JP2007139965A - 駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】SMAアクチュエータに関する応答性を適切に向上できる駆動装置を提供する。
【解決手段】手振れ補正システム10Aでは、形状記憶合金(SMA)のワイヤとして構成される駆動部材14aが撮像ユニット(可動部)9Aの突起91に引っ掛けられている。そして、弾性変形部13aの回転中心から突起(力点)91までの距離Laよりも、弾性変形部13aの回転中心から撮像ユニット9Aの重心(作用点)Gvまでの距離Lbの方が大きくなっている。このままでは、撮像ユニット9Aの等価質量(見かけの質量)が(Lb/La)倍となって応答性の低下を招来するため、断面に関する長手方向の幅を短手方向の幅で除算した値が1.3以上となる楕円形断面の駆動部材14aを採用することとする。これにより、駆動部材14aの放熱性が高まるため、SMAアクチュエータに関する応答性を適切に向上できることとなる。
【選択図】図15

Description

本発明は、可動部に接続するアクチュエータを用いて可動部の駆動を行う駆動装置に関する。
形状記憶合金(以下では「SMA」とも称する)は、マルテンサイト変態開始温度以下の温度で外力を受けて塑性変形しても、逆変態終了温度以上の温度に加熱されると記憶された形状(記憶形状)に復元するという特性を有している。このような特性を持つSMAをアクチュエータとして利用する駆動装置が知られている。
SMAを利用したアクチュエータ(以下では「SMAアクチュエータ」ともいう)によって手振れ補正を行う場合、少なくとも10Hz程度の手振れを打ち消す駆動性能が要求される。
そこで、応答性の低いSMAアクチュエータの駆動性能を向上させるための技術が例えば特許文献1で提案されている。この技術では、サーボ制御系において2回以上の微分動作を行い位相遅れを改善することでSMAアクチュエータの応答性を高めている。
特開2003−125590号公報
しかしながら、上記の特許文献1の技術では、2回以上の微分動作を行うため、位置等の計測信号に含まれるノイズも増幅されてしまい、この対策に特殊なフィルタ等が必要となる。また、上記微分制御のチューニングが難しく、環境温度等の変化に応じた補正が必要となる等の問題もある。このように制御系(ソフト面)の改良だけによってSMAアクチュエータの応答性向上を図る場合には、副作用として様々な問題が生じてしまい、結果的に応答性の改善を適切に図れないこととなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、SMAアクチュエータに関する応答性を適切に向上できる駆動装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、可動部に接続するアクチュエータを用いて前記可動部の駆動が可能な駆動装置であって、前記アクチュエータは、前記可動部に対して互いにプッシュ・プルの関係で接続する伸縮可能な第1伸縮部と第2伸縮部とを有しており、前記第1伸縮部は、形状記憶合金のワイヤとして形成されるとともに、ワイヤ断面に関する長手方向の幅を短手方向の幅で除算した値が1.3以上である。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る駆動装置において、前記第2伸縮部は、形状記憶合金のワイヤとして形成されるとともに、ワイヤ断面に関する長手方向の幅を短手方向の幅で除算した値が1.3以上である。
また、請求項3の発明は、可動部に接続するアクチュエータを用いて前記可動部の駆動が可能な駆動装置であって、前記アクチュエータは、前記可動部に対して互いにプッシュ・プルの関係で接続する伸縮可能な第1伸縮部と第2伸縮部とを有しており、前記第1伸縮部は、同一の張架ルートに沿って互いに隣接して張架される複数の形状記憶合金のワイヤとして構成されている。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明に係る駆動装置において、前記第2伸縮部は、同一の張架ルートに沿って互いに隣接して張架される複数の形状記憶合金のワイヤとして構成されている。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明に係る駆動装置において、前記可動部の駆動に関する計測値を取得する計測手段と、前記可動部の駆動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記可動部の駆動に関する駆動目標値と前記計測値とに係る偏差に基づき前記形状記憶合金のワイヤに通電を行うことにより、前記可動部の駆動を制御する手段を有する。
また、請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかの発明に係る駆動装置において、前記形状記憶合金のワイヤの少なくとも1つは、80μm2以上5030μm2以下の断面積を有して形成される。
請求項1、請求項2、請求項5および請求項6の発明によれば、アクチュエータは、可動部に対して互いにプッシュ・プルの関係で接続する伸縮可能な第1伸縮部と第2伸縮部とを有しており、第1伸縮部は、形状記憶合金のワイヤとして形成されるとともに、ワイヤ断面に関する長手方向の幅を短手方向の幅で除算した値が1.3以上である。その結果、SMAの放熱性が高まるため、SMAアクチュエータに関する応答性を適切に向上できる。
また、請求項3ないし請求項6の発明においては、アクチュエータは、可動部に対して互いにプッシュ・プルの関係で接続する伸縮可能な第1伸縮部と第2伸縮部とを有しており、第1伸縮部は、同一の張架ルートに沿って互いに隣接して張架される複数の形状記憶合金のワイヤとして構成されている。その結果、SMAによる駆動力が増すため、SMAアクチュエータに関する応答性を適切に向上できる。
また、請求項5の発明においては、可動部の駆動に関する駆動目標値と計測値とに係る偏差に基づき形状記憶合金のワイヤに通電を行うことにより可動部の駆動を制御するため、可動部に関するサーボ駆動を適切に行える。
