JP2006320146A - 電気接続箱 - Google Patents

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雅利 江川
Takuya Nakayama
拓哉 中山
Yumi Sekine
由実 関根
Masanori Sugiura
真紀 杉浦
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Abstract

【課題】箱本体などの凹みが設けられた部材の剛性を向上させることができる電気接続箱を提供する。
【解決手段】電気接続箱1は箱本体2とサイドカバー4と開き規制部30を備えている。箱本体2には凹溝14が設けられている。開き規制部30は侵入突部32と受け溝33を備えている。侵入突部32は矢印Jに沿ってサイドカバー4から延びた延在部34と該延在部34から矢印Jに直交する方向に沿って延びた第2延在部35を備えている。受け溝33は凹溝14の内面14aから矢印Jに沿って延びた凹溝部36と該凹溝部36から矢印Jに直交する方向に沿って延びた第2凹溝部37を備えている。凹溝部36内に延在部34が侵入し第2凹溝部37内に第2延在部35が侵入して受け溝33に侵入突部32が侵入する。開き規制部30は内面14a同士が離れることを規制する。
【選択図】図5

Description

本発明は、移動体としての自動車などに搭載される電気接続箱に関する。
移動体としての自動車には、一般に、ヘッドランプ及びテールランプなどのランプ類、スタータモータ及びエアコンディショナ用のモータ等のモータ類、などの多種多様な電子機器が搭載されている。
前述した多種多様な電子機器に電力を供給するために、前記自動車は、ジャンクションブロックを適宜箇所に配置してきた。前記ジャンクションブロックは、多数のヒューズやリレー等の各種の電気回路ユニットを集約して構成されている。
なお、ジャンクションブロックは、ヒューズ、リレー、ブスバーなどを有することもあることから、ヒューズブロック、リレーボックス、又は総称して電気接続箱とも呼ばれる。本明細書では、前述したヒューズブロック、リレーボックス、ジャンクションブロックを、総称して以下電気接続箱(例えば、特許文献1参照)と呼ぶ。
特許文献1に示された電気接続箱は、外郭を形成する箱本体と、配線盤と、箱本体に取り付けられるカバー部材などを備えている。箱本体には、ヒューズやリレーなどの電気部品が装着される。また、箱本体には、ワイヤハーネスのコネクタなどが嵌合する。
配線盤は、箱本体内に収容されており、前述したヒューズやリレーなどの電気部品と、ワイヤハーネスのコネクタの端子とを予め定められたパターンにしたがって、互いに電気的に接続する。カバー部材は、箱本体に取り付けられると、前述したワイヤハーネスのコネクタなどを覆う。
また、前述したカバー部材には、前述したワイヤハーネスを通す凹みとしての開口部が設けられている。開口部は、直線状に延在している。開口部の互いに相対する内縁には、前述した開口部の長手方向に沿って延在した溝が設けられている。さらに、カバー部材には、開口部を塞ぐサイドカバーが取り付けられる。サイドカバーは、幅方向の両縁が前述した溝内に侵入することで、カバー部材に取り付けられる。
特開平8−322128号公報
前述した従来の電気接続箱は、サイドカバーの幅方向の両縁が開口部の内縁に設けられた溝に侵入して、該サイドカバーがカバー部材などに取り付けられるので、サイドカバーの幅方向に沿って開口部が拡がる方向に引張られると、開口部が拡がる方向にカバー部材が変形しやすかった。このように、従来の電気接続箱は、剛性が低く、カバー部材などが凹みとしての開口部が拡がる方向に変形して、サイドカバーが脱落しやすかった。
したがって、本発明の目的は、箱本体などの凹みが設けられた部材の剛性を向上させることができる電気接続箱を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電気接続箱は、外壁に凹みが形成された箱本体と、前記箱本体に取り付けられると前記凹みを塞ぐサイドカバーと、を備えた電気接続箱において、前記凹みの互いに相対する内縁が、互いに離れることを規制する開き規制部を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の電気接続箱は、請求項1記載の電気接続箱において、前記開き規制部は、前記箱本体と前記サイドカバーとのうちの一方に設けられた侵入部と、前記箱本体と前記サイドカバーとのうちの他方に設けられかつ前記侵入部に侵入される受け部と、を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明の電気接続箱は、請求項2記載の電気接続箱において、前記侵入部が、前記凹みの内縁が互いに相対する方向に沿って延びた延在部と、該延在部から前記凹みの内縁が互いに相対する方向に対し交差する方向に沿って延びた第2延在部と、を備えたことを特徴としている。
