JPH08230699A - 走行車輌の油圧旋回及び制動機構 - Google Patents

走行車輌の油圧旋回及び制動機構

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JPH08230699A
JPH08230699A JP3843095A JP3843095A JPH08230699A JP H08230699 A JPH08230699 A JP H08230699A JP 3843095 A JP3843095 A JP 3843095A JP 3843095 A JP3843095 A JP 3843095A JP H08230699 A JPH08230699 A JP H08230699A
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和央 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラクター等の走行車輌における油圧系装置
を、他の部材のメンテナンス作業時に油抜き作業等を不
要にするとともに、油圧系装置自体の着脱も容易化する
ことを目的とする。 【構成】 油圧旋回機構においては、ステアリングシャ
フト15の下端より延長シャフト16、連結シャフト1
7を介して、パワーステアリング用油圧コントロールバ
ルブ10をクラッチケース6の側方に配設し、パワース
テアリング用油圧シリンダー4はフロントアクスルブラ
ケット1の側板1Rの内側に沿設し、油圧制動機構にお
いては、リザーバタンク部22aを有する油圧ブレーキ
バルブボディ22をブレーキペダル前方に配設し、ブレ
ーキディスク装置34のブレーキアーム40回動用のブ
レーキ用油圧シリンダー27に油圧配管する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクター等の走行車
輌の旋回及び制動用の油圧機構において、メンテナンス
時の油圧系の着脱作業を簡略化するための構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクター等の走行車輌におい
て、油圧による旋回機構(パワーステアリング機構)や
制動機構は公知となっている。この中で、まず、旋回機
構においては、従来、油圧コントロールバルブを、実公
平2─5682にて開示されているように、エンジン直
結型として、ステアリングシャフト下端の油圧回動装置
との間に油圧配管を施すか、或いは、ステアリングシャ
フト下端に直接取り付けるかしていたが、後者の場合、
ステアリングシャフトが左右中心部に配設されている関
係から、その下端に取り付ける油圧コントロールバルブ
は、エンジン後部に配設されるクラッチケース等の伝動
ケースを回避すべく、その上方のフロントコラムの内部
に配設していた。また、油圧シリンダーについては、フ
ロントアクスルブラケットの内側部分にて、一端を該フ
ロントアクスルブラケットの一部に、他端を、フロント
アクスル上部に枢支された左右両輪にタイロッドを連結
するベルクランク先端に枢結して取り付ける構成が、実
公平2─23493にて開示されている。
【0003】更に、車軸駆動ケース内に取り付ける制動
装置、即ちブレーキ装置として、油圧式構造のものは、
特開平6─135353や特開平6─64557等にて
開示されており、また、機械式構造のものは、実公平4
─90758等にて開示されている。また、油圧式構造
のものにおけるブレーキ作動油は、特開昭59─130
774に開示する如く、変速装置用の潤滑油を利用した
り、或いは、トラクターにおいては、作業機昇降用の油
圧装置における戻り油を利用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】まず、油圧旋回機構
(パワーステアリング機構)において、従来の油圧コン
トロールバルブの取付構成では、クラッチ交換等のため
にエンジン後部に連設した伝動ケースを扱うにおいて、
実公平2─5682開示の如く、エンジン直結型とし
て、ステアリングシャフト下端と油圧配管した場合に
は、配管を着脱する作業が、また、ステアリングシャフ
ト下端に直接取り付けて、伝動ケース上方に配設した場
合には、該油圧コントロールバルブを着脱する作業が必
要となり、更にそれに伴って、油漏れを防ぐべく、リザ
ーバタンクを始めとする油圧系より油を抜取るという煩
雑な作業も必要となる。更に、後者の場合には、該油圧
コントロールバルブの位置が高いので、作業者に騒音が
伝わりやすいという問題があった。
【0005】また、パワーステアリング用油圧シリンダ
ーを前記の位置に取り付けた場合には、該シリンダーが
フロントアクスルブラケットに保護され、かつ、地面の
凹凸に伴うフロントアクスルの左右揺動にも対応できて
いるのだが、上記の如き油圧コントロールバルブの取付
