JP2005533956A - 形状記憶合金アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

形状記憶合金アクチュエータは、第1と第2の位置間で移動するボデー30と、ボデーを第1の位置に保持する解除式保持手段47、48と、ニチノールなどの形状記憶合金の第1のワイヤ31と第2のワイヤ49であって、第1のワイヤの長さが短縮してボデーを第2の位置から第1の位置へ移動させる力をボデーに及ぼすよう第1のワイヤの一端がボデーに接続されたものと、ボデーを第1の位置から第2の位置へ移動させるためにボデーを付勢する引張りばね43とを備え、第2のワイヤは保持手段に接続された一端を有し、第2のワイヤの長さが短縮することで保持手段を解除して付勢手段がボデーを第1の位置から第2の位置へ移動させ、アクチュエータはさらに、一方のアームの端が引張りばね43に取り付けられ、他方のアーム39の端がボデー30の突起部40に当接した2本アームレバー32をさらに含み、ばね43の力がレバー32によりボデーに伝達される。

Description

本発明は、第1と第2の位置の間に移動可能に配置されたボデーと、前記ボデーを第1の位置に保持するよう形成された解除可能な保持手段と、ニチノール(nitinol)などの形状記憶合金で作られた少なくとも1つの第1のワイヤ及び少なくとも1つの第2のワイヤであって、前記第1のワイヤの長さが短縮することによって前記ボデーを前記第2の位置から第1の位置へ移動させる力を前記ボデーに及ぼすよう前記第1のワイヤの一端が前記ボデーに接続されたものと、から構成される形状記憶合金アクチュエータに関する。
本発明の目的は、安価に製造でき、効率的に使用できる形状記憶合金アクチュエータを提供することにある。
前記目的は、前記アクチュエータがさらに、前記ボデーを前記第1の位置から第2の位置へ移動させるために前記ボデーを付勢するよう配置、形成された引張りばね、圧縮ばね、真っ直ぐなまたは弓状のフラットばね、ピストン及びシリンダ機構などの付勢手段をさらに備え、前記第2のワイヤの長さが短縮することによって前記保持手段を解除し、これによって前記付勢手段が前記ボデーを前記第1の位置から第2の位置へ移動させることができるよう前記第2のワイヤが前記保持手段に接続された一端を有することによって達成される。
機械的に効率がよく、形状記憶合金ワイヤの損傷に対して保護されたアクチュエータを得るため、前記ボデーが移動可能にフレームに取り付けられ、前記第1及び第2の各ワイヤの一端が前記フレームに取り付けられ、他端が前記ボデーと前記つめにそれぞれ接続され、前記第1のワイヤの長さが短縮することによって前記ボデーに第1の方向へ移動させる力を及ぼし、前記第2のワイヤの長さが短縮することによって前記つめに前記保持位置から前記解除位置へ回転させる力を及ぼし、前記付勢手段が前記フレームに取り付けられて前記ボデーに前記第1の方向とは反対の第2の方向への移動力を及ぼし、ここで、前記付勢手段は、レバーやディスクなどの回転可能に配置された中間メンバを回転軸回りに第1の角度位置から第2の角度位置への第1の回転方向へ回転させるために前記中間メンバに回転力を付与するよう配置、形成され、前記中間メンバの前記第1の回転方向の回転が前記ボデーを前記第2の方向へ移動させるよう前記中間メンバが力伝達点で前記ボデーに接続され、前記付勢手段と前記中間メンバは、前記回転軸に対する前記回転力のレバーすなわちモーメントアームが、前記中間メンバが前記第1の角度位置にあるときよりも前記中間メンバが前記第2の角度位置にある時の方がより大きく、これによって前記中間メンバが前記第1の回転方向に回転するときに前記回転力のレバーすなわちモーメントアームが増加するように配置、形成され、及び/又は、
前記中間メンバと前記ボデーは、前記回転力が、前記ボデーを前記第1の位置から第2の位置へ移動させるために前記伝達点に付与される移動力として前記ボデーに伝達され、前記回転軸に対する前記移動力のレバーすなわちモーメントアームが、前記中間メンバが前記第2の角度位置にあるときよりも前記中間メンバが前記第1の角度位置にある時の方がより大きく、これによって前記回転軸に対する前記移動力のレバーすなわちモーメントアームが、前記中間メンバが前記第1の回転方向へ回転するときに減少するよう配置、形成されている。
本発明はさらに、第1と第2の位置の間で移動可能に形成されたボデーと、ニチノールなどの形状記憶合金で作られた少なくとも1つの第1のワイヤであって、前記第1のワイヤの長さが短縮することによって前記ボデーを前記第2の位置から第1の位置へ移動させる力を前記ボデーに及ぼすよう前記第1のワイヤの一端が前記ボデーに接続されたものと、引張りばね、圧縮ばね、真っ直ぐなまたは弓状のフラットばね、ピストン及びシリンダ機構などの付勢手段と、前記ボデーと前記付勢手段とに接続されたレバーやディスクなどの回転式の中間メンバとから構成され、前記付勢手段は、前記中間メンバを回転軸回りに第1の角度位置から第2の角度位置への第1の回転方向へ回転させるために前記中間メンバに回転力を及ぼすよう形成され、前記中間メンバの前記第1の回転方向の回転が前記ボデーを前記第1の位置から第2の位置へ移動させるよう前記中間メンバが前記ボデーに接続され、前記付勢手段と前記中間メンバは、前記回転軸に対する前記回転力のレバーすなわちモーメントアームが、前記中間メンバが前記第1の角度位置にあるときよりも前記中間メンバが前記第2の角度位置にある時の方がより大きくなるよう配置、形成され、これによって前記中間メンバが前記第1の回転方向に回転するときに前記回転力のレバーすなわちモーメントアームが増加する形状記憶合金アクチュエータに関する。
