JP2007106270A - ブレーキ操縦装置および作業機械 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブレーキ操縦装置6は、複数のブレーキペダル61,62と、1つのブレーキバルブ63と、ペダル61,62の踏込動作をバルブ63に伝達する伝達機構7とを備える。伝達機構7は、ペダル61,62の数に応じて設けられ、ペダル61,62の踏込に応じて回動する複数の第1リンク71,72と、第1リンク71,72とは独立して第1リンク71,72と同方向に回動自在に設けられ、自身の回動動作をバルブ63に伝達する第2リンク73とを含む。第1リンク71,72には、第2リンク73の回動方向の後方側に配置されて、第2リンク73に当接する当接部7131,7231が設けられ、当接部は、当接部が設けられた第1リンク71,72と接続されているペダル61,62の踏込動作時に、第2リンク73を回動方向の後方側から押込んで回動させる。
【選択図】図4
Description
この特許文献1に記載のブレーキ操縦装置では、運転席の左右に離間して配置される2つのブレーキペダルと、それぞれのブレーキペダルの踏み込みにより操作される2つのブレーキバルブとが設けられている。そして、左右いずれか一方のブレーキペダルが踏み込まれると、踏み込まれたブレーキペダルに係合するブレーキバルブのスプール位置が切り替わり、ディスクブレーキ等の制動手段に油圧が供給され、踏み込まれたブレーキペダルが配置された側の車輪が制動される構成とされている。
すなわち、複数のブレーキペダルのうち1つのブレーキペダルが踏み込まれた場合、当該ブレーキペダルに接続された第1リンクが回動する。この第1リンクの回動に伴って、第2リンクの回動方向の後方側に配置された第1リンクの当接部が、当該回動方向の後方側から第2リンクを押し込むことで回動させ、第2リンクの回動動作がブレーキバルブに伝達される。この際、第2リンクの回動は、踏み込まれていない側のブレーキペダルに接続された第1リンクとは独立して行われるので、当該第1リンクは、第2リンクの回動によって回動することがない。
これによれば、ブレーキペダルの踏み込みによって、当該ブレーキペダルに接続する第1リンクが回動した際に、他の第1リンクが回動することを防ぐことができるので、当該他の第1リンクに接続され、踏み込まれていない他のブレーキペダルが動作することを防ぐことができる。従って、それぞれのブレーキペダルを独立して動作させることができる。
これによれば、第1リンクの当接部と、当該第1リンクの回動時に当接部が当接する第2リンクのレバーとの距離を短くすることができる。従って、第1リンクが第2リンクを押し込んで回転させる際に、当該第1リンクに生じる捻れを抑制することができるので、第1リンクの変形を抑制することができる。また、第1リンクの当接部および第2リンクのレバーの構成を簡略化することができ、ひいては、ブレーキ操縦装置の構成を簡略化することができる。
また、第1リンクの当接部が当接するレバーは、第2リンクの軸方向の略中央に設けられているので、それぞれの第1リンクの当接部から第2リンクのレバーまでの距離を略同じとすることができるので、それぞれの第1リンクのバランスを保ちやすくすることができる。従って、それぞれのブレーキペダルの踏み込み力に応じた第1リンクの回動量を同程度とすることができ、ブレーキバルブに対する第2リンクの回動動作調整を容易に行うことができる。
さらに、第1リンクの押込力は、レバーが設けられた第2リンクの略中央に集中することとなる。これによれば、第2リンクに捻れが発生することを抑制することができる。従って、第2リンクの変形を抑制することができる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
(1-1)ホイルローダ1の概略構成
図1は、本発明の第1実施形態に係るホイルローダ1を示す左側面図である。
ホイルローダ1は、掘削して得た土砂等をトラック等に運搬および積込する作業機械である。このホイルローダ1は、図1に示すように、前部ユニット21および後部ユニット22を有する車体本体2を備えている。
さらに、後部ユニット22の前方側部分で、車体本体2の略中央には、内部に運転席を有するキャブ221が設けられており、運転席における操作者の操作により、ホイルローダ1が操作できるように構成されている。
