JP2006206430A - ガラスまたはガラスセラミクスの施釉、ほうろう処理および加飾用の鉛フリーおよびカドミウムフリーガラス - Google Patents

ガラスまたはガラスセラミクスの施釉、ほうろう処理および加飾用の鉛フリーおよびカドミウムフリーガラス Download PDF

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Abstract

【課題】熱膨張率が小さいガラスまたはガラスセラミクスの加飾およびほうろう処理用の鉛およびカドミウムフリーガラスを提供する。
【解決手段】下記成分(重量%)を含む、すなわち、Σ(LiO+NaO+KO) 0〜10、Σ(MgO+CaO+SrO)≧0.1、SiO >65。好ましくは、ガラスフリットとして、顔料およびフィラーなどの添加物と混合し、熱膨張が非常に小さなガラスまたはガラスセラミクスに塗布する。特にリチウム珪酸アルミニウムガラスセラミクス製の基体をコーティングする場合、70MPaを超える曲げ強さを達成できる。
【選択図】なし

Description

本発明は、ガラスまたはガラスセラミクスの施釉、ほうろう処理および加飾用の鉛フリーおよびカドミウムフリーガラスに関し、この種のガラスの使用法、ならびにガラスまたはガラスセラミクスを施釉、ほうろう処理および加飾するためのプロセスに関する。
ガラスまたはガラスセラミクスに施釉し、ほうろう処理し、加飾するガラス類は、数千年にわたって知られている。しかしながら、これをたとえば、20〜700℃の間で2×10−6/K未満の低い熱膨張係数を有するガラスまたはガラスセラミクスに適用しようとすると、特別な配慮が必要になる。この種の原料物質は、通常、たとえば熱的に安定な実験室装置、調理器具、防火ガラス、煙突監視用ウィンドウ、加熱プレートとして、および特に調理プレートとしても使用されている。
施釉またはほうろう処理は、通常は、基体材料の表面の特性を変更するために使用し、たとえば、化学的、物理的な損傷から保護するために基体をコーティングする、マーキング等の構成部品の機能を支援する、または表面に加飾するのが目的である。施釉またはほうろう中に含まれるであろう顔料により、被覆力が高まり、一定の色彩効果が得られる。この望ましい色彩効果はまた、着色性酸化物を使用して達成することができ、これらはガラス中に溶解して、着色釉薬を生成する。
釉薬またはほうろうは、基体材料の軟化領域未満ではあるが、その釉薬が基体材料の表面に結合して滑らかにかつ緻密に融合するのに十分に高い温度で焼成するのが通常である。
釉薬を生成するための考えられる1つの方法は、釉薬原料を融解してガラスを形成し、それを融解冷却後粉砕することである。粉砕された製品はガラスフリットと呼ばれる。この種のガラスフリットは、適当な助剤(たとえば沈殿防止剤)と混合し、これを次いで釉薬/ほうろう処理するために使用するのが通常である。この処理は、スクリーン印刷、転写、スプレーまたはブラッシング工程等によって塗布することができる。この必要とされる通常は有機質の助剤は、焼成時に気化する。
ガラスまたはガラスセラミクスを上記の塗布分野に使用する場合、結果的にこの釉薬またはほうろうに対して別の要求性能が求められる。たとえば、この釉薬/ほうろうは、熱的、化学的および物理的に十分に安定でなければならない。すなわち、実験室および/または家庭内で通常遭遇する、特に化学および物理的な損傷に耐久性を有さねばならない。通常の用途では、この釉薬/ほうろうの色彩効果は変化してはならないか、または変化してもごくわずかでなくてはならない。このために、使用している顔料の安定性が特に強く求められることになる。
基体材料上での釉薬およびほうろうの耐久性は、応力の生成によって大幅に左右され、応力が高くなりすぎるとは剥離することになる。これらの応力は、特にほうろうおよび基体の熱膨張特性に差がある結果生じるので、加飾部の熱膨張を基体材料に対して適応させることが非常に重要になる。全体として本発明は、基体材料よりわずかに小さい熱膨張を有する釉薬を目的とする。その結果、冷却後に生ずる釉薬および基体材料の間の圧縮応力は、悪影響を及ぼさない。
