JP2006050840A - ロングスライド用給電装置 - Google Patents
ロングスライド用給電装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006050840A JP2006050840A JP2004230589A JP2004230589A JP2006050840A JP 2006050840 A JP2006050840 A JP 2006050840A JP 2004230589 A JP2004230589 A JP 2004230589A JP 2004230589 A JP2004230589 A JP 2004230589A JP 2006050840 A JP2006050840 A JP 2006050840A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire harness
- gear
- timing belt
- case
- slider
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G11/00—Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts
- H02G11/006—Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts using extensible carrier for the cable, e.g. self-coiling spring
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/0207—Wire harnesses
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/0207—Wire harnesses
- B60R16/0215—Protecting, fastening and routing means therefor
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G11/00—Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
Abstract
【課題】ロングスライド式のスライド構造体の移動時にワイヤハーネスの垂れ下がりや曲がり等を防止してスムーズで確実なスライド操作を行わせる。
【解決手段】ワイヤハーネス3を略U字状に折り返して収容するケース2と、ワイヤハーネスの移動端側を保持してケースにスライド自在に係合したスライダ6と、スライダに移動端側を固定され、ワイヤハーネスの内側面に沿って略U字状に折り返されたタイミングベルト4と、タイミングベルトに歯合してワイヤハーネスを支持する歯車7とを備えるロングスライド用給電装置1や、ワイヤハーネス3の折り返し部3bでタイミングベルト4に歯合した歯車33と、歯車に連結部材34で連結され、タイミングベルトの内側面に接する回動支持部材35とを備えるロングスライド用給電装置31等を採用する。
【選択図】図1
【解決手段】ワイヤハーネス3を略U字状に折り返して収容するケース2と、ワイヤハーネスの移動端側を保持してケースにスライド自在に係合したスライダ6と、スライダに移動端側を固定され、ワイヤハーネスの内側面に沿って略U字状に折り返されたタイミングベルト4と、タイミングベルトに歯合してワイヤハーネスを支持する歯車7とを備えるロングスライド用給電装置1や、ワイヤハーネス3の折り返し部3bでタイミングベルト4に歯合した歯車33と、歯車に連結部材34で連結され、タイミングベルトの内側面に接する回動支持部材35とを備えるロングスライド用給電装置31等を採用する。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車のスライドドアやスライドシート等のロングスライド式のスライド構造体に対応して、ケース内に略U字状に折り返して配索した長いワイヤハーネスの曲がり等を確実に防止させる構造のロングスライド用給電装置に関するものである。
図10は従来の給電装置の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この給電装置61は自動車のスライドドアに搭載されるものであり、フラットワイヤハーネス62を略U字状に屈曲させて収容する長尺のケース63と、フラットワイヤハーネス62の外面に設けられた可撓性の補強板64と、フラットワイヤハーネス62の移動端側に設けられたスライダ65と、スライダ65を摺動自在に係合させるレール部66とを備えている。
補強板64は薄い鋼材で形成され、ケース63の磁化された壁部67に吸着してフラットワイヤハーネス62の垂れ下がりを防止する。フラットワイヤハーネス62の移動端はスライダ65において車両ボディ側に続くワイヤハーネス68にコネクタ接続され、固定端はスライドドア側のワイヤハーネス69に接続されている。
スライドドアの開閉に伴ってスライダ65がレール部66を進退し、フラットワイヤハーネス62は略U字状に屈曲したままスライダ65と一体に進退して、スライドドアの開閉ストロークを吸収する。これにより、車両ボディ側からスライドドアの各補機に電源や電気信号が常時供給される。
特開平11−342807号公報(図2)
しかしながら、上記従来の給電装置61にあっては、ワイヤハーネスとしてフラットワイヤハーネス62を使用しているために、回路数や供給電流に制限があり、また、補強板64に鋼材を使用し、ケース63の壁部67を磁化させて補強板64を磁着させるといった複雑な構造によってコスト高になるという問題があった。
そこで、フラットワイヤハーネス62ではなく通常の断面円形や長円形のワイヤハーネスを用いてその剛性によってワイヤハーネスの垂れ下がりを防止する給電装置(図示せず)が提案された。
しかしながら、この給電装置にあっては、スライドストロークが短い場合はよいが、スライドストロークが長い場合(例えば図11〜図13に示す自動車のロングスライドドアやロングスライドシートに適用する給電装置71)においては、スライドドアやスライドシートといったスライド構造体の移動に伴って、図12の如くワイヤハーネス72が移動途中で垂れ下がったり曲がったりして、それ以上スライドさせようとしても図13の如くワイヤハーネス72が幾重にも折れ曲がって、それ以上のスライド操作を行うことができなくなってしまうという懸念があった。図11で符号73はスライダ、74はケースをそれぞれ示している。
本発明は、上記した点に鑑み、ロングスライドドアやロングスライドシート等のスライド構造体の移動時にワイヤハーネスの垂れ下がりや曲がり等を起こすことがなく、スムーズで確実なスライド操作を可能とするロングスライド用給電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るロングスライド用給電装置は、ワイヤハーネスを略U字状に折り返して収容するケースと、該ワイヤハーネスの移動端側を保持して該ケースにスライド自在に係合したスライダと、該スライダに移動端側を固定され、該ワイヤハーネスの内側面に沿って略U字状に折り返されたタイミングベルトと、該タイミングベルトに歯合して該ワイヤハーネスを支持する歯車とを備えることを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスの外側に沿ってタイミングベルトが位置し、タイミングベルトの内側に歯車が歯合して位置し、タイミングベルトを介して歯車がワイヤハーネスを曲がりなく支持する。ワイヤハーネスとタイミングベルトとはスライダに続く往部と折り返し部に続く復部とで構成され、タイミングベルトの往部と復部との間に歯車が位置する。スライダの移動に伴って例えばタイミングベルトの往部が短縮されつつ復部が延長され、歯車は復部と往部の間でスライダの移動方向に回転する。タイミングベルトは合成樹脂(プラスチック)で形成され、大きな垂れ下がりや曲がりなくワイヤハーネスを支持するものであることが好ましい。
