JP2006508846A - 車両乗員保護システム用のガスバッグ - Google Patents

Abstract

本発明は、ガス発生器（２０）を有する車両乗員保護システム用のガスバッグ（５）に関し、ガスバッグ包体の包体部内へと、当該ガスバッグ包体の残りのうちの少なくとも一部が折り返されるよう構成されている。本発明の目的は、膨張前におけるガスバッグあるいはその部分の所定のポジショニングである。このため包体部（１０）は、予め設定された展開方向（１７）に沿って延在するとともにガス発生器に接続可能な狭小の充填チャンネル（１５）を形成する。

Description

本発明は請求項１のプレアンブル（前文）に基づく特徴を有する車両乗員保護システム用ガスバッグに関する。

この種のガスバッグが、英国特許出願公開公第２３１８７６７号に開示されている。この公知のガスバッグにおいて、ガスバッグ包体の上方部分はガスバッグ包体の下方部分に折り込まれている。公知のガスバッグにおいて、ガスバッグの各部分が互いの内側に折り返されている結果、個々のガスバッグ包体部分に関して、所定の方法あるいは所定の順序でガスバッグは広がる。実際には、周知のガスバッグが膨張させられるとき、ガスバッグの下部が先ず膨張させられる。ガスバッグ包体の下方部分が広がったときに限って、ガスバッグ包体の上方の折り返された部分がガス圧のためにガスバッグ包体の下部から押し出される。このことは、ガスバッグ包体の上部の膨張が時間的に遅れることを意味する。
英国特許出願公開２３１８７６７号

本発明は、膨張前に、ガスバッグあるいはその部分についての所定のポジショニングが完了可能な車両乗員保護システム用ガスバッグを提供することを目的とする。

上記ガスバッグの構成を前提として、本発明によれば、この目的は請求項１記載の構成によって達成される。本発明に基づくガスバッグの有利な変更例は各従属項に示される。なお本発明において「狭小の充填チャンネル」とは、断面の幅よりも展開方向に長い状態を意味する。

本発明に基づくガスバッグの実用上の利点は、当該ガスバッグが膨張時に選択的な方向を有するという点にある。実際には、充填チャンネル内に折り返されているガスバッグ包体の部分は、膨張中に、充填チャンネルから射出される。本発明に基づけば、この射出動作は、狭小の充填チャンネルによって達成され、また当該チャンネルは選択的な方向あるいは射出方向を予め定める。これは、ガス発生器が作動する時、比較的高い圧力が充填チャンネル内に比較的短時間に形成されるためである。折り返された包体材は、この高圧のため充填チャンネルから発射され、所定の展開方向に広がる。この方向は、方向性を有した放出衝撃のため狭小の充填チャンネルの長軸方向に相当する。言い換えれば、狭小の充填チャンネルを設けることにより、当該ガスバッグあるいはその部分の特定のポジショニングが達成され、その結果、当該ガスバッグあるいはガスバッグの一部が充填チャンネルから特異的に所定の方向に射出される。

ガス発生器によって生じられるガス圧が、好ましくはガスバッグ包体の折り返し部分を放出するのに用いられるという状況を実現するには、充填チャンネルがガス発生器に直接連結し、あるいは連結可能とされていることが好ましい。

本発明にかかるガスバッグの変更例によれば、ガスバッグについては充填チャンネルの一端に連結されるべく、またガスバッグ包体の折り返し部分についてはガス発生器の接続部の前方に直に位置されるように構成される。本発明にかかるガスバッグについての当該変更例では、ガスバッグ包体の折り返し部分は、ガス発生器からガス流出する開口部の前方に直に位置される。このことは、特に高い放出衝撃力が、折り返したガスバッグ包体に作用することを意味し、その結果、ガスバッグ包体が所定の展開方向へ特に迅速に展開する。

本発明にかかるガスバッグの他の変更例によれば、充填チャンネルに対しサイドポケットを形成するよう構成され、当該ポケットはガス発生器の接続部の側方に延在している。ガス発生器の接続部は従って、充填チャンネルの前方部分に位置している。

