JP2006259405A - シームレスベルトの形成方法、シームレスベルトおよび電子写真装置 - Google Patents
シームレスベルトの形成方法、シームレスベルトおよび電子写真装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006259405A JP2006259405A JP2005078223A JP2005078223A JP2006259405A JP 2006259405 A JP2006259405 A JP 2006259405A JP 2005078223 A JP2005078223 A JP 2005078223A JP 2005078223 A JP2005078223 A JP 2005078223A JP 2006259405 A JP2006259405 A JP 2006259405A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- seamless belt
- intermediate transfer
- bis
- transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
【解決手段】 耐熱性樹脂または耐熱性樹脂前駆体を含有する塗工液を円筒型の内面に塗布し、加熱することにより乾燥および化学反応させてシームレスベルトを形成させる方法であって、前記円筒型の内面に鱗片状シリカを含有する被覆層を設ける。
【選択図】 図3
Description
また、得られたシームレスベルトを転写ベルトまたは定着ベルトとして用いた電子写真装置、特に中間転写方式の中間転写ベルトとして用いた電子写真装置によれば、耐久性のある中間転写ベルトを有する電子写真装置を得ることができる。
本発明により円筒型の内面に塗工により設けられる鱗片状シリカを含有する層について説明する。
本発明で使用される円筒型の内面に塗工により設けられる鱗片状シリカを含有する層は、円筒型内面に鱗片状シリカの水もしくは有機溶媒のスラリーまたは鱗片状シリカの水または有機溶媒のスラリーに樹脂や樹脂前駆体を含有させた塗工液を塗布、乾燥することによって得られる。
鱗片状シリカの水または有機溶媒のスラリーに含有される鱗片状シリカは、薄片1次粒子が互いに面間が平行的に配向して複数枚重なって形成される葉状シリカ2次粒子から実質的になる積層構造の粒子形態を有する鱗片状シリカ(以下、本発明の葉状シリカ2次粒子とも称する。)である。
なお、葉状2次粒子の厚さに対する最長長さの比及び最小長さの比の上限は、特に規定するものではないが、前者は300以下、好ましくは200以下が実際的であり、後者は150以下、好ましくは100以下が実際的である。
また、本発明において、鱗片状とは、粒子が実質的に薄い板状の形態を有しているものであればよく、これがさらに、部分的または全体的に曲がったり、ねじれていてもよい。
シリカはガラスの様な構造を有しているため、塗工液に対する塗れ性がよく、また剥離性も同様な特性を有していると考えられる。しかしながら、鱗片状シリカ層は前記したように鱗片状シリカが基板平行的に重なり積層された構造を有しているため、ガラス面のような完全な鏡面ではなく層表面が鱗片状の重なり部分で約0.001〜0.1μm程度の凹凸を有していると考えられる。そのため、塗工液がその凹凸に一部入り込み、樹脂を硬化させた際にアンカー効果が働き、鱗片状シリカ層と樹脂膜との接着性を向上させているのではないかと考えられる。
円筒状の回転体をゆっくりと回転させながら鱗片状シリカの分散体を全体に均一になるように塗布する。その後回転速度を上げ、一定速度で一定時間回転する。このまま回転させながら常温または徐々に昇温させて約70〜150℃の温度で溶媒を蒸発させ、蒸発後、約80℃〜150℃の温度で8H(時間)程度加熱し鱗片状シリカ膜を形成させる。
上記は一例であり、円筒型内面に塗布コーティングが出来ればディッピング・ワイピング等の他の手法を使用しても良いし、鱗片状シリカ分散体に必要に応じて耐熱性樹脂などを混合し、円筒型への接着性を高めたり表面性をコントロールすることも可能である。また、耐熱性樹脂を混合した場合は樹脂が形成されるような加熱条件とすることが望ましい。
円筒状の回転体をゆっくりと回転させながら塗工液を全体に均一になるように塗布する。その後回転速度を上げ、一定速度で一定時間回転する。このまま回転させながら徐々に昇温させて約70〜150℃の温度で溶媒を蒸発させていく。この乾燥工程では、雰囲気の蒸気を効率よく循環して取り除くことが好ましい。自己支持性のある膜が得られたところで徐々に昇温させ300℃から400℃程度に焼成し、十分にイミド化を行う(イミド化工程)。徐冷後、型から剥離してシームレスベルトとして取り出す。もちろん溶媒除去をおこなった段階で常温に冷却し、ベルトを円筒型よりとりだした後、円筒型の外面にベルトをはめ込みイミド化を実施してもよいが、工程の煩雑さ・ベルトの均一性を考えると乾燥とイミド化を継続して実施する方が好ましい。
ポリイミドは、一般的には芳香族多価カルボン酸無水物あるいはその誘導体と、芳香族ジアミンとの縮合反応によって得られる。しかし、その剛直な主鎖構造により不溶、不融の性質を持つため、酸無水物と芳香族ジアミンから、まず有機溶媒に可溶なポリアミック酸(またはポリアミド酸〜ポリイミド前駆体)を合成し、この段階で様々な方法で成型加工が行われ、その後加熱もしくは化学的な方法で脱水環化(イミド化)することでポリイミドが得られる(合成反応を示す式(1)参照)。