請求項4に記載の本発明の電気接続箱は、請求項2または請求項3に記載の電気接続箱において、前記サイドカバーが、スライドされることで前記箱本体に取り付けられ、前記侵入部と前記受け部とが、前記サイドカバーのスライド方向に沿って直線状に延びていることを特徴としている。
請求項1に記載した本発明の電気接続箱によれば、箱本体に設けられた凹みの両縁が、互いに離れる方向に開くことを防止する開き規制部を備えているので、サイドカバーが箱本体に取り付けられると、凹みの内縁が互いに離れる方向に箱本体が変形しにくくなる。
請求項2に記載した本発明の電気接続箱によれば、開き規制部は、箱本体とサイドカバーとのうち一方に設けられた侵入部と、他方に設けられた受け部とを備えているので、侵入部が受け部に侵入すると、これらが互いに干渉して、サイドカバーと凹みの内縁とが互いに離れにくくなる。
請求項3に記載した本発明の電気接続箱によれば、侵入部が延在部と第2延在部とを備えているので、該侵入部が受け部に侵入すると則ち箱本体にサイドカバーが取り付けられると、開き規制部が、凹みの内縁同士が離れる方向に箱本体が変形することを確実に規制できる。
請求項4に記載した本発明の電気接続箱によれば、サイドカバーがスライドされることで箱本体に取り付けられ、侵入部と受け部とがサイドカバーのスライド方向に沿って延びているので、容易にサイドカバーを箱本体に取り付けることができ、該開き規制部がサイドカバーのスライド方向に対し交差する方向に箱本体が変形することを防止できる。
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、凹みの内縁が互いに離れる方向に箱本体が変形しにくくなるので、箱本体などの凹みが設けられた部材の剛性を向上させることができる。さらに、サイドカバーの箱本体などからの脱落を防止できる。
請求項2に記載の本発明は、侵入部が受け部に侵入すると、これらが互いに干渉して、サイドカバーと凹みの内縁とが互いに離れにくくなるので、凹みの内縁が互いに離れる方向に箱本体が確実に変形しにくくなる。
請求項3に記載の本発明は、開き規制部が、凹みの内縁同士が離れる方向に箱本体が変形することを確実に規制できるので、箱本体などの凹みが設けられた部材の剛性をより確実に向上させることができる。
請求項4に記載の本発明は、容易にサイドカバーを箱本体に取り付けることができ、該開き規制部がサイドカバーのスライド方向に対し交差する方向に箱本体が変形することを防止できる。したがって、箱本体などの凹みが設けられた部材の剛性をより一層確実に向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる電気接続箱を、図1ないし図6に基づいて説明する。本実施形態にかかる図1に示す電気接続箱1は、移動体としての自動車に搭載される。
電気接続箱1は、図1に示すように、箱本体2と、図示しない配線盤と、端子金具3と、サイドカバー4と、開き規制部30などを備えている。
箱本体2は、絶縁性の合成樹脂からなり、周知の射出成形により成形される。箱本体2は、複数の外壁13により、筒状(箱状)に形成されている。箱本体2の図1の手前側に位置する上面(表面に相当する)2aには、リレー5及びヒュージブルリンク6などの電気部品が装着されるとともに電気部品としてのコネクタ7が嵌合する装着部8a,8bと、端子取付部9とが設けられている。
端子取付部9には、ボルト10と螺合する図示しないナットが埋設されている。端子取付部9は、上面2a上に端子金具3の後述する電気接触部11(図2に示す)が重ねられ、かつボルト10が電気接触部11に設けられた後述する孔12内を通ってナットに螺合することで、端子金具3を取り付ける。
また、箱本体2の図1の奥側に位置する図示しない下面には、前述した自動車に配索されるワイヤハーネスのコネクタが嵌合する。ワイヤハーネスのコネクタは、前述した自動車に搭載される各種の電子機器や、前述した箱本体2に嵌合する。
さらに、箱本体2には、図1、図5及び図6に示すように、一つの外壁13の表面(以下、外壁面と呼ぶ)13aから凹の凹みとしての凹溝14が設けられている。則ち、電気接続箱1の箱本体2は、外壁13に凹溝14が形成されている。凹溝14は、前述した上面2aと下面とが互いに相対する方向に沿って、直線状に伸びている。前述した上面2aにおいて、前述した凹溝14の近傍には、コネクタ7が嵌合する装着部8bと端子取付部9とが設けられている。
