JP2006066895A - パワーモジュールおよびこれを用いた電動輸送機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】発熱が少なく、信頼性に優れた、あるいは、より大電流を通電することが可能なパワーモジュールを提供する。
【解決手段】本発明のパワーモジュールは、実質的に同一の面内において第1層を形成するように配置されている複数の第1半導体素子110L〜112Lと、実質的に同一の面内において第2層を形成するように配置されている複数の第2半導体素子110U〜112Uと、複数の第1および第2半導体素子110L〜112L、110U〜112Uから選ばれる少なくとも2つの半導体素子が電気的に接続される金属プレート125、126c〜126e、127とを備えている。複数の第2半導体素子110U〜112Uが複数の第1半導体素子110L〜112Lと重ならないように第1層および第2層が積層されている。
【選択図】図7

Description

本発明はパワーモジュールおよびこれを用いた電動輸送機器に関し、特に、輸送機器の駆動源として用いられるモータに電力を供給するためのパワーモジュールおよびこれを用いた電動輸送機器に関する。
近年、環境問題やエネルギ問題等の観点からモータを駆動源とする輸送機器が注目されている。また、モータは、内燃機関に比べて、駆動時に発生する動作音が小さいという利点や、外形の設計自由度が大きく、駆動源が必要となる場所に近接してモータを配置することが可能であるという利点も備えている。このため、従来の内燃機関を用いた輸送機器にはない特徴を備えた新しい輸送機器を実現することも可能であり、こうした観点からもモータを用いた輸送機器の開発が進められている。
モータを備えた輸送機器は、モータに電力を供給し、回転数を制御するためのパワーモジュール(電力用半導体装置とも呼ぶ)を備えている。図1は、特許文献1に開示された従来のパワーモジュールを含む回路図を示している。図1に示すように、バッテリー12から供給される電力は破線で示されるパワーモジュール10により、適切な駆動電力に変換され、モータ14へ供給される。図1に示すように、パワーモジュール10は、速度制御回路20と、平滑コンデンサ22と、複数のFET(電界効果型トランジスタ)16と、複数のダイオード18とを含んでいる。
図2(a)および(b)は、速度制御回路20以外の構成要素がプリント配線板上に形成されたパワーモジュール10の平面図および側面図である。図に示すように、パワーモジュール10は、導電性領域40a、40b、40cおよび40dが一表面に形成されたプリント配線板40を含む。導電性領域40cは複数の副領域からなり、副領域間に抵抗が接続されている。
こうしたパワーモジュールに用いられるFETやダイオードは、大電流が流れて高温になる。これにより生じる故障を避けるため、これらのFETおよびダイオード(電力用FETおよびダイオード)には、高い放熱性が求められる。このため、電力用FETおよびダイオードは、良好な放熱特性が得られるよう、回路基板の導電性パターン表面に直接接合される構造を採用している。
具体的には、FET16はドレイン電極が導電性パターン40bに接触するよう導電性パターン40bに半田付けされている。FET16のゲート電極と導電性パターン40cとはアルミニウムからなるワイヤ42bによって接続されている。また、FET16のソース電極と導電性パターン40dとは2本のワイヤ42aによって接続されている。さらに、FET16のソース電極と導電性パターン40cとは、ワイヤ42cにより接続されている。一方、ダイオード18はカソード電極が導電性パターン40aに接触するよう導電性パターン40aに半田付けされている。また、ダイオード18のアノード電極と導電性パターン40bとはアルミニウムからなるワイヤ41aにより接続されている。
特開2002−262593号公報 特開2004−47850号公報
図2に示すパワーモジュールでは、FET16が半田付けされた導電性パターン40bに大電流が流れる。このため、導電性パターン40bの幅を広くし、抵抗を低くする必要がある。しかし、これにより、FET16を接続するワイヤ42aを長くする必要が生じ、ワイヤの抵抗による発熱が問題となる。たとえば、直径が0.5mmであり、長さが15mmのワイヤを3本並列に配置した2点間のワイヤによる抵抗は0.7mΩとなる。この2点間に100Aの電流を流した場合、ワイヤには7.0Wの熱が生じ、ワイヤはたとえば200℃以上になる。生じた熱はFET16に伝わり、FET16の温度を上昇させてしまう。このため、パワーモジュールに流すことのできる最大電流値は、発熱によりワイヤ42aやFET16が劣化しない程度の値に制限されてしまう。
ワイヤ42aによる発熱を低減するために、理論的にはいくつかの対策が考えられる。たとえば、FET16と各導電性領域とを接続するワイヤの数を増やすことにより、抵抗を下げ、発熱量を低減することが考えられる。しかし、FET16に接続できるワイヤの数はFETの各電極のサイズによって制限され、多くのワイヤを接続することはできない。また、ワイヤの接続には超音波が用いられるため、ワイヤの本数を増加させたり、ワイヤを太くしたりすると接合面積が広くなる。その結果、超音波によってFETにダメージを与え、信頼性を低下させる可能性がある。
プリント配線板の導電層を2層にし、プリント配線板上の導電性領域およびFETやダイオードの配置の自由度を高めることも考えられる。このようにすれば、FETの各電極と接続すべき導電性パターンをFETに近接させることが可能となり、電極と導電性パターンとを接続するワイヤの長さを短くすることができる。しかし、この場合、2つの導電層を絶縁するためにプリント配線板に絶縁層をさらに設ける必要が生じる。一般に絶縁層の熱伝導率は小さいため、絶縁層を設けることにより、プリント配線板の放熱性が低下し、FETやワイヤで発生した熱がプリント配線板を介して外部へ放散する効率が低下する。
また、一層の導電層からなるプリント配線板において導電層を厚くすることにより、ワイヤが跨ぐべき導電性パターンの幅を狭くすることも考えられる。しかし、この場合には、導電層が厚くなり、エッチングなどによってパターニングするのが困難となる可能性がある。
特許文献2は主としてワイヤの断線を防止するために、ワイヤ接続を有さないパワー半導体装置を開示している。このパワー半導体装置では、3相インバータの1相分を構成する一対のトランジスタが電極によって配線されている。特許文献2によれば、ワイヤを用いないため、ワイヤ接続に起因する問題を解消できるとされている。
しかしながら、特許文献2のパワー半導体装置では、1相分のトランジスタのみが電極により配線されているに過ぎないため、3相インバータを構成するために、各相を接続する配線が必要となる。また、特許文献2は薄膜回路パターンにより、この配線を行うことを開示しているが、薄膜回路パターンでは従来のワイヤに比べて十分に抵抗が低いとは言えず、発熱によって発生する問題は解決できない可能性がある。
