継続しているか、又は操舵角が前記操舵角閾値以上の状態が所定期間より長く継続しているか、又は操舵角速度が前記操舵角速度閾値以上の状態が所定期間より長く継続しているとき、トルク制御方式で制御すると判定する。したがって、操舵角速度の大きさを制御方式の切替え判定条件に加えているので、例えば、回転数制御時でもドライバの速やかな操舵入力があると少ない遅れでトルク制御に切り替えることができる。そのため、ドライバの操舵入力時に回転数制御が維持されることに起因する旋回性能の劣化を抑制することができる。また、ドライバの操舵に応じたDYC(Direct Yaw Control)制御と両立させることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
(構成)
この第3の実施形態は、操舵角に基づいて設定される回転数差閾値及び駆動電流差閾値を用いてモータ制御方式の切り替え判定を行うようにしたものである。
図9は、第3の実施形態におけるコントロールユニット20で実行される制御方式切替え判定処理手順を示すフローチャートである。本実施形態の制御方式切替え判定処理では、図8に示す前述した第2の実施形態の制御方式切替え判定処理において、ステップS3を左右輪の回転数Wr,Wl及び操舵角θを読み込むステップS41に置換し、ステップS5、S8及びS9を、回転数差Wdefが操舵角θに基づいて設定される回転数差閾値Wth(θ)より小さいか否かを判定するステップS42に置換し、ステップS14を左右輪の駆動電流Ir,Il及び操舵角θを読み込むステップS43に置換し、ステップS16〜S18を、駆動電流差Idefが操舵角θに基づいて設定される駆動電流差閾値Ith(θ)より小さいか否かを判定するステップS44に置換したことを除いては、図4に示す第1の実施形態における制御方式切替え判定処理と同様の処理を実行する。そこで、第1の実施形態における制御方式切替え判定処理と同様の処理を実行する部分には同一ステップ番号を付し、処理の異なる部分を中心に説明する。
ステップS41で、コントロールユニット20は、前述した第1及び第2の実施形態における制御方式切替え判定処理のステップS3と同様に、右駆動輪回転数Wr及び左駆動輪回転数Wlを算出すると共に、操舵角センサ11で検出した操舵角θを読み込んで、前記ステップS4に移行する。
ステップS42では、コントロールユニット20は、左右輪の回転数差Wdefが操舵角θに基づいて設定される回転数差閾値Wth(θ)より小さいか否かを判定する。ここで、回転数差閾値Wth(θ)は操舵角θに応じて変化する関数とし、例えば、操舵角θが大きいほど回転数差閾値Wth(θ)を大きく設定する。
ステップS43では、コントロールユニット20は、前述した第1及び第2の実施形態における制御方式切替え判定処理のステップS14と同様に、右輪駆動電流Ir及び左輪駆動電流Ilを算出すると共に、操舵角センサ11で検出した操舵角θを読み込んで、前記ステップS15に移行する。
ステップS44では、コントロールユニット20は、左右輪の駆動電流差Idefが操舵角θに基づいて設定される駆動電流差閾値Ith(θ)より小さいか否かを判定する。ここで、駆動電流差閾値Ith(θ)は操舵角θに応じて変化する関数とし、例えば、操舵角θが大きいほど駆動電流差閾値Ith(θ)を大きく設定する。
(動作)
次に、本発明における第3の実施形態の動作について説明する。
今、車両1が旋回走行しており、モータ制御方式がトルク制御に設定されているものとする。この状態から、車両1が一定曲率のカーブ路を走行する一定円旋回走行を始めたものとする。このとき、左右輪の回転数差Wdefが操舵角θに基づいて設定される回転数差閾値Wth(θ)より小さいものとすると、コントロールユニット20は、図9のステップS42の判定によりステップS31に移行してステアリングの操舵角速度θ′を読み込む。車両1は一定円旋回走行をしており操舵角速度θ′=0であるので、ステップS32で|θ′|<θ′thであると判定され、ステップS10に移行する。したがって、一定円旋回走行が比較的長時間継続し、操舵角速度θ′が操舵角速度閾値θ′thより小さい状態が継続時間T1より長く継続している場合には、モータ制御方式がトルク制御から回転数制御に変更される。
このように、直進走行時だけでなく一定円旋回走行時でも、モータ制御方式を回転数制御に設定する。そのため、例えば、一定曲率のコーナーを走行中に強い横風が吹いてきた場合であっても、車両の横方向の運動が発散することを抑制することができる。