請求項2に係るロングスライド用給電装置は、請求項1記載のロングスライド用給電装置において、前記歯車が前記ケースにスライド自在に係合したことを特徴とする。
上記構成により、歯車がケースに沿って位置決めされつつスムーズに進退する。例えば歯車の中心軸をケースのガイド部であるスリット孔や溝にスライド自在に係合させる。歯車の両側面をケースの内壁面で倒れなく支持した場合はこのスライド機構は廃除可能である。
請求項3に係るロングスライド用給電装置は、請求項1又は2記載のロングスライド用給電装置において、前記ワイヤハーネスの往部と復部の最大伸長時に前記歯車が該ワイヤハーネスの長さ方向中央に位置することを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスの最も曲がりやすい部分に歯車が位置してワイヤハーネスの曲がりを確実に防止する。ワイヤハーネスの曲がりとはケース内でのワイヤハーネスの垂れ下がりや内側への曲がりのことである。
請求項4に係るロングスライド用給電装置は、請求項1〜3の何れかに記載のロングスライド用給電装置において、前記ケースが幅狭部と幅広部とで構成され、該幅広部内に前記歯車が配置されたことを特徴とする。
上記構成により、ケースの幅狭部内にタイミングベルトがスライダやワイヤハーネスと共に進入し、幅狭部内でワイヤハーネスをタイミングベルトで支持し、タイミングベルトは曲がっても幅狭部の内壁面で支持され、それにより幅狭部内でのワイヤハーネスの曲がりが防止ないし低減される。タイミングベルトのみによってもある程度のハーネス支持力が発揮される。この幅狭部に加えて、歯車でワイヤハーネスを支持する幅広部を有することで、ケースの全長が拡大され、ロングスライドに容易に対応できる。
請求項5に係るロングスライド用給電装置は、ワイヤハーネスを略U字状に折り返して収容するケースと、該ワイヤハーネスの移動端側を保持して該ケースにスライド自在に係合したスライダと、該スライダに移動端側を固定され、該ワイヤハーネスの内側面に沿って略U字状に折り返されたタイミングベルトと、該ワイヤハーネスの折り返し部で該タイミングベルトに歯合した歯車と、該歯車に連結部材で連結され、該タイミングベルトの内側面に接する回動支持部材とを備えることを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスの外側に沿ってタイミングベルトが位置し、タイミングベルトの折り返し部に歯車が歯合して位置し、歯車から離間して回動支持部材が位置し、タイミングベルトを介して回動支持部材がワイヤハーネスを曲がりなく支持する。回動支持部材としてはプーリ(滑車)や歯車が好適であり、タイミングベルトとの摺動抵抗の小さいプーリが最適である。歯車と回動支持部材とは連結部材で連結されて常に一定の間隔を確保しつつタイミングベルト間を移動する。ワイヤハーネスとタイミングベルトとはスライダに続く往部と折り返し部に続く復部とで構成され、タイミングベルトの折り返し部に歯車が位置し、タイミングベルトの往部と復部との回動支持部材が位置する。歯車はワイヤハーネスの折り返し部とタイミングベルトの折り返し部との位置を常に正確に規定し、ワイヤハーネスとタイミングベルトとの移動をスムーズに行わせる。スライダの移動に伴って例えばタイミングベルトの往部が短縮されつつ復部が延長され、歯車と回動支持部材とは復部と往部の間でスライダの移動方向に回転する。タイミングベルトは合成樹脂(プラスチック)で形成され、大きな垂れ下がりや曲がりなくワイヤハーネスを支持するものであることが好ましい。
請求項6に係るロングスライド用給電装置は、請求項5記載のロングスライド用給電装置において、前記連結部材が前記ケースにスライド自在に係合したことを特徴とする。
上記構成により、連結部材とそれによって連結された歯車と回動支持部材とがケースに沿って正確に位置決めされつつスムーズに進退する。連結部材としては例えば一対の連結板が好適であり、各連結板に対するスライド用のガイド部がケースに設けられる。連結板の側面をケースの内壁面で倒れなく支持した場合はこのスライド機構は廃除可能である。
請求項7に係るロングスライド用給電装置は、請求項5又は6記載のロングスライド用給電装置において、前記ワイヤハーネスの往部と復部の最大伸長時に前記回動支持部材が該ワイヤハーネスの長さ方向中央に位置することを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスの最も曲がりやすい部分に回動支持部材が位置してワイヤハーネスの曲がりを確実に防止する。ワイヤハーネスの曲がりとはケース内でのワイヤハーネスの垂れ下がりや内側への曲がりのことである。
請求項8に係るロングスライド用給電装置は、請求項5〜7の何れかに記載のロングスライド用給電装置において、前記歯車に対向して前記連結部材にガイド板が設けられ、該ガイド板に前記ワイヤハーネスの折り返し部の外面が接することを特徴とする。
上記構成により、歯車とガイド板との間にタイミングベルトとワイヤハーネスとの各折り返し部が挟まれるように位置し、両折り返し部が相互に確実に接触して正確に位置決めされ、タイミングベルトとワイヤハーネスとの位置ずれが防止される。
請求項9に係るロングスライド用給電装置は、請求項5〜8の何れかに記載のロングスライド用給電装置において、前記ケースが幅狭部と幅広部とで構成され、該幅広部内に前記歯車と前記回動支持部材が配置されたことを特徴とする。
上記構成により、ケースの幅狭部内にタイミングベルトがスライダやワイヤハーネスと共に進入し、幅狭部内でワイヤハーネスをタイミングベルトで支持し、タイミングベルトは曲がっても幅狭部の内壁面で支持され、それにより幅狭部内でのワイヤハーネスの曲がりが防止ないし低減される。タイミングベルトのみによってもある程度のハーネス支持力が発揮される。この幅狭部に加えて、回動支持部材でワイヤハーネスを支持する幅広部を有することで、ケースの全長が拡大され、ロングスライドに容易に対応できる。
請求項10に係るロングスライド用給電装置は、ワイヤハーネスを略U字状に折り返して収容するケースと、該ワイヤハーネスの移動端側を保持して該ケースにスライド自在に係合したスライダと、該スライダに移動端側を固定され、該ワイヤハーネスの内側面に沿って略U字状に折り返されたタイミングベルトと、該ワイヤハーネスの折り返し部で該タイミングベルトに歯合した歯車と、該歯車に連結され、該タイミングベルトの内側面に面接触する支持板とを備えることを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスの外側に沿ってタイミングベルトが位置し、タイミングベルトの折り返し部に歯車が歯合して位置し、歯車に続いて支持板が位置し、タイミングベルトを介して支持板がワイヤハーネスを面接触で曲がりなく支持する。支持板は例えば支持板と一体の連結部で歯車の中心軸に連結されて、タイミングベルト間を移動する。ワイヤハーネスとタイミングベルトとはスライダに続く往部と折り返し部に続く復部とで構成され、タイミングベルトの折り返し部に歯車が位置し、タイミングベルトの往部と復部との支持板が位置する。歯車はワイヤハーネスの折り返し部とタイミングベルトの折り返し部との位置を常に正確に規定し、ワイヤハーネスとタイミングベルトとの移動をスムーズに行わせる。スライダの移動に伴って例えばタイミングベルトの往部が短縮されつつ復部が延長され、歯車はスライダの移動方向に回転し、支持板は復部と往部の間でタイミングベルトと平行に移動する。タイミングベルトは合成樹脂(プラスチック)で形成され、大きな垂れ下がりや曲がりなくワイヤハーネスを支持するものであることが好ましい。