本発明は、このような従来のパワーモジュールの課題を解決し、発熱が少なく、信頼性に優れた、あるいは、より大電流を通電することが可能なパワーモジュールを提供することを目的とする。
本発明のパワーモジュールは、実質的に同一の面内において第1層を形成するように配置されている複数の第1半導体素子と、実質的に同一の面内において第2層を形成するように配置されている複数の第2半導体素子と、前記複数の第1および第2半導体素子から選ばれる少なくとも2つの半導体素子が電気的に接続される少なくとも1つの金属プレートとを備え、前記複数の第2半導体素子が前記複数の第1半導体素子と重ならないように前記第1層および第2層が積層されている。
ある好ましい実施形態において、前記少なくとも1つの金属プレートは、第1、第2および第3金属プレートを含み、前記第1、第2および第3金属プレートは、前記第1および第2金属プレートによって、前記第1層を形成している複数の第1半導体素子を挟み、前記第2および第3金属プレートによって、前記第2層を形成している複数の第2半導体素子を挟むように配置されている。
ある好ましい実施形態において、前記第1、第2および第3金属プレートは、銅、アルミニウム、およびステンレスからなる群から選ばれる材料から形成されている。
ある好ましい実施形態において、前記第1および第2半導体素子は、前記第1層および第2層の積層方向と垂直な投影面において交互に配置されている。
ある好ましい実施形態において、前記第2金属プレートは、その表面において前記複数の第1半導体素子の少なくとも1つに接続され、その裏面において前記複数の第2半導体素子の少なくとも1つに接続されている。
ある好ましい実施形態において、本発明のパワーモジュールは、前記第1、第2および第3金属プレートと前記複数の第1および第2半導体素子とを一体的に包み込むパッケージをさらに備える。
ある好ましい実施形態において、前記複数の第1および第2半導体素子のそれぞれは、外部と電気的な接続を行うための複数のパッドを有し、前記複数のパッドは、大電流を印加あるいは取り出すための大電流用パッドと、制御信号を印加するための制御信号用パッドとを含み、前記大電流用パッドは前記第1、第2または第3金属プレートに接続されている。
ある好ましい実施形態において、本発明のパワーモジュールは、前記第1、第2または第3金属プレートに接続された大電流用端子、および、前記制御信号用パッドに接続された制御信号用端子をさらに備えている。
ある好ましい実施形態において、本発明のパワーモジュールは、前記制御信号用端子に電気的に接続された受動素子をさらに含む。
ある好ましい実施形態において、前記第1、第2および第3金属プレートは0.5mmから2mmの範囲内の厚さを有する。
ある好ましい実施形態において、前記複数の第1および第2半導体素子は、複数のMOS−FETである。
ある好ましい実施形態において、本発明のパワーモジュールは、前記第1および第2半導体素子をそれぞれ3つずつ含み、モータ駆動用3相インバータ回路を構成している。
あるいは、本発明のパワーモジュールは、第1金属プレートと、前記第1金属プレートに対向する複数の第2金属プレートと、前記第1金属プレートと前記複数の第2金属プレートとによって挟持された複数の第1半導体素子と、前記複数の第2金属プレートに対向する第3金属プレートであって、前記複数の第2金属プレートに対して前記第1金属プレートとは反対側に配置された第3金属プレートと、前記第3金属プレートと前記複数の第2金属プレートとによって挟持された複数の第2半導体素子と、前記第1金属プレート、前記複数の第1半導体素子、前記複数の第2金属プレート、前記複数の第2半導体素子および前記第3金属プレートを包み込むパッケージとを備え、前記第1金属プレートは、前記複数の第1半導体素子に接続され、前記複数の第2金属プレートのそれぞれは、前記複数の第1半導体素子のうちの少なくとも1つおよび前記複数の第2半導体素子のうちの少なくとも1つに接続され、前記第3金属プレートは、前記複数の第2半導体素子に接続され、前記複数の第2半導体素子は、前記複数の第1半導体素子に重ならないように配置されている。
本発明のモータコントロールユニットは、上記いずれかに規定されるパワーモジュールと、前記複数の第1および第2半導体素子へ制御信号を出力するための制御回路とを備えている。
本発明の電動輸送機器は、上記モータコントロールユニットと、前記モータコントロールユニットに接続されたモータと、前記モータコントロールユニットに電力を供給するバッテリーとを備えている。
本発明のパワーモジュールの製造方法は、第1金属プレートがフレームに接続された第1リードフレームに、外部との電気的接続を行うためのパッドを上面および下面にそれぞれ有する複数の第1半導体素子を、前記上面および下面の一方のパッドが前記第1金属プレートと接するように固定する工程(A)と、第2金属プレートがフレームに接続された第2リードフレームを、前記複数の第1半導体素子の上面および下面の他方のパッドが前記第2金属プレートと接するように、前記複数の第1半導体素子に固定する工程(B)と、外部との電気的接続を行うためのパッドを上面および下面にそれぞれ有する複数の第2半導体素子を、前記第2金属プレートの前記第1半導体素子が接合していない面に、前記複数の第1半導体素子と重ならないように配置し、前記上面および下面の一方のパッドが前記第2金属プレートと接するように、前記複数の第2半導体素子を固定する工程(C)と、第3金属プレートがフレームに接続された第3リードフレームを、前記複数の第2半導体素子の上面および下面の他方のパッドが前記第3金属プレートと接するように、前記複数の第2半導体素子に固定する工程(D)と、前記第1、第2および第3金属プレートを対応するフレームから切り離す工程(E)とを包含する。
ある好ましい実施形態において、前記第1、第2および第3リードフレームのフレームは同じ形状を有しており、前記第1、第2および第3リードフレームのフレームを互いに位置合わせすることにより、前記第1、第2および第3の金属プレートと、前複数の第1および第2半導体素子とを位置合わせする。
ある好ましい実施形態において、前記工程(A)、(B)、(C)および(D)における固定は半田ペーストを用いて行い、前記工程(D)と工程(E)との間に、熱処理を行って前記半田ペーストを溶融、凝固させる工程(F)をさらに包含する。
ある好ましい実施形態において、前記工程(F)と工程(E)との間に、前記第1、第2および第3の金属プレートと、前記複数の第1および第2半導体素子とを一体的に包み込むパッケージをモールド成形により形成する工程(G)をさらに包含する。
ある好ましい実施形態において、前記複数の第1および第2半導体素子のパッドは、大電流を印加あるいは取り出すための大電流用パッドと、制御信号を印加するための制御信号用パッドとを含み、前記第1、第2および第3リードフレームの少なくとも1つは前記制御信号用パッドと接続するために前記フレームに接続された制御信号用端子を含む。
ある好ましい実施形態において、前記制御信号用パッドにバンプを形成し、前記バンプと前記制御信号用端子とを接続する。
