JP2005204281A - レベルシフト回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 温度や製造プロセスのばらつに起因してトランジスタの閾値電圧がばらついても、消費電力を増大させずに、低電圧で安定動作させる。
【解決手段】 ゲートに低電圧源VDDの電圧がかかる高電圧側のN型トランジスタN5、N6では、その閾値電圧は低く設定される。低電圧源VDDの入力信号INは、インバータINV1、INV2を介してN型トランジスタN1、N2のゲートに入力される。従って、ノードW3、W4の電位が低電圧源VDDの電圧を越える電位となっても、これ等ノードW3、W4からインバータINV1、INV2の寄生ダイオードを介して低電圧源VDDに電流が逆に流れ込むことが防止される。2つのN型トランジスタN5、N1の間、及び2つのN型トランジスタN6、N2との間には、各々、ゲートを低電圧源VDDに固定したN型トランジスタN3、N4が配置されるので、N型トランジスタN1、N2の破壊が防止される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、論理レベルを変換するレベルシフト回路に関し、特に、低消費電力且つ低電圧動作する構成を持つものに関する。
従来、レベルシフト回路として特許文献1に記載されたものがある。このレベルシフト回路の構成を図14に示す。
同図のレベルシフト回路は、2個のN型トランジスタN5、N6と、ゲートが互いに相手方のドレインに接続されるクロスカップル接続の2個のP型トランジスタP1、P2と、第1及び第2のインバータINV1、INV2を備えている。第1のインバータINV1は、ソースを接地したN型トランジスタN13と、ソースを低電圧源VDDに接続したP型トランジスタP11とを備え、これ等トランジスタのドレイン同士及びゲート同士を接続することにより、構成されている。インバータINV2も、ソースを接地したN型トランジスタN14と、ソースを低電圧源VDDに接続したP型トランジスタP12とを備え、これ等トランジスタのドレイン同士及びゲート同士を接続することにより、構成されている。前記第1及び第2のインバータINV1、INV2は、入力端子INの入力信号を反転し、例えば1.5Vなどの低電圧源VDDで動作する。
前記第1及び第2のインバータINV1、INV2以外の素子は、例えば3.3Vなどの高電圧源VDD3で動作する高電圧側の素子であって、2個のN型トランジスタN5、N6は、各々ソースで、互いに相補の信号、即ち、第1のインバータINV1からの入力信号の反転信号と、前記第1及び第2のインバータからの入力信号と同レベルの信号を受ける。前記N型トランジスタN5、N6のゲートは低電圧源VDDに接続される。P型トランジスタP1、P2は、ソースが高電圧源VDD3に接続され、ドレインが各々N型トランジスタN5、N6のドレインに接続され、N型トランジスタN6とP型トランジスタP2との接続点が出力端子OUTに接続されている。
次に、前記レベルシフト回路の動作を説明する。入力信号がH(低電圧源VDDの電圧)レベル、その反転信号がL(VSS=0V)レベルのとき、N型トランジスタN5はON、N型トランジスタN6はOFF、P型トランジスタP1はOFF、P型トランジスタP2はON状態となり、出力端子OUTにはH(VDD3)レベルが出力される。逆に、入力信号がL(VSS=0V)レベル、その反転信号がH(VDD)レベルのとき、N型トランジスタN5はOFF、N型トランジスタN6はON、P型トランジスタP1はON、P型トランジスタP2はOFF状態となり、出力端子OUTには、L(VSS=0V)レベルが出力される。以上のような動作を行い、図14のレベルシフト回路は、低電圧源VDDの入力信号を高電圧源VDD3の信号にレベルシフトした信号を出力する。
特開平4−40798号公報
しかしながら、図14に示した従来のレベルシフト回路では、低電圧源VDDの電圧を低く、例えばN型トランジスタN5、N6の閾値電圧付近の電圧に設定すると、動作しなくなる。そこで、前記N型トランジスタN5、N6の閾値電圧を変更して、例えば0vの低い電圧の閾値電圧に設定すれば、低電圧源VDDの電圧を低く設定しても、図14のレベルシフト回路は所期のレベルシフト動作を良好に行う。
ここで、N型トランジスタN5及びN6の閾値電圧を低く設定したときの場合の図14のレベルシフト回路の動作を考える。例えば、入力信号がLレベルのとき、N型トランジスタN5のドレインの電圧は高電圧源VDD3の電圧となり、N型トランジスタN5はOFF状態になり、N型トランジスタN5のソースのノードW3の電位は(VDD−閾値電圧)となる。しかし、温度や製造プロセスのばらつきなどに起因して、N型トランジスタN5の閾値電圧がばらついて、その閾値電圧が下がって負値になると、ノードW3の電位が上がって低電圧源VDDの電圧を越える場合がある。この場合には、ノードW3からインバータINV1内の寄生ダイオードを介して低電圧源VDDへ電流が流れ込み、消費電力が増大することになる。
本発明の目的は、低電圧源VDDの電源電圧を低く設定したときを考慮して高電圧側のN型トランジスタN5及びN6の閾値電圧を低く設定した場合に、それ等のN型トランジスタのソース電位が低電圧源VDDの電圧を越えて高くなっても、低電圧源VDDへの電流流れ込みを防止して、消費電力の増大を抑制できるレベルシフト回路を提供することにある。
以上の目的を達成するため、本発明では、低電圧源VDDの入力信号を、従来のように高電圧源側の第1及び第2のN型トランジスタのソースに入力せず、そのソース入力に代えて低電圧源側N型トランジスタのゲートに入力する構成を採用して、低電圧源VDDへの電流流れ込みを防止すると共に、前記低電圧源側N型トランジスタと高電圧源側のN型トランジスタとの間に、その低電圧源側N型トランジスタのドレインにかかる電圧を低く制限する保護回路を挿入する構成を採用して、その低電圧源側N型トランジスタの破壊を防止する。