これによって形状記憶合金ワイヤの収縮力の変動てこ比が得られ、さらには前記付勢手段の動作移動力の変動するてこ比が得られ、これによって形状記憶合金ワイヤの効率的な利用が図られ、形状記憶合金ワイヤは動作する目的物がブロックされても損傷または切断から保護され、形状記憶合金の変態点まで加熱されるにしたがって形状記憶合金ワイヤにより付与される力が減少する間に増加する動作力が与えられる。
これらの利点は、第1と第2の位置の間で移動可能に形成されたボデーと、ニチノールなどの形状記憶合金で作られた少なくとも1つの第1のワイヤであって、前記第1のワイヤの長さが短縮することによって前記ボデーを前記第2の位置から第1の位置へ移動させる力を前記ボデーに及ぼすよう前記第1のワイヤの一端が前記ボデーに接続されたものと、引張りばね、圧縮ばね、真っ直ぐなまたは弓状のフラットばね、ピストン及びシリンダ機構などの付勢手段と、前記ボデーの力伝達点で当該ボデーに結合され、かつ前記付勢手段に接続または一体にされたレバーやディスクなどの回転式の中間メンバとを含み、前記付勢手段は、前記中間メンバを回転軸回りに第1の角度位置から第2の角度位置への第1の回転方向へ回転させるために前記中間メンバに回転力を及ぼすよう形成され、前記中間メンバの前記第1の回転方向の回転が前記ボデーを前記第1の位置から第2の位置へ移動させるよう前記中間メンバが前記ボデーに接続され、前記中間メンバと前記ボデーは、前記回転力が、前記ボデーを前記第1の位置から第2の位置へ移動させるために前記伝達点に付与される移動力として前記ボデーに伝達され、前記回転軸に対する前記移動力のレバーすなわちモーメントアームが、前記中間メンバが前記第2の角度位置にあるときよりも前記中間メンバが前記第1の角度位置にある時の方がより大きく、これによって前記回転軸に対する前記移動力のレバーすなわちモーメントアームが、前記中間メンバが前記第1の回転方向へ回転するときに減少するよう配置、形成された形状記憶合金アクチュエータにより、代替として、または追加して達成される。
他の態様では、本発明は、好ましくは上述したいずれかの記載にかかる形状記憶合金アクチュエータを含む形状記憶合金モータに関し、前記形状記憶合金アクチュエータは、第1の位置と第2の位置との間で移動可能に配置されたボデーと、ニチノールなどの形状記憶合金で作られた少なくとも1つの第1のワイヤであって、前記第1のワイヤの長さが短縮することによって前記ボデーを前記第2の位置から第1の位置へ移動させる第1の移動力を前記ボデーに及ぼすよう前記第1のワイヤの一端が前記ボデーに接続されたものと、引張りばね、圧縮ばね、真っ直ぐなまたは弓状のフラットばね、ピストン及びシリンダ機構などの付勢手段であって、前記ボデーを前記第1の位置から第2の位置へ移動させるための第2の移動力を前記ボデーに及ぼすよう配置、形成されたものと、第1及び第2の回転方向を有するギアとを有し、前記ボデーは前記ギアの隣接する2つの歯の間に係合するよう形成された部分を有し、前記ボデーと前記ギアは、前記第1の位置において前記部分が前記ギアの一対の歯の間に位置し、前記第2の位置において前記ギアの第2の回転方向にある前記ギアの隣接する一対の歯の間に前記部分が位置し、これによって前記第2の移動力が前記ボデーをして前記ギアを前記第1の方向へ回転せしめる。
最後の態様では、本発明は、好ましくは上述したいずれかの記載にかかる形状記憶合金アクチュエータを含む形状記憶合金モータに関し、前記形状記憶合金アクチュエータは、第1の位置と第2の位置との間で移動可能に配置されたボデーと、ニチノールなどの形状記憶合金で作られた少なくとも1つの第1のワイヤであって、前記第1のワイヤの長さが短縮することによって前記ボデーを前記第2の位置から第1の位置へ移動させる第1の移動力を前記ボデーに及ぼすよう前記第1のワイヤの一端が前記ボデーに結合されたものと、引張りばね、圧縮ばね、真っ直ぐなまたは弓状のフラットばね、ピストン及びシリンダ機構などの付勢手段であって、前記ボデーを前記第1の位置から第2の位置へ移動させるための第2の移動力を前記ボデーに及ぼすよう配置、形成されたものと、第1及び第2の移動方向を有するラックとから構成され、前記ボデーは前記ラックの隣接する2つの歯の間に係合するよう形成された部分を有し、前記ボデーと前記ラックは、前記第1の位置において前記部分が前記ラックの一対の歯の間に位置し、前記第2の位置において前記部分が前記ラックの第2の移動方向にある前記ギアの隣接する一対の歯の間に位置し、これによって前記第2の移動力が前記ボデーをして前記ラックを前記第1の方向へ移動せしめる。
以下に、単に例示目的である添付図面に表示された各種の本発明にかかる形状記憶合金アクチュエータの実施の形態に関連し、本発明の各種態様をより詳細に説明する。
図1、2において、円形のディスク1の形態をした回転式ボデーが、アクチュエータの図示しないフレームに固定された中心ピボット2の周囲に回転可能に配置され、ディスク1には、外周延長部3と、ヨーク状の外周延長部5とが設けられている。引張りコイルばね6が、その一端を前記フレームに固定された固定ピン7に回転可能に取り付けられ、他端を外周延長部3に固定された固定ピン8に回転可能に取り付けられている。
例えば米国カリフォルニア州コスタメサのDYNALLOY,INC社からFLEXINOLの商標名で供給されているニッケル・チタン合金、すなわちニチノールなどの形状記憶合金による2つのワイヤまたはフィラメント9、10が、その端末を前記フレームに固定された導電端子11、12にそれぞれ取り付けられる。