ポリアミック酸の重合反応に使用される有機極性溶媒としては、例えば、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシドなどのスルホキシド系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミドなどのホルムアミド系溶媒、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミドなどのアセトアミド系溶媒、N−メチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドンなどのピロリドン系溶媒、フェノール、o−、m−、またはp−クレゾール、キシレノール、ハロゲン化フェノール、カテコールなどのフェノール系溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジオキソラン等のエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、ブタノール等のアルコール系溶媒、ブチルセロソルブ等のセロソルブ系あるいはヘキサメチルホスホルアミド、γ−ブチロラクトンなどを挙げることができ、これらを単独あるいは混合溶媒として用いるのが望ましい。溶媒は、ポリアミック酸を溶解するものであれば特に限定されないが、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドンが特に好ましい。
上記芳香族多価カルボン酸無水物あるいはその誘導体と、芳香族ジアミン成分をほぼ等モル計量し、前記有機極性溶媒中に溶解する。本発明において、芳香族テトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミンの添加順序は限定されない。同時に添加してもよい。また、それぞれを溶解した有機極性溶媒を混合してもよい。
これはIRのイミド基の特性吸収の吸光度比から求めることができる。代表的なものを挙げると、
(1)イミドの特性吸収の1つである725cm−1(イミド環C=O基の変角振動帯)とベンゼン環の特性吸収1,015cm−1との吸光度比
(2)イミドの特性吸収の1つである1,380cm−1(イミド環C−N基の変角振動帯)とベンゼン環の特性吸収1,500cm−1との吸光度比
(3)イミドの特性吸収の1つである1,720cm−1(イミド環C=O基の変角振動帯)とベンゼン環の特性吸収1,500cm−1との吸光度比
(4)イミドの特性吸収の1つである1,720cm−1とアミド基の特性吸収1,670cm−1(アミド基N−H変角振動とC−N伸縮振動の間の相互作用)との吸光度比
等を用いてイミド化率を評価することができる。
また、3000〜3300cm−1にかけてのアミド基由来の多重吸収帯が消失していることを確認すれば更にイミド化完結の信頼性は高まる。
ポリアミドイミドは分子骨格中に剛直なイミド基と柔軟性を付与するアミド基を有する樹脂であり、本発明に用いられるポリアミドイミドは一般的なものを使用することができる。
(i)イソシアネート法
酸無水物基を有する3価のカルボン酸の誘導体としては、例えば一般式(I)及び(II)で示す化合物を使用することができる。
酸無水物基を有する3価のカルボン酸の誘導体ハライドとしては、例えば、一般式(III)及び(IV)で示す化合物を使用することができる。
芳香族ジアミンとしては、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、オキシジアニリン、メチレンジアミン、ヘキサフルオロイソプロピリデンジアミン、ジアミノ−m−キシリレン、ジアミノ−p−キシリレン、1,4−ナフタレンジアミン、1,5−ナフタレンジアミン、2,6−ナフタレンジアミン、2,7−ナフタレンジアミン、2,2’−ビス−(4−アミノフェニル)プロパン、2,2’−ビス−(4−アミノフェニル)へキサフルオロプロパン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4−ジアミノビフェニル、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、3,4−ジアミノジフェニルエーテル、イソプロピリデンジアニリン、3,3’−ジアミノベンゾフェノン、o−トリジン、2,4−トリレンジアミン、1,3−ビス−(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス−(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス−(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、2,2−ビス−[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、ビス−[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス−[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、4,4’−ビス−(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、2,2’−ビス−[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]へキサフルオロプロパン、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’−ジアミノジフェニルスルフィド、などが挙げられる。