ある好ましい実施形態において、前記制御信号用端子は、前記制御信号用パッドと接触する部分以外の領域を覆う絶縁膜を有する。
本発明のパワーモジュールによれば、半導体素子は金属プレートによって配線される。このため、ワイヤを用いた従来のパワーモジュールに比べて、低抵抗で半導体素子を電気的に接続することができ、配線部分での熱損失を低減することができる。また、本発明のパワーモジュールでは、半導体素子は互いに重ならないように積層されている。このため、各半導体素子で発生した熱が、素子の重なりによって集中することがなく、パワーモジュール内全体で均一に放熱される。このため、局部的な熱の集中による半導体素子の故障や劣化が抑制され、パワーモジュール全体としての信頼性を高めることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。図3は、本発明のパワーモジュールが用いられる輸送機器の駆動系を概略的に示す回路図である。本発明のパワーモジュールは、駆動源としてモータを用いる種々の輸送機器に用いることができる。なお、本願明細書において、パワーモジュールとは、半導体素子を用いて大電流(10A以上)を制御しながらモータ等に供給する装置をいう。
図3に示すように、この輸送機器は、パワーモジュール101と、モータ102と、バッテリー103と、平滑用コンデンサ104と、制御回路105を備えている。モータ102は、本実施形態ではブラシレスDCモータである。モータ102の3つの端子に位相が120度ずつ異なる3相交流電流を印加することにより、モータ102が回転駆動される。パワーモジュール101および制御回路105によって、3相インバータ回路を含むモータコントロールユニットが構成されている。
バッテリー103は、電圧変動を平滑化するための平滑用コンデンサ104と並列に接続されており、パワーモジュール101へ電力を供給するために、パワーモジュール101の端子aおよび端子bに接続されている。パワーモジュール101は、バッテリー103から直流電圧の電力を受け取り、モータ102を回転させるのに適した駆動電力を生成する。前述したようにモータ102は3相交流電流により駆動されるので、パワーモジュール101は、直流電流から3相交流電流を生成する。
このために、端子aと端子bとの間には、それぞれが直列接続された2つの電界効果型トランジスタからなる3つの電流経路が形成されている。すなわち、パワーモジュール101は、電力用半導体素子(電流の供給を制御するためのスイッチング動作を行う半導体素子)として6つの電界効果型トランジスタ110U、110L、111U、111L、112Uおよび112Lを含む。
互いに直列接続された電界効果型トランジスタ110Uおよび110Lが1相分の電流経路を構成し、互いに直列接続された電界効果型トランジスタ111Uおよび111Lが他の1相分の電流経路を構成する。また、互いに直列接続された電界効果型トランジスタ112Uおよび112Lがさらに他の1相分の電流経路を構成する。バッテリー103の高電位側に接続された電界効果型トランジスタ110U、111Uおよび112Uは、各相における上アームと呼ばれる。また、バッテリー103の低電位側に接続された電界効果型トランジスタ110L、111Lおよび112Lは、各相における下アームと呼ばれる。
本実施形態では、MOS型の電界効果型トランジスタ(以下、単にトランジスタと呼ぶ。)を電力用半導体素子(スイッチング素子)として用いるが、バイポーラトランジスタや他のトランジスタを電力用半導体素子として用いてもよい。また、トランジスタ以外にダイオードやサイリスタなど大電流(例えば10A以上)を印加することができる他の電力用半導体素子を用いてもよい。さらに、本実施形態では、各相の上アームおよび下アームを1つの電力用半導体素子で構成しているが、上アームおよび下アームのそれぞれを複数の電力用半導体素子で構成してもよい。
各トランジスタ110U〜112U、110L〜112LのゲートGおよびソースSには、制御回路105によって生成された制御信号が配線108Uおよび108Lを介して印加され、制御信号に基づき各トランジスタがスイッチング動作を行う。たとえば、パルス幅変調(PWM)による周波数で高速にスイッチングされ、これにより、3相交流電流が生成され、端子c、d、eを介してモータ102に印加される。
各トランジスタ110U〜112U、110L〜112Lをスイッチングするタイミングを調整し、所望のプロファイルを有する3相交流電流を生成するために、各トランジスタのゲートGに、図4に示すように、タイミング調整用の受動素子122を接続してもよい。図4に示す例では、各トランジスタのゲートGにダイオードD1および抵抗R1、R2が接続されている。また、トランジスタがオフ状態にあるとき、トランジスタに蓄積した電荷を放電するために、図4に示しているように、ゲートGとソースSとの間に抵抗R3を接続してもよい。なお、これらの受動素子は制御回路105に含めてもよい。しかし、配線による寄生容量や寄生抵抗の影響が問題となる場合には、これらの受動素子は各トランジスタの近傍に接続することが好ましい。
各トランジスタの具体的な構造を図5を参照しながら説明する。図5(a)および(b)は、トランジスタ110Uを模式的に示す上面図および下面図である。トランジスタ110Uは、直方体のチップであり、図に示すように対向する上面および下面のうち、一方にはソースに接続されたソースパッドSPおよびゲートに接続されたゲートパッドGPを備える。また、他方にはドレインに接続されたドレインパッドDPを備えている。本願明細書では、トランジスタ110Uを外部に電気的に接続するためのこれらのパッドのうち、大電流を印加するためあるいは取り出すために用いられるものを大電流用パッドと呼び、制御信号を印加するために用いられるものを制御信号用パッドと呼ぶ。ゲートパッドGPは制御信号用パッドとして機能し、ドレインパッドDPは大電流用パッドとして機能する。また、ソースパッドSPは、制御信号用パッドおよび大電流用パッドの両方として機能する。他のトランジスタ111U〜112U、110L〜112Lも同じ構造を有している。
続いて、図6および図7を参照しながら、パワーモジュール101の構造をより具体的に説明する。図6(a)〜(c)は、1つのパッケージとして構成されたパワーモジュール101を上から見た上面図および異なる2方向の側面からみた側面図である。また、図7は、図6(a)中の7A―7A’線に沿った断面図である。図6(a)および(b)では、パワーモジュール101の内部の構造を破線で示している。
これらの図に示すように、パワーモジュール101は、6つのトランジスタ110U〜112U、110L〜112Lを備える。さらに、パワーモジュール101は、図7に特にわかりやすく示されているように、第1金属プレート125、第2金属プレート126c、126d、126eおよび第3金属プレート127を備えている。
