JP5566066B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体としての自動車などに搭載される電気接続箱に関する。
移動体としての自動車には、一般に、ヘッドランプ及びテールランプなどのランプ類、スタータモータ及びエアコンディショナ用のモータ等のモータ類、などの多種多様な電子機器が搭載されている。
前述した多種多様な電子機器に電力を供給するために、前記自動車は、ジャンクションブロックを適宜箇所に配置してきた。前記ジャンクションブロックは、多数のヒューズやリレー等の各種の電気回路ユニットを集約して構成されている。
なお、ジャンクションブロックは、ヒューズ、リレー、ブスバーなどを有することもあることから、ヒューズブロック、リレーボックス、又は総称して電気接続箱とも呼ばれる。本明細書では、前述したヒューズブロック、リレーボックス、ジャンクションブロックを、総称して以下電気接続箱(例えば、特許文献1参照)と呼ぶ。
前述した特許文献1に示された電気接続箱は、外郭を形成する箱本体と、配線盤と、箱本体に取り付けられるカバー部材と、サイドカバーなどを備えている。箱本体の表面としての上面には、ヒューズやリレーなどの電気部品が装着される。また、箱本体の下面には、ワイヤハーネスのコネクタなどが嵌合する。
配線盤は、箱本体内に収容されており、前述したヒューズやリレーなどの電気部品と、ワイヤハーネスのコネクタの端子とを予め定められたパターンにしたがって、互いに電気的に接続する。カバー部材は、箱本体に取り付けられると、前述したワイヤハーネスのコネクタ及びヒューズやリレーなどの電気部品などを覆う。
また、前述した箱本体とカバー部材とには、それぞれの外壁から凹でそれぞれに亘って連通した凹溝が形成されている。凹溝は、その内側に前述した上面に取り付けられる端子金具が端末に取り付けられかつバッテリなどの電源と接続した電線を収容する。
サイドカバーは、前記箱本体に取り付けられると前記外壁と連なる本体部と、前記本体部に設けられかつ前記箱本体に係止する係止部と、を備えている。前述したサイドカバーは、前記係止部が前記箱本体に係止して、凹溝内に収容された電線を覆う。
特開2006−333576号公報
前述した特許文献1に示された電気接続箱は、サイドカバーの縁と前記凹溝の内面とを重ね合わせることで、これらの間から箱本体内に水などの液体が浸入することを防止して、前述した端子金具や各種の電気部品に水などの液体が付着することを防止している。しかしながら、特許文献1に示された電気接続箱は、近年の降雨の雨量の増大、豪雨の発生により、十分に箱本体内への液体の浸入を防止することが難しくなって、前述した端子金具や各種の電気部品に水などの液体が付着することを防止することが困難となってきた。特に、豪雨時の水圧により、前述したサイドカバーの縁と前記凹溝の内面との間から水などの液体が箱本体内に浸入してしまうことが考えられる。
したがって、本発明の目的は、近年発生する豪雨時にも、確実に箱本体の表面に取り付けられた端子金具や電気部品への液体の付着の防止を図ることができる電気接続箱を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電気接続箱は、表面に電線の端末に取り付けられた端子金具が取り付けられかつ外壁に前記電線を収容する凹溝が設けられた箱本体と、前記箱本体に取り付けられると前記凹溝を塞ぐサイドカバーとを備え、前記サイドカバーが、前記箱本体に取り付けられると当該箱本体の前記外壁に連なる本体部と、前記本体部に設けられかつ前記箱本体に係止する係止部と、前記箱本体内に液体が侵入することを防止する浸入防止部とを備えた電気接続箱において、前記浸入防止部が、前記本体部の縁部から箱本体の奥に向かって立設した奥立設壁と、前記奥立設壁の先端から前記外壁と平行に前記本体部の外側に向かって延在した外側延在壁と、前記外側延在壁の先端から前記外壁に向かって立設しかつ前記奥立設壁と間隔をあけて重なる手前立設壁と、を備え、前記本体