JP2007180797A - レベルシフト回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】レベルシフト回路において、OFFリーク電流による信号入力用のトランジスタの誤動作を防止できるようにする。
【解決手段】第1の電圧源を電源とする相補の入力信号である第1および第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が第1および第2のノードに各々接続されたN型トランジスタ102〜103と、前記第1および第2のノードの何れか一方のノードに第2の電圧源から電圧を供給する電源供給回路と、を有するレベルシフト回路において、前記第1、第2の入力信号が各々入力され、前記第1および第2のノードに電流を供給するリーク電流供給回路110で、N型トランジスタ102〜103のOFFリーク電流を補う。
【選択図】図1

Description

本発明は、論理レベルを変換するレベルシフト回路に関し、特に、低電圧動作するレベルシフト回路に関するものである。
論理レベルを変換するレベルシフト回路としては、例えば図11の回路図に示すものが知られている。図11のレベルシフト回路は、N型トランジスタ51〜52と、ゲートが互いに双方のドレインに接続されるクロスカップル接続の2個のP型トランジスタ(P型トランジスタ53〜54)と、インバータ55とを備えている。
インバータ55は入力端子INの入力信号を反転し、例えば1.5V等の低電圧源VDDで動作する。インバータ55以外の素子は、例えば3.3V等の高電圧源VDDHで動作する高電圧側の素子である。
N型トランジスタ51〜52は、ソースが接地されるとともに、互いに相補の信号、すなわち入力端子INの信号、およびインバータ55の出力信号(入力信号の反転信号)を受ける。
P型トランジスタ53〜54は、ソースが高電圧源VDDHに接続され、ゲートは互いに相手方のドレインにクロスカップル接続され、ドレインが各々N型トランジスタ51〜52のドレインに接続されている。ここで、P型トランジスタ53とN型トランジスタ51との接続点をノードW51とし、P型トランジスタ54とN型トランジスタ52との接続点をノードW52とする。このノードW52は出力端子OUTに接続されている。
次に、前記レベルシフト回路の動作を説明する。定常時では、例えば入力信号がHレベル(VDDレベル)、その反転信号がLレベル(VSSレベル=0V)のとき、N型トランジスタ51はON、N型トランジスタ52はOFF、P型トランジスタ53はOFF、P型トランジスタ54はON状態にある。また、ノードW51はLレベル(VSSレベル)、ノードW52はHレベル(VDDHレベル)にある。N型トランジスタ51とP型トランジスタ53、またN型トランジスタ52とP型トランジスタ54は、各々相補的な関係にあるので、この定常時では電流は流れない。
その後、入力信号がLレベル(VSSレベル)に変化し、状態遷移時になると、N型トランジスタ51がOFF状態、N型トランジスタ52がON状態になる。したがって、高電圧源VDDHからON状態のP型トランジスタ54およびN型トランジスタ52を経て接地へ貫通電流が流れ、これによりノードW52の電位は、Hレベル(VDDHレベル)から低下し始める。ノードW52の電位が、VDDH−Vtp(VtpはP型トランジスタ53の閾値電圧)以下に低下すると、P型トランジスタ53がON状態に遷移し始め、ノードW51の電位(P型トランジスタ54のゲートの電位)は上昇して、P型トランジスタ54のドレイン電流は少なくなる。その結果、ノードW52の電位は一層低くなる。
最終的に、ノードW51の電位はHレベル(VDDHレベル)になり、ノードW52の電位はLレベル(VSS)レベルになる。これにより、貫通電流は流れなくなって、出力論理が反転し、次の入力信号の変化待ち状態となる。
以上、レベルシフト回路の動作について、入力信号がHレベル(VDDレベル)からLレベル(VSSレベル)に変化した場合について説明したが、その逆の場合の動作も同様である。
上記のレベルシフト回路では、低電圧源VDDがN型トランジスタ51〜52の閾値電圧近辺まで低電圧になった場合には、ノードW51、およびノードW52の電位を低下させるために必要なN型トランジスタ51〜52のドレイン電流が減少してしまう。これがP型トランジスタ53〜54のON動作時のドレイン電流よりも圧倒的に小さくなると、クロスカップル接続されたP型トランジスタ53〜54のゲートの電位を低下させることができなくなり、レベルシフト回路が動作しなくなる可能性がある。
これに対して従来は、N型トランジスタ51〜52においては、ON動作時のドレイン電流を大きくするようにゲート幅を大きくしたり、閾値電圧を低くしたりし、一方、P型トランジスタ53〜54においてはON動作時のドレイン電流を小さくする(すなわち、ON抵抗値を大きくする)ようにゲート幅を小さくしたり、ゲート長を大きくしたりするという方法がとられてきた。
しかしながら、上記のレベルシフト回路では、低電圧で動作させるようにP型トランジスタ53〜54のON抵抗値を大きくすると、ノードW51、およびノードW52の電位を上昇させるときのP型トランジスタ53〜54のドレイン電流が小さくなり、高速動作できないという欠点があった。
これに対しては、ノードW51、W52の電位に応じて電流を遮断する構成を持つレベルシフト回路や、また、別の例として、ノードW51、W52の電位変化を検出し、プリチャージ制御する構成を持つレベルシフト回路が知られている(例えば特許文献1を参照)。
しかしながら、図11に示したレベルシフト回路など上記に挙げたレベルシフト回路では、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作するように、P型トランジスタ53〜54のON抵抗値を大きくしたり、信号入力用のN型トランジスタ51〜52の閾値電圧を低く設定したりするとN型トランジスタ51〜52のOFFリーク電流が増大する。また、N型トランジスタ51〜52の閾値電圧が温度や製造プロセスばらつきに起因して低くなると、やはりOFFリーク電流が増大する。
