JP2007184787A - デジタルカメラ - Google Patents

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善男 田村
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Abstract

【課題】スムーズな撮影でブレの少ない画像を得る。
【解決手段】制御部32は、振動検出センサ56から出力されるカメラブレ検出信号に基づいて移動機構54を駆動し、カメラブレを打ち消すようにCCD42を移動させ、カメラブレにより生じる画像ブレを防止する。また、制御部32は、レリーズ操作により取得された画像のブレ量を、画像ブレ検出部82により検出し、画像ブレ量が記録制限用閾値を下回る場合にのみ、この画像をメモリカード24に記録する。
【選択図】図3

Description

本発明は、イメージセンサにより撮像した画像を、外部メモリに記録するデジタルカメラに関するものである。
撮影レンズによって結像された被写体像を、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどのイメージセンサにより撮像し、これによって得られた撮像信号をデジタルな画像データに変換してメモリカードなどの外部メモリに記録するデジタルカメラが広く普及している。
デジタルカメラの中には、カメラ本体に生じたブレを検出し、このカメラブレを打ち消すように撮影レンズやイメージセンサなど撮像部の一部を撮影光軸と垂直な面内で移動させることで、ブレの少ない画像を得られるようにしたものもある(下記特許文献1、2参照)。また、カメラブレ量が所定量以下になるまで連続して撮像を行うことで、ブレの少ない画像を得られるようにしたものもある(下記特許文献3参照)。
特開平5−14801号公報 特開平11−225284号公報 特開2000−347236号公報
しかしながら、上記特許文献1、2記載の装置では、移動させる部材の移動スピードや移動量に限界があるため、例えば、カメラブレ量がある程度以上大きくなると対応できなくなるといった問題があった。また、上記特許文献3記載の装置では、カメラブレ量が所定量以下になるまで撮像が繰り返されるため、ブレの少ない画像を得るために時間がかかってしまうといった問題があった。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、スムーズな撮影でブレの少ない画像を得ることができるデジタルカメラを提供することを目的としている。
上記目標を達成するために本発明のデジタルカメラは、撮影光学系により結像された被写体像をイメージセンサにより光電変換することで撮像を行う撮像部と、撮像された画像を外部メモリに記録する際に操作されるレリーズ操作部材とを備えたデジタルカメラにおいて、カメラ本体に生じたカメラブレの方向および量を検出するカメラブレ検出手段と、カメラブレの方向および量に基づいて、カメラブレを打ち消すように前記撮像部の一部を移動させるカメラブレ補正手段と、連続して撮像された少なくとも2つの画像を比較することによって、画像のブレ量を検出する画像ブレ検出手段と、レリーズ操作に伴って撮像された画像のブレ量が、予め設定された第1閾値を下回る場合にのみ、この画像を前記外部メモリへ記録をする記録制御手段とを備えたことを特徴としている。
撮像された画像のブレ量が、予め設定された第1閾値を上回る場合に、この旨を報知する報知手段を設けてもよい。
また、撮像された画像のブレ量が、予め設定された第2閾値を上回る場合に、撮像時のシャッタスピードを高速化する撮影条件制御手段を設けてもよい。
さらに、前記撮影条件制御手段は、シャッタスピードの高速化とともに、前記撮像部から出力される画像信号の増幅率を引き上げて、撮像時の感度を向上させるものでもよい。
また、1回のレリーズ操作で複数回の撮像を行う連写モードを備え、前記記録制御手段は、連写モード下の1回のレリーズ操作により撮像された画像のうち、ブレ量が前記第1閾値を下回る画像のみを前記外部メモリに記録するものでもよい。