また、請求項6の発明においては、形状記憶合金のワイヤの少なくとも1つが80μm2以上5030μm2以下の断面積を有して形成されるため、SMAアクチュエータに関する取付け性等を適切に向上できる。
<携帯電話の要部構成>
図1は、補正システム10が組み込まれた携帯電話1を示す側面図である。この携帯電話1は、通信機能を有するとともに撮像機能をも有しており、通信装置としてだけでなく撮像装置としても機能する。
図1に示されるように、携帯電話1は、後述の補正システム10Aより簡易な構成を有する手振れ補正システム10を備えるとともに、LCD等で構成される表示部71と各種のキーで構成される入力部72とを本体表面に備えている。また、図1の破断部分においては、携帯電話1の内部の様子が示されている。この破断部分等に示されるように、携帯電話1は、駆動装置として働く手振れ補正システム10を内蔵している。
図2は、手振れ補正システム10に含まれる要素をより詳細に示す図である。図2に示すように、手振れ補正システム10は、略円筒形状の撮像ユニット9と、撮像ユニット9の外径よりも大きな内径を有する略円筒形状の本体側部材(筐体側部材とも称する)12とを備えている。
撮像ユニット9は、撮影レンズ3と絞り4と撮像素子5とフォーカスアクチュエータ6と絞りアクチュエータ7と位置センサ80とを備えている。これらの撮影レンズ3と絞り4と撮像素子5とフォーカスアクチュエータ6と絞りアクチュエータ7と位置センサ80とは、いずれも撮像ユニット9に固定されて設けられている。撮影レンズ3は、1枚又は複数のレンズによって構成される。撮影レンズ3を通った被写体の光像(被写体像)は、撮像素子5に結像される。撮像素子5は、カラーフィルタがそれぞれ付された微細な画素群を有しており、例えばRGBの色成分を有する画像信号に光電変換する。撮像素子5としては、例えばCCDあるいはCMOSなどが用いられる。また、フォーカスアクチュエータ6は、撮影レンズ3のフォーカスレンズを移動させることによって被写体を合焦状態にすることが可能であり、絞りアクチュエータ7は、絞り4の羽根を駆動することによって、絞り4の絞り具合を調整することが可能である。また、位置センサ80は、撮像ユニット9に固定され、撮像ユニット9の位置情報(駆動に関する計測値)を取得する。
本体側部材12は、一端面が開放された略円筒形状を有する部材12a、および部材12aにおける開放面を塞ぐように設けられたカバーガラス12bなどで構成されている。この本体側部材12は、携帯電話1の装置本体側に固定される部材であり、詳細には、部材12aが携帯電話の本体に固定されている。また、透光性を有するカバーガラス12bは、外部から撮像ユニット9への異物の進入を防ぐ役割を有するとともに、被写体からの光像を透過させ撮影レンズ3を介して撮像素子5へと導く役割とを有している。
また、手振れ補正システム10は、上記の部材12aの外壁に固定される揺れ検知センサ8を備えている。この揺れ検知センサ8は、携帯電話1の揺れを検知する。
また、手振れ補正システム10は、略円柱形状を有する弾性支持部材11aをさらに備えている。弾性支持部材11aは、撮像ユニット9と本体側部材12との間に設けられる。弾性支持部材11aの一方の端面は撮像ユニット9に固定されるとともに、他方の端面は本体側部材12に固定される。このように、撮像ユニット9は、基本的には、弾性支持部材11aによって本体側部材12に固定されている。
ただし、撮像ユニット9は、弾性を有する弾性支持部材11aによって支持されているため、後述する駆動部16による駆動力が付与された場合には、撮像ユニット9は、弾性支持部材11aを支点に2次元的な回転運動、具体的にはX軸周りの回転方向(ピッチ方向)に移動すること、およびY軸周りの回転方向(ヨー方向)に移動することが可能である。すなわち、弾性支持部材11aによる保持力よりも大きな力が駆動力として加えられることによって、撮像ユニット9は本体側部材12に対して所定の回転軸(X軸に平行な軸およびY軸に平行な軸)を中心に揺動することが可能である。
したがって、後述するように、携帯電話1の本体が手振れ等によって揺れた場合でも、揺れ検知センサ8により検出された揺れを打ち消す向きに(言い換えれば、検出された揺れと逆向きに)撮像ユニット9を移動させることによって、手振れを補正することが可能になる。
このように、撮像ユニット9は、駆動部16(後述)によって駆動されていないときには本体側部材12に対して固定されている一方で、駆動部16による駆動力が付与されたときには本体側部材12に対して相対移動することが可能となっている。すなわち、撮像ユニット9は、適度の強度で支持(保持)されている。
なお、図1および図2においては、XYZ直交座標系を設定している。X軸は水平方向を示し、Y軸は鉛直方向を示し、Z軸はX軸およびY軸の双方に直交する方向を示している。以下、適宜、このXYZ座標系を参照しつつ説明を行う。
<手振れ補正システム10の駆動系の詳細>
図2に示すように、手振れ補正システム10は、撮像ユニット9を駆動するための駆動部16を有している。詳細には、X軸周りの回転方向(ピッチ方向)に撮像ユニット9を駆動するためのP駆動アクチュエータ16Pと、Y軸周りの回転方向(ヨー方向)に撮像ユニット9を駆動するためのY駆動アクチュエータ16Y(図6参照)とを有している。言い換えれば、P駆動アクチュエータ16Pは撮像ユニット9をピッチ方向に回転駆動させることが可能であり、Y駆動アクチュエータ16Yは撮像ユニット9をヨー方向に回転駆動させることが可能である。P・Y駆動アクチュエータ16P,16Yを用いて、ピッチ方向およびヨー方向に回転駆動することによって、撮像ユニット9の揺れを補正すること、すなわち手振れを補正することが可能になる。これにより、手振れとして例えば1〜10Hz程度の正弦波の揺れを補正できることとなる。
P駆動アクチュエータ16Pは、一対の駆動部材15(15a、15b)を有している。これらの駆動部材15a、15bは、円形断面を有する形状記憶合金(SMA)のワイヤとして形成されており、例えば図3に示すSMAの通電電流−変位の特性を有している。すなわち、駆動部材15のSMAは、通電電流が電流値I1になるとオーステナイト変態開始温度に加熱されるため収縮方向への変形が始まるとともに、変態終了温度に加熱される電流値I2に達すると記憶形状に復元して変形が完了する。ここで、変態終了温度を高くして良好な放熱応答性(後述)を確保するためには、SMAにチタン(Ti)、ニッケル(Ni)および銅(Cu)を含有するSMAをさせると良い。