上記のようにして、N型トランジスタ51〜52のOFFリーク電流が増大すると、ノードW51またはノードW52の電位は、高電圧源VDDHの電位よりも低くなってしまう。そして、この電位の低下レベルがP型トランジスタ53またはP型トランジスタ54の閾値電圧よりも大きくなると、P型トランジスタ53またはP型トランジスタ54をOFFにできなくなり、レベルシフト回路が誤動作する可能性がでてくる。
本発明は、上記の問題に着目してなされたものであり、低電圧源VDDがより低電圧でも動作するように、信号入力用のトランジスタ(N型トランジスタ51〜52)の閾値電圧を低く設定したり、前記信号入力用のトランジスタに電位を供給するトランジスタ(P型トランジスタ53〜54)のON抵抗値を大きくしたりしても、また信号入力用のトランジスタの閾値電圧が温度や製造プロセスばらつきに起因して低くなっても、OFFリーク電流による信号入力用のトランジスタの誤動作を防止できるレベルシフト回路を提供することを目的としている。
前記の課題を解決するため、請求項1の発明は、
第1の電圧源を電源とする相補の入力信号である第1および第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が第1および第2のノードに各々接続された第1および第2の入力用導電型トランジスタと、
前記第1および第2のノードの何れか一方のノードに、第2の電圧源から電圧を供給する電源供給回路と、
前記第1および第2の入力信号が各々入力され、前記第1および第2の入力用導電型トランジスタのOFFリーク電流を補うための電流を前記第1および第2のノードに各々供給するリーク電流供給回路と、
を備えたことを特徴とする。
これにより、入力用のトランジスタがOFF状態であっても、リーク電流(OFFリーク電流)が補われるので、第1または第2のノードの電位を一定に固定することが可能になる。
また、請求項2の発明は、
第1の電圧源を電源とする相補の入力信号である第1および第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が第1および第2のノードに各々接続され、他端が第3および第4のノードに各々接続された第1および第2の入力用導電型トランジスタと、
第1の電圧源を電源とする相補の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が前記第3および第4のノードに各々接続された第3および第4の入力用導電型トランジスタと、
前記第1および第2のノードの何れか一方のノードに、第2の電圧源から電圧を供給する電源供給回路と、
を備えたことを特徴とする。
これにより、入力用のトランジスタのOFFリーク電流が抑制される。
また、請求項3の発明は、
請求項2のレベルシフト回路であって、
さらに、前記第1および第2の入力信号が各々入力され、前記第1、第2、第3および第4の入力用導電型トランジスタのOFFリーク電流を補うための電流を前記第1および第2のノードに各々供給するリーク電流供給回路を備えていることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、
請求項2のレベルシフト回路であって、
さらに、前記第1および第2の入力信号が各々入力され、前記第1、第2、第3および第4の入力用導電型トランジスタのOFFリーク電流を補うための電流を前記第3および第4のノードに各々供給するリーク電流供給回路を備えていることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、
請求項1、および請求項3のうちの何れか1項のレベルシフト回路であって、
前記リーク電流供給回路は、第1の電圧源を電源とする相補の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が前記第2の電圧源に接続され、他端が第1および第2のノードに各々接続された第1および第2のリーク電流補償用導電型トランジスタから構成されていることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、
請求項4のレベルシフト回路であって、
前記リーク電流供給回路は、
前記第2の入力用導電型トランジスタのゲートに入力される信号がゲートに入力され、一端が前記第1の電圧源に接続され、他端が第3のノードに接続された第1のリーク電流補償用導電型トランジスタと、
前記第1の入力用導電型トランジスタのゲートに入力される信号がゲートに入力され、一端が前記第1の電圧源に接続され、他端が第4のノードに接続された第2のリーク電流補償用導電型トランジスタと、
から構成されていることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、
請求項4のレベルシフト回路であって、
前記リーク電流供給回路は、第1の電圧源を電源とする相補の入力信号が各々ゲートおよび一端に入力され、他端が第3および第4のノードに各々接続された第1および第2のリーク電流補償用導電型トランジスタから構成されていることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、
請求項4のレベルシフト回路であって、
前記リーク電流供給回路は、
前記第1の入力用導電型トランジスタのゲートに入力される信号がゲートに入力され、一端が前記第1の電圧源に接続され、他端が第3のノードに接続された第1のリーク電流補償用導電型トランジスタと、
前記第2の入力用導電型トランジスタのゲートに入力される信号がゲートに入力され、一端が前記第1の電圧源に接続され、他端が第4のノードに接続された第2のリーク電流補償用導電型トランジスタと、
