JP2007170244A - 車両用消音器 - Google Patents

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JP2007170244A JP2005367435A JP2005367435A JP2007170244A JP 2007170244 A JP2007170244 A JP 2007170244A JP 2005367435 A JP2005367435 A JP 2005367435A JP 2005367435 A JP2005367435 A JP 2005367435A JP 2007170244 A JP2007170244 A JP 2007170244A
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典久 山口
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Abstract

【課題】 溶接を用いることなく外管4、内管1、接続管2,3を同時に固定できると共に、これら三者のシール性を高くできる車両用消音器の提供。
【解決手段】 内管1の端部に径方向外側へ膨出する山形のビード部1a,1bを形成し、接続管2,3の端部に拡開するフレア部2a,3aを形成し、内管1のビード部1a,1bを接続管2,3のフレア部2a,3aの内側に差し込み接触させた状態とすると共に、これらビード部1a,1b及びフレア部2a,3aの外側に近接して外管4の端部を配置し、外管4の端部を絞りスピニング加工により縮径させて接続管2,3の外周に加締めて固定すると同時に、この縮径された傾斜部の一部をフレア部2a,3aの外周に沿わせて加締めて固定した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用消音器に関する。
従来、絞りスピニング加工により縮径された外管の端部を内管に溶接固定するようにした車両用消音器の技術が公知になっている(特許文献1参照)。
特開平10−280953号公報
しかしながら、近年、外管及び内管を含む排気管は主に軽量化を目的として薄肉化が進められており、外管の端部を内管に溶接しようとすると溶断してしまうという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、溶接を用いることなく外管、内管、接続管を同時に固定できると共に、これら三者のシール性を高くできる車両用消音器を提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、内管の両端部に径方向外側へ膨出する山形のビード部を形成し、内管の両端部にそれぞれ接続される接続管の端部に拡開するフレア部を形成し、前記内管のビード部をそれぞれ対応する接続管のフレア部の内側に差し込み接触させた状態とすると共に、これらビード部及びフレア部の外側に近接して外管のそれぞれ対応する端部を配置し、前記外管の両端部を絞りスピニング加工により縮径させると同時に、該縮径した傾斜部の一部をそれぞれ対応するフレア部の外周に加締めて固定したことを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明にあっては、内管の両端部に径方向外側へ膨出する山形のビード部を形成し、内管の両端部にそれぞれ接続される接続管の端部に拡開するフレア部を形成し、前記内管のビード部をそれぞれ対応する接続管のフレア部の内側に差し込み接触させた状態とすると共に、これらビード部及びフレア部の外側に近接して外管のそれぞれ対応する端部を配置し、前記外管の両端部を絞りスピニング加工により縮径させると同時に、該縮径した傾斜部の一部をそれぞれ対応するフレア部の外周に加締めて固定したため、溶接を用いることなく絞りスピニング加工時に内管、接続管、外管を同時に固定できる。
また、外管の端部でフレア部及びビード部1a,1bを径方向内側及び軸方向内側に圧着でき、内管、接続管、外管のシール性を高くできる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は本発明の実施例1の車両用消音器の半断面図、図2は本実施例1の要部拡大図、図3〜5は本実施例1の車両消音器の製造を説明する図、図6は本実施例1の車両消音器が適用される排気系を説明する図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1に示すように、本実施例1の車両用消音器Aは、内管1と、接続管2,3と、外管4が備えられ、これらは全て金属製で1mm前後の肉厚を有して略円筒状に形成されている。
内管1の両端部には径方向外側へ膨出する山形のビード部1a,1bが形成されている。
また、内管1の中途部には円形の小孔で構成された複数のパンチング孔1cが形成されている。なお、パンチング孔1cの形状、形成数、形成位置については適宜設定できる。
接続管2,3の端部には拡開するフレア部2a,3aがそれぞれ形成されている。
そして、内管1のビード部1a,1bがそれぞれ対応する接続管2,3のフレア部2a,3aの内側に差し込み接触された状態で、各フレア部2a,3aの外周に外管4のそれぞれ対応する端部が当接した状態で固定されることにより、内管1と外管4との間に部屋R1が形成されている。
具体的には、図2に示すように、内管1はその両端部において、平坦部5からビード部1a(1b)の山形の一方側の傾斜部6に亘ってその外周にそれぞれ対応する接続管2(3)の平坦部7の一部とフレア部2a(3a)の内周が密着した状態となっており、さらに、各フレア部2a(3a)から接続管2(3)の平坦部7の一部に亘ってその外周にそれぞれ対応する外管4の傾斜部8の一部から外管4の平坦部9の内周が密着した状態で固定されている。
なお、フレア部2a,3a及びビード部1a,1bの突出長さ等については適宜設定できる。また、内管1、外管4、接続管2,3の肉厚については適宜設定できる。
次に、作用を説明する。
このように構成された車両用消音器Aを製造する際には、先ず、内管1の両端部にビード部1a,1bを形成すると共に、両接続管2,3の端部にフレア部2a,3aを形成する。
