JP2005322381A - 情報記録媒体及び情報記録媒体の記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 1層目記録層のPCAに対向する位置に2層目記録層のPCAが有る場合、1層目記録層のPCAに対する記録レーザーパワーの段階的変化の結果によって、2層目記録層のPCAに届く光量等が変化し、最適な記録レーザーパワーの決定が困難である。
【解決手段】 L0のPCA領域d1とL1のPCA領域e1とは、積層方向に対して重ならないように、ディスク半径方向に互いにずらして配置すると共に、L1のPCA領域e1に対しては積層方向に重なり、かつ、PCA領域e1の両側に少なくとも偏心量よりも大きな領域をL0にフィジカルフォーマット領域d4として配置し、更に、L0及びL1の各データ領域a12及びb12をほぼ対向するように配置されている。フィジカルフォーマット領域d4には、コントロールデータを、PCA領域e1にテスト信号を記録するよりも前に記録する。
【選択図】 図1







Description

本発明は情報記録媒体及び情報記録媒体の記録方法に係り、特に片面2層のディジタル多用途ディスク(DVD:Digital Versatile Disk)のような、片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層を有する情報記録媒体及びその情報記録媒体の記録方法に関する。
近年、片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な2つの記録層を有する片面2層のDVDが盛んに開発され、その記録再生方法として各種提案されている(例えば、特許文献1参照)。この片面2層のDVDには、2つの記録層として有機色素膜を用いたライトワンス用と、相変化膜を用いた書換型とが開発されている。これらの片面2層のDVDは、図12にその構造断面の一例を示すように、1層目記録層L0は半透明の樹脂で形成されており、2層目記録層L1は反射膜により1層目記録層L0に対して例えば40μm上に形成されており、上記の半透明の樹脂及び反射膜は、前述したように有機色素膜又は相変化膜により構成されている。
このような2層DVDに対して情報信号を記録又は再生する場合、1層目記録層L0に対して図12に1aで示すように光ピックアップからのレーザー光を1層目記録層L0に焦点を合わせて情報信号の記録又は再生を行い、1層目記録層L0への記録又は再生が終了すると、同図に1bで示すように光ピックアップからのレーザー光を、半透明の1層目記録層L0を透過させて2層目記録層L1に焦点を合わせるように光ピックアップ内の対物レンズ位置を移動し、2層目記録層L1に対して情報信号の記録又は再生を引き続き行う。
ここで、上記の記録層L0及びL1が有機色素膜である場合、1層目記録層L0に情報信号を記録すると、1層目記録層L0の屈折率が変化し、また、L0の熱吸収により有機色素膜の形状が変化し、更に、熱吸収により明暗が変化し、透過率が変換することなどにより、1層目記録層L0に対して情報信号を記録する前と記録した後では、2層目記録層L1に到達する光量等が変化する。また、媒体から反射して戻る光量も変化する。
このため、図13(A)、(B)に模式的に示すように、1層目記録層L0の記録済領域2の上側の2層目記録層L1に対して情報信号を記録する場合の最適な記録レーザーパワーP1と、1層目記録層L0の未記録領域3の上側の2層目記録層L1に対して情報信号を記録する場合の最適な記録レーザーパワーP2とが異なり、また、記録ストラテジ(記録発光波形形状(タイミング))(以降、WSという)が変化し、更に、屈折率の違いによりフォーカス最適位置が変化する。
図14は2層目記録層L1における記録パワーに対するジッタの特性を示す。同図に示すように、1層目記録層L0の記録時の2層目記録層L1の記録パワー対ジッタ特性4は、1層目記録層L0の未記録時の2層目記録層L1の記録パワー対ジッタ特性5と異なり、L0の記録時と未記録時とでL1のジッタ最適のパワーが異なることが分かる。また、L0の記録と未記録とで、L1からの反射光量が異なるので、L1のアドレスやデータを再生する場合の最適な条件も異なる。
また、1層目記録層L0は、2層目記録層L1に対して記録再生を行うために、半透過性であることを必要とするのに対し、2層目記録層L1は反射層であることから、1層目記録層L0の熱伝導特性や熱吸収特性は2層目記録層L1と異なるので、1層目記録層L0と2層目記録層L1の各記録特性は、それぞれ全く異なり、実際に記録するにあたっては、それぞれの記録層L0、L1に対してパワーキャリブレーションエリア(PCA)でテスト信号を記録した後再生して、最適な記録レーザーパワーを求める必要がある。