ワイヤ9、10の他端は、ディスク1の外周に固定された導電端子13に取り付けられている。ワイヤ9、10はディスク1の外周に沿って延び、ピンと張った時にはワイヤ9、10は前記外周の沿って延び、外周に支持されている。明確化のため、図面ではワイヤ9、10を前記外周から離れて表示している。
2つのアーム15、16を有するスライドボデー14が、フレームに取り付けられたストップピン17、18の間でスライド移動可能に配置されている。スライドボデー14に取り付けられたピン19がヨーク状の延長部5のフォーク5a内に嵌まり、ディスク1が図1に示す位置から図2に示す位置に回転したときにピン19が前記フォーク内で自由にスライド可能である。これによって前記ボデー14をストップピン18に当接した位置からストップピン17に当接した位置までスライドしながら移動し、アクチュエータの作動ピンを構成するアーム15を最大限に伸展する。
接近センサ20が前記フレームに取り付けられ、図示しない導電材に接続されてセンサから図示しないレシーバへ信号を伝達する。同様に端子11、12もそれぞれ図示しない電源に接続された導電材に接続されてワイヤ9、10を抵抗可熱するために電力を供給し、端子13も同様にして、前記抵抗加熱回路を閉じるために図示しない導電材を介して電源に接続される。
使用時において、ワイヤ9、10は間欠的に前記形状記憶合金の変態点すなわち転移温度(マルテンサイトからオーステナイトへ変態)まで加熱される。ニチノールの場合にはこの温度は約90℃である。これによってワイヤの長さが収縮する。ワイヤが90℃以下に冷却されると長さは元に戻り、すなわちワイヤが延びる。収縮する際のスピード、すなわち収縮時間は、電流すなわち端子11、12、13に印加される電圧と直に比例する。
図1に示す位置で、中間ディスク1は最も反時計側の位置にあり、ワイヤ9は90℃以下に冷却され、ワイヤ10は端子12と13の間に電圧が印加されて電流が流れることで90℃以上に加熱されてアーム15を最も引き込んだ位置にする。このためディスク1は、ワイヤ10による収縮力で反時計周りに回転した位置にある。
次のステップにおいてワイヤ10が90℃以下に冷却され、これによって図1の破線10aに示す状態に延びる。ここでアクチュエータはアーム15を左方向へ延ばす準備が整い、アーム15の端部が図示しないレバー、プランジャ、ボタン、その他同様のものに接触してアーム15が図2に示す左側に伸展した位置まで移動するまでこれを押し込み、すなわち動作させることが意図される。
その後、あるいはそれと同時に、ワイヤ9が90℃以上に加熱され、これによって収縮してディスク1に時計回りの力を及ぼし、ばね6の取り付けピン7、8とピボット2とが一直線となるディスク1とばね6のバランス位置を越えてディスク1をピボット2の周囲に時計回りに回転させる。
ディスク1が前記バランス点を越えて時計回りに回転すると、ばね7による引張り力がディスク1を図2に示す位置まで継続して時計回りに回転させ、アーム15が最大に伸展し、ワイヤ9はいまだ90℃以上であっても緩む。これがアクチュエータの実際の動作移動であり、延長部5によりスライドボデー14に加えられる力は増加する。というのは、ピボット2すなわちディスク1の回転軸に対して中間ディスク1に加わるばね6の引張り力のレバーすなわちモーメントアームが増加するためである。
例えばポンプピストンを押し込むなどの前記アクチュエータの機能を実施するために必要な力が前記動作ストロークの間に増加するような多くの適用例では、上述したディスク1の回転にしたがって前記ばね力のモーメントアームが増加することは非常に有利な特性であり、以下に図11、12に関連してより詳細に説明する。
前記動作ストローク中のアクチュエータの動作力の増加はまた、動作ストロークの間においてピボット2すなわちディスク1の回転軸からのピン19の距離を短くすることによっても達成され、あるいは強化される。これによって、モーメントアームすなわちヨーク状延長部5によりピボット2に対してピン19に加わる移動力のレバーが減少し、このため動作ストローク間で前記移動力が増加する。上述した距離の短縮は、動作ストロークの開始時における図1に示す状態から動作ストロークの最終における図2に示す状態への変化から見ることができる。
最後に、ワイヤ10が90℃以上に加熱されて収縮し、ディスク1を図1に示す位置まで回転して戻し、これによって動作サイクルを繰り返す準備が整う。
ワイヤ10の長さは、ワイヤ9の長さよりも長い。というのは、ワイヤ10の収縮または短縮は、上述のバランス点を越えた図2に示す位置からディスク1を回転させるに十分大きなものでなければならないのに対し、ワイヤ9の短縮化は、ディスク1を図1に示す位置から前記バランス点を越えるに十分なものでありさえすればよいことによる。
ニチノールワイヤは、変態点を越えて加熱されると典型的には3%〜6%ほど収縮する。ワイヤ10の非収縮時の長さは、非収縮状態のワイヤが図2に示す位置で最大限に伸び、収縮状態にはディスク1が前記バランス点を反時計回りに少なくとも僅かでも越えたときに最大限に伸びていることを確保するに十分なものでなければならない。すなわち、ワイヤ10の非収縮時の長さは、端子13が図2に示す位置と前記バランス点の位置との間で移動する距離の22〜25倍ほどでなければならない。
ワイヤ9と10とによって与えられる必要な収縮力にはかなりの差がある。というのは、ワイヤ9の収縮力は、図1に示す比較的小さなトルクアームのばね6による付勢力のトルクまたはモーメントに打ち勝てばよいのに対し、ワイヤ10の収縮力は、図2に示す前記ばね力によるかなり大きなトルクに打ち勝たねばならないからである。ニチノールワイヤの収縮力は、ワイヤの径または断面積が大きいほど大きい。このため、ワイヤ10の断面積はワイヤ9の断面積よりもかなり大きく、あるいはワイヤ10を同一断面積の複数のもので構成してもよい。