構造に伴う伝動ケースのメンテナンスの煩雑さを解消す
べく、油圧コントロールバルブの位置を変更する場合
に、該油圧コントロールバルブより圧油配管されるパワ
ーステアリング用油圧シリンダーの位置を変更するとな
れば、前記位置より油圧シリンダーにとって都合のよい
位置は他になく、結果として、油圧コントロールバルブ
の位置変更もままならないのである。
【0006】一方、制動機構について、前記の油圧式構
造のものと機械式構造のものでは、車軸駆動ケース内に
内設する制動装置に限って言えば、後者の機械式構造の
ものが構造が簡単で安価であるが、作業者が操作するペ
ダル或いはレバー等の操作部材との間における連動系に
ついては、油圧系の方が単純な構造となり、作動反応性
もよい。しかし、従来は、車軸駆動ケース内に油圧式構
造の制動装置が組み込まれれば、作業者側の操作部材ま
で全てが油圧系にて連結され、一方、車軸駆動ケース内
に機械式制動装置が内設されれば、該操作部材までの連
動系は全て機械式のものとなっていた。更に、油圧制動
機構とした場合に、作動油を、前記の如く、変速装置の
潤滑油や、作業機昇降装置の戻り油より採っていたの
は、ブレーキ作動油のリザーバタンクを別個に設けるの
は、配設スペースの少ないトラクター等においては困難
なことだからであるが、このように、別個の油圧系より
作動油を供給するには、配管が必要となり、前記の油圧
旋回機構における不具合と同様に、伝動ケースのメンテ
ナンス作業時には、配管の着脱作業や油抜き作業等の煩
雑な作業が必要となり、また、配管構造も複雑で、コス
ト高を招くものとなっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、走行車輌の油圧旋回機構の中、ステアリングシャフ
トの下端に、該ステアリングシャフトの回動操作にてバ
ルブ開閉制御されるパワーステアリング用油圧コントロ
ールバルブを取り付ける構造において、該ステアリング
シャフトを下方に延長し、且つ側方に屈曲させて、該パ
ワーステアリング用油圧コントロールバルブを、エンジ
ン後部の伝動ケースの側方に配設した。
【0008】また、前記の走行車輌の油圧旋回機構にお
いて、左右車輪に対してタイロッドを連結するベルクラ
ンクをピストンの伸縮にて回動操作するためのパワース
テアリング用油圧シリンダーを、その一端を該ベルクラ
ンクに、他端をフロントアクスルブラケットに固設した
シリンダーブラケットに枢結して、フロントアクスルブ
ラケットの側面内側に沿設するとともに、該パワーステ
アリング用油圧コントロールバルブと可撓性ホースにて
連結した。
【0009】また、走行車輌の油圧制動機構において、
リザーバタンクとピストンを一体的に内設し、ブレーキ
ペダルの踏込み操作にて、該ピストンを駆動して油圧式
ブレーキシリンダーに圧油を供給するブレーキバルブ装
置を、該ブレーキペダルの前方に配設し、該ブレーキシ
リンダーのピストンロッドよりブレーキディスク押圧用
のカム部材にリンク機構を介設した。
【0010】
【作用】油圧旋回機構においては、油圧コントロールバ
ルブが伝動ケースの側方に配設されて、伝動ケースのメ
ンテナンス作業に伴う着脱作業が不要となり、また、こ
のように油圧コントロールバルブを下方に変位させたと
しても、油圧シリンダーとは可撓性ホースにて連結する
ことによって、油圧シリンダーは、外圧保護やアクスル
の揺動対応に最も優れた位置より変位させずに済む。
【0011】また、油圧制動機構においては、リザーバ
タンクとピストンを一体にしたブレーキバルブ装置を構
成することで、ブレーキ作動油を他の油圧系より配管し
て得る必要がなく、また、ブレーキバルブ装置自体はコ
ンパクトなものとなる。更にブレーキシリンダーを介し
て、リンク機構を介設することにより、車軸駆動ケース
に付設した機械式制動装置であるブレーキディスク押当
用のカム部材に連結して、機械式ブレーキを油圧にて作
動させることができる。
【0012】
【実施例】次に、添付の図面に示した実施例に基づい
て、本発明の構成を説明する。図1はトラクターにおけ
る油圧旋回機構の側面図、図2は同じく平面図、図3は
同じく正面図、図4はパワーステアリング用油圧シリン
ダーの平面図、図5はパワーステアリング用油圧シリン
ダーのシリンダーブラケットにおける枢支部分の正面断
面図、図6は同じくベルクランクにおける枢支部分の正
面断面図、図7はブレーキペダル及びクラッチペダル
と、ブレーキバルブケース及びクラッチバルブケースの
配設構造を示すフロントコラム部分の後面図、図8はト
ラクターにおける油圧クラッチ機構の側面図、図9はト
ラクターにおける油圧制動機構の側面図、図10は油圧
クラッチバルブケースの側面断面図、図11は同じく平
面図、図12の(a)は同じく後面図、(b)は同じく
前面図、図13は油圧ブレーキバルブケースの側面断面
