JPH11136557A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JPH11136557A
JPH11136557A JP10236102A JP23610298A JPH11136557A JP H11136557 A JPH11136557 A JP H11136557A JP 10236102 A JP10236102 A JP 10236102A JP 23610298 A JP23610298 A JP 23610298A JP H11136557 A JPH11136557 A JP H11136557A
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image data
image
electronic camera
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photographing
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聡 江島
Hirotake Nozaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、被写体像を撮像して画像データに
変換する電子カメラに関し、特に、手ブレが少ないなど
の撮影状態の良好な画像データを得ることを目的とす
る。 【解決手段】 被写体を連続的に撮像する撮像手段1
と、撮像手段1により連続的に撮像される複数枚の画像
データを一時記憶する一時記憶手段2と、撮像手段1に
より撮像される画像データについて、撮影状態の良否を
評価する撮影評価手段3と、一時記憶手段2に記憶され
た画像データの内から、撮影評価手段3の評価が一番高
い画像データを選択する静止画像選択手段4と、静止画
像選択手段4により選択された画像データを保存する画
像保存手段5とを備えて、電子カメラを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体像を撮像し
て画像データを記録する電子カメラに関する。特に、本
発明は、手ブレが少ないなどの撮影状態の良好な画像デ
ータを記録するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、手持ちでカメラ撮影を行うよう
なケースでは、往々にして手ブレを生じてしまう。この
ような手ブレが生じると、被写界が流れて露光されるた
め、全体にぼやけた画像が撮影される。このようにぼや
けてしまった画像は、画面全体の細かなディテールが失
われる上に、くっきり写るべきエッジ部分がだれてしま
う。そのため、非常に印象の良くない画像となる。
【0003】従来、このような手ブレによる不具合を解
消するものとして、手ブレ補正機構付きのカメラが知ら
れている。図13は、この種の手ブレ補正機構付きカメ
ラを示す図である。図13において、カメラ91の前面
には、撮影レンズ92が取り付けられる。撮影レンズ9
2の鏡筒内には、ブレ補正光学系93が回動自在に配置
される。
【0004】このブレ補正光学系93は、2軸のコアレ
スモータ94,95の回転が伝達され、上下および左右
に振動する。一方、カメラ91側には、左右方向のブレ
量を検出するブレ量検出センサ96と、上下方向のブレ
量を検出するブレ量検出センサ97とが配置される。こ
のような構成のカメラ91では、ブレ量検出センサ9
6,97を用いてカメラ本体の振動が検出される。カメ
ラ91は、検出された振動と逆方向にコアレスモータ9
4,95を駆動し、ブレ補正光学系93の光軸を振動さ
せる。その結果、撮影光軸の振動が打ち消され、手ブレ
が補正された良好な写真を撮影することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例では、撮影レンズ92内にブレ補正光学系93を
配置していた。そのため、撮影レンズ92が大型化かつ
重量化するという問題点があった。また、ブレ補正光学
系93を配置するスペースを撮影レンズ92内に確保し
なければならず、撮影レンズ92の設計自由度が低くな
るという問題点があった。
【0006】さらに、ブレ補正光学系93を設けた分だ
け、撮影レンズ92内の内面反射が増える。そのため、
逆光撮影時などにおいてフレアを生じやすいという問題
点があった。また、ブレ補正光学系93を駆動する際に
電力を消費するため、バッテリ寿命が短くなるという問
題点があった。
【0007】さらに、ブレ補正光学系93を駆動する際
に僅かながら騒音が生じるという問題点もあった。また
一方、ぼやけた画像は、上述した手ブレに限らず、被写
体ブレやピントズレにおいても発生する。しかしなが
ら、従来の手ブレ補正機構はカメラの振動を打ち消すの
みであるため、これらの被写体ブレやピントズレについ
ては一切防止できないという問題点があった。
【0008】特に、近年における撮像素子の高解像度化
や小型化に伴い、1画素当たりの受光面積はますます縮
小し、撮像素子の実効感度は低くなっている。そのた
め、撮像素子の露光時間は一般的に長くなる傾向にあ
り、手ブレや被写体ブレの発生する頻度が一段と高くな
っている。そのため、特に電子カメラにおいては、これ
ら手ブレや被写体ブレに対する対策が早急に望まれてい
る。また、風で揺れる花のように、予測不能な動きを示
す被写体については、従来のAF(自動焦点)撮影にお
いても、正確にピントズレを防ぐことは非常に困難であ
った。そのため、このような悪条件下においても、ピン
トズレを確実に解消する電子カメラが強く望まれてい
る。
【0009】そこで、請求項1〜10のいずれか1項に
記載の発明では、上述の問題点を解決するために、撮影
状態の良好な画像データを確実に得ることが可能な電子
カメラを提供することを目的とする。特に、請求項2に
記載の発明では、省電力化を図ることが可能な電子カメ
ラを提供することを目的とする。
【0010】請求項3に記載の発明では、レリーズタイ
ムラグの最悪値をほぼ半減することができる電子カメラ
を提供することを目的とする。請求項4に記載の発明で
は、構成を単純化した電子カメラを提供することを目的
とする。請求項5に記載の発明では、一時記憶手段(後
述)の記憶容量を低減するか、もしくは画像データの標
本数を増やすことを目的とする。
【0011】請求項6に記載の発明では、一時記憶手段
(後述)を省くことが可能な電子カメラを提供すること
を目的とする。請求項7に記載の発明では、手ブレの少
ない良好な画像データを得ることができる電子カメラを
提供することを目的とする。請求項8に記載の発明で
は、被写体ブレやピントズレの少ない良好な画像データ
を得ることができる電子カメラを提供することを目的と
する。請求項9に記載の発明では、空間周波数成分の分
析を効率的に行うことが可能な電子カメラを提供するこ
とを目的とする。請求項10に記載の発明では、レリー
ズタイムラグが小さい良好な画像データを得ることがで
きる電子カメラを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(請求項1)図1は、請求項1に記載の発明を説明する
ための概略ブロック図である。請求項1に記載の発明
は、被写体を連続的に撮像する撮像手段1と、撮像手段
1により連続的に撮像される複数枚の画像データを一時
記憶する一時記憶手段2と、撮像手段1により撮像され
る画像データについて、撮影状態の良否を評価する撮影
評価手段3と、一時記憶手段2に記憶された画像データ
の内から、撮影評価手段3の評価が一番高い画像データ
を選択する静止画像選択手段4と、静止画像選択手段4
により選択された画像データを保存する画像保存手段5
とを備えたことを特徴とする。
【0013】(請求項2)請求項2に記載の発明は、請
求項1に記載の電子カメラにおいて、一時記憶手段2
は、電子カメラのレリーズ操作後に、画像データの一時
記憶を開始することを特徴とする。
【0014】(請求項3)請求項3に記載の発明は、請
求項1に記載の電子カメラにおいて、一時記憶手段2
は、レリーズ操作の待機状態において、撮像手段1から
新規の画像データを順次取り込んで一時記憶中の画像デ
ータを順次更新し、電子カメラのレリーズ操作後は、レ
リーズ操作の前後にわたる画像データを一時記憶した時
点でデータ更新を休止することを特徴とする。