ここで、片面2層の光ディスクの構造としては、図15に示すパラレルタイプと図16に示すオポジットタイプとがあることが知られている。パラレルタイプは、図15に示すように、1層目記録層L0と2層目記録層L1がそれぞれディスク内周から外周に向かって順に、リードイン領域a1,b1、データ領域a2,b2、リードアウト領域a3,b3が形成されており、また物理セクタナンバーがcで示すように、内周側から外周側へ順に増加する構造である。
一方、オポジットタイプは、図16に示すように、1層目記録層L0はディスク内周から外周に向かって順に、リードイン領域a1、データ領域a2、中間領域(ミドルエリア)a4が形成されており、また物理セクタナンバーがc1で示すように内周側から外周側へ順に増加する構造であるのに対し、2層目記録層L1はディスク内周から外周に向かって順に、リードアウト領域b4、データ領域b5、中間領域(ミドルエリア)b6が形成されており、また物理セクタナンバーがc2で示すように内周側から外周側へ順に減少する構造である。信号記録方向は物理セクタナンバーが増加する方向である。
ここで、PCA(パワーキャリブレーションエリア)でテスト信号を記録した後再生して、最適な記録レーザーパワーを求める方法は、1層目記録層L0に設けたPCAに対して、レーザーパワーを段階的に複数変更してテスト信号を記録した後再生し、アシンメトリーを測定し、測定したアシンメトリー等が目標の値になるパワーを最適パワーとする方法を用いる。また、測定対象としては、ジッタのエラーレートが最適になるようにする方法を用いる。
特開平10−143873号公報
しかるに、最適な記録レーザーパワーを求める上記の方法は、レーザーパワーを変更することによって、1層目記録層L0の記録膜の屈折率の変化量が変化するため、仮に1層目記録層L0のPCAに対向する位置(レーザービームの光軸方向の位置)に2層目記録層L1のPCAが有る場合には、1層目記録層L0のPCAに対する記録レーザーパワーの段階的変化の結果によって、2層目記録層L1のPCAに届く光量等が変化するので、最適な記録レーザーパワーの決定が困難である。
また、ライトワンス型の光ディスクのPCA領域は、1回記録した後は再度使用することはできないから、光ディスクのデータ領域に複数回に分けてデータを記録する場合には、一部の領域のみを使うことになる。そうすると、2層目記録層L1のPCAを使用する場合には、1層目記録層L0のPCAへの記録と未記録とで特性が異なることから、1層目記録層L0のPCAに対向する位置にある2層目記録層L1のPCAのうち、テスト信号の記録に使用できる領域も制限されることになる。
そして、L0とL1の各PCAは、層の形成方法から2つの記録層L0とL1を同時に作成することができないため、それぞれ別々に作成されるが、トラックがディスク中心に対して偏心成分があり、その量は例えば±40μm程度あり、またトラックピッチは例えば0.74μmである。よって、上記の偏心成分を勘案すると、108トラック(≒40×2/0.74)以上記録しなければ、L0のPCAに対向した位置に設けられたL1のPCAに、L0を記録した条件下のテスト記録ができないことになる。
そうすると、通常のテスト記録が1トラック程度で終了するのに対し、膨大な数のトラックを消費することになり、有限なPCAの領域を無駄に使うこととなり、実質的にはフォーマット的に不可能である。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層を有する情報記録媒体において、複数の記録層の各々のテスト信号記録領域を有効利用して最適な記録レーザーパワーを決定し得る情報記録媒体及びその情報記録媒体の記録方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層を有する情報記録媒体において、トラック偏心量を考慮したテスト信号の記録再生を行い得る情報記録媒体及びその情報記録媒体の記録方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、第1の発明は、片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層された構造のディスク状の情報記録媒体において、複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に光ピックアップから出射されるレーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有し、光学的記録テスト領域を、複数の記録層間で互いに積層方向で重ならないように配置したことを特徴とする。この発明では、複数の記録層の光学的記録テスト領域にテスト信号を重ならないように記録することができる。