即ち、請求項1記載の発明のレベルシフト回路は、低電圧源を電源とする相補の第1及び第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が第1及び第2のノードに各々接続された2個の信号入力用の低電圧側N型トランジスタと、一端が第3及び第4のノードに各々接続され、他端が第5及び第6のノードに各々接続され、ゲートに前記低電圧源又は前記低電圧源を電源とする前記相補の第1及び第2の入力信号が入力されていて、前記第1及び第2の入力信号が高電位レベルにあるときにON動作する2個の高電圧側N型トランジスタと、一端が高電圧源に接続され、他端が前記第5及び第6のノードに各々接続され、前記第5及び第6のノードの一方に前記高電圧源の電圧を供給すると同時に、他方に前記高電圧源の供給を遮断する電源供給回路と、前記第1のノードと第3のノードとの間及び前記第2のノードと第4のノードとの間に配置され、前記第1及び第2のノードの電圧を前記低電圧源の電圧以下に制限する保護回路とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のレベルシフト回路において、前記保護回路は、一端が前記第1及び第2のノードに各々接続され、他端が前記第3及び第4のノードに各々接続された2個の保護用のN型トランジスタを有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記請求項2記載のレベルシフト回路において、前記保護回路の2個の保護用のN型トランジスタは、そのゲートに、前記低電圧源の電圧が供給されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記請求項2記載のレベルシフト回路において、前記保護回路の2個の保護用のN型トランジスタは、そのゲートに、前記相補の第1及び第2の入力信号が遅延回路を介して各々入力されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記請求項2記載のレベルシフト回路において、前記保護回路の各保護用のN型トランジスタは、そのゲートに、前記相補の第1及び第2の入力信号が直接に各々入力されることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記請求項1記載のレベルシフト回路において、前記保護回路は、カソードが前記第1及び第2のノードに各々接続され、アノードが前記第3及び第4のノードに各々接続された2個の保護用ダイオードを有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、前記請求項1記載のレベルシフト回路において、前記2個の高電圧側N型トランジスタは、各々、そのゲートに、前記低電圧源の電圧が供給されることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記請求項1記載のレベルシフト回路において、前記2個の高電圧側N型トランジスタは、各々、そのゲートに、レベルシフト回路を停止させる際に低電位レベルとなる停止モード信号が入力されることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、前記請求項1記載のレベルシフト回路において、前記2個の高電圧側N型トランジスタは、そのゲートに、前記相補の第1及び第2の入力信号が遅延回路を介して各々入力されることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、前記請求項1記載のレベルシフト回路において、前記2個の高電圧側N型トランジスタは、そのゲートに、前記相補の第1及び第2の入力信号が直接に各々入力されることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、前記請求項1〜10の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、前記第3及び第4のノードと前記低電圧源との間に各々配置され、前記第3及び第4のノードを各々前記低電圧源の電圧にクランプする第1及び第2のクランプ回路を備えたことを特徴とする。
請求項12記載の発明は、前記請求項1〜11の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、前記2個の高電圧側N型トランジスタは、各々、その閾値電圧が前記2個の信号入力用の低電圧側N型トランジスタの閾値電圧よりも低く設定されることを特徴とする。
以上により、請求項1〜12記載の発明では、高電圧側の2個のN型トランジスタには相補信号入力用の2個のN型トランジスタが各々直列に接続され、この相補信号入力用の2個のN型トランジスタには、それ等のゲートに低電圧の相補信号が入力される構成であるので、高電圧側のN型トランジスタのソース端子から相補信号生成用のインバータに至る電流経路が無く、従って、従来のように高電圧側のN型トランジスタのソース端子から電流が相補信号生成用のインバータの寄生ダイオードを経て低電圧源VDDに流れ込むことが防止される。
しかも、高電圧側のN型トランジスタのソース端子の電圧が低電圧源VDDの電圧を越える高い電圧となっても、これ等の高電圧側のN型トランジスタと前記相補信号入力用のN型トランジスタとの間には保護回路が挿入されているので、この保護回路により、相補信号入力用のN型トランジスタのドレイン電位は低電圧源VDDの電圧未満に制限されて、これら相補信号入力用のN型トランジスタの各端子間に低電圧源VDDの電圧以上の電位がかかることが確実に防止される。