【0015】(請求項4)請求項4に記載の発明は、請
求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電子カメ
ラにおいて、一時記憶手段2と画像保存手段5とは、同
じ記憶機構を兼用することを特徴とする。
【0016】(請求項5)請求項5に記載の発明は、請
求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電子カメ
ラにおいて、一時記憶手段2は、撮像手段1により連続
的に撮像される複数枚の画像データを、差分圧縮して記
憶する手段であることを特徴とする。
【0017】(請求項6)図2は、請求項6に記載の発
明を説明するための概略ブロック図である。請求項6に
記載の発明は、被写体を連続的に撮像する撮像手段1
と、画像データを記憶可能な記憶媒体10と、撮像手段
1により撮像される個々の画像データについて、撮影状
態の良否を評価する撮影評価手段3と、記憶媒体10内
の画像データに関する撮影評価手段3の評価と、撮像手
段1からの新規の画像データに関する撮影評価手段3の
評価とを比較する比較手段11と、比較手段11の比較
により新規の画像データの評価が高い場合には、記憶媒
体10に新規の画像データを上書き記録する画像上書き
手段12とを備えたことを特徴とする。
【0018】(請求項7)請求項7に記載の発明は、請
求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の電子カメ
ラにおいて、撮影評価手段3は、撮影状態の良否評価の
少なくとも一つとして、撮像手段1のブレ量を検出する
手段であることを特徴とする。
【0019】(請求項8)請求項8に記載の発明は、請
求項1または請求項7のいずれか1項に記載の電子カメ
ラにおいて、撮影評価手段3は、撮影状態の良否評価の
少なくとも一つとして、画像データの空間周波数成分を
判定することを特徴とする。
【0020】(請求項9)請求項9に記載の発明は、請
求項8に記載の電子カメラにおいて、撮影評価手段3
は、画像データの圧縮符号量に基づいて、空間周波数の
高域成分量を判定することを特徴とする。
【0021】(請求項10)請求項10に記載の発明
は、請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載の電
子カメラにおいて、撮影評価手段3は、撮影状態の良否
評価の少なくとも一つとして、電子カメラのレリーズ操
作と画像データの撮像時点との時間ずれであるレリーズ
タイムラグを判定することを特徴とする。
【0022】《各請求項ごとの作用説明》請求項1にか
かわる電子カメラでは、撮像手段1が被写体像を連続的
に撮像する。このように撮像された複数枚の画像データ
は、一時記憶手段2に一時記憶される。一方、撮影評価
手段3は、個々の画像データについて撮影状態の良否を
評価する。静止画像選択手段4は、この撮影状態の評価
が一番高い期間に撮像された画像データを、一時記憶手
段2に記憶された画像データの内から選択する。画像保
存手段5は、この選択された画像データの保存を行う。
【0023】以上の動作により、請求項1の電子カメラ
では、撮影状態の良好な画像データを選択的に得ること
ができる。また特に、請求項1の電子カメラでは、撮影
期間中は、一時記憶手段2が画像データを一旦記憶す
る。したがって、画像データの選択処理は撮影完了後に
行えば足りるので、撮影期間中の処理動作を無理なく軽
減することが可能となる。
【0024】請求項2にかかわる電子カメラでは、一時
記憶手段2が、電子カメラのレリーズ操作後に、画像デ
ータの一時記憶を開始する。したがって、レリーズ操作
後の画像データの内から、撮影状態の良好な画像データ
を選択することとなる。このような動作にあっては、レ
リーズ操作後に動作を開始すればよく、撮像動作などを
常時行う必要はない。したがって、電子カメラの省電力
化を図ることが可能となる。
【0025】請求項3にかかわる電子カメラでは、レリ
ーズ操作の待機中、一時記憶手段2は、撮像手段1から
新規の画像データを順次取り込む。一時記憶手段2は、
この新規の画像データを用いて画像データを更新し、一
時記憶中の複数枚の画像データを最新の状態に保つ。こ
の状態で電子カメラがレリーズ操作されると、一時記憶
手段2は、レリーズ操作の前後にわたる画像データを一
時記憶した時点でデータ更新を休止する。
【0026】このような動作により、一時記憶手段2に
残存する画像データの標本区間は、レリーズ操作の前後
にまたがった区間となる。特に、レリーズ操作の直前に
おいては、レリーズ操作に伴う手ブレがほとんど生じな
い。そのため、このようなレリーズ直前の期間を標本区
間に加えることにより、手ブレの一層少ない画像データ
を選択できる可能性が非常に高くなる。その上、画像デ
ータの標本区間がレリーズ操作の前後にまたがるので、
同じ時間長の標本区間をレリーズ操作以降にのみ配する
場合に比べ、レリーズタイムラグの最悪値(標本区間の
端点とレリーズ操作時点との時間間隔に相当する)がほ
ぼ半減する。
【0027】請求項4にかかわる電子カメラでは、一時
記憶手段2と画像保存手段5とが、同じ記憶機構を兼用
する。したがって、電子カメラの構成が単純化される。
【0028】請求項5にかかわる電子カメラでは、一時
記憶手段2は、撮像手段1で連続的に撮像される画像デ
ータを差分圧縮して記憶する。ここでの差分圧縮は、画
像間の差分データを求めて圧縮するものであり、例え
ば、単純なフレーム間の差分圧縮や、動き補償予測など
の技法を含む差分圧縮などである。通常、撮像手段1で
連続撮影される画像データは、動画像におけるフレーム
相関ほどではないにしても、非常に高い相関を有する。
したがって、上記のような差分圧縮により、画像データ
の符号量を一段と小さくすることが可能となる。
【0029】したがって、一時記憶手段2に記憶可能な
画像データの標本数は増やすことが可能となる。このよ
うに画像データの標本数が増えることにより、より撮影
状態の良好な画像データを選択できる可能性が高くな
る。また、画像データの標本数を増やさない場合には、
一時記憶手段2の記憶容量を減らすことが可能となる。
【0030】請求項6にかかわる電子カメラでは、撮像
手段1が被写体像を連続的に撮像する。このとき、撮影
評価手段3は、撮影状態の良否を評価する。比較手段1
1は、記憶媒体10内の画像データに関する評価と、撮
像手段1からの新規の画像データに関する新しい評価と
を比較する。ここで、新しい評価の方が高い場合、画像
上書き手段12は、記憶媒体10に新規の画像データを
上書き記録する。その結果、記憶媒体10には、撮影状
態のより良好な画像データが残ることとなる。特に、請
求項6の電子カメラでは、一連の画像データを全て一時
記憶する必要がなく、大容量の一時記憶手段などが不要
となる。
【0031】請求項7にかかわる電子カメラでは、撮影
状態の良否評価として、撮像手段1のブレ量(振動量や
角速度など)を検出する。撮像手段1のブレ量が少ない
ほど、手ブレは少なく撮影状態が良好であると評価する
ことができる。このように、撮像手段1のブレ量を尺度
に撮影状態の良否評価を行うことにより、より手ブレの
少ない画像データを得ることが可能となる。
【0032】請求項8にかかわる電子カメラでは、撮影
状態の良否評価の尺度として、画像データの空間周波数
成分を用いる。通常、連続的に撮像される画像データ
は、絵柄自体はさほど変わらず、空間周波数の分布はほ
ぼ不変と想定される。しかしながら、これらの画像デー
タに、手ブレや被写体ブレやピントズレなどが生じる
と、画像データが平滑化されて高域の空間周波数成分が
損なわれる。
【0033】したがって、これらの画像データの中で、
高域の空間周波数成分が比較的多いものほど、手ブレや
被写体ブレやピントズレが総合的に少なく、撮影状態が
より良好であると評価することができる。このように、
画像データの空間周波数成分を尺度に撮影状態の良否評
価を行うことにより、手ブレ、被写体ブレ、並びにピン
トズレが総合的に少ない画像データを的確に選択するこ
とが可能となる。
【0034】請求項9にかかわる電子カメラでは、画像
データの空間周波数成分を圧縮符号量から判定する。通
常、圧縮符号量が多いほど、高域の空間周波数成分が多
いと判断できる。したがって、連続的に撮像される画像