(第3の実施形態の効果)
(1)操舵操作量検出手段が操舵操作量として操舵角及び操舵角速度を検出し、制御方式判定手段は、左右駆動輪の回転数差が操舵角に基づいて設定される回転数差閾値未満、且つ操舵角速度が所定の操舵角速度閾値未満である状態が所定期間より長く継続しているとき、回転数制御方式で制御する。
また、制御方式判定手段は、左右電動モータの駆動電流差が操舵角に基づいて設定される駆動電流差閾値以上の状態が所定期間より長く継続しているか、又は操舵角速度が前記操舵角速度閾値以上の状態が所定期間より長く継続しているとき、トルク制御方式で制御する。
したがって、直進走行時だけでなく一定円旋回走行時でも回転数制御を行うことができる。その結果、一定曲率のコーナーを走行中に車両横方向から外乱を受けた場合であっても、車両横方向の運動が発散するのを抑制することができる。また、回転数制御時にドライバの操舵入力があると少ない遅れでトルク制御に切替えることができる。また、ドライバの操舵に応じたDYC制御と両立させることができる。
(応用例)
本応用例では、上記各実施形態において、制御方式切替え判定処理内で用いている閾値(回転数差閾値Wth、駆動電流差閾値Ith、操舵角閾値θth、操舵角速度閾値θ′th)を、車速Vに応じて変化する関数とする。この場合、上記各閾値を、低速ではトルク制御となる時間が長くなり、高速では回転数制御となる時間が長くなるように設定する、言い換えると、車速Vが大きいほど回転数制御とするための判定条件を緩和するように設定する。
これにより、外乱による車両挙動の影響を受けやすい高速域では回転数制御に切替えやすくして、車両挙動の安定化(直進安定性の向上)を実現し、ドライバの操舵入力量が比較的大きくなる低速域ではトルク制御に切替えやすくして、旋回性能を向上することができる。なお、上記各閾値を、車速Vが大きいほどトルク制御とするための判定条件を緩和するように設定することもできる。
また、上記各実施形態においては、車輪と一体に設計された所謂インホイールモータを各駆動輪に独立に設置する場合について説明したが、インホイールモータに代えて各駆動輪の駆動力を独立に制御可能なモータを夫々設置することができる。この場合にも、車体の左右にかかる駆動力を独立に制御できるので、本発明を適用可能である。
本発明の実施形態における車両の概略構成図である。 コントロールユニットの詳細を示すブロック図である。 図2の各輪電動モータ制御部の詳細を示す制御ブロック図である。 第1の実施形態における制御方式切替え判定処理を示すフローチャートである。 直進走行時の動作を説明する図である。 外乱入力時のヨーレートの変化を示す図である。 旋回走行時の動作を説明する図である。 第2の実施形態における制御方式切替え判定処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態における制御方式切替え判定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車両
2FL〜2RR 駆動輪
3FL〜3RR 電動モータ
4FL〜4RR モータインバータ
10 ステアリングホイール
11 操舵角センサ
12 アクセルペダルセンサ
13 ブレーキペダルセンサ
14 ヨーレートセンサ
15FL〜15RR 回転数センサ
20 コントロールユニット
21 電源ユニット

Claims (8)

  1. 各駆動輪を少なくとも左右独立に駆動する各電動モータと、運転者によるアクセル操作量を検出するアクセル操作量検出手段とを備え、前記各電動モータの出力トルクが前記アクセル操作量に基づいて設定される目標出力トルクと一致するように当該各電動モータを制御するトルク制御方式と、前記各駆動輪の回転数が前記アクセル操作量に基づいて設定される目標回転数と一致するように当該各電動モータを制御する回転数制御方式とを切り替え可能な電動車両の駆動力制御装置であって、
    前記各電動モータの駆動電流を検出するモータ動作検出手段と、前記各駆動輪の回転数を検出する回転数検出手段と、運転者による操舵操作量を検出する操舵操作量検出手段と、前記各電動モータの駆動電流、前記各駆動輪の回転数及び前記操舵操作量に基づいて、トルク制御方式及び回転数制御方式のどちらの制御方式で前記各電動モータを制御するかを判定する制御方式判定手段と、該制御方式判定手段の判定結果に基づいて前記各電動モータの出力駆動力を制御する駆動力制御手段とを備えることを特徴とする電動車両の駆動力制御装置。
