JP2006256265A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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JP2006256265A JP2005080323A JP2005080323A JP2006256265A JP 2006256265 A JP2006256265 A JP 2006256265A JP 2005080323 A JP2005080323 A JP 2005080323A JP 2005080323 A JP2005080323 A JP 2005080323A JP 2006256265 A JP2006256265 A JP 2006256265A
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Abstract

【課題】 温度環境変化による長尺部材の変形に起因する液滴着弾位置の精度低下を防止可能な液滴吐出装置を得る。
【解決手段】 複数のヘッドユニット178が取り付けられた長尺部材168は、その一端168Aが固定されるが、他端168Bはスライド可能に支持される。長尺部材168の他端168B側がスライドすることで、長尺部材168は湾曲しなくなるので、インク滴の着弾位置の精度低下も防止できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液滴吐出装置に関する。
インクジェット記録装置では、より高速での画像記録を行うために、複数のインクジェット記録ヘッドを紙幅方向に複数並べて固定したものが提案されている。たとえば特許文献1や特許文献2には、記録用紙の全幅に対応してインクの吐出口が設けられたインクジェット記録装置が開示されている。
ところで、複数のインクジェット記録ヘッドを並べて固定するために、長尺状の支持部材(以下「長尺部材」という)を使用することがあるが、長尺部材と、この長尺部材が取付けられるインクジェット記録装置の装置本体側の部分(たとえば枠体)とは、異なる材料で構成されていることが多く、熱膨張係数も異なることが多い。そのため、たとえば製造時と異なる温度環境等で使用した場合には、これら部材ごとに変形量が異なるため、長尺材に湾曲等の変形が生じることがある。この変形により、インクの吐出方向が変化し、用紙上での着弾位置がずれて画質が低下する。また、ノズル面が用紙に接近してしまうと、これらが接触するという不都合が生じることもある。
このような長尺部材の変形を防止するために、長尺部材を枠体に強固に固定すると、枠体に過大な応力が発生してしまう。
特許第2758060号公報 特開2000−964号公報
本発明は上記事実を考慮し、温度環境変化による長尺部材の変形に起因する液滴着弾位置の精度低下を防止可能な液滴吐出装置を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、ノズルから液滴を吐出する少なくとも1つの液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドが取り付けられる長尺部材と、を備えた液滴吐出装置であって、前記長尺部材の一部が液滴吐出装置の装置本体に対してこの長尺部材の長手方向にスライド可能となるように、長尺部材が装置本体に取り付けられている、ことを特徴とする。
このように、長尺部材の一部を長手方向にスライド可能とすることで、温度環境変化が生じても長尺部材の湾曲等の変形を防止することができる。このため、長尺部材に取り付けられた液滴吐出ヘッドからの液滴吐出方向も変化しないため、液滴着弾位置の精度低下を防止できる。
なお、長尺部材は、液滴吐出装置の装置本体に直接取り付けられていてもよいが、請求項2に記載のように、液滴吐出装置が装置本体を構成する枠体を備えるようにし、この枠体に長尺部材を取り付けるように構成することができる。
また、長尺部材の長さは特に限定されないが、少なくとも、液滴吐出ヘッドがその長手方向に取り付けられて確実に支持される長さを有していることが好ましい。特に、記録媒体の全幅にわたる画像記録が可能な程度の数の液滴吐出ヘッドを取付可能な長さを有していれば、いわゆるFWAでの画像記録が可能となるので、好ましい。
液滴吐出ヘッドとしては、長尺部材に少なくとも1つ取り付けられるものであればよく、単体で長尺状とされていてもよい。もちろん、複数の液滴吐出ヘッドが長尺部材に取り付けられることで、全体として長尺状となるようなものも含まれる。
また、請求項2に記載の発明において、請求項3に記載のように、前記枠体に設けられ、前記長尺部材の一部を固定する固定手段と、前記枠体に設けられ、前記長尺部材の一部をスライド可能に支持するスライド支持手段と、を有する構成としてもよい。この構成では、筐体に、長尺部材の一部を固定するための構造や、スライド可能に支持するための構造を設ける必要がなくなるので、製造が容易になる。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の発明において、前記固定手段が、前記長尺部材の一端側を固定し、前記スライド支持手段が、前記長尺部材の他端側をスライド可能に支持していることを特徴とする。