データの中で、圧縮符号量がより多いものほど、手ブレ
や被写体ブレやピントズレが総合的に少なく、撮影状態
がより良好であると評価することができる。また、この
ような圧縮符号量の値は、従前からの画像圧縮処理の結
果から得られるので、特段の処理を付加する必要はな
い。
【0035】請求項10にかかわる電子カメラでは、撮
影状態の良否評価の少なくとも一つとして、レリーズタ
イムラグを検出する。このレリーズタイムラグが少ない
ほど、撮影者が意図するシャッタタイミングに近く、撮
影状態がより良好であると評価することができる。この
ように、レリーズタイムラグを良否評価の一項目とする
ことにより、よりレリーズタイムラグの少ない画像デー
タを選択することが可能となる。
【0036】また特に、請求項3の発明のようにレリー
ズ操作の前から撮像画像の一時記憶を行っている状態
で、レリーズタイムラグの少ない画像データを選択する
場合について説明する。この場合、レリーズ操作の瞬間
にたまたま露光動作中である可能性が当然に存在する。
したがって、電子カメラの単写撮影では従来なし得なか
った、レリーズタイムラグが完全にゼロの画像を、自動
的に画像選択して得ることが可能となる。
【0037】なお、上述した請求項7〜10の説明で
は、説明の都合上、良否評価を一つの評価項目のみで行
うように述べているが、これに発明内容が限定されるも
のではない。良否評価は、これら複数の評価項目に優先
順位を設けて行うものでもよいし、評価項目に重み付け
して総合的な評価を行うものでも勿論よい。このとき、
請求項7〜10以外の評価項目が含まれていても勿論か
まわない。
【0038】また、上述した請求項1〜10における電
子カメラは、単体構成の電子カメラに狭く限定されるも
のではない。近年の電子カメラは、撮像ユニットと情報
機器(コンピュータや電子手帳など)とに分離構成され
るなど、複数機器のシステムとして構成される傾向にあ
る。このようなシステム構成においては、本発明の動作
を、複数機器間において適宜に分担することが可能とな
る。
【0039】例えば、(1)撮像ユニット側では連続撮
影した画像データを一時記憶する。(2)情報機器側で
はこれら一連の画像データの中から撮影状態の良否評価
に応じて画像を選択保存する、などの動作分担が可能で
ある。なお、このような場合の情報機器側の動作は、
「撮像ユニット側から良否評価の結果を取得するか、も
しくは画像データの空間周波数成分などから撮影状態の
良否評価を行うステップ」と、「その良否評価の結果に
応じて画像データを選択保存するステップ」とを情報機
器に実行させるプログラム(を記録した機械読み取り可
能な記録媒体)を用いて、実現することが可能となる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明にお
ける実施の形態を説明する。
【0041】(第1の実施形態)図3は、第1の実施形
態を示すブロック図である。なお、第1の実施形態は、
請求項1,2,4,5,7に記載の発明に対応した実施
形態である。図3において、電子カメラ21の前面に
は、撮影レンズ22が取り付けられる。この撮影レンズ
22の像空間側には、撮像素子23の受光面が配置され
る。
【0042】この撮像素子23の画像出力は、色信号処
理やA/D変換やγ補正や画像圧縮などを行う画像処理
部24を介して、画像メモリ25に直接に記憶される。
その他、画像メモリ25には、マイクロプロセッサ26
のデータバスを介してデータの読み書きも行われる。ま
た、電子カメラ21の筐体内には、圧電ジャイロなどの
角速度センサからなるブレ量検出センサ29a,29b
が配置される。このブレ量検出センサ29aは、上下方
向(ピッチング)のブレ量を検出する。もう一方のブレ
量検出センサ29bは、左右方向(ヨーイング)のブレ
量を検出する。これらのブレ量検出センサ29a,29
bの出力端子は、マイクロプロセッサ26のA/D入力
端子にそれぞれ接続される。
【0043】さらに、電子カメラ21の筐体上面にはレ
リーズ釦30が配置され、レリーズ釦30のスイッチ出
力は、マイクロプロセッサ26に接続される。また、マ
イクロプロセッサ26からの電子シャッタの制御信号
は、CCD駆動回路31に与えられる。CCD駆動回路
31は、この制御信号に応じて駆動パルスを生成し、撮
像素子23に与える。その他、マイクロプロセッサ26
には、タイマー32および赤外線転送インターフェース
33が接続される。
【0044】なお、請求項1,2,4,5,7に記載の
発明と第1の実施形態との対応関係については、撮像手
段1は撮像素子23およびCCD駆動回路31に対応
し、一時記憶手段2は画像メモリ25および画像処理部
24の「画像データを差分圧縮して一時記憶する機能」
に対応し、撮影評価手段3はブレ量検出センサ29a,
29bに対応し、静止画像選択手段4はマイクロプロセ
ッサ26の「ブレ量に基づいて画像データを選択する機
能」に対応し、画像保存手段5は画像メモリ25および
マイクロプロセッサ26の「選択した画像データを保存
する機能」に対応する。
【0045】次に、第1の実施形態の動作について説明
する。図4は、第1の実施形態の動作を説明する流れ図
である。まず、電子カメラ21の主電源が投入される
と、マイクロプロセッサ26はレリーズ釦30が押され
るまで待機する(図4S1のNO側)。ここで、レリー
ズ釦30が押されると(図4S1のYES側)、マイク
ロプロセッサ26は、CCD駆動回路31を起動して、
撮像素子23内の不要電荷を一旦排出する。このような
不要電荷の排出後、撮像素子23には、受光面に投影さ
れる被写体像の明るさに応じて、信号電荷が新たに蓄積
する(図4S2)。
【0046】このような信号電荷の蓄積期間中に、マイ
クロプロセッサ26は、ブレ量検出センサ29aから上
下方向のブレ量W1を取得する。もう一方のブレ量検出
センサ29bから左右方向のブレ量W2を取得する。マ
イクロプロセッサ26は、これらブレ量W1,W2につ
いて二乗値の和もしくは絶対値の和などを算出し、電子
カメラ21全体のブレ量Wとする(図4S3)。
【0047】予め定められた蓄積時間が経過すると、マ
イクロプロセッサ26は、CCD駆動回路31を介し
て、撮像素子23から画像データを読み出す(図4S
4)。画像処理部24は、この画像データに対してA/
D変換やγ補正や画像圧縮などを施した後、画像メモリ
25内の一時記憶領域にそのまま記録する。なお、ここ
での画像圧縮は、MPEGなどと同様の差分圧縮が適用
される。またこのとき、マイクロプロセッサ26は、ブ
レ量Wを画像データに関連付けて記録する(図4S
5)。
【0048】上述した一連の動作S2〜S5を、レリー
ズ操作から制限時間0.3秒経過するまで、繰り返し実
行する(図4S6のYES側)。ここまでの動作によ
り、画像メモリ25の内には、レリーズ操作から0.3
秒間に撮像された複数フレーム分の画像データが、撮像
期間中のブレ量Wと一緒に記録される。
【0049】マイクロプロセッサ26は、これらのブレ
量Wの中から一番小さな値を探し、その一番小さなブレ
量Wが検出された期間に撮像されていた画像データAを
見つけ出す(図4S7)。ちなみに、図5は、一般的な
ブレ量Wの時間変化の様子を示した図である。この図5
からわかるように、0.3秒間に少なくとも一回程度、
ブレ量Wが最小になることが期待できる。したがって、
上記のように選択した画像データAは、手ブレが十分に
少なく、良好な画像データであることが予想される。
【0050】マイクロプロセッサ26は、この画像デー
タAを、画像メモリ25内の保存領域に記録する(図4
S8)。なお、画像メモリ25内で画像データAを実際
に移動することなく、画像メモリ25の管理領域やファ
イル属性の変更などを施すことにより、画像データAの
保存処理を済ませてもよい。また、画像データAが差分
圧縮されていた場合は、画像伸長した上で新たにJPE
G圧縮するなどして保存すればよい。
【0051】以上説明した動作により、第1の実施形態
では、連続的に撮像した画像データの内から、ブレ量W
が一番小さい画像データを選択する。したがって、従来
のような手ブレ補正機構を一切使うことなく、手ブレの
少ない画像データを得ることが可能となる。また、撮影
レンズ22内に手ブレ補正用の光学系を配置する必要が
なくなるので、撮影レンズ22の小型化および軽量化を
容易に図ることができる。