さらに、前記記録制御手段は、連写モード下の1回のレリーズ操作による撮像で得られ、前記外部メモリに記録する画像のうち、最もブレ量の少ない画像に対してこの旨を示すタグ情報を付加するものでもよい。
また、撮像された画像を解析することで画像に含まれる被写体の顔を認識する画像解析手段を備え、前記記録制御手段は、連写モード下の1回のレリーズ操作による撮像で得られた画像のうち、ブレ量が前記第1閾値を下回り、かつ、被写体の顔を含む画像を前記外部メモリに記録するものでもよい。
さらに、前記画像ブレ検出手段は、連続した撮像によって得られた2つの画像のコントラストの違いに基づいて、画像のブレ量を検出するものでもよい。
また、前記画像ブレ検出手段は、連続した撮像によって得られた2つの画像のフレーム差分から2つの画像間に生じた画像のズレ量を算出し、画像のズレ量に基づいて、画像のブレ量を検出するものでもよい。
さらに、前記画像ブレ検出手段は、連続した撮像によって得られた2つの画像のフレーム差分から2つの画像間に生じた画像のズレ方向およびズレ量を調べ、画像のズレ方向およびズレ量に基づいて、カメラブレの方向および量を検出することで、前記カメラブレ検出手段として機能するものでもよい。
本発明のデジタルカメラは、カメラブレを検出し、これを打ち消すように撮像部の一部を撮影光軸と垂直な面内で移動させるとともに、イメージセンサによって取得された画像に基づいて画像ブレ量を検出し、画像ブレ量が所定の値よりも小さい場合にのみ保存用画像としての記録を行うようにしたので、スムーズな撮影でブレの少ない画像を得ることができる。
図1において、デジタルカメラ10のカメラ本体12は、薄型の略直方体形状に形成され、その前面にはフラッシュ発光部14が設けられる他、後述する撮像部16(図3参照)を構成する撮影レンズ18が露呈されている。カメラ本体12の上面には、電源のオン/オフと、撮影モード/再生モード/設定モードの切り換えを行う際に操作される操作ダイヤル20、並びに、レリーズ操作を行う際に操作されるレリーズボタン22が設けられている。操作ダイヤル20は、電源オフ、撮影モード、再生モード、設定モードをそれぞれ選択するための4つの位置にそれぞれ回転操作される。
操作ダイヤル20を電源オフの位置から撮影モード、再生モード、設定モードのいずれかの位置に回転すると、デジタルカメラ10の電源がオンされる。撮影モードは、通常撮影モードと連写モードとを備え、通常撮影モードにおいては1回のレリーズ操作(レリーズボタン22の押下)によって1回の撮像を行うことができ、連写モードではレリーズ操作中(レリーズボタン22を押下している間)に連続して撮像を行うことができる。再生モードでは、デジタルカメラ10に着脱自在なメモリカード24に記録された画像を表示することができる。設定モードでは、フラッシュ自動発光機能のオン/オフ切り換え、ホワイトバランス調節、撮影モードにおける通常撮影モードと連写モードとの切り替えなど各種設定ができるようになっている。
図2において、カメラ本体12の背面には、液晶ディスプレイ(LCD)26が設けられている。LCD26は、撮影モードでは電子ビューファインダとして機能し、撮像されたライブビュー画像を表示する。また、再生モードでは、メモリカード24に記録された画像を表示する。LCD26の右上方には、ズームボタン28が設けられている。ズームボタン28は、ズームインボタンとズームアウトボタンからなり、撮影レンズ18のズーム倍率を指定することにより、光学的な撮影倍率を変更するときに操作される。ズームボタン28の下方に設けられたカーソルボタン30は、主に設定モードで使用され、各種設定を行う際に操作される。
図3において、デジタルカメラ10の内部には制御部32が設けられており、デジタルカメラ10の各部と接続されている。制御部32は、ROM34に記憶されたシーケンスプログラムをRAM36に読み出して接続された各部を駆動制御する。制御部32による制御は、操作部38(操作ダイヤル20、レリーズボタン22、ズームボタン28、カーソルボタン30)の操作により発生する操作信号などに基づいて行われる。