各相の下アームを構成しているトランジスタ110L〜112Lは、第1金属プレート125および第2金属プレート126c、126d、126eによって挟まれており、1つの層(ここでは便宜的に「第1層」と呼ぶ。)を形成するように同一面内に配置されている。また、各相の上アームを構成しているトランジスタ110U〜112Uは、第2金属プレート126c、126d、126eおよび第3金属プレート127によって挟まれており、第1層とは異なる層(ここでは便宜的に「第2層」と呼ぶ。)を形成するように同一面内に配置されている。つまり、第1金属プレート125、トランジスタ110L〜112Lによって形成される第1層、第2金属プレート126c〜126e、トランジスタ110U〜112Uによって形成される第2層、および第3金属プレート127がこの順に積層されている。
図6(a)および図7によく示されているように、第1層および第2層は、上アームを構成しているトランジスタ110U〜112Uと下アームを構成しているトランジスタ110L〜112Lとが金属プレートの主面に垂直な方向(図7中に矢印Nで示している)から見たときに重ならないように積層されている。各相における上アームのトランジスタと下アームのトランジスタとは、その近接する端部同士が金属プレートの主面に垂直な方向Nから見たときに所定の距離dだけ離れている。
本実施形態では、図6(a)に示すように、第1層および第2層の積層方向(金属プレートの主面に垂直な方向Nと一致する)に垂直な投影面(つまり金属プレートの主面に平行な投影面)内では、上アームを構成しているトランジスタ110U〜112Uと下アームを構成しているトランジスタ110L〜112Lとは交互に位置するように一列に並べられている。言い換えると、上アームのトランジスタ110U〜112Uと下アームのトランジスタ110L〜112Lとは、金属プレートの主面に垂直なある断面において、図7に示すように千鳥状に配置されている。
第1金属プレート125は、図3において下アームを構成しているトランジスタ110L〜112Lのそれぞれのソースを互いに接続する配線として機能している。また、第3金属プレート127は、各相の上アームを構成しているトランジスタ110U〜112Uのそれぞれのドレインを互いに接続する配線として機能している。一方、第2金属プレート126c、126dおよび126eは、各相の上アームを構成するトランジスタのソースと、下アームを構成するトランジスタのドレインとを互いに接続する配線として機能している。
図5に示すように、各トランジスタは対向する2つの主面にソースパッドSPとドレインパッドDPとを有している。パワーモジュール101では、トランジスタのこれらのパッドは、対応する金属プレートと、半田などにより、直接接合されている。より具体的には、下アームを構成するトランジスタ110L〜112LのソースパッドSPは、それぞれ第1金属プレート125と接合されている。また、トランジスタ110L〜112LのドレインパッドDPは、それぞれ第2金属プレート126c、126d、126eの裏面と接合されている。一方、上アームを構成するトランジスタ110U〜112UのソースパッドSPは、それぞれ第2金属プレート126c、126d、126eの表面と接合されている。また、トランジスタ110U〜112UのドレインパッドDPは、それぞれ第3金属プレート127と接合されている。
図6(a)および(b)に示すように、第1金属プレート125および第3金属プレート127にはそれぞれ端子bおよびaが一体的に形成され、接続されている。また、図6(a)および(c)に示すように、第2金属プレート126c、126dおよび126eには、それぞれ端子c、dおよびeが一体的に形成され、接続されている。これらの端子a〜eは、パワーモジュール101をバッテリー103およびモータ102へ低抵抗で接続し、大電流を流すことができるよう、広い幅を有している。
第1、第2および第3金属プレート125、126c〜126eおよび127ならびにトランジスタ110U〜112Uおよび110L〜112Lは、樹脂などによって成形されたパッケージ121により一体的に封止されている。端子a、b、c、d、eはパッケージ121から外部へ突き出している。
パッケージ121は、各金属プレートおよびトランジスタ間を絶縁し、端子を固定している。図7に示すように、第1金属プレート125と第2金属プレート126c〜126eとの間の、トランジスタ110L〜112Lが配置されていない領域には、パッケージ121の材料が充填されている。同様に、第2金属プレート126c〜126eと第3金属プレート127との間の、トランジスタ110U〜112Uが配置されていない領域にも、パッケージ121の材料が充填されている。従って、トランジスタ110L〜112Lは、第2金属プレート126c〜126eと第3金属プレート127との間に配置されたパッケージ材料の層(例えば樹脂層)に対向する。また、トランジスタ110U〜112Uは、第1金属プレート125と第2金属プレート126c〜126eとの間に配置されたパッケージ材料の層に対向している。このように、トランジスタ110U〜112Uとトランジスタ110L〜112Lとを、金属プレートを介して対向させないでずらせることにより、熱がトランジスタの間にこもることがなく外部に速やかに放散される。さらに、金属プレート間に樹脂などのパッケージ材料が充填されていることによって、熱の放散がいっそう促進される。
パッケージ121は、絶縁性を有し、内部の構造が腐食しないよう、気密性の高い材料によって形成されていることが好ましい。パッケージ121の材料としては、たとえば、半導体ICなどのパッケージに用いられるエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を好適に用いることができる。
各金属プレートやトランジスタで発生した熱は、パッケージ121を介して外部へ放散する。このため、パッケージ121の外表面から第1金属プレート125まで(樹脂などのパッケージ材料で埋められている)の厚さt2およびパッケージ121の外表面から第3金属プレート127まで(同様に樹脂などのパッケージ材料で埋められている)の厚さt1は、小さいほうが好ましい。ただし、パッケージ121は、各金属プレートおよびトランジスタを保護し、パワーモジュール101全体を所定の強度で保持する必要がある。そのため、全体の強度を確保することを考慮した上で、最適な厚さt1およびt2が選択される。
パワーモジュール101の各トランジスタを制御するためには、図3に示す制御回路105から出力される制御信号を各トランジスタのゲートおよびソースへ印加する必要がある。このため、図6(c)に示すように、パワーモジュール101は、図3中に示す配線108Uおよび108Lに対応し、各トランジスタに接続される制御信号用端子106Uおよび106Lをさらに備えている。
制御信号用端子106Uは、トランジスタ110U〜112Uのソースおよびゲートと接続されており、制御信号用端子106Lは、トランジスタ110L〜112Lのソースおよびゲートと接続されている。前述したように、各トランジスタのゲート電極にタイミング調整用の受動素子122を接続する場合には、制御信号用端子106Uまたは制御信号用端子106Lの各トランジスタとの接続部分近傍に受動素子122を接続する。これらの受動素子122は、パッケージ121内に設けられる。