このうち、リンク機構5は、ブーム51と、リフトシリンダ(図示省略)と、バケットシリンダ52と、ベルクランク53と、連結リンク54とを備えて構成されている。
リフトシリンダは、ブーム51の上昇・下降用の油圧シリンダであり、詳しい図示を省略したが、一端が車体本体2に上下方向に回動自在に取り付けられ、他端がブーム51の下方と接続されている。このリフトシリンダを伸長させると、ブーム51が取付軸Aを中心として回動し、当該ブーム51の先端側に取り付けられたバケット4が上昇または下降する。
ベルクランク53は、一端がバケットシリンダ52に接続され、他端が連結リンク54に接続されている。また、このベルクランク53は、略中央の屈曲部分で取付軸Cを中心として、上下方向に回動自在にブーム51に取り付けられている。
連結リンク54は、詳しい図示を省略したが、一端がベルクランク53に上下方向に回動自在に取り付けられ、他端がバケット4に上下方向に回動自在に接続されている。
図2は、キャブ221内に設けられたブレーキ操縦装置6を左方斜め上側から見た斜視図である。また、図3は、ブレーキ操縦装置6を右方斜め下側から見た斜視図である。さらに、図4は、ブレーキ操縦装置6の分解斜視図である。
キャブ221内には、前述のタイヤ31,32の回転を停止させて車体本体2を制動するブレーキ操縦装置6が設けられている。このブレーキ操縦装置6は、図2〜図4に示すように、運転席の左右両側に配置された2つのブレーキペダル61,62と、ブレーキバルブ63と、固定板64,65と、近接スイッチ66と、ブレーキペダル61,62の踏み込み量をブレーキバルブ63に伝達するリンク機構7とを備えて構成されている。
これらブレーキペダル61,62は、それぞれ同様の構成とされ、ペダル本体611,621、台座612,622および蛇腹613,623を備えている。
固定板64,65は、後述するリンク機構7の第1リンク71,72および第2リンク73を軸支したシャフト74を固定するものであり、キャブ221のフロアの下面に固定されている。
リンク機構7は、本発明の伝達機構に相当し、前述のように、ブレーキペダル61,62のペダル本体611,621の踏み込み量をブレーキバルブ63に伝達して、油圧を発生させるものである。
このリンク機構7は、ブレーキペダル61,62のロッド6111,6211にそれぞれ接続された2つの第1リンク71,72と、それぞれの第1リンク71,72が当接する第2リンク73と、これら第1リンク71,72および第2リンク73を回動自在に軸支するシャフト74とを備えて構成されている。
筒状部711,721は、内部が中空状に形成されており、シャフト74に対して回動自在に軸支される。
レバー712,722は、略長方形状を有し、筒状部711,721の軸方向に略直交する方向に延出するように設けられている。このレバー712,722の先端部分には、当該レバー712,722を貫通する孔部7121,7221が形成されており、前述のロッド6111,6211に設けられたボールジョイント6112,6212の取付ボルトが挿通される。
これら鉤状部713,723の筒状部711,721における形成位置は、レバー712,722に対してずれている。このため、第1リンク71,72を構成する筒状部711,721の軸方向に沿った方向から、当該第1リンク71,72をそれぞれ見た場合、第1リンク71,72は、筒状部711,721を中心に回動する略L字状の部材として構成されている。
これら延出部7131,7231から筒状部711,721の回動中心である中心軸までの距離は、それぞれの第1リンク71,72で略同じとされている。これにより、筒状部711,721の回動角が同じであると、延出部7131,7231における回動量が同じとなる。
この第2リンク73は、筒状部731と、当該筒状部731から突出する一対のレバー732,733とを備えている。
筒状部731は、内部が中空状に形成されシャフト74が挿通される。これにより、第2リンク73は、第1リンク71,72とともにシャフト74に回動自在に軸支される。
これらレバー732,733の先端部分には、当該レバー732,733を厚さ方向に貫通する孔部7321,7331が形成されており、これら孔部7321,7331のうち、第1リンク72に近接する側に形成されたレバー733の孔部7331には、ブレーキバルブ63からのロッド631が接続されている。