上述した後者の可能性は、動作サイクル時間の間隔をできるだけ短くするためにワイヤ10の冷却時間をできるだけ短くする必要があれば選択されよう。ある合計断面積の複数からなる小径ワイヤの方が、同じ断面面積を有する1つの大径ワイヤよりもより早く冷却できるであろう。
延長部3が図2に示す位置になるたびに接近センサ20から発信される信号は、多くの異なる目的に利用可能である。例えば、アクチュエータの正しい機能を単に監視すること、またはワイヤ9、10の加熱タイミングを制御し、これによってスライドボデー14の動作ストロークのタイミングを制御することなどに利用可能である。当然ながら、接近センサ、あるいはディスク1の位置を感知する他のどのようなセンサであっても、目的に応じてその位置を変化させることができ、また、アクチュエータによる動作効果のより複雑なタイミング制御を得るためなどではこれらのセンサを異なる位置に複数配置してもよい。
次に、図3に示す実施の形態では、図1〜2に示す実施の形態に対し、同一の長さと断面積を有する形状記憶ワイヤ21、22の加熱と冷却の各サイクルに対してダブル動作効果が得られる点で相違する。ディスク1の反時計回り、時計回りの回転は、ストップピン23、24によってそれぞれ限界が設けられている。
動作メンバは、図6〜7に示すボデー14と同様なスライドボデーとすることができ、ここで両アーム15、16が動作機能を果たしても、あるいは動作機能を例えばアーム15による押し/引き動作にすることもできる。
代替として、ピボット2を延長したようなディスク1の平面に直交して延びる中央トーション軸をディスク1に設け、当該トーション軸が例えばレバーを前後に回転させる動作メンバとして機能することでもよい。ディスク1に取り付ける各種形式の動作メンバが当業者には知られている。
図3に示す位置において、ディスク1は、ばね6の力による反時計回りトルクの作用で反時計回りの動作回転を完了した直後にあり、ばね力による反時計回りのトルクに抗してバランス点を通過するまでディスク1が回転できるよう、いつでもワイヤ21を加熱して時計回りの回転を始め得る状態にある。この後、時計回りの動作回転がばね力の時計回りのトルクによって実行される。さらに本実施の形態では、ばね6の動作力のモーメントアームは、いずれの方向の動作ストロークの間においても増加する。
次に図4では、図1〜3の実施の形態に示す端子13が、ストップピン24、25に突き当たる係合メンバと端子との組合せ28に置き換えられている。さらに、他の形式の付勢手段、すなわち、ピン7に回転可能に取り付けられた加圧シリンダ24と、ピストン26と、ピン27によってディスク1に回転可能に取り付けられたピストンロッド27とからなるピストン及びシリンダ機構が使用されている。
ピストン及びシリンダ機構24〜25は圧縮ばねと同様に機能し、実際に圧縮ばねに置き換えることができる。図4において、ディスク1は、ピン7、ピン27、ピボット2が一直線に並んだバランス点にあり、ピストンロッド25によりディスク1に加わる圧力は何らのトルクも生まない。図9に示す状態で、ワイヤ22が収縮し、バランス点を越えて反時計回りにディスクを回転しつつある。バランス点を通過した直後、ピストンロッド25によるトルクが生まれ、メンバ28がストップピン23に突き当たるまでディスク1を反時計回りに動かす。その後、図3に関連して説明したと同様に時計回りの回転が開始され得る。
図1〜2の引張りばね6はまた、図4と同様な構成のピストン及びシリンダ機構、または圧縮ばねによって置き換えることもできる。
次に図5〜7において、動作ボデー30は、形状記憶合金ワイヤ31と2本アームのレバー32の作用で矢印R1、R2に示す方向に直線的に移動するよう配置されている。
ワイヤ31の一端は点33でボデー30に取り付けられ、他端は図示しないアクチュエータのフレームの固定部37aに取り付けられている。ワイヤ31は、スライド35に回転可能に配置されたプーリ34の周囲に延び、スライド35は矢印R1、R2の方向に移動可能である。圧縮ばね36がボデー30とスライド35の間に配置され、前記フレームの固定部37を通る通路の間に延びている。
2本アームのレバー32が、ピボット38の回りに回転可能に配置され、当該レバーの1方のアーム39はボデー30上のピン40に当接し、同レバーの他方のアーム41は点42で引張りばね43の一端に取り付けられている。引張りばね43の他端は、前記フレームの固定部44に取り付けられ、ボデー30が矢印R1の方向に移動すると、中間レバー32の回転を介してばね43を引張る。
つめまたはフック要素45がピボット46の回りに回転可能に配置され、フック要素45のフック又は突起47が、同一形状をしたボデー30の凹み部48に受け入れ可能である。形状記憶合金ワイヤ49は、その一端がフック要素45に取り付けられ、他端が前記フレームの固定部50に取り付けられている。圧縮ばね51が、固定部50とフック要素45との間に配置されている。
使用時、ボデー30は矢印R1、R2の方向に往復移動し、ボデーの動作ストロークの間にプランジャ、レバー、ボタン、接点、その他同様のものをR1方向へ動作させる。
図5において、ワイヤ31は、前記合金の変態温度以下に冷却されて(例えば、PTFEでコートされた2つのアルミレール間でワイヤをサンドイッチすることにより)最大長さの状態にあり、圧縮ばね36の付勢作用によってピンと張られた状態に維持されている。フック47は凹み部内に受け入れられ、レバー32によりピン40に伝わるばね43の付勢力に抗してボデー30を保持している。ワイヤ49も冷却状態にあり、最大長さにある。