温度範囲にもよるが、熱膨張がゼロ付近で非常に小さいガラスおよびガラスセラミクスの場合には、通常この方法で釉薬の熱膨張係数を設定することはできない。熱膨張が非常に小さいガラスおよびガラスセラミクスの場合にはむしろ、非常に薄いフィルムを塗布することにより、この問題は事実上相殺され、この場合には、使用する施釉ガラスは、通常基体材料より熱膨張係数が高くともよいことになる。非常に薄い層の場合には、比較的大きな熱膨張係数差が許容される。この場合は、釉薬の十分な耐久性は、この釉薬層の弾性に基づくことになる。
塗布した釉薬層が、基体材料の強度に対して影響をできるだけ与えないようにするために、本発明は、できるだけ薄い層を用いることを目的とするが、これはこの種の表面層によって、通常基体材料の強度レベルが低下するからである。しかしながら、釉薬を極めて薄く作成すると、実験室および/または家庭内で起こりうる通常の化学的および物理的な損傷に対して十分な耐久性を確保することはできず、また強い色彩効果を有することができなくなる。
最近は、さらに、鉛およびカドミウムの化合物等の毒物学的に有害な構成成分を含まない釉薬の要求が高まっている。
この種の鉛フリーおよびカドミウムフリーの釉薬は、基本的には既に知られているが、膨張係数が非常に低いガラスおよびガラスセラミクスをコーティングする場合には必要な強度を有していない。
下記特許文献1には、熱膨張の小さいガラスセラミクスをほうろう処理するためのガラスフリットが開示されており、以下のものが含まれている。すなわち、
1〜3重量%のLiO、
0〜3重量%のNa0、
2〜5重量%のKO、
23〜30重量%のB
10〜22重量%のAl
35〜50重量%のSiO
0〜5重量%のZrO
7重量%未満のBaO、CaO、MgO、ZnOおよびSrOの合計含有量、
8重量%未満のアルカリ金属酸化物の合計含有量。
SiOの含有量を多くとも50重量%に限定すると、高い化学安定性を実現することができない。また、この種の釉薬は、加飾物体に高強度を与えることはない。
下記特許文献2では、30〜94重量%のガラスフリット、5〜69重量%のTiOパウダーおよび0.05〜34重量%の顔料からなる釉薬が開示されている。
このガラスフリットは、
0〜5重量%のLiO、
0〜10重量%のNaO、
0〜5重量%のKO、
1〜10重量%のBaO、
0.1〜3重量%のZnO、
10〜30重量%のB
1〜10重量%のAl
45〜75重量%のSiO
0〜2重量%のFを含む。
この釉薬に対して添加するTiOパウダーは一定の条件を満たし、特に非常に微細に粉砕しなければならず、この釉薬を生成する全プロセスに費用が余分に発生するが、これは避けなければならない。白色顔料としてのTiOが着色作用を有するので、このTiOを使用すると、可能な色、特に暗色に制限が生じる。
下記特許文献3において、熱膨張が小さいガラスセラミクスをほうろう処理するための釉薬を開示しており、40〜98重量%のガラスフリットに加えて、1〜55の重量%の顔料、および場合によっては、54重量%までの追加のフィラーを含んでいる。
このガラスフリットは、
0〜2重量%のLiO
5.1〜15重量%のNaO、
0〜2.8重量%のKO、
14〜22重量%のB
4〜8重量%のAl
55〜72重量%のSiO
0〜2重量%のFを含む。
このフィラーは、この場合は高温溶融ZrOおよび/またはジルコニウムを含む。5.1〜15重量%という比較的高いNaOを含むことで、釉薬の耐薬品性が低下する。
熱膨張の小さいガラスセラミクスをほうろう処理するための他の組成が、下記特許文献4により開示されており、これは、25〜55重量%のガラスフリットと、0.1〜20重量%の耐火性のフィラーと、3〜25重量%の熱的に安定な顔料とを含んでいる。このガラスフリットは、
50〜75重量%のSiO
0.5〜15重量%のAl
5〜30重量%のB
0〜7重量%のBaO
0〜2重量%のLi
0〜5重量%のNa
0〜4重量%のK
0〜2重量%のFeを含む。
高温溶融フィラーを添加することで、この釉薬の製造に付加的な処理費用が生ずることになる。またこれにより、釉薬の迅速でかつ均一な融解(melting−on)が妨害される。また、ZrOを使用する着色は望ましくないことが多い。