このように、長尺部材の一端を固定し、他端をスライド可能とするだけの簡単な構成でで、長尺部材の湾曲やくびれを防止することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項3に記載の発明において、前記固定手段が、前記長尺部材の中央部を固定し、前記スライド支持手段が、前記長尺部材の両端部をスライド可能に支持していることを特徴とする。
この構成では、両端部のそれそれのスライド量が、一端側を固定して他端側をスライド可能にした構成での、他端側のスライド量と比較して少なくなる。したがって、液滴の着弾位置ずれをより小さくすることが可能となる。
本発明は上記構成としたので、温度環境変化による長尺部材の変形に起因する液滴着弾位置の精度低下を防止できる。
図1には、本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置112が示されている。インクジェット記録装置112の筐体114内の下部には給紙トレイ116が備えられており、給紙トレイ116内に積層された用紙Pをピックアップロール118で1枚ずつ取り出すことができる。取り出された用紙Pは、所定の搬送経路122を構成する複数の搬送ローラ対120で搬送される。以下、単に「搬送方向」というときは、記録媒体である用紙Pの搬送方向をいい、「上流」、「下流」というときはそれぞれ、搬送方向の上流及び下流を意味するものとする。
給紙トレイ116の上方には、駆動ロール124及び従動ロール126に張架された無端状の搬送ベルト128が配置されている。搬送ベルト128の上方には記録ヘッドアレイ130が配置されており、搬送ベルト128の平坦部分128Fに対向している。この対向した領域が、記録ヘッドアレイ130からインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。搬送経路122を搬送された用紙Pは、搬送ベルト128で保持されてこの吐出領域SEに至り、記録ヘッドアレイ130に対向した状態で、記録ヘッドアレイ130から画像情報に応じたインク滴が付着される。
そして、用紙Pを搬送ベルト128で保持した状態で周回させることで、吐出領域SE内に複数回通過させて、いわゆるマルチパスによる画像記録を行うことも可能となっている。もちろん、用紙Pを吐出領域SE内に1回のみ通過させて、いわゆる1パスで画像記録を行っても良い。
記録ヘッドアレイ130は、本実施形態では、有効な記録領域が用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上とされた長尺状で、いわゆるFWA(Full Width Array)となっている。記録ヘッドアレイ130内には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(S)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つのインクジェット記録ヘッド132が搬送方向に沿って配置されており、フルカラーの画像を記録可能になっている。なお、それぞれのインクジェット記録ヘッド132においてインク滴を吐出する方法は特に限定されず、いわゆるサーマル方式や圧電方式等、公知のものを適用できる。
各インクジェット記録ヘッド132は、図示しない記録ヘッド制御手段によって制御されるようになっている。記録ヘッド制御手段は、たとえば、画像情報に応じてインク滴の吐出タイミングや使用するインク吐出口(ノズル)を決め、駆動信号をインクジェット記録ヘッド132に送る。
また、記録ヘッドアレイ130は、搬送方向と直交する方向に不動とされていてもよいが、必要に応じて移動するように構成しておくと、マルチパスによる画像記録で、より解像度の高い画像を記録したり、インクジェット記録ヘッド132の不具合を記録結果に反映させないようにしたりできる。
記録ヘッドアレイ130の上流側には、図示しない電源が接続された帯電ロール136が配置されている。帯電ロール136は、従動ロール126との間で搬送ベルト128及び用紙Pを挟みつつ従動し、用紙Pを搬送ベルト128に押圧する押圧位置と、搬送ベルト128から離間した離間位置との間を移動可能とされている。押圧位置では、接地された従動ロール126との間に所定の電位差が生じるため、用紙Pに電荷を与えて搬送ベルト128に静電吸着させることができる。
また、電源は、用紙Pを所定電位に帯電させることが可能であれば、直流電源でも交流電源でもよい。
なお、帯電ロール136よりもさらに上流側には、図示しないレジロールが設けられており、用紙Pが搬送ベルト128と帯電ロール136との間に至る前に位置合わせされる。
記録ヘッドアレイ130の下流側には、剥離プレート140が配置されており、用紙Pを搬送ベルト128から剥離することができる。
剥離された用紙Pは、剥離プレート140の下流側で排出経路144を構成する複数の排出ローラ対142で搬送され、筐体114の上部に設けられた排紙トレイ146に排出される。
剥離プレート140の下方には、駆動ロール124との間で搬送ベルト128を挟持可能なクリーニングロール148が配置されており、搬送ベルト128の表面をクリーニングするようになっている。