【0052】その上、手ブレ補正用の光学系を配置する
ためのスペースを撮影レンズ22内に確保する必要も当
然なくなり、撮影レンズ22の設計自由度が高くなる。
そのため、撮影レンズ22の収差性能を無理なく向上さ
せることが可能となる。さらに、手ブレ補正用の光学系
による内面反射が解消されるため、逆光撮影時のフレア
なども軽減する。
【0053】その上、手ブレ補正用の駆動機構なども必
要なくなるので、省電力化を図ってバッテリ寿命を延長
することが可能となる。さらに、手ブレ補正用の駆動機
構から騒音や振動が生じるという不具合も解消される。
また、画像データの一時記憶用と保存用の両方に画像メ
モリ25を兼用しているので、画像メモリを別途設ける
必要がなく、電子カメラ21の構成を単純化することが
できる。
【0054】なお、上述した実施形態では、画像メモリ
25の記憶領域を一時記憶領域と保存領域とに固定的に
割り付けているが、これに限定されるものではない。例
えば、画像メモリ25内の一時記憶領域を動的に割り付
けるようにしてもよい。このような構成では、一時記憶
領域を徐々に保存領域に割くことにより、画像メモリ2
5の記憶領域一杯に画像データを保存することが可能と
なる。次に、別の実施形態について説明する。
【0055】(第2の実施形態)図6は、第2の実施形
態を示すブロック図である。なお、第2の実施形態は、
請求項1,3,7,10に記載の発明に対応した実施形
態である。図6において、電子カメラ41の前面には、
撮影レンズ42が取り付けられる。この撮影レンズ42
の像空間側には、撮像素子43の受光面が配置される。
【0056】撮像素子43からの画像出力は、色信号処
理やA/D変換やγ補正などを行う画像処理部44を介
して画像メモリ45のデータ入力に接続される。一方、
画像メモリ45のデータ出力は、マイクロプロセッサ4
6のデータ入力に接続される。また、マイクロプロセッ
サ46のデータ出力端子には、画像記録部47を介して
メモリカード48が着脱自在に接続される。
【0057】一方、電子カメラ41の筐体内側には、圧
電ジャイロなどの角速度センサからなるブレ量検出セン
サ49a,49bが配置される。これらのブレ量検出セ
ンサ49a,49bの出力は、マイクロプロセッサ46
のA/D入力端子にそれぞれ接続される。さらに、電子
カメラ41の筐体上面にはレリーズ釦50が配置され、
レリーズ釦50のスイッチ出力は、マイクロプロセッサ
46に接続される。
【0058】また、マイクロプロセッサ46からの電子
シャッタの制御信号は、CCD駆動回路51に与えられ
る。CCD駆動回路51は、この制御信号に応じて駆動
パルスを生成し、撮像素子43に与える。その他、マイ
クロプロセッサ46には、タイマー52が接続される。
なお、請求項1,3,7,10に記載の発明と第2の実
施形態との対応関係については、撮像手段1は撮像素子
43およびCCD駆動回路51に対応し、一時記憶手段
2は画像メモリ45および画像処理部44の「レリーズ
操作前後の画像データを一時記憶する機能」に対応し、
撮影評価手段3はブレ量検出センサ49a,49b、タ
イマー52およびマイクロプロセッサ46の「レリーズ
タイムラグを計測する機能」に対応し、静止画像選択手
段4はマイクロプロセッサ46の「評価値に基づいて画
像データを選択する機能」に対応し、画像保存手段5は
画像記録部47およびメモリカード48に対応する。
【0059】次に、第2の実施形態の動作について説明
する。図7は、第2の実施形態の動作を説明する流れ図
である。まず、電子カメラ41の主電源が投入される
と、マイクロプロセッサ46はCCD駆動回路51を介
して、撮像素子43内の不要電荷を一旦排出する。この
ような不要電荷の排出後、撮像素子43では、受光面に
投影される被写体像の明るさに応じて、信号電荷が蓄積
される(図7S11)。
【0060】この信号電荷の蓄積期間中に、マイクロプ
ロセッサ46は、ブレ量検出センサ49aから上下方向
のブレ量W1を取得する。もう一方のブレ量検出センサ
49bから左右方向のブレ量W2を取得する。マイクロ
プロセッサ46は、これらブレ量W1,W2について二
乗値の和もしくは絶対値の和などを算出し、電子カメラ
41全体のブレ量Wとする(図7S12)。
【0061】次に、マイクロプロセッサ46は、タイマ
ー52から現在の時刻を撮像時刻Teとして取得する
(図7S13)。この状態で、予め定められた蓄積時間
が経過すると、マイクロプロセッサ46は、CCD駆動
回路51を介して、撮像素子43から画像データを読み
出す(図7S14)。
【0062】画像処理部44は、この画像データに対し
てA/D変換やγ補正などを施した後、画像メモリ45
に一時記憶する(図7S15)。このとき、マイクロプ
ロセッサ46は、ブレ量Wおよび撮像時刻Teを画像デ
ータと関連付けて記憶する(図7S17)。なお、この
とき既に、画像メモリ45内の画像データが7フレーム
分に達している場合には(図7S16)、画像メモリ4
5内の一番古いデータに代えて最新データを上書き記録
する(図7S18)。
【0063】ここで、マイクロプロセッサ46は、レリ
ーズ釦50が押されたか否かを判定する(図7S1
9)。レリーズ釦50が押された場合(図7S19のY
ES側)、マイクロプロセッサ46は、タイマー52か
ら現在の時刻を取得し、レリーズ操作の時刻Trとして
記憶する(図7S20)。
【0064】上述した動作S11〜20を、レリーズ操
作後の画像データが4フレーム分記録されるまで繰り返
し実行する(図7S21のNO側)。一方、レリーズ操
作後の画像データが4フレーム分記録されると(図7S
21のYES側)、マイクロプロセッサ46は撮像動作
を停止した後、画像データの選択を次の手順で実行す
る。まず、マイクロプロセッサ46は、画像メモリ45
内の各画像データについて(1)式を用いて評価値Eを
算出する(図7S22)。
【0065】 評価値E=α・|Te−Tr|+β・|W| ・・・(1) ここで、右辺の第1項はレリーズタイムラグに関する項
であり、第2項はブレ量Wに関する項である。また、係
数α,βは、これら2つの項の重み付けを行うものであ
る(例えば、α=1,β=1などに設定される)。マイ
クロプロセッサ46は、個々の評価値Eの中から一番小
さな値を探し、その一番小さな評価値Eと関連付けられ
た画像データAを見つけ出す(図7S23)。
【0066】マイクロプロセッサ46は、この画像デー
タAを画像メモリ45から読み出して画像圧縮する。マ
イクロプロセッサ46は、画像圧縮された画像データA
を、画像記録部47を介してメモリカード48に保存す
る(図7S24)。なお、画像圧縮の処理については、
ここで行う代わりに、図7に示すステップS17,S1
8において済ませておいてもよい。
【0067】次に、マイクロプロセッサ46は、画像メ
モリ45および制御データを初期化した後、ステップS
11に動作を戻す(図7S25)。以上説明した一連の
動作により、第2の実施形態では、連続的に撮像した画
像データの内から、評価値Eが一番小さい画像データを
選択する。したがって、評価値Eを基準にして、手ブレ
の少なく、かつレリーズタイムラグが小さい画像データ
を得ることが可能となる。
【0068】また、レリーズ操作の前後にわたる画像デ
ータの中から、画像データの選択を行うので、レリーズ
操作後に限定されることなく、より適正な画像データを
選択することができる。なお、上述した第2の実施形態
では、主電源の投入時点から画像データの一時記憶を開
始しているが、本発明はこれに限定されるものではな
い。例えば、マイクロプロセッサ46が、レリーズ釦5
0の半押しを検出し、その半押し時点から画像データの
一時記憶を開始してもよい。このような構成では、画像
データの一時記憶を常時行う必要がないので、電子カメ
ラの省電力化を図ることが可能となる。次に、別の実施
形態について説明する。
【0069】(第3の実施形態)図8は、第3の実施形
態を示すブロック図である。なお、第3の実施形態は、
請求項6,7に記載の発明に対応した実施形態である。
図8において、電子カメラ61の前面には、撮影レンズ
62が取り付けられる。この撮影レンズ62の像空間側
には、撮像素子63の受光面が配置される。
【0070】撮像素子63の画像出力は、色信号処理や
A/D変換やγ補正などを行う画像処理部64を介して