P駆動アクチュエータ16Pにおける各駆動部材15a、15bの一端は、撮像ユニット9の外周面上部に固定され、他端は本体側部材12の上側内面に固定されている。そして、各駆動部材15a、15bは、後述するように、電流印加による発熱量に応じて伸縮し、撮像ユニット9をピッチ方向に駆動する。
このように、ピッチ方向における撮像ユニット9の両端側には、本体側部材12および撮像ユニット9の双方に対して固定された駆動部材15a、15bが設けられている。すなわち、撮像ユニット(可動部)9に対してプッシュ・プル配置で接続する一対の駆動部材(以下では「SMAアクチュエータ」ともいう)15a、15bによって撮像ユニット9の駆動が可能となっている。
Y駆動アクチュエータ16Yも、P駆動アクチュエータ16Pと同様の構成を有している。図2には示していないが、撮像ユニット9をヨー方向に駆動することを可能にするため、Y駆動アクチュエータ16Yは、一対の駆動部材15c、15d(不図示)とを有している。これらの駆動部材15c、15dについては、上記の駆動部材15a、15bと同様の構成を有している。
詳細には、駆動部材15cの一端は撮像ユニット9の外周面左側(紙面手前側)に固定され、他端は本体側部材12の左側内面に固定されている。また、駆動部材15dの一端は撮像ユニット9の外周面右側(紙面奥側)に固定され、他端は本体側部材12の右側内面に固定されている。これらの駆動部材15c、15dは、後述するように、電流印加による発熱量に応じて伸縮し、撮像ユニット9をヨー方向に駆動する。
以下では、P駆動アクチュエータ16Pについての駆動原理について説明する。なお、説明の重複を避けるために省略するが、もう1つのY駆動アクチュエータ16Yについても同様である。
図4は、SMAに対する印加電流と撮像ユニット9の変位との関係を示す図である。なお、以下の説明では、図5も適宜参照する。
一方の駆動部材15bのSMA(以下では「SMAb」とも称する)に比較的大きな電流(例えば印加電流の上限値)を印加し他方の駆動部材15aのSMA(以下では「SMAa」とも称する)に電流を印加しないようにする場合を想定する。この場合には、駆動部材15bは加熱されて縮み、駆動部材15aは比較的低い温度となり伸びやすい状態となる。したがって、駆動部材15bの収縮力によって駆動部材15aが伸ばされた状態となる(図5(a))。
この状態から、今度は、駆動部材15bのSMAに対する印加電流を減少させて、駆動部材15aのSMAに対する印加電流を増加させていく。すると、駆動部材15bが比較的伸びやすい状態になった上で駆動部材15aの収縮力が増加していくため、撮像ユニット9が本体側部材12に対して所定の回転軸(例えばX軸に平行な軸RX)を中心に反時計回りに徐々に回転する。そして、SMAa、SMAbの力量が均等(電流がほぼ同一)となった時点で両駆動部材15a、15bの長さが同一となり、図5(b)に示すように、撮像ユニット9は、撮影レンズ3の光軸AXがZ軸に平行となるような、撮像ユニット9の駆動についての基準位置(センター位置)に移動する。そして、駆動部材15aのSMAに対する印加電流をさらに増加させるとともに駆動部材15bのSMAの印加電流を減少させると、駆動部材15aがさらに縮み駆動部材15bがさらに伸びるため、図5(c)に示すように、撮像ユニット9の入射面側が今度は右上に傾くことになる。
逆に、図5(c)の状態から、駆動部材15aのSMAに対する印加電流を徐々に減少させながら、駆動部材15bのSMAに対する印加電流を徐々に増加させていくと、撮像ユニット9が本体側部材12に対して時計回りに徐々に回転し、図5(b)の状態を経て、図5(a)の状態へと移行する。
したがって、伸縮可能なSMAで形成された一対の駆動部材15a、15bに対する印加電流の大きさを制御することによって、撮像ユニット9をピッチ方向の正方向および負方向のいずれにも駆動することができる。
このような駆動系を用いた場合であっても、上記と同様に、撮像ユニット9に設けた揺れ検知センサ8によって検出された揺れを打ち消す向きに撮像ユニット9を駆動して本体側部材12に対して移動させることによって、撮像ユニット(撮像手段)9に係る手振れを補正することが可能になる。
また、手振れ補正用の駆動可能範囲を大きくするため、撮影時においては所定の電流を印加し、撮像ユニット9がセンター位置(図5(b)参照)に存在する状態となるようにしておくことが好ましい。
なお、図4に示すように、一対のSMAによる撮像ユニット9の変位動作においてヒステリシスが存在する場合には、制御系において、このようなヒステリシスを補償するような入力電圧等を定めればよい。
図6は、携帯電話1における撮像処理と手振れ補正とに関する制御系の概要を示す図である。図6に示すように、弾性支持部11aで支持されている撮像ユニット9に設けられた揺れ検知センサ8は、撮像ユニット9の揺れを検出する。具体的には、揺れ検知センサ8は、ピッチ方向における撮像ユニット9の角速度(詳細には、慣性角速度(対地角速度))を検出するジャイロセンサ(P振れ検出ジャイロ)8aと、ヨー方向における撮像ユニット9の角速度を検出するジャイロセンサ(Y振れ検出ジャイロ)8bとを有している。
揺れ検知センサ8の各ジャイロ8a、8bからの出力信号は、制御部40aに入力され、振れ検出回路30dにおいて増幅されフィルタリング処理が施された上で、撮像ユニット9の「揺れ」を示す信号として検出され、デジタル制御部40bに入力される。
デジタル制御部40bは、マイクロコンピュータで構成されおり、撮像ユニット(可動部)9の駆動を制御する。このマイクロコンピュータ内で所定のソフトウエアプログラムが実行されることによって、角度検出部31と目標位置設定部41と現在位置設定部42と最適制御値演算部34と制御値出力部35とを含む各処理部の機能が実現される。なお、目標位置設定部41と現在位置設定部42と最適制御値演算部34とは、サーボ制御部40cを構成する。