動作ストロークが開始されると、ワイヤ49が変態点まで加熱されて短縮すなわち収縮し、これによってフック要素45をばね51の付勢力に抗して回転させ、フック47が凹み部48から引き出されて図6に示すようにピストンを解除する。これでボデー30が解除され、ばね43によって回転するレバー32の作用でR1方向に移動する。
R1方向へのボデー30の動作ストロークの間、レバー32の回転軸であるピボット38に対するばね43の付勢力のモーメントアームすなわちレバーが増加するため、ボデー30がR1方向へ移動するにつれてアーム39によりピン40に付加される移動力が増加する。
同様にボデー30のR1方向への動作ストロークの間、ピボット38に対するアーム39によりピン40に付加される移動力のレバーすなわちモーメントアームが減少するため、これにより前記移動力はボデー30が矢印R1方向に移動すると共に増加する。
スライド35が固定フレーム部37に突き当たると、R1方向の動作ストロークは図6に示すように停止する。稼動時においては、スライド35が固定フレーム部37に突き当たる前に、対象物が動作することによるボデー30の動作ストロークへの抵抗によってこの動作ストロークが停止することが好ましい。
アクチュエータを再度引き戻すには、ワイヤ49が冷却されてばね51によりフック要素45をその保持位置に向けて回転させ、その間にワイヤ31が収縮するまで加熱され、これによってスライド35が固定フレーム位置37に突き当たり、プーリ34が時計周りに回転し、ばね43の力に抗してボデー30がR2の方向へ移動し、この間レバー32は反時計回りに回転してばね43を伸張させる。ボデー30が図7に示す位置に到達するとフック47が凹み部48内に押し込まれ、その後、ワイヤ31が冷却されて図5に示すアクチュエータの次の新たな動作サイクルの再開準備が整う。
ばね43が引張られている間、この引張りのために必要なワイヤ31による力は、ボデー30のR2方向への移動が開始されるときに最大となる。これは、ばね43の力による大きなモーメントアームと、アーム39へのピン40による回転力の小さなモーメントアームによるものである。このワイヤ31による力は、ボデー30がR2方向へ移動するにしたがって減少する。これはアクチュエータを引き戻す間におけるワイヤ31による力の有利な展開となるもので、以下に図11、12を参照してより詳細に説明する。
付勢手段により得られる力を利用して動作ストロークをさせる本発明にかかるアクチュエータを採用することにより、例えばポンププランジャを停止させるなどの動作ボデーの動作ストロークをどのように停止させることであっても、形状記憶合金ワイヤには何らの損傷も与えることなく動作ストロークを停止させることができるという更なる利点が得られる。動作ストロークが形状記憶合金の短縮による作用で実施されるならば、動作ストロークが阻止されたときに前記ワイヤは多分損傷するか折れることになるだろう。
プーリ34によって得られるワイヤ31の延長された長さは、アクチュエータをコンパクトな構造としながらより長い動作ストロークを与える利点を生む。
ワイヤ31、49の加熱は、図1〜2に示すワイヤ9、10の加熱と同様に、ワイヤの端末と電源との図示しない導電接続により実施される。
次に図8において、歯車またはギヤ55が、アクチュエータモータの図示しないフレームに軸支されたパワー出力軸56に回転可能に配置されている。ギア55の隣接する歯59間に嵌まるエッジ部58を有するボデー57が、実線で示す位置と破線で示す位置との間で移動可能に前記フレームに配置されている。
形状記憶合金ワイヤ60は、その一端がボデー57に取り付けられ、他端が前記フレームの固定部61に取り付けられている。アーム63と接続されまたは一体にされたコイル状の平坦なまたはワイヤのばね62が前記フレームに取り付けられ、アーム63は自由端の反対側にある一端の周囲に回転可能である。アーム63はボデー57上のピン64に当接している。
つめ65がピボット66回りに回転可能に配置され、引張りばね67によって常時ギア55の縁に当接するよう付勢されている。
使用時において、中間アーム63を介してピン64に作用するばね62の力で図の実線位置から破線位置へと移動するボデー57により、ギア55が時計回りに回転する。これによってギアが一歯59分だけ前進し、つめ65は一対の歯59の間でのロック係合状態から反時計方向にある次の一対の歯間でのロック位置へと移動する。
つめ65によってギアの反時計周りの回転が規制されると、形状記憶合金ワイヤ60が加熱により収縮し、これによってピン64に働く中間アーム63の力に抗してボデーが破線位置から実線位置へと移動し、このためばね62が引き戻される。
前記中間アームによってアームの回転位置に対して時計回り方向に加わる移動力のレバーすなわちモーメントアームは、ボデーが実線位置から破線位置への動作方向に移動するにしたがって減少し、これによってピン64に働く中間アーム63の移動力は増加する。
次に図9では、図8に示すものと同様な形状記憶合金アクチュエータモータが示されており、ばね62と中間アーム63とが、ボデー57と図示しないフレームの固定部69とに固定された引張りばね68に置き換えられている。
図9に示すモータの動作は図8に示すものと非常に類似しており、但し、ばね68によるボデー57の移動力が直接加えられ、移動の距離にほぼ比例して減少する点で相違する。
次に図10において、図示しないフレームにラック70がR4方向に移動可能に配置され、ボデー71がR3、R4及びこれらの横方向に移動可能に配置されている。形状記憶合金ワイヤ72が、ボデー71と前記フレームの固定部73とに取り付けられている。前記フレームに取り付けられ、そして中間アーム75と接続されまたは一体にされたコイルばね74は、図8のばね62に極めて類似の状態で中間アーム75を介してボデー71のピン76に移動力を及ぼしている。