更に、請求項11記載の発明では、高電圧側の2個のN型トランジスタのソースには各々クランプ回路が接続されていて、この各クランプ回路がそれらN型トランジスタのソース電位を低電圧源VDDの電圧にクランプするので、たとえ高電圧側のN型トランジスタのソース電位が低電圧源VDDの電圧を越えて高くなっても、このソース電位を低電圧源VDDの電圧以下に制限することができる。従って、保護回路の端子間にも低電圧源VDDの電圧がかかることが確実に防止される。
加えて、請求項12記載の発明では、高電圧側の2個のN型トランジスタの閾値電圧を低く設定しているので、低電圧源VDDの電圧を低く設定しても、本レベルシフト回路は確実に動作する。
以上説明したように、請求項1記載の発明のレベルシフト回路によれば、高電圧側のN型トランジスタのソース端子から電流が相補信号生成用のインバータの寄生ダイオードを経て低電圧源VDDに流れ込むことを防止できて、低消費電力化を図ることができると共に、高電圧側のN型トランジスタのソース端子の電圧がたとえ低電圧源VDDの電圧を越える高い電圧となっても、相補信号をゲートに受ける相補信号入力用のN型トランジスタを保護回路で保護したので、これら相補信号入力用のN型トランジスタの各端子間に低電圧源VDDの電圧以上の電位がかかることを確実に防止して、レベルシフト回路の動作を確保することが可能である。
更に、請求項11記載の発明によれば、高電圧側の2個のN型トランジスタのソース電位を各々クランプ回路で最大でも低電圧源VDDの電圧にクランプしたので、保護回路の端子間にも低電圧源VDDの電圧がかかることを確実に防止できる。
加えて、請求項12記載の発明によれば、高電圧側の2個のN型トランジスタの閾値電圧を低く設定したので、低電圧源VDDの電圧を低く設定した場合にも、本レベルシフト回路の動作を確保できる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
同図において、INは信号の入力端子、INV1は前記入力端子INに入力された信号を反転するインバータ、INV2は前記インバータINV1に入力された信号を反転するインバータであって、例えば1.5Vなどの低電圧源VDDで動作する。
また、図1において、N1、N2は一対の相補信号入力用の低電圧側のN型トランジスタであって、そのソースは接地される。一方のN型トランジスタ(第1のN型トランジスタ)N1のゲートには前記インバータINV1の反転信号(相補信号を構成する第1及び第2の信号のうち一方の信号)XINが入力され、他方のN型トランジスタ(第2のN型トランジスタ)N2のゲートには前記インバータINV2の反転信号(相補信号を構成する第1及び第2の信号のうち他方の信号)XXINが入力される。
前記信号入力用のN型トランジスタN1のドレインには、保護用のN型トランジスタ(第3のN型トランジスタ)N3が接続され、その接続点を第1のノードW1とする。前記保護用のN型トランジスタN3のゲートには、低電圧源VDDが接続される。同様に、前記信号入力用のN型トランジスタN2のドレインには、保護用のN型トランジスタ(第4のN型トランジスタ)N4が接続され、その接続点を第2のノードW2とする。前記保護用のN型トランジスタN4のゲートには、低電圧源VDDが接続される。
図1のレベルシフト回路において、前記インバータINV1、INV2、前記相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2、及び保護用の2個のN型トランジスタN3、N4を除く他の素子は、全て、例えば3.3Vなどの高電圧源VDD3で動作する高電圧側の素子である。
前記保護用のN型トランジスタN3のドレインには、高電圧側のN型トランジスタ(第5のN型トランジスタ)N5が接続され、その接続点を第3のノードW3とする。前記高電圧側のN型トランジスタN5のゲートには、低電圧源VDDが入力される。前記保護用のN型トランジスタN4のドレインには、高電圧側のN型トランジスタ(第6のN型トランジスタ)N6が接続され、その接続点を第4のノードW4とする。前記高電圧側のN型トランジスタN6のゲートには、低電圧源VDDが入力される。
また、図1において、P1、P2は一対のP型トランジスタであって、ソースは高電圧源VDD3に接続され、ゲートは互いに相手方のドレインにクロスカップル接続され、ドレインは各々前記高電圧側のN型トランジスタN5、N6のドレインに接続される。これら一方のP型トランジスタ(第1のP型トランジスタ)P1と高電圧側N型トランジスタN5との接続点を第5のノードW5とし、他方のP型トランジスタ(第2のP型トランジスタ)P2と高電圧側N型トランジスタN6との接続点を第6のノードW6とする。出力端子OUTは前記ノードW6に接続される。前記2個のP型トランジスタP1、P2により電源供給回路Aが構成され、前記2個の保護用のN型トランジスタN3及びN4により保護回路Bが構成される。
前記相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2の閾値電圧は、通常値の例えば0.3vに設定される。一方、前記高電圧側のN型トランジスタN5、N6の閾値電圧は、前記相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2の閾値電圧(0.3v)よりも低い例えば0vに設定される。また、前記保護回路Bを構成する2個のN型トランジスタN3、N4の閾値電圧は、前記相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2と同様に、例えば0.3vに設定される。更に、前記一対のP型トランジスタP1、P2の閾値電圧は、通常値の例えば0.7vに設定される。