ガスバッグ包体が折り畳まれることなく充填チャンネルに簡単に詰め込まれる手法を採用することで、ガスバッグ包体の一部が充填チャンネルに挿入されることが可能である。

所定の方法でガスバッグ包体の展開を実現するべく、ガスバッグ包体の折り返し部分が少なくともある程度ジグザグ状に折り畳まれ、襞付けされ、および／またはロールされているのが好ましい。

この場合、所定の展開方向に沿ったガスバッグ包体の展開は、ガスバッグ包体の折り返し部分が、充填チャンネルとは反対側の包体の端部において、ジグザグ状に折り畳まれ、襞付けされ、および／またはロールされる場合、およびジグザグ状に折り畳まれ、襞付けされ、および／またはロールされた包体パックがＵ字状の断面を呈する包体パックを形成しつつ、少なくとも一度は折り畳まれる場合、およびＵ字状包体パックが充填チャンネル内に詰め込まれる場合に、有利に実現される。

ガスバッグは、２つ以上のガスバッグ室を有することが好ましい。この場合、少なくとも１つのガスバッグ室が内部ガスバッグとされ、また内部ガスバッグはガスバッグの外部ガスバッグ室によって囲まれている。

本発明にかかるガスバッグにおいて、充填チャンネルは種々の方法で形成されることが可能である。充填チャンネルは、ガスバッグ包体における縫着部を介して少なくとも部分的に横方向に形成するのが好ましい。

あるいは、ガスバッグが複数のガスバッグ室を有する場合、充填チャンネルは内部ガスバッグ室の側壁部を介して少なくとも部分的に形成されることが可能である。

さらに充填チャンネルは、ガスバッグ内に設定されたディフューザ層を介して、および／または保持ストラップを介して形成されるのが好ましい。

充填チャンネル内に折り返されているガスバッグ包体の部分が、所定の展開方向に沿って展開することを確保するべく、充填チャンネルが少なくとも部分的に筒状であれば有利である。少なくとも当該チャンネル開口端部では、ガスバッグを畳み込む際の包体パックにおける折り返しあるいは詰め込みを簡易にするために、充填チャンネルの断面は漏斗状に拡幅することが可能である。

さらに本発明にかかるガスバッグは、いわゆる腰部および胸部用エアバッグとして構成してもよい。車両シート領域の方向に自動車座席のバックレストに平行に、充填チャンネルの所定の展開方向が伸びるよう、当該腰部および胸部用ガスバッグは自動車座席のバックレストに適合されることとなる。

あるいは本発明にかかるガスバッグは、いわゆる頭部および胸部用ガスバッグとして構成してもよい。頭部および胸部用ガスバッグの頭部領域が、所定位置へと迅速に移動することを確保するには、充填チャンネルの所定の展開方向が車体ルーフの方向へとバックレストに平行に伸びるよう、ガスバッグが車体座席のバックシートに適合されることになる。

ガスバッグは、頭部・胸部および腰部用ガスバッグとして構成してもよい。この場合、ガスバッグの頭部保護領域および／または腰部保護領域は、それぞれの充填チャンネルに折り返されることが可能である。２つの充填チャンネルが存在してもよい。

さらに、頭部および胸部および腰部用ガスバッグの場合、頭部保護領域の充填チャンネルの所定の展開方向が車体ルーフ側へと車体座席のバックレストに平行に伸びるように、および／または腰部保護領域の充填チャンネルの所定の展開方向が、車体座席領域側へと車体座席のバックレストに平行に伸びるように、ガスバッグが車体座席のバックレストに適合される。腰部保護領域および頭部保護領域とも、適度に配向された充填チャンネルおよび排出チャンネルを有することが好ましい。

本発明は更にガスバッグの畳み方にも関連する。

前述の方法によって、ガスバッグあるいはガスバッグ部分の膨張前における所定のポジショニングを達成するため、ガスバッグ包体の部分が、所定の展開方向へと延在し、ガスバッグ包体の部分によって形成される狭小の充填チャンネル内に挿入されるように構成される。