請求項11に係るロングスライド用給電装置は、請求項10記載のロングスライド用給電装置において、前記支持板が前記ケースにスライド自在に係合したことを特徴とする。
上記構成により、支持板がケースに沿って正確に位置決めされつつスムーズに進退し、それにより、歯車の位置が常に正確に規定される。例えば支持板の両側端に対するスライド用のガイド部がケースに設けられる。例えば支持板の側面や歯車との連結部をケースの内壁面で倒れなく支持した場合はこのスライド機構は廃除可能である。
請求項12に係るロングスライド用給電装置は、請求項10又は11記載のロングスライド用給電装置において、前記歯車に対向して前記支持板にガイド板が設けられ、該ガイド板に前記ワイヤハーネスの折り返し部の外面が接することを特徴とする。
上記構成により、歯車とガイド板との間にタイミングベルトとワイヤハーネスとの各折り返し部が挟まれるように位置し、両折り返し部が相互に確実に接触して正確に位置決めされ、タイミングベルトとワイヤハーネスとの位置ずれが防止される。
請求項1記載の発明によれば、歯車がタイミングベルトを介してワイヤハーネスの垂れ下がりや曲がりを防止するから、スライダのロングスライドに伴ってケース内でワイヤハーネスが座屈することがなく、スムーズなロングスライド操作が可能となり、ロングスライド式のスライド構造体への常時給電の信頼性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、歯車の倒れや位置ずれが防止され、歯車によるワイヤハーネスの支持が一層正確に行われ、請求項1記載の発明の効果が促進される。
請求項3記載の発明によれば、ワイヤハーネスの最も曲がりやすい部分が歯車で支えられて、請求項1記載の発明の効果が一層促進される。
請求項4記載の発明によれば、タイミングベルトとケースの内壁面でワイヤハーネスを支える幅狭部を加えることで、ケースの全長が拡大され、ロングスライド化に容易に対応可能となる。
請求項5記載の発明によれば、回動支持部材がタイミングベルトを介してワイヤハーネスの垂れ下がりや曲がりを防止するから、スライダのロングスライドに伴ってケース内でワイヤハーネスが座屈することがなく、スムーズなロングスライド操作が可能となる。また、歯車がタイミングベルトとワイヤハーネスとの折り返し部の位置を常に正確に規定してタイミングベルトとワイヤハーネスとの移動をスムーズに行わせる。これらにより、ロングスライド式のスライド構造体への常時給電の信頼性が向上する。
請求項6記載の発明によれば、歯車や回動支持部材の倒れや位置ずれが防止され、回動支持部材によるワイヤハーネスの支持が一層正確に行われ、請求項5記載の発明の効果が促進される。
請求項7記載の発明によれば、ワイヤハーネスの最も曲がりやすい部分が回動支持部材で支えられて、請求項5記載の発明の効果が一層促進される。
請求項8記載の発明によれば、タイミングベルトとワイヤハーネスとの位置ずれが防止され、回動支持部材がタイミングベルトを介してワイヤハーネスを一層確実に支持して、請求項5記載の発明の効果が一層促進される。
請求項9記載の発明によれば、タイミングベルトとケースの内壁面でワイヤハーネスを支える幅狭部を加えることで、ケースの全長が拡大され、ロングスライド化に容易に対応可能となる。
請求項10記載の発明によれば、支持板がタイミングベルトを介してワイヤハーネスの垂れ下がりや曲がりを防止するから、スライダのロングスライドに伴ってケース内でワイヤハーネスが座屈することがなく、スムーズなロングスライド操作が可能となる。また、歯車がタイミングベルトとワイヤハーネスとの折り返し部の位置を常に正確に規定してタイミングベルトとワイヤハーネスとの移動をスムーズに行わせる。これらにより、ロングスライド式のスライド構造体への常時給電の信頼性が向上する。
請求項11記載の発明によれば、支持板と歯車の倒れや位置ずれが防止され、支持板によるワイヤハーネスの支持が一層正確に行われ、請求項10記載の発明の効果が促進される。
請求項12記載の発明によれば、タイミングベルトとワイヤハーネスとの位置ずれが防止され、支持板がタイミングベルトを介してワイヤハーネスを一層確実に支持して、請求項10記載の発明の効果が一層促進される。
図1〜図3は、本発明に係るロングスライド用給電装置の第一の実施形態を示すものである。
このロングスライド用給電装置1は、長尺のケース2と、ケース内に略U字ないしJ字状に屈曲して配索される断面円形又は長円形のワイヤハーネス3と、ケース内のワイヤハーネス3の内側面に沿って略U字状ないしJ字状に屈曲自在に配設される合成樹脂製のタイミングベルト4と、タイミングベルト4の一端側を固定してケース2に沿って長手方向スライド自在に設けられたスライダ6と、タイミングベルト4の内側の歯部5に係合してタイミングベルト4を介してワイヤハーネス3を支持しつつスライダ6の移動方向に駆動する歯車(回動支持部材)7とを備えたものである。
ケース2は合成樹脂製又は金属製のケース本体(符号2で代用)とカバー(図示せず)とで構成され、これらは前半の幅狭部2aと、中間の段差部8を介して続く後半の幅広部2bとを備えている。カバー(図示せず)はケース本体2の開口を覆う板状のものであり、ケース本体2とカバーとは係止手段やボルトの締付等で相互に固定される。
ケース本体2はベース壁9と、ベース壁9の周囲に立ち上げられた周壁としての各壁部10〜14とで構成され、ベース壁9は前半の幅狭部と後半の幅広部を有し、ベース壁9とカバー(図示せず)との幅広部に、歯車7の中心軸16をスライド自在に係合させるガイド部17としての長溝又は長孔が設けられている。ガイド部17は幅広部2bの幅方向中央に位置している。なお、歯車7をベース壁9とカバーとの間で倒れなく摺動自在に支持する場合はガイド部17や歯車の中心軸16は不要である。
図1でケース本体2の上側の壁部10に、スライダ6をスライド自在に案内するガイド部18としてのスリット状の長孔が設けられ、ガイド部18にスライダ6の高さ方向中間の溝部19がスライド自在に係合し、スライダ6の上半部はケース本体2の外部に露出し、下半部はケース本体2の幅狭部2a内に位置している。なお、本明細書における上下前後等の方向は説明の便宜上のものであり、必ずしも給電装置1の実使用方向と一致するものではない。
ケース本体2の幅狭部2aは段差部8に続く下側の壁部11と前端壁13とベース壁と上側の壁部10を有し、ケース本体2の幅広部2bは下側の壁部12と段差側の前端壁(符号8で代用)と後端壁14(図2)とベース壁9と上側の壁部10とを有し、ベース壁9と上側の壁部10は共に幅狭部2aと幅広部2bとにおいて同一平面で延長されている。