配線盤は、導電性のバスバと、絶縁板などを備えている。バスバは、導電性の板金に打ち抜き加工などのプレス加工が施されて得られる。バスバは、複数設けられている。複数のバスバは、互いに重ねられている。絶縁板は、互いに重ねられたバスバ間などに配され、バスバ同士が意図しない箇所で相互に電気的に接続すること則ち短絡することを防止するとともに、バスバを位置決めしている。
配線盤は、箱本体2内に収容されると、バスバがワイヤハーネスのコネクタと、装着部8aに装着されたリレー5及びヒュージブルリンク6などの電気部品と、装着部8bに嵌合したコネクタ7と、端子取付部9に取り付けられた端子金具3と、を予め定められたパターンにしたがって、互いに電気的に接続する。
端子金具3は、厚手の板金が折り曲げられるなどして得られる。端子金具3は、図2に示すように、平板状の電気接触部11と、電線接続部15とを一体に備えている。電気接触部11の平面形状は、矩形状である。電気接触部11には、前述したボルト10のねじ部を通すことのできる孔12が貫通している。
電線接続部15は、底板部16と、複数のかしめ片17とを備えている。底板部16は、電気接触部11から折り曲げられて、該電気接触部11から立設している。なお、図示例では、底板部16と電気接触部11とのなす角度は、略90度である。電線接続部15は、底板部16を備えていることで、電気接触部11から立設している。
かしめ片17は、底板部16の幅方向の両縁に連なっている。かしめ片17は、底板部16に近づく方向に曲げられて、該底板部16との間に電線18を挟む。こうして、かしめ片17は、電線18を加締める。電線接続部15は、かしめ片17が電線18を加締めることで、該電線18が取り付けられるとともに、電線18と電気的に接続される。
前述した端子金具3は、電線接続部15に電線18が取り付けられた状態で、電線接続部15及び電線18が凹溝14内に収容されて、電気接触部11が端子取付部9に取り付けられる。このとき、電気接触部11は、端子取付部9に重ねられ、孔12内にねじ部が通されたボルト10がナットに螺合することで、端子取付部9則ち上面2aに取り付けられる。また、電気接触部11の長手方向は、前述した凹溝14が設けられた外壁13の外壁面13aと平行となる。また、端子金具3に取り付けられる電線18は、図示例では、バッテリなどの電源に接続する。
サイドカバー4は、絶縁性の合成樹脂からなり、周知の射出成形により成形される。サイドカバー4は、図3ないし図5に示すように、平板状の本体部19と、仕切壁20と、一対の側壁31と、を一体に備えている。本体部19は、平面形状が前述した凹溝14の平面形状と略等しい矩形状に形成されている。本体部19は、後述する開き規制部により、箱本体2に取り付けられる。
本体部19則ちサイドカバー4は、箱本体2に取り付けられると、前述した凹溝14が設けられた外壁13の外壁面13aと略面一になるとともに、前述した凹溝14の外壁13における開口を塞ぐ。こうして、本体部19則ちサイドカバー4は、箱本体2に取り付けられると、前述した凹溝14を塞ぐ。また、本体部19則ちサイドカバー4は、箱本体2に取り付けられると、前述した凹溝14の前述した上面2a及び下面側の開口を塞がない(開放する)。
仕切壁20は、本体部19から凹溝14の内面に向かって立設しているとともに、前述した箱本体2の上面2aと下面とが互いに相対する方向(図5などに示し、以下、矢印Kと記す)に沿って、直線状に延びている。なお、矢印Kは、特許請求の範囲に記載されたサイドカバー4のスライド方向もなしている。仕切壁20は、本体部19の幅方向の中央に設けられている。仕切壁20は、図1に示すように、凹溝14内を、第1の空間22と第2の空間23とに仕切る。第1の空間22と第2の空間23は、それぞれ、前述した箱本体2の上面2aと下面とが互いに相対する方向に沿って、直線状に延びている。
側壁31は、平板状に形成され、本体部19から立設しているとともに、後述の矢印Jに沿って間隔をあけて配置されている。側壁31は、サイドカバー4が箱本体2に取り付けられると、本体部19から凹溝14の内側に向かって延在している。一対の側壁31は、互いに平行に配置されている。一対の側壁31は、矢印Kに沿って、直線状に延びている。
