JP2006036082A - 車両用バンパー構造 - Google Patents

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誠 福田
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正之 志賀
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良美 水谷
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Abstract

【課題】本発明は、低速衝突の際に、サイドフレームに曲げモーメントが発生することを防止し、かつ衝突エネルギーを好適に吸収することができる車両用バンパー構造を提供する。
【解決手段】 車両用バンパー構造20は、車体フレーム21の後端部21aに車幅方向に延びるリヤバンパービーム21を備え、このリヤバンパービーム22をリヤバンパーフェイス23で覆ったものである。リヤバンパービーム22に緩衝部材30を備える。緩衝部材30は、バンパービーム22の後面22aに沿って、突出高さの異なる2条の中空突起31,32を上下に備え、上中空突起31の突出高さH1を下中空突起32の突出高さがH2より大きく形成し、上中空突起31の頂部31aに一対の開口部34,34を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は車両用バンパー構造に係り、特に、車体フレームの端部に車幅方向に延びるバンパービームを備え、このバンパービームの後面に緩衝部材を備えた車両用バンパー構造に関する。
車両用バンパー構造として、リヤバンパービームの後部に緩衝材を備え、リヤバンパービームおよび緩衝部材をリヤバンパーカバー(リヤバンパーフェイス)で覆ったものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−264740号公報
特許文献1の車両用バンパー構造を次図に基づいて説明する。
図9は従来の基本構成を説明する図である。
車両用バンパー構造100は、車体後部101のサイドフレーム102の後端部102aに車幅方向に延びるリヤバンパービーム103を備え、このリヤバンパービーム103の後部103aに緩衝材104を備え、リヤバンパービーム103および緩衝部材104を覆うリヤバンパーフェイス105を備える。
この車両用バンパー構造100によれば、万が一、車両が壁部(図示せず)などに衝突した際に、緩衝材104を介してリヤバンパービーム103を潰して衝突エネルギーを吸収する。
ところで、近年、自動車のデザイン性を高めるなどの観点から、リヤバンパーフェイスの後下部が絞り込まれて、前方に向けて湾曲状に形成されたものがある。
このリヤバンパーフェイスに、図9に示すリヤバンパービーム103を適用するためには、リヤバンパービーム103の後下部103b(図9参照)を、リヤバンパーフェイスに合わせて形成する必要がある。
この構成の一例を次図に基づいて説明する。
図10は従来の車両用バンパー構造の一例を示す図である。
リヤバンパーフェイスの後下部110aが絞り込まれて、前方に向けて湾曲状に形成されている。このため、リヤバンパービーム111の後下部111aを、車体前方側に凹ませてリヤバンパーフェイス111の後下部111aに合わせている。
リヤバンパービーム111の後上部111bは、車体後方に突出している。この後上部111bは、サイドフレーム112の上半分112に位置する。
このため、リヤバンパービーム111の後上部111bに、衝突力が矢印Fの如くかかった場合、リヤバンパービーム111が矢印の方向に傾くことがある。
よって、サイドフレーム112の後端部に曲げモーメントがかかる虞がある。
加えて、リヤバンパービーム111が矢印の方向に傾くと、リヤバンパービーム111にかかっている荷重が逃げてしまう。
このため、衝突の際に発生した衝突エネルギーをリヤバンパービーム111で十分に吸収することが難しい。
ここで、車両用バンパー構造のなかには、低速(約8km/Hr以下)衝突時などの小さい衝突エネルギーを吸収するように要求されるものがある。