マイクロプロセッサ65に与えられる。また、マイクロ
プロセッサ65のデータバスには、画像メモリ66が接
続される。さらに、マイクロプロセッサ65のデータ出
力端子には、画像記録部67を介してメモリカード68
が着脱自在に接続される。
【0071】また、電子カメラ61の筐体内側には、圧
電ジャイロなどの角速度センサからなるブレ量検出セン
サ69a,69bが配置される。これらのブレ量検出セ
ンサ69a,69bの出力は、マイクロプロセッサ65
のA/D入力端子にそれぞれ接続される。さらに、電子
カメラ61の筐体上面にはレリーズ釦70が配置され、
レリーズ釦70のスイッチ出力は、マイクロプロセッサ
65に接続される。
【0072】また、マイクロプロセッサ65からの電子
シャッタの制御信号は、CCD駆動回路71に与えられ
る。CCD駆動回路71は、この制御信号に応じて駆動
パルスを生成し、撮像素子63に与える。なお、請求項
6,7に記載の発明と第3の実施形態との対応関係につ
いては、撮像手段1は撮像素子63およびCCD駆動回
路71に対応し、撮影評価手段3はブレ量検出センサ6
9a,69bに対応し、記憶媒体10は画像メモリ66
に対応し、比較手段11はマイクロプロセッサ65の
「ブレ量の新旧比較を行う機能」に対応し、画像上書き
手段12はマイクロプロセッサ65の「画像データを画
像メモリ66に上書きする機能」に対応する。
【0073】次に、第3の実施形態の動作について説明
する。図9は、第3の実施形態の動作を説明する流れ図
である。まず、電子カメラ61の主電源が投入される
と、マイクロプロセッサ65は、現在のシャッタ速度と
焦点距離とに基づいて、ブレ量の最大許容値を決定する
(図9S31)。
【0074】次に、マイクロプロセッサ65は、このよ
うに決定した最大許容値を最小ブレ量Wminに初期設定
する(図9S32)。マイクロプロセッサ65は、レリ
ーズ釦70が押されるまで、ステップS31に戻って上
記の動作を定期的に繰り返す(図9S33のNO側)。
一方、レリーズ釦70が押されると(図9S33のYE
S側)、マイクロプロセッサ65は、レリーズ操作の時
点から0.5秒経過するまでの期間、次のようにステッ
プS35〜40を繰り返し実行する(図9S34)。
【0075】まず、マイクロプロセッサ65は、CCD
駆動回路71を介して、撮像素子63内の不要電荷を一
旦排出する。このような不要電荷の排出後、撮像素子6
3では、受光面に投影される被写体像の明るさに応じ
て、信号電荷が蓄積される(図9S35)。この信号電
荷の蓄積期間中に、マイクロプロセッサ65は、ブレ量
検出センサ69aから上下方向のブレ量W1を取得す
る。もう一方のブレ量検出センサ69bから左右方向の
ブレ量W2を取得する。マイクロプロセッサ65は、こ
れらブレ量W1,W2について二乗値の和もしくは絶対
値の和などを算出し、電子カメラ61全体のブレ量Wと
する(図9S36)。
【0076】ここで、マイクロプロセッサ65は、最小
ブレ量Wminとブレ量Wとを大小比較する。このような
比較の結果、ブレ量Wの方が大きい場合には(図9S3
7のNO側)、マイクロプロセッサ65は、撮像素子6
3から画像データを読み出さずに、ステップS34に動
作を戻す。
【0077】なお、この判断の時点で、マイクロプロセ
ッサ65が撮像素子63から不要電荷を排出させること
により、次コマの電荷蓄積をなるべく早く開始してもよ
い。このような動作によれば、無駄な蓄積時間を極力排
して単位時間当たりの撮影枚数を無理なく増やすことが
可能となる。一方、ブレ量Wの方が小さい場合には(図
9S37のYES側)、マイクロプロセッサ65は、予
め定められた蓄積時間が経過した後、撮像素子63から
画像データを読み出す(図9S38)。
【0078】マイクロプロセッサ65は、画像処理部6
4を介してこの画像データを取り込み、画像メモリ66
に上書き記録する(ステップS39)。このような上書
き記録に伴って、マイクロプロセッサ65は、最小ブレ
量Wminに今回のブレ量Wを設定した後(ステップS4
0)、ステップS34に動作を戻す。
【0079】上述した一連の動作S34〜40を、レリ
ーズ操作から制限時間0.5秒経過するまで繰り返し実
行した後、マイクロプロセッサ65はステップS41に
動作を移行する。ここまでの動作により、画像メモリ6
6には、レリーズ操作から0.5秒間に撮像される画像
データの中で、ブレ量Wの一番小さい画像データが記録
される。
【0080】このような場合(図9S41のYES
側)、マイクロプロセッサ65は、画像メモリ66内に
残った画像データを画像圧縮した後、画像記録部67を
介してメモリカード68に保存する(図9S43)。な
お、画像圧縮の処理については、ここで行う代わりに、
図9に示すステップS39において済ませておいてもよ
い。このように画像データの保存を完了した後、マイク
ロプロセッサ65は、次回の撮影動作に備えて画像メモ
リ66内の画像データを消去した後(図9S44)、ス
テップS31に動作を戻す。
【0081】なお、ブレ量Wが一度もブレ量の最大許容
値を下回らなかったケースにおいては、画像メモリ66
に画像データは一切記録されない。このように画像メモ
リ66に画像データが存在しない場合(図9S41のN
O側)、マイクロプロセッサ65は、手ブレが大きすぎ
たと判断して「手ブレ警告」の処理を行った後、ステッ
プS31に動作を戻す(図9S42)。
【0082】以上説明した動作により、第3の実施形態
では、よりブレ量の少ない画像データを画像メモリ66
に残すこととなる。したがって、従来の手ブレ補正機構
を一切使わずに、手ブレの少ない画像データを得ること
ができる。また、画像メモリ66は、次々に画像データ
が上書き記録されることとなるので、少なくとも1フレ
ーム分の画像データを記憶する容量があれば十分であ
る。
【0083】なお、第3の実施形態では、ブレ量の比較
に基づいて、よりブレ量の少ない画像データを画像メモ
リ66に残しているが、これに限定されるものではな
い。請求項7〜10の評価項目などを含む評価値を基準
にして、画像メモリ66に残す画像データを選択しても
よい。また、第3の実施形態では、ブレ量Wが「ブレ量
の最大許容値」を下回らない場合に画像データを一切記
録していないが、これに限定されるものではない。例え
ば、最初の画像データなどをとりあえず記録し、それ以
降については、ブレ量Wが下回るたびに画像データを更
新するようにしてもよい。このような構成では、ブレ量
Wが一番小さな画像データを最終的に記録することがで
きる。
【0084】なお、第1〜3の実施形態では、ブレ量も
しくは評価値を基準にして、1枚分の画像データのみを
保存しているが、これに限定されるものではない。例え
ば、ブレ量もしくは評価値を基準にして、評価順位の上
位から所定枚分の画像データを保存するようにしてもよ
い。このような構成では、操作者自身が、所定枚分の画
像データの内から、シャッタチャンスのより好ましい画
像データを後で選ぶことができる。次に、別の実施形態
について説明する。
【0085】(第4の実施形態)図10は、第4の実施
形態を示すブロック図である。なお、第4の実施形態
は、請求項1,2,8に記載の発明に対応した実施形態
である。図10において、電子カメラ101の前面に
は、ズームレンズ102が取り付けられる。このズーム
レンズ102の像空間側には、撮像素子103の受光面
が配置される。
【0086】撮像素子103からの画像出力は、色信号
処理やA/D変換やγ補正などを行う画像処理部10
4、および画像メモリ105を介して、画像圧縮部10
6aに接続される。この画像圧縮部106aの出力は、
マイクロプロセッサ106に接続される。また、マイク
ロプロセッサ106には、画像記録部107を介してメ
モリカード108が着脱自在に接続される。
【0087】さらに、電子カメラ101の筐体には、レ
リーズ釦110および撮影モード選択釦111が配置さ
れ、これら操作部のスイッチ出力は、マイクロプロセッ
サ106に接続される。また、マイクロプロセッサ10
6からの電子シャッタの制御信号は、CCD駆動回路1
12に与えられる。CCD駆動回路112は、この制御
信号に応じて駆動パルスを生成し、撮像素子103に与
える。
【0088】その他、電子カメラ101には、被写体輝
度を測光する測光部113、被写体距離を測定する測距
部114、レンズ位置から焦点距離を検出するエンコー