目標位置設定部41は、角度検出部31で検出された角度情報を位置センサ80に対応した位置情報に変換し、撮像ユニット9の目標位置を設定する。
現在位置設定部42は、位置検出部43で位置センサ80からの出力を変換して検出された位置情報を、撮像ユニット9の現在位置として設定する。ここで、位置センサ80は、ピッチ方向における撮像ユニット9Bの位置を検出するP位置検出センサ80aと、ヨー方向における撮像ユニット9Bの位置を検出するY位置検出センサ80bとを有している。なお、位置センサ80は、1次元の位置センサ80a、80bを2つ有するのは必須でなく、2次元検知方式の位置センサを1つ備えるようにしても良い。
そして、サーボ制御部40cにおいては、上記の目標位置設定部41と現在位置設定部42との出力に関する目標位置差を算出し、この目標位置差に対して最適なゲインを乗じた最適制御値を最適制御値演算部34で演算して出力する。これにより、揺れ検知センサ8により検出された揺れを打ち消す向きに撮像ユニット9を移動させて、手振れ補正を行えることとなる。
全体制御部28は、携帯電話1の各部を統括制御する部位で、携帯電話1の全体的なシーケンスをコンロトールする。また、全体制御部28は、撮像ユニット9を使用して撮影を行う撮影モードと、通話モード等との切替えを行う。
レリーズボタン29は、押し込み式のボタンとして構成されている。このレリーズボタン29がユーザによって押下された場合には、その押下が全体制御部28で検出され、全体制御部28から撮影動作および手振れ補正の開始信号がシーケンスコントロール部36に送られる。
シーケンスコントロール部36は、撮像ユニット9を用いた撮影動作や手振れ補正動作等のシーケンスをコントロールする。具体的には、全体制御部28で撮影モードに設定されると表示部71に被写体のライブビュー画像を表示する(LVON状態)。また、レリーズボタン29が押下されると、撮影状態に移行してAF動作およびAE動作を行うとともに、サーボ制御部40cに制御信号を発信して手振れ補正動作を開始する。この手振れ補正動作では、次の順番でシーケンスが制御される。
(1)振れ検出回路30dから角速度信号を取り込み所定の積分を行うことにより、角度検出部31において撮像ユニット9の角度を検出し、この角度に対して駆動すべき撮像ユニット9の目標位置を目標位置設定部41において設定する。
(2)位置センサ80で撮像ユニット9の位置を検出し、現在位置設定部33において現在位置として設定する。
(3)現在位置が目標位置となるように最適制御値を最適制御値演算部34で演算し、制御値出力部35を介して駆動部16を駆動する。これにより、目標位置(駆動目標値)と現在位置(計測値)とに係る偏差に基づき駆動部材(SMAのワイヤ)15の通電が行われて、撮像ユニット9の駆動が適切にサーボ制御されることとなる。
上記(1)〜(3)の動作を手振れ補正の停止指令があるまで繰り返すことで、適切な手振れ補正を行える。
センター指示部37は、撮像ユニット9を図5(b)に示すセンター位置に保持するための部位であり、常温においてセンター保持するために必要な各駆動部材15a〜15dの印加電圧の情報を記憶し、この情報に基づき各駆動部材の印加電圧を指示する。なお、各駆動部材の印加電圧情報については、撮像ユニット9の状態によってセンター保持に必要な印加電圧が異なるため、これを考慮した印加電圧情報を工場出荷前等に把握して記憶させるのが好ましい。
以上のように、制御部40aは振れ検出回路30dによって検出された揺れを打ち消す向きに撮像ユニット9を駆動させるための制御指令値を、サーボ制御部40cおよび制御値出力部35を用いて生成し、駆動回路(ドライバ)30eに出力する。駆動回路30eは、例えば2チャンネル(2ch)のリニアドライバ(入力に比例した出力電圧を供給するドライバ)を有しており、デジタル制御部40bからの制御指令値に基づいて駆動部16を駆動する。これによって、撮像ユニット9は本体側部材12に対して相対的に駆動され、手振れが補正される。
また、携帯電話1には、図示していないが、撮像ユニット9で被写体を撮像し取得された画像を扱う処理部として、A/D変換部、画像処理部および画像メモリが設けられている。すなわち、撮像素子5にて取得されたアナログ信号の画像は、A/D変換部にてデジタル信号に変換され、画像処理部にて所定の画像処理がなされた後、画像メモリに一時的に格納される。画像メモリに格納された画像は、記録用画像としてメモリカードへ記録されたり、ライブビュー表示用画像として表示部71に表示されることとなる。このように、画像処理部等によって、撮像素子からの出力信号に基づいて画像データが生成される。画像生成に関する各種処理も全体制御部28の制御に基づいて行われる。
<手振れ補正システム10の動作>
図7は、手振れ補正システム10の動作を説明するための図である。ここで、図7(a)は、目標位置の信号波形を示しており、図7(b)は、SMAaおよびSMAbに対する印加電圧の信号波形Ja、Jbを示している。なお、図7(a)の縦軸については、図4に示す中点をPi=0として+側方向への移動量(変位量)を表している。
手振れ補正システム10の制御部40aにおいては、図7(a)に示す正弦波状の目標位置信号が設定される場合には、SMAaに対して図7(b)の波形Jaのように電圧を印加する駆動制御信号を生成するとともに、SMAbに対して図7(b)の波形Jbのように電圧を印加する駆動制御信号を生成する。このような信号波形Ja、Jbに基づき駆動回路30eがSMAa、SMAbに連続的な通電を行うことで、撮像ユニット9に連続的な変位を与えられることとなる。これらの信号波形Ja、Jbの特徴を、以下で説明する。
信号波形Jaおよび信号波形Jbについては、図3に示すSMA変態温度領域内の電流値を通電するために必要な一定の直流電圧をバイアス電圧Bsとして設定し、このバイアス電圧Bsを基準に図7(a)に示す目標位置信号に応じて振幅させるようなアナログ信号となっている。このバイアス電流値については、SMAの変態開始温度から変態終了温度までの温度範囲内における特定温度に加熱するために必要な電流値に設定されており、例えば図3に示すSMA変態温度領域で上下限の電流値I1、I2の中間値となる電流値Imが設定される。