スライダ6の下半部にはタイミングベルト4の移動端側の部分が接着やねじ止め等の手段で固定されると共に、スライダ6からさらに前方に延長されている(延長部を符号4dで示す)。スライダ6にワイヤハーネス3の移動端側のハーネス部分20が略L字状に屈曲して貫通され、ハーネス部分20の先端に接続用のコネクタ21が設けられている。
図1のスライダ6の前進端位置でタイミングベルト4はスライダ6からケース本体2に沿って上側の壁部10と平行に後方の幅広部2bの中間部まで延びて、下向きに略U字状に屈曲して前向きに折り返され、ケース本体2の下側の壁部12と平行に位置して、ケース本体2の幅広部2bの前端すなわち段差状の壁部8のハーネス固定側の開口22の内縁にタイミングベルト4の基端が固定されている。
ワイヤハーネス3はスライダ6からケース本体2の上側の壁部10の内面(下面)とタイミングベルト4の外面(上面)との間に配索され、ワイヤハーネス3はタイミングベルト4の上面に接触しつつ弛み等なく支持され、タイミングベルト4の略U字状の屈曲部4bの外面に沿って折り返されて前方の段差壁8の開口側で固定されつつ開口22から外部に導出され、導出部分23の先端に接続用のコネクタ24が設けられている。
タイミングベルト4は好ましくは比較的剛性の高い(容易に垂れ下がらない程度の剛性を有した)可撓性のプラスチックで形成され、ワイヤハーネス3と接触する外面は平坦で滑らかに形成され、歯車7と係合する内面に複数の歯部5を等ピッチで並列に有している。歯部5は歯車7の歯部25と同ピッチで形成されている。歯車7は合成樹脂で形成されることが好ましい。
ワイヤハーネス3は外周に合成樹脂製の既存のコルゲートチューブ26を有し、コルゲートチューブ26は凹溝と凸条とを交互に有して良好な屈曲性を発揮する。コルゲートチューブ26はスライダ6からケース本体2の開口22までの範囲で設けられている。コルゲートチューブ26の内側に複数本の絶縁被覆電線が収容されてワイヤハーネス3が構成されている。
図1のスライダ6の前進端位置で歯車7が段差部8の近傍に位置してタイミングベルト4を垂れ下がりや曲がり等なく支持し、タイミングベルト4が歯車7を介してワイヤハーネス3を垂れ下がりや曲がり等なく支持している。ケース本体2の幅狭部2a内においてもワイヤハーネス3はタイミングベルト4で支持されているが、幅狭部2aの下側の壁部11がタイミングベルト4に接近しているから、ワイヤハーネス3の垂れ下がり等は起こらない。
図1の状態からスライドドアやスライドシートといったスライド構造体をスライドさせるに伴って、図2の如く、スライダ6が後方に移動し、スライダ6と一体にタイミングベルト4の上側部分(往部)4aが後方に移動し、これに伴って歯車7が矢印方向に回転しつつタイミングベルト4に沿って後方に移動しつつ、後方に延長されたタイミングベルト4の上側部分(往部)4aとワイヤハーネス3の上側部分(往部)3aとを垂れ下がりや曲がり等なく水平に支持する。移動した歯車7の位置はケース本体2の幅広部2bにおけるワイヤハーネス3の上側部分3aの長さのほぼ半分の位置であり、タイミングベルト4の垂れ下がりや曲がりを確実に防止し、これによりワイヤハーネス3がタイミングベルト4で垂れ下がりや曲がりなく安定に支持され、スライダ6が引っ掛かり等なくスムーズにスライド移動する。
スライダ6が図2の状態から図3の如くさらに後方の後退端位置まで移動することで、タイミングベルト4の下側部分(復部)4cがワイヤハーネス3の下側部分(復部)3cの上面に沿って長く位置し、ワイヤハーネス3の下側部分3cはケース本体2の下側の壁部12に沿って位置し、タイミングベルト4の上側部分(図1でスライダ6の前進端から前方に延長された部分4d)が歯車7に歯合して位置する。
図3のスライダ6の後退端位置でワイヤハーネス3の上側部分3aは極僅かであるので垂れ下がり等は起こらず、図2の状態すなわちスライダ6がケース本体2の段差部8の近傍に位置した時点で、ケース本体2の幅広部2b内でのワイヤハーネス3の上側部分3aの長さが最大となり、垂れ下がり等を起こしやすくなるが、上記の如く歯車7によってワイヤハーネス3の上側部分3aのほぼ中央が支持されて、垂れ下がり等が確実に防止される。
図3の状態からスライダ6を逆向きに(前方に)移動させることで、タイミングベルト4とワイヤハーネス3との上側部分4a,3aの長さが増して、図2の中間位置で歯車7が各上側部分4a,3aの中間部を垂れ下がりや曲がりなく支持し、図1の如くスライダ6が引っ掛かりなく前進端にスムーズに移動する。
スライダ6の移動距離に対してワイヤハーネス3の屈曲部(折り返し部)3bの移動距離はその半分であり、スライダ6やワイヤハーネス3の屈曲部3bの位置が一次関数的(正比例で)に変化するのに対して、ケース本体2の幅広部2b内でのワイヤハーネス3の上側部分3aの中央位置すなわち最も垂れ下がりや曲がりを起こしやすい部分の位置は二次関数的に変化する。
従って、ケース本体2の幅広部2b内で歯車7は常にワイヤハーネス3の上側部分3aの中央位置にあるわけではなく、図2の如くワイヤハーネス3の上側部分3aの長さが最大になる時点で歯車7が上側部分3aの中央すなわち最も垂れ下がりや曲がりを起こしやすい部分に位置するように設定されることが好ましい。
なお、ワイヤハーネス3の上側部分3aの垂れ下がりは図1〜図3の如く給電装置1を縦置きに使用した場合に生じ、ワイヤハーネス3の上側部分(往部)3aの曲がりは給電装置1を横置きにした場合に生じるものであり、曲がりは広い意味で垂れ下がりをも含む概念である。
図1の状態はスライドドアやスライドシート等のスライド構造体(図示せず)を例えば一端側(前端又は後端)までスライドさせた状態である。給電装置1をスライドドアに縦置きに搭載した場合、スライダ6から導出された可動側のハーネス部分20が渡り空間を経て車両ボディ側に配索され、ケース本体2から導出された固定側のハーネス部分23はスライドドアのワイヤハーネスや補機に接続される。図1は車両左側のスライドドアの全閉状態となり、図2はスライド途中の状態、図3はスライドドアの全開状態となる。
また、給電装置1をスライドシートに適用した場合、例えば給電装置1を縦置きに車両ボディのフロアパネルに搭載し、スライダ6から導出された可動側のハーネス部分20がスライドシート側のワイヤハーネスや補機に接続され、ケース本体2から導出された固定側のハーネス部分23が車両ボディの電源側等のワイヤハーネスに接続される。図1の状態はスライドシートの前端(又は後端)位置におけるものであり、図2はスライドシートのスライド途中、図3はスライドシートの後端(又は前端)位置におけるものである。
給電装置1を横置きに搭載する場合、スライダ6から導出されたハーネス部分20はケース2の厚さ方向(上向き)に屈曲してスライドシートに配線される。これらの使用形態は後述の各実施形態においても同様である。
なお、上記第一の実施形態において、スライダ6に対するガイド部17としての長孔や長溝をケース本体2の上側の壁部10ではなくベース壁9とカバーとに設け、スライダ6にガイド部に係合する突起やリブ等を設け、カバー側又はベース壁9に設けた長形の開口又はケース本体の上側の壁部10に設けた長形の開口(長孔)からハーネス部分20を外部に導出させることも可能である。これは後述する各実施形態においても同様である。
また、第一の実施形態の図3の状態でタイミングベルト4の上側部分におけるスライダ6から前方に延長された部分4dを切除し、図3でスライダ6が前向きに移動して歯車7の上を通過しつつタイミングベルト4の上側部分4aを歯車7に歯合させるようにしてもよい。この場合、図1でケース本体2の前半の幅狭部2aはスライダ6の前進端位置の近傍まで短縮させることが可能となる。スライダ6の移動距離は歯車の移動距離の二倍であることから、この構造が可能となる。