以上のように構成されたレベルシフト回路について、以下、その動作を説明する。先ず、入力端子INの信号の電位がH(VDD)レベルにある定常時には、N型トランジスタN1はOFF、N型トランジスタN2はON、N型トランジスタN4はON、N型トランジスタN6はON、P型トランジスタP1はON、P型トランジスタP2はOFF、N型トランジスタN5はOFF、N型トランジスタN3はOFFしている。第5のノードW5は高電圧VDD3の電位(3.3V)、第6のノードW6は0Vである。その結果、出力端子OUTからはL(0V)レベルが出力されている。
その際、信号入力用の2個のN型トランジスタN1、N2は、低電圧源VDDに対する耐圧を有する低電圧側の素子で構成されていて、その閾値電圧は通常値の0.3vである。これらのトランジスタN1、N2を仮に高電圧源VDD3に対する耐圧を有する高電圧側の素子で構成した場合には、その閾値電圧は通常値の例えば0.7vとなる。従って、本実施形態では、低電圧源VDDの電圧を前記閾値電圧の低い分(0.4v=0.7v−0.3v)低く設定しても、図1のレベルシフト回路は所期通りに動作する。
しかも、前記信号入力用の一方の低電圧側のN型トランジスタN1がOFF状態にある場合には、高電圧側のN型トランジスタN5もOFF状態にあって、第5のノードW5の電位(高電圧VDD3の3.3V)がそのOFF状態の信号入力用の低電圧側のN型トランジスタN1にかからないので、その低電圧側のN型トランジスタN1は破壊することがない。更に、高電圧側のN型トランジスタN5のゲートには低電圧VDDが接続されているが、この低電圧源VDDの電圧がより一層に低く設定されても、この高電圧側のN型トランジスタN5の閾値電圧が通常値よりも低くて0vであるので、この高電圧側のN型トランジスタN5は良好に動作する。
更に、高電圧側N型トランジスタN5の閾値電圧が、温度や製造プロセスのばらつき等の要因によりばらついて、0vよりも下がり、負値になると、ノードW3の電位は低電圧電源VDDの電圧を越えることになるが、この場合であっても、ノードW1の電位は、保護用のN型トランジスタN3により(VDD−閾値電圧=VDD−0.3v)の電圧となるので、信号入力用のN型トランジスタN1の各端子間に低電圧源VDDの電圧を越える電圧がかかることが防止される。
更に、インバータINV1を経た反転信号XINは、信号入力用のN型トランジスタN1のゲートに入力されるので、ノードW3からインバータINV1の寄生ダイオードを通して低電圧源VDDに電流が流れ込むことが防止される。
前記とは反対に、入力端子INの信号の電位がL(0V)レベルにある定常時には、N型トランジスタN1はON、N型トランジスタN2はOFF、N型トランジスタN3はON、N型トランジスタN5はON、P型トランジスタP1はOFF、P型トランジスタP2はON、N型トランジスタN6はOFF、N型トランジスタN4はOFFしている。第5のノードW5は0V、第6のノードW6は高電圧VDD3(3.3V)である。この結果、出力端子OUTからはH(3.3V)レベルが出力されている。
その際、低電圧源VDDの電圧を一層に低く設定しても、信号入力用の2個のN型トランジスタN1、N2が低電圧側の素子で構成されていてその閾値電圧が0.3vと低いので、図1のレベルシフト回路は所期通りに動作すること、及び、高電圧側のN型トランジスタN6がOFF状態にあって、低電圧側のN型トランジスタN2に高電圧源VDD3の電圧がかかることを防止すること、更には、高電圧側のN型トランジスタN6が低電圧源VDDの一層の電圧化の下でも良好に動作することは、上述した入力端子INの信号の電位がH(VDD)レベルにある定常時の場合と同様である。
更に、温度や製造プロセスのばらつき等の要因により、高電圧側N型トランジスタN6の閾値電圧がばらつき、下がると、ノードW4の電位が低電圧源VDDの電圧を越えたとしても、保護用のN型トランジスタN4により、ノードW2の電位は(VDD−閾値電圧)となり、信号入力用のN型トランジスタN2の各端子間に低電圧源VDDの電圧を越える電圧がかかることが防止される。
また、インバータINV2からの反転信号INは、信号入力用のN型トランジスタN2のゲートに入力されるので、ノードW4からインバータINV2の寄生ダイオードを通して低電圧源VDDに電流が流れ込むことが防止される。
高電圧側の2個のN型トランジスタN5、N6の閾値電圧は低く、例えば0V付近に設定される。従って、低電圧源VDDの電圧が低く設定されても、図1のレベルシフト回路は確実に動作することができる。
(第1の変形例)
図2は、前記第1の実施形態の第1の変形例を示す。
本変形例は、前記第1の実施形態の電源供給回路Aの内部構成を変更したものである。すなわち、図2の電源供給回路Aにおいて、P1、P2は一対のP型トランジスタであって、ソースは高電圧源VDD3に接続され、ゲートは互いに相手方のドレインにクロスカップル接続され、ドレインは各々前記N型トランジスタN5、N6のドレインに接続される。これらの一方のP型トランジスタ(第1のP型トランジスタ)P1とN型トランジスタN5との接続点を第5のノードW5、他方のP型トランジスタ(第2のP型トランジスタ)P2とN型トランジスタN6との接続点を第6のノードW6とする。