給紙トレイ116と搬送ベルト128の間には、複数の反転用ローラ対150で構成された反転経路152が設けられており、片面に画像記録された用紙Pを反転させて搬送ベルト128に保持させることで、用紙Pの両面への画像記録を容易に行えるようになっている。
搬送ベルト128と排紙トレイ146の間には、4色の各インクをそれぞれ貯留するインクタンク154が設けられている。インクタンク154のインクは、図示しないインク供給配管によって、記録ヘッドアレイ130に供給される。インクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、公知の各種インクを使用できる。
インクジェット記録ヘッド132は、図2に示すように、長方形の枠体156を有している。枠体156は、用紙Pの搬送方向と直交する方向が長辺158の長手方向となる向きで、搬送ベルト128の平坦部分128Fと対向するように配置されている。
枠体156の一方の短辺160Aには、ブロック状の固定支持部材164が複数取り付けられており、他方の短辺160Bにも、同じくブロック状のスライド支持部材166が固定支持部材164と同数取り付けられている。そして、固定支持部材164とスライド支持部材166との下面側において、これらの間に、固定支持部材164と同数の長尺部材168が掛け渡されている。長尺部材164は、紙送り方向に一定間隔をあけて配置されている。
固定支持部材164にはネジ孔164Hが形成されており、ネジ170を長尺部材168の一端168Aに螺合することで、長尺部材168がこの一端168A側で固定支持部材164に固定されるようになっている。
これに対し、図3(A)及び(B)にも詳細に示すように、スライド支持部材166の下面には、いわゆる蟻溝状の溝部172が長尺部材168の長手方向に沿って形成されており、長尺部材168の他端168B側の上面には、溝部172に係合する突条174が形成されている。したがって、図4にも概念的に示すように、本実施形態のインクジェット記録ヘッド132では、突条174を溝部172に収容させて係合させると、突条174は溝部172からは不用意に抜けなくなるが、長尺部材168の他端168B側は、長手方向に沿ってスライド可能となる。
長尺部材168には、長手方向に沿って複数のヘッド取付部176が形成されており、このヘッド取付部176のそれぞれに、ヘッドユニット178が取り付けられている。したがって、ヘッドユニット178のそれぞれは、単体で用紙Pの紙幅を有していないが、複数のヘッドユニット178を紙幅方向に並べて配置することで、紙幅以上の画像記録領域を得られるようになっている。すなわち、インクジェット記録ヘッド132が用紙Pの幅方向に沿って移動しなくても、用紙Pの移動のみによって用紙Pの全面に画像が形成できるので、高い生産性を得ることができる。
このような全体構成とされた本実施形態のインクジェット記録装置112では、上記したように、給紙トレイ116から取り出された用紙Pが搬送され、搬送ベルト128に至る。そして、帯電ロール136によって搬送ベルト128に押し付けられると共に、帯電ロール136からの印加電圧によって搬送ベルト128に吸着(密着)して保持される。この状態で、搬送ベルトの循環によって用紙Pが吐出領域SEを通過しつつ、記録ヘッドアレイ130からインク滴が吐出されて、用紙P上に画像が記録される。1パスのみで画像記録する場合には、剥離プレート140で用紙Pを搬送ベルト128から剥離し、排出ローラ対142で搬送して排紙トレイ146に排出する。これに対し、マルチパスで画像記録を行う場合には、必要な回数に達するまで用紙Pを周回させて吐出領域SEを通過させた後、剥離プレート140で用紙Pを搬送ベルト128から剥離し、排出ローラ対142で搬送して排紙トレイ146に排出する。
ここで、本実施形態のインクジェット記録ヘッド132では、長尺部材168と枠体156とが、それぞれに求められる物性やコストを考慮して、それぞれに好ましい材料で構成されている。このため、インクジェット記録装置112が、製造時とは異なる温度環境下で使用されると、長尺部材168や枠体156の熱膨張係数の違いから、それぞれに異なった変形を示す。たとえば、枠体156が長尺部材168よりも熱膨張係数が小さい場合において、長尺部材168の両端を枠体156に強固に固定してしまった構成では、長尺部材168が湾曲してしまうため、ヘッドユニット178から吐出されるインク滴の用紙P上での着弾位置も変化してしまう。
図5(B)には、一例として、上記したように枠体156が長尺部材168よりも熱膨張係数が小さく、且つヘッドユニット178の剛性も長尺部材168と比較して十分に低い構成で、且つインクジェット記録ヘッドの使用環境が、製造時よりも高い温度であった場合の、長尺部材168の変形(中央部分が下方(用紙Pへの接近方向)へと下がっている)と、インク滴の吐出方向の変化(着弾位置のずれ)が模式的に示されている。
長尺部材168の中央近傍では、ヘッドユニット178が単に下方へと移動しているだけであるため、着弾位置のずれは小さいが、両端へと近づくにつれ、インク滴吐出方向を示す矢印JDが斜めに傾いていることからも分かるように、着弾位置が紙幅方向にずれている。このように、用紙Pの幅方向中央部分と端部とで着弾位置がずれることで、用紙P上に記録される画像の画質も低下する。
また、紙幅方向だけでなく、紙送り方向にも、インク滴の着弾位置がずれるおそれがあり、この場合には、さらに画質が低下する。