時間帯t1(図7(a))において撮像ユニット9を+側に変位させる信号波形Ps1が入力される場合、制御部40aは、収縮動作が必要なSMAaに関して、図7(b)の信号波形Ja1のように上記の信号波形Ps1に比例した電圧値をバイアス電圧Bsに加算した駆動制御信号を駆動回路30eに出力する。
一方、収縮の必要がなく伸長させられるSMAbについては、SMAの放熱速度が加熱速度に等しい場合には、上記の時間帯t1において図7(b)の信号波形Jb1のように信号波形Ja1でバイアス電圧Bsから追加した電圧値aをバイアス電圧Bsから減算する。
このようにバイアス電圧Bsを設定し伸長側のSMAが過度に冷却されるのを防ぐことにより、次に加熱する場合(図7(a)に示す時間帯t2)であっても、加熱のタイムラグを削減でき、応答性を向上できることとなる。
駆動部材15においては、(1)駆動力、(2)取付け性、(3)応答性による制約を考慮して適切な線径のSMAを使用する必要がある。以下では、これらの各制約について順に説明する。
(1)駆動力
SMAで発生可能な駆動力(最大駆動力)は、SMAの断面積にほぼ比例するが、例えばφ40μmのSMAの最大駆動力は、実測すると約0.6N(60g程度の力量)である。ここで、手振れ補正システム10のようなサーボ機構において、目標とする手振れ補正の性能を確保するには、駆動機構における個体間のバラツキや、摩擦力、姿勢等を考慮すると、上記のφ40μmのSMAでは5g程度の可動部を駆動させるのが限界である。
一方、手振れ補正システム10において可動部の質量を0.5g程度以下にするのは難しいが、この0.5gの可動部を確実に駆動するには、上記φ40μmの実測値からφ12.6(=40×√(0.5/5))μmの線径が必要である。
以上のことから、手振れ補正において適切な駆動力を確保するには、SMAの線径を約φ15μm以上に設定すると良い。
(2)取付け性
SMAをアクチュエータとして使用する場合には、図2に示すようにSMA(駆動部材15a、15b)の両端を固定して取付けなければならない。この際、安定した力量でSMAを取付けるには、φ10μm以上の線径が必要となる。φ10μm以下の線径では、細すぎるため作業性が悪く、一定の応力を付与しつつSMAを固定するのが困難なためである。
(3)応答性
手振れ補正システム10においては、上述のように各SMAa、SMAbにバイアス電圧Bsを印加することで応答性の向上を図っているが、伸縮側と異なる伸長側のSMAでは放熱の必要性がある。
SMAの放熱については、SMAの断面積と放熱応答性(放熱速度)とが比例以上の関係となり、断面積が小さく細いSMAの方が放熱性が良い。
例えばφ40μmのSMAで実測すると、周囲温度が25℃(常温)では50Hz程度の放熱応答性を有しているが、高温の60℃になると約40Hzに放熱応答性が低下し20%程度悪化する。
よって、手振れ補正システム10において必要な応答性(例えば高温での10Hz程度の応答性)を確保するためには、SMAの断面積に応答性が比例すると考えるとSMAの線径をφ80(=40×√(40/10))μm以下に設定する必要がある。
上記の応答性に関して、プッシュプル配置のSMAアクチュエータにより可動部をリニア駆動させる駆動機構(以下では「リニア駆動機構」ともいう)に関するシミュレーションを行って考察する。
図8は、シミュレーションで使用する駆動機構のモデルを表すブロック図である。また、図9は、シミュレーションで使用する駆動機構の位置サーボモデルを表すブロック図である。以下では、駆動機構のモデルについて簡単に説明する。
まず、制御信号が入力されるとサーボアンプB1で増幅されて電圧Vが出力される。次に、電圧VがSMAアクチュエータに印加されるとSMAの特性B2に基づき電流iが流れ、電流iに応じた力FがSMAの特性B3に基づき発生する。ここで、SMAアクチュエータでは電流→発熱→駆動力の発生という過程を経るため、特性B3は2次遅れ系としている。そして、SMAで発生した力Fが可動部に作用することで、可動部の駆動特性B4に基づく駆動速度vが生じるとともに、駆動速度vに対する積分B5を行って可動部の位置Pが得られる。
ブロックB6は、SMAアクチュエータにおけるバイアス加熱時(バイアス電圧の印加時)と制御加熱時のバネ定数の差を表す係数dKsmaを有している。これにより、SMAアクチューエータを加熱すればSMA自身のバネ定数もアップする特性がシミュレーションに反映できる。
また、ブロックB7の比例定数Kbhは、バイアス加熱時におけるSMAアクチュエータのバネ定数を表し、ブロックB8の比例定数Kdは、ダンピング用バネのバネ定数を表している。このダンピング用バネは、例えば図2に示す板バネ(破線で図示)SdのようにSMAアクチュエータと並列して設けられる。
以上説明したモデルに基づきSMAアクチュエータに関するシミュレーションを行うが、シミュレーションにおいて設定される各パラメータについて説明する。
・SMAの直径lsma=40[μm]:
・SMAの半径rs=lsma/2:
・可動部の質量m=0.001[kg]:
・基準SMA半径rsφ=19:
・可動部に関する粘性動摩擦係数C=0.4:
・SMAの端子間抵抗R=15×rsφ2/rs2[Ω](端子間抵抗RはSMAの長さが一定であればSMAの断面積に反比例する):
・SMAのインダクタンスL=0.7×10-6[H]:
・パワー定数Kfi=5.0×rs2/rsφ2(パワー定数KfiはSMAの断面積に比例する):
・T1=1:
・SMAにおける駆動力発生時の時定数に対応する応答周波数ft2=30×193/rs3(2次遅れ系でSMAの半径の3乗に比例するモデルを想定し、40μmのSMAでft2は30Hzと設定):
・T2=1/(2π×ft2)2
・ダンピング用バネのバネ定数Kd=350[N/m]:
・バイアス加熱時のSMAのバネ定数Kbh=300×(rs2/rsφ2)[N/m]:
・dKsma=300×(rs2/rsφ2)[N/m]:
・サーボアンプのゲインGs(SMAの線径を変更してもオープンループの周波数特性における10Hzのゲインが約20dB(10倍)になるように設定)。