また、P3、P4は一対のP型トランジスタより成る電流遮断トランジスタであって、ソースは高電圧源VDD3に接続され、ドレインは各々前記P型トランジスタP1、P2のソースに接続される。この一方の電流遮断トランジスタ(第3のP型トランジスタ)P3と前記第1のP型トランジスタP1との接続点を第7のノードW7、他方の電流遮断トランジスタ(第4のP型トランジスタ)P4と前記第2のP型トランジスタP2との接続点を第8のノードW8とする。前記一方の電流遮断トランジスタP3のゲートには、インバータINV3を介して前記第6のノードW6が接続され、他方の電流遮断トランジスタP4のゲートには、インバータINV3及びINV4を介して前記第6のノードW6が接続される。インバータINV4の出力側には出力端子OUTが接続される。加えて、P5は、ゲートが接地されたP型トランジスタより成る抵抗であって、その一端は前記第7のノードW7に接続され、他端は前記第8のノードW8に接続される。
以上のように構成された図2のレベルシフト回路において、相補信号入力用の低電源側N型トランジスタN1、N2、高電源側N型トランジスタN5、N6及び保護回路Bは、本願発明の重要部分であって、前記第1の実施形態と同一である。また、電源供給回路Aの動作に関しては、第1の実施形態と異なるが、本願発明の重要部分とは異なるので、その説明を省略する。
(第2の変形例)
図3は前記第1の実施形態の第2の変形例を示す。
本変形例は、前記第1の実施形態の電源供給回路Aの内部構成を更に他の構成に変更したものである。
すなわち、図3の電源供給回路Aは、1対のP型トランジスタP6、P7で構成される供給回路と、1対のN型トランジスタN7、N8で構成される断続回路と、抵抗として動作するP型トランジスタP8とで構成されるプリチャージ回路を備える。一方のP型トランジスタP6は、ソースが高電圧源VDD3に接続され、ドレインが第5のノードW11に接続される。他方のP型トランジスタP7は、ソースが前記高電圧源VDD3に接続され、ドレインが第6のノードW12に接続される。また、前記プリチャージ回路において、一方のN型トランジスタN7は、同図では第5のノードW11とN型トランジスタN5との間に配置され、他方のN型トランジスタN8は第6のノードW12とN型トランジスタN6との間に配置される。更に、P型トランジスタP8は、前記2個のP型トランジスタP6、P7のドレイン(第5及び第6のノードW11、W12)に接続される。
また、図3の電源供給回路Aは、更に、第1及び第2の2入力NAND回路NAND1、NAND2を有するフリップフロップ回路と、2個のインバータINV5、INV6で構成されたプリチャージ制御回路を備える。第1のNAND回路NAND1は、第5のノードW11の電位と、第2のNAND回路NAND2の出力信号とを受け、第2のNAND回路NAND2は、第6のノードW12の電位と、第1のNAND回路NAND1の出力信号とを受ける。これら第1及び第2のNAND回路の出力がフリップフロップ回路の出力となる。前記プリチャージ制御回路は、前記プリチャージ回路の動作を制御するものであって、一方のインバータINV5は、前記フリップフロップ回路の第1のNAND回路NAND1の出力を受けて反転し、この反転信号を前記プリチャージ回路のP型及びN型トランジスタP6、N7のゲートに出力する。他方のインバータINV6は、前記フリップフロップ回路の第2のNAND回路NAND2の出力を受けて反転し、この反転信号を前記プリチャージ回路のP型及びN型トランジスタP7、N8のゲートに出力する。
以上のように構成された図3のレベルシフト回路において、相補信号入力用の低電源側N型トランジスタN1、N2、高電源側N型トランジスタN5、N6及び保護回路Bは、本願発明の重要部分であって、前記第1の実施形態と同一である。また、電源供給回路Aの動作に関しては、第1の実施形態と異なるが、本願発明の重要部分とは異なるので、その説明を省略する。
(第2の実施形態)
図4は本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
同図は、図1の第1の実施形態のレベルシフト回路の保護回路Bをダイオードにて構成している。すなわち、図1のN型トランジスタN3、N4を、各々、保護用ダイオードD1及びD2に置換している。前記ダイオードD1は、そのカソードがノードW1に、そのアノードがノードW3に接続され、同様に、前記ダイオードD2は、そのカソードがノードW2に、そのアノードがノードW4に接続されている。
以上のように構成されたレベルシフト回路においては、ノードW1及びノードW2の電位は、各々ノードW3及びW4の電位よりも各ダイオードD1、D2の閾値電圧分下がった電位になるので、信号入力用のN型トランジスタN1、N2の各端子間には低電圧源VDDの電圧を越える電圧がかかることはない。その他の回路の動作及び機能は、前記第1の実施形態と同様である。
尚、図5に示したように、各ダイオードD1、D2をN型トランジスタN9、N10で構成することができる。前記N型トランジスタN9は、ノードW1とノードW3との間に接続され、ゲートはノードW3に接続されている。他方のN型トランジスタN10は、ノードW2とノードW4との間に接続され、ゲートはノードW4に接続されている。
更に、図6に示したように、各ダイオードD1、D2をP型トランジスタP9、P10で構成することもできる。前記P型トランジスタP9は、ノードW1とノードW3との間に接続され、ゲートはノードW1に接続され、バックバイアスノードはノードW3に接続されている。他方のP型トランジスタP10は、ノードW2とノードW4との間に接続され、ゲートはノードW2に接続され、バックバイアスノードはノードW4に接続されている。
(第3の実施形態)
図7は本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
本実施の形態は、図1に示した第1の実施形態のレベルシフト回路の高電圧側のN型トランジスタN5、N6のゲートに、共通して、停止モード入力信号端子STOPを追加している。