加えて、長尺部材168の中央部分ではヘッドユニット178が用紙Pに接近して、ノズル面と用紙Pとの距離TDが変化するため、用紙Pがノズル面に接触するなどの不都合が生じることもある。
これに対し、本実施形態では、上記したように、長尺部材168の一端168A側のみ固定し、他端168B側は長手方向にスライドする構成としている。このため、長尺部材168と枠体156とで膨張量が異なっていても、長尺部材168の他端168B側がスライドすることでこれが吸収され、長尺部材168は湾曲しなくなる。
図5(A)には、本実施形態において、長尺部材168の他端168B側がスライドした場合のインク滴の吐出方向の変化(着弾位置のずれ)が示されている。
本実施形態では、長尺部材168の他端168B側がスライドするため、矢印JDからも分かるように、長尺部材168に位置に関わらず、インク滴の吐出方向は一定になっている。そして、長尺部材168のスライドによって、インク滴の着弾位置は全体として紙幅方向に僅かに広がるが、この広がりは均等であるため、高い画質を維持できる。
また、長尺部材168が湾曲しないので、紙送り方向にも、インク滴の着弾位置がずれることはなく、この点でも高画質の画像を記録できる。
加えて、長尺部材168が湾曲しないため、ノズル面と用紙Pとの距離TDも変化せず、用紙Pがノズル面に接触するなどの不都合が生じることもない。
図6には、本発明の第2実施形態のインクジェット記録ヘッド192が部分的に示されている。
第2実施形態のインクジェット記録ヘッド192では、枠体156の長手方向中央に支持辺162が掛け渡されている。この支持辺162には、ブロック状の固定支持部材164が取り付けられており、ネジ170を固定支持部材164のネジ孔164Hに挿通して(ネジ170及びネジ孔164Hは、図6では図示省略、図2参照)長尺部材168に螺合することで、長尺部材168が中央部分で固定支持部材164に固定されるようになっている。
また、第2実施形態では、枠体156の短辺160A、160Bのそれぞれに、ブロック状のスライド支持部材166が取り付けられている。そして、長尺部材168の両端に形成された突条174が、スライド支持部材166の溝部172に収容されて係合され、長尺部材168の両端において、長手方向に沿ってスライド可能となっている。
上記以外は、第1実施形態と同一の構成とされている。
このような構成とされた第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、製造時と異なる温度環境化で使用されても長尺部材168が湾曲しないので、インク滴の吐出方向は一定になり、高い画質を維持できる。
また、長尺部材168が湾曲しないので、紙送り方向にも、インク滴の着弾位置がずれることはなく、この点でも高画質の画像を記録できる。
加えて、長尺部材168が湾曲しないため、ノズル面と用紙Pとの距離TDも全く変化せず、用紙Pがノズル面に接触するなどの不都合が生じることもない。
特に第2実施形態では、第1実施形態と比較して、長尺部材168の両端部それぞれでの長手方向の変位量が、第1実施形態での長尺部材168の他端168Bの変位量よりも小さくなる。このため、紙幅方向へのインク滴の着弾位置のずれも第1実施形態より小さくなり、さらに高画質の画像を記録可能となる。たとえば、異なる色に対応するインクジェット記録ヘッド132を紙送り方向に並べて配置した構成では、それぞれの色にインク滴ごとに、紙幅方向へのズレ量が異なると、いわゆる色ずれが発生するが、第2実施形態では、色ごとの紙幅方向へのズレ量が小さいので、色ずれも少なくなる。すなわち、第2実施形態では、フルカラー等の複数色での画像記録を行う場合に、特に好ましい。
なお、第2実施形態において、固定支持部材164によって長尺部材168を固定する位置は、厳密に長尺部材168の長手方向中央である必要はない。すなわち、中央からずれた位置であっても、他端168Bよりも中央寄りの位置であれば、両端でのインク滴の着弾位置ずれを第1実施形態よりも小さくできる。もちろん、中央にすれば、この着弾位置ずれが最小となるので、特に好ましい。ただし、長尺部材168を固定支持部材164に取り付ける作業に関しては、中央寄りとなるに従って困難になることもある。したがって、インク滴の着弾位置ずれ量と、取付作業の容易さを勘案して、好ましい位置で長尺部材168を固定すればよい。
上記では、長尺部材168が枠体156、固定支持部材164及びスライド支持部材166を介してインクジェット記録装置の装置本体に取り付けられているものを例に挙げたが、たとえば、枠体156を省略して、固定支持部材164及びスライド支持部材166を装置本体に直接取り付けてもよい。ただし、枠体156を介在させると、一旦長尺部材168を枠体156に取り付けた状態で、これらを一体として装置本体に取り付けできるので、取り付けの容易さの観点からは好ましい。
また、固定支持部材164やスライド支持部材166を介在させることなく、長尺部材168を枠体156に直接取り付けてもよい。ただし、この場合には、たとえば枠体156に溝部172を形成する必要が生じるため、枠体156の成形・加工が困難になることがある。したがって、枠体156と長尺部材168との間に固定支持部材164やスライド支持部材166を介在させることが好ましい。
また、上記各実施形態では、本発明の液滴吐出装置として、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のインク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置を挙げたが、本発明の液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置は、記録用紙P上へ画像(文字を含む)を記録するものに限定されない。すなわち、記録媒体は紙に限定されるものでなく、また、吐出する液体もインクに限定されるものではない。例えば、インク処理液を併用したり、高分子フィルムやガラス上にインクを吐出してディスプレイ用カラーフィルターを作成したり、溶接状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成したりする等、工業用に用いられる液滴吐出装置全般が広く含まれる。
また、これらの液滴吐出装置では、FWAに限らず、主走査機構と副走査機構を有するPartial Width Array(PWA)に本発明を適用してもよい。さらに、マルチパスタイプではなく、1パスタイプであってもよい。
本発明のインクジェット記録装置の全体構成を示す概略図である。 本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドを部分的に示す斜視図である。 本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドを示し、(A)は部分拡大斜視図、(B)は部分拡大分解斜視図である。 本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドを部分的に示す概念図である。 製造時と異なる温度環境化での長尺部材の形状とインク滴の吐出方向とを概念的に示す説明図であり、(A)は本発明の第1実施形態の場合、(B)は比較例の場合である。 本発明の第2実施形態のインクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドを部分的に示す斜視図である。。 本発明の第2実施形態のインクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドを部分的に示す概念図である。。
符号の説明
112 インクジェット記録装置
114 筐体
116 給紙トレイ
118 ピックアップロール
120 搬送ローラ対
122 搬送経路
124 駆動ロール
126 従動ロール
128 搬送ベルト
128F 平坦部分
130 記録ヘッドアレイ
132 インクジェット記録ヘッド
132 各インクジェット記録ヘッド
134 メンテナンスユニット
136 帯電ロール
140 剥離プレート
142 排出ローラ対
144 排出経路
146 排紙トレイ
148 クリーニングロール
150 反転用ローラ対
152 反転経路
154 インクタンク
156 枠体
158 長辺
160A 短辺
160B 短辺
162 支持辺
164 固定支持部材
164H ネジ孔
166 スライド支持部材
168 長尺部材
168A 一端
168B 他端
170 ネジ
172 溝部
174 突条
176 ヘッド取付部
178 ヘッドユニット
182 インクジェット記録ヘッド
184 固定支持部材
192 インクジェット記録ヘッド
P 用紙
SE 吐出領域
TD ノズル面と用紙との距離

Claims (5)

  1. ノズルから液滴を吐出する少なくとも1つの液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドが取り付けられる長尺部材と、
    を備えた液滴吐出装置であって、
    前記長尺部材の一部が液滴吐出装置の装置本体に対してこの長尺部材の長手方向にスライド可能となるように、長尺部材が装置本体に取り付けられている、
    ことを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液滴吐出装置であって、
    この液滴吐出装置の装置本体を構成する枠体、
    を備え、
    前記枠体に対し前記長尺部材が取り付けられていることを特徴とする液滴吐出装置。
  3. 前記枠体に設けられ、前記長尺部材の一部を固定する固定手段と、
    前記枠体に設けられ、前記長尺部材の一部をスライド可能に支持するスライド支持手段と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記固定手段が、前記長尺部材の一端側を固定し、
    前記スライド支持手段が、前記長尺部材の他端側をスライド可能に支持していることを特徴とする請求項3に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記固定手段が、前記長尺部材の中央部を固定し、
    前記スライド支持手段が、前記長尺部材の両端部をスライド可能に支持していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の液滴吐出装置。
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