本実施形態における制御信号用端子106Uおよび106Lは、図6に示すように、パッケージ121から外部へ突き出した後、折り曲げられている。これは、制御信号用端子106Uおよび106Lを引き出す方向を、端子a、b、c、d、eを引き出す方向と異ならせることによって、制御信号用端子106Uおよび106Lへの制御回路105からの配線を容易にするためである。パワーモジュール101に接続される制御回路105やバッテリー103、モータ102への配線の仕方によっては、図6に示す例とは逆に、端子a、b、c、d、eを折り曲げ、制御信号用端子106Uおよび106Lをまっすぐ引き出してもよい。あるいは、これらの端子を折り曲げなくてもよい。
第1、第2および第3金属プレート125、126c〜126eおよび127は、前述したように各トランジスタのソースあるいはドレインと接続され、大電流が流れる。このため、第1、第2および第3金属プレート125、126c〜126eおよび127は、低抵抗であることが好ましい。具体的には、第1、第2および第3金属プレート125、126c〜126eおよび127は、銅、アルミニウム、ステンレスなどの抵抗の低い金属によって形成されていることが好ましい。
また、これらの金属プレートの厚さは、0.5mm以上であることが好ましい。これらの金属プレートが0.5mmより薄い場合、抵抗が高くなり、大電流が流れることによって発熱が大きくなることがある。抵抗の観点からは、これらの金属プレートは厚いほうが好ましく、特に上限はない。しかし、パワーモジュール101をパッケージとして成形するための金属プレートの加工性を考慮すると、これらの金属プレートの厚さは2mm以下であることが好ましい。以下で詳細に説明するように、金属プレートの厚さを2mm以下にすることによって、好適にリードフレームを用いてこれらの金属プレートを形成し、パワーモジュール101を製造することができる。
金属プレートの長手方向と直交する方向の幅も抵抗の低減に寄与する。第1、第2および第3金属プレート125、126c〜126eおよび127は、各トランジスタに接合されるため、少なくともトランジスタの外形以上の幅を有していることが好ましい。金属プレートの抵抗のみを考えれば、幅を大きくすれば、抵抗は小さくなる。しかし、トランジスタと接合されるパッドの大きさは、金属プレートの幅が大きくなっても変化しないため、トランジスタの外形以上に幅を大きくしても抵抗の低減にはあまり寄与しない。むしろ、金属プレートの幅を大きくすることによってパワーモジュールの外形も大きくなってしまう。このため、金属プレートの長手方向と直交する方向の幅は、トランジスタの外形の1倍から2倍程度の範囲にあることが好ましい。
端子a、b、c、d、eも大電流が流れるため、上述した条件を満たしていることが好ましい。一方、制御信号用端子106Uおよび106Lは、大電流が流れるわけではないので、必ずしもこの条件を満たさなくてもよい。ただし、リードフレームを用いてパワーモジュール101を製造する場合には、第1、第2および第3金属プレート125、126c〜126eおよび127や端子a、b、c、d、eの形成と同時に制御信号用端子106Uおよび106Lを形成することができるので、第1、第2および第3金属プレート125、126c〜126eおよび127や端子a、b、c、d、eと同じ材料を用いて製造することが好ましい。
パワーモジュール101のサイズは、用いるトランジスタの大きさおよび数(モータ相数)に依存する。また、トランジスタの大きさは、駆動電流、つまり、駆動するモータの定格に依存する。たとえば、定格が1kWのモータを3相で駆動する場合、パワーモジュール101のパッケージの外形は、6cm×3.5cm×0.5cm程度である。
本実施形態におけるパワーモジュールでは、電力用半導体素子は、直接接合される金属プレートによって配線される。このため、ワイヤを用いた従来のパワーモジュールに比べて、低抵抗で電力用半導体素子を電気的に接続することができる。その結果、配線部分での熱損失を低減し、効率を向上させることができる。また、配線部分における発熱を抑制できるので、動作状態にある電力用半導体素子の温度を低減することができる。そのため、電力用半導体素子の熱による劣化を防止して信頼性を向上させることができる。また、従来と同程度の温度まで上昇することを許容する場合には、従来よりも大きな電流を電力用半導体素子に流すことが可能となり、本発明のパワーモジュールを搭載した輸送機器の運動性能を高めることができる。
また、金属プレートを用いて配線することにより、パワーモジュール回路内のインダクタンスを低減することができる。このため、電力用半導体素子を高速でスイッチングする場合に発生するサージ電圧を低減することができる。
また、半田付け等により金属プレートを電力用半導体素子に接合することができるため、超音波を用いたワイヤボンディングは不要となる。その結果、ワイヤボンディングにより、電力用半導体素子へダメージを与えることを回避することができる。ワイヤを用いないため、ワイヤが振動などによって断線することを回避することもできる。この特徴は、特に、振動が発生しやすい輸送機器に本発明のパワーモジュールを用いることによって、振動による故障の低減および信頼性の向上に寄与する。
また、金属プレートおよび電力用半導体素子を一体的にモールド成形したパッケージで覆うため、金属プレートや電力用半導体素子とパッケージとが密着しており、金属プレートや電力用半導体素子で発生した熱はパッケージへ効率よく伝導する。このため、パッケージに放熱器などを接続することにより、金属プレートや電力用半導体素子の熱を高効率で外部へ放散させることができ、電力用半導体素子の劣化を抑制し、信頼性を高めることができる。特に、パッケージ内において電力用半導体素子は互いに重ならないように積層されている。このため、各電力用半導体素子で発生した熱が、素子の重なりによって集中することなく、パッケージ内全体で均一に放熱される。つまり、局部的な熱の集中がないため、熱の集中による電力用半導体素子の故障や劣化が抑制され、パワーモジュール全体として信頼性を高めることができる。
また、本実施形態におけるパワーモジュールは、モータの駆動に必要な相数分を1つのパッケージに収めることができる。したがって、パワーモジュールを用いてモータコントロールユニットを作製する際、モータコントロールユニットを構成する部品の数が少なくてすみ、モータコントロールユニットを作製するのに要する時間を短縮したり、モータコントロールユニットの外形を小さくしたりすることができる。