前記停止モード入力端子STOPにH(1.5V)レベル(低電圧源VDDの電圧)の停止モード信号が入力されているときのレベルシフト回路の動作及び機能は前記第1の実施形態と同様である。停止モード入力端子STOPにL(0V)レベルの停止モード信号が入力されている際には、高電圧側のN型トランジスタN5、N6をOFFさせて、本レベルシフト回路を停止させ、高電圧源VDD3からグランドへ貫通電流が流れるのを防止する。
尚、前記第2の実施形態と同様に、保護回路Bとして、N型トランジスタN3、N4のゲートに低電圧源VDDを接続する代りに、図4、図5又は図6に示したダイオードを採用しても良い。
(第4の実施形態)
図8は第4の実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
同図は、図1の第1の実施形態のレベルシフト回路において、高電圧側のN型トランジスタN5、N6のゲートに、各々、信号入力用のN型トランジスタN1、N2のゲートに入力される相補の入力信号の一方及び他方を、各々、遅延回路15を介して入力した構成である。その他の構成は、前記第1の実施形態と同じである。
本実施の形態では、入力端子INの信号の電位がH(VDD)レベルのとき、高電圧側N型トランジスタN5のゲートには、所定の一定の遅延時間を経てL(0V)レベルが入力される。他方の高電圧側N型トランジスタN6のゲートには、所定の一定の遅延時間を経てH(VDD)レベルが入力される。N型トランジスタN1はOFF、N型トランジスタN2はON、N型トランジスタN4はON、N型トランジスタN6はON、P型トランジスタP1はON、P型トランジスタP2はOFF、N型トランジスタN5はOFF、N型トランジスタN3はONしている。第5のノードW5は高電圧源VDD3の電位(3.3V)、第6のノードW6は0Vである。その結果、出力端子OUTからはL(0V)レベルが出力されている。この際、第1のノードW1の電位は0Vとなるので、信号入力用のN型トランジスタN1の各端子間には、低電圧源VDDの電圧を越える電圧はかかることはない。
反対に、入力端子INの信号の電位がL(0V)レベルのとき、高電圧側N型トランジスタN5のゲートには、所定の一定の遅延時間を経てH(VDD)レベルが入力される。他方の高電圧側N型トランジスタN6のゲートには、所定の一定の遅延時間を経てL(0V)レベルが入力される。N型トランジスタN1はON、N型トランジスタN2はOFF、N型トランジスタN3はON、N型トランジスタN5はON、P型トランジスタP1はOFF、P型トランジスタP2はON、N型トランジスタN6はOFF、N型トランジスタN4はONしている。第5のノードW5は0V、第6のノードW6は高電圧源VDD3の電位(3.3V)である。その結果、出力端子OUTからはH(3.3V)レベルが出力されている。この際、第2のノードW2の電位は0Vとなるので、信号入力用のN型トランジスタN2の各端子間には、低電圧源VDDの電圧を越える電圧はかかることはない。その他の機能は前記第1の実施形態と同様である。
尚、第2の実施形態と同様に、保護回路Bとして、保護用のN型トランジスタN3、N4のゲートに低電圧源VDDを接続する代りに、ダイオードを採用しても良い。
(第5の実施形態)
図9は本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
同図は、図8に示した第4の実施形態のレベルシフト回路において、更に、保護用のN型トランジスタN3、N4のゲートにも、各々、遅延回路15の出力信号を入力した構成である。
本実施形態のレベルシフト回路において、入力端子INの信号の電位がH(VDD)レベルのとき、保護用のN型トランジスタN3及び高電圧側のN型トランジスタN5のゲートには、所定の一定の遅延時間を経てL(0V)レベルが入力される。他方の保護用のN型トランジスタN4及び高電圧側のN型トランジスタN6のゲートには、所定の一定の遅延時間を経てH(VDD)レベルが入力される。N型トランジスタN1はOFF、N型トランジスタN2はON、N型トランジスタN4はON、N型トランジスタN6はON、P型トランジスタP1はON、P型トランジスタP2はOFF、N型トランジスタN5はOFF、N型トランジスタN3はOFFしている。第5のノードW5は高電圧源VDD3の電位(3.3V)、第6のノードW6は0Vである。その結果、出力端子OUTからはL(0V)レベルが出力されている。この際、第1のノードW1の電位は0Vとなるので、信号入力用のN型トランジスタN1の各端子間には、低電圧源VDDの電圧を越える電圧はかかることはない。
一方、入力端子INの信号の電位がL(0V)レベルのとき、保護用のN型トランジスタN3及び高電圧側のN型トランジスタN5のゲートには、所定の一定の遅延時間を経てH(VDD)レベルが入力される。他方の保護用のN型トランジスタN4及び高電圧側のN型トランジスタN6のゲートには、所定の一定の遅延時間を経てL(0V)レベルが入力される。信号入力用のN型トランジスタN1はON、N型トランジスタN2はOFF、保護用のN型トランジスタN3はON、N型トランジスタN5はON、P型トランジスタP1はOFF、P型トランジスタP2はON、N型トランジスタN6はOFF、N型トランジスタN4はOFFしている。第5のノードW5は0V、第6のノードW6は高電圧VDD3の電位(3.3V)である。その結果、出力端子OUTからはH(3.3V)レベルが出力されている。この際、第2のノードW2の電位は0Vとなるので、信号入力用のN型トランジスタN2の各端子間には、低電圧源VDDを越える電圧はかかることはない。その他の機能は、前記第1の実施形態と同様である。
(第6の実施形態)
図10は本第6の実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