具体的に、第2リンク73において、第1リンク71に近接する側に配置されたレバー732には、第1リンク71の回動に伴って、当該第1リンク71の延出部7131が当接される。そして、さらに第1リンク71が回動すると、延出部7131によってレバー732が押し込まれ、第2リンク73がシャフト74を軸として回動する。
また、第2リンク73において、第1リンク72に近接する側に配置されたレバー733には、当該第1リンク72の延出部7231が当接される。そして、さらに第1リンク72が回動すると、延出部7231によってレバー733が押し込まれ、第2リンク73が、シャフト74を軸として回動する。
このように、第2リンク73の回動に伴って、レバー733に接続されたブレーキバルブ63のスプール位置が切り替わり、油圧が油圧ラインを介して制動手段に供給される。
ここで、ブレーキ操縦装置6の動作について説明する。なお、以下の説明では、ブレーキペダル61のペダル本体611が踏み込まれた場合の動作について説明するが、ブレーキペダル62のペダル本体621が踏み込まれた場合の動作も同様である。
ブレーキペダル61のペダル本体611が踏み込まれた場合、当該ペダル本体611に設けられたロッド6111が下方に移動する。このロッド6111の移動に伴って、当該ロッド6111に接続された第1リンク71がシャフト74を軸として回動し、当該第1リンク71に設けられた鉤状部713の延出部7131が、第2リンク73のレバー732に当接される。この際、さらにペダル本体611が踏み込まれて第1リンク71が回動すると、延出部7131によってレバー732が押し込まれ、第2リンク73がシャフト74を軸として、第1リンク71の回動方向と同方向に回動する。この第2リンク73のレバー733には、ブレーキバルブ63が接続されており、当該第2リンク73の回動に伴ってブレーキバルブ63が加圧され、制動が行われる。
すなわち、ブレーキペダル61のペダル本体611が踏み込まれることで、第1リンク71が回動し、当該第1リンク71の延出部7131が第2リンク73を押し込んで回動させた場合でも、第1リンク72の延出部7231は、第2リンク73のレバー733に対して連結されていないので、第1リンク72は回動しない。このため、第1リンク72に接続されたロッド6211を有するペダル本体621は上下に移動しないこととなる。
また同様に、ブレーキペダル62のペダル本体621が踏み込まれた場合、第1リンク72を介して第2リンク73が回動した場合でも、第1リンク71の延出部7131が、第2リンク73のレバー732に連結されていないので、第1リンク71は回動しない。このため、第1リンク71のレバー712に接続されたロッド6111を有するブレーキペダル61のペダル本体611は、上下に動作しないこととなる。
以上のような本実施形態のブレーキ操縦装置6によれば、以下の効果を奏することができる。
すなわち、ブレーキペダル61のペダル本体611が踏み込まれ、第1リンク71および第2リンク73が回動した場合でも、第2リンク73のレバー733に第1リンク72の延出部7231が接合されていないため、当該第2リンク73の回動による第1リンク72の回動が生じない。このため、ペダル本体611が踏み込まれた場合に、ブレーキペダル62のペダル本体621は上下しないこととなる。
また、同様に、ペダル本体621が踏み込まれ、第1リンク72および第2リンク73が回動した場合でも、第2リンク73のレバー732に第1リンク71の延出部7131が接合されていないため、第2リンク73の回動による第1リンク71の回動は生じない。このため、ペダル本体621が踏み込まれた場合に、ブレーキペダル61のペダル本体611は上下しないこととなる。
これによれば、一方のペダル(例えば、ペダル本体611)の踏み込みによって、他方のペダル(例えば、ペダル本体621)が上下に動作しないようにすることができる。従って、それぞれのブレーキペダル61,62のペダル本体611,621の踏み込み操作を独立して行うことができる。また、これにより、高価なブレーキバルブ63を1つとすることができ、かつ、一方のブレーキペダルのペダル本体に対する踏み込みにより、他方のブレーキペダルのペダル本体が動作してしまう違和感を解消することができる。