また、前述したサイドカバー4は、複数の結束バンド24を備えている。結束バンド24は、本体部19則ちサイドカバー4の長手方向に沿って、互いに間隔をあけて配されている。結束バンド24は、少なくとも一端が前述した本体部19と仕切壁20とのうち一方に連なっている。結束バンド24は、本体部19則ちサイドカバー4に前述した装着部8bに嵌合するコネクタ7が端部に取り付けられた電線25を結束する。結束バンド24は、前述したコネクタ7が端部に取り付けられた電線25を前述した第2の空間23に位置決めする。なお、電線25は、コネクタ7が装着部8bに嵌合することで、該コネクタ7が取り付けられた端部が装着部8bに取り付けられる。
開き規制部30は、図1、図5及び図6に示すように、侵入部としての侵入突部32と、受け部としての受け溝33と、を備えている。侵入突部32と、受け溝33とは、それぞれ、一対設けられている。
侵入突部32は、図3に示すように、サイドカバー4の本体部19から立設した側壁31それぞれに設けられている。則ち、侵入突部32は、サイドカバー4の本体部19に矢印Jに沿って間隔をあけて設けられている。侵入突部32は、矢印Kに対し直交する断面において、側壁31から矢印Kに直交(交差)する方向(以下、矢印Jで示す)に沿ってサイドカバー4の外方向に向かって延在した延在部34と、該延在部34の本体部19から離れた側の縁から矢印Jに対し直交(交差)する双方向に沿って延びた第2延在部35と、を備えている。則ち、侵入突部32は、矢印Kに対し直交する断面において、T字状に形成されている。なお、矢印Jは、凹溝14の内縁としての内面14aが互いに相対する方向をなしている。前述した侵入突部32は、矢印Kに沿って、直線状に延びている。
受け溝33は、凹溝14の矢印Jに沿って互いに相対する内面14aそれぞれに設けられている。受け溝33は、矢印Kに対し直交する断面において、前記内面14aから凹でかつ該内面14aから矢印Jに沿って延びた凹溝部36と、該凹溝部36の内面14aから離れた側の縁から矢印Jに対し直交(交差)する双方向に沿って延びた第2凹溝部37と、を備えている。則ち、受け溝33は、矢印Kに対し直交する断面において、侵入突部32の外形に沿ってT字状に形成されている。受け溝33には、凹溝部36内に延在部34が侵入しかつ第2凹溝部37内に第2延在部35が侵入して、侵入突部32が侵入する。前述した受け溝33は、矢印Kに沿って、直線状に延びている。
前述した開き規制部30は、凹溝部36内に延在部34が侵入しかつ第2凹溝部37内に第2延在部35が侵入するとともに、矢印Kに直交する断面において延在部34と第2延在部35とが直交しかつ凹溝部36と第2凹溝部37とが直交する方向に延びているので、サイドカバー4が箱本体2に取り付けられると、前述した内面14a同士が互いに離れることを規制する。則ち、開き規制部30は、内面14a同士が互いに離れる方向に箱本体2などが変形することを規制する。
前述した電気接続箱1は、以下のように組み立てられる。まず、箱本体2内に配線盤を収容し、箱本体2の上面2aに設けられた装着部8aにヒュージブルリンク6やリレー5などの電気部品を装着する。そして、凹溝14内に端子金具3が取り付けられた電線18とコネクタ7が端部に取り付けられた電線25とを収容し、該端子金具3の電気接触部11の長手方向を凹溝14が設けられた外壁13の外壁面13aと平行にし、電気接触部11を端子取付部9に重ねる。そして、孔12内にねじ部を通して、ボルト10を端子取付部9のナットに螺合する。こうして、端子金具3を端子取付部9に固定する。すると、凹溝14内に電線18と端子金具3の電線接続部15とを収容する。
そして、結束バンド24でサイドカバー4に端部にコネクタ7が取り付けられた電線25を結束する。そして、図5に示すように、サイドカバー4の本体部19に矢印Jに沿って間隔をあけて 設けられた侵入突部32を、凹溝14の内面14aに設けられた受け溝33内に挿入して、該サイドカバー4を矢印Kに沿ってスライドする。そして、サイドカバー4を箱本体2に取り付ける。すると、サイドカバー4が凹溝14を塞ぐ。さらに、コネクタ7を装着部8bに取り付ける。こうして、前述した構成の電気接続箱1が組み立てられる。そして、電気接続箱1は、箱本体2の下面にワイヤハーネスのコネクタを嵌合するなどして、自動車に搭載される。そして、電気接続箱1は、自動車の電子機器と、ヒュージブルリンク6やリレー5などの電気部品などとを、予め定められたパターンにしたがって、互いに電気的に接続する。
本実施形態によれば、箱本体2に設けられた凹溝14の内面14aが互いに離れる方向に開くことを防止する開き規制部30を備えているので、サイドカバー4が箱本体2に取り付けられると、凹溝14の内面14aが互いに離れる方向に箱本体2が変形しにくくなる。したがって、箱本体2などの凹溝14が設けられた部材の剛性を向上させることができるとともに、サイドカバー4の箱本体2などからの脱落を防止できる。