以上のように各パラメータが設定された線径φ40μmのSMAアクチュエータに関するシミュレーション結果を図10に示す。このシミュレーション結果においては、約100Hz付近まで1次遅れ系で推移しており、手振れ補正に適していることが分かる。
図11は、線径φ40μmのSMAアクチュエータに関する位置サーボモデルのシミュレーション結果を示す図である。
図11のように駆動機構においては、可動部の位置フィードバック(サーボ制御)を行うことで、図10に示すオープン制御に比べて100Hzまでの周波数特性が改善される。また、線径がφ40μmのため放熱側のSMAアクチュエータでの放熱応答性が良好となり、10Hz付近の位相遅れも約7°(図13(b)に示すグラフ上の点Db参照)に抑えられて、目標とする手振れ補正の応答性(例えば10Hzの位相遅れが8°以内)を満たしている。なお、可動部の質量とバネ成分との関係により約120Hz付近でメカ共振Caが発生しているが、手振れ補正で必要な周波数より高周波数での共振であるため、メカニズムダンパー等よる改善が可能である。
以上のシミュレーション結果を勘案すると、応答性の観点からSMAアクチュエータの線径についてはφ40μm以下にすることが好ましいことが分かる。
以上説明したように手振れ補正システム10における各SMAアクチュエータでは、その直径を10μm以上80μm以下(断面積に換算すると80(≒π52)μm2以上5030(≒π402)μm2以下)にすることで、取付け性および応答性を適切に向上できることとなる。さらに、各SMAアクチュエータの直径を15μm〜40μm(断面積に換算すると180(≒π7.52)μm2以上1260(≒π202)μm2以下)に限定すれば、応答性の一層の向上が図れるとともに、手振れ補正において適切な駆動力を確保できる。
なお、手振れ補正システム10の制御においては、図7に示すアナログ駆動制御を行うのは必須ではなく、以下で説明する2つの制御方式のいずれかを行うようにしても良い。
(1)間引き制御
図12は、手振れ補正システム10における間引き制御の動作を説明するための図である。ここで、図12(a)は、目標位置の信号波形を示しており、図12(b)は、パルス信号Ptを表している。また、図12(c)および図12(d)は、SMAaおよびSMAbに対する印加電圧の信号波形La、Lbを示している。
デジタル制御部40bにおいては、図12(a)に示す目標位置信号Psに基づき、図7(b)に示すような各SMAに印加するための信号波形Ja、Jbが生成される。
そして、これらの信号波形Ja、Jbと、デジタル制御部40b内で作成した間引き信号であるパルス信号Pt(図12(b))とを重ね合わせる処理を行うことにより、図12(c)に示すSMAaの駆動波形La、および図12(d)に示すSMAbの駆動波形Lbを生成する。このパルス信号Ptについては、SMAが反応(応答)しない程度の周波数、例えば1kHz以上の周波数となっている。
このようにパルス信号Ptを利用して間引かれた信号波形La、Lbに基づきSMAa、SMAbに電圧を印加するため、パルス信号Ptのオン時間とオフ時間との比率(デューティ比)に応じた投入電力の削減を図れることとなる。なお、間引き率に相当するデューティ比が小さくなるとSMAを目標位置まで変位させるだけの電力が供給できず性能が低下するため、単位時間当たりの通電電流の平均値が図3に示すSMA変態温度領域内となるようにデューティ比を設定する。
以上のようにSMAの駆動電流信号を間引くことにより、手振れ補正システム10において省電力が図れることとなる。
(2)PWM駆動制御
図13および図14は、手振れ補正システム10におけるPWM制御の動作を説明するための図である。ここで、図13(a)および図14(a)は、SMAaに対する印加電圧の信号波形Na1、Na2を示しており、図13(b)および図14(b)は、SMAbに対する印加電圧の信号波形Nb1、Nb2を示している。
デジタル制御部40bにおいては、パルス信号(PWM)に基づき各SMAに印加電圧が与えられ、基準となるバイアス電圧Bs(図7(b))に相当するパルス信号として図13に示す信号波形Na1、Nb1が設定される。これらの信号波形Na1、Nb1については、デューティ比を50%に設定したパルス信号として形成されるとともに、一方がオン時には他方がオフとなる相補的な信号となっている。具体的には、図13(a)および図13(b)に示すように各信号波形Na1、Nb1のオン時間は、各波形信号Na1、Nb1の1パルス周期tmに対して半分の時間0.5tmに設定される。なお、パルス信号のキャリア周波数については、SMAの応答性に対して十分に高速な周波数(例えば1kHz以上)に設定することで、パルス信号そのものに追従することによる駆動誤差の影響が無視できるレベルに抑えるようにする。
撮像ユニット9を変位の+側(図4)方向に駆動させるには、図14に示す信号波形Na2、Nb2がデジタル制御部40bで生成される。すなわち、SMAaに対する信号波形Na2とSMAbに対する信号波形Nb2とについては、図14に示すデューティ比50%の信号波形Na1に対して30%分増加した80%のデューティ比と、30%分減少した20%のデューティ比とに設定されるとともに、相補的な関係を保っている。
このような信号波形Na2、Nb2に基づく電圧の印加がSMAa、SMAbに対して繰り返して行われることにより、SMAaの収縮動作が連続して行われるとともにSMAbが伸長し、例えば図7(a)に示す目標位置信号Ps1のように撮像ユニット9が移動されることとなる。
なお、撮像ユニット9を変位の−側(図4)に駆動させるには、例えば図14(b)の信号波形Nb2をSMAaの駆動波形とし、図14(a)の信号波形Na2をSMAbの駆動波形とすれば良い。
以上のようにPWM制御を行うことにより、上記のアナログ駆動制御と同様にSMAの変位の応答性を向上できることとなる。
以上では、簡易なタイプの手振れ補正システム10が携帯電話1に組み込まれた形態について説明したが、以下では携帯電話1に実際に組み込まれることが多い手振れ補正システム10Aについて説明する。
<手振れ補正システム10Aについて>
図15は、本発明の実施形態に係る手振れ補正システム10Aの要部構成を示す正面図である。また、図16は、手振れ補正システム10Aの要部構成を示す側面図である。