また、上記の目的を達成するため、第2の発明は、片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層された構造のディスク状の情報記録媒体において、複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に光ピックアップから出射されるレーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有し、光学的記録テスト領域を、複数の記録層間で互いに積層方向で重ならないように異なる半径位置に配置し、データ領域を、複数の記録層間で互いに積層方向でほぼ重なるようにほぼ同一の半径位置に配置したことを特徴とする。
この発明では、データ領域は、複数の記録層間で互いに積層方向でほぼ同一位置に配置したため、光ピックアップに近い方の記録層のデータ領域にデータを記録した後で、光ピックアップに遠い方の記録層のデータ領域にデータを記録する際に、常にレーザー光を光ピックアップに近い方の記録層の記録済みのデータ領域を透過させて記録することができる。
また、上記の目的を達成するため、第3の発明は、片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層された構造のディスク状の情報記録媒体において、複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に光ピックアップから出射されるレーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有し、光学的記録テスト領域を、複数の記録層間で互いに積層方向で重ならないように異なる半径位置に配置すると共に、積層方向に隣接する2つの記録層のうち光ピックアップに近い方の第1の記録層の、光ピックアップに遠い方の第2の記録層の光学的記録テスト領域に対向する位置に、第2の記録層の光学的記録テスト領域以上のサイズの信号記録領域を配置したことを特徴とする。
この発明では、ディスク状の情報記録媒体に偏心があったとしても、光ピックアップに遠い方の第2の記録層の光学的記録テスト領域にテスト信号を記録するときには、常にレーザー光を光ピックアップに近い方の第1の記録層の信号記録済み領域を通して記録することができる。
また、上記の目的を達成するため、第4の発明は、片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層された構造のディスク状の情報記録媒体において、複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に光ピックアップから出射されるレーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有し、データ領域を、複数の記録層間で互いに積層方向でほぼ同一の半径位置に配置すると共に、積層方向に隣接する2つの記録層のうち光ピックアップに近い方の記録層のデータ領域を、光ピックアップに遠い方の記録層のデータ領域よりも大きなサイズとしたことを特徴とする。
この発明では、ディスク状の情報記録媒体に偏心があったとしても、光ピックアップに遠い方の第2の記録層のデータ領域に情報信号を記録するときには、常にレーザー光を光ピックアップに近い方の第1の記録層のデータ領域を通して記録することができる。
また、上記の目的を達成するため、第5の発明は、片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層された構造のディスク状の情報記録媒体において、複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に光ピックアップから出射されるレーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有し、光学的記録テスト領域を、複数の記録層間で互いに積層方向で重ならないように異なる半径位置に配置すると共に、積層方向に隣接する2つの記録層のうち光ピックアップに近い方の記録層の、光ピックアップに遠い方の記録層の光学的記録テスト領域に対向する領域に事前に信号が記録されていることを特徴とする。
この発明では、光ディスク装置が、光ピックアップに近い方の記録層の、光ピックアップに遠い方の記録層の光学的記録テスト領域に対向する領域に信号を記録しなくても、光ピックアップに遠い方の第2の記録層の光学的記録テスト領域にテスト信号を記録するときには、常にレーザー光を光ピックアップに近い方の第1の記録層の信号記録済み領域を通して記録することができる。
また、上記の目的を達成するため、第6の発明は、片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層され、複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に光ピックアップから出射されるレーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有するディスク状の情報記録媒体の記録方法であって、積層方向に隣接する第1及び第2の記録層のうち、光ピックアップに遠い方の第2の記録層の光学的記録テスト領域に対向する光ピックアップに近い方の第1の記録層の領域に信号を記録する第1のステップと、第1のステップに続いて、第1の記録層の光学的記録テスト領域にテスト信号を記録する第2のステップとを含むことを特徴とする。