から構成されていることを特徴とする。
これらにより、入力用のトランジスタがOFF状態であっても、リーク電流(OFFリーク電流)が補われる。
また、請求項9の発明は、
請求項1のレベルシフト回路であって、
前記第1、第2の入力用導電型トランジスタの閾値電圧は、他のトランジスタの閾値電位よりも低く設定されていることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、
請求項2、請求項3、および請求項4のうちの何れか1項のレベルシフト回路であって、
前記第1、第2、第3、および第4の入力用導電型トランジスタの閾値電圧は、他のトランジスタの閾値電位よりも低く設定されていることを特徴とする。
これらにより、電源電圧をより低く設定できる。
また、請求項11の発明は、
請求項2、請求項3、および請求項4のうちの何れか1項のレベルシフト回路であって、
前記第1、第2の入力用導電型トランジスタは、低耐圧トランジスタで構成され、
前記第3、第4の入力用導電型トランジスタは、高耐圧トランジスタで構成されていることを特徴とする。
これにより、第1、第2の入力用導電型トランジスタの破壊が防止される。
また、請求項12の発明は、
請求項11のレベルシフト回路であって、
前記第5、第6の入力用導電型トランジスタの閾値電圧は、他のトランジスタの閾値電位よりも低く設定されていることを特徴とする。
これにより、電源電圧をより低く設定できる。
本発明によれば、電圧源VDDがより低電圧でも動作するように、信号入力用のトランジスタの閾値電圧を低く設定したり、前記信号入力用のトランジスタに電位を供給するトランジスタのON抵抗値を大きくしたりしても、また前記信号入力用のトランジスタの閾値電圧が温度や製造プロセスばらつきに起因して低くなっても、OFFリーク電流による信号入力用のトランジスタの誤動作を防止できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
《発明の実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係るレベルシフト回路100の具体的な構成を示す図である。
図1に示すように、レベルシフト回路100は、インバータ101、N型トランジスタ102〜103、P型トランジスタ104〜105、およびリーク電流供給回路110を備えて構成されている。なお、同図において、INは信号の入力端子であり、OUTは出力端子である。
インバータ101は、入力端子INに入力された信号を反転するインバータであり、例えば1.5V等の低電圧源VDD(第1の電圧源)で動作する。ここで、入力端子INに入力された信号とインバータ101の出力信号とは、互いに相補の関係にあるので、一方を相補の第1の入力信号と呼び、他方を相補の第2の入力信号と呼ぶ。
N型トランジスタ102(第1の入力用導電型トランジスタ)と、N型トランジスタ103(第2の入力用導電型トランジスタ)とは、一対の相補信号入力用のN型トランジスタであり、それぞれのソースは接地されている。また、N型トランジスタ102のゲートには、入力端子INの信号(相補の第1および第2の入力信号のうち一方の信号)が入力され、N型トランジスタ103のゲートには、インバータ101の出力信号(相補の第1および第2の入力信号のうち他方の信号)が入力されている。
P型トランジスタ104(第1の電源供給用導電型トランジスタ)と、P型トランジスタ105(第2の電源供給用導電型トランジスタ)とは、一対のP型トランジスタであり、それぞれのソースは高電圧源VDDH(第2の電圧源、例えば3.3V)に接続されている。また、ゲートは互いに相手方のドレインにクロスカップル接続され、ドレインは、それぞれ相補信号入力用のN型トランジスタ102〜103のドレインに接続されている。
ここで、P型トランジスタ104とN型トランジスタ102との接続点をノードW1とし、P型トランジスタ105とN型トランジスタ103との接続点をノードW2とする。なお、ノードW2は、出力端子OUTに接続されている。
リーク電流供給回路110は、N型トランジスタ111〜112(第1のリーク電流補償用導電型トランジスタ〜第2のリーク電流補償用導電型トランジスタ)を備えている。N型トランジスタ111およびN型トランジスタ112は、それぞれのドレインが高電圧源VDDHに接続されている。また、N型トランジスタ111のゲートはインバータ101の出力信号が入力され、ソースはノードW1に接続されている。また、N型トランジスタ112のゲートは入力端子INの信号が入力され、ソースはノードW2に接続されている。
上記のように構成されたレベルシフト回路100では、入力端子INから入力された信号の電位がHレベル(VDDレベル)の定常時には、N型トランジスタ102はON、N型トランジスタ103はOFF、P型トランジスタ104はOFF、P型トランジスタ105はONの状態である。また、N型トランジスタ111はOFF、N型トランジスタ112はONの状態である。
この際、N型トランジスタ103はOFF状態であっても、リーク電流(OFFリーク電流)が流れている。しかしながら、N型トランジスタ112はON状態なので、N型トランジスタ103に流れるOFFリーク電流を、N型トランジスタ112のON電流によって、確実に供給すること(補うこと)ができる。すなわち、ノードW2の電位を高電圧源VDDHと同電位に固定することが可能になる。
したがって、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作可能なように、P型トランジスタ105のゲート幅を小さくしたり、ゲート長を大きくしたりしたとしても(すなわち、P型トランジスタ105のON抵抗を大きくしたとしても)、N型トランジスタ103に流れるOFFリーク電流を供給することができる。それゆえ、ノードW2の電位が低下することはない。同様に、N型トランジスタ102〜103の閾値電圧を他のトランジスタの閾値電圧よりも低く設定した場合や、温度や製造プロセスのばらつき等の要因でN型トランジスタ103に流れるOFFリーク電流が増加した場合などにも、ノードW2の電位の低下を防止することが可能になる。