この場合、ガスバッグ包体の折り返し部あるいは挿入部が、充填チャンネルに詰め込まれることが可能である。

ガスバッグの所定の広がりを確保するべく、ガスバッグ包体の部分が、少なくとも部分的に、ジグザグ状に折り畳まれ、襞付けされ、および／またはロールされることが好ましい。

充填チャンネルとは反対方向を向いた包体端部における折り返し領域が、第一にジグザグ状に折り畳まれ、襞付けされ、および／またはロールされている場合、特に迅速にガスバッグ包体の展開が行える。その結果、ジグザグ状に折り畳まれ、襞付けされ、および／またはロールされている包体パックが、Ｕ字状の断面を有する包体パックを形成しつつ、先ずは一体的に折り込まれ、次いでＵ字状の包体パックが充填チャンネルに押し込まれる。

図においては、同一あるいは同等の構成要素に対して同じ符号が用いられている。

図１ａ〜１ｄは本発明に基づくガスバッグ５の第一実施例を示す。充填チャンネル１５を形成する包体部１０が示される。この場合、充填チャンネルの長さＬは当該充填チャンネル１５の幅ｂあるいは直径ｂより長い。ガス吐出開口２５において、あるいはガス発生器の発生地点において、ガスをガスバッグ５に供給することが可能とされたガス発生器２０は、充填チャンネル１５に連結されている。

図１ｂ〜１ｄにおいては、ガスバッグ５のガスバッグ包体３０がどのように折り畳まれるかが詳細に示されている。まず、充填チャンネル１５に面する包体の末端部３０が、例えばジグザグ状に折り畳まれ、ロールされ、あるいは襞付けされる。以下の説明では、一例として、ジグザグ状の折り畳みの場合を採り上げる。この場合、図１ｂに示されるように、ジグザグ状に折り畳まれた包体パック４０が形成される。ジグザグ状に折り畳まれた包体４０は、次いで中央で畳まれあるいは重ねられ、Ｕ字状の包体パック４５を形成する。Ｕ字状包体パック４５は図１ｃに明確に示されている。

次いでＵ字状の包体パック４５は、包体部１０、更には充填チャンネル１５へと挿入され、押し込まれ、あるいは詰め込まれる。

図１ａから１ｄに示されるように、充填チャンネル１５はガス発生器と並んで位置し、サイドポケット４７を形成する。この場合、ガス発生器２０のガス吐出開口２５は、充填チャンネル１５の前方部５０に位置している。換言すれば、ガス吐出開口２５の末端が充填チャンネル１５の閉鎖端５５と反対の方向を向いている。

図２ａから２ｄは、図１ａから１ｄに関し、ガスバッグが如何に広がるかを示す。ガス発生器２０の作動に続いて、領域６０に高い加圧状態が生じ、その結果、Ｕ字状包体パック４５の射出が起こる。実際にＵ字状包体パック４５は、ガスバッグ包体の領域６５において充填チャンネル１５外へ引き出される。

充填チャンネル１５および充填チャンネル１５のために所定の展開方向７０が予め定められる。図２ｂから２ｃは素材が集積したことによる折れ７５を示す。この折れ７５は、包体パック４５が動的に充填チャンネル１５から射出され、畳まれていた構成要素の動作が平衡に達したときに限って広げられ、その結果、ガスバッグ１０は素材の縫製に基づく最終的な形状に至る。

例えば頭部および胸部用ガスバッグである、本発明に基づくガスバッグの第二実施例を図３ａ〜３ｄおよび４ａ〜４ｄに示す。ガスバッグ１００は、２つのガスバッグ室１０５および１１０を有し、例えば区画縫着部１１５のような分離点によって互いに分離されている。区画縫着部１１５によって、下部ガスバッグ室１１０の包体材がＵ字状包体パック１２５として充填される充填チャンネル１２０は、下部ガスバッグ室１１０に形成される。

