JP2006057553A - 内燃機関の排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内燃機関が発現する迫力感のある排気音を得ることができ、しかもその排気音を所望の音質に調整し易くできる内燃機関の排気装置を提供する。
【解決手段】 排気装置100は、車両のV型エンジンの両バンクに排気マニホールド11,12が接続され、それらに、触媒コンバータ13,14を有するフロントパイプ15,16がそれぞれ接続されている。それらの排気下流側には、マフラ20が設けられており、その排気下流側に、リアパイプ30が接続されている。フロントパイプ15は、その後方端15dがリアパイプ30に形成された貫通孔Hの近傍に位置するように配され、また、フロントパイプ15のバンクからマフラ20までの管路長L1は、フロントパイプ16のその管路長L2よりも短くされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の排気装置に関する。
自動車では、一般に、エンジン(内燃機関)に、排気管、触媒コンバータ、マフラ等の構成部材が連設されて排気系が構成されている。特に、内燃機関がV型エンジンや水平対向エンジン等の二つのバンクを有するものであると、例えば、両バンクにそれぞれ排気マニホールドを含む排気管が接続され、それら二つの排気管が、排気後流側に設けられた消音用のマフラに接続される。かかる排気系の構成として、例えば、特許文献1に記載されたものが挙げられる。
特許文献1に記載された内燃機関の排気装置は、二つのバンクのそれぞれに各排気管の基端部を接続し、各排気管を通して排気をマフラに供給し、そのマフラの中で各排気管からの排気を合流せしめると共に、両排気管の基端部から開口部までの長さを略等しく構成したものである。この従来装置は、かかる構成により、マフラの配置上の制約から二つの排気管が不等長となってしまうことに起因する異音の発生及び出力低下の抑制を企図している。
特開平11−200854号公報
ところで、自動車の運転者・搭乗者のなかには、V型エンジンや水平対向エンジン等が気筒数に応じて発生する独特の迫力のあるエンジン音やそれに起因する排気音を好む者もおり、そのような趣向から、エンジン音や排気音が自動車の購入者の購買意欲をかきたてる有利な特徴の一つとなり得る。しかし、その一方で、室内外の騒音振動を低減する観点からは、上記従来装置のように、通常はエンジン音や排気音を極力低下させることが望まれる。よって、上記従来装置では、運転者や搭乗者が、エンジンからの迫力感のある独特の原音やそれに起因する迫力感のある排気音を体感することはできなかった。
また、エンジン音のマフラへの伝わり方は、バンクからマフラまでの排気管長によって多少変化することもあるが、上記従来装置では二つの排気管を略等長となるように構成しているので、ハーフ次数の音質成分が打ち消され易く、そうであるが故に、マフラ内で音質を自由に調整(チューニング)することが困難であった。
そこで、本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、V型エンジンや水平対向エンジン等の内燃機関が発現する迫力感のある排気音を得ることができ、しかもその排気音を所望の音質に調整(チューニング)し易くできる内燃機関の排気装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による内燃機関の排気装置は、内燃機関に設けられた二つのバンクと、それら二つのバンクのそれぞれに接続された第1及び第2の排気管と、第1及び第2の排気管の排気下流側に接続された単一のマフラと、マフラの排気下流側に接続された第3の排気管とを有するものであって、第1の排気管は、その第1の排気管におけるバンクからマフラまでの管路長が、第2の排気管におけるバンクからマフラまでの管路長よりも小さくなるように設けられており、且つ、第1の排気管の後方端が第3の排気管における吸気口の近傍に位置するように設けられたものである。
このように構成された内燃機関の排気装置は、第1及び第2の二つの排気管が単一のマフラへのインレットパイプとして機能し、第3の排気管がアウトレットパイプとして機能するデュアルインレット型のマフラを備える排気系として構成される。この排気装置においては、第1の排気管の後方端すなわち第1の排気管における排気の出口が、マフラの排気下流側に接続された第3の排気管の吸気口つまり排気の入口の近傍に位置するので、第1の排気管から排出された排気ガスが第3の排気管に略直接的に導出される。よって、第1の排気管を通気してきた排気ガスがマフラ内で殆ど滞留したり流通したりすることがないので、内燃機関から放出される原音が、その音質を殆ど損なうことなく第3の排気管へ伝達される。したがって、排気音に迫力感を生じさせることができる。
