JP2005510594A5

JP2005510594A5 -

Info

Publication number: JP2005510594A5
Application number: JP2003547475A
Authority: JP
Filing date: 2002-11-26
Publication date: 2008-11-13

Description

第１成分Ａは、少なくとも２つのラジカル重合性官能基を有し、重合によりガラス転移温度（T _g ）が５０℃未満のホモポリマーになることができるオリゴマーを少なくとも有する。成分Ａは、重合により、ガラス転移温度（T_g）が５０℃未満、好ましくは０℃以下、さらに好ましくは−５０℃〜−１０℃の範囲である重合体になる。成分Ａのオリゴマーは、組成物中に存在する重合性成分の全重量の１５％を超え、好ましくは２０％以上の割合を占める。

成分Ａのオリゴマーは二官能性化合物である。

通常は、成分Ａのオリゴマーの数平均分子量は、１００〜５０００が好ましく、２００〜４０００がより好ましく、３００〜２０００ｇ／ｍｏｌがさらに好ましい。

一般的には、プライマーは、前記組成物に含まれる重合性成分の全重量に対して、０．０１〜５重量％の割合で使用される。

Claims

少なくとも２つのラジカル重合性官能基を有するオリゴマーを有し、
該オリゴマーが重合によりガラス転移温度（T_g）が５０℃未満であるホモポリマーになることができ、
重合により、ガラス転移温度（T_g）が５０℃以下の範囲である（共）重合体になることができ、
該オリゴマーが組成物中に存在する重合性成分の全重量に対して１５重量％より多い割合を占める第１成分Ａと、
（メタ）アクリルモノマーを少なくとも有し、
該（メタ）アクリルモノマーがメタクリルモノマーの場合には、これが組成物中に存在する重合性成分の全重量に対して１５重量％以上の割合を占め、
該（メタ）アクリル酸モノマーがアクリルモノマーの場合には、これが組成物中に存在する重合性成分の全重量に対して３５重量％以上の割合を占める第２成分Ｂと、
を含有し、
前記第１成分Ａの前記オリゴマーが、ポリ（アルキレン）グリコールジ（メタ）アクリレート、ポリエトキシビスフェノールＡジメタクリレート、ジチオ（メタ）アクリレート、およびウレタンジ（メタ）アクリレートからなる群から選択される二官能性オリゴマーであり、
前記第２成分Ｂの前記（メタ）アクリルモノマーが、単官能基モノマーであり、次式で示されるラジカル重合性組成物。

ＲはＨまたはＣＨ ₃ であり、Ｚは一重共有結合または２価の連結基、Ｚ’は―ＣＯＯＨ、―ＯＨ、−ＣＯＮＨＲ’、−ＮＨＣＯＮＨＲ’’、−ＮＨＣＯＯＲ’’’、−ＮＨＣＯＳＲ ^ｉｖおよび−ＮＨＲ ^ｖ（Ｒ’、Ｒ’’、Ｒ’’’、Ｒ ^iv およびＲ ^ｖは、各々独立に、Ｈ、１〜１０の炭素原子を有するアルキル基または６〜１０の炭素原子を有するアリール基を表している）からなる群から選択される水素結合促進基を示す。
前記第１成分Ａが、前記重合により、ガラス転移温度（T _g ）が０℃以下の範囲である（共）重合体になることができる請求項１に記載の組成物。
前記第１成分Ａが、前記重合により、ガラス転移温度（T _g ）が−５０℃〜−１０℃の範囲である（共）重合体になることができる請求項１に記載の組成物。
前記第１成分Ａが、前記オリゴマーが組成物中に存在する重合性モノマーの全重量に対して２０重量％以上の割合を占める請求項１に記載の組成物。
前記第１成分Ａの前記オリゴマーが、ジメタクリレートである請求項１〜４のいずれかに記載の組成物。
前記第１成分Ａの前記オリゴマーの数平均分子量Ｍ_nが１００〜５０００ｇ／ｍｏｌである請求項１〜５のいずれかに記載の組成物。
前記第１成分Ａの前記オリゴマーの数平均分子量Ｍ _n が２００〜４０００ｇ／ｍｏｌである請求項６に記載の組成物。
前記第１成分Ａの前記オリゴマーの数平均分子量Ｍ _n が３００〜２０００ｇ／ｍｏｌである請求項６に記載の組成物。
前記第１成分Ａの前記オリゴマーが、ポリ（エチレングリコール）ジメタクリレートおよびポリ（プロピレングリコール）ジメタクリレートからなる群から選択される請求項１〜８のいずれかに記載の組成物。
前記第１成分Ａの前記オリゴマーが、５３０ｇ／ｍｏｌの数平均分子量を有するポリ（プロピレングリコール）ジメタクリレートである請求項９に記載の組成物。
オリゴマーではないラジカル重合性官能基を少なくとも１つ有する共重合用単量体を、付加的に少なくとも１つ有する請求項１〜１０のいずれかに記載の組成物。
前記ラジカル重合性官能基が（メタ）アクリレート基である請求項１１に記載の組成物。
前記Ｚが、１つ以上のヘテロ原子を有していてもよく、

、
―ＮＨ−ＣＯ−ＮＨ−、
―ＮＨＣＯＯ―、
―ＮＨＣＯＳ―、および、
―ＮＨＣＳＳ―
から選択される１つ以上の２価の基を有していてもよい２価炭化水素鎖である請求項１〜１２のいずれかに記載の組成物。
前記ヘテロ原子が、酸素、硫黄および窒素からなる群から選択される１つ以上の原子である請求項１３に記載の組成物。
前記炭化水素鎖が１〜１０の炭素原子を含む請求項１３に記載の組成物。
前記炭化水素鎖が１〜６の炭素原子を含む請求項１３に記載の組成物。
前記Ｚが、ポリエーテル、ポリエステル、ポリウレアまたはポリウレタン基である請求項１〜１２のいずれかに記載の組成物。
前記Ｚ’の前記アルキル基が脂肪族または脂環式基である請求項１〜１７のいずれかに記載の組成物。
前記Ｚ’の前記アルキル基がＣＨ₃である請求項１８に記載の組成物。
前記Ｚ’が−ＣＯＯＨ基である請求項１〜１７のいずれかに記載の組成物。
前記ＲがＣＨ_３である請求項１〜２０のいずれかに記載の組成物。
前記第２成分Ｂの前記（メタ）アクリルモノマーが、アクリル酸、メタクリル酸、モノ−２−（メタクリロイルオキシ）エチルサクシネートおよびモノ−２−（メタクリロイルオキシ）エチルフタレートからなる群から選択される請求項１〜１２のいずれかに記載の組成物。
熱または光化学重合性のプライミングシステムを、組成物に含まれる重合性成分の全重量に対して０．０１〜５重量％の割合で含有する請求項１〜２２のいずれかに記載の組成物。
請求項１〜２２のいずれかに記載の組成物が、熱および光化学重合してなる有機レンズ。
光学レンズまたは眼用レンズである請求項２４に記載の有機レンズ。