ガスバッグ１００において、下部ガスバッグ室１０５は腰部用ガスバッグ室を形成し、上部ガスバッグ室１１０は胸部用ガスバッグ室を形成する。

下部ガスバッグ室１１０の折り畳み、および下部ガスバッグ室１１０における展開動作に関しては、図１ａ〜１ｄおよび２ａ〜２ｄが引用される。なぜなら、下部ガスバッグ室１１０は、図１ａから１ｄおよび２ａから２ｄに基づくガスバッグ５とおおむね同様に折り畳まれ、その結果ガスバッグ５に類似の手法で展開されるからである。

上部ガスバッグ室１０５はガス発生器２０によって直接膨張させられることが可能である。これは、上部ガスバッグ室１０５とガス発生器２０との間に適切な連結が存在することを前提とする。一方、上部ガスバッグ室１０５は、下部ガスバッグ室１１０を経て間接的に膨張させられることも可能である。これは、適切な中継開口が２つのガスバッグ室１０５と１１０との間に存在することを前提とする。

本発明に基づくガスバッグの第三実施例を図５ａおよび５ｂに示す。このガスバッグ２００は、例えば頭部および胸部用ガスバッグとして構成することが可能である。

ガスバッグ２００において、充填チャンネル２０５はディフューザ層２１０によって形成されている。当該ディフューザ層２１０に代わって、あるいは加えて、充填チャンネル２０５を形成するために領域限定的ストラップも使用可能である。

図５ａおよび５ｂにおける矢印２１５は、ガス吐出開口２５において、ガスが如何にガス発生器２０から発生して充填チャンネル２０５に浸透するかを示す。

図５ｂは、図５ａにおける切断面ＡＡ’に沿う断面においてのガスバッグ２００を示す。

ガスバッグ２００において、充填チャンネルに隣接したガスバッグ包体の部分は、エアバッグの頭部用の領域を形成し、残りの包体領域は胸部用の領域を形成する。

図６ａおよび６ｂにおいて、本発明に基づくガスバッグの第四実施例を示す。腰部用および胸部用ガスバッグとして構成可能なガスバッグ３００は２つのガスバッグ室３０５および３１０を有する。この場合、下部のガスバッグ室３０５はガスバッグの腰部用領域を形成し、上部のガスバッグ室３１０は胸部用領域を形成する。

ガス発生器２０は、自身のガス吐出開口２５において下部ガスバッグ室３０５を充填し、また別のガス吐出開口３１５において上部ガスバッグ室を充填する。

下部ガスバッグ室３０５はガス吐出開口２５の領域に向かって狭くなり、その結果充填チャンネル３２０を形成する。また、下部ガスバッグ室３０５の包体材および上部ガスバッグ室３１０の包体材は共に、ガスバッグが折り畳まれる時に、当該チャンネルに畳み込まれることが可能である。

図６ｂは切断面ＡＡ’に沿った断面におけるガスバッグ３００を示す。

図７ａおよび７ｂは本発明に基づくガスバッグの第五実施例を示す。図７ａはガスバッグ３５０が膨張した状態を示し、図７ｂはガスバッグが部分的に折り畳まれた状態を示す。

ガスバッグ３５０は２つのガスバッグ室３５５および３６０を有し、両者は縫着部３６５によって互いに分けられている。２つのガス吐出開口２５および３１５を伴うガス発生器２０は、２つのガスバッグ室３５５および３６０を別々に膨張させる。

縫着部３６５によって、充填チャンネル３７５が下部ガスバッグ室３６０に形成され、下部ガスバッグ室の包体材はジグザグに折り畳まれた包体パック３８０のように当該充填チャンネルに押し込まれる。この場合、包体パック３８０がガス吐出開口２５の前方に隣接して配置されている結果、ガス発生器２０からのガス流は、展開方向３８５に沿って充填チャンネル３７５から外に、包体パック３８０をいわば射出するように勢いよく押し出す。