さらに、下記特許文献5では、ガラスまたはガラスセラミクスの施釉、ほうろう処理、加飾用のための、熱膨張が小さい鉛フリーおよびカドミウムフリーのガラス組成物を開示している。
このガラスフリットは、
0〜5重量%のLiO、
0〜5重量%のNa0、
2重量%未満のKO、
0〜3重量%のMgO、
0〜4重量%のCaO、
0〜4重量%のSrO、
0〜4重量%のBaO、
0〜4重量%のZnO、
15〜27重量%のB
10〜20重量%のAl
43〜58重量%のSiO
0〜4重量%のZrO
0〜3重量%のFを含んでいる。
多くとも10重量%までの比較的低いアルカリ金属含有量では、比較的高いレベルのガラス形成酸化物(64〜75重量%)、たとえば10〜20重量%のAlが使用され、これによってフリット材料の溶融温度を高める。
さらに、下記特許文献6では、ガラスまたはガラスセラミクスの施釉およびほうろう処理、加飾用の、熱膨張が小さい鉛フリーおよびカドミウムフリーのガラス組成物が開示されており、
これは、
0〜6重量%のLiO、
0〜5重量%のNaO、
2重量%未満のKO、
2〜12重量%のアルカリ金属酸化物、
0〜4重量%のMgO、
0〜4重量%のCaO、
0〜4重量%のSrO、
0〜1重量%のBaO、
0〜4重量%のZnO、
3〜10重量%未満のAl
50〜65重量%のSiO
0〜4重量%のZrO
0〜4重量%のTiO
0〜4重量%のFを含む。
さらに、下記特許文献7では、たとえば、調理プレート等の熱膨張が小さいガラスセラミクスをほうろう処理するための釉薬を開示しており、これは
70〜82重量%のSiO
12〜18重量%のB
1〜3重量%のAl
多くとも5重量%のNaOおよびKOの合計含有量、
10〜35重量%の顔料を含む。
少なくとも70重量%までになるような非常に高いSiO含有量では、適当な添加剤を用いないと、釉薬の融解性が低下し、清掃が困難な多孔性ガラス構造になってしまう。
さらに、下記特許文献8では、ほうろう処理用のガラスフリットを開示しており、これは、
0〜2重量%のLiO、
0〜3重量%のNaO、
0〜3重量%のKOで、
合計アルカリ金属酸化物含有量が4重量%未満であって、
さらに
0〜9重量%のMgO、
0〜12重量%のCaO、
0〜16重量%のSrO、
0〜27重量%のBaO、
0〜17重量%のZnO、
0〜10重量%のB
6〜17重量%のAl
45〜60重量%のSiO
0〜7重量%のZrOを含む。
アルカリ土類金属酸化物の合計はこの場合、22〜42重量%である。このように、アルカリ金属酸化物含有量を制限すると、融解性の問題を惹起し、清掃が困難な多孔性ガラス構造になる可能性がある。
さらに、下記特許文献9は、ガラスおよびガラスセラミクスをほうろう処理するための鉛フリー釉薬を開示しており、これは、
0〜7重量%のLiO、
0〜7重量%のNaO、
0〜7重量%のKOで、合計アルカリ金属酸化物含有量が4重量%超であって、
0〜12重量%のCaO、
13〜27重量%のBaO、
3〜17重量%のZnO、
0〜10重量%のB
6〜17重量%のAl
45〜60重量%のSiOを含む。
下記特許文献10では、ガラスまたはガラスセラミクスのほうろう処理および加飾用のさらに他のガラス組成物を開示しており、これは、
0〜12重量%のLiO、
0〜10重量%のMgO、
3〜18重量%のCaO、
5〜25重量%のB
3〜18重量%のAl
3〜18重量%のNaO、
3〜18重量%のKO、
0〜12重量%のBaO、
25〜55重量%のSiO
0〜5重量%のTiO
0〜<3重量%未満のZrOを含む。
ガラスまたはガラスセラミクスを、施釉、ほうろう処理および加飾するための上述のガラス組成物はすべて、特に塗装物の熱膨張係数が小さい場合、多くの用途で十分に高い釉薬の強度を有していない。これらのことを考慮して、本発明の目的は、熱膨張の小さいガラスまたはガラスセラミクスをコーティングする場合においても、特に加飾した材料が高強度を確実に有するような鉛フリーおよびカドミウムフリーのガラスを提供することである。