  2. 車両に発生するヨーレートを検出するヨーレート検出手段を有し、前記操舵操作量検出手段は前記操舵操作量として操舵角を検出し、前記制御方式判定手段は、左右駆動輪の回転数差がヨーレートに基づいて設定される回転数差閾値未満、且つ操舵角が所定の操舵角閾値未満である状態が所定期間より長く継続しているとき、回転数制御方式で制御すると判定し、左右電動モータの駆動電流差が所定の駆動電流差閾値以上の状態が所定期間より長く継続しているか、又は操舵角が前記操舵角閾値以上の状態が所定期間より長く継続しているとき、トルク制御方式で制御すると判定することを特徴とする請求項1に記載の電動車両の駆動力制御装置。
  3. 車両に発生するヨーレートを検出するヨーレート検出手段を有し、前記操舵操作量検出手段は前記操舵操作量として操舵角及び操舵角速度を検出し、前記制御方式判定手段は、左右駆動輪の回転数差がヨーレートに基づいて設定される回転数差閾値未満、且つ操舵角が所定の操舵角閾値未満、且つ操舵角速度が所定の操舵角速度閾値未満である状態が所定期間より長く継続しているとき、回転数制御方式で制御すると判定し、左右電動モータの駆動電流差が所定の駆動電流差閾値以上の状態が所定期間より長く継続しているか、又は操舵角が前記操舵角閾値以上の状態が所定期間より長く継続しているか、又は操舵角速度が前記操舵角速度閾値以上の状態が所定期間より長く継続しているとき、トルク制御方式で制御すると判定することを特徴とする請求項1に記載の電動車両の駆動力制御装置。
  4. 前記操舵操作量検出手段は前記操舵操作量として操舵角及び操舵角速度を検出し、前記制御方式判定手段は、左右駆動輪の回転数差が操舵角に基づいて設定される回転数差閾値未満、且つ操舵角速度が所定の操舵角速度閾値未満である状態が所定期間より長く継続しているとき、回転数制御方式で制御すると判定し、左右電動モータの駆動電流差が操舵角に基づいて設定される駆動電流差閾値以上の状態が所定期間より長く継続しているか、又は操舵角速度が前記操舵角速度閾値以上の状態が所定期間より長く継続しているとき、トルク制御方式で制御すると判定することを特徴とする請求項1に記載の電動車両の駆動力制御装置。
  5. 前記制御方式判定手段は、自車速に応じて、トルク制御方式及び回転数制御方式のどちらの制御方式とするか判定する条件を変化させることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の電動車両の駆動力制御装置。
  6. トルク制御方式及び回転数制御方式の何れかの制御方式で各駆動輪の駆動源である各電動モータを制御する電動車両の駆動力制御装置であって、
    前記各電動モータにおける駆動電流を含む車両状態から、旋回性あるいは直進安定性のどちらを優先すべきであるか判定し、その判定結果に応じて、トルク制御あるいは回転数制御のどちらかに切り替えて前記各駆動輪を駆動制御する電動モータ制御手段を備えることを特徴とする電動車両の駆動力制御装置。
  7. トルク制御方式及び回転数制御方式の何れかの制御方式で各駆動輪の駆動源である各電動モータを制御する電動車両の駆動力制御装置を備えた自動車であって、
    運転席前部位置に設置されたステアリングホイールと、前記各電動モータの駆動電流を検出するモータ動作検出手段と、前記各駆動輪の回転数を検出する回転数検出手段と、前記ステアリングホイールに対して行われる運転者による操舵操作量を検出する操舵操作量検出手段と、前記各電動モータの駆動電流、前記各駆動輪の回転数及び前記操舵操作量に基づいて、トルク制御方式及び回転数制御方式のどちらの制御方式で前記各電動モータを制御するかを判定する制御方式判定手段と、該制御方式判定手段の判定結果に基づいて前記各電動モータの出力駆動力を制御する駆動力制御手段とを備えることを特徴とする自動車。
  8. トルク制御方式及び回転数制御方式の何れかの制御方式で各駆動輪の駆動源である各電動モータを制御する電動車両の駆動力制御方法であって、
    前記各電動モータの駆動電流を含む車両状態を検出する検出ステップと、検出された車両状態に基づいて、トルク制御方式及び回転数制御方式のどちらの制御方式で前記各電動モータを制御するかを判定する判定ステップと、その判定結果に基づいて前記各電動モータの出力駆動力を制御する駆動制御ステップとを含むことを特徴とする電動車両の駆動力制御方法。
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