部と前記凹溝の内面との間から前記箱本体内に浸入しようとする液体が、前記奥立設壁と前記外側延在壁と前記手前立設壁と前記外壁とで囲まれてなる空間に滞留して下方に流れることを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の電気接続箱は、表面に電線の端末に取り付けられた端子金具が取り付けられかつ外壁に前記電線を収容する凹溝が設けられた箱本体と、前記箱本体に取り付けられると前記凹溝を塞ぐサイドカバーとを備え、前記サイドカバーが、前記箱本体に取り付けられると当該箱本体の前記外壁に連なる本体部と、前記本体部に設けられかつ前記箱本体に係止する係止部と、前記箱本体内に液体が侵入することを防止する浸入防止部とを備えた電気接続箱において、前記浸入防止部が、前記本体部の縁部から箱本体の奥に向かって立設した奥立設壁と、前記奥立設壁の先端から前記外壁と平行に前記本体部の外側に向かって延在した外側延在壁と、前記外側延在壁の先端から前記外壁に向かって立設しかつ前記奥立設壁と間隔をあけて重なる手前立設壁と、を備え、前記箱本体に設けられかつ前記浸入防止部を収容する防止部収容部を備え、前記防止部収容部が、前記外壁から前記箱本体の奥に向かって立設しかつ前記手前立設壁が重ねられる本体側奥立設壁と、前記本体側奥立設壁の先端から前記外壁と平行に前記凹溝の内側に向かって延在した内側延在壁と、前記内側延在壁の先端から前記外壁に向かって立設しかつ前記奥立設壁と間隔をあけて重なる本体側手前立設壁と、を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明の電気接続箱は、請求項2記載の電気接続箱において、前記防止部収容部が、前記外壁から箱本体の奥に向かって立設しかつ前記奥立設壁と前記手前立設壁との間に設けられる中間突起を更に備えたことを特徴としている。
請求項4に記載の本発明の電気接続箱は、請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載の電気接続箱において、前記浸入防止部が、前記サイドカバーの前記本体部の前記箱本体の前記表面寄りの端部に少なくとも設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載した本発明の電気接続箱によれば、サイドカバーの浸入防止部が本体部の縁部から立設した奥立設壁と、奥立設壁の先端から外側に延在した外側延在壁と、外側延在壁の先端から立設しかつ奥立設壁と間隔をあけて平行な手前立設壁とを備えているので、これらの壁間に空間が形成され、サイドカバーの本体部と箱本体の凹溝の内面との間から箱本体内に浸入した液体が前述した空間内に浸入した後に手前立設壁に衝突する。
請求項2に記載した本発明の電気接続箱によれば、箱本体に設けられた防止部収容部が、外壁から立設した本体側奥立設壁と、本体側奥立設壁の先端から凹溝の内側に延在した内側延在壁と、内側延在壁の先端から立設しかつ浸入防止部の奥立設壁と間隔をあけた本体側手前立設壁と、を備えているので、これらの壁間に空間が形成され、手前立設壁を乗り越えた液体が前述した空間内に浸入した後に本体側手前立設壁に衝突する。
請求項3に記載した本発明の電気接続箱によれば、防止部収容部が奥立設壁と手前立設壁との間に設けられる中間突起を更に備えているので、サイドカバーの本体部と箱本体の凹溝の内面との間から箱本体内に浸入した液体が手前立設壁に加えて中間突起にも衝突する。
請求項4に記載した本発明の電気接続箱によれば、浸入防止部がサイドカバーの端子金具が取り付けられる箱本体の表面寄りの端部に少なくとも設けられているので、前述した表面の近傍からの液体の侵入を防止できる。
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、サイドカバーの本体部と箱本体の凹溝の内面との間から箱本体内に浸入した液体が壁間に形成された空間内に浸入した後に手前立設壁に衝突するので、当該液体の勢い(圧力)を低下させて、当該液体が手前立設壁を越えて箱本体内に浸入しにくくなる。よって、箱本体の表面に取り付けられた端子金具や電気部品への液体の付着の防止を図ることができる。