ラック70は、形状記憶合金ワイヤ72の加熱および冷却の各サイクルごとに一歯78分の幅だけR4方向に前進し、これは図8のギア55が、図8のワイヤ60、ばね62、中間アーム63、ボデー57により回転するのと同様である。
ラック70は、例えばシリンダの開口部を通して液体またはペーストを前記シリンダから除くよう、前端部77で対象物を押す込むために使用可能である。
ラック70のR4方向への押し付け移動を繰り返すため、ラックがR3方向へ移動可能となるよう、ボデー71をラック70の横方向へ移動させる手段を設けることができる。
次に図13において、曲線または直線80は、引張りばねによってボデーが付勢される間に形状記憶合金ワイヤによりボデーに反対方向に加わる力の関係を、引張りばねの収縮すなわち短縮の関数として示している。ワイヤの収縮によって引張られるときのばね力の比例的な増加のために、前記力は圧縮に比例して増大している。
直線または曲線81は、図1〜8、9の実施の形態における圧縮と力の関係に対応した曲線に符合しており、ここではワイヤ10、22、24、31、60、72の夫々の力は、収縮または短縮の開始時に最大となり、またワイヤの収縮長さは、上述した動作スロークの間のモーメントアームすなわちアームの長さ変動によってはるかに長くなる。
この方法により、形状記憶合金ワイヤを加熱する一定量のエネルギに与えるためのより長い収縮距離が、動作システムにより増大されたエネルギ入力を与えるため、より高い機械効率が得られる。
実際の曲線81は直線状とはならず、動作ストロークの間の1つまたは複数のモーメントアームの変化する変動率を反映したものとなる。
次に図12、図5〜7において、図5〜7に示すアクチュエータが、ボデー30を備えたプランジャを圧縮することによってピストンポンプを動作するために適用されている。
前記ポンプピストンプランジャとボデー30は、ボデー30の動作ストロークの間に0.2mmから3.4mm移動する。プランジャを移動させるために必要な力は、約0.5Nから約2Nまでほぼ比例的に増加し、ここでプランジャが通路の末端に到達するためにこの力は急激に増加する。
ボデー30さらにはプランジャに加わるばね43による力は、ばね43のてこの力に抗してボデー30を引き戻すために必要な形状記憶合金ワイヤ31の引張りまたは力に対応する放物線状の曲線を描く。
これらの曲線は、本発明にかかるアクチュエータが、変動量が増加するにしたがって増大した力を生み出すことを示していることが明らかであり、これは、例えばプランジャによる移動距離に応じて要求される力が増大するピストンポンプを備えたポンピングなどへの適用に非常に有利である。
本発明にかかる携帯用注入ポンプユニットの第1の実施の形態の概略図で、図1の動作ピンが最大に引き込んだ位置と、図2の動作ピンが最大に伸展した位置の2つの異なる位置を示す。 本発明にかかるアクチュエータの第2、第3の実施の形態の概略図である。 本発明にかかるアクチュエータの第4の実施の形態の3段階の動作を示す概略図である。 本発明にかかる形状記憶合金アクチュエータモータの第1の実施の形態を示す概略図である。 本発明にかかる形状記憶合金アクチュエータモータの第2の実施の形態を示す概略図である。 本発明にかかるラック式線状形状記憶合金アクチュエータを示す概略図である。 本発明にかかるアクチュエータの異なる付勢システムに対する形状記憶合金ワイヤの収縮と力の2つの曲線を示すグラフである。 図5〜7に示すアクチュエータによるニュートンで示す力とmmで示すピストンポンププランジャの移動距離の関係を示すグラフである。
符号の説明
30.動作ボデー、 31.形状記憶合金ワイヤ、 32.2本アームレバー、 33.固定点、 34.プーリ、 35.スライド、 36.圧縮ばね、 37.固定部、 38.ピボット、 39.アーム、 40.ピン、 41.アーム、 42.固定点、 43.引張りばね、 44.固定部、 45.つめ(フック要素)、 46.ピボット、 47.突起、 48.凹み部、 49.形状記憶合金ワイヤ、 50.固定部、 51.圧縮ばね。

Claims (20)

  1. 形状記憶合金アクチュエータであって:
    −第1と第2の位置の間で移動可能に形成されたボデーと、
    −前記ボデーを前記第1の位置に保持するよう形成された解除可能な保持手段と、
    −ニチノール(nitinol)などの形状記憶合金で作られた少なくとも1つの第1のワイヤ及び少なくとも1つの第2のワイヤであって、前記第1のワイヤの長さが短縮することによって前記ボデーを前記第2の位置から第1の位置へ移動させる力を前記ボデーに及ぼすよう前記第1のワイヤの一端が前記ボデーに接続されたものと、
    −前記ボデーを前記第1の位置から第2の位置へ移動させるために前記ボデーを付勢するよう形成された、引張りばね、圧縮ばね、真っ直ぐなまたは弓状のフラットばね、ピストン及びシリンダ機構などの付勢手段と、を備え、
    前記第2のワイヤが前記保持手段に接続された一端を有し、これによって前記第2のワイヤの長さが短縮することによって前記保持手段を解除して前記付勢手段が前記ボデーを前記第1の位置から第2の位置へ移動させることを可能にするアクチュエータ。
  2. 前記第1及び/又は第2のワイヤを少なくとも形状記憶合金変態点まで加熱するための電流を前記両ワイヤへ間欠的に流す手段をさらに備えている、請求項1にかかるアクチュエータ。