なお、図6に示すパワーモジュール101における各トランジスタおよび受動素子の配置ならびに端子a〜eおよび106U、106Lの接続位置は一例であって、図6と異なる位置に各トランジスタおよび受動素子を配置し、あるいは、端子a〜eおよび106U、106Lを接続してもよい。たとえば、端子aおよび端子bは、図6において矢印AおよびBに示す位置において、第3金属プレート127および第1金属プレート125に接続されていてもよい。この場合、端子aおよび端子bとそれにつながる第3金属プレート127と第1金属プレート125とは、所定の距離を隔てて互いに平行かつ重なり合うように配置される。このような構造を採用すれば、端子aおよび端子bとそれにつながる第3金属プレート127および第1金属プレート125には逆向きの電流が近接して流れ、端子および金属プレートを流れる電流によって発生するインダクタンスが互いに相殺される。このため、配線によるインダクタンスを低減することができる。
また、金属プレートの数や形状も図9に示す第1、第2および第3金属プレート125、126c〜126e、127とは異なっていてもよい。
次に、本実施形態におけるパワーモジュール101を用いたモータコントロールユニットの一例を図8を参照して説明する。図8に示すモータコントロールユニットは、前述のパワーモジュール101と、ケース130と、制御回路を構成する基板105とを含んでいる。パワーモジュール101は、そのパッケージがケース130の表面130aに密接するように取り付けられる。パッケージは絶縁性の材料で形成されているため、ケース130とパワーモジュール101との間に絶縁物質を介在させることなく直接ケース130にパワーモジュール101を取り付けることができる。
ケース130は、放熱性に優れた材料から形成されていることが好ましく、たとえば、アルミニウム、銅、ステンレスなどからなる。基板105には、制御回路を構成する電子部品105’が搭載されている。電子部品105’は基板105の片面にのみに設けてもよいし、両面に設けてもよい。パワーモジュール101の制御信号用端子106Uおよび106Lは、基板105に接続されている。端子a、bにはバッテリーが接続され、端子c、d、eはモータへ接続される。
図8に示すモータコントロールユニットにおいて、パワーモジュール101で発生した熱は、パッケージからケース130へ直接放散される。このため、効率よく熱を外部へ放出することができ、パワーモジュール101の温度上昇を抑制することができる。
次に、パワーモジュール101の製造方法の一例を説明する。まず図9(a)〜(c)に示すような第1リードフレーム131、第2リードフレーム132および第3リードフレーム133を用意する。
第1リードフレーム131は、図9(a)に示すように、フレーム131aと、フレーム131aに接続された端子bと、端子bに接続された第1金属プレート125とを含む。また、第1リードフレーム131は、制御信号用端子および受動素子を配置するための端子として、それぞれフレーム131aに接続された端子131g、131h、131iをさらに含む。端子131g、131h、131iは、それぞれ4本の細線状プレートから構成されている。
第2リードフレーム132は、図9(b)に示すように、フレーム132aと、フレーム132aに接続された端子c、d、eと、端子c、d、eにそれぞれ接続された第2金属プレート126c、126d、126eとを含む。また、第2リードフレーム132は、第1リードフレーム131と同様、制御信号用端子および受動素子を配置するための端子として、それぞれフレーム132aに接続された端子132g、132h、132iをさらに含む。端子132g、132h、132iは、端子131g、131h、131iと同様に、それぞれ4本の細線状プレートから構成されている。
第3リードフレーム133は、図9(c)に示すように、フレーム133aと、フレーム133aに接続された端子aと、端子aに接続された第3金属プレート127とを含む。
これら3つのリードフレームは、矩形の金属板から、打ち抜きやエッチング、放電加工などによってパターニングされる。各リードフレームのフレーム131a、132aおよび133aは、それぞれのフレームに接続されたリード部分の位置あわせをフレームによって行うために、同じ形状に形成されていることが好ましい。また、各リードフレームのフレームが重なるように位置あわせしたとき、各金属プレートや端子も正しい位置に配置されるよう、フレームに対する位置が定められている。なお、第1金属プレート125、第2金属プレート126c〜126eおよび第3金属プレート127は、端子b、端子c〜eおよび端子aによって、それぞれのフレームに接続されているが、これらの端子とは別に設けられた接続用のリムによってフレームに接続されていてもよい。
用意されたこれら3つのリードフレームを用いて、パワーモジュール101の製造は以下のようにして行われる。まず、図10に示すように、第1リードフレーム131に含まれる第1金属プレート125上の所定の位置に、半田ペーストを用いて、トランジスタ110L、111L、112Lを固定(本止めあるいは仮止め)する。このとき、受動素子122も端子131g、131h、131i上の所定の位置に固定(本止めあるいは仮止め)する。なお、半田ペーストに換えて導電性接着剤で固定してもよい。
この工程では、トランジスタ110L、111L、112LのソースパッドSPが第1金属プレート125と接合するように位置あわせし、ゲートパッドGPには、各端子131g、131h、131iの一本の一端を位置あわせする。この際、この端子の一本がソースパッドSPと接触しないように注意する必要がある。たとえば、図11(a)に示すように、ゲートパッドGPにバンプ134を形成し、端子131gの先端近傍にバンプ134の高さを吸収する屈曲部136を設ける。そして、端子131gとバンプ134ならびに金属プレート125とソースパッドSPをそれぞれ半田ペースト139で仮止めする。あるいは、図11(b)に示すように、端子131gがソースパッドSPに接触しないよう、アーチ状の屈曲部137を端子131gに設けてもよい。また、図11(c)に示すように、端子131gのゲートパッドGPと接触する部分以外の領域を絶縁膜135で覆ってもよい。
次に、図12に示すように、第2リードフレーム132を第1リードフレーム131に重ね合わせる。このとき、トランジスタ110L、111L、112LのドレインパッドDPに半田ペーストを塗布しておく。第2リードフレーム132のフレーム132aが第1リードフレーム131のフレーム131aと重なるように位置あわせすることによって、第2リードフレーム132の第2金属プレート126c、126d、126eおよび端子132g、132h、132iは第1金属プレート125やトランジスタ110L、111L、112Lに対して適切な位置に配置される。
次に、図13に示すように、第2金属プレート126c、126d、126e上の所定の位置にトランジスタ110U、111U、112Uを同様の方法により固定(本止めあるいは仮止め)する。また、このとき、受動素子122も端子132g、132h、132iの所定の位置に固定(本止めあるいは仮止め)する。