また、ジアミンとして両末端にアミノ基を有するシロキサン系化合物、例えば、1,3−ビス(3−アミノプロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、α,ω−ビス(3−アミノプロピル)ポリジメチルシロキサン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシメチル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、α,ω−ビス(3−アミノフェノキシメチル)ポリジメチルシロキサン、1,3,−ビス(2−(3−アミノフェノキシ)エチル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、α,ω−ビス(2−(3−アミノフェノキシ)エチル)ポリジメチルシロキサン、1,3−ビス(3−(3−アミノフェノキシ)プロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、α,ω−ビス(3−(3−アミノフェノキシ)プロピル)ポリジメチルシロキサン、等を用いればシリコーン変性ポリアミドイミドを得ることができる。
図3に示すように、中間転写ユニット500は、複数のローラに張架された中間転写体である中間転写ベルト501などで構成されている。この中間転写ベルト501の周りには、2次転写ユニット600の2次転写電荷付与手段である2次転写バイアスローラ605、中間転写体クリーニング手段であるベルトクリーニングブレード504、潤滑剤塗布手段の潤滑剤塗布部材である潤滑剤塗布ブラシ505などが対向するように配設されている。
この中間転写ベルト501は、1次転写電荷付与手段である1次転写バイアスローラ507、ベルト駆動ローラ508、ベルトテンションローラ509、2次転写対向ローラ510、クリーニング対向ローラ511、及びフィードバック電流検知ローラ512に張架されている。各ローラは導電性材料で形成され、1次転写バイアスローラ507以外の各ローラは接地されている。1次転写バイアスローラ507には、定電流または定電圧制御された1次転写電源801により、トナー像の重ね合わせ数に応じて所定の大きさの電流または電圧に制御された転写バイアスが印可されている。
<円筒型内面の鱗片状シリカ層の作製>
内径100mm、長さ300mm、厚さ10mmのSUS製円筒型を50rpmで回転させながら、鱗片状シリカスラリー(旭ガラス社製サンラブリーLFS HN−050 葉状シリカ2次粒子 平均粒径0.5μm)4gを円筒型の内面に均一に流して塗布した。
全量流し終わり、塗膜がまんべんなく広がった時点で、回転数を500rpmに上げ、熱風循環乾燥機に投入して、80℃で120分送風乾燥させた(乾燥工程)。その後回転を停止し、150℃で8H加熱を実施した後、室温まで冷却し鱗片状シリカ層を得た。
ビフェニル−3,4,3’,4’−テトラカルボン酸無水物と4,4’−ジアミノジフェニルエーテルの等モルをN−メチルピロリドン溶媒中で常温にて重合反応してポリアミック酸を得た。この溶液に、ビーズミルにてN−メチルピロリドン中に微粉砕分散したカーボンブラック(キャボット製BP−L)分散液を混合した。さらに、ポリジメチルシロキサン(トーレダウコーニングシリコーン製SH200)の25℃における動粘度が1cStであるものを前記カーボンブラック分散ポリアミック酸溶液の0.01wt%に添加し、よく攪拌混合し、塗工液を作製した。
得られたカーボンブラック分散ポリアミック酸溶液は、ポリアミック酸固形分13wt%、カーボンブラック3wt%、N−メチルピロリドン84wt%であった。
上記鱗片状シリカ層を形成した円筒型を50rpmで回転させながら、上記塗工液を円筒型内面に均一に流して塗布した。全量流し終わり、塗膜がまんべんなく広がった時点で、回転数を500rpmに上げ、熱風循環乾燥機に投入して、120℃まで徐々に昇温し120分加熱した(乾燥工程)。その後徐々に350℃まで昇温し30分焼成した(イミド化工程)。加熱停止後、常温まで徐冷してから取り出し、形成された塗膜を円筒型内面から剥離して膜厚90μmのシームレスベルトを得た。
実施例1における鱗片状シリカスラリー(サンラブリーLFS HN−050)を鱗片状シリカスラリー(サンラブリーLFS HN−150 葉状シリカ2次粒子 平均1.5μm)にした以外は実施例1と同様にした。
実施例1における内径100mm、長さ300mm、厚さ10mmのSUS製円筒型に鱗片状シリカ層を設けない以外は実施例1と同様にした。その結果、ベルトが円筒型内面に貼り付き、剥離不可能であった。
<円筒型内面のポリシラザン処理層作製>