図、図14は同じく平面図、図15は同じく正面図、図
16はブレーキディスク装置の正面断面図、図17は防
振部材の平面図、図18は同じく側面断面図、図19は
トラクターのキャビンの前部左側における防振部材及び
横移動規制部材の取付構成を示す正面一部断面図、図2
0は同じく後部左側における防振部材及び横移動規制部
材の取付構成を示す正面一部断面図である。
【0013】本発明を採用するトラクターの実施例を説
明する。図2の如く、トラクター前部において、平行な
左右一対のフロントアクスルブラケット1の側板1L・
1Rが前後方向に配設されており、その前後略中央部に
てフロントアクスルを支持すべく、左右側板1L・1R
間に水平状にフロントアクスル支持板1aが横設されて
いる。また、該フロントアクスル支持板1aの上部にお
いて、その左右中心部には、正面視L字状のベルクラン
ク枢支板1bが突設されており、平面視L字状のベルク
ランク2の回動中心部が、該フロントアクスル支持板1
a上面と該ベルクランク枢支板1bとの間にて枢支され
ており、該ベルクランク2の後方に突出されたタイロッ
ド枢支部2bの先端には、左右前輪より延出される図示
されないタイロッドが枢結されて、該ベルクランク2が
回動することにより、前輪が左右に操向される構成とな
っている。
【0014】フロントアクスルブラケット1の両側板1
L・1Rの上部には、図1図示のボンネットBが載置さ
れていて、該ボンネットB内において、前部よりパワー
ステアリング用リザーバタンクT、バッテリBT、ラジ
エータR、エンジンEが配設されており、また、エンジ
ンEの左前面には、該パワーステアリング用リザーバタ
ンクTよりサクションホースH1を介して圧油を供給さ
れるパワーステアリング用油圧ポンプPが固設されてお
り、エンジン出力軸にてポンプ駆動される。
【0015】一方、フロントアクスルブラケット1の右
側板1Rの内側には、図4乃至図6の如く、シリンダー
ブラケット3を取付け、パワーステアリング用油圧シリ
ンダー4の前端枢支部4aを、該シリンダーブラケット
3より突設する上下枢支板3a・3bの間に挟持させ
て、左右回動自在に枢支し、一方、ピストンロッド4b
の後端を、該ベルクランク2より右方に突設されるシリ
ンダー枢支部2aの先端に枢支ピン5にて左右回動自在
に枢支している。シリンダー装着状態においては、該フ
ロントアクスルブラケット1の右側板1Rにて保護さ
れ、また、該右側板1Rに沿設しているので、両側板1
L・1R間における他の部材の配設スペースも広く取れ
ている。また、上下位置については、該フロントアクス
ルブラケット1の内側位置で、ボンネットB内に配設さ
れるエンジンEやラジエータR等よりも下方になってお
り、取外す際には、該シリンダーブラケット3の下枢支
板3bを下方に外し、また、該ベルクランク2のシリン
ダー枢支部2aにおける枢支ピン5を上方に抜けば、該
パワーステアリング用油圧シリンダー4の下方には、も
はや他の部材が介在しないので、容易に下方に脱却でき
る。
【0016】次に、フロントアクスルブラケット1及び
ボンネットBより後方においては、エンジンE後端よ
り、伝動ケースの前部分であるクラッチケース6を連設
しており、該クラッチケース6の左右には、図2及び図
3の如く、水平状に左右の前部キャビン支持板7L・7
Rが配設されている。該前部キャビン支持板7L・7R
は、後記の後部キャビン支持板42L・42Rととも
に、トラクターのキャビンを形成するキャビンフレーム
CFを支持する板材であるが、これについては後に詳述
する。右側の前部キャビン支持板7Rの内側端の垂直板
部7aより内側にボルト孔を有する取付部7b・7cが
突設されており、該取付部7b・7cの下部には、バル
ブブラケット8が、下方よりボルト9・9を螺装する形
で固設されている。該バルブブラケット8の下部には、
パワーステアリング用油圧コントロールバルブ10が固
設されており、該バルブブラケット8の中心部におい
て、該パワーステアリング用油圧コントロールバルブ1
0の入力軸10aを上方に突出している。また、該パワ
ーステアリング用油圧コントロールバルブ10の右側に
付設された油路ターミナル10bに、前記パワーステア
リング用リザーバタンクTより、パワーステアリング用
油圧ポンプPを介して延設されるサクションホースH1
と、戻し油ホースH2が連結されており、一方、前記パ
ワーステアリング用油圧シリンダー4に対しては、シリ
ンダー駆動用油圧ホースH3・H4を延設している。
【0017】これらのパワーステアリング用油圧ホース
H1〜H4は、該フロントアクスルブラケット1の両側
板1L・1Rの内側面や、該クラッチケース6の側面
に、クランプ型のホースホルダー11・11・・・にて
固定されている。更に、各パワーステアリング用油圧ホ
ースH1〜H4は、可撓性ホースとなっており、図1の