  3. 前記保持手段が回転可能なフックまたはつめを含み、前記つめが前記ボデーの凹み部に嵌まった保持位置と、前記つめが前記凹み部から外れた解除位置との間で回転可能に配置されている、請求項1または2にかかるアクチュエータ。
  4. 前記ボデーが移動可能にフレームに取り付けられ、前記第1及び第2の各ワイヤの一端が前記フレームに取り付けられ、他端が前記ボデーと前記つめにそれぞれ接続され、前記第1のワイヤの長さが短縮することによって前記ボデーに第1の方向へ移動させる力を及ぼし、前記第2のワイヤの長さが短縮することによって前記つめに前記保持位置から前記解除位置へ回転させる力を及ぼし、前記付勢手段が前記フレームに取り付けられて前記ボデーに前記第1の方向とは反対の第2の方向への移動力を及ぼす、請求項3にかかるアクチュエータ。
  5. 前記付勢手段が、レバーやディスクなどの回転可能に配置された中間メンバを回転軸回りに第1の角度位置から第2の角度位置への第1の回転方向へ回転させるために前記中間メンバに回転力を付与するよう配置、形成され、前記中間メンバの前記第1の回転方向の回転が前記ボデーを前記第2の方向へ移動させるよう前記中間メンバが力伝達点で前記ボデーに接続されている、請求項4にかかるアクチュエータ。
  6. 前記付勢手段と前記中間メンバは、前記回転軸に対する前記回転力のレバーすなわちモーメントアームが、前記中間メンバが前記第1の角度位置にあるときよりも前記中間メンバが前記第2の角度位置にある時の方がより大きく、これによって前記中間メンバが前記第1の回転方向に回転するときに前記回転力のレバーすなわちモーメントアームが増加するように配置、形成され、及び/又は、
    前記中間メンバと前記ボデーは、前記回転力が、前記ボデーを前記第1の位置から第2の位置へ移動させるために前記伝達点に付与される移動力として前記ボデーに伝達され、前記回転軸に対する前記移動力のレバーすなわちモーメントアームが、前記中間メンバが前記第2の角度位置にあるときよりも前記中間メンバが前記第1の角度位置にある時の方がより大きく、これによって前記回転軸に対する前記移動力のレバーすなわちモーメントアームが、前記中間メンバが前記第1の回転方向へ回転するときに減少するよう配置、形成されている、請求項5にかかるアクチュエータ。
  7. 前記中間メンバが、好ましくは引張りばねである第1の付勢手段とつながる1つアームと、前記ボデーにつながる他のアームとの2本アームのレバーである、請求項6にかかるアクチュエータ。
  8. 前記第1のワイヤが、前記ボデーに接続された一端から少なくとも1つのプーリまたはローラを回って固定点に取り付けられた当該第1のワイヤの他端に延び、前記第1のワイヤの所定長さが制約された領域内に収納されている、請求項1から7のいずれか一にかかるアクチュエータ。
  9. つめ付勢手段が、前記回転可能なつめを前記解除位置から前記保持位置へと移動させるよう配置、形成されている、請求項3から8のいずれか一にかかるアクチュエータ。
  10. 形状記憶合金アクチュエータであって:
    −第1と第2の位置の間で移動可能に形成されたボデーと、
    −ニチノールなどの形状記憶合金で作られた少なくとも1つの第1のワイヤであって、前記第1のワイヤの長さが短縮することによって前記ボデーを前記第2の位置から第1の位置へ移動させる力を前記ボデーに及ぼすよう前記第1のワイヤの一端が前記ボデーに接続されたものと、
    −引張りばね、圧縮ばね、真っ直ぐなまたは弓状のフラットばね、ピストン及びシリンダ機構などの付勢手段と、
    −前記ボデーと前記付勢手段とに接続されたレバーやディスクなどの回転式の中間メンバと、を備え、
    前記付勢手段は、前記中間メンバを回転軸回りに第1の角度位置から第2の角度位置への第1の回転方向へ回転させるために前記中間メンバに回転力を及ぼすよう形成され、前記中間メンバの前記第1の回転方向の回転が前記ボデーを前記第1の位置から第2の位置へ移動させるよう前記中間メンバが前記ボデーに接続され、
    前記付勢手段と前記中間メンバは、前記回転軸に対する前記回転力のレバーすなわちモーメントアームが、前記中間メンバが前記第1の角度位置にあるときよりも前記中間メンバが前記第2の角度位置にある時の方がより大きくなるよう配置、形成され、これによって前記中間メンバが前記第1の回転方向に回転するときに前記回転力のレバーすなわちモーメントアームが増加するアクチュエータ。
  11. 形状記憶式アクチュエータであって:
    −第1と第2の位置の間で移動可能に形成されたボデーと、
    −ニチノールなどの形状記憶合金で作られた少なくとも1つの第1のワイヤであって、前記第1のワイヤの長さが短縮することによって前記ボデーを前記第2の位置から第1の位置へ移動させる力を前記ボデーに及ぼすよう前記第1のワイヤの一端が前記ボデーに接続されたものと、
    −引張りばね、圧縮ばね、真っ直ぐなまたは弓状のフラットばね、ピストン及びシリンダ機構などの付勢手段と、
    −前記ボデーの力伝達点で前記ボデーに接続され、前記付勢手段と接合または一体にされたレバーまたはアームなどの回転可能に配置された中間メンバと、を含み、
    前記付勢手段は、前記中間メンバを回転軸回りに第1の角度位置から第2の角度位置への第1の回転方向へ回転させるために前記中間メンバに回転力を付与するよう形成され、前記中間メンバの前記第1の回転方向の回転が前記ボデーを前記第1の位置から第2の位置へ移動させるよう前記中間メンバが前記ボデーに接続され、
