JP2005220897A - 消音器と消音器の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】消音器内に空間部に吸音材を容易に挿入可能な消音器と、消音器の製造方法を提供する。
【解決手段】消音器1は、排気管と接続するための接続部2a,2bを両端に備えた外殻2の内部に、接続部同士を連通するように多数の小孔7を備えた内管3を設けるとともに、前記外殻2と前記内管3との間に形成された空間部6に吸音材9を収容して形成されている。内管3は、主体部4の一端に容易に変形および復元可能な弾性材からなる筒状の可変部5を外嵌して構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】消音器1は、排気管と接続するための接続部2a,2bを両端に備えた外殻2の内部に、接続部同士を連通するように多数の小孔7を備えた内管3を設けるとともに、前記外殻2と前記内管3との間に形成された空間部6に吸音材9を収容して形成されている。内管3は、主体部4の一端に容易に変形および復元可能な弾性材からなる筒状の可変部5を外嵌して構成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は消音器と消音器の製造方法に関する。
内燃機関や燃料電池を搭載した自動車などの排気系には、排気騒音を低減する目的で消音器が配設されている。消音器の一例として、両端に排気管と接続するための接続部を備えた外殻に、接続部同士を連通するように多数の小孔を備えた内管を挿通し、外殻と内管との間に形成された空間部にグラスウールなどの繊維状の吸音材を収容した消音器が知られている。
このような消音器は、外殻の一端に形成された接続部に内管を挿通した後、外殻と内管の間に形成された空間部に吸音材を挿入し、次いで、内管を内嵌するように外殻の他端を縮径加工して接続部を形成して製造される。(例えば、特許文献1参照)
また、アウターパイプの一端に端板を固着した後、端板に形成された挿通孔に予め吸音材を外装した内管を挿通し、次いで、挿通孔が形成された端板をアウターパイプの他端に固着して製造される(例えば、特許文献2参照)
しかし、吸音材を消音器内に収容した後に外殻に加工を施す上述した消音器の製造方法では、加工が比較的容易な外殻の材質や形状、加工方法に限定されるといった問題がある。
特開2001−280128号公報 特開2000−356119号公報
本発明は、消音器内に吸音材を容易に挿入可能な消音器と、消音器の製造方法を提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、排気管と接続するための接続部を両端に備えた外殻の内部に、前記接続部同士を連通するように多数の小孔を備えた内管を設けるとともに、前記外殻と前記内管との間に形成された空間部に吸音材を収容した消音器において、前記内管の端部は弾性材からなる可変部で形成されていることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、排気管と接続するための接続部を両端に備えた外殻を形成した後、端部が弾性材からなる可変部で形成された内管を前記外殻の接続部同士を連通するように設け前記外殻と前記内管との間に空間部を形成し、次いで、前記可変部を弾性変形させるとともに前記空間部に吸音材を挿入し、次いで、前記可変部を復元させることを特徴とするものである。
本発明によれば、可変部を弾性変形させることにより、容易に空間部へ吸音材を挿入することができる。また、吸音材を空間部に挿入した後には、可変部の形状が復元するため、空間部から吸音材が排出されることを抑制することができる。したがって、吸音材を空間部に挿入した後に外殻への加工が不要となるため、外殻の材質や形状、加工方法を任意に選択することができる。
本発明を実施するための最良の形態を図1乃至図4に示す実施例に基づいて説明する。
図1(a)は本発明の第1実施例の消音器1の軸方向断面図である。図1(b)は(a)におけるA−A線断面図である。図1(c)は(a)におけるB−B線断面図である。図2は本発明の消音器1の製造工程を示す図である。
まず、図2(a)に示すように、ポリエチレンなどの樹脂材料をブロー成形することにより、両端に小径な円筒状の接続部2a、2bが形成された外殻2を用意する。外殻2は大径な略円筒状で、搭載状態で下側になる一部2cが後に説明する内管3に近接するように形成されている。このように、外殻2の下側の一部を内管3に近接させることにより、排気ガス中に含まれる水を消音器1外に容易に排出することができる。
内管3は、外殻2と同様な樹脂材料を円筒状に形成した主体部4の一端4aに、容易に変形および復元可能な弾性材からなる円筒状の可変部5を外嵌して形成されている。次いで、図2(b)に示すように、外殻2の接続部2a、2b同士を接続するように外殻2内に内管3を挿通して、外殻2と内管3の間に空間部6を形成する。なお、主体部4の他端4bは、外殻2の他端の接続部2bに密着嵌合されている。また、可変部4は発泡エチレンプロピレンゴムなどのゴム製で、外殻2の一端の接続部2aから空間部6にかけて位置するように配置されている。
また、主体部4には多数の小孔7が空間部6に面する図の略上半分に設けられて、騒音が空間部6と連通可能に形成されている。さらに、主体部4の下面側には、外殻2と内管3との干渉を防止する緩衝材8が接合されている。
次いで、図2(c)に示すように、挿入治具Xを用いて変形部5を弾性変形させることにより形成された通路から、矢印Cで示すように空間部6に吸音材9を挿入する。挿入方法は、例えばノズル(図示しない)から吸音材9を噴出するなど任意の方法を採用できる。
次いで、挿入治具9を取り外すことにより、可変部5は図2(b)に示した形状に復元し、吸音材9が空間部6から排出されることを抑制する。