請求項2に記載の本発明は、手前立設壁を乗り越えた液体が手前立設壁に衝突するので、手前立設壁を越えた液体が壁間に形成された空間内に浸入した後に本体側手前立設壁に衝突して、当該液体の勢い(圧力)を更に低下させる。このために、当該液体が本体側手前立設壁を越えて箱本体内に浸入することを防止できるので、近年発生する豪雨時にもより確実に箱本体の表面に取り付けられた端子金具や電気部品への液体の付着の防止を図ることができる。
請求項3に記載の本発明は、サイドカバーの本体部と箱本体の凹溝の内面との間から箱本体内に浸入した液体が手前立設壁に加えて中間突起にも衝突するので、当該液体の勢い(圧力)を確実に低下させることができる。
請求項4に記載の本発明は、前述した表面の近傍からの液体の侵入を防止できるので、当該液体が端子金具に付着することを防止できる。
本発明の一実施形態に係る電気接続箱を示す斜視図である。 図1に示された電気接続箱のサイドカバーの正面図である。 図2に示されたサイドカバーの上面図である。 図2に示されたサイドカバーの側面図である。 図1に示された電気接続箱の要部の上面図である。 図5中のVI部を拡大して示す上面図である。 図7に示された電気接続箱の変形例の要部を示す上面図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる電気接続箱を、図1ないし図6に基づいて説明する。本実施形態にかかる図1に示す電気接続箱1は、移動体としての自動車に搭載される。
電気接続箱1は、図1に示すように、箱本体2と、図示しない配線盤と、図示しないロアカバーと、図示しないアッパカバーと、端子金具3と、サイドカバー4と、防止部収容部7と、を備えている。箱本体2は、絶縁性の合成樹脂からなり、周知の射出成形により成形される。箱本体2は、複数の外壁6により、筒状(箱状)に形成されている。
また、箱本体2の図1の上側に位置する上面(表面に相当する)2aには、リレー5及びヒュージブルリンクなどの電気部品が装着される装着部8と、端子取付部とが設けられている。端子取付部には、後述のボルト10と螺合する図示しないナットが埋設されている。端子取付部は、上面2a上に端子金具3の後述する電気接触部11が重ねられ、かつボルト10が電気接触部11に設けられた後述する孔12内を通ってナットに螺合することで、端子金具3を取り付ける。
また、箱本体2の図1の下側でかつ上面2aに裏側に位置する裏面としての図示しない下面には、前述した自動車に配索されるワイヤハーネスのコネクタが嵌合する。ワイヤハーネスのコネクタは、前述した自動車に搭載される各種の電子機器や、前述した箱本体2に嵌合する。
さらに、箱本体2には、図1に示すように、一つの外壁6の表面6aから凹の凹溝14が設けられている。凹溝14は、端子取付部の近傍に設けられ、かつ、前述した上面2aから下面に向かう方向(以下、矢印Kで示す)に沿って、直線状に延びている。
また、箱本体2の凹溝14の内面の上面2a寄りの部分と、前述した一つの外壁6の前述した矢印K方向の中央でかつ互いの間に凹溝14を位置付ける部分には、サイドカバー4の後述する係止部21が係止する係止受け部9が設けられている。
配線盤は、箱本体2内に収容されるとともに、導電性のバスバと、絶縁板などを備えている。バスバは、導電性の板金に打ち抜き加工などのプレス加工が施されて得られる。バスバは、複数設けられている。複数のバスバは、互いに重ねられている。絶縁板は、互いに重ねられたバスバ間などに配され、バスバ同士が意図しない箇所で相互に電気的に接続すること則ち短絡することを防止するとともに、バスバを位置決めしている。
配線盤は、箱本体2内に収容されると、バスバがワイヤハーネスのコネクタと、装着部8に装着されたリレー5及びヒュージブルリンクなどの電気部品と、端子取付部に取り付けられた端子金具3と、下面に嵌合したワイヤハーネスのコネクタの端子と、を予め定められたパターンにしたがって、互いに電気的に接続する。