米国特許第5,326,728号明細書 欧州特許出願公開第0771765A1号明細書 欧州特許出願公開第0776867A1号明細書 特開平07−061837号公報 独国特許出願公開第19721737C1号明細書 独国特許出願公開第19834801A1号明細書 欧州特許出願公開第1119524B1号明細書 仏国特許出願公開第2732960A1号明細書 欧州特許出願公開第1275620A1号明細書 独国特許出願公開第4201286A1号明細書
このような事実に鑑み、本発明の目的は、フリットとしてのガラスに、30重量%までの熱的に安定な顔料を添加しても、できるだけ単純な処理が実現できること、ならびにそれと同時に、接着および色彩、安定性、化学薬品・熱磨耗抵抗に関する特性を最適化することである。
さらに、本発明の目的は、この種のガラスの使用法および、この種のガラスで物体をコーティングするプロセスを明らかにすることである。
この目的は、請求項1の特徴を有する鉛フリーおよびカドミウムフリーガラスによって達成できる。有利な発展形態は、従属請求項に示すものとする。
20〜700℃で、多くとも4×10−6/K、特に多くとも3.5×10−6/K、さらに特に多くとも2×10−6/Kの熱膨張係数を有するガラスまたはガラスセラミクスをコーティングするために使用する場合、本発明によるガラスが特に高い曲げ強度を有するので、本発明の目的はこの方法で完全に達成される。この状況で、少なくとも70MPaの屈曲破断強度を塗装物上で達成することができる。
本発明の好ましい改良例においては、本発明によるガラスは粉砕してガラスフリット形成するが、これは好ましくは平均粒子直径が多くとも10μm、好ましくは6μm未満、より好ましくは4μm未満、特に好ましくは3μm未満である。
本発明の他の形態によれば、本発明のガラスフリットは、顔料、フィラーおよび添加物と混合することができ、これらは好ましくは合計で多くとも40重量%、より好ましくは合計で多くとも30重量%である。
本発明によるガラスは、粘度および融解温度を減じるために網状構造を形成および、適切であれば、網状構造を変成する酸化物および構成成分で構成されている。
このガラスの網状構造は、主として構成成分SiOによって形成される。また、主として耐薬品性は、SiOによって決定される。SiO含有量が65重量%より高いと、化学的に非常に安定したガラスが得られる。好ましい組成範囲は、融解温度があまり高くならないように、SiOは、65重量%越〜多くとも75重量%とする。
網状構造を変成するアルカリ土類金属およびZnOは、ガラスの粘性特性に好ましい効果があるが、この効果は、アルカリ金属酸化物を使用する場合より低い。MgO、CaO、SrO、BaOおよびZnOの含有量が高いと強度低下を招くので、MgO、CaO、SrOおよびBaO含有量は、それぞれ多くとも8重量%、好ましくは多くとも6重量%に限定するものとする。ZnO含有量は、6重量%に限定するのが好ましい。MgO+CaO+SrO+BaOの合計含有量は、少なくとも1が好ましく、多くとも22重量%であることが好ましい。MgOの最少含有量は1重量%が好ましい。
の添加によって大幅な粘度低下が得られ、その結果、釉薬の焼成が良好になるが、この目的のためには、少なくとも6.5重量%のBを添加することが好ましい。原則として、Bを添加すると、ガラスの結晶化を安定させることができる。これとは対照的に、22重量%を越える含有量では、このガラスの耐薬品性は相当減じる。
したがって、Bの好ましい範囲は、およそ6.5〜35重量%、特に10〜20重量%である。
ガラスの耐薬品性はまた、Al、適切であれば、TiO、ZrOおよび/またはSnOを添加することによって改良できる。その一方でこれらの酸化物の含有量が高すぎると、ガラスを融解する場合にも、基体材料上で焼成する場合にも、粘度が大幅に増大する。
Alは、少なくとも0.1重量%、好ましくは少なくとも3重量%添加することが好ましいが、一方でAlの最大含有量は、10重量%までに限定するのが好ましい。
高粘度が原因で焼成特性が不十分な場合は、多孔質組織が生じ、ガラスの清掃が困難になる。したがって、TiOおよびZrOの含有量は、それぞれ4重量%に限定するのが好ましく、多くとも3重量%に限定するのがさらに好ましい。