ように、フロントアクスルブラケット1の上部付近より
下方に傾斜させて、該クラッチケース6の下方へと、段
差をつけて延設されている。
【0018】該パワーステアリング用油圧コントロール
バルブ10は、クラッチケース6の右方で、上下位置と
しては、該クラッチケース6の下半部分に配設されてい
る。従来は、左右中心部で、クラッチケースの上方位置
に配設されていて、油圧ホースも、該油圧コントロール
バルブに連結されるべく、該クラッチケースの上方位置
にて配設されている。従って、クラッチ板の取替え等
で、クラッチケースのメンテナンス作業を行うには、バ
ルブの脱却と、それに伴うホースの油抜き作業が必要で
あったが、本実施例では、パワーステアリング用油圧コ
ントロールバルブ10もパワーステアリング用油圧ホー
スH1〜H4も、該クラッチケース6を回避しているの
で、該クラッチケース6のメンテナンス作業時に、ホー
スの油抜きを必要としない。
【0019】クラッチケース6の上方位置(前部キャビ
ン支持板7L・7Rの上方位置)において、水平状にス
テップ板12が配設されていて、その上方には、フロン
トコラム13が立設されている。該フロントコラム13
の前端は、キャビンフレームCFの前端部が取り付けら
れて、該フロントコラム13は、キャビン内に配設され
ることとなっている。該フロントコラム13の後部にお
いて、ステアリングホイル14の回転軸であるステアリ
ングシャフト15を軸支している。該ステアリングシャ
フト15の下端には側面視該ステアリングシャフト15
の延長線上で、正面視やや右方に屈曲する形状に、延長
シャフト16の上端が枢結されており、更に該延長シャ
フト16の下端と、該パワーステアリング用油圧コント
ロールバルブ10の入力軸10aの上端との間に、連結
シャフト17を枢結し、介設している。ステアリング用
油圧コントロールバルブは、従来は、ステアリングシャ
フトの下端にて入力軸を枢結しているが、この位置は、
前記の如く、クラッチケースの上方位置であって、該ク
ラッチケースのメンテナンス作業に不都合である他に、
高い位置に配設されることから、該コントロールバルブ
の騒音が作業者に伝わりやすい。そこで、クラッチケー
スの取扱い容易化及び騒音低減化を実現すべく、該パワ
ーステアリング用油圧コントロールバルブ10が、従来
よりも低い位置であるクラッチケース6の右側に配設さ
れている。一方、ステアリングホイル14の位置は、操
作性の面から、従来のように、左右中央位置で、高さも
変化させるわけにはいかないので、延長シャフト16、
連結シャフト17にて、従来より低く、かつ、側方に配
設されたパワーステアリング用油圧コントロールバルブ
10の入力軸10aに枢結しているのである。
【0020】次に、トラクターのフロントコラム13よ
り後方部分における油圧制動機構と油圧クラッチ機構に
ついて説明する。フロントコラム13内において、図7
及び図8の如く、ペダル回動軸18が横設されていて、
該ペダル回動軸18上において、左側にはクラッチペダ
ル19の上端が、右側には左右のブレーキペダル20L
・20Rの上端が回動可能に環設されていて、これらの
ペダルの踏み操作にて走行系のクラッチ操作と、左右車
輪の制動操作を行うように構成されている。
【0021】該フロントコラム13内のペダル回動軸1
8における各ペダル環設部位の前方位置には、それぞれ
油圧クラッチバルブボディ21、油圧ブレーキバルブボ
ディ22を配設している。各バルブボディ21・22
は、後部がフロントコラム13内に内設されており、後
端が垂直面となっていて該フロントコラム13内の取付
板13aに螺止されており、前部はフロントコラム13
より前方に突設されて、ボンネットB内に内設されるよ
うになっていて、フロントコラム13を開けなくても、
ボンネットBを開けて、該取付板13aに螺止している
螺子を抜くことによって、フロントコラム13の外側に
各バルブボディ21・22を外側に脱却できる。
【0022】各油圧バルブボディ21・22の内部構成
について図10乃至図15より説明する。それぞれの内
部において、上部にはリザーバタンク室21a・22a
が形成されていて、その上部に給油口が穿設されてい
て、各々給油口キャップ25にて閉栓されている。この
ように、それぞれ給油口が上端に形成されていて、給油
がやりやすくなっている。該油圧クラッチバルブボディ
21内で、該リザーバタンク室21aの下方にはシリン
ダー室21bが前後方向に筒状に形成されていて、該油
圧ブレーキバルブボディ22内で、該リザーバタンク2
2aの下方には、左右平行にシリンダー室22b・22
cが穿設されている。各シリンダー室21b・22b・
22cには、それぞれピストン23・24L・24Rが
前後摺動可能に嵌入されている。各ピストン23・24
L・24Rの後端は、各バルブボディ21・22の後端