本発明は、低速衝突の際に、サイドフレームに曲げモーメントがかかることを防止し、かつ衝突エネルギーを好適に吸収することができる車両用バンパー構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体フレームの端部に車幅方向に延びるバンパービームを備え、このバンパービームの後面に緩衝部材を備え、バンパービームおよび緩衝部材をバンパーフェイスで覆った車両用バンパー構造において、前記緩衝部材は、前記バンパービームの後面に沿って、突出高さの異なる2条の中空突起を上下に備え、上下の中空突起のうち、突出高さが高い方の中空突起の頂部にスリット状の開口部を備えたことを特徴とする。
バンパービームの後面に沿って上下の中空突起を備え、上下の中空突起の突出高さを異ならせた。上下の中空突起の突出高さを異ならせることで、上下の中空突起を、バンパーフェイスの形状に沿わせることが可能になる。
また、突出高さが高い方の中空突起にスリット状の開口部を備えた。突出高さが高い方の中空突起を、好適に潰れやすくできる。よって、突出高さが高い中空突起に、低速衝突により軽荷重がかかった際に、中空突起を好適に潰すことが可能になり、バンパービームが傾くことを防止することができる。
これにより、突出高さが高い方の中空突起のみを潰す際に、車体フレームに曲げモーメントが発生することを防止することができる。
加えて、突出高さが高い中空突起を好適に潰れやすくすることで、この中空突起を、突出高さが低い方の中空突起の高さまで潰した後、両方の中空突起をさらに潰す際に、それぞれの中空突起を同様に潰すことができる。よって、両方の中空突起を潰す際にも、バンパービームが傾くことを防止することができる。
これにより、両方の中空突起を同時に潰す際に、車体フレームに曲げモーメントが発生することを防止することができる。
さらに、突出高さが高い中空突起にスリット状の開口部を備えて、好適に潰れやすくすることで、突出高さが高い方の中空突起のみを潰すときや、両方の中空突起を同時に潰すときに、バンパービームを傾けさせないで、好適に潰すことができる。
バンパービームを傾けさせないで、好適に潰すことで、衝突エネルギーを良好に吸収することができる。
請求項1に係る発明では、突出高さが高い中空突起にスリット状の開口部を備えて好適に潰れやすくすることで、中空突起を潰す際に、車体フレームに曲げモーメントが発生することを防止できるという利点がある。
請求項1に係る発明では、中空突起を傾けさせないで、好適に潰すことで、衝突エネルギーを良好に吸収することができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側を示す。
図1は本発明に係る車両用バンパー構造を備えた車両を示す斜視図である。
車両10は、車体11の後部12にテールゲート13を備え、このテールゲート13の下方および左右の後輪15,15の後方に車両用バンパー構造20を備える。
テールゲート13は、上端部14をヒンジ(図示せず)を介して車体11の後部12に回動自在に取り付けることにより、前記ヒンジを支点として閉位置と開位置とにスイング自在に支持されている。
閉位置は、車室(図示せず)をテールゲート13で閉じる位置であり、開位置は、車室を開放する位置である。
以下、車両用バンパー構造20について細説する。
図2は本発明に係る車両用バンパー構造を示す分解斜視図である。
車両用バンパー構造20は、車体フレーム21の後端部(端部)21aに車幅方向に延びるリヤバンパービーム(バンパービーム)22を備え、このリヤバンパービーム22をリヤバンパーフェイス(バンパーフェイス)23で覆ったものである。
リヤバンパービーム22は、車体フレーム21の後端部21aに、リヤバンパービーム22の左右端部27,28をそれぞれ取付ブラケット24,24を介して取り付け、後面22aに緩衝部材30を備えた湾曲状の補強部材である。
リヤバンパーフェイス23は、略コ字形に形成した樹脂製の部材であって、左右の後輪15,15(図1参照)の後方から車体後方に延ばした左右の側部41,42を備え、左右の側部41,42の後端部間に掛け渡したフェイス本体43を備える。
図3は本発明に係る車両用バンパー構造の要部を示す分解斜視図、図4は本発明に係る車両用バンパー構造の要部を示す斜視図である。