手振れ補正システム10Aは、2次元のスイングメカニズムとして構成されており、図2に示す撮像ユニット9と類似の構成を有する直方体状の撮像ユニット(可動部)9Aと、本体側部材12(図2)に対応し携帯電話の装置本体側に固定される本体側部材17とを備えている。この撮像ユニット9Aについては、撮像ユニット9と同様に撮影レンズ3や位置センサ等を有しているが、撮像素子5が撮像ユニット9Aの筐体外にとび出ている点で異なっている。なお、図示は省略しているが、本体側部材17の外壁には揺れ検知センサ8(図2参照)が取り付けられている。
また、手振れ補正システム10Aは、例えば弾性ヒンジとして構成される2つの弾性変形部13(13a、13b)と、SMAのワイヤとして形成される一対の駆動部材14(14a、14b)とを備えている。これらの弾性変形部13a、13bにより、撮像ユニット9aは、ピッチ方向Rpおよびヨウ方向Ryに回動自在となる。
SMAアクチュエータとして機能する駆動部材14aは、その両端が本体側部材17の2つの端子94、95に固定されるとともに、駆動部材14bも、その両端が本体側部材17の2つの端子95、96に固定されている。そして、駆動部材14aは、本体側部材17に設けられた円柱状の突起93に接するとともに、撮像ユニット9Aに設けられた円柱状の突起91に引っ掛けられている。一方、駆動部材14bも、本体側部材17に設けられた円柱状の突起93に接するとともに、撮像ユニット9Aに設けられた円柱状の突起92に掛けられている。
以上のような構成の手振れ補正システム10Aにより、端子94および端子95を介して駆動部材14aに通電すると、撮像ユニット9Aのピッチ方向Rpの回転に関してプッシュ・プルの関係で接続する駆動部材(第1伸縮部)14aおよび駆動部材(第2伸縮部)14bの収縮動作および伸長動作によって弾性変形部13aを中心としたピッチ方向のプラス(+)方向Rpaに撮像ユニット9Aが回動して例えば位置Paに移動する。一方、端子95および端子96を介して駆動部材14bに通電すると、駆動部材14bの収縮動作および駆動部材14aの伸長動作によって弾性変形部13aを中心としたピッチ方向のマイナス(−)方向Rpbに撮像ユニット9Aが回動して例えば位置Pbに移動する。
撮像ユニット9Aに関するヨウ方向Ryの移動(回動)についても、図示は省略しているが、上述したピッチ方向Pyの駆動構成と同様の構成により行えるようになっている。
このような手振れ補正システム10Aでは、レンズ3等を含む撮像ユニット9Aのサイズはある程度大きなものとなるため、弾性変形部13aの回転中心から突起(力点)91までの距離Laよりも、弾性変形部13aの回転中心から撮像ユニット9Aの重心(作用点)Gvまでの距離Lbの方が大きくなってしまう。具体的には、(Lb/La)≧約1.5となるケースが多い。このようなケースでは、撮像ユニット9Aの等価質量(見かけの質量)が(Lb/La)倍となるため、応答性の低下を招来することとなる。この応答性の低下について以下で詳しく説明する。
手振れ補正システム10Aにおけるメカ共振の周波数fcは、駆動部材14の断面積等に応じて定まるバネ定数をKb、撮像ユニットの等価質量をmとすると、次の(式1)で表される。
fc=(1/2π)×√(Kb/m)・・・・・・・・・(式1):
よって、撮像ユニットの等価質量mが上記の1.5倍となる場合には、共振周波数fcが約20%程度低下することとなる。例えば、図17および図18に示すように、図10および図11に対応する実線の周波数特性が仮想線の周波数特性に劣化し、共振周波数が120Hzから100Hz付近に低下する。
以上のように等価質量の増加によって応答性が低下するため、手振れ補正システム10Aでは、駆動部材14の形状を改良することで、放熱性の向上による応答性の改善を図ることとする。
図19は、駆動部材14の扁平度合いと冷却時間との関係を示す図である。
ここで、扁平度合いとは、駆動部材14の断面形状(楕円形状)に関する(短軸の長さ):(長軸の長さ)を表している。また、冷却時間については、例えば同じ断面積の駆動部材14を70℃から40℃程度に冷却するのに要する時間(実測結果)を、ケース1を基準(100%)として表している。
扁平度合いが大きくなるほど冷却時間が短縮されるのは、短手方向の表面から駆動部材14の中心(重心)までの距離が減少することや、駆動部材14の表面積が増加することにより放熱性が向上するためである。
図19によれば、扁平度合い1:1.35となる楕円形断面のケース3は、円形断面のケース1に対して冷却時間が約20%短縮している。ここで、ケース1とケース3とは駆動部材14の断面積が等しいため、通電により発生する駆動力および上記(式1)のバネ定数Kbも等しい。
したがって、冷却時間の短縮に比例した応答性の改善が見込めるため、撮像ユニットの等価質量が1.5倍以上となる場合に円形断面のSMAで20%程度以上低下した共振周波数fcを回復させて駆動性能を維持するには、駆動部材14の楕円形断面における短軸の長さに対する長軸の長さの比率を約1.3以上とすれば良いこととなる。
すなわち、手振れ補正システム10Aにおいては、ワイヤ断面に関する長手方向の幅を短手方向の幅で除算した値が1.3以上となる駆動部材(SMAアクチュエータ)14を採用すれば、SMAアクチュエータに関する応答性を適切に向上できることとなる。ここで、SMAアクチュエータの断面積については、上述したように取付性や応答性を考慮して80μm2以上5030μm2以下にするのが好ましく、さらには180μm2以上1260μm2以下にするのが好適である。
なお、上記の駆動部材(SMAアクチュエータ)14については、楕円形状の断面を有するワイヤとして構成されるのは必須でなく、長方形状の断面を有するワイヤとして構成されても良い。このような帯状のワイヤにおいても、ワイヤ断面に関する長手方向の幅を短手方向の幅で除算した値が1.3以上となるようにすれば、SMAの放熱性が高まって応答性を適切に向上できることとなる。
また、撮像ユニット9Aの等価質量の増加に伴う応答性の劣化に対しては、円形断面の駆動部材14を2本以上使用することで応答性の改善を図るようにしても良い。