本発明に基づくガスバッグの第六実施例が図８ａおよび８ｂに示される。ガスバッグ４００は上部ガスバッグ室４０５および下部ガスバッグ室４１０を有する。２つのガスバッグ室４０５および４１０は例えば縫着部４１５によって、あるいは他の種類の分離点（例えば接着性の接合点）によって互いに分離される。

下部ガスバッグ室４１０の包体は、ジグザグ状に折り畳まれた包体パック４２０として、一部はガス発生器２０のガス吐出開口２５の前方に隣接して、また一部は充填チャンネル４３０のサイドポケット４２５内に配置される。

図９ａおよび９ｂは本発明に基づくガスバッグの第七実施例を示す。ガスバッグ４５０はこの場合も上部ガスバッグ室４５５および下部ガスバッグ室４６０を有し、それぞれ、例えば分離用縫着部である分離帯４６５によって互いに分離されている。下部ガスバッグ室４６０の包体は、一部はサイドポケット４２５に、また一部は充填チャンネル４３０に、ジグザグ状に畳まれた包体パック４２０として、折り畳まれ収容されている通りにジグザグ状に折り畳まれている。

図９ａおよび９ｂに基づく第七実施例は、サイドポケット４２５の領域が分離用縫着部４６５によって残りの充填チャンネル４３０から分離されているという点で、図８ａおよび８ｂに基づく第六実施例と異なっている。

図１０ａおよび１０ｂは本発明に基づくガスバッグの第八実施例を示す。ガスバッグ５００は頭部用および胸部用のガスバッグとして周知のものであり、頭部用ガスバッグ室としての上部ガスバッグ室５０５および胸部用ガスバッグ室としての下部ガスバッグ室５１０を有する。２つのガスバッグ室５０５および５１０は例えば縫着部である分離点５１５によって分離されている。上部ガスバッグ室５０５においては、充填チャンネル５２０が縫着部５１５によって形成されている。

図１０ａおよび１０ｂに示すガスバッグ５００が折り畳まれるとき、上部ガスバッグ室５０５は、包体パック５２５を形成するために折り畳まれ、当該包体パックは充填チャンネル５２０に挿入される。

ガス発生器が作動する場合、ガスはガス吐出開口２５から流入し、充填チャンネル５２０から包体パック５２５を射出する。その結果、所定の展開方向が充填チャンネル５２０によって実現される。

図１１ａから１１ｄは本発明に基づくガスバッグ６００の第九実施例を示す。ガスバッグは上部ガスバッグ室６０５および下部ガスバッグ室６１０から成る。包体パック６３０は充填チャンネル６２０に「折り畳まれずに」押し込まれる。矢印６４０、６５０および６６０はガス発生器２０が作動した時のガスバッグ６００の展開を示す。

本発明に基づくガスバッグの第一実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第一実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第一実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第一実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第一実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第一実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第一実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第一実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第二実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第二実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第二実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第二実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第二実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第二実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第二実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第二実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第三実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第三実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第四実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第四実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第五実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第五実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第六実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第六実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第七実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第七実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第八実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第八実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第九実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第九実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第九実施例を示す。 本発明に基づくガスバッグの第九実施例を示す。