内径100mm、長さ300mm、厚さ10mmのSUS製円筒型にクラリアントジャパン製ポリシラザンL110(1%希釈液)をディッピングにより塗工し、室温にて充分乾燥させた後120℃で1時間、95℃80%RH環境下で3時間処理を行い、ポリシラザン処理層を形成した。
内面をポリシラザン処理した円筒型以外は、実施例1と同様に行ったが、イミド化工程においてベルトの一部が剥離し、変形したベルトが得られた。
比較例2の円筒型を50rpmで回転させながら、実施例1で使用した塗工液を円筒型内面に均一に流して塗布した。全量流し終わり、塗膜がまんべんなく広がった時点で、回転数を500rpmに上げ、熱風循環乾燥機に投入して120℃まで徐々に昇温し120分加熱した(乾燥工程)。その後回転を停止し、ベルト状に成型した塗布膜を型より剥離し、ベルト膜の内側に外径98mm、長さ300mmの外面鏡面仕上げしたステンレス円筒金型をさしこみ、固定した後、焼成炉に投入し350℃まで昇温し30分焼成した(イミド化工程)。加熱停止後、常温まで徐冷してから取り出し、形成された塗膜を円筒内面から剥離して膜厚約90μmのシームレスベルトを得た。
なお、シームレスベルトの機械的強度として、引裂強度を選択したのは、ポリイミドやポリアミドイミドは弾性率が高く、引張り強度は申し分のない素材であるが、柔らかさがなく亀裂や割れに対して弱く、ベルトとして使用中に亀裂が発生する問題がある。そこで亀裂や割れの一つの指標として引裂き強度を選択した。
ストログラフ(東洋精機)にて、チャック間距離50mm、引き裂き速度100mm/secで矢印の方向に引裂き、引裂強度を測定する(図2参照)。
12 画像書込部
13 画像形成部
14 給紙部
15 定着装置
16 レジストローラ
20BK,20M,20Y,20C 各現像装置
21BK,21M,21Y,21C 各感光体
22 中間転写ベルト
23BK,23M,23Y,23C 各1次転写バイアスローラ
25 ベルトクリーニング装置
30BK,30M,30Y,30C クリーニング装置
50 転写搬送ベルト
200 感光体
201 感光体クリーニング装置
202 除電ランプ
210 ベルト搬送装置
230 リボルバ現像ユニット
231K,231C,231M,231Y 各現像器
500 中間転写ユニット
501 中間転写ベルト
502 ベルト除電ブラシ
503 トナーシール部材
504 ベルトクリーニングブレード
505 潤滑剤塗布ブラシ
506 潤滑剤
507 1次転写バイアスローラ
508 駆動ローラ
509 ベルトテンションローラ
510 2次転写対向ローラ
511 クリーニング対向ローラ
512 フィードバック電流検知ローラ
514 光学センサ
600 2次転写ユニット
601 転写紙ガイド板
605 2次転写バイアスローラ
606 転写紙除電チャージャ
608 クリーニングブレード
610 レジストローラ
801 1次転写電源
802 2次転写電源
P 転写紙
Claims (8)
- 耐熱性樹脂または耐熱性樹脂前駆体を含有する塗工液を円筒型の内面に塗布し、加熱することにより乾燥および化学反応させてシームレスベルトを形成させるシームレスベルトの形成方法であって、
前記円筒型の内面に鱗片状シリカを含有する被覆層を設けることを特徴とするシームレスベルトの形成方法。 - 前記鱗片状シリカを含有する被覆層は、前記円筒型の内面に鱗片状シリカの水もしくは有機溶媒のスラリーを塗布し乾燥して形成することを特徴とする請求項1に記載のシームレスベルトの形成方法。
- 前記鱗片状シリカが、葉状シリカ2次粒子からなることを特徴とする請求項1または2に記載のシームレスベルトの形成方法。
- 前記耐熱性樹脂または耐熱性樹脂前駆体が、ポリイミド前駆体またはポリアミドイミド前駆体であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシームレスベルトの形成方法。
- 前記耐熱性樹脂または耐熱性樹脂前駆体を含有する塗工液が、ポリイミド前駆体またはポリアミドイミド前駆体のN−メチルピロリドン溶液に無機充填材が分散されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシームレスベルトの形成方法。
- 請求項1から5のいずれか1項に記載のシームレスベルトの形成方法により形成されたシームレスベルト。
- 請求項6に記載のシームレスベルトを転写ベルトまたは定着ベルトとして用いたことを特徴とする電子写真装置。
- 少なくとも1以上の像担持体上に順次形成される複数色のトナー画像を単一の中間転写ベルト上に順次重ね合わせる一次転写を行う転写手段と、前記転写手段による前記中間転写ベルト上の一次転写画像を転写材に一括転写して二次転写する中間転写方式の電子写真装置であって、
前記中間転写ベルトとして請求項6に記載のシームレスベルトを用いることを特徴とする電子写真装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005078223A JP5065577B2 (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | シームレスベルトの形成方法、シームレスベルトおよび電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005078223A JP5065577B2 (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | シームレスベルトの形成方法、シームレスベルトおよび電子写真装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006259405A true JP2006259405A (ja) | 2006-09-28 |