ダ115、並びに閃光部(いわゆるストロボ)116が
設けられ、それぞれマイクロプロセッサ106に接続さ
れる。なお、請求項1,2,8に記載の発明と第4の実
施形態との対応関係については、撮像手段1は撮像素子
103およびCCD駆動回路112およびズームレンズ
102に対応し、一時記憶手段2は画像メモリ105に
対応し、撮影評価手段3は画像圧縮部106aの「画像
データを空間周波数成分に変換する機能」に対応し、静
止画像選択手段4はマイクロプロセッサ106の「空間
周波数成分に基づいて画像データを選択する機能」に対
応し、画像保存手段5は画像記録部107およびメモリ
カード108に対応する。
【0089】次に、第4の実施形態の動作について説明
する。図11は、第4の実施形態の動作を説明する流れ
図である。まず、電子カメラ101の主電源が投入され
ると、マイクロプロセッサ106はレリーズ釦110が
押されるまで待機する(図11S1のNO側)。ここ
で、レリーズ釦110が押されると(図11S1のYE
S側)、マイクロプロセッサ106は、現在の撮影モー
ドを判別する(図11S2)。もしも、現在の撮影モー
ドが、下記(1)〜(3)のいずれでもない場合、マイ
クロプロセッサ106は、通常の撮影(1コマ撮像して
記録する撮影)を実行した後(図11S3)、ステップ
S1に動作を戻す。
【0090】(1)夜景撮影モード・・閃光発光を切
り、焦点を無限遠に調整し、長時間露光を可能とするモ
ード (2)マクロモード・・・レンズの焦点をマクロ領域に
設定して近接撮影を行うモード (3)スポーツモード・・露光時間をなるべく短く設定
し、高速に動く被写体を撮影するモード 一方、現在の撮影モードが、これらの撮影モードのいず
れかであった場合、手ブレや被写体ブレやピントズレが
起こる可能性が特に高いので、マイクロプロセッサ10
6は、ステップS4以降の対策動作を実行する。
【0091】まず、マイクロプロセッサ106は、CC
D駆動回路112に複数枚分(ここでは一例として3コ
マ)の連続撮影を指示する。CCD駆動回路112は、
撮像素子103から3コマ分の画像データを逐一読み出
す。これら3コマ分の画像データは、画像処理部104
を介して、色信号処理やガンマ補正などが施された後、
画像メモリ105に一時記憶される(図11S4)。
【0092】次に、マイクロプロセッサ106は、画像
圧縮部106aにDCT変換(離散コサイン変換)を指
示する。画像圧縮部106aは、画像メモリ105内の
3コマ分の画像データについて、画面の所定領域(例え
ば、画面中央)を取り込んでDCT変換を施す(図11
S5)。マイクロプロセッサ106は、DCT変換後の
空間周波数成分を取り込み、3コマの中で一番高い空間
周波数成分を含む画像データを選択する(図11S
6)。
【0093】ここで、選択した画像データが一つの場合
(図11S7のNO側)、マイクロプロセッサ106
は、動作をステップS11に移行する。一方、選択した
画像データが複数の場合(図11S7のYES側)、マ
イクロプロセッサ106は、選択した画像データの中
で、高域の空間周波数成分が最も大振幅のものを選択す
る(図11S8)。
【0094】ここで、選択した画像データが一つの場合
(図11S9のNO側)、マイクロプロセッサ106
は、動作をステップS11に移行する。一方、選択した
画像データがまだ複数の場合(図11S9のYES
側)、マイクロプロセッサ106は、選択した画像デー
タの中から、一番最初に撮影されたものを選択する(図
11S10)。
【0095】このようにして画像データを一つに絞った
後、マイクロプロセッサ106は、画像圧縮部106a
を介してこの画像データに画像圧縮を施し、メモリカー
ド108に記録する(図11S11)。以上説明した動
作により、第4の実施形態では、連続的に撮像した画像
データの内から、高域の空間周波数成分が最も豊かな画
像データを選択して記録する。したがって、手ブレや被
写体ブレやピントズレなどが総合的に少ない画像データ
を適切に選択することが可能となる。
【0096】なお、第4の実施形態では、DCT変換な
どの直交変換を用いて画像データの空間周波数成分を精
密に判定しているが、本発明はこれに限定されるもので
はない。例えば、公知の空間周波数フィルタ(例えば、
隣接画素間で差分をとるなどのハイパスフィルタ)やコ
ントラスト検出などを用いて、空間周波数成分を簡易に
判定しても勿論よい。次に、別の実施形態について説明
する。
【0097】(第5の実施形態)第5の実施形態は、請
求項1,2,8,9に記載の発明に対応した実施形態で
ある。なお、第5の実施形態の構成については、第4の
実施形態(図10)とほぼ同様であるため、ここでの構
成説明を省略する。図12は、第5の実施形態の動作を
説明する流れ図である。
【0098】以下、図12に従って、第5の実施形態の
動作を説明する。まず、電子カメラ101の主電源が投
入されると、マイクロプロセッサ106はレリーズ釦1
10が押されるまで待機する(図12S1のNO側)。
ここで、レリーズ釦110が押されると(図12S1の
YES側)、マイクロプロセッサ106は、測光部11
3を介して被写体輝度を測光し、適正露出を得るための
露光時間を決定する(図12S2)。
【0099】次に、マイクロプロセッサ106は、エン
コーダ115を介してズームレンズ102の焦点距離を
検出する。また、マイクロプロセッサ106は、測距部
114を介して被写体距離を検出する(図12S3)。
ここで、マイクロプロセッサ106は、現在のモード設
定が閃光撮影モードであるか否かを判定する(図12S
4)。もしも閃光撮影モードの場合、手ブレや被写体ブ
レのおそれは低いので、マイクロプロセッサ106は、
通常の撮影(1コマ撮像して記録する撮影)を実行した
後(図12S5)、ステップS1に動作を戻す。一方、
現在のモード設定が閃光撮影モード以外である場合、マ
イクロプロセッサ106は、下記の条件判別(1),
(2)を行う。
【0100】(1)露光時間が所定時間τよりも長い (2)像倍率(≒焦点距離/被写体距離)が所定倍率γ
よりも大きい これらの条件がいずれも不成立の場合(図12S6のN
O側)、マイクロプロセッサ106は、手ブレや被写体
ブレのおそれは少ないと判断して、通常の撮影を実行し
た後(図12S5)、ステップS1に動作を戻す。
【0101】一方、これらの条件のいずれか一方でも成
立した場合(図12S6のYES側)、マイクロプロセ
ッサ106は、ステップS7以降の対策動作を実行す
る。まず、マイクロプロセッサ106は、CCD駆動回
路112に複数枚分(ここでは一例として3コマ)の連
続撮影を指示する。CCD駆動回路112は、撮像素子
103から3コマ分の画像データを順次に読み出す。こ
れら3コマ分の画像データは、画像処理部104を介し
て、色信号処理やガンマ補正などが施された後、画像メ
モリ105に一時記憶される(図12S7)。
【0102】次に、マイクロプロセッサ106は、画像
圧縮部106aに画像圧縮を指示する。画像圧縮部10
6aは、1コマ目の画像データを試し圧縮し、所望の圧
縮符号量に近づけるために適当なスケールファクタ(画
像圧縮における量子化の条件を規定する公知のパラメー
タ値)を決定する。画像圧縮部106aは、このスケー
ルファクタの値を一律に使用して、3コマ分の画像デー
タを順次に画像圧縮する(図12S8)。
【0103】ここで、マイクロプロセッサ106は、3
コマの画像データについて、圧縮後の符号量(圧縮符号
量)を大小比較し、圧縮符号量の一番多い画像データを
選択する(図12S9)。ここで、選択された画像デー
タが一つの場合(図12S10のNO側)、マイクロプ
ロセッサ106は、動作をステップS12に移行する。
【0104】一方、選択した画像データが複数の場合
(図12S10のYES側)、マイクロプロセッサ10
6は、選択した画像データの中で、最初に撮影された画
像データを選択する(図12S11)。このようにして
画像データを一つに絞った後、マイクロプロセッサ10
6は、選択した画像データ(圧縮済み)をメモリカード
108に記録する(図12S12)。
【0105】以上説明した動作により、第5の実施形態
では、連続的に撮像した画像データの内から、圧縮符号
量が1番多い画像データを選択してメモリカード108
に記録する。したがって、高域の空間周波数成分が最も