図4〜図6は、本発明に係るロングスライド用給電装置の第二の実施形態を示すものである。上記第一の実施形態と同様の構成部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
このロングスライド用給電装置31は、長尺のケース32と、ケース内に略U字ないしJ字状に屈曲して配索される断面円形又は長円形のワイヤハーネス3と、ケース内のワイヤハーネス3の内側面に沿って略U字状ないしJ字状に屈曲自在に配設される合成樹脂製のタイミングベルト4と、タイミングベルト4の一端側を固定してケース32に沿って長手方向スライド自在に設けられたスライダ6と、タイミングベルト4のU字状の屈曲部4bにおいて内側の歯部5に係合してタイミングベルト4を支持しつつスライダ6の移動方向に駆動する歯車33と、歯車33に連結板(連結部材)34で連結されてタイミングベルト4を介してワイヤハーネス3を垂れ下がりや曲がり等なく支持するプーリ(回動支持部材)35とを備えたものである。
上記第一の実施形態の給電装置1に較べて本給電装置31は、歯車33の位置と、歯車33と一体に移動するプーリ35が追加されたこととが主に異なっている。タイミングベルト4で歯車33を駆動し、タイミングベルト4を介してプーリ35でワイヤハーネス3の垂れ下がりや曲がりを防止している。プーリ35の外径は歯車33の歯部36のない部分の外径(谷径)にほぼ等しい。歯車33やプーリ35は合成樹脂で形成されることが好ましい。
ケース32の材質や形状はほぼ前例同様であり、ケース32の前半の幅狭部32aの長さが前例の前半の幅狭部2a(図1)よりも短縮されている。これは前例の図3で歯車7に歯合するタイミングベルト4の延長部分4dが本例では不要であることに起因する。前半の幅狭部32aは後半の幅広部32bよりもだいぶ短くなっている。スライダ6の移動距離は前例とほぼ同じでロングスライドが可能となっている。
ケース32はケース本体とカバー(図示せず)とで構成され、ケース本体(符号32で代用)の幅広部32bのベース壁9とカバーとは、歯車33とプーリ35との左右一対の連結板34に対するスライド係合用のガイド部37としての比較的幅広の溝を有し、ガイド部37は段差部8の近傍から後端の壁部14まで延びている。連結板34には歯車33の中心軸38とプーリ35の中心軸39とが貫通ないし係合して回動自在に支持されている。
一方の連結板34が後方に延長され、その延長部に歯車33と対向して円弧状のガイド板40が設けられ、歯車33とガイド板40との間にタイミングベルト4とワイヤハーネス3とのU字状の各屈曲部(折り返し部)4b,3bが位置している。ガイド板40はタイミングベルト4の屈曲部4bを常に歯車33に歯合させ、且つワイヤハーネス3の屈曲部3bを常にタイミングベルト4の屈曲部4bに接触させている。ガイド板40にワイヤハーネス3との摺動抵抗を低減させる小径の複数の回動ローラ等(図示せず)を設けることも可能である。
その他の構造は前例とほぼ同様であり、ケース本体32の上側の壁部10にスライダ6をスライド自在に係合させるスリット状の長孔(ガイド部)18を有し、スライダ6はガイド部18に係合する溝部19を有し、ケース本体内でスライダ6にタイミングベルト4の上側部分(往部)4aの一端が固定され、タイミングベルト4は歯車33に沿ってU字状に屈曲し、タイミングベルト4の下側部分(復部)4cの他端がケース本体32の段差状の壁部8のハーネス固定側の開口22の端縁に固定され、ワイヤハーネス3の上側部分(往部)3aはスライダ6から歯車33にかけてタイミングベルト4の外面に沿って真直に位置し、歯車33に沿って折り返されてワイヤハーネス3の下側部分(復部)3cがタイミングベルト4の外面とケース本体2の下側の壁部12とに沿って真直に位置している。
図4の如くスライダ6がケース本体32の幅狭部32aの前進端に位置した状態で、歯車33はケース本体32の幅広部32bの前半側に位置し、プーリ35は段差部8の近傍に位置してタイミングベルト4を垂れ下がりや曲がり等なく支持し、タイミングベルト4はワイヤハーネス3の上側部分3aを垂れ下がりや曲がり等なく支持している。
スライドドアやスライドシート等のスライド構造体を移動させることで、図5の如くスライダ6がガイド部18に沿って後方に移動し、スライダ6と一体にタイミングベルト4の上側部分4aが後方に移動し、それに伴って歯車33が回動しつつタイミングベルト4とワイヤハーネス3との屈曲部4b,3bを支え、連結板34で歯車33と一体にプーリ35が回転しつつ移動して、プーリ35がケース本体32の幅広部32b内でタイミングベルト4の上側部分4aのほぼ中央を垂れ下がりや曲がりなく支え、タイミングベルト4がワイヤハーネス3の上側部分3aを垂れ下がりや曲がりなく支える。
図5の状態すなわちスライダ6が段差部8の近傍でケース本体32の幅広部32bの前端側に位置した状態で幅広部32b内のワイヤハーネス3の上側部分3aの長さが最大となり、ワイヤハーネス3の上側部分3aが垂れ下がりや曲がりを起こしやすくなるが、プーリ35がワイヤハーネス3の上側部分3aの長さ方向中央に位置することで、ワイヤハーネス3の垂れ下がりや曲がりが確実に防止され、スライダ6が引っ掛かりなくスムーズに移動する。
図6の如くスライダ6がケース本体32の後端側に移動した際に、歯車33はケース本体32の後端壁14に接近し、スライダ6は歯車33に接近し、タイミングベルト4とワイヤハーネス3との上側部分4a,3aは極めて短くなり、これらの下側部分4c,3cがケース本体32の下側の壁部12に沿って長く延ばされる。
図6の状態からスライダ6を逆方向に(前向きに)移動させることで、歯車33とプーリ35とは逆向きに回転しつつタイミングベルト4にスムーズに歯合し、図5の中間位置でプーリ35がタイミングベルト4及びワイヤハーネス3を垂れ下がりや曲がりなく支え、図4の如くスライダ6が前進端までスムーズに移動する。
図6においてプーリ上にワイヤハーネス3はなく、スライダ6の前進動作に伴ってプーリ上にタイミングベルト4とワイヤハーネス3との上側部分4a,3aが位置し、ついには図5の如くタイミングベルト4とワイヤハーネス3との上側部分4a,3aがプーリ35を越えて前方に移動する。これは、スライダ6の移動距離が歯車33やプーリ35の移動距離の二倍であることに基づくものである。
なお、上記第二の実施形態において、プーリ35に代えて第二の歯車(図示しない回動支持部材)を用い、前後二つの第一の歯車33と第二の歯車とをタイミングベルト4に同時に歯合させることも可能である。この場合、第二の歯車がタイミングベルト4やワイヤハーネス3を支えて垂れ下がりや曲がりを防止する。
また、歯車33とプーリ35を連結する連結板34に代えて連結部材として連結棒や連結ブロック等を用い、例えば連結ブロックを歯車33とプーリ35との間の空間内に配置することも可能である。連結棒や連結ブロックは連結板34と同様に歯車33やプーリ35の各中心軸40,39を回転自在に支持するものである。歯車33やプーリ35の円形の平坦な側面をケース本体32のベース壁9の内面やカバーの内面にガタ付きなく接触させた場合には、連結板34をスライドさせるケース32のガイド部37は不要となる。
