JP2009261155A - 電気自動車の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車輪毎に車輪回転用モータを備えた電気自動車の利点を十分に発揮できる電気自動車の制御装置を提供する。
【解決手段】センサユニット100の3軸加速度センサによって検出したタイヤ(車輪)2a〜2dのX,Y,Z軸方向の加速度情報と、回転角度センサ530により検出したハンドル8の回転角度と、ヨーレートセンサ540により検出したヨーレート情報と、センサ510により検出したアクセルペダル6の踏み込み角度と、センサ520により検出したブレーキペダル7の踏み込み角度とに基づいて、駆動制御部700は各タイヤ2a〜2dを回転する車輪回転用モータ3a〜3dの駆動制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、各車輪毎に車輪回転用モータを備えた電気自動車の制御装置に関するものである。
従来、エンジンを動力源とした自動車からモータを動力源とした電気自動車に移行するための開発がなされている。電気自動車は、ガソリンエンジン等と異なり、大気汚染の原因となる排気ガスを流出することがないので注目を集めている。
この種の電気自動車として、当初は従来のエンジンをモータに置き換えたものが考案されたが、車輌のスペース効率の高さや駆動力の伝達効率の高さからモータを各車輪に内蔵するインホイールモータシステムが採用されつつある。
このようなインホイールモータシステムとしては、例えば、特開2004−115014号公報(特許文献1)、特開2005−47481号公報(特許文献2)、特開2005−289322号公報(特許文献3)、特開2006−1313号公報(特許文献4)、特開2006−1314号公報(特許文献5)等に開示されるものが知られている。
上記特許文献1に開示されるインホイールモータシステムは、車輌のタイヤ接地力の変動を低減して、車輌のロードホールディング性を向上させたものである。
特許文献2に開示されるインホイールモータシステムは、並列配置されたダンパ及びバネ部材によりインホイールモータを上下方向に支持した構成において、バネ下共振付近の接地荷重変動を低減するために、モータ質量をダイナミックダンパのウェイトとして作用させる構造を改良したものである。
特許文献3に開示されるインホイールモータシステムは、前輪または後輪のどちらか一方を内燃機関で駆動し、他方を車輪部に搭載された電気モータにより駆動するタイプの全輪駆動車におけるインホイールモータシステムであって、モータを全駆動領域で使用せずに、インホイールモータを従動輪のみに装着し、アシストとしてのみ使用する場合、未使用時にホイールとモータ間の動力伝達路をスムーズに断続できる動力断続手段を備えたものである。
特許文献4,5に開示されるインホイールモータシステムは、インホイールモータシステムに用いられる直動ガイドのシール性を向上したもので、車輌走行時に泥水等に晒される使用環境であっても、インホイールモータを弾性支持する直動ガイドの内部にダストや異物が侵入することを防止し、摺動抵抗の増大や、インホイールモータの上下動の摩擦抵抗の増加を低減したものである。
特開2004−115014号公報 特開2005−47481号公報 特開2005−289322号公報 特開2006−1313号公報 特開2006−1314号公報
しかしながら、インホイールモータシステムに限らず車輪毎に車輪回転用モータを備えた電気自動車の駆動制御に関しては、単にモータへの電力供給量を変えて従来のエンジンを用いた自動車と同じ動きを行えるようにしており、車輪毎に車輪回転用モータを備えた電気自動車の利点を活かす制御を行っていなかった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車輪毎に車輪回転用モータを備えた電気自動車の利点を十分に発揮できる電気自動車の制御装置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、車輪毎に別個の車輪回転用モータを備えた電気自動車の制御装置であって、各車輪に取り付けられ、車輪の回転方向の加速度と、回転軸方向の加速度と、回転軸に直交する方向の加速度とを検出して、各加速度の情報を出力する3軸加速度センサを有する複数のセンサユニットと、車両の進行方向角度を設定する旋回角度設定手段と、所定の垂直軸に対して車体が回転する速度或いは角速度の何れか一方を検出し、検出結果のヨーレート情報を出力するヨーレートセンサと、アクセルペダルの踏み込み角度を検出して、該踏み込み角度の情報を出力する第1踏み込み角度検出センサと、ブレーキペダルの踏み込み角度を検出して、該踏み込み角度の情報を出力する第2踏み込み角度検出センサと、前記3軸加速度センサから出力された加速度情報と、前記旋回角度設定手段によって設定された旋回角度情報と、前記ヨーレートセンサから出力されたヨーレート情報と、前記第1踏み込み角度検出センサから出力されたアクセルペダルの踏み込み角度情報と、前記第2踏み込み角度検出センサから出力されたブレーキペダルの踏み込み角度情報とを入力し、これらの情報に基づいて各車輪を回転する車輪回転用モータの駆動制御を行う駆動制御手段とを備えている電気自動車の制御装置を提案する。