より後方に突出されており、その後端が、各ペダル19
・20L・20Rに各々固設された押当子19a・20
a・20aに押当していて、各ペダルの踏み操作にて、
各押当子19a・20aに押されて、各ピストン24・
24L・24Rが前方に摺動するように構成されてい
る。
【0023】各シリンダー室21b・22b・22cの
前部には、出口ポート21c・22d・22eが形成さ
れていて、各ポートから、図8及び図9の如く、ステッ
プ板12より下方に配設されたクラッチ用油圧シリンダ
ー26、ブレーキ用油圧シリンダー27L・27Rに油
圧パイプが配管されている。
【0024】ここで、図9により、ステップ板12より
下方の部材構成を説明すると、前記クラッチケース6の
後部に伝動ケース28、油圧トランスミッションケース
29が連設されており、該油圧トランスミッションケー
ス29の後部には、リアアクスルを軸支するべく、リア
アクスルケース30が形成されている。なお、トランス
ミッションケース29の上部には、作業機昇降用の油圧
リフト装置31が配設されており、その上方のキャビン
内において、座席32が配設されている。
【0025】クラッチ機構について、図8より説明す
る。該クラッチケース6の側方に、回動操作にてクラッ
チが入り切りされるクラッチアーム33が枢支されてい
て、一方、前記クラッチ用油圧シリンダー26が、該伝
動ケース28の左側に配設されていて、該クラッチアー
ム33に、該クラッチ用油圧シリンダー26の伸縮駆動
にて前後摺動するピストンロッド26aの前端が枢支さ
れていて、その前後摺動にて該クラッチアーム33を回
動するものである。即ち、前記の構成より、クラッチペ
ダル19を踏むと、油圧クラッチバルブボディ21より
圧油が該クラッチ用油圧シリンダー26に圧送され、該
操作ロッド26aが前方摺動して、該クラッチアーム3
3を回動して、走行系のクラッチを切るものである。
【0026】次に、制動機構について説明する。該トラ
ンスミッションケース29の左右の側面には、リアアク
スルケース30近傍にて、図9の如く、ブレーキディス
ク装置34L・34Rが装着されている。該ブレーキデ
ィスク装置34L・34Rの構成について、図16より
説明する。トランスミッションケース29の側面に螺止
される装置本体35の内側端にはプレッシャープレート
35aが固設されており、該装置本体35内において、
左右後輪車軸制動用のブレーキ軸に環設すべく、ブレー
キハブ36が内設されていて、該ブレーキハブ36にお
いて、該プレッシャープレート35aに平行にブレーキ
ディスク36a・36a・36aが環設されており、各
ブレーキディスク36a・36a間には、スチールプレ
ート37・37が介設されており、該装置本体35内に
おける最も外側のブレーキディスク36aの外側には、
アクチュエータ38が配設されていて、通常の非制動時
には、該ブレーキディスク36a及びスチールプレート
37が、該アクチュエータ38と該プレッシャープレー
ト35a間において、押圧されることなく自由な状態と
なっている。
【0027】該装置本体35の外側部分には、ブレーキ
カムピン39が軸支されており、該ブレーキカムピン3
9の内側端のカム部39aは、該アクチュエータ38の
一部に形成されたカム溝38a内に嵌入されるようにな
っていて、該カム溝38は傾斜状の溝になっており、ブ
レーキカムピン39が回転して該カム部39aが回動す
ると、該カム溝38内の深い部分から浅い部分に乗り上
げる。該ブレーキカムピン39は、左右に摺動すること
はできないので、アクチュエータ38が内側方向に摺動
することとなり、そこで、ブレーキディスク36a及び
スチールプレート37をプレッシャープレート35aと
の間で挟んで押圧し、該ブレーキハブ36を内側に摺動
させつつ固定して、車軸制動用のブレーキ軸を作動さ
せ、固定するものである。該ブレーキカムピン39の外
側端は、装置本体35の外側にてブレーキアーム40の
一端に固設されており、該ブレーキアーム40を回動操
作すると、該ブレーキカムピン39が回動し、ブレーキ
が作動する構成となっている。
【0028】該ブレーキアーム40は、図9の如く、側
面視L字状となっていて、その屈曲部が該ブレーキカム
ピン39に固設されているものであり、該ブレーキアー
ム40の一端には前記のブレーキ用油圧シリンダー27
のピストンロッド27aの先端が枢支されており、他端
には、該ブレーキディスク装置34L・34Rの下方に
配設された駐車ブレーキ軸41aと一体に回動操作され
る駐車ブレーキアーム41の一端より連結されるリンク
が枢支される。該ブレーキアーム40は、該ブレーキ用
油圧シリンダー27の伸縮駆動によるピストンロッド2
7aの伸長か、または駐車ブレーキアーム41の回動操
作にて回動し、前記の如く制動を行うものである。駐車
ブレーキアーム41の回動操作は、作業者の操作する駐