次に、図3、4に示すように、上下一対の治具X1,X2で外周を固定された成形前の外管4の内側に内管1を配置した後、その両側から接続管2,3を挿入して内管1のビード部1a,1bをそれぞれ対応する接続管2,3のフレア部2a,3aの内側に差し込み接触させた状態とする。なお、内管1は図外の治具により保持されている。
この際、ビード部1a,1b及びフレア部2a,3aの外側に近接して成形前の外管4の端部が配置された状態となる。
次に、図5に示すように、成形前の外管4の両端部において、矢印A1方向に回転する一対の円盤状の回転ローラ11a,11bを該外管4の外周に押圧させながら回動させると共に、矢印A2方向の往復動から徐々に製造すべき外管4の外形線に合わせた移動軌跡に移行して絞りスピニング加工することにより、外管4を成形して所望の車両用消音器Aを得る(図1参照)。
この際、外管4の両端部の平坦部9をそれぞれ対応する接続管2,3の外周に加締めて固定すると同時に、該縮径した傾斜部8の一部をフレア部2a,3aの外周に沿わせて加締めて固定することによって、外管4の両端部でフレア部2a,3a及びビード部1a,1bを径方向内側及び軸方向内側に圧着でき、内管1、接続管2,3、外管4のシール性を高くできる。
また、ビード部1a,1bの山形の形状から上述した絞りスピニング加工における縮径方向の応力に対する反力が得られ、これによってビード部1a,1bは座屈することなく、フレア部2a,3aの内側により密着するように作用する。
また、本実施例1では、外管4の両端部の平坦部9をそれぞれ対応する接続管2,3の外周に加締めて固定したため、外管4と接続管2,3とのシール性能をさらに向上させることができる。
従って、外管4の絞りスピニング加工時に内管1、接続管2,3、外管4を同時に固定でき、これらの固定作業に掛かる設備及び時間を大幅に削減できる。
また、従来の発明に比べて溶接を用いないため、内管1、接続管2,3、外管4を薄肉化(例えば肉厚を1mm以下)しても安定した固定が可能であり、製品の信頼性を向上できる。
このように製造された車両用消音器Aは、図6に示すように、エンジン15のシリンダヘッドに接続されるエキゾーストマニホールド16と、触媒コンバータ17と、サブマフラ18と、メインマフラ19から構成される排気系のうち、サブマフラ18として採用され、この際、図1に示すように、接続管2,3から内管1に排気ガス(破線矢印にて図示)が流通して接続管2,3へ排出される間に、排気ガスの一部(音のエネルギー)がパンチング孔1cを介して部屋R1に導入され、所定の共鳴周波数を発生させて排気騒音を低減できる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例1の車両用消音器Aにあっては、内管1の両端部に径方向外側へ膨出する山形のビード部1a,1bを形成し、内管1の両端部にそれぞれ接続される接続管2,3の端部に拡開するフレア部2a,3aを形成し、内管1のビード部1a,1bをそれぞれ対応する接続管2,3のフレア部2a,3aの内側に差し込み接触させた状態とすると共に、これらビード部及びフレア部2a,3aの外側に近接して外管4のそれぞれ対応する端部を配置し、外管4の両端部を絞りスピニング加工により縮径させると同時に、該縮径した傾斜部8の一部をそれぞれ対応するフレア部2a,3aの外周に加締めて固定したため、溶接を用いることなく外管4の絞りスピニング加工時に内管1、接続管2,3、外管4を同時に固定できる。
また、外管4の両端部でフレア部2a,3a及びビード部1a,1bを径方向内側及び軸方向内側に圧着でき、内管1、接続管2,3、外管4のシール性を高くできる。
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、外管4の内部の構造については適宜設定でき、図7に示すように、外管4内部の部屋R1に吸音材20を介装して吸音室として機能させても良い。
また、図8に示すように、外管4内部をバッフルプレート21で仕切ることにより吸音材20を介装した吸音室R2や共鳴室R3を形成しても良い。
さらに、本発明の車両消音器はサブマフラに限らず、排気系のメインマフラ等にも適用可能である。
本発明の実施例1の車両用消音器の半断面図である。 本実施例1の要部拡大図である。 本実施例1の車両消音器の製造を説明する図である。 本実施例1の車両消音器の製造を説明する図である。 本実施例1の車両消音器の製造を説明する図である。 本実施例1の車両消音器が適用される排気系を説明する図である。 その他の実施例の車両用消音器の半断面図である。 その他の実施例の車両用消音器の半断面図である。
符号の説明
R1 部屋
X1、X2 治具
1 内管
1a、1b ビード部
2、3 接続管
2a、3a フレア部
4 外管
5 (ビード部の)平坦部
6 (ビード部の)傾斜部
7 (接続管の)平坦部
8 (外管の)傾斜部
9 (外管の)平坦部
11a、11b 回転ローラ
15 エンジン
16 エキゾーストマニホールド
17 触媒コンバータ
18 サブマフラ
19 メインマフラ

Claims (1)

  1. 内管の両端部に径方向外側へ膨出する山形のビード部を形成し、
    内管の両端部にそれぞれ接続される接続管の端部に拡開するフレア部を形成し、
    前記内管のビード部をそれぞれ対応する接続管のフレア部の内側に差し込み接触させた状態とすると共に、これらビード部及びフレア部の外側に近接して外管のそれぞれ対応する端部を配置し、
    前記外管の両端部を絞りスピニング加工により縮径させると同時に、該縮径した傾斜部の一部をそれぞれ対応するフレア部の外周に加締めて固定したことを特徴とする車両用消音器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101743148B1 (ko) 2014-01-07 2017-06-02 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
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