粘度の低減および好ましい溶融特性は、アルカリ金属LiO、NaOおよびKOを使用することで達成されるが、これらの構成成分は、ガラス層でコーティングされた基体の耐薬品性および強度に悪影響を与える。ガラスの熱膨張も、これらの構成成分によって相当に向上する。この場合、構成成分KOは接着に特に好ましい効果があるが、他方で強度低下作用がもっとも大きい。したがって、これらの構成成分の含有量は、多くとも2重量%のKO、多くとも6重量%、好ましくは多くとも5.8重量%のLiOおよび多くとも5重量%のNaOに限定するのが好ましい。
融解性は、La3、Biおよび/またはP等をさらに添加して向上させることができる。接着性は、Sbの添加によって特に向上させることができるが、含有量が高すぎると耐薬品性が低下する。
フッ素を添加すると同じような挙動を示すが、これは酸素骨格の陰イオンサイトに、Fイオンとして酸化物のガラス網状構造に組み込まれる。したがって、フッ素含有量は、4重量%に、特に多くとも3重量%までに限定するのが好ましい。
構成成分SnOおよびSb、La、Bi、Pの最大割合は、それぞれ3重量%に限定するのが好ましく、特にこれらの複数の酸化物を同時に使用する場合には、これらの酸化物の合計は5重量%未満とすることが好ましい。
本発明によるガラスは、最初に融解し、次に粉砕して平均粒子直径が多くとも10μm、好ましくは6μm未満、より好ましくは4μm未満、特に好ましくは3μm未満のガラスフリットを形成することが好ましい。
これまで述べたように、粉砕したガラスフリットは、顔料、フィラーおよび添加物と混合することができるが、この場合には添加は合計で多くとも40重量%とすることが好ましく、多くとも30重量%とすることがさらに好ましい。
本発明によるガラスは、熱膨張係数が多くとも4×10−6/K、特に多くとも3.5×10−6/Kのガラスもしくはガラスセラミクスの施釉、ほうろう処理または加飾用に特に適している。特に有利な用途は、特に主結晶相としてβ石英固溶体を含むリチウムアルミノケイ酸塩ガラスセラミクス(LAS)の施釉であり、これは 熱膨張係数が、20〜700℃で2×10−6/K未満である。この種のガラスセラミクスは、特に調理プレートに使用されており、たとえば、出願人によって製造され、Ceran(登録商標)の商品名で販売されている調理プレートが挙げられる。
本発明の目的は、また、ガラス類またはガラスセラミクスに施釉、ほうろう処理または加飾するための工程によって達成されるが、本工程ではガラスフリットを本発明による組成を有するように製造し、適切であれば、添加物を添加して適当な濃度にし、次いで、塗布し焼成することになっている素地の表面に対して塗布する。
この場合、焼成処理は、好ましくはおよそ800〜1200℃の温度で行う。β石英固溶体を主結晶相として含んでいるガラスセラミクスをほうろう処理する場合には、焼成処理は、およそ800〜950℃で行うことが好ましい。
焼成後の釉薬の層の厚さは、たとえば1〜5μmに設定することができる。
焼成処理は、ガラスセラミクスのセラミングと同時に実行することができる。
あるいは、焼成処理はまた、ガラスセラミクスのセラミングの終了後、続けて別個のステップで実行してもよい。
本発明によるガラスの軟化特性は、それぞれの処理温度において、一方では確実に円滑に融解するような、他方では塗布するデザインの外形の鮮明さを維持するために十分な耐久性を有するような方法で設定することができる。
本発明によるガラスでコーティングした、熱膨張の小さいガラスセラミクスまたはガラスは、実際上は通常生じる応力に耐えることができる。熱に長期間暴露した後でも、本釉薬層は色彩効果に変化を来すこともなく、頻繁な温度変化サイクル後においても良好な接着性を実現する。化学安定性に対する要求をも満たすことができる。さらに、本発明によるガラスはさらに有利な特性を有しており、たとえば、摩耗が少なく、しみが生成しにくく、標準の家庭用洗浄剤に対して抵抗性を有する。
本発明によるガラスの特有の利点は、本発明によるガラスでコーティングした基体が高強度を有することである。顔料を添加しない基体をコーティングする場合には、少なくとも70MPaのきわめて高い強度を達成することができる。