図7〜図9は、本発明に係るロングスライド用給電装置の第三の実施形態を示すものである。前記実施形態と同様の構成部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
このロングスライド用給電装置41は、第二の実施形態(図4)のプーリ35と連結板34に代えて、タイミングベルト4とワイヤハーネス3とを面接触で支える支持板(支持部材)42を歯車33に連結したことを特徴とするものである。
すなわち、このロングスライド用給電装置41は、長尺のケース43と、ケース内に略U字ないしJ字状に屈曲して配索される断面円形又は長円形のワイヤハーネス3と、ケース内のワイヤハーネス3の内側面に沿って略U字状ないしJ字状に屈曲自在に配設される合成樹脂製のタイミングベルト4と、タイミングベルト4の一端側を固定してケース43に沿って長手方向スライド自在に設けられたスライダ6と、タイミングベルト4のU字状の屈曲部4bにおいて内側の歯部36に係合してタイミングベルト4を支持しつつスライダ6の移動方向に駆動する歯車33と、歯車33に連結されてタイミングベルト4を介してワイヤハーネス3を垂れ下がりや曲がり等なく面接触で支持する支持板42とを備えたものである。
支持板42は、歯車33の中心軸38に連結された細幅板状の略L字状の左右一対の連結部44と、連結部44に一体に続く長方形ないし帯板状の支持板本体45とで構成されている。支持板本体45はタイミングベルト4の幅よりもやや幅広に形成されている。
ケース43を構成するケース本体(符号43で代用)のベース壁9とカバー(図示せず)とに支持板本体45の左右両側端をスライド自在に係合させるガイド部46である細幅の溝又はスリットがケース長手方向に設けられている。ガイド部46はケース本体43の幅狭部43aのほぼ中央から後端の壁部14(図7)の近傍にかけて直線的に形成されている。
図7の如く支持板本体45はケース本体43の幅狭部内に進入可能で幅狭部43aの下側の壁部11の内面に沿って位置する。図7のスライダ6の前進端位置で支持板本体45の前端は幅狭部43aの長さ方向中間部(ほぼ中央)に位置する。
一対の連結部44の一方は後方に向けて延長され、この延長部に円弧状のガイド板40が設けられ、ガイド板40は歯車33に対向して位置し、歯車33とガイド板40との間にタイミングベルト4とワイヤハーネス5との屈曲部(折り返し部)4b,3bが位置し、ガイド板40はタイミングベルト4の屈曲部4bを歯車33に常に歯合させ、且つワイヤハーネス3の屈曲部3bをタイミングベルト4の屈曲部4bに常に接触させる作用をする。ガイド板40にワイヤハーネス3との摺動抵抗を低減させる小径の複数のローラ等(図示せず)を回動自在に設けることも可能である。
図8のスライダ6のほぼスライド中央位置、すなわちスライダ6がケース本体43の段差部8の近傍に位置し、ケース本体43の幅広部内でワイヤハーネス3の上側部分(往部)3aの長さが最大となって最も垂れ下がりや曲がりを起こしやすい状態で、支持板本体45の前端は段差状の前端壁8に近接し、支持板本体45の全長に渡ってタイミングベルト4の上側部分(往部)4aを面接触で支持し、ケース本体43の幅広部内でタイミングベルト4の上側部分4aを介してワイヤハーネス3の上側部分3aをほぼ全長に渡って安定に支持する。
図9の如く、スライダ6がケース本体43の後退端に位置した際に、支持板本体45の前端はケース本体43の幅広部43bの長さ方向ほぼ中央に位置し、タイミングベルト4とワイヤハーネス3とは短い上側部分4a,3aを残して下側部分4c,3cとしてケース本体43の下側の壁部12に沿って真直に位置する。
前例同様に、図7の如くケース本体43の上側の壁部10にはスライダ6をスライド自在に案内するガイド部18としてのスリット状の長孔が設けられ、ワイヤハーネス3はスライダ6から歯車33を経て折り返されてケース本体43の段差状の壁部8の開口22から外部に導出されつつ開口端縁においてタイミングベルト4の端部と共に固定されている。
支持板本体45の長さは適宜設定可能であり、必ずしも図8のように長く設定しなければならないことはない。但し、図8のように長い方がタイミングベルト4及びワイヤハーネス3を大きな面積で安定に支持することができ、ワイヤハーネス3の垂れ下がりや曲がりを一層確実に防止することができる。
図9の状態からスライダ6を逆向きに(前方に)移動させるに伴って、スライダ6に続くワイヤハーネス3とタイミングベルト4との上側部分3a,4aが除々に長さを増して支持板本体45の上に位置し、図8のスライダ途中の状態でワイヤハーネス3とタイミングベルト4との上側部分3a,4aが支持板本体45よりも長く延ばされて支持板本体45で面接触で安定に支持される。これは、スライダ6の移動距離がワイヤハーネス3の屈曲部3bの移動距離すなわち歯車33の移動距離の二倍であることに基づくものである。
なお、上記各実施形態において、ケース2,32,43の前半の幅狭部2a,32a,43aを幅広部として後半の幅広部2b,32b,43bと同一面で連続させることも可能である。この場合、ハーネス導出開口22はケースの下壁の途中や前端壁に設けられる。また、ストローク量を少し短くしてもよい場合は、ケース2,32,43の幅狭部2a,32a,43aを削除し、幅広部2b,32b,43bのみで構成させることも可能である。この場合もロングスライド用として適用可能である。
1,31,41 ロングスライド用給電装置
2,32,43 ケース
2a,32a 幅狭部
2b,32b 幅広部
3 ワイヤハーネス
3a 上側部分(往部)
3b 屈曲部(折り返し部)
3c 下側部分(復部)
4 タイミングベルト
6 スライダ
7,33 歯車
34 連結板(連結部材)
35 プーリ(回動支持部材)
40 ガイド板
42 支持板
2,32,43 ケース
2a,32a 幅狭部
2b,32b 幅広部
3 ワイヤハーネス
3a 上側部分(往部)
3b 屈曲部(折り返し部)
3c 下側部分(復部)
4 タイミングベルト
6 スライダ
7,33 歯車
34 連結板(連結部材)
35 プーリ(回動支持部材)
40 ガイド板
42 支持板
Claims (12)
- ワイヤハーネスを略U字状に折り返して収容するケースと、該ワイヤハーネスの移動端側を保持して該ケースにスライド自在に係合したスライダと、該スライダに移動端側を固定され、該ワイヤハーネスの内側面に沿って略U字状に折り返されたタイミングベルトと、該タイミングベルトに歯合して該ワイヤハーネスを支持する歯車とを備えることを特徴とするロングスライド用給電装置。
- 前記歯車が前記ケースにスライド自在に係合したことを特徴とする請求項1記載のロングスライド用給電装置。
- 前記ワイヤハーネスの往部と復部の最大伸長時に前記歯車が該ワイヤハーネスの長さ方向中央に位置することを特徴とする請求項1又は2記載のロングスライド用給電装置。
- 前記ケースが幅狭部と幅広部とで構成され、該幅広部内に前記歯車が配置されたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のロングスライド用給電装置。
- ワイヤハーネスを略U字状に折り返して収容するケースと、該ワイヤハーネスの移動端側を保持して該ケースにスライド自在に係合したスライダと、該スライダに移動端側を固定され、該ワイヤハーネスの内側面に沿って略U字状に折り返されたタイミングベルトと、該ワイヤハーネスの折り返し部で該タイミングベルトに歯合した歯車と、該歯車に連結部材で連結され、該タイミングベルトの内側面に接する回動支持部材とを備えることを特徴とするロングスライド用給電装置。