    前記中間メンバと前記ボデーは、前記ボデーを前記第1の位置から第2の位置へ移動させるために前記力伝達点に前記回転力が移動力として伝達され、さらに前記回転軸に対する前記移動力のレバーすなわちモーメントアームは、前記中間メンバが前記第2の角度位置にあるときよりも前記中間メンバが前記第1の角度位置にある時の方が大きくなるよう配置、形成され、これによって前記中間メンバが前記第1の回転方向に回転するときに前記回転軸に対する前記移動力のレバーすなわちモーメントアームが減少するアクチュエータ。
  12. 前記ボデーを前記第1の位置に保持するよう形成された解除可能な保持手段と、
    ニチノールなどの形状記憶合金で作られ、前記保持手段に接続された一端を有する少なくとも1つの第2のワイヤであって、当該第2のワイヤの長さが短縮することによって前記保持手段を解除し、前記付勢手段が前記ボデーを前記第1の位置から第2の位置へ移動可能にするものとをさらに備えている、請求項10または11にかかるアクチュエータ。
  13. 前記保持手段が回転可能なフックまたはつめから構成され、前記つめが前記ボデーの凹み部に嵌まった保持位置と、前記つめが前記凹み部から外れた解除位置との間で回転可能に配置されている、請求項12にかかるアクチュエータ。
  14. 前記ボデーがフレームに移動可能に取り付けられ、前記第1及び第2の各ワイヤの一端が前記フレームに取り付けられ、他端が前記ボデーと前記つめにそれぞれ接続され、前記第1のワイヤの長さが短縮することによって前記ボデーに第1の方向へ移動させる力を及ぼし、前記第2のワイヤの長さが短縮することによって前記つめに前記保持位置から前記解除位置へ回転させる力を及ぼし、前記付勢手段が前記フレームに取り付けられ、前記ボデーに前記第1の方向とは反対の第2の方向への移動力を及ぼす、請求項13にかかるアクチュエータ。
  15. ニチノールなどの形状記憶合金で作られ、前記ボデーに接続された一端を有する少なくとも1つの第2のワイヤであって、前記第1のワイヤの長さが短縮することによって前記ボデーに一方の回転方向への回転力を及ぼし、前記第2のワイヤの長さが短縮することによって前記ボデーに反対の回転方向の回転力を及ぼし、前記付勢手段が前記ボデーに前記回転方向のいずれか一方向の回転力を及ぼすよう前記ボデーに取りつけられている、請求項10または11にかかるアクチュエータ。
  16. 前記付勢手段が、前記ボデーに前記両回転方向への回転力を及ぼし、前記第1と第2の位置の間のバランス点では前記付勢手段は前記ボデーに回転力を及ぼさない、請求項15にかかるアクチュエータ。
  17. 前記電力供給ユニットが、前記第1及び/又は第2のワイヤを少なくとも形状記憶合金変態点まで加熱するための電流を前記第1及び/又は第2のワイヤを通して間欠的に流すよう形成されている、請求項10から16のいずれか一にかかるアクチュエータ。
  18. 形状記憶合金モータであって:
    −好ましくは請求項1から17のいずれか一にかかる形状記憶合金アクチュエータと、
    −第1の位置と第2の位置との間で移動可能に配置されたボデーと、
    −ニチノールなどの形状記憶合金で作られた少なくとも1つの第1のワイヤであって、前記第1のワイヤの長さが短縮することによって前記ボデーを前記第2の位置から第1の位置へ移動させる第1の移動力を前記ボデーに及ぼすよう前記第1のワイヤの一端が前記ボデーに接続されたものと、
    −引張りばね、圧縮ばね、真っ直ぐなまたは弓状のフラットばね、ピストン及びシリンダ機構などの付勢手段であって、前記ボデーを前記第1の位置から第2の位置へ移動させるための第2の移動力を前記ボデーに及ぼすよう配置、形成されたものと、
    −第1及び第2の回転方向を有するギアと、を備え、
    前記ボデーは前記ギアの隣接する2つの歯の間に係合するよう形成された部分を有し、前記ボデーと前記ギアは、前記第1の位置において前記部分が前記ギアの一対の歯の間に位置し、前記第2の位置において前記ギアの第2の回転方向にある前記ギアの隣接する一対の歯の間に前記部分が位置するよう配置、形成され、これによって前記第2の移動力が前記ボデーをして前記ギアを前記第1の方向へ回転せしめるモータ。
  19. 前記ギアの前記第2の方向への回転を阻止する前記ギアの一対の歯の間のロック位置と、解除位置との間に移動可能に配置されたつめメンバをさらに備えている、請求項18にかかるモータ。
  20. 形状記憶合金モータであって:
    −好ましくは請求項1から17のいずれか一にかかる形状記憶合金アクチュエータと、
    −第1の位置と第2の位置との間で移動可能に配置されたボデーと、
    −ニチノールなどの形状記憶合金で作られた少なくとも1つの第1のワイヤであって、前記第1のワイヤの長さが短縮することによって前記ボデーを前記第2の位置から第1の位置へ移動させる第1の移動力を前記ボデーに及ぼすよう前記第1のワイヤの一端が前記ボデーに結合されたものと、
    −引張りばね、圧縮ばね、真っ直ぐなまたは弓状のフラットばね、ピストン及びシリンダ機構などの付勢手段であって、前記ボデーを前記第1の位置から第2の位置へ移動させるための第2の移動力を前記ボデーに及ぼすよう配置、形成されたものと、
    −第1及び第2の移動方向を有するラックと、を備え、
    前記ボデーは前記ラックの隣接する2つの歯の間に係合するよう形成された部分を有し、前記ボデーと前記ラックは、前記第1の位置において前記部分が前記ラックの一対の歯の間に位置し、前記第2の位置において前記部分が前記ラックの第2の移動方向にある前記ギアの隣接する一対の歯の間に位置するよう配置、形成され、これによって前記第2の移動力が前記ボデーをして前記ラックを前記第1の方向へ移動せしめるモータ。

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