ここで、製造コストの問題から、2つのブレーキペダルに対して、1つのブレーキバルブを備えるブレーキ操縦装置が知られている。このブレーキ操縦装置では、一方のブレーキペダルのペダル本体に対する踏み込みによって生じる油圧により、他方のブレーキペダルのペダル本体を動作させ、当該他方のブレーキペダルに接続されたブレーキバルブに踏み込み量を伝達するブレーキ操縦装置が知られている。このブレーキ操縦装置においては、当該油圧の変化を検出することで、踏み込まれたペダル本体を判別している。
一方、本実施形態のブレーキ操縦装置6では、油圧はブレーキバルブ63によってのみ生じ、当該ブレーキバルブ63は、ペダル本体611,621のどちらが踏み込まれた場合でも油圧を生じる構成とされている。このため、油圧を検出しても、どちらのペダル本体611,621が踏み込まれたかを判別することができない。
このような問題に対し、本実施形態のブレーキ操縦装置6では、ブレーキペダル62に近接スイッチ66を設けたことにより、当該ブレーキペダル62の踏み込みを確実に検出することができる。また、これにより、近接スイッチ66から入力する制御信号をトリガーとして、図示しない制御装置が、クラッチの接続・切断等の制御を行うことができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るブレーキ操縦装置を説明する。
本実施形態のブレーキ操縦装置は、前述の第1実施形態のブレーキ操縦装置6と同様の構成を備えているが、当該ブレーキ操縦装置のリンク機構を構成する第1リンクおよび第2リンクの形状が異なる点において相違する。
なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図5は、本実施形態に係るブレーキ操縦装置6Aを示す分解斜視図である。
本実施形態のブレーキ操縦装置6Aは、ブレーキペダル61,62、ブレーキバルブ63、固定板64,65(図5において固定板65については図示省略)、および、リンク機構7Aを備えて構成されている。
このうち、リンク機構7Aは、前述のリンク機構7と同様に、ブレーキペダル61,62の踏み込み量をブレーキバルブ63に伝達して当該ブレーキバルブ63により油圧を供給させるものである。このリンク機構7Aは、第1リンク71A,72A、第2リンク73Aおよびシャフト74を備えている。
筒状部711,721の内部にはシャフト74が挿通され、これにより、第1リンク71A,72Aは、シャフト74に対して回動自在に軸支されている。
レバー712,722の先端には、当該レバー712,722の厚さ方向に貫通する孔部7121,7221が形成されており、当該孔部7121,7221により、それぞれブレーキペダル61,62のペダル本体611,621の裏面側に設けられたロッド6111,6211のボールジョイント6112,6212と接続されている。
以上のような本実施形態のブレーキ操縦装置6Aの動作について説明する。なお、以下の説明では、ブレーキペダル61のペダル本体611が踏み込まれた場合について説明するが、ブレーキペダル62のペダル本体621が踏み込まれた場合についても同様である。
ブレーキペダル61のペダル本体611が踏み込まれると、ペダル本体611の裏面側に設けられたロッド6111が下方に押し下げられる。この際、ロッド6111のボールジョイント6112に接続されたレバー712を有する第1リンク71Aが、シャフト74を軸として回動する。第1リンク71Aが回動すると、当該第1リンク71Aの鉤状部713Aに形成された延出部713A1の端面が、第2リンク73Aのレバー734に設けられた板状部7342に当接される。
この際、ブレーキペダル62のペダル本体621に設けられたロッド6211と係合する第1リンク72Aは、第2リンク73Aに対して当接していないため、第2リンク73Aが回動しても第1リンク72Aは回動しない。
以上のような本実施形態のブレーキ操縦装置6Aによれば、前述のブレーキ操縦装置6と同様の効果を奏することができる。
すなわち、ブレーキペダル61のペダル本体611が踏み込まれて第1リンク71Aが回動し、当該第1リンク71Aの延出部713A1が第2リンク73Aのレバー734に設けられた板状部7342に当接され、当該第2リンク73Aを回動させてブレーキバルブ63のロッド631を押し込む。この際、回動する第2リンク73Aに第1リンク72Aが連結されていないため、第2リンク73Aの回動による第1リンク72Aの回動は生じない。このため、ブレーキペダル62のペダル本体621は上下しない。