ロアカバーは、絶縁性の合成樹脂などからなり、周知の射出成形により成形される。ロアカバーは、互いに連なる複数の外壁を備えて、有底筒状に形成されている。ロアカバーは、箱本体2の下面を覆うように、当該箱本体2に取り付けられる。
アッパカバーは、絶縁性の合成樹脂などからなり、周知の射出成形により成形される。アッパカバーは、互いに連なる複数の外壁を備えて、有底筒状に形成されている。アッパカバーは、箱本体2の上面2aを覆うように、当該箱本体2に取り付けられる。
端子金具3は、厚手の板金が折り曲げられるなどして得られる。端子金具3は、図1に示すように、平板状の電気接触部11と、電線接続部15と、を一体に備えている。電気接触部11の平面形状は、矩形状である。電気接触部11には、前述したボルト10のねじ部を通すことのできる孔12が貫通している。
電線接続部15は、底板部16と、複数のかしめ片17とを備えている。底板部16は、電気接触部11から折り曲げられて、該電気接触部11から立設している。なお、図示例では、底板部16と電気接触部11とのなす角度は、略90度である。電線接続部15は、底板部16を備えていることで、電気接触部11から立設している。
かしめ片17は、底板部16の幅方向の両縁に連なっている。かしめ片17は、底板部16に近づく方向に曲げられて、該底板部16との間にバッテリなどの電源と接続された電線18の端末を挟む。こうして、かしめ片17は、電線18を加締める。電線接続部15は、かしめ片17が電線18を加締めることで、該電線18の端末が取り付けられるとともに、電線18と電気的に接続される。
前述した端子金具3は、図1に示すように、電線接続部15に電線18が取り付けられた状態で、電線接続部15及び電線18が凹溝14内に収容されて、電気接触部11が端子取付部に取り付けられる。このとき、電気接触部11は、端子取付部に重ねられ、孔12内にねじ部が通されたボルト10がナットに螺合することで、端子取付部則ち上面2aに取り付けられる。また、電気接触部11の長手方向は、前述した凹溝14が設けられた外壁6の表面6aと平行となる。
サイドカバー4は、絶縁性の合成樹脂からなり、周知の射出成形により成形される。サイドカバー4は、図2ないし図4に示すように、平板状の本体部19と、前記本体部19に設けられた電線固定部20と、前記本体部19に設けられた複数の係止部21と、浸入防止部22と、を一体に備えている。本体部19は、平面形状が前述した凹溝14の平面形状と略等しい矩形状に形成され、かつサイドカバー4が箱本体2に取り付けられると、凹溝14を塞ぐとともに、外壁6の表面6aと略面一となって、当該外壁6に面なる。
電線固定部20は、図2及び図4に示すように、本体部19の表面から凸に形成されているとともに、当該本体部19の中央部から下面側に向かって延在して、当該本体部19の下面側の縁から突出している。電線固定部20は、電線18とともに外周にテープが巻かれるなどして、当該電線18が固定される。
係止部21は、図2に示すように、本体部19の前記矢印Kと直交する幅方向の両縁部に二つずつ設けられている。各縁部に設けられた二つの係止部21のうち一方の係止部21は、図4に示すように、本体部19の上面2a側の端部に設けられ、他方の係止部21は、本体部19の中央に設けられている。係止部21は、それぞれ、係止受け部9に係止することで、本体部19即ちサイドカバー4を箱本体2に取り付ける。
浸入防止部22は、図2に示すように、本体部19の箱本体2の上面2a寄りの端部に二つ設けられている。浸入防止部22は、本体部19の前述した端部の幅方向の両縁部に設けられている。また、浸入防止部22は、係止部21よりも前述した上面2a側に設けられ、当該係止部21に連なって形成されている。浸入防止部22は、本体部19即ちサイドカバー4の長手方向(矢印K方向)に沿って直線状に延在しており(即ち本体部19の長手方向に対して交差する断面形状が当該本体部19の長手方向に一定に形成されており)、図5及び図6に示すように、本体部19の幅方向の縁部から箱本体2の奥に向かって立設した奥立設壁23と、奥立設壁23の先端に連なった外側延在壁24と、当該外側延在壁24の先端に連なった手前立設壁25と、を一体に備えている。