同図は、図1に示した第1の実施形態のレベルシフト回路において、高電圧側のN型トランジスタN5、N6のゲートに、各々、信号入力用のN型トランジスタN1、N2のゲートに入力される相補信号を入力している。その他の構成は前記第1の実施形態と同じである。
本実施の形態のレベルシフト回路の動作は、図8に示した第4の実施形態と比べて、高電圧側のN型トランジスタN5は、信号入力用のN型トランジスタN1がON又はOFFした後、所定の一定の遅延時間を経てON又はOFFするのではなく、信号入力用と高電圧用の両N型トランジスタN1、N5が同時にON又はOFFする。同様に、他方の高電圧側のN型トランジスタN6は、信号入力用のN型トランジスタN2がON又はOFFした後、所定の一定の遅延時間を経てON又はOFFするのではなく、信号入力用と高電圧用の両N型トランジスタN2、N6が同時にON又はOFFする。その他の回路の動作及び機能は前記第4の実施形態と同様である。
尚、前記第2の実施形態と同様に、保護回路Bとして、保護用のN型トランジスタN3、N4のゲートに低電圧源VDDを接続する代りに、ダイオードを採用しても良い。
(第7の実施形態)
図11は本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
同図は、前記図10の第6の実施形態のレベルシフト回路において、更に、保護用のN型トランジスタN3及びN4のゲートにも、各々、信号入力用のN型トランジスタN1及びN2のゲートの相補信号を入力している。
本レベルシフト回路の動作は、図9に示した第5の実施形態と比べて、保護用及び高電圧側の両N型トランジスタN3、N5は、信号入力用のN型トランジスタN1がON又はOFFした後、所定の一定の遅延時間を経てON又はOFFするのではなく、信号入力用、保護用及び高電圧側のN型トランジスタN1、N3及びN5が全て同時にON又はOFFする。同様に、保護用及び高電圧側の両N型トランジスタN4、N6は、信号入力用のN型トランジスタN2がON又はOFFした後、所定の一定の遅延時間を経てON又はOFFするのではなく、信号入力用、保護用及び高電圧側のN型トランジスタN2、N4及びN6が全て同時にON又はOFFする。その他の回路の動作及び機能は前記第5の実施形態と同様である。
(第8の実施形態)
図12は本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
本実施形態のレベルシフト回路は、図1に示した第1の実施形態のレベルシフト回路において、更に、ノードW3と低電圧源VDDの間、ノードW4と低電圧源VDDとの間に、第1及び第2のクランプ回路16を追加している。
図13は、前記クランプ回路16の一例を示す。同図(a)はダイオードD3によりダイオードを構成し、同図(b)は1個以上のトランジスタ(同図では2個のN型トランジスタN11、N12)により構成している。
高電圧側のN型トランジスタN5、N6は、温度や製造プロセスのばらつきに起因して、閾値電圧のばらつきが生じ、このばらつきにより、ノードW3、W4の電位が低電圧源VDDの電圧を越えて高くなる可能性があるが、本実施形態では、ノードW3、W4の電位が低電圧源VDDの電圧を越えて高くなると、これらノードW3、W4の電荷がクランプ回路16により低電圧源VDDに逃げるので、保護用のN型トランジスタN3、N4の各端子間に低電圧源VDDの電圧を越える電圧はかからない。その他の回路の動作及び機能は、前記第1の実施形態と同様である。
尚、本実施形態は、第1の実施形態のレベルシフト回路の構成にクランプ回路16を追加したが、第2〜第7の実施形態のレベルシフト回路に対してクランプ回路16を追加しても良いのは勿論である。
以上説明したように、本発明は、高電圧側のN型トランジスタのソース端子から電流が相補信号生成用のインバータの寄生ダイオードを経て低電圧源に流れ込むことを防止できると共に、高電圧側のN型トランジスタのソース端子の電圧がたとえ低電圧源の電圧を越える高い電圧となっても、相補信号をゲートに受ける相補信号入力用のN型トランジスタを保護回路で保護したので、低電圧源を低電圧化した場合にも、低消費電力化を図りつつ、動作を確保できるレベルシフト回路等として有用である。
本発明の第1の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 同実施形態のレベルシフト回路の第1の変形例を示す図である。 同実施形態のレベルシフト回路の第2の変形例を示す図である。 本発明の第2の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 同実施形態のレベルシフト回路に使用するダイオードをN型トランジスタで構成したレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。 同実施形態のレベルシフト回路に使用するダイオードをP型トランジスタで構成したレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第5の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第6の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第7の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第8の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 (a)は同実施形態のレベルシフト回路に使用するクランプ回路をダイオードにより構成した一例を示す図、(b)は同クランプ回路をトランジスタにより構成した一例を示す図である。 従来のレベルシフト回路の構成を示す図である。