本発明の電気自動車の制御装置では、駆動制御手段によって、上記各センサから取得した情報に基づいて各車輪を回転する車輪回転用モータの回転方向や電力供給量が設定されて駆動制御が行われる。
本発明の電気自動車の制御装置によれば、各センサから取得した情報に基づいて各車輪を回転する車輪回転用モータの回転方向や電力供給量が設定されて駆動制御が行われるので、電気自動車の利点を十分に発揮できる緻密な駆動制御を行うことができる。
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態における電気自動車の制御装置を示す概略構成図、図2は本発明の一実施形態における電気自動車の油圧ブレーキ制御系を示す概略構成図、図3は本発明の一実施形態における電気自動車の電気系回路を示すブロック図、図4は本発明の一実施形態における加速度センサユニットの電気系回路を示すブロック図、図5は本発明の一実施形態における受信ユニットの電気系回路を示すブロック図である。本実施形態では4輪の電気自動車の制御装置を一例として説明する。
図において、1は車輌、2a〜2dはタイヤ(車輪)、3a〜3dは車輪回転用のモータ、4a〜4dは車軸、5a〜5dはセンサ取付板、6はアクセルペダル、7はブレーキペダル、8はハンドル、100はセンサユニット、200は受信ユニット、510はアクセルペダル踏み込み角度検出センサ、520はブレーキペダル踏み込み角度検出センサ、530はハンドル回転角度検出センサ、540はヨーレートセンサ、700は駆動制御部である。駆動制御部700は、制御部710と、モータ駆動部720、操作部730から構成されている。なお、本実施形態ではハンドル8とハンドル回転角度検出センサ530が旋回角度設定手段を構成している。また、旋回角度設定手段として左右2つの押しボタンスイッチを設け、これらのスイッチを用いて旋回角度の設定を電気的に行っても良い。
本実施形態では、センサユニット100及び受信ユニット200のそれぞれにおいて、それぞれの電気系回路を絶縁性及び電磁波透過性を有する小型の筐体内に収納し、4つのセンサユニット100のそれぞれを各センサ取付板5a〜5dに装着し、4つの受信ユニット200のそれぞれを各タイヤハウス(図示せず)に配置し、センサユニット100と受信ユニット200が1対1の対応をなすようにしている。
タイヤ2a〜2dは、例えば、周知のチューブレスラジアルタイヤであり、本実施形態においてはホイール及びリムを含むものであり、図示せぬタイヤハウスに収納されている。さらに、各タイヤハウスには受信ユニット200が設けられている。また、各タイヤ2a〜2dの車軸4a〜4dに取り付けられたセンサ取付板5a〜5dには車軸4a〜4dの中心から同じ半径の位置にセンサユニット100が固定されている。尚、本実施形態ではタイヤ2a〜2dの回転方向をX軸方向、タイヤ2a〜2dの車軸方向をY軸方向、タイヤ2a〜2dの車軸4a〜4dを中心とした半径方向をZ軸方向として以下の説明を行う。
また、620はブレーキペダル7に連結された油圧ブレーキ用のマスターシリンダ、630はブレーキ用の油圧を制御する圧力制御弁、640はブレーキ駆動用のアクチュエータ、700は駆動制御部である。ブレーキペダル7の踏み込み角度に対応した油圧を圧力制御弁630を介して伝達して各ブレーキ駆動用アクチュエータ640による制動力を変化させるとともに、駆動制御部700の制御部710から出力する制御信号によって圧力制御弁630を調整して各ブレーキ駆動用アクチュエータ640による制動力を変化させる。
また、制御部710は、周知のCPUやプログラムが格納されたメモリを備えた制御回路からなり、4つの受信ユニット200と、アクセルペダル踏み込み角度検出センサ510、ブレーキペダル踏み込み角度検出センサ520、ハンドル回転角度検出センサ530、ヨーレートセンサ540から出力される各情報に基づいて、各圧力制御弁630a〜630dを制御するとともに、モータ駆動部720を介して各モータ3a〜3dへの供給電力及び各モータ3a〜3dの回転方向を各モータ3a〜3d毎に個別に制御する。
即ち、加速時には、アクセルペダル6を踏み込むことによってモータ駆動部720から各モータ3a〜3dに供給される駆動電力が増加され、モータ3a〜3dの回転数を増加させる。
また、制動時には、ブレーキペダル7を踏み込む等によってマスターシリンダ620内の油圧が上昇し、この油圧が圧力制御弁630を介して各タイヤ2a〜2dのブレーキ駆動用アクチュエータ640に伝達され、これによって各タイヤ2a〜2dの回転に制動力が加えられる。
さらに、制御部710は、操作部730から入力される装着タイヤに関する情報をメモリに記憶するとともに操作部730のスイッチ設定に基づいて前進後退を切り換える。装着タイヤに関する情報としては、例えばタイヤの型番、タイヤの半径や直径などである。また、タイヤの型番とタイヤの半径や直径などの情報を対応付けたテーブルを制御部710のメモリにあらかじめ記憶させておいても良い。