次に、入力端子INの信号がLレベル(VSSレベル)にある定常時には、N型トランジスタ102はOFF、N型トランジスタ103はON、P型トランジスタ104はON、P型トランジスタ105はOFFの状態である。また、N型トランジスタ111はON、N型トランジスタ112はOFFの状態である。
この際、N型トランジスタ102はOFF状態であっても、リーク電流(OFFリーク電流)が流れている。しかしながら、N型トランジスタ111のゲート電位は、Hレベル(VDDレベル)なので、N型トランジスタ111はON状態であり、N型トランジスタ102に流れるOFFリーク電流を、N型トランジスタ111のON電流によって、確実に供給することができる。すなわち、ノードW1の電位を高電圧源VDDHと同電位に固定することが可能となる。
したがって、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作可能なように、P型トランジスタ104のゲート幅を小さくしたり、ゲート長を大きくしたりしたとしても(すなわち、ON抵抗を大きくしたとしても)、N型トランジスタ102に流れるOFFリーク電流を供給することができる。それゆえ、ノードW1の電位は低下することはない。同様に、N型トランジスタ102〜103の閾値電圧を他のトランジスタの閾値電圧よりも低く設定した場合や、温度や製造プロセスのばらつき等の要因でN型トランジスタ102に流れるOFFリーク電流が増加した場合などにも、ノードW1の電位の低下を防止することが可能になる。
なお、入力端子INの信号がLレベル(VSSレベル)からHレベル(VDDレベル)変化したときや、およびHレベル(VDDレベル)からLレベル(VSSレベル)に変化したときのような状態遷移時については、リーク電流は問題とならないので、本実施形態の動作の説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、P型トランジスタ104〜105のON抵抗値を大きくしたり、N型トランジスタ102〜103の閾値電圧を他のトランジスタの閾値電圧よりも低くしたりしても、入力端子INからの入力信号が定常状態の場合に、ノードW1またはW2の電位を確実に高電圧源VDDHと同電位にすることができる。それゆえ、低電圧源VDDを低電圧にしても確実に動作させることが可能になる。
《発明の実施形態2》
図2は、本発明の実施形態2に係るレベルシフト回路200の具体的な構成を示す図である。図2に示すように、レベルシフト回路200は、インバータ101、N型トランジスタ102〜103、P型トランジスタ104〜105、N型トランジスタ201〜202(N型高耐圧トランジスタ)を備えて構成されている。なお、以下に説明する各実施形態や変形例において、前記実施形態1等と同様の機能を有する構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、N型トランジスタ102〜103は、それぞれN型トランジスタ201(第3の入力用導電型トランジスタ)、N型トランジスタ202(第4の入力用導電型トランジスタ)と直列に接続されている。
また、N型トランジスタ102、およびN型トランジスタ201のゲートには、入力端子INの信号(相補の第1および第2の入力信号のうち一方の信号)がそれぞれ入力され、N型トランジスタ103、およびN型トランジスタ202のゲートには、インバータ101の出力信号(相補の第1および第2の入力信号のうち他方の信号)がそれぞれ入力されている。
また、本実施形態では、P型トランジスタ104〜105は、ドレインがそれぞれN型トランジスタ201、N型トランジスタ202のドレインに接続されている。
ここで、N型トランジスタ102とN型トランジスタ201との接続点をノードW3とし、N型トランジスタ103とN型トランジスタ202との接続点をノードW4とする。また、P型トランジスタ104とN型トランジスタ201との接続点をノードW1とし、P型トランジスタ105とN型トランジスタ202との接続点をノードW2とする。なお、ノードW2は、出力端子OUTに接続されている。
上記のように構成されたレベルシフト回路200では、入力端子INの信号の電位がHレベル(VDDレベル)の定常時には、N型トランジスタ102およびN型トランジスタ201はON、N型トランジスタ103およびN型トランジスタ202はOFF、P型トランジスタ104はOFF、P型トランジスタ105はONの状態である。
この際、N型トランジスタ103とN型トランジスタ202とは、OFF動作状態であっても、リーク電流(OFFリーク電流)が流れている。しかしながら、N型トランジスタ103とN型トランジスタ202とは直列に接続されているので、N型トランジスタ202のOFFリーク電流は、バックゲート効果により抑制される。
一方、N型トランジスタ103のドレイン電位(すなわち、ノードW4の電位)は、N型トランジスタ202の抑制されたOFFリーク電流により上昇した電位となるので、N型トランジスタ103のリーク電流も抑制される。よって、ノードW2の電位を高電圧源VDDHと同電位に固定することが可能となる。
したがって、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作可能なように、P型トランジスタ105のゲート幅を小さくしたり、ゲート長を大きくしたりしたとしても(すなわち、ON抵抗を大きくしたとしても)、N型トランジスタ103やN型トランジスタ202に流れるOFFリーク電流を抑制することができる。それゆえ、ノードW2の電位は低下することはない。同様に、N型トランジスタ103やN型トランジスタ202の閾値電圧を他のトランジスタの閾値電圧よりも低く設定した場合などにも、N型トランジスタ103、N型トランジスタ202に流れるOFFリーク電流を抑制することができ、ノードW2の電位の低下の防止が可能になる。