符号の説明
IN 入力端子
OUT 出力端子
VDD 低電圧源
VDD3 高電圧源
D1〜D3 ダイオード
N1、N2 相補信号入力用のN型トランジスタ
N3、N4 保護用のN型トランジスタ
N5、N6 高電圧側のN型トランジスタ
P1〜P12 P型トランジスタ
INV1〜INV6 インバータ
NAND1、NAND2 NAND回路
NOR1、NOR2 NOR回路
W1〜W14 中間ノード
A 電源供給回路
B 保護回路
STOP 停止モード端子
15 遅延回路
16 クランプ回路

Claims (12)

  1. 低電圧源を電源とする相補の第1及び第2の入力信号が各々ゲートに入力され、一端が接地され、他端が第1及び第2のノードに各々接続された2個の信号入力用の低電圧側N型トランジスタと、
    一端が第3及び第4のノードに各々接続され、他端が第5及び第6のノードに各々接続され、ゲートに前記低電圧源又は前記低電圧源を電源とする前記相補の第1及び第2の入力信号が入力されていて、前記第1及び第2の入力信号が高電位レベルにあるときにON動作する2個の高電圧側N型トランジスタと、
    一端が高電圧源に接続され、他端が前記第5及び第6のノードに各々接続され、前記第5及び第6のノードの一方に前記高電圧源の電圧を供給すると同時に、他方に前記高電圧源の供給を遮断する電源供給回路と、
    前記第1のノードと第3のノードとの間及び前記第2のノードと第4のノードとの間に配置され、前記第1及び第2のノードの電圧を前記低電圧源の電圧以下に制限する保護回路とを備えた
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  2. 前記請求項1記載のレベルシフト回路において、
    前記保護回路は、
    一端が前記第1及び第2のノードに各々接続され、他端が前記第3及び第4のノードに各々接続された2個の保護用のN型トランジスタを有する
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  3. 前記請求項2記載のレベルシフト回路において、
    前記保護回路の2個の保護用のN型トランジスタは、そのゲートに、前記低電圧源の電圧が供給される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  4. 前記請求項2記載のレベルシフト回路において、
    前記保護回路の2個の保護用のN型トランジスタは、そのゲートに、前記相補の第1及び第2の入力信号が遅延回路を介して各々入力される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  5. 前記請求項2記載のレベルシフト回路において、
    前記保護回路の各保護用のN型トランジスタは、そのゲートに、前記相補の第1及び第2の入力信号が直接に各々入力される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  6. 前記請求項1記載のレベルシフト回路において、
    前記保護回路は、
    カソードが前記第1及び第2のノードに各々接続され、アノードが前記第3及び第4のノードに各々接続された2個の保護用ダイオードを有する
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  7. 前記請求項1記載のレベルシフト回路において、
    前記2個の高電圧側N型トランジスタは、各々、そのゲートに、前記低電圧源の電圧が供給される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  8. 前記請求項1記載のレベルシフト回路において、
    前記2個の高電圧側N型トランジスタは、各々、そのゲートに、レベルシフト回路を停止させる際に低電位レベルとなる停止モード信号が入力される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  9. 前記請求項1記載のレベルシフト回路において、
    前記2個の高電圧側N型トランジスタは、そのゲートに、前記相補の第1及び第2の入力信号が遅延回路を介して各々入力される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  10. 前記請求項1記載のレベルシフト回路において、
    前記2個の高電圧側N型トランジスタは、そのゲートに、前記相補の第1及び第2の入力信号が直接に各々入力される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  11. 前記請求項1〜10の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、
    前記第3及び第4のノードと前記低電圧源との間に各々配置され、前記第3及び第4のノードを各々前記低電圧源の電圧にクランプする第1及び第2のクランプ回路を備えた
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  12. 前記請求項1〜11の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、
    前記2個の高電圧側N型トランジスタは、各々、その閾値電圧が前記2個の信号入力用の低電圧側N型トランジスタの閾値電圧よりも低く設定される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
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