すなわち、図20(a)に示す円形断面の駆動部材14を、例えば図20(b)に示すように2本平行に張架するようにする。具体的には、図16に示す駆動部材14aの張架ルート(同一の張架ルート)Kt1に沿って2本のSMAのワイヤを互いに隣接して張架するとともに、駆動部材14bの張架ルートKt2に沿って2本のSMAのワイヤを互いに隣接して張架する。ただし、隣接した各SMAで発生する駆動力を同等にする必要があるため、同じ長さのSMAを端子94および端子95等に高精度に取り付けることが要求される。
このように同じ線径の駆動部材14を2本平行にして張架することによりトータルの断面積を2倍(図20(b)参照)として通電による駆動力を2倍(上記(式1)のバネ定数Kbも2倍)にアップできる。これにより、撮像ユニットの等価質量が1.5倍以上となる場合でも、駆動力の倍増による応答性の回復が図れることとなる。なお、駆動部材14を2本にしても放熱性は1本の場合と同等であるため、放熱性に関しての応答性の劣化はない。
なお、駆動部材14を2本平行に張架するのは必須でなく、3本以上平行に張架するようにしても良い。この場合も、本数に応じた駆動力のアップが見込めるため、応答性の向上が図れることとなる。
<変形例>
◎上記の実施形態における手振れ補正システム10Aの構成については、2本のSMA(駆動部材14a、14b)を可動部(撮像ユニット9A)に対してプッシュ・プル配置とするのは必須でなく、伸縮可能で例えば収縮方向に付勢力を与えるコイルバネのような1つの弾性部材と1本のSMAとをプッシュ・プル配置としても良い。
手振れ補正システム10が組み込まれた携帯電話1を示す側面図である。 手振れ補正システム10に含まれる要素をより詳細に示す図である。 SMAの通電電流−変位の特性を示す図である。 SMAに対する印加電流と撮像ユニット9の変位との関係を示す図である。 SMAに対する印加電流と撮像ユニット9の変位との関係を説明するための図である。 携帯電話1における撮像処理と手振れ補正とに関する制御系の概要を示す図である。 手振れ補正システム10の動作を説明するための図である。 シミュレーションで使用する駆動機構のモデルを表すブロック図である。 シミュレーションで使用する駆動機構の位置サーボモデルを表すブロック図である。 線径φ40μmのSMAアクチュエータに関するシミュレーション結果を示す図である。 線径φ40μmのSMAアクチュエータに関する位置サーボモデルのシミュレーション結果を示す図である。 手振れ補正システム10における間引き制御の動作を説明するための図である。 手振れ補正システム10におけるPWM制御の動作を説明するための図である。 手振れ補正システム10におけるPWM制御の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る手振れ補正システム10Aの要部構成を示す正面図である。 手振れ補正システム10Aの要部構成を示す側面図である。 等価質量の増加による周波数特性の劣化を説明するための図である。 等価質量の増加による周波数特性の劣化を説明するための図である。 駆動部材14の扁平度合いと冷却時間との関係を示す図である。 2本の駆動部材14を平行に張架する場合を説明するための図である。
符号の説明
1 携帯電話
5 撮像素子
8 揺れ検知センサ
9、9A 撮像ユニット
10、10A 手振れ補正システム
11a 弾性支持部材
13、13a、13b 弾性変形部
14、14a、14b 駆動部材(SMA)
15、15a、15b 駆動部材(SMA)
16 駆動部
30d 振れ検出回路
30e 駆動回路(ドライバ)
31 角度検出部
40a 制御部
40c サーボ制御部
43 位置検出部
80、80a、80b 位置センサ
91〜93 突起
94〜96 端子

Claims (6)

  1. 可動部に接続するアクチュエータを用いて前記可動部の駆動が可能な駆動装置であって、
    前記アクチュエータは、前記可動部に対して互いにプッシュ・プルの関係で接続する伸縮可能な第1伸縮部と第2伸縮部とを有しており、
    前記第1伸縮部は、形状記憶合金のワイヤとして形成されるとともに、ワイヤ断面に関する長手方向の幅を短手方向の幅で除算した値が1.3以上であることを特徴とする駆動装置。
  2. 請求項1に記載の駆動装置において、
    前記第2伸縮部は、形状記憶合金のワイヤとして形成されるとともに、ワイヤ断面に関する長手方向の幅を短手方向の幅で除算した値が1.3以上であることを特徴とする駆動装置。
  3. 可動部に接続するアクチュエータを用いて前記可動部の駆動が可能な駆動装置であって、
    前記アクチュエータは、前記可動部に対して互いにプッシュ・プルの関係で接続する伸縮可能な第1伸縮部と第2伸縮部とを有しており、
    前記第1伸縮部は、同一の張架ルートに沿って互いに隣接して張架される複数の形状記憶合金のワイヤとして構成されていることを特徴とする駆動装置。
  4. 請求項3に記載の駆動装置において、
    前記第2伸縮部は、同一の張架ルートに沿って互いに隣接して張架される複数の形状記憶合金のワイヤとして構成されていることを特徴とする駆動装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の駆動装置において、
    前記可動部の駆動に関する計測値を取得する計測手段と、
    前記可動部の駆動を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記可動部の駆動に関する駆動目標値と前記計測値とに係る偏差に基づき前記形状記憶合金のワイヤに通電を行うことにより、前記可動部の駆動を制御する手段、
    を有することを特徴とする駆動装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の駆動装置において、
    前記形状記憶合金のワイヤの少なくとも1つは、80μm2以上5030μm2以下の断面積を有して形成されることを特徴とする駆動装置。
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