前記とは反対に入力端子INの信号がLレベル(VSSレベル)の定常時にも、レベルシフト回路200は同様に動作し、ノードW2の電位の低下防止が可能になる。
以上のように、本実施形態は、P型トランジスタ104〜105のON抵抗値を大きくしたり、N型トランジスタ102〜103、N型トランジスタ201〜202の閾値電圧を他のトランジスタの閾値電圧よりも低くしたりしても、入力端子INからの入力信号が定常状態の場合に、ノードW1またはW2の電位を確実に高電圧源VDDHと同電位にすることができる。それゆえ、低電圧源VDDが低電圧でも確実に動作させることが可能になる。
《発明の実施形態3》
図3は、本発明の実施形態3に係るレベルシフト回路300の具体的な構成を示す図である。レベルシフト回路300は、図3に示すように、実施形態2のレベルシフト回路200に、リーク電流供給回路110が追加されて構成されている。本実施形態では、N型トランジスタ111のソースはノードW1に接続され、またN型トランジスタ112のソースはノードW2に接続されている。
上記のように構成されたレベルシフト回路300では、入力端子INの信号の電位がHレベル(VDDレベル)の定常時には、N型トランジスタ102、N型トランジスタ201はON、N型トランジスタ103、N型トランジスタ202はOFF、P型トランジスタ104はOFF、P型トランジスタ105はONの状態である。また、N型トランジスタ111はOFF、N型トランジスタ112はONの状態である。
この際、N型トランジスタ103、およびN型トランジスタ202がOFFの状態であっても、リーク電流(OFFリーク電流)が流れている。
しかしながら、実施形態2にて述べたように、N型トランジスタ103とN型トランジスタ202とは直列に配置されているので、OFFリーク電流を抑制することができる。また、N型トランジスタ112は、ONの状態なので、N型トランジスタ103、N型トランジスタ202に流れるOFFリーク電流をN型トランジスタ112のON電流により、確実に供給することができる。すなわち、ノードW2の電位を高電圧源VDDHと同電位に固定することが可能となる。
したがって、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作可能なように、P型トランジスタ105のゲート幅を小さくしたり、ゲート長を大きくしたりしたとしても(すなわち、ON抵抗を大きくしたとしても)、N型トランジスタ103に流れるOFFリーク電流を確実に供給することができる。それゆえ、ノードW2の電位は低下することはない。同様に、N型トランジスタ103、N型トランジスタ202の閾値電圧を他のトランジスタの閾値電圧よりも低く設定した場合や、温度や製造プロセスのばらつき等の要因でN型トランジスタ103やN型トランジスタ202に流れるOFFリーク電流が増加した場合などにも、ノードW2の電位の低下を防止することが可能になる。
前記とは反対に入力端子INの信号がLレベル(VSSレベル)の定常時にも、レベルシフト回路300は同様に動作し、ノードW2の電位の低下防止が可能になる。
以上のように、本実施形態では、実施形態1に比べさらに、OFFリーク電流を抑制することができるので、低消費電力化が可能である。また、実施形態2に比べ、より確実にノードW1、W2を高電圧源VDDHと同電位にすることができるので、低電圧源VDDが、より低電圧でも動作させることが可能になる。
《発明の実施形態4》
図4は、本発明の実施形態4に係るレベルシフト回路400の具体的な構成を示す図である。レベルシフト回路400は、図4に示すように、実施形態2のレベルシフト回路200に、リーク電流供給回路110が追加されて構成されている。本実施形態では、実施形態3と異なり、N型トランジスタ111のソースはノードW3に接続され、またN型トランジスタ112のソースはノードW4に接続されている。
上記のように構成されたレベルシフト回路400では、入力端子INの信号の電位がHレベル(VDDレベル)の定常時には、N型トランジスタ102、N型トランジスタ201はON、N型トランジスタ103、N型トランジスタ202はOFF、P型トランジスタ104はOFF、P型トランジスタ105はONの状態である。また、N型トランジスタ111はOFF、N型トランジスタ112はONの状態である。
この際、N型トランジスタ103、N型トランジスタ202のゲート電位がOFFの状態であっても、リーク電流(OFFリーク電流)が流れている。
しかしながら、ゲート電位がHレベル(VDDレベル)であるN型トランジスタ111をノードW3に接続することにより、実施形態3に比べ、ノードW3の電位はより高電位となる。すなわち、N型トランジスタ201に流れるOFFリーク電流を抑制することができ、ノードW2の電位を高電圧源VDDHと同電位に固定することが可能になる。
したがって、低電圧源VDDをより低電圧にしても動作可能なように、P型トランジスタ105のゲート幅を小さくしたり、ゲート長を大きくしたりしたとしても(すなわち、ON抵抗を大きくしたとしても)、N型トランジスタ103、N型トランジスタ202に流れるOFFリーク電流を抑制することができる。それゆえ、ノードW2の電位は低下することはない。同様に、N型トランジスタ103やN型トランジスタ202の閾値電圧を他のトランジスタの閾値電圧よりも低く設定した場合や、温度や製造プロセスのばらつき等の要因でN型トランジスタ103、N型トランジスタ202に流れるOFFリーク電流が増加した場合などにも、ノードW2の電位の低下を防止することが可能になる。
前記とは反対に入力端子INの信号がLレベル(VSSレベル)の定常時にも、レベルシフト回路400は同様に動作し、ノードW2の電位の低下防止が可能になる。