撮像部16は、撮影レンズ18、絞り40からなる撮影光学系、CCDイメージセンサ(CCD)42を備え、これらが撮影光軸A1に沿って配置されている。撮影レンズ18は、光学撮影倍率を変倍するためのズームレンズと、焦点調節を行うためのフォーカスレンズとからなり、モータを含むレンズ駆動機構44によって駆動される。絞り40は、モータを含む絞り駆動機構46によって駆動されて絞り径を切り換える。レンズ駆動機構44及び絞り駆動機構46は、制御部32に制御されるモータドライバ48、50によって駆動される。
CCD42は、撮影光学系の背後に配置される。周知のように、CCD42は、画素毎に、受光量に応じた電荷を蓄積する光電変換素子を備えており、タイミングジェネレータ(TG)52から供給される垂直転送クロック及び水平転送クロックに同期して、各画素に蓄積された電荷を1ラインずつシリアルな撮像信号として出力することで撮像を行う。各画素の電荷蓄積時間(露出時間)は、TG52から与えられる電子シャッタ駆動信号によって決定される。
このCCD42は、印加電圧に応じて伸縮する圧電素子などからなるアクチュエータを備えた移動機構54より、撮影光軸A1と垂直な面内で移動自在に保持されている。移動機構54は、カメラ本体12のブレ(カメラブレ)を検出する振動検出センサ56からの信号に基づいて、制御部32により駆動制御される。振動検出センサ56は、カメラブレが生じた際に、このカメラブレの方向および量を示すカメラブレ検出信号を制御部32に入力する。制御部32は、カメラブレ検出信号に基づいて移動機構54を駆動し、カメラブレを打ち消すようにCCD42を移動させる。こうすることで、カメラブレにより生じる画像ブレを防止している。
制御部32は、撮影モードが選択されると、CCD42を駆動してスルー画の撮像を開始する。スルー画の撮像は、例えば、1秒間に30コマ程度のフレームレートで実行される。また、制御部32は、レリーズ操作に応じ、スルー画の撮像をいったん中断して記録用の本画像の撮像を行う。本画像の撮像が終了すると、スルー画の撮像が再開される。
CCD42から出力された撮像信号は、アナログ信号処理回路58に入力される。アナログ信号処理回路58は、相関2重サンプリング回路(CDS)60と、増幅回路(AMP)62と、ADコンバータ(A/D)64とからなる。CDS60はアナログ信号のノイズを除去し、AMP62はアナログ信号を増幅し、A/D64はアナログ信号をデジタル変換して画像データを生成する。
デジタルカメラ10では、AMP62による増幅率(ゲイン率)に応じて撮影時の感度が決定される。感度としては、ISO200、ISO400、ISO800など複数種類が用意されている(図5参照)。撮影時に用いる感度の種類は、設定モードにおいて設定できる他、後述する撮影条件調節処理に応じて切り替えられる。
アナログ信号処理回路58により生成された画像データは、データバス66を介して、フレームメモリ68に書き込まれる。フレームメモリ68は、DSP(Digital Signal Processor) 70や制御部32が、画像データに対して各種信号処理を施すための作業用メモリであり、撮像により得られた画像データが一時的に記録される。
フレームメモリ68には、複数の記憶領域が設けられ、各記憶領域に順番に画像が記録されるようになっている。こうすることで、連続した撮像により得られた複数の画像に対して効率的に処理を行うことができる。フレームメモリ68としては、例えば、一定周期のバスクロック信号に同期してデータ転送を行うSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)が使用される。
DSP70は、AF回路72、AE/AWB回路74、画像処理回路76、圧縮伸張回路78、メディアコントローラ80からなるICチップであり、フレームメモリ68に記録された画像データに対して、各種の信号処理を施すとともに、LCD26への画像の表示や、メモリカード24へアクセスして画像ファイルの読み書きを行う。
AF回路72は、CCD42が撮像した画像に基づいて焦点位置を検出し、フォーカシングを行う。AE/AWB回路74は、被写体輝度を測定し、撮影時の露出およびホワイトバランスを調整する。画像処理回路76は、画像データに対して、ガンマ補正、シャープネス補正、コントラスト補正などの画像補正処理を施す他、撮像された画像データを輝度信号であるYデータと、青色色差信号であるCbデータ及び赤色色差信号であるCrデータとからなるYCデータに変換するYC変換処理を施す。
圧縮伸張回路78は、画像処理回路76によって各種の画像処理が施された本画像に対して、圧縮処理を施した後、圧縮済みの本画像を格納した画像ファイルを生成する。メディアコントローラ80は、メモリカード24へアクセスして画像ファイルの記録と読み込みとを行う。再生モードにおいては、メモリカード24に記録された本画像に対して圧縮伸張回路78による伸張処理が施された後、この本画像がLCD26に出力される。
前述のように、デジタルカメラ10では、カメラブレを打ち消すようにCCD42を移動させて画像ブレを防止している。しかし、カメラブレが大きくCCD42の移動ではカメラブレを打ち消せない場合、画像ブレが生じてしまう。このため、デジタルカメラ10では、制御部32内に画像ブレ検出部82、撮影条件調節部84、記録制御部86を設けている。
画像ブレ検出部82は、CCD42により撮像された画像に基づいて、画像のブレ量を検出する。画像ブレ検出部82は、連続した撮像により得られた2つの画像は、同じ被写体を撮像したものとみなせるといった原理、および、同じ被写体を撮像した場合、撮像された画像のコントラストが低いほど画像のブレ量が大きいといった原理に基づいて、画像のブレ量を検出する。
図4に示すように、画像ブレ検出部82は、フレームメモリ68に新たな画像が記録される毎にこの画像を解析して画像のコントラストを調べ、コントラスト変化の履歴をRAM36に記録する。続いて、画像ブレ検出部82は、ブレ量を検出する画像(検出対象画像)と、この検出対象画像の直前に撮像された画像(比較対象画像)のコントラストの差を算出する。
そして、画像ブレ検出部82は、算出したコントラストの差分に基づいて、検出対象画像のブレ量を検出する。比較対象画像よりも検出対象画像のコントラストが低い場合、これら2つの画像のコントラストの差が大きいほど検出対象画像のブレ量は大きな値として検出される。反対に、比較対象画像よりも検出対象画像のコントラストが高い場合、これら2つの画像のコントラストの差が大きいほど検出対象画像のブレ量は小さな値として検出される。
なお、検出対象画像と比較対象画像のコントラストの差分から、画像ブレ量を検出する例で説明をしたが、検出対象画像と比較対象画像のフレーム差分に基づいて画像ブレ量を検出してもよい。この場合、検出対象画像と比較対象画像とを画素単位で比較し、これら2つの画像間に生じた画像のズレ量を調べる。そして、このズレ量が多いほど、検出対象画像のブレ量として大きな値を検出し、ズレ量が少ないほど検出対象画像のブレ量として小さな値を検出するようにすればよい。
また、検出対象画像の直前に撮像された画像を比較対象画像として用いる例で説明をしたが、検出対象画像の直後に撮像された画像を比較対象画像として用いてもよい。さらに一回の比較により画像ブレ量を検出する場合に限定されず、複数回比較を行って画像ブレ量を検出してもよい。この場合、例えば、検出対象画像を、検出対象画像の直前に撮像された画像、並びに、検出対象画像の直後に撮像された画像と比較し、これら2回の比較結果を平均化して最終的な画像ブレ量を検出すればよい。
なお、スルー画と本画像とで撮影画素数を異ならせているデジタルカメラでは、検出対象画像と、この検出対象画像の前後に撮影された画像の画素数が異なる場合がある。この場合、例えば、画素の少ない画像に合わせて、画素の多い画像から画素を間引いて新たな画像を生成し、生成された新たな画像と画素の少ない画像とを比較することによって画像ブレ量を検出してもよい。また、検出対象画像の撮像後に再度同じ条件で撮像を行い、この撮像により得られた画像を検出対象画像と比較して画像ブレ量を検出してもよい。
画像ブレ検出部82により検出された画像ブレ量に基づいて、撮影条件調節部84による撮影条件調節処理と、記録制御部86による記録制御処理とが行われる。ROM34には、画像ブレ量の大きさを判断する目安として、撮影条件変更用閾値と、これよりも大きく設定された記録制限用閾値とが記録されており、これら各閾値を用いて撮影条件調節処理と記録制御処理とが行われる。
撮影条件調節処理において、撮影条件調節部84は、画像ブレ量に基づいて、電子シャッタのシャッタスピード(CCD42の各画素への電荷蓄積時間)、並びに、撮影時の感度(AMP62のゲイン率)を調節する。シャッタスピード、並びに、感度の組み合わせとしては、例えば、図5に示すような組み合わせが用意されている。図6に示すように、撮影条件調節部84は、画像ブレ量が撮影条件変更用閾値を上回る場合、撮像時の感度並びにシャッタスピードを現在選択されている値よりも1段階上げる。画像ブレ量が撮影条件変更用閾値を下回る場合は、現在選択されている値で撮像が行われる。
シャッタスピードを上げることで、CCD42の各画素への電荷蓄積時間が短くなるので画像ブレを防止できる。また、シャッタスピードとともに感度を上げることで、露出不足になってしまうこともない。なお、シャッタスピードと感度の組み合わせは上述した例に限定されず適宜変更することができる。また、シャッタスピードと感度の上昇率を独立で制御してもよい。
さらに、電子シャッタのシャッタスピードを上げることで画像ブレを防止する例で説明をしたが、撮影光軸を開閉するシャッタ羽根を備えた機械式シャッタを設け、この機械式シャッタのシャッタスピードを上げることで画像ブレを防止してもよい。また、露出不足を防止するために感度を上昇させる例で説明をしたが、絞り径を拡大することで露出不足を防止してもよい。もちろん、感度の上昇と絞り径の拡大を組み合わせて露出不足を防止してもよい。
続いて、記録制御部86による記録制御処理について、通常撮影モードと連写モードとについて場合を分けて説明する。通常撮影モードにおいて、記録制御部86は、図7に示すように、レリーズ操作により撮像された本画像のブレ量が、記録制限用閾値を上回る場合、レリーズ操作を無効化、すなわち、この本画像のメモリカード24への記録を禁止する。またこのとき、記録制御部86は、図8に示すような報知画面88をLCD26に表示して、レリーズ操作が無効化された旨を報知する。レリーズ操作により撮像された本画像のブレ量が記録制限用閾値を下回る場合は、この本画像がメモリカード24に記録される。
なお、レリーズ操作が無効化された場合にこれを報知する例で説明をしたが、レリーズ操作の有無によらず画像ブレ量が記録制限用閾値を上回った場合に、この状態でレリーズ操作を行っても操作が無効化される旨を報知するようにしてもよい。また、LCD26に報知画面88を表示することで報知を行う例で説明をしたが、スピーカを設け、スピーカから音声を発することで報知を行うといったことも考えられる。
他方、連写モードにおいて、記録制御部86は、図9に示すように、レリーズ操作中に取得された本画像の中で、画像ブレ量が記録制限用閾値を下回るものをメモリカード24に記録する。また、記録制御部86は、メモリカード24への記録の際に、記録する本画像の中で最も画像ブレ量が小さいものに、この旨を示すタグ情報を付加する。図10に示すように、タグ情報の付加された本画像には、再生モードにて再生した際に画像ブレ量が小さい旨を表すマーク90が表示される。
以下、上記構成による本発明の作用について説明する。デジタルカメラ10が撮影モードにセットされるとCCD42による撮像が開始される。撮像の開始とともに制御部32は、振動検出センサ56から入力されるカメラブレ検出信号に基づいて移動機構54を駆動し、カメラブレを打ち消すようにCCD42を移動させる。