JP5065577B2 JP5065577B2 (ja) | 2012-11-07 |
Family
ID=37098730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005078223A Expired - Fee Related JP5065577B2 (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | シームレスベルトの形成方法、シームレスベルトおよび電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5065577B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008292623A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用シームレスベルトの処理方法 |
JP2010006854A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Du Pont Toray Co Ltd | ポリイミドフィルムおよびその製造方法 |
JP2012218400A (ja) * | 2011-04-13 | 2012-11-12 | Nitta Corp | 離型材 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1158423A (ja) * | 1997-08-26 | 1999-03-02 | Nitto Denko Corp | ポリイミド樹脂製管状体の製法 |
JP2001163613A (ja) * | 1999-12-10 | 2001-06-19 | Dokai Chemical Industries Co Ltd | 鱗片状シリカ粒子、硬化性組成物、それからなる硬化体及びその製造方法 |
JP2002080834A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-03-22 | Dokai Chemical Industries Co Ltd | 高耐水性を有する硬化塗膜 |
JP2002283364A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Nitto Denko Corp | シームレスベルトの製造方法およびシームレスベルト用金型 |
JP2004170778A (ja) * | 2002-11-21 | 2004-06-17 | Nitto Denko Corp | ポリイミド樹脂ベルトおよびその製造方法 |
JP2005002145A (ja) * | 2003-06-09 | 2005-01-06 | Dokai Chemical Industries Co Ltd | 断熱層形成耐火塗料 |
-
2005
- 2005-03-17 JP JP2005078223A patent/JP5065577B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1158423A (ja) * | 1997-08-26 | 1999-03-02 | Nitto Denko Corp | ポリイミド樹脂製管状体の製法 |
JP2001163613A (ja) * | 1999-12-10 | 2001-06-19 | Dokai Chemical Industries Co Ltd | 鱗片状シリカ粒子、硬化性組成物、それからなる硬化体及びその製造方法 |
JP2002080834A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-03-22 | Dokai Chemical Industries Co Ltd | 高耐水性を有する硬化塗膜 |
JP2002283364A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Nitto Denko Corp | シームレスベルトの製造方法およびシームレスベルト用金型 |
JP2004170778A (ja) * | 2002-11-21 | 2004-06-17 | Nitto Denko Corp | ポリイミド樹脂ベルトおよびその製造方法 |
JP2005002145A (ja) * | 2003-06-09 | 2005-01-06 | Dokai Chemical Industries Co Ltd | 断熱層形成耐火塗料 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008292623A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用シームレスベルトの処理方法 |