続いて、トランジスタ110U、111U、112UのドレインパッドDPに半田ペーストを塗布し、図14に示すように、第3リードフレーム133を第2リードフレーム132に重ね合わせる。第3リードフレーム133のフレーム133aが第2リードフレーム132のフレーム132aと重なるように位置あわせすることによって、第3リードフレーム133の第3金属プレート127は、第2金属プレート126c、126d、126eやトランジスタ110U、111U、112Uに対して適切な位置に配置される。
次に、積層したリードフレームをリフロー炉に入れ、半田を溶融させた後、リードフレームをリフロー炉内で冷却し、半田を硬化させる。さらに、図15に示すように、各金属プレート、トランジスタおよび受動素子を収容する金型にリードフレームを保持し、これらを覆うように熱硬化性樹脂を用いてモールド成型を行う。これによりパッケージ121が形成される。モールド成型は、半田が溶けない温度で行うことが好ましい。なお、半田ペーストの換わりに導電性接着剤を用いる場合にはリフロー処理は不要である。
その後、図16に示すように、フレームを切り離す。このとき、端子131g、131h、131iおよび端子132g、132h、132iのそれぞれを構成している4本の細線状プレートのうちの2本は、受動素子同士を相互に接続するためだけに用いられるので、端子としてパッケージの外部へ取り出す必要はない。このため、細線状プレートのうちの2本はパッケージの外形に合わせて切断する。これにより、残った2本の細線状プレートからなる端子106Lおよび106Uが形成される。最後に、図17に示すように、端子106Lおよび106Uを折り曲げることによって、パワーモジュール101が完成する。
このような製造方法によれば、各リードフレーム外形が同じであるため、各リードフレームのフレーム同士を容易にかつ高い精度で位置あわせすることができる。したがって、各フレームに接続された金属プレート同士も高い精度で位置あわせすることが可能となる。また、フレームの形状が等しいので、電力用半導体素子の搭載や、各リードフレームの積層工程、積層したリードフレームを金型にセットし、モールド樹脂成型する工程などにおいて、それぞれの工程で用いる装置における位置あわせも高い精度で行うことができる。外形がそろっているため、作業性もよい。
また、すべての金属プレートを積層した後、一体的にモールド樹脂成型を行うことによって、電力用半導体素子、各金属プレートおよび受動素子間の絶縁を行うことができるため、信頼性の高い絶縁構造を一度に形成することができ、また、製造コストも低減することができる。
次に、本発明による輸送機器の実施形態を説明する。
図18は、本実施形態に係る電動車両430を示している。この電動車両430は、ゴルフ場などにおいてゴルフバッグなどの荷物や人員を搬送するために好適に用いられるカートである。図18では一例として4輪電動車両を示しているが、電動バイクなどの2輪車両であってもよい。また、電動車両以外に、モータを駆動源あるいは推進源として移動する荷物や人員を移動させる他の輸送機器であってもよい。
本実施形態の電動車両430は、走行駆動用モータ431と、これによって駆動される2個の後輪432と、手動または自動で操舵される前輪434とを備えている。走行駆動用モータ431の駆動力は、図示しないトランスミッションを介して後輪432に伝達される。前輪434は、ハンドル435の手動操作または自動操作により操舵される。
前側シート436および後側シート437が前後に設けられている。前側シート436の下方には充電用コントローラ438およびブレーキモータ439が設けられている。後側シート437の下方には走行駆動用モータ431の電源となる走行駆動用バッテリー装置440が設けられている。走行駆動用バッテリー装置440は、直列に接続された計6個(片側の3個のみを図示している)のバッテリー441を有している。これらのバッテリー441は隙間が設けられた状態で受座442上に載置されている。
走行駆動用モータ431の上側には走行制御用コントローラ443が設けられている。走行制御用コントローラ443は、走行駆動用バッテリー装置440、走行駆動用モータ431、ブレーキモータ439および操舵モータ444に接続されており、これらを制御する。走行制御用コントローラ443および走行駆動用モータ431は2個の後輪432の間に配置されている。
上述したパワーモジュール101は、走行制御用コントローラ443内部に設置され、バッテリー440から直流電流の供給を受け、これを交流電流に変換する。パワーモジュール101からの交流電流は走行駆動用モータ431、ブレーキモータ439および操舵モータ444に供給される。
本実施形態によれば、信頼性の高い、あるいは、高出力に対応したパワーモジュールを電動車両に搭載することにより、信頼性の高い、あるいは、高い駆動能力を有する電動車両が実現する。
本発明は、大電流用パワーモジュールに適しており、著しく大きな電流(例えば30A以上)を供給するパワーモジュールに特に好適に用いられる。本発明によるパワーモジュールは、モータを駆動源とする輸送機器に好適に用いられる。
従来のパワーモジュールを含む駆動系を示す回路図である。 (a)および(b)は、図1に示す従来のパワーモジュールを示す平面図および側面図である。 本発明によるパワーモジュールを含む駆動系の概略を示す回路図である。 パワーモジュールにおいてモータをスイッチングするタイミングを調整するための受動素子を示す回路図である。 (a)および(b)は、本発明によるパワーモジュールにおいて電力用半導体素子として用いられるトランジスタの上面図および下面図である。 (a)は、本発明によるパワーモジュールの上面図であり、(b)および(c)は異なる2方向からみた側面図である。 本発明によるパワーモジュールの断面構成を示す図であり、図6(a)中の7A−7A’線に沿った断面図である。 本発明のモータコントロールユニットを示す側面図である。 (a)、(b)および(c)は、本発明によるパワーモジュールの製造に用いられるリードフレームの平面図である。 (a)および(b)は本発明によるパワーモジュールの製造途中の状態を示す平面図および側面図である。 (a)、(b)および(c)は、ゲートパッドへ接続する端子とソースパッドとの絶縁方法を説明する図である。 (a)および(b)は本発明によるパワーモジュールの製造途中の状態を示す平面図および側面図である。 (a)および(b)は本発明によるパワーモジュールの製造途中の状態を示す平面図および側面図である。 (a)および(b)は本発明によるパワーモジュールの製造途中の状態を示す平面図および側面図である。 (a)および(b)は本発明によるパワーモジュールの製造途中の状態を示す平面図および側面図である。 (a)および(b)は本発明によるパワーモジュールの製造途中の状態を示す平面図および側面図である。 (a)および(b)は本発明によるパワーモジュールの製造途中の状態を示す平面図および側面図である。 本発明による電動車両の実施形態を示す図である。
符号の説明
101 パワーモジュール
102 モータ
103 バッテリー
104 コンデンサ
105 制御回路
110U〜112U、110L〜112L トランジスタ
121 パッケージ