また、撮像が開始されると、撮影された画像のブレ量が画像ブレ検出部82により検出される。画像ブレ量が撮影条件調節用閾値を上回ると、撮影条件調節部84により撮影条件調節処理が行われ、撮像時のシャッタスピードおよび感度が1段階引き上げられる。
さらに、画像ブレ量が記録条件制御用閾値を上回ると、記録条件制御部32により記録制御処理が行われ、画像のメモリカード24への記録が制限される。記録制御処理では、画像ブレ量が記録条件制御用閾値を下回る画像のみがメモリカード24に記録される。また、記録制御処理では、連写モード下の一連の撮像により取得された画像のうち、最も画像ブレの少ない画像に、この旨を示すタグ情報が付加される。タグ情報の付加された画像には、再生モードにて再生した際に画像ブレ量が小さい旨を表すマーク90が表示される。
以上のように、本発明によれば、カメラブレを検出し、これを打ち消すようにCCD42を移動させることによって、画像ブレを防止できる。また、撮像された画像に基づいて画像ブレ量を検出し、画像ブレ量が撮影条件調節用閾値を上回る場合、撮像時のシャッタスピードおよび感度を1段階引き上げることで、露出不足を防止しながら画像ブレを防止できる。さらに、ブレ量が記録条件制御用閾値を下回る画像のみをメモリカード24に記録するようにしたので、画像ブレの少ない良好な画像を記録できる。
また、連写モード下の1回のレリーズ操作中に得られた画像のうち最も画像ブレ量が小さい画像に、この旨を示すタグ情報を付加し、タグ情報の付加された画像を再生する際にマーク90を表示するようにした。これにより、再生表示された複数の画像の中から、画像ブレの少ない画像を簡単に見つけることができる。さらに、CCDの移動および撮影条件の調節による画像ブレの防止と、画像ブレ量が大きい場合の記録の制限とを平行して行うようにしたので、スムーズな撮像により画像ブレの少ない良好な記録画像を得ることができる。
なお、上記実施形態では、振動検出センサによりカメラブレの量および方向を検出する例で説明をしたが、画像ブレ検出部によりカメラブレの量および方向を検出するといったことも考えられる。この場合、画像ブレ検出部は、検出対象画像と比較対象画像のフレーム差分に基づいてカメラブレを検出すればよい。すなわち、検出対象画像と比較対象画像とを画素単位で比較し、2つの画像間に生じた画像ズレの方向および量を調べる。そして、画像ズレの方向および量に基づいて、カメラブレを検出すればよい。こうすることで、振動検出センサを廃止できるので、小型化、軽量化、低コスト化に貢献できる。
また、画像ブレ量が記録条件制御用閾値を上回るか否かによって、画像のメモリカードへの記録の可否を決定する例で説明をしたが、図11に示すデジタルカメラ100のように、画像ブレ量が記録条件制御用閾値を上回るか否か、および、撮影された画像に被写体の顔が含まれるか否かによって、画像のメモリカードへの記録の可否を決定してもよい。なお、図11においては、上述した実施形態と同様の部材については同様の符号を付して説明を省略している。
デジタルカメラ100には、制御部102内に画像解析部104が設けられている。画像解析部104は、レリーズ操作が行われ本画像がフレームメモリ68に記録されると、この本画像を解析して画像に被写体の顔が含まれるか否かを調べる。そして、記録制御部106は、この本画像の画像ブレ量が記録条件制御用閾値を下回り、かつ、この本画像に被写体の顔が含まれる場合のみ、この本画像をメモリカード24へ記録する。こうすることで、より良好な記録画像を得ることができる。
デジタルカメラの前面斜視図である。 デジタルカメラの背面斜視図である。 デジタルカメラのブロック図である。 画像ブレ量の検出手順を表すフローチャートである。 感度とシャッタスピードの組み合わせの例を表す説明図である。 撮影条件調節処理の手順を表すフローチャートである。 通常撮影モードにおける記録制御処理の手順を表すフローチャートである。 報知画面を表す説明図である。 連写モードにおける記録制御処理の手順を表すフローチャートである。 連写された画像の中でブレ量が最も小さい画像にマークが表示される様子を表す説明図である。 デジタルカメラのブロック図である。
符号の説明