豊かで、手ブレや被写体ブレやピントズレが総合的に少
ない画像データを、メモリカード108に記録すること
が可能となる。
【0106】なお、上述した第5の実施形態では、像倍
率が所定倍率γより大きくなると、良好画像(撮影状態
の良好な画像)を選択するモードに入っているが、これ
に限定されるものではない。例えば、焦点距離が所定値
より長い場合、良好画像を選択するモードに入るように
してもよい。また、上述した第5の実施形態では、3コ
マの画像データを画面全域にわたって画像圧縮している
が、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、
3コマの画像データから画面内の所定エリア(例えば画
面中央)のみを抜き出して画像圧縮を行い、評価用の圧
縮符号量を求めてもよい。このような動作では、所定エ
リア内に限って空間周波数成分の比較が行われる。した
がって、望遠撮影や流し撮りなど背景がぼけるような撮
影条件にあっても、所定エリア内の鮮明な画像データを
的確に選択することが可能となる。また、評価用の圧縮
符号量を求めるに当たって、所定エリア内のみ画像圧縮
すれば足りるので、評価用の圧縮符号量を求めるための
処理時間を格段に短縮することが可能となる。
【0107】さらに、上述した第5の実施形態では、3
コマ分の連続撮影を全て完了した後で、3コマ分の画像
圧縮を開始しているが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。例えば、前コマの画像圧縮と次コマの撮像動
作とを同時並行に行うことにより、単位時間当たりの撮
影枚数を増やしても勿論かまわない。特に、このような
動作では、圧縮符号量の新旧比較を、撮像動作と同時並
行に行うことが可能となるので、請求項6に記載の発明
のように、より良い画像データを上書き記録する形態の
電子カメラを構成することが可能となる。
【0108】なお、上述した第1〜5の実施形態では、
1枚の良好画像を保存するケースについて説明したが、
本発明を複数枚の良好画像を保存するケースに適用する
ことも可能である。例えば、露光ブラケッティング(露
出条件を変えながら数枚撮影するモード)の場合は、同
一の露出条件のもとで1枚の良好画像を保存する動作
を、露出条件を変えながら繰り返せばよい。
【0109】また、上述した第1〜5の実施形態では、
電子カメラの表示機能について特に説明していないが、
本発明に関連して様々な表示を行うことが可能である。
例えば、電子カメラのモニタ画面やファインダ内に、
「撮影状態の良否評価に応じて画像を選択するモード」
などのモード表示を行ってもよいし、画像データの現在
の標本数や、残りの標本数を絵や文字などを用いて表示
してもよい。このような構成では、撮影者に対して電子
カメラの動作状態を詳しく知らせることが可能となる。
【0110】その他、撮影状態の良否評価の結果(ブレ
量の大きさなど)を絵や文字などを用いて表示してもよ
い。このとき、良否評価の表示と一緒に、一時記憶中の
画像データを表示(例えばサムネイル表示)してもよ
い。このような構成では、撮影者が、画像の表示と良否
評価の表示とを勘案した上で、所望の画像データを適宜
に選択することが可能となる。また、撮影状態の良否評
価が閾値以下になると警告表示(警報なども含む)を行
ってもよいし、良否評価が極大になったことを知らせる
表示(警報なども含む)を行ってもよい。このような構
成では、撮影状態の良否が撮影者にフィードバックされ
るので、よりよい撮影状態に導くことが可能となる。
【0111】なお、上述した実施形態では、単体構成の
電子カメラについて説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。例えば、撮像ユニットと情報機器
(コンピュータなど)とに分離構成された電子カメラに
本発明を適用することも可能である。その場合の具体例
としては、(1)撮像ユニット側で連続撮影した画像デ
ータを一時記憶する。(2)コンピュータ側のプログラ
ム実行により、これら一連の画像データの中から撮影状
態の良否評価に応じて画像を選択保存する、などの動作
分担が考えられる。
【0112】さらに、本発明の適用範囲をコンピュータ
にまで拡大する場合には、「一連の画像データの中か
ら、撮影状態の良否評価に応じて画像を選択保存する画
像選択プログラム」をコンピュータ側で独立に実行して
もよい。勿論、このような構成では、カメラ側からの撮
影状態の情報収集が不十分になるなどの短所もあるが、
空間周波数成分の良否評価であればコンピュータ単体で
も実施可能なので、本発明の構成とおよそ同質な作用効
果を得ることが可能となる。
【0113】
【発明の効果】
(請求項1)請求項1に記載の発明では、連続的に撮像
した画像データの内から、撮影状態が一番良好な期間に
撮像された画像データを選択する。したがって、従来の
手ブレ補正機構などを一切使用せずに、撮影状態の良好
な画像データを得ることが可能となる。
【0114】したがって、従来の手ブレ補正用の光学系
を省くことが可能となり、撮影レンズの小型化および軽
量化を図ることができる。その上、手ブレ補正用の光学
系を配置するためのスペースを、撮影レンズ内から省く
ことが可能となる。その結果、光学設計上の自由度が高
くなり、撮影レンズの収差性能などを無理なく最適化す
ることが可能となる。
【0115】また、従来の手ブレ補正用の光学系におい
て生じていた僅かな内面反射も解消する。したがって、
逆光撮影時のフレアが軽減し、撮像画質を一層向上させ
ることができる。その上、従来の手ブレ補正用の駆動機
構なども省くことが可能となり、電子カメラの省電力化
を図ることができる。さらに、手ブレ補正用の駆動機構
から騒音や振動が生じるという不具合も解消する。ま
た、画像データの選択処理を撮影完了後に行うので、撮
影期間中の処理負担はさほど増えず、単位時間当たりの
撮影枚数がさほど減少しないという利点も生じる。
【0116】(請求項2)請求項2に記載の発明では、
一時記憶手段が、電子カメラのレリーズ操作後に、画像
データの一時記憶を開始する。そのため、レリーズ操作
前にあっては撮像動作を休止することが可能となる。し
たがって、電子カメラの省電力化を図ることができる。
【0117】(請求項3)請求項3に記載の発明では、
一時記憶手段が、レリーズ操作の前後にわたる画像デー
タを保持する。したがって、レリーズ操作後の画像デー
タに限らず、レリーズ操作の前後の期間から撮影状態の
より良好な画像データを的確に選択することが可能とな
る。
【0118】また、レリーズ操作直前においては、レリ
ーズ操作に伴う手ブレがまだ生じていない。したがっ
て、撮影状態として手ブレを評価するような場合には、
レリーズ操作の直前期間を画像データの標本区間に加え
ることにより、手ブレの非常に少ない画像データを高い
確率で選択することが可能となる。その上、画像データ
の標本区間がレリーズ操作の前後にまたがって配される
ので、同じ時間長の標本区間をレリーズ操作以降に配す
る場合に比べ、レリーズタイムラグの最悪値(画像デー
タの標本区間の端点に該当する)をほぼ半減することが
できる。
【0119】(請求項4)請求項4に記載の発明では、
一時記憶手段と画像保存手段とが、同じ記憶機構を兼用
する。したがって、一時記憶手段のために専用の記憶機
構を備える必要がなく、電子カメラの構成を単純化する
ことができる。
【0120】(請求項5)請求項5に記載の発明では、
連続的に撮像される画像データを差分圧縮した上で、一
時記憶する。したがって、画像データの符号量を小さく
抑えることが可能となり、一時記憶手段の記憶容量を極
力小さくすることができる。また、一時記憶手段の記憶
容量を変更しない場合は、一時記憶可能な画像データの
標本数を増やすことが可能となる。この場合、より多数
の画像データの中から選択を行うので、より撮影状態の
良好な画像データを得る可能性が一段と高くなる。
【0121】(請求項6)請求項6に記載の発明では、
次々に撮像される画像データの内から、より撮影状態の
良い画像データを選択的に残す。したがって、従来のよ
うな手ブレ補正機構などを一切使用せずに、撮影状態の
良好な画像データを得ることができる。また、記憶媒体
は、画像データが上書き記録されることとなるので、少
なくとも1枚分の画像データを記憶する容量があれば足