奥立設壁23は、本体部19から外壁6の表面6aに対して直交する方向に立設している。外側延在壁24は、奥立設壁23の先端から本体部19の幅方向の外側に向かって延在している。外側延在壁24は、外壁6の表面6aと平行に奥立設壁23の先端から延在して、その先端がサイドカバー4の本体部19の両縁よりも当該本体部19の外側に突出している。
手前立設壁25は、外側延在壁24の先端から外壁6に向かって奥立設壁23と平行に立設している。手前立設壁25は、奥立設壁23と間隔をあけて平行に配置されて、当該奥立設壁23と重なる位置に設けられている。また、手前立設壁25は、外壁6と間隔をあけて配置されている。
前述したサイドカバー4は、係止部21が、矢印Kに沿って係止受け部9に近づけられて、係止受け部9に係止することで、箱本体2に取り付けられる。また、本体部19則ちサイドカバー4は、箱本体2に取り付けられると、前述した凹溝14が設けられた外壁6の表面6aと略面一になるとともに、前述した凹溝14の外壁6における開口を塞ぐ。こうして、本体部19則ちサイドカバー4は、箱本体2に取り付けられると、前述した凹溝14を塞ぐ。さらに、サイドカバー4は、電線18を凹溝14の底壁30との間に位置付ける。また、本体部19則ちサイドカバー4は、箱本体2に取り付けられると、前述した凹溝14の前述した上面2a及び下面側の開口を塞がない(開放する)。
防止部収容部7は、箱本体2の凹溝14の内面でかつ上面2a寄りの部分に二つ設けられている。防止部収容部7は、外壁6の凹溝14寄りの縁部とともに筒状に形成されて、図5及び図6に示すように、その内側に箱本体2に取り付けられたサイドカバー4の浸入防止部22を収容する。防止部収容部7は、凹溝14即ちサイドカバー4の長手方向(矢印K)に沿って直線状に延在しており(即ち凹溝14の長手方向に対して交差する断面形状が当該凹溝14の長手方向に一定に形成されており)、図5及び図6に示すように、箱本体2の外壁6から箱本体2の奥に向かって立設した本体側奥立設壁26と、この本体側奥立設壁26の先端から凹溝14の内側に向かって延在した内側延在壁27と、内側延在壁27の先端から外壁6に向かって立設した本体側手前立設壁28とを一体に備えている。
本体側奥立設壁26は、サイドカバー4の手前立設壁25よりも凹溝14から離れた位置に設けられ、かつ箱本体2の外壁6の外表面に対して直交する方向に立設している。また、本体側奥立設壁26は、サイドカバー4の手前立設壁25と平行でかつ間隔をあけて重ねられている(設けられている)。
内側延在壁27は、本体側奥立設壁26の先端から外壁6の表面6aと平行に延在している。また、内側延在壁27は、サイドカバー4の外側延在壁24と平行でかつ間隔をあけて重ねられている(設けられている)。
本体側手前立設壁28は、内側延在壁27の先端から外壁6の表面6aに対して直交する方向に立設している。本体側手前立設壁28は、サイドカバー4の奥立設壁23と平行でかつ間隔をあけて重ねられている(設けられている)。
前述した電気接続箱1は、以下のように組み立てられる。まず、箱本体2内に配線盤を収容し、箱本体2の上面2aに設けられた装着部8にヒュージブルリンクやリレー5などの電気部品が装着される。そして、凹溝14内に端子金具3が取り付けられた電線18を収容し、該端子金具3の電気接触部11の長手方向を凹溝14が設けられた外壁6の表面6aと平行にし、電気接触部11を端子取付部に重ねる。そして、孔12内にねじ部を通して、ボルト10を端子取付部のナットに螺合する。こうして、端子金具3を端子取付部に固定する。すると、凹溝14内に電線18と端子金具3の電線接続部15とを収容する。