リヤバンパービーム22は、車体フレーム21の後端部21aに、ビーム本体45の左右の端部45a,45bを取付ブラケット24,24を介して取り付け、ビーム本体45の前部中央45cにガセット39を備え、ビーム本体45の後部45dに、一例として3個の補強プレート46…(…は複数を示す)が所定間隔をおいて備え、補強プレート46…を後方から覆うように配置するとともに、ビーム本体45の後部45dに沿わせてビームプレート47を備える。
ビーム本体45は、上下の突条部48,49を連結部51(図5も参照)で連結したもので、上突条部48の上面部48aから上方に張り出した上張出片48bを備え、下突条部49の下面部49aから下方に張り出した下張出片49bを備える。
ビーム本体45の上張出片48b、下張出片49bおよび連結部51に、補強プレート46…の上端部46a…、下端部46b…および中央部46c…をそれぞれスポット溶接により接合する。
ビーム本体45の後部45dにビームプレート47を重ね合わせ、ビーム本体45の上張出片48b、下張出片49bおよび連結部51に、ビームプレート47の上辺47a、下辺47bおよび中央部47cをそれぞれスポット溶接により接合する。
なお、ビーム本体45については、図5で詳しく説明する。
ビームプレート47は、車幅方向中央に、車体後方に向けて突出する緩衝部材30を備える。
この緩衝部材30は、ビームプレート47の上下に備えた2条(上下)の中空突起31,32からなる。
上中空突起31および下中空突起32は、いわゆる、ハット形断面(まわりにふちのある帽子の断面)に形成されている(図5も参照)。
上側の上中空突起31は、車体後方への突出高さがH1(図5も参照)であり、下側の下中空突起32は、車体後方への突出高さがH2(図5参照)である。
緩衝部材30は、バンパービーム22の後面22aに沿って、突出高さの異なる2条の中空突起31,32を上下に備え、上中空突起31の突出高さH1を下中空突起32の突出高さがH2より大きく形成し、上中空突起31の頂部31aに一対の開口部34,34を備える。
上中空突起31は、車幅方向の長さをL1とし、左右の端部からそれぞれ車幅方向中央に向けて頂部31aまで傾斜面31b,31bで突出させ、頂部31aをバンパービーム22の後面22aに沿わせて湾曲状に形成したものである。
一対の開口部34,34は、頂部31aの中央部31cを避けて、中央部31cの左右側にそれぞれスリット状に形成された開口である。
中央部31cを避けて開口部34,34を、中央部31cの左右側に形成することで、中央部31cの剛性を所望の大きさに保つことができる。
開口部34は、長さがL2、幅がW(図5も参照)のスリット状の長孔である。
開口部34の長さL2は、一例として120〜140mmに設定され、特に130mmに設定されることが好ましい。
開口部34の長さL2が120mm未満になると、開口部34の長さL2が短すぎて、上中空突起31を好適に潰すことが難しくなるからである。
開口部34の長さL2が140mmを超えると、開口部34の長さL2が長すぎて、開口部34の周縁のうち、直線部34a,34aが、一例として上中空突起31内側に湾曲状に、すなわちカール状に曲がってしまい、曲がった部位が補強用のリブの役割を果たし、上中空突起31の剛性を高めることになってしまうからである。
なお、下中空突起32は、上中空突起31と比較して、車幅方向の長さを、上中空突起31の長さL1より短くし、突出高さH2を上中空突起31の突出高さH1より小さくした点で上中空突起31と異なるだけで、その他の構成は上中空突起31と同様である。
図5は図4の5−5線断面図である。
リヤバンパービーム22のビーム本体45は、上下の突条部48,49(図3も参照)を有し、上下の突条部48,49を連結部51で連結し、上突条部48の上面部48aから上方に張り出した上張出片48bを有し、下突条部49の下面部49aから下方に張り出した下張出片49bを有する。
上突条部48および下突条部49は、いわゆる、ハット形断面(まわりにふちのある帽子の断面)に形成されている。ビーム本体45の前部中央45cにガセット39が設けられている。
ビーム本体45の上張出片48b、下張出片49bおよび連結部51に、補強プレート46…の上端部46a…、下端部46b…および中央部46c…をそれぞれスポット溶接により接合する。