以上のように、本実施形態は、P型トランジスタ104〜105のON抵抗値を大きくしたり、N型トランジスタ102〜103、N型トランジスタ201〜202の閾値電圧を他のトランジスタの閾値電圧よりも低くしたりしても、入力端子INからの入力信号が定常状態の場合に、ノードW1またはW2の電位を確実に高電圧源VDDHと同電位にすることができる。それゆえ、低電圧源VDDが低電圧でも確実に動作させることが可能になる。
《発明の実施形態5》
図5は、本発明の実施形態5に係るレベルシフト回路500の具体的な構成を示す図である。レベルシフト回路500は、図5に示すように、実施形態4のレベルシフト回路400と比べ、リーク電流供給回路110に代えてリーク電流供給回路510を備えて構成されている点が異なっている。
リーク電流供給回路510は、リーク電流供給回路110と同様に、N型トランジスタ111とN型トランジスタ112とを備えるが、N型トランジスタ111とN型トランジスタ112のドレインが低電圧源VDDに接続されている点がリーク電流供給回路110と異なっている。
上記のレベルシフト回路500では、レベルシフト回路400と同じ動作が行なわれ、入力端子INからの入力信号が定常状態の場合に、ノードW1またはW2の電位を確実に高電圧源VDDHと同電位にすることができる。
しかも、例えば、N型トランジスタ111とN型トランジスタ112とを低電圧側のN型トランジスタで構成した場合には、実施形態4に比べ、ノードW1、またはノードW2の電位がHレベル(VDDHレベル)の定常状態において、ノードW3、およびノードW4の電位をより高電位にすることが可能である。これにより、N型トランジスタ201、N型トランジスタ202のOFFリーク電流を抑制することができ、ノードW1、およびノードW2の電位を、より確実に高電圧源VDDHと同電位に固定することができる。
《実施形態5の変形例》
図6は、実施形態5のレベルシフト回路500において、信号入力用およびOFFリーク抑制用のN型トランジスタの閾値電圧を他のトランジスタの閾値電圧よりも低く設定する最良の形態を示すものである。
図6では、耐圧のより高いトランジスタのゲートを太く記載してある。すなわち、低電圧側のN型トランジスタであるN型トランジスタ102、103、111、112を低耐圧N型トランジスタで構成する。また、高電圧側のトランジスタであるN型トランジスタ201〜202は、高耐圧のトランジスタで構成し、その閾値電圧がほぼ0Vとなるようにする。そしてN型トランジスタ102〜103の閾値電圧を、低電圧源VDDが低電圧でも動作可能なように低く設定する、また、他の低電圧側のトランジスタ、例えばインバータ101を構成するN型トランジスタと同じに設定する。
《発明の実施形態6》
図7は、本発明の実施形態6に係るレベルシフト回路600の具体的な構成を示す図である。レベルシフト回路600は、図7に示すように、実施形態4のレベルシフト回路400と比べ、リーク電流供給回路110に代えてリーク電流供給回路610を備えて構成されている点が異なっている。
リーク電流供給回路610は、N型トランジスタ111とN型トランジスタ112とを備えている。N型トランジスタ111のゲートおよびドレインは、インバータ101の出力信号が入力され、N型トランジスタ112のゲートおよびドレインは、入力端子INからの信号が入力されている。
本実施形態では、実施形態4で示したレベルシフト回路400と動作は同じであり、ノードW3、およびノードW4をより高電位にできる。これにより、N型トランジスタ201〜202に流れるOFFリーク電流をより抑制することができ、ノードW2の電位を高電圧源VDDHと同電位に固定することが可能になる。
しかも、実施形態4に比べ、N型トランジスタ111〜112がOFF状態の際のリーク電流を抑制することができるので、低消費電力化が可能である。
《発明の実施形態7》
図8は、本発明の実施形態7に係るレベルシフト回路700の具体的な構成を示す図である。レベルシフト回路700は、図8に示すように、実施形態5のレベルシフト回路500と比べ、リーク電流供給回路110に代えてリーク電流供給回路710を備えて構成されている点が異なっている。
リーク電流供給回路710は、リーク電流供給回路110と比べ、N型トランジスタ111〜112の代わりに、P型トランジスタ711〜712を備えている点が異なっている。P型トランジスタ711、およびP型トランジスタ712のドレインは、低電圧源VDDにそれぞれ接続されている。また、P型トランジスタ711のゲートは、入力端子INの信号が入力され、ソースはノードW3に接続されている。また、P型トランジスタ712のゲートは、インバータ101の出力信号が入力され、ソースはノードW4に接続される。
本実施形態では、実施形態5で示したレベルシフト回路500と動作は同じである。したがって、上記のレベルシフト回路700においてもやはり、入力端子INからの入力信号が定常状態の場合に、ノードW1またはW2の電位を確実に高電圧源VDDHと同電位にすることができる。それゆえ、低電圧源VDDが低電圧でも確実に動作させることが可能になる。
《発明の実施形態8》
図9は、本発明の実施形態8に係るレベルシフト回路800の具体的な構成を示す図である。レベルシフト回路800は、図9に示すように、実施形態5のレベルシフト回路500に対し、さらに電流遮断部820、遅延回路831〜832、および抵抗840が追加されて構成されている。なお、図9では、耐圧のより高いトランジスタのゲートを太く記載してある。
電流遮断部820は、P型トランジスタ821〜822を備えている。P型トランジスタ821〜822は、P型トランジスタ104〜105と高電圧源VDDHとの間に各々設置された電流遮断用のP型トランジスタである。P型トランジスタ821〜822のソースはそれぞれ高電圧源VDDHに接続され、ドレインはP型トランジスタ104〜105のソースに各々接続されている。また、P型トランジスタ821のゲートは、遅延回路831を介してノードW1に接続され、P型トランジスタ822のゲートは、遅延回路832を介してノードW2に接続されている。ここで、P型トランジスタ821とP型トランジスタ104との接続点をノードW5、P型トランジスタ822とP型トランジスタ105との接続点をノードW6とする。