また、制御部710は、メモリに記憶されている装着タイヤ情報と、受信ユニット200から入力する加速度情報と、回転角度検出センサ530から得られるハンドル8の回転角度情報と、ヨーレートセンサ540から得られるヨーレート情報とに基づいて、各モータ3a〜3dの回転数や回転方向を個別に制御する。この制御に関しては後述する。
センサユニット100は、前述したようにセンサ取付板5a〜5dの所定位置に固定されており、このセンサユニット100内に設けられている後述する加速度センサ10によって各タイヤ2a〜2dにおけるX,Y,Z軸方向の加速度を検出し、これらのX,Y,Z軸方向の加速度信号の値をディジタル値に変換する。さらに、センサユニット100は、X,Y,Z軸方向の加速度のディジタル値を含むディジタル情報を生成して所定時間おきに送信する。このディジタル情報には、上記加速度のディジタル値の他に各センサユニット100に固有の識別情報が含まれる。
センサユニット100の電気系回路の一具体例としては、図4に示す回路が挙げられる。すなわち、図4に示す一具体例では、センサユニット100は、アンテナ110と、アンテナ切替器120、整流回路130、中央処理部140、発信部150、センサ部160から構成されている。
アンテナ110は、受信ユニット200との間で電磁波を用いて通信するためのもので、例えば2.4GHz帯の所定の周波数(第1周波数)に整合されている。
アンテナ切替器120は、例えば電子スイッチ等から構成され、中央処理部140の制御によってアンテナ110と整流回路130との接続と、アンテナ110と発信部150との接続とを切り替える。
整流回路130は、ダイオード131,132と、コンデンサ133、抵抗器134から構成され、周知の全波整流回路を形成している。この整流回路130の入力側にはアンテナ切替器120を介してアンテナ110が接続されている。整流回路130は、アンテナ110に誘起した高周波電流を整流して直流電流に変換し、これを中央処理部140、発信部150、センサ部160の駆動電源として出力するものである。尚、コンデンサ133としては大容量コンデンサとして知られている周知のスーパーキャパシタを使用している。
中央処理部140は、周知のCPU141と、記憶部142から構成されている。CPU141は、記憶部142の半導体メモリに格納されているプログラムに基づいて動作し、電気エネルギーが供給されて駆動すると、センサ部160から取得した上記加速度検出結果のディジタル値及び後述する識別情報を含むディジタル情報を生成して、このディジタル情報を受信ユニット200に対して送信する処理を行う。また、記憶部142にはセンサユニット100に固有の上記識別情報が予め記憶されている。
尚、本実施形態では、中央処理部140は、受信ユニット200から上記第1周波数の電波を受信したときに上記ディジタル情報を受信ユニット200に送信するようにプログラムされているが、送信間隔に関しては車輌の走行速度などを考慮して適宜設定することが好ましい。
記憶部142は、CPU141を動作させるプログラムが記録されたROMと、例えばEEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)等の電気的に書き換え可能な不揮発性の半導体メモリとからなり、個々のセンサユニット100に固有の上記識別情報が、製造時に記憶部142内の書き換え不可に指定された領域に予め記憶されている。
発信部150は、発振回路151、変調回路152及び高周波増幅回路153から構成され、周知のPLL回路などを用いて構成され発振回路151によって発振された2.45GHz帯の周波数の搬送波を、中央処理部140から入力した情報信号に基づいて変調回路152で変調し、これを高周波増幅回路153及びアンテナ切替器120を介して前記第1周波数とは異なる2.45GHz帯の周波数(第2周波数)の高周波電流としてアンテナ110に供給する。尚、本実施形態では前記第1周波数と第2周波数とを異なる周波数に設定しているが、第1周波数と第2周波数を同じ周波数に設定し、センサユニット100と受信ユニット200との間の送受信のタイミングを同期させるようにしても良い。
また搬送波の周波数も、2.45GHz帯に限定されることなく、小電力での使用が許可されている周波数帯であれば用いることができる。例えば13MHz帯、315MHz帯、400MHz帯、900MHz帯、1200MHz帯などの周波数を使用しても良い。また、センサユニット100と受信ユニット200との間において電磁誘導によって信号及びエネルギーの伝達を行っても良い。
センサ部160は、加速度センサ10とA/D変換回路161から構成されている。
加速度センサ10は、図6乃至図9に示すような半導体加速度センサによって構成されている。
図6は本発明の一実施形態における半導体加速度センサを示す外観斜視図、図7は図6におけるB−B線矢視方向断面図、図8は図6におけるC−C線矢視方向断面図、図9は分解斜視図である。
図において、10は半導体加速度センサで、台座11と、シリコン基板12、支持体19A,19Bとから構成されている。
台座11は矩形の枠型をなし、台座11の一開口面上にシリコン基板(シリコンウェハ)12が取り付けられている。また、台座11の外周部には支持体19a,19Bの外枠部191が固定されている。