同時に、補強プレート46…にビームプレート47を重ね合わせ、補強プレート46…の上端部46a…、下端部46b…および中央部46c…に、ビームプレート47の上辺47a、下辺47bおよび中央部47cをそれぞれスポット溶接により接合する。
ここで、リヤバンパービーム22を覆うリヤバンパーフェイス23は、デザイン性などの観点から、フェイス本体43の後部44のうち、下部(後下部)44aが絞り込まれて前方に向けて湾曲状に形成されている。
そこで、バンパービーム22の後面22aに沿わせて緩衝部材30を備えるために、緩衝部材30として、突出高さの異なる2条の中空突起31,32を上下に備えた。
加えて、上中空突起31の突出高さH1を、下中空突起32の突出高さH2より大きく形成した。
これにより、上下の中空突起31,32を、リヤバンパーフェイス23の後部44に沿わせて設けることが可能になる。
そして、緩衝部材30は、上中空突起31の頂部31aにスリット状の開口部34,34(奥側の開口部34は図4参照)を備える。
上中空突起31の頂部31aにスリット状の開口部34,34を備えた理由を以下に示す。
すなわち、上中空突起31は取付ブラケット24,24の上半分に位置する。このため、上中空突起31に、衝突力がかかった場合、上中空突起31が好適に潰れないと、リヤバンパービーム22が反時計回り方向(すなわち、上向き)に傾いてしまう。
リヤバンパービーム22が傾くと、取付ブラケット24,24を介して車体フレーム21に曲げモーメントがかかる虞がある。
そこで、上中空突起31にスリット状の開口部34,34を備えることで、上中空突起31を、好適に潰れやすくした。
よって、上中空突起31に、低速衝突により軽荷重がかかった際に、上中空突起31を好適に潰すことが可能になり、バンパービーム22が上向きに、すなわち反時計回り方向に傾くことを防止する。
これにより、上中空突起31のみを潰す際に、取付ブラケット24,24を介して車体フレーム21(図2、図3も参照)に曲げモーメントが発生することを防止する。
加えて、上中空突起31を好適に潰れやすくすることで、上中空突起31を、下中空突起32の高さH2まで潰した後、両方の中空突起31,32をさらに潰す際に、それぞれの中空突起31,32を同様に潰すことができる。
よって、バンパービーム22が上向きに、すなわち反時計回り方向に傾くことを防止する。これにより、上下の中空突起31,32を同時に潰す際に、取付ブラケット24,24を介して車体フレーム21(図2、図3も参照)に曲げモーメントが発生することを防止する。
さらに、上中空突起31にスリット状の開口部34,34を備えて、好適に潰れやすくすることで、上中空突起31のみを潰すときや、上下の中空突起31,32を同時に潰すときに、バンパービーム22を傾けさせないで、好適に潰すことが可能になる。
バンパービーム22を傾けさせないで、好適に潰すことで、衝突エネルギーを良好に吸収することが可能になる。
なお、上中空突起31の中心高さH3は、一例として、508mm(20インチ)である。
また、下中空突起32の中心高さH4は、一例として、406mm(16インチ)である。
図6(a)は図4の6a−6a線断面図、図6(b)は図4の6b−6b線断面図である。
(a)に示すように、ビーム本体45の上張出片48b、下張出片49bおよび連結部51に、ビームプレート47を重ね合わせ、上張出片48b、下張出片49bおよび連結部51に、ビームプレート47の上辺47a、下辺47bおよび中央部47cをそれぞれスポット溶接により接合する。
ビーム本体45の前部中央45cにガセット39が設けられている。
(b)に示すように、ビーム本体45の上張出片48b、下張出片49bおよび連結部51に、補強プレート46…の上端部46a…、下端部46b…および中央部46c…をそれぞれスポット溶接により接合する。
同時に、補強プレート46…にビームプレート47を重ね合わせ、補強プレート46…の上端部46a…、下端部46b…および中央部46c…に、ビームプレート47の上辺47a、下辺47bおよび中央部47cをそれぞれスポット溶接により接合する。
ビーム本体45の前部中央45cにガセット39が設けられている。
次に、車両用バンパー構造20の作用を図7〜図8に基づいて説明する。
図7(a),(b)は本発明に係る車両用バンパー構造のバンパーフェイス後部が壁部に衝突した例を説明する図である。