抵抗840はプルアップ用の抵抗である。抵抗840の一端は、ノードW5に接続され、他端はノードW6に接続されている。
上記の構成により、入力信号INのレベル変化時に貫通電流を遮断することができる。
《発明の実施形態9》
図10は、本発明の実施形態9に係るレベルシフト回路900の具体的な構成を示す図である。レベルシフト回路900は、図10に示すように、実施形態5のレベルシフト回路500に対し、さらに抵抗840、断絶回路910、電源供給回路920、フリップフロップ回路930、およびインバータ941〜942が追加されて構成されている。なお、図10では、耐圧のより高いトランジスタのゲートを太く記載してある。
断絶回路910は、N型トランジスタ911〜912を備えている。N型トランジスタ911〜912は各々N型トランジスタ102〜103と、接地との間に配置されたN型高耐圧トランジスタであって、接地との接続を断絶するようになっている。N型トランジスタ911〜912のソースは接地され、ドレインはN型トランジスタ102〜103のソースに各々接続されている。
電源供給回路920は、P型トランジスタ921〜922を備えている。P型トランジスタ921のゲートとN型トランジスタ911のゲートとが接続され、P型トランジスタ922のゲートとN型トランジスタ912のゲートとが接続されている。
フリップフロップ回路930は、NAND回路931〜932を備えている。NAND回路931〜932は2入力のNAND回路であって、NAND回路931はノードW1の電位とNAND回路932の出力信号を受け、NAND回路932はノードW2の電位とNAND回路931の出力信号を受けるようになっている。すなわち、NAND回路931とNAND回路932とは、ノードW1、ノードW2の電位によって動作するフリップフロップ回路を構成している。また、NAND回路932の出力は、出力端子OUTに接続されている。
インバータ941〜942はインバータ回路であって、インバータ941は、NAND回路931の出力を受けて反転し、この反転信号をP型トランジスタ921のゲートおよびN型トランジスタ911のゲートに出力する。インバータ942は、NAND回路932の出力を受けて反転し、この反転信号をP型トランジスタ922のゲートおよびN型トランジスタ912のゲートに出力する。
上記のレベルシフト回路900では、入力信号用のN型トランジスタ102〜103のドレインは、N型トランジスタ201〜202(N型高耐圧トランジスタ)によって、低電圧源VDDよりも低い電位に制限される。したがって、N型トランジスタ102〜103が破壊されることはない。また、N型トランジスタ102、103、201、202、911、および912の閾値電圧を低く設定すれば、低電圧源VDDをより低電圧にできる。
なお、トランジスタの閾値電圧については、図6、図9〜図10に示したレベルシフト回路について説明したが、他のレベルシフト回路、例えば図2〜図4、図7〜図8に示したレベルシフト回路に対しても、N型トランジスタ201〜202を閾値電圧がほぼ0Vとなる高耐圧トランジスタで構成し、N型トランジスタ102〜103を低電圧源VDDがより低電圧でも動作可能なように、閾値電圧を低く設定した低耐圧トランジスタで構成したとしても、同様の効果を得ることができるのは勿論である。
また、以上の説明では、電圧が低い正電圧の信号を電圧が高い正電圧の信号に変換するレベルシフト回路(いわゆる正電圧レベルシフト回路)の例について説明したが、本発明はこれに限定されず、N型トランジスタをP型トランジスタに置き換え、P型トランジスタをN型トランジスタに置き換える等の適切な変更を加えることにより、電圧が低い負電圧の信号を電圧が高い負電圧の信号に変換するレベルシフト回路(いわゆる負電圧レベルシフト回路)に適用することができるのは、勿論である。
本発明に係るレベルシフト回路は、電圧源VDDがより低電圧でも動作するように、信号入力用のトランジスタの閾値電圧を低く設定したり、前記信号入力用のトランジスタに電位を供給するトランジスタのON抵抗値を大きくしたりしても、また前記信号入力用のトランジスタの閾値電圧が温度や製造プロセスばらつきに起因して低くなっても、OFFリーク電流による信号入力用のトランジスタの誤動作を防止できるという効果を有し、論理レベルを変換するレベルシフト回路等として有用である。
実施形態1に係るレベルシフト回路の具体的な構成を示す図である。 実施形態2に係るレベルシフト回路の具体的な構成を示す図である。 実施形態3に係るレベルシフト回路の具体的な構成を示す図である。 実施形態4に係るレベルシフト回路の具体的な構成を示す図である。 実施形態5に係るレベルシフト回路の具体的な構成を示す図である。 実施形態5の変形例に係るレベルシフト回路の具体的な構成を示す図である。 実施形態6に係るレベルシフト回路の具体的な構成を示す図である。 実施形態7に係るレベルシフト回路の具体的な構成を示す図である。 実施形態8に係るレベルシフト回路の具体的な構成を示す図である。 実施形態9に係るレベルシフト回路の具体的な構成を示す図である。 従来のレベルシフト回路の具体的な構成を示す図である。
符号の説明
100 レベルシフト回路
101 インバータ
102〜103 N型トランジスタ
104〜105 P型トランジスタ
110 リーク電流供給回路
111〜112 N型トランジスタ
200 レベルシフト回路
201〜202 N型トランジスタ
300 レベルシフト回路
400 レベルシフト回路
500 レベルシフト回路
510 リーク電流供給回路
600 レベルシフト回路
610 リーク電流供給回路
700 レベルシフト回路
710 リーク電流供給回路