しかも、第1の排気管は、バンクからマフラまでの管路長が、第2の排気管のかかる管路長よりも短くされており、上述の如く、その短い方の第1の排気管からの排気ガスが第3の排気管に直ちに導入されるので、内燃機関の原音質の変化がより一層抑えられる。
ここで、第3の排気管の吸気口は、第3の排気管の前方端ばかりでなく、第3の排気管の管壁に孔が設けられている場合には、その孔であってもよい。また、第3の排気管における吸気口の「近傍」とは、第1の排気管の後方端から第3の排気管の吸気口までの排気路長が、バンク内において第2の排気管を通して第3の排気管に送通される排気路の総長よりも小さい場合を示し、より具体的には、マフラの長手方向全長の好ましくは1/3以下、より好ましくは1/4以下とされる。さらに、第1の排気管の後方端が第3の排気管の吸気口に対向して開口するように設けられると好適である。
また、マフラ内における第2の排気管の管路長を適宜調節すれば、上記のような第1の排気管と第3の排気管との配置関係によって維持される内燃機関から原音音質や音量を損なうことなく、ハーフ次数等の他の音質成分をも発現させることが可能となるので、排気音を所望の音質(音色)に調整(チューニング)し易くなる。
具体的には、第2の排気管のマフラ内における管路長が、第1の排気管のマフラ内における管路長よりも大きくなるように設けられたものであると有用である。
このようにすれば、マフラ内において第1の排気管を通して第3の排気管まで導かれる排気路(導線)長に比して、マフラ内において第2の排気管を通して第3の排気管まで導かれる排気路(導線)長を増大させることができる。よって、第2の排気管の長さを適宜調節することにより、高次のハーフ次数の音質成分を所望に加減調節することが可能となるので、第3の排気管へ伝えられる排気音を調整(チューニング)することが簡易となる。
なお、第2の排気管は、マフラ内において分断されていてもよい。この場合、第2の排気管は、複数の管状部材から構成されることとなるが、このときの「第2のパイプのマフラ内における管路長」とは、管状部材の長さの総和に加え、管状部材間の間隙距離を含む。すなわち、この場合の「第2のパイプのマフラ内における管路長」とは、マフラ内において第2の排気管を通して第3の排気管まで導かれる排気路(導線)長と略等しくなる。
本発明の内燃機関の排気装置によれば、バンクからマフラまでの管路長が第2の排気管よりも短くされた第1の排気管を、その後方端が第3の排気管の吸気口の近傍に配されるので、内燃機関が発現する原音をそのまま第3の排気管に伝達させて迫力感ある排気音を得ることができると共に、その迫力感ある排気音を所望の音質に調整し易くできる。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、同一要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限られるものではない。
図1は、本発明による内燃機関の排気装置の好適な一実施形態を示す模式構成図である。排気装置100は、車両に備わるV型エンジンの右バンク及び左バンクの二つのバンク(図示せず)に接続されるものである。各バンクには、排気マニホールド11,12が、各バンクに設けられた複数の気筒と連通可能に接続されている。それら各排気マニホールド11,12には、排気ガスを浄化するための触媒コンバータ13,14を有するフロントパイプ15(第1の排気管)及びフロントパイプ16(第2の排気管)がそれぞれ接続されている。
フロントパイプ15,16の排気下流側(後流側)には、単一のマフラ20が設けられており、フロントパイプ15,16の後端部がマフラ20の内部に延設されている。また、マフラ20の排気下流側には、リアパイプ30(第3の排気管)が接続されており、リアパイプ30の前端部がマフラ20の内部に延設されている。また、本実施形態では、フロントパイプ15は単一の管状部材で構成されており、フロントパイプ16は、触媒コンバータ14が途中に設けられたパイプ16aと、マフラ20内に配置されたパイプ16bとの二つの管状部材で構成されている。
ここで、フロントパイプ15,16は、下記式(1)及び(2);
L1<L2 …(1)、
L3<L4 …(2)、
で表される関係を満たすように設けられている。
式中、L1は、バンクに接続された排気マニホールド11からマフラ20までのフロントパイプ15の管路長を示し、L2は、バンクに接続された排気マニホールド12からマフラ20までのフロントパイプ16の管路長を示す。また、L3は、フロントパイプ15のマフラ20内における管路長を示し、L4は、フロントパイプ16のマフラ20内における管路長、すなわち、下記式(3);