同様に、ブレーキペダル62のペダル本体621が踏み込まれた場合でも、第1リンク72Aおよび第2リンク73Aの回動による第1リンク71Aの回動が生じないため、ブレーキペダル61のペダル本体611は上下しない。
従って、ブレーキペダル61,62の踏み込み操作を独立して行うことができる。また、近接スイッチ66がブレーキペダル62のペダル本体621が実際に踏み込まれたことを検出することができるので、ペダル本体611が踏み込まれた場合ではなく、ペダル本体621が踏み込まれた場合に限り、クラッチを切ることができる。また、このような場合に、エンジンの回転数を一定に保つなどの動作制御を行うことができる。
また、レバー734が1つだけ設けられているので、前述の第2リンク73に比べて構成を簡略化することができる。
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
また、前記第2実施形態では、第2リンク73Aは、筒状部731の軸方向略中央に1つのレバー734を備える構成としたが、当該レバー734の位置は、筒状部731の軸方向略中央に限らない。
また、前記各実施形態では、検出手段として近接スイッチ66を設けたが、これに限らず、感圧センサ等を採用してもよい。すなわち、当該検出手段が設けられたブレーキペダルの踏み込みを検出することができれば、他の構成としてもよい。
Claims (6)
- ブレーキ操縦装置であって、
互いに離間して配置された複数のブレーキペダルと、
流体圧で動作する制動手段への流体の供給・停止を切り替える1つのブレーキバルブと、
前記複数のブレーキペダルの踏み込み動作を前記ブレーキバルブに伝達する伝達機構とを備え、
前記伝達機構は、
前記複数のブレーキペダルの数に応じて設けられ、それぞれの前記複数のブレーキペダルと接続されて当該ブレーキペダルの踏み込みに応じて回動する複数の第1リンクと、
前記複数の第1リンクとは独立して、当該複数の第1リンクと同じ方向に回動自在に設けられ、かつ、自身の回動動作を前記ブレーキバルブに伝達する第2リンクとを含んで構成され、
前記複数の第1リンクには、前記第2リンクの回動方向の後方側に配置されて、当該第2リンクと当接する当接部が設けられ、
前記当接部は、当該当接部が設けられた前記第1リンクと接続されている前記ブレーキペダルの踏み込み動作時に、前記第2リンクを回動方向の後方側から押し込んで回動させる
ことを特徴とするブレーキ操縦装置。 - 請求項1に記載のブレーキ操縦装置において、
前記ブレーキペダルは、2つ設けられ、
前記第1リンクは、前記第2リンクを挟むように配置され、
前記第2リンクの軸方向の両端部近傍には、当該端部に近接する前記第1リンクの前記当接部が当接するレバーがそれぞれ設けられている
ことを特徴とするブレーキ操縦装置。 - 請求項1に記載のブレーキ操縦装置において、
前記ブレーキペダルは、2つ設けられ、
前記2つの第1リンクは、前記第2リンクを挟むように配置され、
前記第2リンクの軸方向の略中央には、前記2つの第1リンクのそれぞれに設けられた前記当接部が当接する1つのレバーが設けられている
ことを特徴とするブレーキ操縦装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のブレーキ操縦装置において、
それぞれの前記第1リンクに設けられた前記当接部は、当該当接部が形成された前記第1リンクの回動中心から略等距離に設けられている
ことを特徴とするブレーキ操縦装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のブレーキ操縦装置において、
前記複数のブレーキペダルのうち少なくともいずれかには、当該ブレーキペダルの踏み込みを検出する検出手段が設けられている
ことを特徴とするブレーキ操縦装置。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のブレーキ操縦装置を備える
ことを特徴とする作業機械。
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