711〜712 P型トランジスタ
800 レベルシフト回路
820 電流遮断部
821〜822 P型トランジスタ
831〜832 遅延回路
840 抵抗
900 レベルシフト回路
910 断絶回路
911〜912 N型トランジスタ
920 電源供給回路
921〜922 P型トランジスタ
930 フリップフロップ回路
931〜932 NAND回路
941〜942 インバータ

Claims (12)

  1. 第1の電圧源を電源とする相補の入力信号である第1および第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が第1および第2のノードに各々接続された第1および第2の入力用導電型トランジスタと、
    前記第1および第2のノードの何れか一方のノードに、第2の電圧源から電圧を供給する電源供給回路と、
    前記第1および第2の入力信号が各々入力され、前記第1および第2の入力用導電型トランジスタのOFFリーク電流を補うための電流を前記第1および第2のノードに各々供給するリーク電流供給回路と、
    を備えたことを特徴とするレベルシフト回路。
  2. 第1の電圧源を電源とする相補の入力信号である第1および第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が第1および第2のノードに各々接続され、他端が第3および第4のノードに各々接続された第1および第2の入力用導電型トランジスタと、
    第1の電圧源を電源とする相補の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が前記第3および第4のノードに各々接続された第3および第4の入力用導電型トランジスタと、
    前記第1および第2のノードの何れか一方のノードに、第2の電圧源から電圧を供給する電源供給回路と、
    を備えたことを特徴とするレベルシフト回路。
  3. 請求項2のレベルシフト回路であって、
    さらに、前記第1および第2の入力信号が各々入力され、前記第1、第2、第3および第4の入力用導電型トランジスタのOFFリーク電流を補うための電流を前記第1および第2のノードに各々供給するリーク電流供給回路を備えていることを特徴とするレベルシフト回路。
  4. 請求項2のレベルシフト回路であって、
    さらに、前記第1および第2の入力信号が各々入力され、前記第1、第2、第3および第4の入力用導電型トランジスタのOFFリーク電流を補うための電流を前記第3および第4のノードに各々供給するリーク電流供給回路を備えていることを特徴とするレベルシフト回路。
  5. 請求項1、および請求項3のうちの何れか1項のレベルシフト回路であって、
    前記リーク電流供給回路は、第1の電圧源を電源とする相補の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が前記第2の電圧源に接続され、他端が第1および第2のノードに各々接続された第1および第2のリーク電流補償用導電型トランジスタから構成されていることを特徴とするレベルシフト回路。
  6. 請求項4のレベルシフト回路であって、
    前記リーク電流供給回路は、
    前記第2の入力用導電型トランジスタのゲートに入力される信号がゲートに入力され、一端が前記第1の電圧源に接続され、他端が第3のノードに接続された第1のリーク電流補償用導電型トランジスタと、
    前記第1の入力用導電型トランジスタのゲートに入力される信号がゲートに入力され、一端が前記第1の電圧源に接続され、他端が第4のノードに接続された第2のリーク電流補償用導電型トランジスタと、
    から構成されていることを特徴とするレベルシフト回路。
  7. 請求項4のレベルシフト回路であって、
    前記リーク電流供給回路は、第1の電圧源を電源とする相補の入力信号が各々ゲートおよび一端に入力され、他端が第3および第4のノードに各々接続された第1および第2のリーク電流補償用導電型トランジスタから構成されていることを特徴とするレベルシフト回路。
  8. 請求項4のレベルシフト回路であって、
    前記リーク電流供給回路は、
    前記第1の入力用導電型トランジスタのゲートに入力される信号がゲートに入力され、一端が前記第1の電圧源に接続され、他端が第3のノードに接続された第1のリーク電流補償用導電型トランジスタと、
    前記第2の入力用導電型トランジスタのゲートに入力される信号がゲートに入力され、一端が前記第1の電圧源に接続され、他端が第4のノードに接続された第2のリーク電流補償用導電型トランジスタと、
    から構成されていることを特徴とするレベルシフト回路。
  9. 請求項1のレベルシフト回路であって、
    前記第1、第2の入力用導電型トランジスタの閾値電圧は、他のトランジスタの閾値電位よりも低く設定されていることを特徴とするレベルシフト回路。
  10. 請求項2、請求項3、および請求項4のうちの何れか1項のレベルシフト回路であって、
    前記第1、第2、第3、および第4の入力用導電型トランジスタの閾値電圧は、他のトランジスタの閾値電位よりも低く設定されていることを特徴とするレベルシフト回路。
  11. 請求項2、請求項3、および請求項4のうちの何れか1項のレベルシフト回路であって、
    前記第1、第2の入力用導電型トランジスタは、低耐圧トランジスタで構成され、
    前記第3、第4の入力用導電型トランジスタは、高耐圧トランジスタで構成されていることを特徴とするレベルシフト回路。
  12. 請求項11のレベルシフト回路であって、
    前記第5、第6の入力用導電型トランジスタの閾値電圧は、他のトランジスタの閾値電位よりも低く設定されていることを特徴とするレベルシフト回路。
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