122 受動素子
125 第1金属プレート
126c〜126e 第2金属プレート
127 第3金属プレート
130 ケース
131 第1リードフレーム
132 第2リードフレーム
133 第3リードフレーム
430 電動車両
431 走行駆動用モータ
432 後輪
434 前輪
440 走行駆動用バッテリー装置
443 走行制御用コントローラ
a、b、c、d、e 端子

Claims (21)

  1. 実質的に同一の面内において第1層を形成するように配置されている複数の第1半導体素子と、
    実質的に同一の面内において第2層を形成するように配置されている複数の第2半導体素子と、
    前記複数の第1および第2半導体素子から選ばれる少なくとも2つの半導体素子が電気的に接続される少なくとも1つの金属プレートと、
    を備え、
    前記複数の第2半導体素子が前記複数の第1半導体素子と重ならないように前記第1層および第2層が積層されているパワーモジュール。
  2. 前記少なくとも1つの金属プレートは、第1、第2および第3金属プレートを含み、
    前記第1、第2および第3金属プレートは、前記第1および第2金属プレートによって、前記第1層を形成している複数の第1半導体素子を挟み、前記第2および第3金属プレートによって、前記第2層を形成している複数の第2半導体素子を挟むように配置されている請求項1に記載のパワーモジュール。
  3. 前記第1、第2および第3金属プレートは、銅、アルミニウムおよびステンレスからなる群から選ばれる材料から形成されている請求項2に記載のパワーモジュール。
  4. 前記第1および第2半導体素子は、前記第1層および第2層の積層方向と垂直な投影面において交互に配置されている請求項2または3に記載のパワーモジュール。
  5. 前記第2金属プレートは、その表面において前記複数の第1半導体素子の少なくとも1つに接続され、その裏面において前記複数の第2半導体素子の少なくとも1つに接続されている請求項2から4のいずれかに記載のパワーモジュール。
  6. 前記第1、第2および第3金属プレートと前記複数の第1および第2半導体素子とを一体的に包み込むパッケージをさらに備える請求項2から5のいずれかに記載のパワーモジュール。
  7. 前記複数の第1および第2半導体素子のそれぞれは、外部と電気的な接続を行うための複数のパッドを有し、
    前記複数のパッドは、大電流を印加あるいは取り出すための大電流用パッドと、制御信号を印加するための制御信号用パッドとを含み、前記大電流用パッドは、前記第1、第2または第3金属プレートに接続されている請求項2から6のいずれかに記載のパワーモジュール。
  8. 前記第1、第2または第3金属プレートに接続された大電流用端子、および、前記制御信号用パッドに接続された制御信号用端子をさらに備えた請求項7に記載のパワーモジュール。
  9. 前記制御信号用端子に電気的に接続された受動素子をさらに備えた請求項8に記載のパワーモジュール。
  10. 前記第1、第2および第3金属プレートは0.5mmから2mmの範囲内の厚さを有する請求項2から9のいずれかに記載のパワーモジュール。
  11. 前記複数の第1および第2半導体素子は、複数のMOS−FETである請求項1から10のいずれかに記載のパワーモジュール。
  12. 前記第1および第2半導体素子をそれぞれ3つずつ含み、モータ駆動用3相インバータ回路を構成している請求項11に記載のパワーモジュール。
  13. 請求項1から12のいずれかに規定されるパワーモジュールと、前記複数の第1および第2半導体素子へ制御信号を出力するための制御回路とを備えたモータコントロールユニット。
  14. 請求項13に規定されるモータコントロールユニットと、
    前記モータコントロールユニットに接続されたモータと、
    前記モータコントロールユニットに電力を供給するバッテリーと、
    を備えた電動輸送機器。
  15. 第1金属プレートがフレームに接続された第1リードフレームに、外部との電気的接続を行うためのパッドを上面および下面にそれぞれ有する複数の第1半導体素子を、前記上面および下面の一方のパッドが前記第1金属プレートと接するように固定する工程(A)と、
    第2金属プレートがフレームに接続された第2リードフレームを、前記複数の第1半導体素子の上面および下面の他方のパッドが前記第2金属プレートと接するように、前記複数の第1半導体素子に固定する工程(B)と、
    外部との電気的接続を行うためのパッドを上面および下面にそれぞれ有する複数の第2半導体素子を、前記第2金属プレートの前記第1半導体素子が接合していない面に、前記複数の第1半導体素子と重ならないように配置し、前記上面および下面の一方のパッドが前記第2金属プレートと接するように、前記複数の第2半導体素子を固定する工程(C)と、
    第3金属プレートがフレームに接続された第3リードフレームを、前記複数の第2半導体素子の上面および下面の他方のパッドが前記第3金属プレートと接するように、前記複数の第2半導体素子に固定する工程(D)と、
    前記第1、第2および第3金属プレートを対応するフレームから切り離す工程(E)と、
    を包含するパワーモジュールの製造方法。
  16. 前記第1、第2および第3リードフレームのフレームは同じ形状を有しており、前記第1、第2および第3リードフレームのフレームを互いに位置合わせすることにより、前記第1、第2および第3の金属プレートと、前記複数の第1および第2半導体素子とを位置合わせする請求項15に記載のパワーモジュールの製造方法。
  17. 前記工程(A)、(B)、(C)および(D)において、半田ペーストを用いて固定を行い、前記工程(D)と工程(E)との間に、熱処理を行って前記半田ペーストを溶融、凝固させる工程(F)をさらに包含する請求項15または16に記載のパワーモジュールの製造方法。
  18. 前記工程(F)と工程(E)との間に、前記第1、第2および第3の金属プレートと、前複数の第1および第2半導体素子とを一体的に包み込むパッケージをモールド成形により形成する工程(G)をさらに包含する請求項17に記載のパワーモジュールの製造方法。
  19. 前記複数の第1および第2半導体素子のパッドは、大電流を印加あるいは取り出すための大電流用パッドと、制御信号を印加するための制御信号用パッドとを含み、前記第1、第2および第3リードフレームの少なくとも1つは、前記制御信号用パッドと接続するために前記フレームに接続された制御信号用端子を含む請求項15から18のいずれかに記載のパワーモジュールの製造方法。
  20. 前記制御信号用パッドにバンプを形成し、前記バンプと前記制御信号用端子とを接続する請求項19に記載のパワーモジュールの製造方法。
  21. 前記制御信号用端子は、前記制御信号用パッドと接触する部分以外の領域を覆う絶縁膜を有する請求項19に記載のパワーモジュールの製造方法。
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