10、100 デジタルカメラ
12 カメラ本体
16 撮像部
18 撮影レンズ
22 レリーズボタン
24 メモリカード
26 LCD
32、102 制御部
40 絞り
42 CCD
54 移動機構
56 振動検出センサ
62 AMP
68 フレームメモリ
82 画像ブレ検出部
84 撮影条件調節部
86、106 記録制御部
88 報知画面
90 マーク
104 画像解析部

Claims (10)

  1. 撮影光学系により結像された被写体像をイメージセンサにより光電変換することで撮像を行う撮像部と、撮像された画像を外部メモリに記録する際に操作されるレリーズ操作部材とを備えたデジタルカメラにおいて、
    カメラ本体に生じたカメラブレの方向および量を検出するカメラブレ検出手段と、
    カメラブレの方向および量に基づいて、カメラブレを打ち消すように前記撮像部の一部を移動させるカメラブレ補正手段と、
    連続して撮像された少なくとも2つの画像を比較することによって、画像のブレ量を検出する画像ブレ検出手段と、
    レリーズ操作に伴って撮像された画像のブレ量が、予め設定された第1閾値を下回る場合にのみ、この画像を前記外部メモリへ記録をする記録制御手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 撮像された画像のブレ量が、予め設定された第1閾値を上回る場合に、この旨を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  3. 撮像された画像のブレ量が、予め設定された第2閾値を上回る場合に、撮像時のシャッタスピードを高速化する撮影条件制御手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のデジタルカメラ。
  4. 前記撮影条件制御手段は、シャッタスピードの高速化とともに、前記撮像部から出力される画像信号の増幅率を引き上げて、撮像時の感度を向上させることを特徴とする請求項3記載のデジタルカメラ。
  5. 1回のレリーズ操作で複数回の撮像を行う連写モードを備え、前記記録制御手段は、連写モード下の1回のレリーズ操作により撮像された画像のうち、ブレ量が前記第1閾値を下回る画像のみを前記外部メモリに記録することを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のデジタルカメラ。
  6. 前記記録制御手段は、連写モード下の1回のレリーズ操作による撮像で得られ、前記外部メモリに記録する画像のうち、最もブレ量の少ない画像に対してこの旨を示すタグ情報を付加することを特徴とする請求項5記載のデジタルカメラ。
  7. 撮像された画像を解析することで画像に含まれる被写体の顔を認識する画像解析手段を備え、前記記録制御手段は、連写モード下の1回のレリーズ操作による撮像で得られた画像のうち、ブレ量が前記第1閾値を下回り、かつ、被写体の顔を含む画像を前記外部メモリに記録することを特徴とする請求項5または6記載のデジタルカメラ。
  8. 前記画像ブレ検出手段は、連続した撮像によって得られた2つの画像のコントラストの違いに基づいて、画像のブレ量を検出することを特徴とする請求項1〜7いずれか記載のデジタルカメラ。
  9. 前記画像ブレ検出手段は、連続した撮像によって得られた2つの画像のフレーム差分から2つの画像間に生じた画像のズレ量を算出し、画像のズレ量に基づいて、画像のブレ量を検出することを特徴とする請求項1〜8いずれか記載のデジタルカメラ。
  10. 前記画像ブレ検出手段は、連続した撮像によって得られた2つの画像のフレーム差分から2つの画像間に生じた画像のズレ方向およびズレ量を調べ、画像のズレ方向およびズレ量に基づいて、カメラブレの方向および量を検出することで、前記カメラブレ検出手段として機能することを特徴とする請求項1〜9いずれか記載のデジタルカメラ。
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