台座11の開口部にシリコン基板12が設けられ、ウェハ外周枠部12a内の中央部には十字形状をなす薄膜のダイアフラム13が形成されており、各ダイアフラム片13a〜13dの上面にピエゾ抵抗体(拡散抵抗体)Rx1〜Rx4,Ry1〜Ry4,Rz1〜Rz4が形成されている。
詳細には、一直線上に配置されたダイアフラム片13a,13bのうちの一方のダイアフラム片13aにはピエゾ抵抗体Rx1,Rx2,Rz1,Rz2が形成され、他方のダイアフラム片13bにはピエゾ抵抗体Rx3,Rx4,Rz3,Rz4が形成されている。また、ダイアフラム片13a,13bに直交する一直線上に配置されたダイアフラム片13c,13dのうちの一方のダイアフラム片13cにはピエゾ抵抗体Ry1,Ry2が形成され、他方のダイアフラム片13dにはピエゾ抵抗体Ry3,Ry4が形成されている。さらに、これらのピエゾ抵抗体Rx1〜Rx4,Ry1〜Ry4,Rz1〜Rz4は、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸方向の加速度を検出するための抵抗ブリッジ回路を構成できるように、図10に示すように接続され、シリコン基板12の外周部表面に設けられた接続用の電極191に接続されている。
さらに、ダイアフラム片13a〜13dの交差部には、ダイアフラム13の中央部の一方の面側に厚膜部14が形成され、この厚膜部14の表面には例えばガラス等からなる直方体形状の重錘15が取り付けられている。
一方、上記支持体18A,18Bは、矩形の枠型をなした外枠部181と、固定部の4隅に立設された4つの支柱182、各支柱の先端部を連結するように設けられた十字形状の梁部183、梁部183の中央交差部分に設けられた円錐形状をなす突起部184とから構成されている。
外枠部181は、突起部184がダイアフラム13の他面側すなわち重錘15が存在しない側に位置するように、台座11の外周部に嵌合して固定されている。ここで、突起部184の先端184aがダイアフラム13或いは重錘15の表面から距離D1の位置になるように設定されている。この距離D1は、ダイアフラム13の面に垂直な方向に加速度が生じ、この加速度によりダイアフラム13の双方の面の側に所定値以上の力が加わった場合においても、各ダイアフラム片13a〜13dが伸びきらないように、その変位が突起部184によって制限できる値に設定されている。
上記構成の半導体加速度センサ10を用いる場合は、図11乃至図13に示すように3つの抵抗ブリッジ回路を構成する。即ち、X軸方向の加速度を検出するためのブリッジ回路としては、図11に示すように、ピエゾ抵抗体Rx1の一端とピエゾ抵抗体Rx2の一端との接続点に直流電源32Aの正極を接続し、ピエゾ抵抗体Rx3の一端とピエゾ抵抗体Rx4の一端との接続点に直流電源32Aの負極を接続する。さらに、ピエゾ抵抗体Rx1の他端とピエゾ抵抗体Rx4の他端との接続点に電圧検出器31Aの一端を接続し、ピエゾ抵抗体Rx2の他端とピエゾ抵抗体Rx3の他端との接続点に電圧検出器31Aの他端を接続する。
また、Y軸方向の加速度を検出するためのブリッジ回路としては、図12に示すように、ピエゾ抵抗体Ry1の一端とピエゾ抵抗体Ry2の一端との接続点に直流電源32Bの正極を接続し、ピエゾ抵抗体Ry3の一端とピエゾ抵抗体Ry4の一端との接続点に直流電源32Bの負極を接続する。さらに、ピエゾ抵抗体Ry1の他端とピエゾ抵抗体Ry4の他端との接続点に電圧検出器31Bの一端を接続し、ピエゾ抵抗体Ry2の他端とピエゾ抵抗体Ry3の他端との接続点に電圧検出器31Bの他端を接続する。
また、Z軸方向の加速度を検出するためのブリッジ回路としては、図13に示すように、ピエゾ抵抗体Rz1の一端とピエゾ抵抗体Rz2の一端との接続点に直流電源32Cの正極を接続し、ピエゾ抵抗体Rz3の一端とピエゾ抵抗体Rz4の一端との接続点に直流電源32Cの負極を接続する。さらに、ピエゾ抵抗体Rz1の他端とピエゾ抵抗体Rz3の他端との接続点に電圧検出器31Cの一端を接続し、ピエゾ抵抗体Rz2の他端とピエゾ抵抗体Rz4の他端との接続点に電圧検出器31Cの他端を接続する。
上記構成の半導体加速度センサ10によれば、センサ10に加わる加速度に伴って発生する力が重錘15に加わると、各ダイアフラム片13a〜13dに歪みが生じ、これによってピエゾ抵抗体Rx1〜Rx4,Ry1〜Ry4,Rz1〜Rz4の抵抗値が変化する。従って、各ダイアフラム片13a〜13dに設けられたピエゾ抵抗体Rx1〜Rx4,Ry1〜Ry4,Rz1〜Rz4によって抵抗ブリッジ回路を形成することにより、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸方向の加速度を検出することができる。
さらに、図14及び図15に示すように、ダイアフラム13の面に垂直な方向の力成分を含む力41,42が働くような加速度が加わった場合、ダイアフラム13の他方の面の側に所定値以上の力が加わったとき、ダイアフラム13は力41,42の働く方向に歪んで伸びるが、その変位は突起部184の頂点184aによって支持されて制限されるため、各ダイアフラム片13a〜13dが最大限に伸びきることがない。これにより、ダイアフラム13の他方の面の側に所定値以上の力が加わった場合も、突起部184の頂点184aが支点となって重錘15の位置が変位するので、ダイアフラム13の面に平行な方向の加速度を検出することができる。
上記の半導体加速度センサ10によって、車輌1が走行している際に、車輌1の4つのタイヤ2a〜2dのそれぞれに発生する互いに直交するX,Y,Z軸方向の加速度を検出することができる。
尚、各X,Y,Z軸方向に生ずる加速度としては、正方向の加速度と負方向の加速度とが存在するが、本実施形態では双方の加速度を検出することができる。
また、本実施形態では、前述したように2.45GHz帯の周波数を上記第1及び第2周波数として用いることによって金属の影響を受け難くしている。このように金属の影響を受け難くするためには、1GHz以上の周波数を上記第1及び第2周波数として用いることが好ましい。
受信ユニット200はケーブルによって駆動制御部700および制御部710に接続され、駆動制御部700から送られる電気エネルギーによって動作する。
受信ユニット200の電気系回路は、図5に示すように、輻射ユニット210と、受波ユニット220、制御部230、演算部240によって構成されている。ここで、制御部230及び演算部240は、周知のCPUと、このCPUを動作させるプログラムが記憶されているROM及び演算処理を行うために必要なRAMなどからなるメモリ回路から構成されている。
輻射ユニット210は、2.45GHz帯の所定周波数(上記第1周波数)の電磁波信号を輻射するためのアンテナ211と発信部212とから構成され、制御部230からの指示に基づいて、アンテナ211から上記第1周波数の電磁波を輻射する。
本実施形態では、輻射ユニット210から電磁波を輻射することにより、センサユニット100を常時駆動するのに十分な電気エネルギーとして3V以上の電圧をコンデンサ133に蓄電することができる。
発信部212の一例としては、センサユニット100の発信部150と同様に、発振回路151と変調回路152、高周波増幅回路153から構成を挙げることができる。これにより、アンテナ211から2.45GHzの電磁波が輻射される。尚、発信部212から出力される高周波電力は、受信ユニット200の電磁波輻射用のアンテナ211からセンサユニット100に対して電気エネルギーを供給できる程度の値に設定されている。
受波ユニット220は、2.45GHz帯の所定周波数(上記第2周波数)の電磁波を受波するためのアンテナ221と検波部222とから構成され、制御部230からの指示に基づいて、アンテナ221によって受波した上記第2周波数の電磁波を検波し、検波して得られたディジタル信号を演算部250に出力する。検波部222の一例としては、ダイオードと、このダイオードによって検波された信号をディジタルデータに変換するアナログ・ディジタル変換器等からなる回路が挙げられる。
制御部230は、駆動制御部700から電気エネルギーが供給されて動作を開始すると、常時、検波部222を駆動し、検波部222から演算部240にディジタル信号を出力させる。また、制御部230は、演算部240からの指示を受けたときに発信部212を介してセンサユニット100に電波を送信する。
演算部240は、検波部222から出力されたディジタル信号に基づいて上記X,Y,Z軸方向の加速度を算出して駆動制御部700の制御部710に出力する。
さらに、演算部240は制御部710から受信する情報によって運転操作の変更を検出したとき、例えば、運転者がアクセルペダルを踏むのをゆるめた、ブレーキペダルを踏んだ、ハンドルを回したなどの運転操作の変更を検出したときに、制御部230に対して送信命令を出力し、発振部212を介してセンサユニット100に電波を送信するように指示する。これにより、運転操作の変更によって生じる各センサユニット100の検出加速度の変化を迅速に取得することができる。
また、本実施形態における、アクセルペダル踏み込み角度検出センサ510、ブレーキペダル踏み込み角度検出センサ520、ハンドル回転角度検出センサ530としては、例えばマグネットとホール素子とIC(集積回路)を使用した無接触型の回転角度センサ等が使用でき、一例としては図16及び図17に示すように、この回転角度センサRSは回転角度に対応して入力電圧Vinに対する出力電圧Voutの出力電圧比(%)が変化するものである。
また、ヨーレート(YAW RATE)センサ540は、周知のように、コーナリングする車を上から見た時の、車輌の旋回方向への回転角の変化する速度あるいは角速度を検出して、検出結果を電気信号として出力するものである。
次に、本実施形態における電気自動車の制御処理に関して、図18乃至図21に示す処理フローチャートを参照して説明する。尚、図18は制御処理の全体を示すフローチャート、図19は走行速度制御処理を示すフローチャート、図20は走行速度減速処理を示すフローチャート、図21は走行方向制御処理を示すフローチャートである。