符号の説明

５ ガスバッグ
１０ 包体部
１５ 充填チャンネル
２０ ガス発生器
２５ ガス吐出開口
３０ ガスバッグ包体
３５ 包体の端部
４０ 包体パック
４５ Ｕ字状包体パック
４７ サイドポケット
５０ 充填チャンネルの前方部分
５５ 充填チャンネルの閉鎖端部
６０ 正圧領域
６５ ガスバッグ包体が充填チャンネルから引き出される領域
７０ 展開方向
７５ 折れ
１００ ガスバッグ
１０５、１１０ ガスバッグ室
１１５ 区画縫着部
１２０ 充填チャンネル
１２５ Ｕ字状包体パック
２００ ガスバッグ
２０５ 充填チャンネル
２１０ ディフューザ層
２１５ 矢線
３００ ガスバッグ
３０５、３１０ ガスバッグ室
３１５ ガス吐出開口
３２０ 充填チャンネル
３５０ ガスバッグ
３５５、３６０ ガスバッグ室
３６５ 縫着部
３７５ 充填チャンネル
３８０ 包体パック
３８５ 展開方向
４００ ガスバッグ
４０５ 上部ガスバッグ室
４１０ 下部ガスバッグ室
４１５ 縫着部
４２０ ジグザグ状に折畳まれた包体パック
４２５ サイドポケット
４３０ 充填チャンネル
４５０ ガスバッグ
４５５ 上部ガスバッグ室
４６０ 下部ガスバッグ室
４６５ 分離用縫着部
５００ ガスバッグ
５０５ 上部ガスバッグ室
５１０ 下部ガスバッグ室
５２０ 充填チャンネル
５２５ 上部ガスバッ室の包体パック
６００ ガスバッグ
６０５ 上部ガスバッグ室
６１０ 下部ガスバッグ室
６２０ 充填チャンネル
６３０ 包体パック
６４０、６５０、６６０ 矢
ｂ 充填チャンネルの幅
Ｌ 充填チャンネルの長さ

Claims (27)