開き規制部30は、サイドカバー4に設けられた侵入突部32と、箱本体2に設けられた受け溝33とを備えているので、侵入突部32が受け溝33に侵入すると、これらが互いに干渉して、サイドカバー4と凹溝14の内面14aとが互いに離れにくくなる。したがって、凹溝14の内面14aが互いに離れる方向に箱本体2が確実に変形しにくくなる。
侵入突部32が延在部34と第2延在部35とを備えているので、該侵入突部32が受け溝33に侵入すると則ち箱本体2にサイドカバー4が取り付けられると、開き規制部30が、凹溝14の内面14a同士が離れる方向に箱本体2が変形することを確実に規制できる。したがって、箱本体2などの凹溝14が設けられた部材の剛性をより確実に向上させることができる。
サイドカバー4がスライドされることで箱本体2に取り付けられ、侵入突部32と受け溝33とがサイドカバー4のスライド方向としての矢印Kに沿って延びているので、容易にサイドカバー4を箱本体2に取り付けることができ、該開き規制部30がサイドカバー4のスライド方向に対し交差する方向に箱本体2が変形することを防止できる。したがって、箱本体2などの凹溝14が設けられた部材の剛性をより一層確実に向上させることができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
則ち、前述した実施形態では、サイドカバー4に侵入部としての侵入突部32を設け、箱本体2の凹溝14の内面14aに受け部としての受け溝33を設けている。しかしながら、本発明では、図7に示すように、サイドカバー4に受け部としての受け溝33を設け、箱本体2の凹溝14の内面14aに侵入部としての侵入突部32を設けても良い。なお、図7において、前述した実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
また、前述した実施形態では、凹みとしての凹溝14は、端子金具3を端末に取り付けた電線18などを収容している。しかしながら、本発明では、凹みは、端子金具3を端末に取り付けた電線18に限らず種々の物品を収容しても良い。
さらに、前述した実施形態では、サイドカバー4を矢印Kに沿ってスライドさせて箱本体2に取り付けている。しかしながら、本発明では、サイドカバー4をスライドさせることなく箱本体2に取り付けても良い。また、侵入突部32と受け溝33の平面形状を、T字状に限らず種々の形状にしても良い。
本発明の一実施形態に係る電気接続箱の平面図である。 図1に示された電気接続箱の電線付きの端子金具を示す斜視図である。 図1に示された電気接続箱のサイドカバーを示す斜視図である。 図3に示されたサイドカバーの側面図である。 図1に示された電気接続箱の箱本体とサイドカバーを示す斜視図である。 図1に示された電気接続箱の要部の平面図である。 図6に示された電気接続箱の変形例の要部を示す平面図である。
符号の説明
1 電気接続箱
2 箱本体
4 サイドカバー
13 外壁
14 凹溝(凹み)
14a 内面(内縁)
30 開き規制部
32 侵入突部(侵入部)
33 受け溝(受け部)
34 延在部
35 第2延在部
J 内縁が互いに相対する方向
K スライド方向

Claims (4)

  1. 外壁に凹みが形成された箱本体と、前記箱本体に取り付けられると前記凹みを塞ぐサイドカバーと、を備えた電気接続箱において、
    前記凹みの互いに相対する内縁が、互いに離れることを規制する開き規制部を備えたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記開き規制部は、前記箱本体と前記サイドカバーとのうちの一方に設けられた侵入部と、
    前記箱本体と前記サイドカバーとのうちの他方に設けられかつ前記侵入部に侵入される受け部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記侵入部が、
    前記凹みの内縁が互いに相対する方向に沿って延びた延在部と、
    該延在部から前記凹みの内縁が互いに相対する方向に対し交差する方向に沿って延びた第2延在部と、を備えたことを特徴とする請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記サイドカバーが、スライドされることで前記箱本体に取り付けられ、
    前記侵入部と前記受け部とが、前記サイドカバーのスライド方向に沿って直線状に延びていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電気接続箱。
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