- 前記連結部材が前記ケースにスライド自在に係合したことを特徴とする請求項5記載のロングスライド用給電装置。
- 前記ワイヤハーネスの往部と復部の最大伸長時に前記回動支持部材が該ワイヤハーネスの長さ方向中央に位置することを特徴とする請求項5又は6記載のロングスライド用給電装置。
- 前記歯車に対向して前記連結部材にガイド板が設けられ、該ガイド板に前記ワイヤハーネスの折り返し部の外面が接することを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載のロングスライド用給電装置。
- 前記ケースが幅狭部と幅広部とで構成され、該幅広部内に前記歯車と前記回動支持部材が配置されたことを特徴とする請求項5〜8の何れかに記載のロングスライド用給電装置。
- ワイヤハーネスを略U字状に折り返して収容するケースと、該ワイヤハーネスの移動端側を保持して該ケースにスライド自在に係合したスライダと、該スライダに移動端側を固定され、該ワイヤハーネスの内側面に沿って略U字状に折り返されたタイミングベルトと、該ワイヤハーネスの折り返し部で該タイミングベルトに歯合した歯車と、該歯車に連結され、該タイミングベルトの内側面に面接触する支持板とを備えることを特徴とするロングスライド用給電装置。
- 前記支持板が前記ケースにスライド自在に係合したことを特徴とする請求項10記載のロングスライド用給電装置。
- 前記歯車に対向して前記支持板にガイド板が設けられ、該ガイド板に前記ワイヤハーネスの折り返し部の外面が接することを特徴とする請求項10又は11記載のロングスライド用給電装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004230589A JP2006050840A (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | ロングスライド用給電装置 |
US11/659,312 US20090020331A1 (en) | 2004-08-06 | 2005-08-03 | Power supply apparatus for long slide |
EP05768411A EP1783874A1 (en) | 2004-08-06 | 2005-08-03 | Electric supply device for long slide |
PCT/JP2005/014192 WO2006013884A1 (ja) | 2004-08-06 | 2005-08-03 | ロングスライド用給電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004230589A JP2006050840A (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | ロングスライド用給電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006050840A true JP2006050840A (ja) | 2006-02-16 |
Family
ID=35787165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004230589A Abandoned JP2006050840A (ja) | 2004-08-06 | 2004-08-06 | ロングスライド用給電装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20090020331A1 (ja) |
EP (1) | EP1783874A1 (ja) |
JP (1) | JP2006050840A (ja) |
WO (1) | WO2006013884A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012051494A (ja) * | 2010-09-02 | 2012-03-15 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス配索構造 |
JP2015110424A (ja) * | 2015-02-25 | 2015-06-18 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス配索構造 |
JP2016163423A (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-05 | 矢崎総業株式会社 | 余長吸収装置 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4913690B2 (ja) * | 2007-07-27 | 2012-04-11 | 古河電気工業株式会社 | スライドドア用給電装置 |
JP6757501B2 (ja) * | 2017-05-10 | 2020-09-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス配索装置 |
DE202018101747U1 (de) | 2018-03-28 | 2018-04-12 | Igus Gmbh | Leitungsführungseinrichtung |
CN108790962B (zh) * | 2018-05-18 | 2020-08-11 | 延锋安道拓座椅有限公司 | 汽车座椅的线束卷收结构 |
JP7058578B2 (ja) * | 2018-09-14 | 2022-04-22 | トヨタ車体精工株式会社 | シートスライド装置 |
CN111615277B (zh) * | 2019-02-25 | 2021-11-05 | Oppo广东移动通信有限公司 | 转动装置、壳体及电子装置 |
FR3114057B1 (fr) * | 2020-09-15 | 2022-12-02 | Faurecia Sieges Dautomobile | Dispositif de guidage de câble électrique pour glissière de siège de véhicule automobile |
DE102022113725A1 (de) | 2022-05-31 | 2023-11-30 | Kostal Automobil Elektrik Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zum Bereitstellen einer elektrisch leitenden Verbindung zwischen zwei relativ zueinander linear beweglichen Kontaktstellen |
EP4324705A1 (de) * | 2022-08-19 | 2024-02-21 | LANDERT Group AG | Wickelrolle zur auf- und abwicklung eines elektrische energie und/ oder signale übertragenden kabels einer schiebetüranlage |