L4=L41+L42+L43 …(3)、
L41:マフラ20内におけるパイプ16aの管路長、
L42:マフラ20内におけるパイプ16bの管路長、
L43:パイプ16a,16b間の距離、
で表される長さを示す。
図2は、排気装置100におけるマフラ20の周辺部位を模式的に示す水平断面図である。マフラ20は、一般的なマフラ構造に採用されるように、排気上流側から順にA室21、B室22、C室23、及びD室24が画成されたものである。通常、A室21は共鳴室として機能し、B〜D室22,23,24は拡張室として機能する。フロントパイプ15は、その後方端15dがC室23内に位置するように配置されている。また、フロントパイプ16を構成するパイプ16aは、その後方端16dがC室23内に位置するように配置されている。さらに、パイプ16bはB室22を横断してA室21とC室23とを連通するように配置されている。またさらに、リアパイプ30は、前方端30d(吸気口)がA室21内に配置されると共に、D室24内に位置する管壁に複数の貫通孔H(吸気口)が設けられている。
このように構成された排気装置100では、内燃機関の左右のバンクから排出された排気ガスが、それぞれ排気マニホールド11,12及びフロントパイプ15,16を通してマフラ20内に供給される。フロントパイプ15を送通した排気ガスは、図示矢印Xで示す方向に沿って流通する。すなわち、フロントパイプ15を送通した排気ガスは、フロントパイプ15の後方端15dからC室23内に排出され、C室23とD室24とを画成する隔壁に穿設された通気孔25を通してD室24内に流入した後、貫通孔Hを通してリアパイプ30へ導入されて大気中へ放出される。
このように、フロントパイプ15の後方端15dがリアパイプ30の貫通孔Hの近傍に配置されており、フロントパイプ15からマフラ20内に排出された排気ガスがマフラ20内を殆ど滞留したり流通したりすることなく、略直接的にリアパイプ30へ導出される。よって、フロントパイプ15によって伝達されるV型エンジンの原音の音量が殆ど減弱されることなく、且つ、音質(音色)が殆ど変化することなくリアパイプ30へ伝えられる。よって、V型エンジンの原音に近い迫力感のある音質及び音量の排気音を得ることができる。
また、フロントパイプ15におけるバンクからマフラ20までの管路長L1が、フロントパイプ16におけるバンクからマフラ20までの管路長L2よりも短くされているので、V型エンジンの奏でる原音に近い音質及び音量がより一層維持された状態でリアパイプ30へ伝えることができる。
一方、フロントパイプ16を送通した排気ガスは、図示矢印Yで示す方向に沿って流通する。すなわち、フロントパイプ16を送通した排気ガスは、フロントパイプ16の後方端16dからC室23内に排出され、主としてパイプ16bをその後方端16eから前方端16fへ向かって流通しA室21内に流入する。その後、リアパイプ30の前方端30dからリアパイプ30内へ導入されて大気中へ放出される。
このように、フロントパイプ16を通ってマフラ20内に導入された排気ガスは、略直接的にリアパイプ30へ流入するのではなく、比較的長い導線を通ってリアパイプ30へ供給される。つまり、フロントパイプ16のマフラ20内における管路長L4が、フロントパイプ15のマフラ20内における管路長L3よりも大きくされている。
よって、フロントパイプ16側からマフラ20内に導入される排気ガスによってハーフ次数の音質成分を生起させ易くなる。このような異音成分の音質や音量を加減することにより、フロントパイプ15からの排気ガスによって奏される迫力感のある排気音の微妙な調整(チューニング)が可能となる。かかるハーフ次数成分のような異音成分の音質や音量は、管路長L1が管路長L2よりも短くされていることと相俟って、フロントパイプ16のマフラ20内における管路長L4を適宜調節することにより簡便に調整可能であるので、排気音の微妙なチューニングが極めて簡易に行うことができる。
図3(A)〜(C)及び図4(A)〜(C)は、そのようなフロントパイプのマフラ20内における管路長L4を適宜変化させた種々の実施形態を模式的に示す水平断面図である。図3(A)〜(C)及び図4(A)〜(C)において、リアパイプ31(第3の排気管)は、貫通孔Hが形成されていないこと以外は、上述したリアパイプ30と同様にマフラ20に直管状に延設されており、前方端が吸気口として機能する。また、フロントパイプ41(第1の排気管)は、その後方端がリアパイプ31の前方端の近傍に略対向するように配置されたものである。