1. ガス発生器（２０）を有する車両乗員保護システム用のガスバッグ（５）であって、
   ガスバッグ包体の包体部内へと、当該ガスバッグ包体の残りのうちの少なくとも一部が折り返されるよう構成されており、
   前記包体部（１０）は、予め設定された展開方向（１７）に沿って延在するとともに前記ガス発生器（２０）を介し圧縮ガスが作用するように構成された狭小の充填チャンネルを形成することを特徴とするガスバッグ。
2. 請求項１に記載のガスバッグであって、
   前記充填チャンネル（１５）は前記ガス発生器（２０）に直接的に接続されることを特徴とするガスバッグ。
3. 請求項１または２に記載のガスバッグであって、
   前記ガス発生器（２０）が前記充填チャンネルの一端部に接続されるとともに、前記ガスバッグ包体の折り返された部分が前記ガス発生器の接続部の前方に直に位置するように設定されていることを特徴とするガスバッグ。
4. 請求項１から３までのいずれかに記載のガスバッグであって、
   前記充填チャンネルは、前記ガス発生器の接続部（２５）の側方に位置するサイドポケット（４７）を形成することを特徴とするガスバッグ。
5. 請求項１から４までのいずれかに記載のガスバッグであって、
   前記ガスバッグ包体の折り返された部分、折り畳まれず前記充填チャンネルに詰められることを特徴とするガスバッグ。
6. 請求項１から４までのいずれかに記載のガスバッグであって、
   前記ガスバッグ包体の折り返された部分が、少なくとも部分的にジグザグ状に折り畳まれ、および／またはロールされていることを特徴とするガスバッグ。
7. 請求項６に記載のガスバッグであって、前記ガスバッグの折り畳まれた部分が、包体のうち前記充填チャンネルとは反対側の端部（３５）において、ジグザグ状に折り畳まれ、および／またはロールされ、
   ジグザグ状に折り畳まれ、襞付けされ、および／またはロールされたＵ字状の包体パック（４０）が前記充填チャンネル（１５）に押し付けられることを特徴とするガスバッグ。
8. 請求項１から７までのいずれかに記載のガスバッグであって、
   前記ガスバッグは、二または三つのガスバッグ室を有することを特徴とするガスバッグ。
9. 請求項８に記載のガスバッグであって、
   前記ガスバッグは、外部ガスバッグ室によって囲まれた少なくとも一つの内部ガスバッグ室を有することを特徴とするガスバッグ。
10. 請求項１から９までのいずれかに記載のガスバッグであって、
    前記ガスバッグ包体にて逢着部を介して、少なくとも部分的に、横方向に充填チャンネルが形成されることを特徴とするガスバッグ。
11. 請求項１から１０までのいずれかに記載のガスバッグであって、
    対応する前記ガスバッグ室の側壁部を介して、少なくとも部分的に、充填チャンネルが形成されることを特徴とするガスバッグ。
12. 請求項１から１１までのいずれかに記載のガスバッグであって、
    前記ガスバッグおよび／または保持ストラップに適合したディフューザ層を介して、少なくとも部分的に、充填チャンネルが形成されることを特徴とするガスバッグ。
13. 請求項１から１２までのいずれかに記載のガスバッグであって、
    前記充填チャンネルは、少なくとも部分的に筒状とされていることを特徴とするガスバッグ。
14. 請求項１３に記載のガスバッグであって、
    前記充填チャンネルの断面は、チャンネル開口端部において漏斗状に拡幅することを特徴とするガスバッグ。
15. 請求項１から１４までのいずれかに記載のガスバッグであって、
    前記ガスバッグは、胸部および腰部用ガスバッグであることを特徴とするガスバッグ。
16. 請求項１５に記載のガスバッグであって、
    前記ガスバッグの腰部保護領域は、前記充填チャンネルへと折り返されていることを特徴とするガスバッグ。
17. 請求項１５または１６に記載のガスバッグであって、
    前記ガスバッグは、車両シートのバックレストに設けられ、予め設定された展開方向が、前記車両シート領域側へと、前記車両シートのバックレストと平行に伸びることを特徴とするガスバッグ。
18. 請求項１から１７までのいずれかに記載のガスバッグであって、
    前記ガスバッグは頭部および胸部用ガスバッグであることを特徴とするガスバッグ。
19. 請求項１８に記載のガスバッグであって、
    前記ガスバッグの頭部保護領域は、前記充填チャンネルへと折り返されていることを特徴とするガスバッグ。
20. 請求項１８または１９に記載のガスバッグであって、
    前記ガスバッグは、車両シートのバックレストに設けられ、予め設定された展開方向が、前記車両ルーフ側へと、前記車両シートのバックレストと平行に伸びることを特徴とするガスバッグ。
21. 請求項１から１４までのいずれかに記載のガスバッグであって、
    前記ガスバッグは、頭部、胸部および腰部用ガスバッグであることを特徴とするガスバッグ。
22. 請求項２１に記載のガスバッグであって、
    前記ガスバッグの頭部保護領域および／または腰部保護領域が前記充填チャンネルへと折り返されていることを特徴とするガスバッグ。
23. 請求項２２に記載のガスバッグであって、
    前記ガスバッグは、車両シートのバックレストに設けられ、前記頭部保護領域用の充填チャンネルの予め設定された展開方向が、前記車両ルーフ側へと、前記車両シートのバックレストと平行に伸び、および／または、前記腰部保護領域用の充填チャンネルの予め設定された展開方向が、前記車両シート側へと、前記車両シートのバックレストと平行に伸びることを特徴とするガスバッグ。
24. ガスバッグを折り畳む方法であって、
    ガスバッグ包体の一部が、当該ガスバッグ包体の残りの一部で形成される狭小の充填チャンネルに挿入され、予め設定された展開方向に沿って延在することを特徴とするガスバッグの折り畳み方法。
25. 請求項２４に記載のガスバッグの折り畳み方法であって、
    前記ガスバッグ包体の折り返された部分が折り畳まれず前記充填チャンネルに詰められることを特徴とするガスバッグの折り畳み方法。
26. 請求項２４に記載のガスバッグの折り畳み方法であって、
    前記ガスバッグ包体の折り返された部分が、少なくとも部分的にジグザグ状に折り畳まれ、および／またはロールされていることを特徴とするガスバッグの折り畳み方法。
27. 請求項２６に記載のガスバッグの折り畳み方法であって、
    前記ガスバッグの折り畳まれた部分が、包体のうち前記充填チャンネルとは反対側の端部（３５）において、ジグザグ状に折り畳まれ、および／またはロールされ、
    ジグザグ状に折り畳まれ、襞付けされ、および／またはロールされたＵ字状の包体パック（４０）が前記充填チャンネル（１５）に押し付けられることを特徴とするガスバッグの折り畳み方法。

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