CN116946039B (zh) * | 2023-07-28 | 2023-12-26 | 合肥寅翔新材料科技有限公司 | 一种新能源汽车通信用线缆多级束线结构 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10220533A (ja) * | 1997-02-13 | 1998-08-21 | Fuji Eng Kk | 可撓性長尺物の保護装置 |
JP2001314030A (ja) * | 2000-05-01 | 2001-11-09 | Tsubakimoto Chain Co | ケーブル類の可撓支持案内装置 |
JP2003025850A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-29 | Nissan Shatai Co Ltd | スライドドア給電構造 |
JP2003239627A (ja) * | 2002-02-19 | 2003-08-27 | Mitsubishi Motors Corp | スライドドアの給電機構 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3008174B2 (ja) * | 1996-01-25 | 2000-02-14 | 株式会社ソリック | 伝動装置におけるタイミングベルトの歯飛び防止機構 |
JP2003032866A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-31 | Yazaki Corp | フラットワイヤハーネスおよびその余長吸収装置 |
JP4674175B2 (ja) * | 2005-10-24 | 2011-04-20 | 矢崎総業株式会社 | スライド構造体用の給電装置 |
JP2007185062A (ja) * | 2006-01-10 | 2007-07-19 | Yazaki Corp | スライド構造体用給電装置 |
JP2008178266A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Yazaki Corp | 給電装置 |
-
2004
- 2004-08-06 JP JP2004230589A patent/JP2006050840A/ja not_active Abandoned
-
2005
- 2005-08-03 EP EP05768411A patent/EP1783874A1/en active Pending
- 2005-08-03 US US11/659,312 patent/US20090020331A1/en not_active Abandoned
- 2005-08-03 WO PCT/JP2005/014192 patent/WO2006013884A1/ja active Application Filing
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10220533A (ja) * | 1997-02-13 | 1998-08-21 | Fuji Eng Kk | 可撓性長尺物の保護装置 |
JP2001314030A (ja) * | 2000-05-01 | 2001-11-09 | Tsubakimoto Chain Co | ケーブル類の可撓支持案内装置 |
JP2003025850A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-29 | Nissan Shatai Co Ltd | スライドドア給電構造 |
JP2003239627A (ja) * | 2002-02-19 | 2003-08-27 | Mitsubishi Motors Corp | スライドドアの給電機構 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012051494A (ja) * | 2010-09-02 | 2012-03-15 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス配索構造 |
JP2015110424A (ja) * | 2015-02-25 | 2015-06-18 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス配索構造 |
JP2016163423A (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-05 | 矢崎総業株式会社 | 余長吸収装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2006013884A1 (ja) | 2006-02-09 |
US20090020331A1 (en) | 2009-01-22 |
EP1783874A1 (en) | 2007-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2006013884A1 (ja) | ロングスライド用給電装置 | |
JP4263684B2 (ja) | スライド用給電装置 | |
JP4606275B2 (ja) | コルゲートチューブを用いたハーネス配索構造 | |
JP4403091B2 (ja) | 給電装置 | |
JP4660383B2 (ja) | ハーネス余長吸収機構 | |
JP2006050841A (ja) | ロングスライド用給電装置 | |
JP2004187375A (ja) | 給電装置とそれを用いたハーネス配索構造 | |
JP2007143264A (ja) | スライド構造体用の給電装置 | |
EP2520450B1 (en) | Window shade device for vehicles | |
US9670708B2 (en) | Wire harness routing structure | |
JP2010213399A (ja) | 給電装置 | |
JP2012045994A (ja) | スライド配線装置 | |
JP2019103149A (ja) | 可動体用給電構造及び余長吸収機構 | |
JP2003306089A (ja) | 電線余長吸収装置とそれを用いたスライドドア用給電装置 | |
JP2008167558A (ja) | 給電装置 | |
JP5310405B2 (ja) | サンシェード装置 | |
JP2008126732A (ja) | 駆動装置 | |
JP2007195308A (ja) | ワイヤハーネスの配索構造 | |
JP2008067563A (ja) | 常時給電装置 | |
JP2004064815A (ja) | 給電装置とそれを用いたハーネス配索構造 | |
JP2009171783A (ja) | スライド構造体用の給電装置 | |
JP2010215137A (ja) | サンシェード装置 | |
JP2007215279A (ja) | ハーネス保護チューブとそれを用いた給電構造 | |
JP2010028987A (ja) | 給電装置とそれを用いたハーネス配索構造 | |
JP2007196846A (ja) | スライド構造体用の給電装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090428 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20090626 |