この発明では、データ領域は、光ピックアップに遠い方の第2の記録層の光学的記録テスト領域にテスト信号を記録するときには、その光学的記録テスト領域に対向する第1の記録層の信号記録済み領域をレーザー光を透過させて記録することができる。
また、上記の目的を達成するため、第7の発明は、片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層されており、複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に光ピックアップから出射されるレーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有するディスク状の情報記録媒体に対して信号を記録する記録方法であって、複数の記録層のそれぞれの光学的記録テスト領域に対して、複数の記録層間で互いに積層方向で重ならないようにテスト信号を記録することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第8の発明は、片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層されており、複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に光ピックアップから出射されるレーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有するディスク状の情報記録媒体に対して信号を記録する記録方法であって、積層方向に隣接する第1及び第2の記録層のうち光ピックアップに近い方の第1の記録層の光学的記録テスト領域にテスト信号を記録する方向と、光ピックアップに遠い方の第2の記録層の光学的記録テスト領域にテスト信号を記録する方向とを互いに逆方向にして記録することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第9の発明は、第1乃至第5の発明のうちいずれか一の発明のディスク状の情報記録媒体に対して、信号を記録する情報記録媒体の記録方法であって、積層方向に隣接する第1及び第2の記録層のうち光ピックアップに近い方の第1の記録層の光学的記録テスト領域にテスト信号を記録した後再生して、記録時の光ピックアップから出射されるレーザー光の第1の最適パワー値を求める第1のステップと、第1の最適パワー値のレーザー光で第1の記録層のデータ領域にデータを記録すると共に、第1及び第2の記録層のうち光ピックアップに遠い方の第2の記録層の光学的記録テスト領域に対向する第1の記録層の領域に信号を記録する第2のステップと、第2の記録層の光学的記録テスト領域にテスト信号を記録した後再生して、記録時の光ピックアップから出射されるレーザー光の第2の最適パワー値を求める第3のステップと、第3のステップで求められた第2の最適パワー値のレーザー光で第2の記録層のデータ領域にデータを記録する第4のステップとを含むことを特徴とする。
この発明では、光ピックアップに遠い方の第2の記録層のデータ領域にデータを記録するときには、光ピックアップに近い方の第1の記録層において第2の記録層の光学的記録テスト領域に対向する信号記録済みの領域にレーザー光を透過させて第2の記録層の光学的記録テスト領域にテスト信号を記録した後再生して、記録時の光ピックアップから出射されるレーザー光の第2の最適パワー値を求めてから、第2の記録層のデータ領域にデータを記録することができる。
また、上記の目的を達成するため、第10の発明は、上記の第1乃至第5の発明のうちいずれか一の発明のディスク状の情報記録媒体に対して、信号を記録する情報記録媒体の記録方法であって、積層方向に隣接する第1及び第2の記録層のうち光ピックアップに近い方の第1の記録層の光学的記録テスト領域にテスト信号を記録した後再生して、記録時の光ピックアップから出射されるレーザー光の第1の最適パワー値を求める第1のステップと、第1の最適パワー値のレーザー光で第1の記録層のデータ領域にデータを記録すると共に、第1及び第2の記録層のうち光ピックアップに遠い方の第2の記録層の光学的記録テスト領域に対向する第1の記録層の領域に信号を記録する第2のステップと、第2の記録層の光学的記録テスト領域にテスト信号を記録した後再生して、記録時の光ピックアップから出射されるレーザー光の第2の最適パワー値を求める第3のステップと、第3のステップで求められた第2の最適パワー値のレーザー光で第2の記録層のデータ領域にデータを記録する第4のステップと、第1