本発明によるガラスに対して顔料を添加する場合(好ましくは30%までの量で)、それぞれの場合に実現できる強度レベルが変動することが明らかになっている。さらに、実現できる強度レベルは、基体材料上の釉薬層の表面被覆率の関数として変動する。完全被覆面で釉薬を施せば、通常は、軽度なまたは節約型の釉薬層のパターン形成より強度物性が低下する。したがって、釉薬を表面の個々の部分に部分施釉する場合には、本発明による釉薬の強度レベルは、さらに高いものとなる。
本発明によるガラスを処理してガラスフリットを形成し、通常有機系助剤および、適切であれば、有色顔料を添加して適切なペースト等を形成して、これをスクリーン印刷、転写、スプレーまたはブラッシング工程によって塗布することができる。必要な有機系添加物は、通常は、焼成操作中に揮発する。
表1に、本発明による様々なガラス、ならびにそれらを釉薬として使用した時に求めた組成および特性を示す。
使用したガラスは融解して、平均粒子径が0.8〜3μm、通常は1〜2.5μmのガラスフリットを製造するために使用した。実施例において使用した顔料は市場で入手可能である。直接スクリーン印刷による塗布用に、スクリーン印刷に適したペーストを、スクリーン印刷オイルを添加して製造した。
リチウムアルミノケイ酸塩ガラスセラミクス製の基体に対してこれらのペーストを塗布したが、これは主結晶相として特にβ石英固溶体を含んでいる。この種のガラスセラミクスの組成は、たとえば欧州特許出願公開第0220333号明細書、または独国特許出願公開第19939787号明細書に見ることができるが、これらは参照によって本発明に組込むものとする。
この種のガラスセラミクスは、熱膨張係数が2×10−6/K未満と非常に低く、主結晶相としてβ石英固溶体を含み、適切であればキータイトと混合した状態である。
実施例において、加飾部をセラミクス化可能なガラスに対して塗布した。
加飾部の焼成は、基体ガラスをガラスセラミクスへ転換するときに同時に行なった。
特に別途記述しない場合には、2.8〜3.2μmの層のこの厚さは焼成処理の後に測定したものである。
コーティングしたラスセラミクスに対する加飾部の接着性は、透明な接着テープ[Tesa−Bild(登録商標)104型(Beiersdorf)]を用いて測定した。この試験では、前記テープを加飾部層の上へこすって付着させた後に、急速に剥がし、どれだけの量の加飾部粒子が接着剤フィルムに対して付着したかを評価した。全く付着しないか、または非常に少数の微粒子のみが接着剤フィルムに対して付着した場合のみ、このテストで合格したとした。
リストに挙げたすべての実施例において、付着性は正常であった、すなわち、そのテストに合格した。
曲げ強度は、完全にコーティングした100×100mmの寸法を有する試験片の中心50×50mmの領域で、DIN 52300、Part5の2重環方法によって測定した。少なくとも24の試験片の平均強度を表1に示す。
表2に、比較のため、数種の従来のガラスの組成および特性を示す。これらは、資料から得られる組成範囲内で融解し、試験した。
表2中の従来のガラスすべては、曲げ強度が、多くとも50MPaであり、ある場合にはこれを大きく下回ったことが判る。これとは対照的に、表1に示す本発明によるガラスは、70MPaを大きく上回る強度を達成した。
Figure 2006206430
Figure 2006206430
Figure 2006206430

Claims (27)

  1. ガラスまたはガラスセラミクスの施釉、ほうろう処理および加飾用の鉛フリーおよびカドミウムフリーガラスであって、
    少なくとも以下の構成成分(重量%)を含むガラス。
    Σ(LiO+NaO+KO) 0〜10、
    Σ(MgO+CaO+SrO) ≧0.1、
    SiO >65
  2. 少なくとも以下の構成成分(重量%)を含む、請求項1に記載のガラス。
    LiO 0〜8、
    NaO 0〜8、
    O 0〜8、
    ΣRO 0.1〜10、
    6.5〜35、
    Al0〜10、
    MgO 0.1〜12、
    SrO 0〜16、
    CaO 0〜12、
    BaO 0〜13、
    ZnO 0〜17、
    SiO >65〜75