駆動制御部700の制御部710は、動作を開始すると、アクセルペダル6の踏み込み角度の情報をアクセルペダル踏み込み角度検出センサ510から取得して(SA1)、取得したアクセルペダル6の踏み込み角度情報に基づいて後述する走行速度制御処理を行う(SA2)。次いで、制御部710は、ブレーキペダル7の踏み込み角度の情報をブレーキペダル踏み込み角度検出センサ520から取得して(SA3)、取得したブレーキペダル7の踏み込み角度情報に基づいて後述する走行速度減速処理を行い(SA4)、さらに、ハンドル8の回転角度の情報をハンドル回転角度検出センサ530から取得し(SA5)、取得したハンドル8の回転角度情報に基づいて後述する走行方向制御処理を行う(SA6)。
上記走行速度制御処理では、制御部710は、アクセルペダル6の踏み込み角度が0度であるか否かを判定し(SB1)、アクセルペダル6の踏み込み角度が0度以外のときは、4つの受信ユニット200のそれぞれを介して得られた4つのセンサユニット100のそれぞれが検出したX,Y,Z軸方向の加速度の値のうちのX軸方向の加速度(車輪の回転方向の加速度)に基づいて車輪(タイヤ2a〜2d)の回転数を求める(SB2)。
X軸方向の加速度は、図22乃至図24に示すように、タイヤ2a〜2dの回転周期を有するサイン波で変化する。図22乃至図24において、図22は時速2.5kmでの走行時のX軸方向の加速度変化を示す図、図23は時速20kmでの走行時のX軸方向の加速度変化を示す図、図24は時速40kmでの走行時のX軸方向の加速度変化を示す図である。尚、各図の信号波形には走行路面とタイヤ2a〜2dとの間の摩擦によって発生する微小振動成分が重畳している。
このように、走行速度が増すにつれてタイヤ2a〜2dの回転数が増加するので、X軸方向の加速度が変化する周期が短くなる。従って、X軸方向の加速度からタイヤ2a〜2dの回転数を求めることが可能である。尚、図中において、実測値がサイン波形状になるのは重力加速度の影響を受けているためである。すなわち、センサユニット100がタイヤ2a〜2dの前部(車両進行方向側90度の位置)に位置するときはX軸方向の加速度は回転による加速度から重力加速度を減算したものになり、タイヤ2a〜2dの後部(車両進行方向と反対方向90度の位置)に位置するときはX軸方向の加速度は回転による加速度に重力加速度を加算したものになる。
次に、制御部710は、上記SB2の処理で求めた回転数と、メモリに記憶されているタイヤ情報とを用いて車輌1の走行速度を算出し(SB3)、さらに、制御部710のメモリにあらかじめ記憶されているアクセルペダル6の踏み込み角度と走行速度との関係を表す対応テーブルに基づいて、アクセルペダル6の踏み込み角度に対応した走行速度になるようにモータ駆動部720を介して各モータ3a〜3dへの供給電力を変える(SB4)。
また、上記SB1の判定の結果、アクセルペダル6の踏み込み角度が0度のとき、すなわちアクセルペダル6が踏まれてないときは、制御部710はモータ駆動部720からの各モータ3a〜3dへの電力供給を停止する(SB5)。
尚、上記走行速度制御処理では、X軸方向の加速度を用いて車輌1の走行速度を求めたが、Z軸方向(車軸に直交する方向)の加速度を用いて車輌1の走行速度を求めても良い。すなわち、Z軸方向の加速度は、図25乃至図27に示すように、タイヤ2a〜2dの回転周期を有するサイン波で変化するとともに、走行速度が増すにつれて加速度センサ10にかかる遠心力が増加するので、Z軸方向の加速度も増加する。
図25乃至図27において、図25は時速2.5kmでの走行時のZ軸方向の加速度変化を示す図、図26は時速20kmでの走行時のZ軸方向の加速度変化を示す図、図27は時速40kmでの走行時のZ軸方向の加速度変化を示す図である。このように、走行速度が増すにつれて加速センサ10にかかる遠心力が増加するので、Z軸方向の加速度も増加する。従って、Z軸方向の加速度から走行速度を求めることが可能である。尚、図中において、実測値がサイン波形状になるのは上記と同様に重力加速度の影響を受けているためである。
上記走行速度減速処理では、制御部710は、ブレーキペダル7の踏み込み角度が0度であるか否かを判定し(SC1)、ブレーキペダル7の踏み込み角度が0度以外のときは、モータ駆動部720からの各モータ3a〜3dへの電力供給を停止する(SC2)。ブレーキペダル7が踏み込まれているときは、前述した油圧ブレーキが作動しているので各タイヤ2a〜2dの回転には各ブレーキ駆動用アクチュエータ640の作動によって制動がかけられている。
この後、制御部710は、ヨーレートセンサ540から取得したヨーレート情報に基づいて車輌1に揺動が生じているか否かを判定する(SC3)。この判定の結果、車輌1に揺動が生じているときは、制御部710は、揺動が低下するように、すなわち、ヨーレートセンサ540から取得するヨーレートが0(ゼロ)になるように、各圧力制御弁630a〜630dを制御して各ブレーキ駆動用アクチュエータ640による制動力を補正する(SC4)。
尚、ブレーキペダル7が踏み込まれて油圧ブレーキが作動しているときに、ブレーキペダル7の踏み込み角度に応じて、急制動をかけるとき以外は快適な制動を行うために、X軸方向(車輪の回転方向)の加速度あるいはZ軸方向(車軸に直行する方向)の加速度の値に基づいて、減速時の走行速度が滑らかに変化するように、制御部710によって各圧力制御弁630a〜630dを制御して各ブレーキ駆動用アクチュエータ640による制動力を補正するようにしても良い。これにより、車体の安定性を保つと共に適切な制動を行ったりタイヤ2a〜2dがロックしてスリップが生じたりしないように自動的に制御可能となる。