図3(A)に示すフロントパイプ51(第2の排気管)は、マフラ20内に直管状に延設されている。また、図3(B)に示すフロントパイプ52(第2の排気管)は、マフラ20内で一回屈曲された形状を有している。さらに、図3(C)に示すフロントパイプ53(第2の排気管)は、マフラ20内で二回屈曲された形状を成している。また、図4(A)〜(C)に示される排気装置は、フロントパイプ61,62,63の屈曲部(曲折部)がマフラ20の外部に位置するように構成されたものである。
このようにして、第2の排気管であるフロントパイプ16,51〜53,61〜63のマフラ20内での長さを容易に調節することが可能であり、排気音の微妙なチューニングを極めて簡便に実施できる。
また、排気装置100によれば、V型エンジンの左右両方のバンクから排出された排気ガスが、単一のマフラ20を通して単一のリアパイプ30で合流されるので、排気流が円滑となって背圧を低減することができる。さらに、デュアル長(管路長L1+L2)を長く確保し易いので、排気の掃気性能と共に充填効率を向上でき、これらによりV型エンジンにおける中・低速域のトルクを増大させることができる。またさらに、二本のフロントパイプをマフラ20の前段で接合する場合に比して、排気マニホールド11,12とマフラ20との間のフロントパイプの機械強度を高めることができる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない限度において様々な変形が可能である。例えば、排気装置100が適用される内燃機関は、水平対向エンジン等のバンクを二つ有する他の内燃機関であってもよい。また、フロントパイプ16をパイプ16a,16bの二部材から成る構成としたが、図3(B)に示すように、単一部材で形成して屈曲部を設けてもよいし、三部材以上から成る構成としてもよい。また逆に、図3(A)〜(C)及び図4(A)〜(C)におけるフロントパイプ51〜53,61〜63を途中で分断して複数部材で構成しても構わない。
さらに、マフラ20内の室構成は図示に限られない。またさらに、フロントパイプ16等の第2の排気管の管周にグラスウール等の消音材を取り付けてもよい。さらにまた、触媒コンバータ13,14は、マフラ20の排気下流側に設置してもよい。
本発明による内燃機関の排気装置は、バンクからマフラまでの管路長が第2の排気管よりも短くされた第1の排気管を、その後方端が第3の排気管の吸気口の近傍に配される。よって、内燃機関が発現する原音をそのまま第3の排気管に伝達させて迫力感ある排気音を得ることができると共に、その迫力感ある排気音を所望の音質に調整し易くできる。したがって、内燃機関に接続された排気系等を備える車両等の機器、動機、設備等に広く利用することができる。
本発明による内燃機関の排気装置の好適な一実施形態を示す模式構成図で ある。 排気装置100におけるマフラ20の周辺部位を模式的に示す水平断面図 である。 (A)〜(C)は、フロントパイプのマフラ20内における管路長L4を 適宜変化させた種々の実施形態を模式的に示す水平断面図である。 (A)〜(C)は、フロントパイプのマフラ20内における管路長L4を 適宜変化させた種々の実施形態を模式的に示す水平断面図である。
符号の説明
16,51,52,53,61,62,63…フロントパイプ(第2の排気管)、11,12…排気マニホールド、13,14…触媒コンバータ、15,41…フロントパイプ(第1の排気管)、15d,16d,16e…後方端、16a,16b…パイプ、16f…前方端、20…マフラ、21…A室、22…B室、23…C室、24…D室、25…通気孔、30,31…リアパイプ(第3の排気管)、30d…前方端(吸気口)、100…排気装置、H…貫通孔(吸気口)、L1,L2,L3,L4…管路長。

Claims (2)

  1. 内燃機関に設けられた二つのバンクと、該二つのバンクのそれぞれに接続された第1及び第2の排気管と、該第1及び第2の排気管の排気下流側に接続された単一のマフラと、該マフラの排気下流側に接続された第3の排気管と、を有する内燃機関の排気装置であって、
    前記第1の排気管は、該第1の排気管における前記バンクから前記マフラまでの管路長が、前記第2の排気管における前記バンクから前記マフラまでの管路長よりも短くなるように設けられており、且つ、該第1の排気管の後方端が前記第3の排気管における吸気口の近傍に位置するように設けられたものである、
    内燃機関の排気装置。
  2. 前記第2の排気管の前記マフラ内における管路長が、前記第1の排気管の前記マフラ内における管路長よりも長くなるように設けられたものである、
    請求項1記載の内燃機関の排気装置。



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