りる。したがって、一時記憶用に大容量の記憶媒体を備
える必要がなく、電子カメラの構成を単純化することが
できる。
【0122】(請求項7)請求項7に記載の発明では、
撮影状態の良否評価として、撮像手段のブレ量を検出す
る。その結果、手ブレの少ない画像データを適切に選択
して保存することが可能となる。
【0123】(請求項8)請求項8に記載の発明では、
撮影状態の良否評価の基準として、画像データの空間周
波数成分を用いる。その結果、手ブレや被写体ブレやピ
ントズレなどが総合的に少ない画像データを適切に選択
して保存することが可能となる。特に、このような空間
周波数成分の良否評価は計算により実行できるので、手
ブレ検出用の圧電ジャイロなどが不要となる。したがっ
て、請求項8に記載の発明を採用しても、従前からの電
子カメラにセンサ部品などを付加する必要は特になく、
本発明の効果を低コストかつ単純な構成で得ることが可
能となる。
【0124】また特に、風に揺れる花のように、予測不
能な動きを示す被写体については、通常のAF(自動焦
点)撮影のみで、ピントズレを完全に防ぐことは非常に
困難となる。しかしながら、請求項8に記載の発明で
は、このような悪条件下においても、空間周波数成分に
基づいてピントズレの少ない画像データを確実に選択し
て保存することができる。
【0125】(請求項9)請求項9に記載の発明では、
空間周波数の高域成分量を、圧縮符号量から判断する。
このような圧縮符号量の値は、従前からの画像圧縮処理
の結果などから得ることができるので、特段の演算処理
を付加する必要がなく、演算処理量や処理時間の軽減を
図ることが可能となる。
【0126】(請求項10)請求項10に記載の発明で
は、撮影状態の良否評価の一つとして、レリーズタイム
ラグを使用する。その結果、レリーズタイムラグの比較
的少ない良好な画像データを選択して保存することが可
能となる。特に、レリーズ操作の前から撮像画像の一時
記憶を行っている状態において、レリーズタイムラグの
少ない画像データを選択するようなケースでは、レリー
ズタイムラグが極めてゼロに近い画像データを得ること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明を説明する原理ブロック
図である。
【図2】請求項6に記載の発明を説明する原理ブロック
図である。
【図3】第1の実施形態を示すブロック図である。
【図4】第1の実施形態の動作を説明する流れ図であ
る。
【図5】ブレ量の時間変化を示した図である。
【図6】第2の実施形態を示すブロック図である。
【図7】第2の実施形態の動作を説明する流れ図であ
る。
【図8】第3の実施形態を示すブロック図である。
【図9】第3の実施形態の動作を説明する流れ図であ
る。
【図10】第4の実施形態を示すブロック図である。
【図11】第4の実施形態の動作を説明する流れ図であ
る。
【図12】第5の実施形態の動作を説明する流れ図であ
る。
【図13】手ブレ補正機構付きカメラの従来例を示す図
である。
【符号の説明】
1 撮像手段 2 一時記憶手段 3 撮影評価手段 4 静止画像選択手段 5 画像保存手段 10 記憶媒体 11 比較手段 12 画像上書き手段 21,41,61,91,101 電子カメラ 22,42,62,92 撮影レンズ 23,43,63,103 撮像素子 24,44,64,104 画像処理部 25,45,66,105 画像メモリ 26,46,65,106 マイクロプロセッサ 29a,49a,69a ブレ量検出センサ 29b,49b,69b ブレ量検出センサ 30,50,70,110 レリーズ釦 31,51,71,112 CCD駆動回路 32,52 タイマー 33 赤外線転送インターフェース 47,67 画像記録部 48,68 メモリカード 93 ブレ補正光学系 94 コアレスモータ 95 コアレスモータ 96 ブレ量検出センサ 97 ブレ量検出センサ 102 ズームレンズ 106a 画像圧縮部 111 撮影モード選択釦 113 測光部 114 測距部 115 エンコーダ 116 閃光部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を連続的に撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により連続的に撮像される複数枚の画像デ
    ータを一時記憶する一時記憶手段と、 前記撮像手段により撮像される画像データについて、撮
    影状態の良否を評価する撮影評価手段と、 前記一時記憶手段に記憶された画像データの内から、前
    記撮影評価手段の評価が一番高い画像データを選択する
    静止画像選択手段と、 前記静止画像選択手段により選択された画像データを保
    存する画像保存手段とを備えたことを特徴とする電子カ
    メラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子カメラにおいて、 前記一時記憶手段は、 電子カメラのレリーズ操作後に、画像データの一時記憶
    を開始することを特徴とする電子カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子カメラにおいて、 前記一時記憶手段は、 レリーズ操作の待機状態において、前記撮像手段から新
    規の画像データを順次取り込んで一時記憶中の画像デー
    タを順次更新し、 電子カメラのレリーズ操作後は、レリーズ操作の前後に
    わたる画像データを一時記憶した時点でデータ更新を休
    止することを特徴とする電子カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    に記載の電子カメラにおいて、 前記一時記憶手段と前記画像保存手段とは、同じ記憶機
    構を兼用することを特徴とする電子カメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載の電子カメラにおいて、 前記一時記憶手段は、 前記撮像手段により連続的に撮像される複数枚の画像デ
    ータを、差分圧縮して記憶する手段であることを特徴と
    する電子カメラ。
  6. 【請求項6】 被写体を連続的に撮像する撮像手段と、 画像データを記憶可能な記憶媒体と、 前記撮像手段により撮像される個々の画像データについ
    て、撮影状態の良否を評価する撮影評価手段と、 前記記憶媒体内の画像データに関する前記撮影評価手段
    の評価と、前記撮像手段からの新規の画像データに関す
    る前記撮影評価手段の評価とを比較する比較手段と、 前記比較手段の新旧比較により新規の画像データの評価
    が高い場合には、前記記憶媒体に新規の画像データを上
    書き記録する画像上書き手段とを備えたことを特徴とす
    る電子カメラ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
    に記載の電子カメラにおいて、 前記撮影評価手段は、 前記撮影状態の良否評価の少なくとも一つとして、前記
    撮像手段のブレ量を検出する手段であることを特徴とす
    る電子カメラ。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項7のいずれか1項
    に記載の電子カメラにおいて、 前記撮影評価手段は、 前記撮影状態の良否評価の少なくとも一つとして、前記
    画像データの空間周波数成分を判定することを特徴とす
    る電子カメラ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の電子カメラにおいて、 前記撮影評価手段は、 前記画像データの圧縮符号量に基づいて、空間周波数の
    高域成分量を判定することを特徴とする電子カメラ。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれか1
    項に記載の電子カメラにおいて、 前記撮影評価手段は、 前記撮影状態の良否評価の少なくとも一つとして、電子
    カメラのレリーズ操作と画像データの撮像時点との時間
    ずれであるレリーズタイムラグを判定することを特徴と
    する電子カメラ。
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