上記走行方向制御処理では、制御部710は、回転角度検出センサ530から取得したハンドル8の回転角度の値が0度であるか否かを判定し(SD1)、ハンドル8の回転角度が0度以外のときは回転角度に対応して左右の車輪を回転させる車輪回転用モータ3a〜3dへの電力供給比率を調整して(SD2)車輌1に旋回運動を生じさせる。この際、制御部710は、モータ駆動部720を制御して、ハンドル8の回転方向側の車輪回転用モータ3a〜3dへの電力供給量をハンドル8の回転方向とは反対側の車輪回転用モータ3a〜3dへの電力供給量よりも低く設定する。また、電力供給量を減少させただけでは回転数の減少を生じにくい車輪回転用モータ3a〜3dを使用している場合は、制御部710は、圧力制御弁630a〜630dを個別に制御して、回転数を減少させたい車輪回転用モータ3a〜3dに対応するブレーキ駆動用アクチュエータ640a〜640dによって制動をかけて回転数を減少させる。
また、上記SD1の判定の結果、ハンドル8の回転角度が0度のときは、左右の車輪を回転させる車輪回転用モータ3a〜3dへの電力供給量を等しく設定し(SD3)、各センサユニット100によって検出されたY軸方向(回転軸方向)の加速度値が0(ゼロ)になるように左右の車輪を回転させる車輪回転用モータ3a〜3dへの供給電力比率を調整する(SD4)。このように、Y軸方向(回転軸方向)の加速度値が0(ゼロ)になるように供給電力比率を調整することにより、各車輪回転用モータ3a〜3dの特性の違いによって生じる回転数の違いやタイヤ2a〜2dの半径の違いによって引き起こされる車輌1の旋回運動を抑えて安定した走行を実現することができる。
尚、上記SD4の処理において、ヨーレートセンサ540から取得したヨーレート情報に基づいて車体の回転揺動が少なくなるように左右の車輪を回転させる車輪回転用モータ3a〜3dへの供給電力比率を調整するようにしても良いし、双方を併用することも可能である。
また、本実施形態では、センサユニット100の駆動電力をモニタ装置200から受信した電波の電気エネルギーによって賄ったが、センサユニット100に電池を設けておき、この電池から供給される電力によってセンサユニット100を駆動するようにしても良い。
本発明は上記実施形態のみに限定されることはなく、多種多様の電気自動車の制御に適用することが可能である。例えば、インホイールモータ以外のモータを用いた電気自動車、モータのみで制動可能なもの或いはモータのみでは制動不可能なもの、ハンドルの回転に追従して車輪角度が変化するもの、車輪角度が変化せず固定されているもの等の電気自動車に本発明を適用することができる。
本発明の一実施形態における電気自動車の制御装置を示す概略構成図 本発明の一実施形態における電気自動車の油圧ブレーキ制御系を示す概略構成図 本発明の一実施形態における電気自動車の電気系回路を示すブロック図 本発明の一実施形態における加速度センサユニットの電気系回路を示すブロック図 本発明の一実施形態における受信ユニットの電気系回路を示すブロック図 本発明の一実施形態における半導体加速度センサを示す外観斜視図 図6におけるB−B線矢視方向断面図 図6におけるC−C線矢視方向断面図 本発明の一実施形態における半導体加速度センサを示す分解斜視図 本発明の一実施形態における半導体加速度センサの電気系回路を示す構成図 本発明の一実施形態における半導体加速度センサを用いたX軸方向の加速度を検出するブリッジ回路を示す図 本発明の一実施形態における半導体加速度センサを用いたY軸方向の加速度を検出するブリッジ回路を示す図 本発明の一実施形態における半導体加速度センサを用いたZ軸方向の加速度を検出するブリッジ回路を示す図 本発明の一実施形態における半導体加速度センサの動作を説明する図 本発明の一実施形態における半導体加速度センサの動作を説明する図 本発明の一実施形態における回転角度センサの一例を示すブロック図 本発明の一実施形態における回転角度センサの電気特性を示す図 本発明の一実施形態における制御処理の全体を示すフローチャート 本発明の一実施形態における走行速度制御処理を示すフローチャート 本発明の一実施形態における走行速度減速処理を示すフローチャート 本発明の一実施形態における走行方向制御処理を示すフローチャート 本発明の一実施形態における時速2.5kmでの走行時のX軸方向の加速度変化を示す図 本発明の一実施形態における時速20kmでの走行時のX軸方向の加速度変化を示す図 本発明の一実施形態における時速40kmでの走行時のX軸方向の加速度変化を示す図 本発明の一実施形態における時速2.5kmでの走行時のZ軸方向の加速度変化を示す図 本発明の一実施形態における時速20kmでの走行時のZ軸方向の加速度変化を示す図 本発明の一実施形態における時速40kmでの走行時のZ軸方向の加速度変化を示す図
符号の説明