  3. 含有量が10〜20重量%である、前述の請求項のうちの1項に記載のガラス。
  4. ガラスまたはガラスセラミクス、特に、LASガラスセラミクスであって、前記ガラスでコーティングされ、2重環方法によって測定した少なくとも70MPaの曲げ強度を有している、請求項1、2または3の1項に記載のガラス。
  5. 0〜4重量%のZrOおよび/またはTiOをさらに含む、前述の請求項のうちの1項に記載のガラス。
  6. 3重量%まで、好ましくは2重量%までの酸素がフッ素と置換されている、前述の請求項のうちの1項に記載のガラス。
  7. 前記MgO含有量が少なくとも1重量%である、前述の請求項のうちの1項に記載のガラス。
  8. Al含有量が0.1〜10重量%まで、好ましくは少なくとも1〜8重量%まで、特に好ましくは少なくとも3重量%である、前述の請求項のうちの1項に記載のガラス。
  9. さらに、SnO、Sb、La、Bi、Pからなるグループから選択された少なくとも1つの構成成分の添加物を3重量%まで含む、前述の請求項のうちの1項に記載のガラス。
  10. SnO2、Sb、La、Bi、Pからなるグループから選択された構成成分の合計が5重量%未満である、請求項9に記載のガラス。
  11. O含有量が多くとも2重量%である、前述の請求項のうちの1項に記載のガラス。
  12. LiO含有量が多くとも7重量%、好ましくは多くとも5.8%である、前述の請求項のうちの1項に記載のガラス。
  13. NaO含有量が多くとも5重量%である、前述の請求項のうちの1項に記載のガラス。
  14. アルカリ金属酸化物ROの合計含有量が多くとも8重量%である、前述の請求項のうちの1項に記載のガラス。
  15. MgO+CaO+SrO+BaOの合計含有量が多くとも22重量%、好ましくは少なくとも1重量%、より好ましくは少なくとも2重量%である、前述の請求項のうちの1項に記載のガラス。
  16. MgO、CaO、SrOおよびBaOの含有量がそれぞれ多くとも8重量%、好ましくはそれぞれ多くとも6重量%である、前述の請求項のうちの1項に記載のガラス。
  17. ZnO含有量が多くとも6重量%である、前述の請求項のうちの1項に記載のガラス。
  18. 粉砕により、多くとも10μm、好ましくは6μm未満、より好ましくは4μm未満、特に好ましくは3μm未満の平均粒子直径を有するガラスフリットに形成される、前述の請求項のうちの1項に記載のガラス。
  19. 粉砕されたガラスフリットとして、好ましくは合計で多くとも40重量%、より好ましくは合計で多くとも30重量%の顔料、フィラーおよび添加物と混合される、前述の請求項のうちの1項に記載のガラス。
  20. 20〜700℃で多くとも4×10−6/K、好ましくは多くとも3.5×10−6/K、特に多くとも2×10−6/Kの熱膨張係数を有するガラスまたはガラスセラミクスの施釉、ほうろう処理、または加飾用に、前述の請求項のうちの1項に記載のガラスを使用する方法。
  21. 特に主結晶相としてβ石英固溶体を含み、特に調理プレートとしての用途におけるリチウムアルミノケイ酸塩ガラスセラミクスの施釉またはほうろう処理、加飾用としての、請求項20に記載の使用法。
  22. 請求項18または19に記載するガラスフリットを製造し、適切であれば添加物を添加して処理して適切な粘度とし、次いで、コーティングすべき素地の表面に塗布し焼成する、ガラスまたはガラスセラミクスのための施釉またはほうろう処理、加飾用方法。
  23. 焼成処理を、およそ800〜1200℃の温度で行う、請求項22に記載の方法。
  24. 特にβ石英固溶体を含むガラスセラミクスの場合に、焼成処理を800〜950℃で行なう、請求項23に記載の方法。
  25. 焼成された釉薬の層の厚さが1〜5μmに設定する、請求項22、23または24に記載の方法。
  26. 焼成処理をガラスセラミクスのセラミング中に行なう、請求項22〜25のうちの1項に記載の方法。
  27. 焼成処理をガラスセラミクスのセラミング後に行なう、請求項22〜26のうちの1項に記載の方法。
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