車ブレーキレバー(図示せず)の操作にて行われるもの
である。一方、ブレーキ用油圧シリンダー27のピスト
ンロッド27aの摺動は、ブレーキペダル20L又は2
0Rを踏むと、該油圧ブレーキバルブボディ22のピス
トン23L又は23Rが各々摺動して、油圧パイプを通
して、圧油を該ブレーキ用油圧シリンダー27L又は2
7Rに圧送し、該ピストンロッド27aを前方摺動させ
て、ブレーキアーム40を回動し、ブレーキ作動させる
ものである。
【0029】以上のように、走行系クラッチ及び左右後
輪のブレーキが、ペダル操作による油圧機構を基に操作
されるが、該ペダル踏み操作に連動して、油圧アクチュ
エータたるクラッチ用油圧シリンダー26・ブレーキ用
油圧シリンダー27に圧油供給する油圧クラッチバルブ
ボディ21・油圧ブレーキバルブボディ22は、各々リ
ザーバタンク室21a・22aを備えている。油圧クラ
ッチバルブは、従来はリザーバタンクと別体で、キャビ
ン(フロントコラム)内に配設されており、ボンネット
内等に配設されるリザーバタンクより圧油供給されてい
るもので、リザーバタンクからの配管を必要とし、ま
た、着脱の際には油抜き作業等の煩雑さを伴い、配設ス
ペースも、リザーバタンク分とバルブ分の二箇所を必要
とした。また、油圧ブレーキバルブにも、従来はリザー
バタンク室は設けられておらず、作動油は、油圧リフト
装置の戻し油を利用していたので、油圧リフト装置から
の配管を必要としていた。しかし、前記のように、リザ
ーバタンク室21a・22aを具備することによって、
クラッチ機構においては、リザーバタンクが不要、即
ち、リザーバタンクの配設スペース、及び配管が不要と
なり、ブレーキ機構においても、油圧リフト装置からの
戻し油配管が不要となって、着脱作業が容易化され、コ
ンパクト化を実現でき、コスト低下に繋がり、また、他
の部材の配設自由度が増す。
【0030】また、ブレーキ機構においては、トランス
ミッションケース29に取り付けているブレーキディス
ク装置34L・34Rは機械的ブレーキ装置であって、
容易に着脱できるものであり、安価である。このブレー
キディスク装置34L・34Rを、ペダル踏込み操作に
よる油圧ブレーキバルブボディ22からの油圧にて操作
するよう構成しているので、安価なブレーキ装置を有し
ながら、操作性、反応性のよい油圧機構にて操作できる
ものとなっている。
【0031】最後に、トラクターにキャビンを搭載する
場合の防振機構について図17乃至図20より説明す
る。前記の如く、前部キャビン支持板7L・7R、及び
後部キャビン支持板42L・42Rには、それぞれシリ
コンオイルを封入する防振部材43と、横移動規制部材
49を左右に並設している。防振部材43の内部構成に
ついて、図17より説明する。ゴムや合成樹脂等の弾性
部材よりなる防振部材43の上部には、取付板材44が
環設されており、左右の前部キャビン支持板7L・7
R、及び左右の後部キャビン支持板42L・42Rの水
平面部分には防振部材43嵌入用の嵌挿孔が開孔されて
いて、該防振部材43を嵌挿し、該取付板材44を該支
持板の水平部分に螺止することによって、防振部材43
を各キャビン支持板に取り付けている。該防振部材43
の内側下部には、底部が開口している下部オイル室43
bが形成されて、底部が開口して、底蓋47が着脱可能
に取り付けられている。該下部オイル室43bの上部に
は上部オイル室43aが形成されていて、該上部オイル
室43a及び下部オイル室43b内にはシリコンオイル
が充填され、該上部オイル室43a内にて、キャビンフ
レーム取付用の螺子杆45の下端に固設されたオリフィ
ス46が配設されており、下部オイル室43aと上部オ
イル室43bとの間のシリコンオイルの移動量を規制す
る絞りとなっている。路面等の条件によって振動するこ
とで、上方のキャビンからの圧力は極端に上下する。も
し防振部材43が、ゴム等の緩衝部材のみで構成されて
いると、これによって、上下に大きく伸縮作用を受け、
耐用寿命が非常に短くなる。そこで、防振部材43内に
シリコンオイルを封入すべく、前記の如く、上下のオイ
ル室43a・43bを形成し、圧力の高低変位に対応し
て、該オリフィス46を介して、上部オイル室43aと
下部オイル室43bとの間にてシリコンオイルを移動さ
せることで、あたかも上部オイル室43aと下部オイル
室43bが上下伸縮するようになって、防振部材43の
伸縮を緩和して、耐久性を向上させているのである。
【0032】防振部材43は、このように上下方向の圧
力に対応して緩衝力を高めているものの、横方向の圧力
には対応力が弱い。そこで、前記の如く、各防振部材4
3の側方にて、横移動規制部材49が各キャビン支持板
7L・7R、42L・42Rに取り付けられている。該
横移動規制部材49は、図19、及び図20の如く、軸
部材49aを、各キャビン支持板7L・7R、42L・