1…車輌、2a〜2d…タイヤ、3a〜3d…車輪回転用モータ、4a〜4d…車軸、5a〜5d…センサ取付板、6…アクセルペダル、7…ブレーキペダル、8…ハンドル、100…加速度センサユニット、110…アンテナ、120…アンテナ切替器、130…整流回路、131,132…ダイオード、133…コンデンサ、134…抵抗器、140…中央処理部、141…CPU、142…記憶部、150……発信部、151…発振回路、152…変調回路、153…高周波増幅回路、160…センサ部、161…A/D変換回路、200…受信ユニット、210…輻射ユニット、211…アンテナ、212…発信部、220…受波ユニット、221…アンテナ、222…検波部、230…制御部、240…演算部、510…アクセルペダル踏み込み角度検出センサ、520…ブレーキペダル踏み込み角度検出センサ、530…ハンドル回転角度検出センサ、540…ヨーレートセンサ、620…マスターシリンダ、630a〜630d…圧力制御弁、640a〜640d…ブレーキ駆動用アクチュエータ、700…駆動制御部、710…制御部、720…モータ駆動部、730…操作部、10…半導体加速度センサ、11…台座、12…シリコン基板、13…ダイアフラム、13a〜13d…ダイアフラム片、14…厚膜部、15…重錘、18A,18B…支持体、181…外枠部、182…支柱、183…梁部、184…突起部、184a…突起部先端、31A〜31C…電圧検出器、32A〜32C…直流電源、Rx1〜Rx4,Ry1〜Ry4,Rz1〜Rz4…ピエゾ抵抗体(拡散抵抗体)。

Claims (7)

  1. 車輪毎に別個の車輪回転用モータを備えた電気自動車の制御装置であって、
    各車輪に取り付けられ、車輪の回転方向の加速度と、回転軸方向の加速度と、回転軸に直交する方向の加速度とを検出して、各加速度の情報を出力する3軸加速度センサを有する複数のセンサユニットと、
    車両の旋回角度を設定する旋回角度設定手段と、
    所定の垂直軸に対して車体が回転する速度或いは角速度の何れか一方を検出し、検出結果のヨーレート情報を出力するヨーレートセンサと、
    アクセルペダルの踏み込み角度を検出して、該踏み込み角度の情報を出力する第1踏み込み角度検出センサと、
    ブレーキペダルの踏み込み角度を検出して、該踏み込み角度の情報を出力する第2踏み込み角度検出センサと、
    前記3軸加速度センサから出力された加速度情報と、前記旋回角度設定手段によって設定された旋回角度情報と、前記ヨーレートセンサから出力されたヨーレート情報と、前記第1踏み込み角度検出センサから出力されたアクセルペダルの踏み込み角度情報と、前記第2踏み込み角度検出センサから出力されたブレーキペダルの踏み込み角度情報とを入力し、これらの情報に基づいて各車輪を回転する車輪回転用モータの駆動制御を行う駆動制御手段とを備えている
    ことを特徴とする電気自動車の制御装置。
  2. 前記駆動制御手段は、前記第1踏み込み角度検出センサによって検出された踏み込み角度に比例して前記車輪回転用モータへの供給電力を増加させる手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気自動車の制御装置。
  3. 前記駆動制御手段は、前記旋回角度設定手段によって設定された旋回角度情報に基づいて、設定された旋回角度が0度のときは左右の車輪を回転させる車輪回転用モータへの電力供給量を等しく設定し、設定された旋回角度が0度以外のときは旋回方向側の車輪回転用モータへの電力供給量を旋回方向とは反対側の車輪回転用モータへの電力供給量よりも低く設定する手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気自動車の制御装置。
  4. 前記駆動制御手段は、前記旋回角度設定手段によって設定された旋回角度が0度のとき、前記ヨーレート情報に基づいて車体の回転揺動が少なくなるように左右の車輪を回転させる車輪回転用モータへの供給電力比率を調整する手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気自動車の制御装置。
  5. 前記駆動制御手段は、前記旋回角度設定手段によって設定された旋回角度が0度のとき、前記3軸加速度センサによって検出された回転軸方向の加速度が0になるように左右の車輪を回転させる車輪回転用モータへの供給電力比率を調整する手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気自動車の制御装置。
  6. 前記駆動制御手段は、前記3軸加速度センサによって検出された車輪の回転方向の加速度あるいは回転軸に直交する方向の加速度の何れかの加速度値の変化から車輪の単位時間あたりの回転数を検出し、該回転数を用いて車両走行速度を求める手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気自動車の制御装置。
  7. 前記駆動制御手段は、前記3軸加速度センサによって検出された回転軸に直交する方向の加速度値に基づいて車両走行速度を求める手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気自動車の制御装置。
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