及び第2の記録層の記録したデータ領域の外側の領域にそれぞれ信号を順次に記録する第5のステップとを含むことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の記録媒体は、片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層された構造の情報記録媒体において、複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に光ピックアップから出射されるレーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有し、光学的記録テスト領域は、複数の記録層間で互いに積層方向で重ならないように配置すると共に、積層方向に隣接する2つの記録層のうち光ピックアップに近い方の記録層の、光ピックアップに遠い方の記録層の光学的記録テスト領域に対向する位置に、この遠い方の記録層の光学的記録テスト領域以上のサイズの信号記録領域を配置し、データ領域は、複数の記録層間で互いに積層方向でほぼ同一位置に配置したことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の情報記録媒体は、片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層された構造の情報記録媒体において、複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に光ピックアップから出射されるレーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有し、光学的記録テスト領域は、複数の記録層間で互いに積層方向で重ならないように配置すると共に、積層方向に隣接する2つの記録層のうち光ピックアップに近い方の記録層の、光ピックアップに遠い方の記録層の光学的記録テスト領域に対向する位置に、この遠い方の記録層の光学的記録テスト領域以上のサイズの信号記録領域を配置し、データ領域は、複数の記録層間で互いに積層方向でほぼ同一位置に配置し、かつ、積層方向に隣接する2つの記録層の各データ領域のうち、光ピックアップに近い一方のデータ領域のサイズを、他方のデータ領域のサイズよりも大きく設定したことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の情報記録媒体の記録方法は、第1乃至第5の発明の情報記録媒体のうちいずれか一の情報記録媒体に信号を記録する記録方法であって、積層方向に隣接する2つの記録層のうち光ピックアップに近い方の記録層の光学的記録テスト領域にテスト信号を記録した後再生して、記録時の光ピックアップから出射されるレーザー光の第1の最適パワー値を求める第1のステップと、第1のステップで求められた第1の最適パワー値のレーザー光で光ピックアップに近い方の記録層のデータ領域及び信号記録領域に、データ及び所定の信号を記録する第2のステップと、積層方向に隣接する2つの記録層のうち光ピックアップに遠い方の記録層の光学的記録テスト領域にテスト信号を記録した後再生して、記録時の光ピックアップから出射されるレーザー光の第2の最適パワー値を求める第3のステップと、第3のステップで求められた第2の最適パワー値のレーザー光で光ピックアップに遠い方の記録層のデータ領域にデータを記録する第4のステップとを含むことを特徴とする。
更に、上記の目的を達成するため、本発明の情報記録媒体の記録方法は、積層方向に隣接する2つの記録層のうち光ピックアップに近い方の記録層の光学的記録テスト領域にテスト信号を記録した後再生して、記録時の光ピックアップから出射されるレーザー光の第1の最適パワー値を求める第1のステップと、第1のステップで求められた第1の最適パワー値のレーザー光で、光ピックアップに近い方の記録層のデータ領域及び予め定めた一定の領域にデータを順次記録する第2のステップと、第2のステップによるデータ記録の後、又はデータ記録の前に、信号記録領域に所定の信号を記録する第3のステップと、積層方向に隣接する2つの記録層のうち光ピックアップに遠い方の記録層の光学的記録テスト領域にテスト信号を記録した後再生して、記録時の光ピックアップから出射されるレーザー光の第2の最適パワー値を求める第4のステップと、第4のステップで求められた第2の最適パワー値のレーザー光で光ピックアップに遠い方の記録層のデータ領域にデータを記録する第5のステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、光ピックアップに遠い方の記録層の光学的記録テスト領域にテスト信号を記録する前に、その光学的記録テスト領域に対向する位置にある光ピックアップに近い方の記録層の信号記録領域に信号を記録しておくことができるため、光ピックアップに近い方の記録層へのデータ記録後において、光ピックアップに遠い方の記録層における最適な記録レーザーパワーを安定、かつ、正確に求めることができる。