42Rの水平部分において、防振部材43の取付位置の
横に穿設された嵌挿孔に下方より嵌挿し、上方より筒部
材49bを、該軸部材49aを内部に嵌入する形状で取
り付け、更に該筒部材49b上端の鍔部49cの上から
ナット50を該軸部材49aの上部に切られた螺子部に
螺装して、該筒部材49bを該軸部材49aに固定して
いる。なお、該軸部材49aの下端は、各キャビン支持
板7L・7R、42L・42Rの水平部分に固着されて
いる。
【0033】以上のような構成の防振部材43と横移動
規制部材49のキャビンフレームCFへの取付方法につ
いて、図19及び図20より説明する。キャビンフレー
ムCFの前下端の左右側には、取付板51・51が固設
されており、各取付板51に、該防振部材43の螺子杆
45、及び横移動規制部材49嵌挿用の嵌挿孔が穿設さ
れていて、該螺子杆45、及び横移動規制部材49を、
該嵌挿孔を通じて下方より運送し、鍔部49cより上方
部分を上方に突出させて、それぞれナット48・50を
螺装して、該取付板51に固設しているのである。ま
た、キャビンフレームCFの後下端にも、左右に取付板
52・52が固設されていて、同様に、ナット48・5
0にて該防振部材43、横移動規制部材49の上端をキ
ャビンフレームCFに固定しているのである。こうし
て、防振部材43の近傍に横移動規制部材49を取り付
けることで、キャビンフレームCFからの横方向の負荷
を、該防振部材43一つで支えるのでなく、横移動規制
部材49とともに支えることで、横方向の負荷への支持
力及び耐久力を向上させている。
【0034】なお、該取付板51・52において、横移
動規制部材49の嵌挿孔は若干大きめで、嵌挿した横移
動規制部材49の上下摺動を自由にしており、キャビン
フレームCFより上方からの圧力が加わると、防振部材
43が下方に収縮して緩衝するが、横移動規制部材49
においては、嵌挿孔に該横移動規制部材49が固定され
ていないので、キャビンフレームCFが自由に下方に移
動することで、該防振部材43の下方収縮に対応してい
る。そして、上方からの圧力が除かれて、キャビンフレ
ームCFが上方移動すると、該鍔部49cが、キャビン
フレームCFの上方移動を規制するストッパーとなるの
である。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成すること
で、次のような効果を奏する。即ち、請求項1の如く、
走行車輌の油圧旋回機構において、ステアリングシャフ
トを下方に延長し、且つ側方に屈曲させて、パワーステ
アリング用油圧コントロールバルブを、エンジン後部の
伝動ケースの側方に配設したので、クラッチの取替え等
で伝動ケースのメンテナンス作業をする場合に、油抜き
が不要であって、作業が大幅に容易化される。また、パ
ワーステアリング用油圧コントロールバルブが、ステア
リングシャフトの延長で、従来より下方位置となって、
作業者に伝わる騒音が低減される。
【0036】また、前記構成の走行車輌の油圧旋回機構
において、請求項2の如く、パワーステアリング用油圧
シリンダーを、フロントアクスルブラケットの側面内側
に沿設することで、装着時にはフロントアクスルブラケ
ットにて該シリンダーが保護され、また、着脱時には、
内部にラジエーターやエンジン等を配設するボンネット
よりも下方のフロントアクスルブラケットの内側なの
で、他の部材の干渉なしに、下方より該シリンダーの着
脱作業が容易にできる。更に、可撓性ホースにて該パワ
ーステアリング用油圧コントロールバルブと連結したの
で、該バルブが従来よりも下方位置となっても、特別に
曲折したホースを設けることなく、容易に両部材間に配
管を施すことができる。
【0037】また、走行車輌の油圧制動機構において、
ブレーキペダルの前方に配設するべく、リザーバタンク
とピストンを一体に内設するブレーキバルブ装置を構成
したので、従来のように、油圧リフト装置からの戻し油
にてバルブを操作すべく配管する必要がなくなり、ま
た、油抜き作業なしに該ブレーキバルブ装置を容易に着
脱でき、フロントコラムのメンテナンス作業等が大幅に
容易化される。更に、ブレーキ装置としては、機械式の
カム部材にて押圧されるブレーキディスクを用いて、該
カム部材と、該ブレーキバルブ装置より圧油供給される
油圧式のブレーキシリンダーとを、リンク部材にて連結
することにより、操作性、反応性に優れ、また、複雑な
連結機構を必要としない油圧機構にて、安価で、かつ着
脱容易な機械式のブレーキ装置を作動させることがで
き、省コスト化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクターにおける油圧旋回機構の側面図であ
る。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく正面図である。