(a)において、車両が低速走行の際に、リヤバンパーフェイス23の後部44が壁部50に低速衝突することが考えられる。
(b)において、リヤバンパーフェイス23が僅かに変形して、後部44が、上中空突起31の頂部31aに当接し、上中空突起31に、低速衝突による軽荷重がかかる。
ここで、上中空突起31にスリット状の開口部34,34(奥側の開口部34は図4参照)を備え、スリット状の開口部34の長さL2を、一例として130mmに設定した。
これにより、上中空突起31を軽荷重で好適に潰すことが可能で、かつ、開口部34の周縁のうち、直線部34a,34a(図4も参照)が、上中空突起31内側に湾曲状に曲がることを防止する。
よって、上中空突起31に、低速衝突により軽荷重がかかった際に、上中空突起31を好適に潰すことが可能になり、バンパービーム22が上向きに、すなわち反時計回り方向に傾くことを防止する。
これにより、上中空突起31のみを潰す際に、取付ブラケット24,24を介して車体フレーム21(図5参照)に曲げモーメントが発生することを防止する。
図8(a),(b)は本発明に係る車両用バンパー構造の緩衝部材が潰れる例を説明する図である。
(a)において、上中空突起31を、下中空突起32の高さH2まで潰す。上中空突起31を好適に潰れやすくすることで、上中空突起31を、下中空突起32の高さH2まで潰した後、上下の中空突起31,32を同時に潰す際に、それぞれの中空突起31,32を同様に潰すことが可能になる。
(b)において、上下の中空突起31,32を同様に潰すこと、バンパービーム22が上向きに、すなわち反時計回り方向に傾くことを防止する。
これにより、上下の中空突起31,32を同時に潰す際に、取付ブラケット24,24を介して車体フレーム21(図5参照)に曲げモーメントが発生することを防止する。
さらに、上中空突起31にスリット状の開口部34,34を備えて、好適に潰れやすくすることで、上中空突起31のみを潰すときや、上下の中空突起31,32を同時に潰すときに、バンパービーム22を傾けさせないで、好適に潰すことが可能になる。
バンパービーム22を傾けさせないで、好適に潰すことで、衝突エネルギーを良好に吸収することが可能になる。
なお、前記実施の形態では、車両用バンパー構造20をリヤバンパーに適用した例について説明したが、車両用バンパー構造20をフロントバンパーに適用することも可能である。
本発明の車両用バンパー構造は、車体フレームの端部に車幅方向に延びるバンパービームを備え、このバンパービームの後面に緩衝部材を備えた自動車への適用に好適である。
本発明に係る車両用バンパー構造を備えた車両を示す斜視図である。 本発明に係る車両用バンパー構造を示す分解斜視図である。 本発明に係る車両用バンパー構造の要部を示す分解斜視図である。 本発明に係る車両用バンパー構造の要部を示す斜視図である。 図4の5−5線断面図である。 (a)は図4の6a−6a線断面図、(b)は図4の6b−6b線断面図である。 本発明に係る車両用バンパー構造のバンパーフェイス後部が壁部に衝突した例を説明する図である。 本発明に係る車両用バンパー構造の緩衝部材が潰れる例を説明する図である。 従来の基本構成を説明する図である。 従来の車両用バンパー構造の一例を示す図である。
符号の説明
10…車両、20…車両用バンパー構造、21…車体フレーム、21a…車体フレームの後端部(端部)、22…リヤバンパービーム(バンパービーム)、22a…バンパービームの後面、23…リヤバンパーフェイス(バンパーフェイス)、30…緩衝部材、31…上中空突起、31a…頂部、32…下中空突起、34…スリット状の開口部、H1…上中空突起の高さ、H2…下中空突起の高さ。

Claims (1)

  1. 車体フレームの端部に車幅方向に延びるバンパービームを備え、このバンパービームの後面に緩衝部材を備え、バンパービームおよび緩衝部材をバンパーフェイスで覆った車両用バンパー構造において、
    前記緩衝部材は、
    前記バンパービームの後面に沿って、突出高さの異なる2条の中空突起を上下に備え、
    上下の中空突起のうち、突出高さが高い方の中空突起の頂部にスリット状の開口部を備えたことを特徴とする車両用バンパー構造。
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