消音器1には図1に示すように、円筒状の金属製のライナー11が、外殻2の一端の接続部2aに内嵌されるとともに主体部4内に摺動可能に挿入されて、外殻2と内管3の熱膨張差を吸収可能に設けられている。また、ライナー11には段差部11aが設けられて、可変部5の一端の端縁部を押圧して空間部6を密閉している。
このようにライナー11を設けることにより、可変部5が内側(排気流路側)に変形することを抑制する上に、吸音材9が排出されることを抑制する。また、図示しない上流側の排気管と接合する際に、外殻2の一端の接続部2aが変形することを抑制する。
一方、外殻2の他端の接続部2bにはカラー12が設けられて、図示しない下流側の排気管と接合する際に、外殼2の他端の接続部2bが変形することを抑制する。
図3(a)は本発明の第2実施例の消音器21の軸方向断面図である。図3(b)は(a)におけるD−D線断面図である。
本第2実施例における消音器21おいては、内管23は、円筒状の主体部24の一端24aの一部に切欠部24bを設けるとともに、弾性材からなる可変部25を切欠部24bを覆うように固着して形成されている。
本第2実施例における消音器21おいては、内管23は、円筒状の主体部24の一端24aの一部に切欠部24bを設けるとともに、弾性材からなる可変部25を切欠部24bを覆うように固着して形成されている。
その他の構成は前記第1実施例の消音器1と同様であるため、前記と同一部分には前記と同一の符号を付してその説明を省略する。なお、本第2実施例においても、前記第1実施例と同様に、ライナー11およびカラー12を設けてもよい。
図4は本発明の第3実施例の消音器31の軸方向断面図である。図3(b)は(a)におけるD−D線断面図である。
本第3実施例における消音器31においては、内管33は、円筒状の主体部34の一端34aに、主体部34の周方向で空間部側略3/4の範囲に渡って、弾性材からなる可変部35が固着して形成されている。
本第3実施例における消音器31においては、内管33は、円筒状の主体部34の一端34aに、主体部34の周方向で空間部側略3/4の範囲に渡って、弾性材からなる可変部35が固着して形成されている。
その他の構成は前記第1実施例の消音器1と同様であるため、前記と同一部分には前記と同一の符号を付してその説明を省略する。なお、本第3実施例においても、前記第1実施例と同様に、ライナー11およびカラー12を設けてもよい。
上記実施例においては、外殻を樹脂材料を用いてブロー成形により形成したが、金属、セラミック、ガラスなど任意の材料を用いて、任意の形状に、任意の方法で形成すればよい。また、内管の主体部についても同様である。
可変部は、ゴムやチタンニッケル合金など容易に弾性変形可能な周知の材料から選択することができる。また、金属や樹脂の細線をメリヤス編みして容易に弾性変形可能にしたものでもよい。
吸音材は、金属、セラミック、ガラスなどの繊維状、粒状の任意の吸音材を選択することができる。
1,21,31 消音器
2 外殻
3,23,33 内管
4,24,34 主体部
5,25,35 可変部
6 空間部
7 小孔
9 吸音材
2 外殻
3,23,33 内管
4,24,34 主体部
5,25,35 可変部
6 空間部
7 小孔
9 吸音材
Claims (2)
- 排気管と接続するための接続部を両端に備えた外殻の内部に、前記接続部同士を連通するように多数の小孔を備えた内管を設けるとともに、前記外殻と前記内管との間に形成された空間部に吸音材を収容した消音器において、前記内管の端部は弾性材からなる可変部で形成されていることを特徴とする消音器。
- 排気管と接続するための接続部を両端に備えた外殻を形成した後、端部が弾性材からなる可変部で形成された内管を前記外殻の接続部同士を連通するように設け前記外殻と前記内管との間に空間部を形成し、次いで、前記可変部を弾性変形させるとともに前記空間部に吸音材を挿入し、次いで、前記可変部を復元させることを特徴とする消音器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004064738A JP2005220897A (ja) | 2004-02-06 | 2004-02-06 | 消音器と消音器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004064738A JP2005220897A (ja) | 2004-02-06 | 2004-02-06 | 消音器と消音器の製造方法 |
Publications (1)
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---|---|
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ID=34996723
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005220897A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011074914A (ja) * | 2009-09-03 | 2011-04-14 | Kobe Steel Ltd | 消音構造 |
JP2015206314A (ja) * | 2014-04-22 | 2015-11-19 | 小島プレス工業株式会社 | 燃料電池車の排気音の消音構造 |
JP2018044447A (ja) * | 2016-09-12 | 2018-03-22 | マツダ株式会社 | エンジンの排気消音装置 |
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2004
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