【図4】パワーステアリング用油圧シリンダーの平面図
である。
【図5】パワーステアリング用油圧シリンダーのシリン
ダーブラケットにおける枢支部分の正面断面図である。
【図6】同じくベルクランクにおける枢支部分の正面断
面図である。
【図7】ブレーキペダル及びクラッチペダルと、ブレー
キバルブケース及びクラッチバルブケースの配設構造を
示すフロントコラム部分の後面図である。
【図8】トラクターにおける油圧クラッチ機構の側面図
である。
【図9】トラクターにおける油圧制動機構の側面図であ
る。
【図10】油圧クラッチバルブケースの側面断面図であ
る。
【図11】同じく平面図である。
【図12】(a)は同じく後面図、(b)は同じく前面
図である。
【図13】油圧ブレーキバルブケースの側面断面図であ
る。
【図14】同じく平面図である。
【図15】同じく正面図である。
【図16】ブレーキディスク装置の正面断面図である。
【図17】防振部材の平面図である。
【図18】同じく側面断面図である。
【図19】トラクターのキャビンの前部左側における防
振部材及び横移動規制部材の取付構成を示す正面一部断
面図である。
【図20】同じく後部左側における防振部材及び横移動
規制部材の取付構成を示す正面一部断面図である。
【符号の説明】
T リザーバタンク P パワーステアリング用油圧ポンプ H1 サクションホース H2 戻し油ホース H3・H4 シリンダー駆動用油圧ホース 1 フロントアクスルブラケット 1L・1R 側板 1a フロントアクスル支持板 1b ベルクランク枢支板 2 ベルクランク 2a シリンダー枢支部 3 シリンダーブラケット 4 パワーステアリング用油圧シリンダ
ー 4a 前部枢支部 4b ピストンロッド 5 枢支ピン 6 クラッチケース 7L・7R キャビン支持板 8 バルブブラケット 9 ボルト 10 パワーステアリング用油圧コントロ
ールバルブ 10a 入力軸 13 フロントコラム 14 ステアリングホイル 15 ステアリングシャフト 16 延長シャフト 17 連結シャフト 18 ペダル回動軸 19 クラッチペダル 20L・20R ブレーキペダル 21 油圧クラッチバルブボディ 21a リザーバタンク部 22 油圧ブレーキバルブボディ 22a リザーバタンク部 23 ピストン 24L・24R ピストン 26 クラッチ用油圧シリンダー 27L・27R ブレーキ用油圧シリンダー 28 伝動ケース 29 トランスミッションケース 30 リアアクスルケース 34L・34R ブレーキディスク装置 39 ブレーキカムピン 40 ブレーキアーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車輌の油圧旋回機構の中、ステアリ
    ングシャフトの下端に、該ステアリングシャフトの回動
    操作にてバルブ開閉制御されるパワーステアリング用油
    圧コントロールバルブを取り付ける構造において、該ス
    テアリングシャフトを下方に延長し、且つ側方に屈曲さ
    せて、該パワーステアリング用油圧コントロールバルブ
    を、エンジン後部の伝動ケースの側方に配設したことを
    特徴とする走行車輌の油圧旋回機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の走行車輌の油圧旋回機構
    において、左右車輪に対してタイロッドを連結するベル
    クランクをピストンの伸縮にて回動操作するためのパワ
    ーステアリング用油圧シリンダーを、その一端を該ベル
    クランクに、他端をフロントアクスルブラケットに固設
    したシリンダーブラケットに枢結して、フロントアクス
    ルブラケットの側面内側に沿設するとともに、該パワー
    ステアリング用油圧コントロールバルブと可撓性ホース
    にて連結したことを特徴とする走行車輌の油圧旋回機
    構。
  3. 【請求項3】 走行車輌の油圧制動機構において、リザ
    ーバタンクとピストンを一体的に内設し、ブレーキペダ
    ルの踏込み操作にて、該ピストンを駆動して油圧式ブレ
    ーキシリンダーに圧油を供給するブレーキバルブ装置
    を、該ブレーキペダルの前方に配設し、該ブレーキシリ
    ンダーのピストンロッドよりブレーキディスク押圧用の
    カム部材にリンク機構を介設したことを特徴とする走行
    車輌の油圧制動機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007106270A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Komatsu Ltd ブレーキ操縦装置および作業機械
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