そして、サイドカバー4の係止部21を矢印Kに沿って係止受け部9に近づけて、当該係止受け部9に係止させて、サイドカバー4を凹溝14を塞いだ格好で箱本体2に取り付ける。こうして、電線18をサイドカバー4と凹溝14の底壁30との間に位置付けて、前述した構成の電気接続箱1が組み立てられる。そして、電気接続箱1は、箱本体2の下面にワイヤハーネスのコネクタを嵌合するなどして、上面2aが上方に位置しかつ下面が下方に位置した状態で自動車に搭載され(配され)るとともに、箱本体2にロアカバー及びアッパカバーが取り付けられる。そして、電気接続箱1は、自動車の電子機器と、ヒュージブルリンクやリレー5などの電気部品などとを、予め定められたパターンにしたがって、互いに電気的に接続する。
本実施形態によれば、サイドカバー4の浸入防止部22が本体部19の縁部から立設した奥立設壁23と、奥立設壁23の先端から外側に延在した外側延在壁24と、外側延在壁24の先端から立設しかつ奥立設壁23と間隔をあけて平行な手前立設壁25とを備えているので、サイドカバー4の本体部19と箱本体2の凹溝14の内面との間から箱本体2内に浸入した液体がこれらの壁23,24,25間に形成された空間に浸入した後に手前立設壁25に衝突する。このために、当該液体の勢い(圧力)を低下させて、当該液体が手前立設壁25を越えて箱本体内に浸入しにくくなる。よって、箱本体2の上面2aに取り付けられた端子金具3やリレー5、ヒュージブルリンクなどへの液体の付着の防止を図ることができる。
また、箱本体2に設けられた防止部収容部7が、外壁6から立設した本体側奥立設壁26と、本体側奥立設壁26の先端から凹溝14の内側に延在した内側延在壁27と、内側延在壁27の先端から立設しかつ浸入防止部22の奥立設壁23と間隔をあけた本体側手前立設壁28と、を備えているので、手前立設壁25を乗り越えた液体がこれらの壁26,27,28間に形成された空間に浸入した後に本体側手前立設壁28に衝突する。このために、手前立設壁25を越えた液体が本体側手前立設壁28に衝突して、当該液体の勢い(圧力)を更に低下させる。このために、当該液体が本体側手前立設壁28を越えて箱本体2内に浸入することを防止できるので、近年発生する豪雨時にもより確実に箱本体2の上面2aに取り付けられた端子金具3やリレー5、ヒュージブルリンクなどへの液体の付着の防止を図ることができる。
さらに、浸入防止部22がサイドカバー4の端子金具3が取り付けられる箱本体2の上方に位置付けられる上面2a寄りの端部に設けられているので、浸入防止部22手前立設壁25に衝突して勢いが低下された水が速やかに下方に流れて、前述した上面2aの近傍からの液体の侵入を防止できる。したがって、当該液体が端子金具3に付着することを防止できる。
また、本発明では、図7に示すように、防止部収容部7が中間突起29を更に備えていてもよい。なお、図7において、前述した実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
中間突起29は、凹溝14即ちサイドカバー4の長手方向(矢印K)に沿って直線状に延在している(即ち凹溝14の長手方向に対して交差する断面形状が当該凹溝14の長手方向に一定に形成されている)。中間突起29は、外壁6から当該外壁6の表面6aに対して直交する方向に沿って箱本体2の奥に向かって立設している。中間突起29は、箱本体2に取り付けられたサイドカバー4の奥立設壁23と手前立設壁25と平行に配置され、奥立設壁23と外側延在壁24と手前立設壁25との全てと間隔をあけて配置されている。
この図7に示す場合には、防止部収容部7が奥立設壁23と手前立設壁25との間に設けられる中間突起29を更に備えているので、サイドカバー4の本体部19と箱本体2の凹溝14の内面との間から箱本体2内に浸入した液体が手前立設壁25に加えて中間突起29にも衝突する。このために、当該液体の勢い(圧力)を確実に低下させることができる。よって、箱本体2の上面2aに取り付けられた端子金具3やリレー5、ヒュージブルリンクなどへの液体の付着の防止を確実に図ることができる。