JP2010006854A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Du Pont Toray Co Ltd | ポリイミドフィルムおよびその製造方法 |
JP2012218400A (ja) * | 2011-04-13 | 2012-11-12 | Nitta Corp | 離型材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5065577B2 (ja) | 2012-11-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6064680B2 (ja) | 中間転写ベルトおよびその製造方法、ならびに画像形成装置 | |
JP5867184B2 (ja) | 中間転写ベルト、及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP6115349B2 (ja) | 中間転写ベルト及びその製造方法、並びに画像形成装置 | |
JP5476853B2 (ja) | シームレスベルトおよびそれを用いた電子写真装置 | |
JP5609506B2 (ja) | 中間転写体、及び該中間転写体を用いた画像形成装置 | |
JP2007164029A (ja) | 中間転写体及びその製造方法、並びに画像形成装置 | |
JP2009025625A (ja) | 電子写真用シームレスベルト、中間転写ベルト並びにそれを用いた画像形成装置及びフルカラー画像形成装置 | |
JP5065577B2 (ja) | シームレスベルトの形成方法、シームレスベルトおよび電子写真装置 | |
JP2007121619A (ja) | シームレスベルト及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP2008292616A (ja) | 電子写真用シームレスベルトとその製造方法、電子写真装置 | |
JP4875419B2 (ja) | 電子写真用シームレスベルトの塗工液の製造方法及び中間転写ベルト | |
JP4146328B2 (ja) | シームレスベルト、その製造方法と塗工液、電子写真装置 | |
JP2012194229A (ja) | 中間転写ベルト、その製造方法、及び該中間転写ベルトを用いた画像形成装置 | |
JP2012058497A (ja) | 中間転写体と製造方法、及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP2006251415A (ja) | 電子写真用シームレスベルトとその製造方法、中間転写ベルト、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2010066430A (ja) | 中間転写体及び画像形成装置 | |
JP4370191B2 (ja) | シームレスベルト、該ベルトの製造方法、それを用いた電子写真装置並びに塗工液 | |
JP4949663B2 (ja) | シームレスベルト及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4480074B2 (ja) | 電子写真用等のシームレスベルトその製造方法と塗工液、電子写真装置 | |
JP5413725B2 (ja) | 中間転写体の製造方法、及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP2012177761A (ja) | 中間転写ベルト、その製造方法、及び該中間転写ベルトを用いた画像形成装置 | |
JP2006171573A (ja) | シームレスベルト及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4863653B2 (ja) | 電子写真用シームレスベルトとその製造方法、中間転写ベルト及び電子写真装置 | |
JP4911987B2 (ja) | シームレスベルト及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP5604922B2 (ja) | 中間転写ベルトの製造方法、該製造方法により得られた中間転写ベルト、及びそれを用いた画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080220 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20080317 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120807 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120810 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5065577 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |