JP2007276426A - 液滴吐出装置 - Google Patents

液滴吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007276426A
JP2007276426A JP2006109485A JP2006109485A JP2007276426A JP 2007276426 A JP2007276426 A JP 2007276426A JP 2006109485 A JP2006109485 A JP 2006109485A JP 2006109485 A JP2006109485 A JP 2006109485A JP 2007276426 A JP2007276426 A JP 2007276426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis direction
axis
droplet discharge
head
discharge head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006109485A
Other languages
English (en)
Inventor
Kahei Rai
嘉平 來
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2006109485A priority Critical patent/JP2007276426A/ja
Publication of JP2007276426A publication Critical patent/JP2007276426A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】液滴吐出ヘッドのX軸方向とZ軸回りの調整を効率的に行なう。
【解決手段】インクジェット記録ヘッド32は、X軸方向とZ軸回りに調整可能である。X軸方向の移動軸は、マイクロメーターヘッド240のシャフト242である。また、Z軸回りの回転軸は取付シャフト350である。つまり、X軸方向の移動軸(シャフト242)とZ軸回りの回転軸(取付ビス350)とは互いに分離独立している。このように、X軸方向の移動軸(シャフト242)とZ軸回りの回転軸(取付シャフト350)とが互いに分離独立しているので、Z軸回りの調整とX軸方向の調整とが影響し合わない。このため、Z軸回りの調整とX軸方向の調整とが効率的に行なえる。
【選択図】図9

Description

本発明は、液滴吐出装置に関する。
インクジェット方式による紙幅印字を行なう、所謂FWA方式のインクジェット記録装置では、長尺状のインクジェット記録ヘッドを固定した状態で、搬送される記録用紙にインク滴を吐出し、1パスで画像の形成を行なう。
長尺状のインクジェット記録ヘッドが一個/色となったインクジェット記録装置において、良好な画像品質を得るためには、各色のインクジェット記録ヘッドを所定の位置に位置決めして色重ね精度を確保しなければならない。
さて、複数本の記録ヘッドが長尺なほど、これを高精度に位置決めすることは困難を極める。一般的に対象物の位置調整を行なう場合、調整軸数が多いほど高価になり、調整ルーチンの収束が難しくなる。
そこで、インクジェット記録ヘッドの位置調整では、6自由度(軸)の内、部品精度で対応する軸やインク滴の吐出制御などの電気的な補正で対応する軸により、機械的に調整する軸を減らすことがきる。
この中で、記録ヘッドの長手方向であるX軸方向の位置決め精度は、ヘッド自身やヘッド取り付け部の形状精度で確保することが難しく、色重ね精度にダイレクトに影響する。また、インク吐出方向であるZ軸のZ軸回りの位置決め精度は、インク滴の吐出制御などの電気的な補正が難しく、記録媒体上でスジとして現れる。よって、X軸方向とZ軸回りの調整は、記録ヘッドをインクジェット記録装置に取り付けた後に機械的に調整をすることが合理的である。
そこで、インクジェット記録ヘッドを調整可能な構成が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
しかしながら、特許文献1(特開2001−191610号公報)の構成は、Z軸回りの調整ができない(Z軸回りの調整は言及されていない)。また、回転軸としての支持軸に、X軸方向の動作ガイド機能を兼ねさせている。更に、調整ネジの位置と動作ガイドとしての支持軸との位置(高さ)が離れている。このため、支持軸(動作ガイド)に対してモーメントがかかる。したがって、安定性に欠け、調整を精度良く正確に行なうことが難しい。
また、特許文献2(特許第2758060号公報)の構成は、一端に固定機構(長穴によりX軸方向に調整)、中央部に反り調整機構、他端に間隔調整機構(Z軸回り、X軸方向)、を備えている。そして、偏心カムと偏心こまとによって、X軸方向とZ軸回りの調整を行なっている。しかし、このような構成も、Z軸回りとX軸方向の、それぞれの調整が、他に影響を与えるので調整が難しい。
特開2001−191610号公報 特許第2758060号公報
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、液滴吐出ヘッドのX軸方向とZ軸回りの調整を効率的に行なうことを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の液滴吐出装置は、Z軸方向に液滴を吐出するノズルが、Z軸方向と直交するX軸方向に並んだ液滴吐出ヘッドを備える液滴吐出装置であって、前記液滴吐出ヘッドは少なくともX軸方向とZ軸回りに調整可能であり、X軸方向の移動軸とZ軸回りの回転軸とは互いに分離独立していることを特徴としている。
請求項1に記載の液滴吐出装置では、Z軸方向に液滴を吐出するノズルが、Z軸方向と直交するX軸方向に並んだ液滴吐出ヘッドを備えている。そして、液滴吐出ヘッドは少なくともX軸方向とZ軸回りに調整可能であり、X軸方向の移動軸とZ軸回りの回転軸とは互いに分離独立しており、例えば、他の調整軸や動作基準を兼ねていない。
さて、例えば、Z軸回りの回転中心をX軸方向の動作基準を兼ねている場合(Z軸(回転軸)をX軸方向に移動して調整する場合など)、Z軸回りとX軸方向の調整が、それぞれ影響し合い、調整が収束しづらい。
これに対し、X軸方向に移動する移動軸とZ軸回りに回転する回転軸とは互いに分離独立させると、Z軸回りの調整とX軸方向の調整とが影響し合わない。このため、Z軸回りの調整とX軸方向の調整とが効率的に行える。
なお、ノズルがX軸方向に並ぶ構成とは、ノズルが一列にX軸方向に並ぶ構成だけでなく、ノズルが格子状に行列配置される構成も含む。
請求項2に記載の液滴吐出装置は、請求項1に記載の構成において、X軸方向の移動軸の方が、Z軸回りの回転軸より前記液滴吐出ヘッドの前記ノズル側に設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の液滴吐出装置では、液滴吐出ヘッドのX軸方向の調整は調整の最終プロセスであるので、X軸方向の調整移動動作は必要最低限の対象、すなわち、ノズルの移動のみとすることが望ましい。よって、X軸の移動軸をノズル側により近づける構成とすることは、好適である。
請求項3に記載の液滴吐出装置は、請求項2に記載の構成において、前記液滴吐出ヘッドをX軸方向に調整可能に保持する保持部材と、前記保持部材がZ軸回りに調整可能に取り付けられる取付部材と、を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の液滴吐出装置では、液滴吐出ヘッドをX軸方向に調整可能に保持部材が保持する。そして、この保持部材がZ軸回りに調整可能に取付部材に取り付けられる。
よって、X軸方向の移動軸とZ軸回りの回転軸とは互いに分離独立すると共に、X軸方向の移動軸の方がZ軸回りの回転軸より液滴吐出ヘッドのノズル側に設けられる構成となる。
請求項4に記載の液滴吐出装置は、請求項3に記載の構成において、前記保持部材のX軸方向の一方の端部を回転中心にして、該保持部材のX軸方向の他方側の端部を回転可能に、該保持部材が前記取付部材に取り付けられることを特徴としている。
請求項4に記載の液滴吐出装置では、保持部材のX軸方向の一方の端部を回転中心にして、保持部材のX軸方向の他方側の端部を回転可能に、保持部材が取付部材に取り付けられることで、保持部材に保持された液滴吐出ヘッドがZ軸方向に調整可能となる。
請求項5に記載の液滴吐出装置は、請求項3、又は請求項4に記載の構成において、前記保持部材は、前記液滴吐出ヘッドをX軸方向に移動自在に保持するX軸方向ガイド手段と、前記液滴吐出ヘッドをX軸方向に付勢する付勢手段と、前記付勢手段によって付勢された前記液滴吐出ヘッドの当接部に当接し、X軸方向の位置を調整可能に固定する調整手段と、を備えることを特徴としている。
請求項5に記載の液滴吐出装置では、保持部材が液滴吐出ヘッドをX軸方向に移動自在に保持するX軸方向ガイド手段を備えている。よって、X軸方向の移動軸となるX軸方向ガイド手段と、Z軸回りの回転軸とが分離独立している。
更に、保持部材は、液滴吐出ヘッドをX軸方向に付勢する付勢手段と、この付勢手段によって付勢された液滴吐出ヘッドの当接部に当接してX軸方向の位置を調整可能に位置決めする調整手段と、を備えている。よって、調整手段によって、液滴吐出ヘッドのX軸方向の調整を行なえる。
また、付勢手段によって液滴吐出ヘッドを付勢することで、液滴吐出ヘッドの当接部が調整手段に当接して位置決めされる構成であるので、周囲の環境や駆動条件による温度変化による液滴吐出ヘッドの伸縮が可能である。
請求項6に記載の液滴吐出装置は、請求項5に記載の構成において、前記付勢手段は、前記X軸方向ガイド手段を兼ねることを特徴としている。
請求項6に記載の液滴吐出装置では、付勢手段がX軸方向ガイド手段を兼ねるので、部品点数が減少している。
請求項7に記載の液滴吐出装置は、請求項6に記載の構成において、前記付勢手段は、X軸方向に撓んで弾性変形する板バネであり、前記液滴吐出ヘッドのX軸方向の両端部が、前記板バネに固定されていることを特徴している。
請求項7に記載の液滴吐出装置では、付勢手段はX軸方向に撓んで弾性変形する板バネであり、液滴吐出ヘッドのX軸方向の両端部が板バネに固定されることで、X軸方向に付勢されると共に、X軸方向に移動自在となる。
請求項8に記載の液滴吐出装置は、請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の構成において、前記保持部材と前記液滴吐出ヘッドの間に設けられ、該液滴吐出ヘッドに液体を供給する供給部材には可撓性部材を用いることを特徴としている。
請求項8に記載の液滴吐出装置では、液滴吐出ヘッドに液体を供給する供給部材に可撓性部材を用いているので、液滴吐出ヘッドがX軸方向に移動しても供給部材が追従する。
請求項9に記載の液滴吐出装置は、請求項2から請求項8のいずれか1項に記載の構成において、前記保持部材と前記液滴吐出ヘッドの間に設けられ、該液滴吐出ヘッドに電気的に接続する電気接続部材には可撓性部材を用いることを特徴としている。
請求項9に記載の液滴吐出装置では、液滴吐出ヘッドに電気的に接続する電気接続部材に可撓性部材を用いているので、液滴吐出ヘッドがX軸方向に移動しても電気接続部材が追従する。
請求項10に記載の液滴吐出装置は、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の構成において、画像が形成される記録媒体は、X軸とZ軸とに直交するY軸方向に搬送され、前記液滴吐出ヘッドのX軸方向の液滴吐出領域は、前記記録媒体の記録領域幅以上あり、前記液滴吐出ヘッドを固定した状態で、前記記録媒媒体に液滴を吐出して画像を形成することを特徴としている。
請求項10に記載の液滴吐出装置では、液滴吐出ヘッドのX軸方向の液滴吐出領域は記録媒体の記録領域幅以上ある。そして、液滴吐出ヘッドを固定した状態で搬送される記録媒体に液滴を吐出して画像を形成することで、短時間に広範囲に画像が形成される。
以上説明したように本発明によれば、X軸方向の移動軸とZ軸回りの回転軸とは互いに分離独立しているので、Z軸回りの調整とX軸方向の調整とが影響し合わない。このため、Z軸回りの調整とX軸方向の調整とが効率的に行ないやすい、という効果がある。
図1には、第一実施形態のインクジェット記録装置12が示されている。インクジェット記録装置12の内部にはCPUやROM、RAM等を含んで構成された制御部8が備えられている。制御部8は、装置全体の各種制御をつかさどる。また、装置正面の上部には、ユーザーに各種情報を表示すると共に、各種操作を行なうための操作パネル11が設けられている。
インクジェット記録装置12の下部には給紙トレイ16が備えられており、給紙トレイ16内に積層された記録用紙Pをピックアップロール18で1枚ずつ取り出すことができる。取り出された記録用紙Pは、所定の搬送経路22を構成する複数の搬送ローラ対20で搬送される。
給紙トレイ16の上方には、駆動ロール24及び従動ロール26に張架された無端状の搬送ベルト28が配置されている。搬送ベルト28の上方には記録ヘッドアレイ30(図8(A)も参照)が配置されており、搬送ベルト28の平坦部分28Fに対向している。この対向した領域が、記録ヘッドアレイ30からインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。搬送経路22を搬送された記録用紙Pは、搬送ベルト28で保持されてこの吐出領域SEに至り、記録ヘッドアレイ30に対向した状態で、記録ヘッドアレイ30から画像情報に応じたインク滴が付着される。
記録ヘッドアレイ30は、本実施形態では、有効な記録領域が記録用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上とされた長尺状とされ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(S)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つのインクジェット記録ヘッド32が搬送方向に沿って配置されており、フルカラーの画像を記録可能になっている。(図4も参照)。
各インクジェット記録ヘッド32は、制御部8によって制御される。制御部8は、例えば、画像情報に応じてインク滴の吐出タイミングや使用するノズル122(図5、図6を参照)を決め、駆動信号をインクジェット記録ヘッド32におくる。
また、記録ヘッドアレイ30は、記録用紙Pの搬送方向であるY軸方向(図4参照)と直交するX軸方向に不動とされていている(1パス印字方式)。しかし、X軸方向に必要に応じて移動するように構成しておくと、マルチパスによる画像記録で、より解像度の高い画像を記録したり、インクジェット記録ヘッド32の不具合を記録結果に反映させないようにしたりすることもできる。
記録ヘッドアレイ30の両側には、それぞれのインクジェット記録ヘッド32に対応した4つのメンテナンスユニット34が配置されている。インクジェット記録ヘッド32に対してメンテナンスを行なう場合には、図2に示すように、記録ヘッドアレイ30が上方へ移動し、搬送ベルト28との間に構成された間隙にメンテナンスユニット34が移動して入り込む。そして、ノズル面32N(図3参照)に対向した状態で、所定のメンテナンス動作(バキューム、ダミージェット、ワイピング、キャッピング等)を行う。
図3に示すように、記録ヘッドアレイ30の上流側には、電源38が接続された帯電ロール36が配置されている。帯電ロール36は、従動ロール26との間で搬送ベルト28及び記録用紙Pを挟みつつ従動し、記録用紙Pを搬送ベルト28に押圧する押圧位置と、搬送ベルト28から離間した離間位置との間を移動可能とされている。押圧位置では、接地された従動ロール26との間に所定の電位差が生じるため、記録用紙Pに電荷を与えて搬送ベルト28に静電吸着させることができる。
記録ヘッドアレイ30の下流側には、剥離プレート40が配置されており、記録用紙Pを搬送ベルト28から剥離させる。剥離された記録用紙Pは、剥離プレート40の下流側で排出経路44を構成する複数の排出ローラ対42で搬送され、排紙トレイ46に排出される。
図1と図2に示すように、記録ヘッドアレイ30の上方には、各インクジェット記録ヘッド32に対応したイエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(S)、及びブラック(K)の4つのインクタンク54が配設されている。各インクタンク54と各インクジェット記録ヘッド32とをインク流路199が繋いでいる。そして、各インクタンク54に貯留されている各色インクは、インク流路199を通って、途中、フィルター装置(図示略)でろ過されたのち、各インクジェット記録ヘッド32に供給される。(図9も参照)。
さて、図7に示すように、記録用紙Pの搬送方向の軸をY軸、インクジェット記録ヘッド32の長手方向でありY軸方向と直交する軸をX軸、X軸及びY軸と直交しインク滴が吐出する方向の軸をZ軸とする。また、X軸回りの回転(X軸を軸心とする回転)をθxとし、同様に、Y軸回りの回転をθy、Z軸回りの回転をθzとする。
つぎにインクジェット記録ヘッド32について説明する。
図4に示すように、インクジェット記録ヘッド32は、記録用紙Pの最大幅に対応する長さに設定されたヘッドバー112を備えている。ヘッドバー112は、インクジェット記録装置12内の記録用紙Pの搬送路と対向する位置に、保持部材200(図9参照)によって固定支持されている。ヘッドバー112には、ヘッドユニット114が、X軸方向に一列に並べられ、繋ぎ合わせられている。個々のヘッドユニット114は、ヘッドバー112にネジ(図示略)で締結されており、個別に交換が可能となっている。
なお、このヘッドバー112に複数のヘッドユニット114が取り付けられている状態を、長尺状のインクジェット記録ヘッド32とする。(図4参照)。
また、保持部材200は、枠体300(図8参照)に取り付けられている。なお、保持部材200と枠体300とについての詳細は後述する。
図1、図4に示すように、記録用紙PはY軸方向に搬送され、各色のインクジェット記録ヘッド32の各ヘッドユニット114によって印字されるように構成されている。つまり、記録用紙Pがインクジェット記録ヘッド32の下方を一回通過することで、インクジェット記録ヘッド32(記録ヘッドアレイ30)を走査させることなく記録用紙Pの全幅(搬送方向と直交する方向(X軸方向)の幅)を、印字することが可能である。
図4、図5に示すように、ヘッドユニット114は略平行四辺形形状であり、ヘッドユニット114の上面には、2つの素子基板116,118が配設されている。2つの素子基板116,118は略台形形状であり、ヘッドユニット114内に、略台形形状の同じ長さの斜辺(短い斜辺)が向かい合うように配置されている。素子基板116,118は、短い斜辺が形成する内側の角度が、長い斜辺が形成する外側の角度より大きく構成されている。ヘッドユニット114は、略平行四辺形の2つの鈍角部が外側に張り出した延設部120A,120Bとなっており、ヘッドユニット114の縁部と素子基板116,118との間が狭くならないように所定の幅が確保されている。また、ヘッドユニット114は、略平行四辺形の2つの鋭角部が切断された角落部121A,121Bを備えている。そして、図4に示すように、複数のヘッドユニット114を一列に繋ぎ合わせたとき、隣り合う延設部120A,120Bと角落部121A,121Bが対向するように構成されている。
図5に示すように、ヘッドユニット114の素子基板116,118(図4参照)の反対側には、複数のノズル122が配設されたノズル領域124A,124Bが形成されている。すなわち、素子基板116,118は、2つのノズル領域124A,124Bに対応する位置に設けられており、素子基板116,118の略台形形状の領域内には、各ノズル122からインク滴を吐出させる圧電素子群(図示せず)が形成されている。
また、ノズル領域124A,124Bは、素子基板116,118と同様に、同一形状であり、また、台形状をし、180°回転すると重なるように配置されている。
図6に示すように、ノズルプレート130には、インク滴を吐出するノズル122が形成されている。連通孔プレート132には、ノズル122と通じる連通孔154が形成され、ダンパ部材134には連通孔156が形成されている。プールプレート136,138,140には、連通孔158,160,162がそれぞれ形成され、連通孔プレート142には連通孔164が形成されている。更に、流路プレート144には連通孔166が形成され、連通孔プレート142には連通孔168が形成されている。これらのノズル122、連通孔154,156,158,160,162,164,166,168はそれぞれ連通し、圧力室プレート148に形成された圧力室170に繋がっている。
一方、連通孔プレート132には、ダンパ部材134の下部に空洞部172が形成されている。プールプレート136,138,140には、それぞれインクプール174,176,178が形成され、図示しないインク供給孔から供給されたインクが貯留されている。これらのインクプール174,176,178と、供給孔180と、インク流路182と、供給孔184及び圧力室170は互いに連通しており、インクプール174,176,178から圧力室170内へインクが供給される。
更に、振動板150の上部には、圧電素子186が取り付けられており、フレキシブル配線基板から駆動電圧が印加されるように構成されている。これらの圧電素子186は、個々のノズル122と連通する各圧力室170の上方にそれぞれ設けられており、多数の圧電素子186によって構成される圧電素子群が図4に示す素子基板116,118となっている。
さて、図5に示すように、ノズル122は、平面視すると、格子状に行列配置されている。格子状に行列配置されたノズル122は、行方向は記録用紙Pの搬送方向であるY軸方向と直交する方向、すなわちX軸方向であり、列方向Cは記録用紙Pの搬送方向であるY軸方向と角度θを持っている。また、ノズル領域124Bの端のノズル122からノズル領域124Aの端のノズル122へと、ノズル122のX軸方向の間隔が同じ間隔となるように繋がる。同様に、ヘッドユニット114間の繋ぎ目部分(境界部分)も、ノズル領域124Bの端のノズル122からノズル領域124Aの端のノズル122へと、ノズル122の間隔が同じ間隔となるように繋がる。よって、記録用紙Pの搬送方向(Y軸方向)にみてノズル122を投影すると、X軸方向にノズル122が等間隔となっている。
そして、記録用紙Pがインクジェット記録ヘッド32の下を通過する際に、順番にノズル122からインク滴を吐出することで、高解像度の画像が形成される。
つぎに、保持部材200について説明する。
図8、図9に示すように、保持部材200は、X軸方向に長い略角柱形状をしている。図9に示すように、保持部材200はフレーム202を備え、フレーム202のX軸方向の両端部の下面には固定部204A,Bが設けられている。
さて、インクジェット記録ヘッド32は、X軸方向ガイド機溝250によって、X軸方向に移動自在に、保持部材200の固定部204A,Bに保持される。
X軸方向ガイド機溝250は、例えば、図10に示すように、固定部204A,Bの下面に形成された断面が台形状の、所謂、蟻溝状の溝部207と、インクジェット記録ヘッド32のヘッドバー1112のX軸方向の両端部の上面に形成された断面が台形状をしたレール113とで構成されている。そして、固定部204A,Bの下面の蟻溝状の溝部207に、インクジェット記録ヘッド32のヘッドバー112の上面のレール113を係合させることで、インクジェット記録ヘッド32が抜けることなく、X軸方向にスライド可能となる。換言すると、インクジェット記録ヘッド32は、X軸方向に移動可能に、保持部材200に保持される。このX軸方向ガイドはこの蟻溝に限定されるものではなく、市販されている直動ガイドでも良い。
図9、図11に示すように、インクジェット記録ヘッド32のヘッドバー112のレール113の内側の上面には、一方側に基準壁230Aが他方側に基準壁230Bが、立設している。
他方の固定部204Bの内壁面204BNと基準壁230Bとの間には、付勢手段としてのバネ232が配置され、基準壁230Bを、すなわち、インクジェット記録ヘッド32を一方側に付勢している。
一方の固定部204Aにはマイクロメーターヘッド240がはめ込まれている。マイクロメーターヘッド240のシャフト242は、固定部204Aを貫通し内壁から突出している。シャフト242は、マイクロメーターヘッド240のつまみ部244を回すことで、X軸方向に伸長する。
前述したように、インクジェット記録ヘッド32は、バネ232によって一方側に付勢されているので、マイクロメーターヘッド240のシャフト242の先端に他方側の基準壁230Aが当接し、X軸方向の位置決めが成される。
そして、マイクロメーターヘッド240のつまみ部244を回すことで、シャフト242がX軸方向に伸長し、インクジェット記録ヘッド32の基準壁230Aと固定部204Aとの間隔が調整される。つまり、マイクロメーターヘッド240のつまみ部244を回すことで、インクジェット記録ヘッド32のX軸方向の位置の調整が可能となっている。
ここでは市販マイクロメータヘッドを用いているのは微調整を実現するためであり、同等の機能を実現できる例えばネジ軸等でもよく、市販マイクロメータヘッド限定されるものではない。
図9に示すように、保持部材200には、各ヘッドユニット114(図4参照)の圧電素子186(図6参照)を駆動させる記録素子駆動部210が設けられ、制御部8(図1参照)と可撓性を有するフレキシブルケーブル212で着脱自在に電気的に接続されている。更に、記録素子駆動部210から各ヘッドユニット114にも可撓性を有するフレキシブルケーブル214で着脱自在に電気的に接続されている。
更に、保持部材200には、インク供給部220が設けられ、各インクタンク54(図1参照)に繋がるインク流路199が接続されている。更にインク供給部220と各ヘッドユニット114とは、可撓性を有するシリコンゴムなどからなるインクチューブ220で着脱自在に繋がっている。
なお、図では、フレキシブルケーブル214及びインクチューブ220の数は、省略して図示している。
図9、図11に示すように、保持部材200のフレーム202のX軸方向の両端外側に向かって延びる延出部206A,Bが設けられている。そして、図8に示すように、これらの延出部206A,Bが枠体300上に乗せられている。
更に、図9、図11(A)に示すように、一方の端部の延出部206Aには、Z軸方向に貫通孔208が形成され、貫通孔208を通った取付シャフト350が、枠体300に形成されたネジ穴302に螺合している。
取付シャフト350には、頭部352と延出部206Aとの間に弾性部材(バネ)354が介在しており、この弾性部材354の付勢力によって、延出部206Aを枠体300の上面に押し付けている。
取り付けシャフト350と貫通穴208はスムーズに回転可能なようにその外径と内径は高精度な勘合組み合わせとしている。
また、取付シャフト350は、枠体300から突き出た形態で、貫通穴208を勘合させた後、ボルトで弾性部材を取り付ける形態でもよい。
図9、図11(B)に示すように、他方の延出部206Bには、長孔209が形成され、長孔209を通った固定ビス360が、枠体300に形成されたネジ穴306に螺合している。
このような構成としたので、図8(B)に示すように、固定ボルト360を若干緩めると、保持部材200は、取付シャフト350を回転中心に他端側が回動でき、位置調整後、固定ボルト360を締め付けて固定する。つまり、インクジェット記録ヘッド32がZ軸回りに調整可能になっている。
また図示を略したが、ここで、延出部206Bを、例えばバネ等の付勢手段により回動のどちらか1方向に付勢し、ネジ軸等による調整手段を配設することによりより、安定した微調整を行える。
なお、図8(A)に示すように、記録ヘッドアレイ30は、枠体300に各色インクジェット記録ヘッド32が、X軸方向に沿って配置されると共に、Y軸方向に並んでいる。また、各インクジェット記録ヘッド32のいずれも、上述したZ軸回り、X軸方向の位置の調整が可能である。
さて、各インクジェット記録ヘッド32の位置がズレていると、ノズル122から吐出されたインク滴が記録用紙Pに所望の位置からズレて着弾し、高画質な画像が得られない。また、本実施形態では、各インクジェット記録ヘッド32が一個/色となった構成であるので、良好な画像品質を得るためには、各色のインクジェット記録ヘッド32を所定の位置に位置決めして色重ね精度を確保しなければ、色ズレが発生し、高画質な画像が得られない。
そこで、本実施形態では今まで説明したように、各インクジェット記録ヘッド32の、X軸方向、Z軸回りの位置を調整して着弾位置を調整し、高画質の画像が得られるようになっている。
よって、ここで、インクジェット記録ヘッドの各軸方向及び各軸周の位置精度不良(位置ズレ)による影響とインク吐出のタイミング制御による位置ズレの補正とについて説明する。
[X軸方向]
インクジェット記録ヘッドの長手方向に沿った軸。インク滴の吐出タイミングの制御では位置ズレは補正できない。X軸方向の印字対象範囲の両外側には冗長ノズルが配置されるので、X軸方向の位置調整量は、最低限ノズルピッチの半分でよい。例えば,解像度600dpiでは、X軸方向に21.2μm以上の調整代があれば、X軸方向の位置合わせの調整ができる。
[Y軸方向]
記録用紙Pの搬送方向に沿った軸。インク滴の吐出タイミングで位置ズレを補正可能。なお、この場合、ヘッドユニット個別でなく、インクジェット記録ヘッド単位での吐出タイミングの補正ができることが望ましい。
[Z軸方向]
インク滴の吐出方向に沿った軸。ノズル面32N(図3参照)と記録用紙Pとの間の距離である1.0mm〜1.5mm程度に対して、±0.05mm程度の精度があれば着弾位置ずれの影響は無視できる。ただし、ノズル面32Nの傾き(X軸回り、Y軸回りの傾き)はX軸及びY軸方向への着弾位置ズレに現れる。
[X軸回り(θx)]
Y軸方向の着弾位置ズレとして現れる。
[Y軸回り(θy)
X軸方向の着弾位置ズレとして現れる。Z軸方向の位置精度に含まれる。
[Z軸回り(θz)]
インク滴の吐出タイミングの制御では位置ズレを補正できない。なお、ノズルが2行以上ある場合や2次元配置では、画像上にY軸方向にスジ(黒スジ・白スジ)が現れる。
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
今まで説明したように、各インクジェット記録ヘッド32は、X軸方向とZ軸回りに調整可能である。
さて、インクジェット記録ヘッド32のX軸方向の移動軸は、X軸方向ガイド機溝250内を通る。また、Z軸回りの回転軸は取付シャフト350である。つまり、X軸方向の移動軸(X軸方向ガイド機溝250)とZ軸回りの回転軸(取付シャフト350)とは互いに分離独立しており、他の調整軸や動作基準を兼ねていない。
例えば、Z軸回りの回転中心がX軸方向の動作基準を兼ねている場合(Z軸(回転軸)をX軸方向に移動して調整する場合など)、Z軸回りとX軸方向の調整が、それぞれ影響し合い、調整が収束しづらい。
これに対し、本実施形態は、X軸方向の移動軸とZ軸回りの回転軸とが互いに分離独立しており、他の調整軸や動作基準を兼ねていないので、Z軸回りの調整とX軸方向の調整とが影響し合わない。このため、Z軸回りの調整とX軸方向の調整とが効率的に行なえる。
なお、インクジェット記録ヘッド32のX軸方向の調整は、調整の最終プロセスであるので、本実施形態のように、X軸方向の調整移動動作は必要最低限の対象、すなわち、ノズル122(インクジェット記録ヘッド32)の移動のみとすることが望ましい。
また、X軸の移動軸は、インクジェット記録ヘッド32の近傍にあると共に、調整機溝(マイクロヘッド240のシャフト242と基準壁203Aとの当接部分)に近いので、より精密にノズル122(インクジェット記録ヘッド32)をX軸方向に調整(移動)できる。
更に、バネ232によってインクジェット記録ヘッド32を付勢することで、マイクロメーターヘッド240のシャフト242に、インクジェット記録ヘッド32の基準壁230Aが当接して位置決めされるので、周囲の環境や駆動条件による温度変化によってインクジェット記録ヘッド32が伸縮しても、バネ232の長さが変化することで対応される。
また、可撓性を有するフレキシブルケーブル214及びインクチューブ220で着脱自在にインクジェット記録ヘッド32と接続されている。よって、インクジェット記録ヘッド32がX軸方向に移動しても追従する。また、インクジェット記録ヘッド32のみを交換することも可能である。
つぎに、第二実施形態について説明する。なお、第一実施形態と同様に部材には、同一の符号及び名称とする。また、重複する説明は省略する。
図12、図13に示すように、保持部材200の固定部204A,BのX軸方向の両端の外面に、板バネ280A,Bの上端部が取り付けられている。そして、板バネ280A,Bの下端部にインクジェット記録ヘッド32のヘッドバー112のX軸方向の両端の外面が取り付けられている。板バネ280A,Bは、X軸方向の厚みが薄い板状である。よって、X軸方向に撓み弾性変形する。しかし、その他方向には、変形しない。
したがって、インクジェット記録ヘッド32は、X軸方向にのみ移動可能であるとともに、X軸方向に付勢されている。つまり、第一実施形態のX軸方向ガイド機溝250(図9、図10を参照)とバネ232(図9を参照)の両方の機能を兼ねている。
なお、インクジェット記録ヘッド32のX軸方向の移動は、第一実施形態と同様にマイクロメーターヘッド240のつまみ部244を回し、シャフト242を伸長させることで可能である。
なお、この場合のX軸方向の移動軸は、ヘッドバー112内を通る。
また、正確には、板バネ280A,Bが撓んで弾性変形すると、換言すると、インクジェット記録ヘッド32をX軸方向に移動させて調整すると、インクジェット記録ヘッド32はZ軸方向に僅かに移動する。しかし、この移動量は非常に少ないうえ、前述したようにZ軸方向の移動は着弾精度に与える影響も少ないので、無視できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されない。
上記実施形態では、記録用紙の幅にほぼ等しい幅を有する長尺状のインクジェット記録ヘッドを持ち、このインクジェット記録ヘッドは固定して記録媒体のみを搬送しながら記録を行なう、いわゆるFWA(Full Width Array)方式のインクジェット記録装置であったがこれに限定されない。インクジェット記録ヘッドは、記録用紙Pの搬送方向と直交する方向に往復運動させつつ印字を行なう、所謂PWA(Partial Width Array)のインクジェット記録装置にも適用できる。なお、PWAの場合は、X軸方向が記録用紙Pの搬送方向となり、Y軸方向が記録用紙Pの搬送方向と直交する方向になる。
なお、本発明は、記録用紙P上への文字や画像の記録に限定されるものではない。すなわち、記録媒体は記録用紙Pに限定されるものでなく、また、吐出する液体もインクに限定されるものではない。例えば、高分子フィルムやガラス上にインクを吐出してディスプレイ用カラーフィルターを作成したり、溶接状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成するなど、液滴吐出ヘッド全般、及び液滴吐出装置全般に対して、本発明を適用することができる。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、その他種々の構成を取り得ることは勿論である。
本発明のインクジェット記録装置を画像記録状態で示す概略図である。 本発明のインクジェット記録装置をメンテナンス状態で示す概略図である。 本発明のインクジェット記録装置の搬送ベルト及びその近傍を示す概略図である。 インクジェット記録ヘッドを模式的に示す斜視図である。 インクジェット記録ヘッドを構成するヘッドユニットのノズル領域を示す平面図である。 ヘッドユニットを示す部分断面図である。 本発明のインクジェット記録装置での、X軸、Y軸、Z軸を示す図である (A)は記録ヘッドアレイを上面図であり、(B)は(A)の部分拡大図です。 第一実施形態に係るインクジェット記録ヘッドが保持部材に保持された状態を、側面から見た部分断面図である。 X軸方向ガイド機溝を示す斜視図であり、(A)はインクジェット記録ヘッドと保持部材の固定部とを係合させた状態の図であり、(B)は係合前の分解図である。 第一実施形態に係るインクジェット記録ヘッドが保持部材に保持された状態の、(A)は一方側の端部の斜視図であり、(B)は他方側の端部の斜視図である。 第二実施形態に係るインクジェット記録ヘッドが保持部材に保持された状態を、側面から見た部分断面図である。 第二実施形態に係るインクジェット記録ヘッドが保持部材に保持された状態の、(A)は一方側の端部の斜視図であり、(B)は他方側の端部の斜視図である。
符号の説明
12 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
32 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
112 ノズル
200 保持部材
214 フレキシブルケーブル(電気接続部材)
222 インクチューブ(供給部材)
230A 基準壁(当接部)
232 バネ(付勢手段)
240 マイクロメーターヘッド(調整手段)
242 シャフト
250 X軸方向ガイド機溝(X軸方向ガイド手段)
280A 板バネ
280B 板バネ
300 枠体
350 取付シャフト(Z軸回りの回転軸)

Claims (10)

  1. Z軸方向に液滴を吐出するノズルが、Z軸方向と直交するX軸方向に並んだ液滴吐出ヘッドを備える液滴吐出装置であって、
    前記液滴吐出ヘッドは少なくともX軸方向とZ軸回りに調整可能であり、
    X軸方向の移動軸とZ軸回りの回転軸とは互いに分離独立していることを特徴とする液滴吐出装置。
  2. X軸方向の移動軸の方が、Z軸回りの回転軸より前記液滴吐出ヘッドの前記ノズル側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記液滴吐出ヘッドをX軸方向に調整可能に保持する保持部材と、
    前記保持部材がZ軸回りに調整可能に取り付けられる取付部材と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記保持部材のX軸方向の一方の端部を回転中心にして、該保持部材のX軸方向の他方側の端部を回転可能に、該保持部材が前記取付部材に取り付けられることを特徴とする請求項3に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記保持部材は、
    前記液滴吐出ヘッドをX軸方向に移動自在に保持するX軸方向ガイド手段と、
    前記液滴吐出ヘッドをX軸方向に付勢する付勢手段と、
    前記付勢手段によって付勢された前記液滴吐出ヘッドの当接部に当接し、X軸方向の位置を調整可能に位置決めする調整手段と、
    を備えることを特徴とする請求項3、又は請求項4に記載の液滴吐出装置。
  6. 前記付勢手段は、前記X軸方向ガイド手段を兼ねることを特徴とする請求項5に記載の液滴吐出装置。
  7. 前記付勢手段は、X軸方向に撓んで弾性変形する板バネであり、
    前記液滴吐出ヘッドのX軸方向の両端部が、前記板バネに固定されていることを特徴とする請求項6に記載の液滴吐出装置。
  8. 前記保持部材と前記液滴吐出ヘッドの間に設けられ、該液滴吐出ヘッドに液体を供給する供給部材には可撓性部材を用いることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の液滴吐出装置。
  9. 前記保持部材と前記液滴吐出ヘッドの間に設けられ、該液滴吐出ヘッドに電気的に接続する電気接続部材には可撓性部材を用いることを特徴とする請求項2から請求項8のいずれか1項に記載の液滴吐出装置。
  10. 画像が形成される記録媒体は、X軸とZ軸とに直交するY軸方向に搬送され、
    前記液滴吐出ヘッドのX軸方向の液滴吐出領域は、前記記録媒体の記録領域幅以上あり、
    前記液滴吐出ヘッドを固定した状態で、前記記録媒媒体に液滴を吐出して画像を形成することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の液滴吐出装置。
JP2006109485A 2006-04-12 2006-04-12 液滴吐出装置 Pending JP2007276426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006109485A JP2007276426A (ja) 2006-04-12 2006-04-12 液滴吐出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006109485A JP2007276426A (ja) 2006-04-12 2006-04-12 液滴吐出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007276426A true JP2007276426A (ja) 2007-10-25

Family

ID=38678390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006109485A Pending JP2007276426A (ja) 2006-04-12 2006-04-12 液滴吐出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007276426A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009248559A (ja) * 2008-04-11 2009-10-29 Rengo Co Ltd インクジェット印刷装置
JP2010228110A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置
CN102029788A (zh) * 2009-09-29 2011-04-27 兄弟工业株式会社 记录装置
WO2014080906A1 (ja) * 2012-11-22 2014-05-30 コニカミノルタ株式会社 インクジェットヘッド及びラインヘッド
JP2022502281A (ja) * 2018-10-03 2022-01-11 メムジェット テクノロジー リミテッド プリントヘッドオーバーヘッドハンガーを係合する長手方向レールを有するプリントヘッドクレードル
KR20230050754A (ko) * 2021-10-08 2023-04-17 세메스 주식회사 프린팅 장치 및 그 제공 방법

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009248559A (ja) * 2008-04-11 2009-10-29 Rengo Co Ltd インクジェット印刷装置
JP2010228110A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置
CN102029788A (zh) * 2009-09-29 2011-04-27 兄弟工业株式会社 记录装置
US8757773B2 (en) 2009-09-29 2014-06-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Recording apparatus and position adjusting method of recording head
WO2014080906A1 (ja) * 2012-11-22 2014-05-30 コニカミノルタ株式会社 インクジェットヘッド及びラインヘッド
JP2022502281A (ja) * 2018-10-03 2022-01-11 メムジェット テクノロジー リミテッド プリントヘッドオーバーヘッドハンガーを係合する長手方向レールを有するプリントヘッドクレードル
JP7421550B2 (ja) 2018-10-03 2024-01-24 メムジェット テクノロジー リミテッド プリントヘッドオーバーヘッドハンガーを係合する長手方向レールを有するプリントヘッドクレードル
KR20230050754A (ko) * 2021-10-08 2023-04-17 세메스 주식회사 프린팅 장치 및 그 제공 방법
KR102640079B1 (ko) * 2021-10-08 2024-02-22 세메스 주식회사 프린팅 장치 및 그 제공 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0914950A2 (en) An ink jet printhead assembled from partial width array printheads
US7731332B2 (en) Ejection head, image forming apparatus and image forming method
US20090015614A1 (en) Ink jet print head, ink jet printing apparatus, and method for manufacturing ink jet print head
US7871153B2 (en) Liquid jet head, method of manufacturing liquid jet head, and image forming apparatus
JP2010030271A (ja) 液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置
JP2006168371A (ja) エジェクタモジュールの見当合わせのためのバーニヤ技法を有する方法および装置
JP4639887B2 (ja) 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP5011802B2 (ja) 液滴吐出ヘッド、及び液滴吐出装置
JP2012512769A (ja) 突合可能なプリントヘッドモジュール及び頁幅プリントヘッド
US8277011B2 (en) Liquid ejecting head unit and liquid ejecting apparatus
JP2007276426A (ja) 液滴吐出装置
US20090002460A1 (en) Liquid discharging head and image forming apparatus including the liquid discharging head
US7600855B2 (en) Liquid droplet ejecting head bar, liquid droplet ejecting device, and liquid droplet ejecting head bar manufacturing method
US6773089B2 (en) Liquid discharge head, and head cartridge and image forming apparatus using such liquid discharge head
US8215749B2 (en) Liquid droplet discharge apparatus
JP4701765B2 (ja) 液滴吐出ヘッドバー、液滴吐出装置、及び、液滴吐出ヘッドバー製造方法
WO2015186592A1 (ja) インクジェット記録装置
WO2015129544A1 (ja) インクジェット記録装置
US7399058B2 (en) Liquid jet head
JP2006256051A (ja) 液滴吐出ヘッドバー、液滴吐出装置、及び、液滴吐出ヘッドバー製造方法
JP7143666B2 (ja) ヘッドユニット及びインクジェット記録装置
JP2009012369A (ja) 流体噴射装置、流体噴射方法
JP2007001036A (ja) 液滴吐出装置
JP2002337320A (ja) ライン形インクジェットプリンタのヘッド組立方法
JP4508683B2 (ja) 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置