また、前述した実施形態では、浸入防止部22を本体部19の上面2a寄りの端部に設けたが、本発明では、浸入防止部22を本体部19の上面2a寄りの端部に少なくとも設ければ、当該浸入防止部22を本体部19の上面2a寄りの端部以外の部分に勿論設けてもよい。即ち、浸入防止部22の長さを適宜変更してもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。則ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 電気接続箱
2 箱本体
2a 上面(表面)
3 端子金具
4 サイドカバー
6 外壁
7 防止部収容部
14 凹溝
18 電線
19 本体部
21 係止部
22 浸入阻止部
23 奥立設壁
24 外側延在壁
25 手前立設壁
26 本体側奥立設壁
27 内側延在壁
28 本体側手前立設壁
29 中間突起

Claims (4)

  1. 表面に電線の端末に取り付けられた端子金具が取り付けられかつ外壁に前記電線を収容する凹溝が設けられた箱本体と、
    前記箱本体に取り付けられると前記凹溝を塞ぐサイドカバーとを備え、
    前記サイドカバーが、前記箱本体に取り付けられると当該箱本体の前記外壁に連なる本体部と、前記本体部に設けられかつ前記箱本体に係止する係止部と、前記箱本体内に液体が入することを防止する浸入防止部とを備えた電気接続箱において、
    前記浸入防止部が、
    前記本体部の縁部から箱本体の奥に向かって立設した奥立設壁と、前記奥立設壁の先端から前記外壁と平行に前記本体部の外側に向かって延在した外側延在壁と、前記外側延在壁の先端から前記外壁に向かって立設しかつ前記奥立設壁と間隔をあけて重なる手前立設壁と、を備え
    前記本体部と前記凹溝の内面との間から前記箱本体内に浸入しようとする液体が、前記奥立設壁と前記外側延在壁と前記手前立設壁と前記外壁とで囲まれてなる空間に滞留して下方に流れることを特徴とする電気接続箱。
  2. 表面に電線の端末に取り付けられた端子金具が取り付けられかつ外壁に前記電線を収容する凹溝が設けられた箱本体と、
    前記箱本体に取り付けられると前記凹溝を塞ぐサイドカバーとを備え、
    前記サイドカバーが、前記箱本体に取り付けられると当該箱本体の前記外壁に連なる本体部と、前記本体部に設けられかつ前記箱本体に係止する係止部と、前記箱本体内に液体が侵入することを防止する浸入防止部とを備えた電気接続箱において、
    前記浸入防止部が、
    前記本体部の縁部から箱本体の奥に向かって立設した奥立設壁と、前記奥立設壁の先端から前記外壁と平行に前記本体部の外側に向かって延在した外側延在壁と、前記外側延在壁の先端から前記外壁に向かって立設しかつ前記奥立設壁と間隔をあけて重なる手前立設壁と、を備え、
    前記箱本体に設けられかつ前記浸入防止部を収容する防止部収容部を備え、
    前記防止部収容部が、
    前記外壁から前記箱本体の奥に向かって立設しかつ前記手前立設壁が重ねられる本体側
    奥立設壁と、
    前記本体側奥立設壁の先端から前記外壁と平行に前記凹溝の内側に向かって延在した内
    側延在壁と、
    前記内側延在壁の先端から前記外壁に向かって立設しかつ前記奥立設壁と間隔をあけて
    重なる本体側手前立設壁と、を備えたことを特徴とする電気接続箱。
  3. 前記防止部収容部が、
    前記外壁から箱本体の奥に向かって立設しかつ前記奥立設壁と前記手前立設壁との間に設けられる中間突起を更に備えたことを特徴とする請求項2記載の電気接続箱。
  4. 前記浸入防止部が、前記サイドカバーの前記本体部の前記箱本体の前記表面寄りの端部に少なくとも設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載の電気接続箱。
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