また、本発明によれば、データ領域を、複数の記録層間で互いに積層方向でほぼ同一位置に配置することにより、光ピックアップに遠い方の記録層のデータ領域にデータを記録する前に、光ピックアップに近い方の記録層のデータ領域にデータを記録しておくことができ、これにより、記録条件を一定にした状態で光ピックアップに遠い方の記録層のデータ領域にデータを記録することができる。
更に、本発明によれば、光ピックアップに近い方の記録層にデータを記録するときには、その記録層のデータ領域と予め定めた一定の領域からなるデータ領域以上のサイズの領域にデータを順次に記録するか、あるいは光ピックアップに近い方の記録層のデータ領域自体を遠い方の記録層のデータ領域よりも大きいサイズとすることにより、光ピックアップに遠い方の記録層にデータを記録するときには、情報記録媒体がディスク状媒体で偏心があったとしても、常に光ピックアップに近い方の記録層の記録済みのデータが記録された領域をレーザー光を通して記録することができ、これにより、記録条件を一定にした状態で偏心があったとしても、常に安定なデータ記録ができる。
また、本発明は、片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層され、それぞれの記録層に光学的記録テスト領域とデータ領域を有し、前記光学的記録テスト領域はそれぞれの記録層間で重ならないように配置された情報記録媒体の記録レーザーパワー値を決定する方法であって、記録再生を行う光ピックアップから見て、遠い方(奥側)の記録層の光学的記録テスト領域にテスト記録する前に、奥側の記録層の光学的記録テスト領域に対応する近い方(手前側)の記録層に記録するステップを備えたことを特徴とするテスト記録方法である(後述の図7、図8参照)。
また、本発明は、片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層され、それぞれの記録層に光学的記録テスト領域とデータ領域を有し、前記光学的記録テスト領域はそれぞれの記録層間で重ならないように配置された情報記録媒体にデータを記録する方法であって、記録再生を行う光ピックアップから見て、近い方(手前側)の記録層の光学的記録テスト領域に記録するステップと、手前側の光学的記録テスト領域のテスト記録結果に基づいて決定されたパワーで手前側の記録層のデータ領域にデータを記録するステップと、遠い方(奥側)の記録層の光学的記録テスト領域にテスト記録する前に、奥側の記録層のテスト記録領域に対応する手前側の記録層に記録するステップと、奥側の光学的記録テスト領域のテスト記録結果に基づいて決定されたパワーで奥側の記録層のデータ領域にデータを記録するステップとを備えたことを特徴とする記録方法である(後述の図7、図8と図3、図4の記録方法の説明の項参照)。
また、本発明は上記の記録する手前側の記録層のデータ領域の外周位置は、上記の記録する奥側の記録層のデータ領域の外周位置よりも外周側であることを特徴とする情報記録媒体である(後述の図3、図4参照)。
更に、本発明は、片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層され、それぞれの記録層に光学的記録テスト領域とデータ領域を有し、前記光学的記録テスト領域はそれぞれの記録層間で重ならないように配置された情報記録媒体にデータを記録する方法であって、記録再生を行う光ピックアップから見て、近い方(手前側)の記録層の光学的記録テスト領域に記録するステップと、手前側の光学的記録テスト領域のテスト記録結果に基づいて決定されたパワーで手前側の記録層のデータ領域にデータを記録するステップと、遠い方(奥側)の記録層の光学的記録テスト領域にテスト記録する前に、奥側の記録層のテスト記録領域に対応する手前側の記録層に記録するステップと、奥側の光学的記録テスト領域のテスト記録結果に基づいて決定されたパワーで奥側の記録層のデータ領域にデータを記録するステップと、それぞれの記録層の前記記録したデータ領域の外周の領域に更に記録するステップとを備えたことを特徴とする記録方法である(後述の図7、図8と図3、図4の記録方法の説明の項参照)。
以下、上記の各発明を実施するための最良の形態について、図面と共に説明する。図1は本発明になる情報記録媒体の第1の実施の形態の断面構造図を示す。本実施の形態は、図1に示すように、半透明反射膜からなる1層目記録層L0と、反射膜からなる2層目記録層L1とが、例えば厚さ約40μmの透明層(図示せず)を介して積層された、前記のパラレルタイプの片面2層の光ディスクであり、それぞれディスク内周から外周に向かって順に、リードイン領域a11,b11、データ領域a12,b12、リードアウト領域a13,b13が形成された構造である点は従来と同様であるが、本実施の形態は、リードイン領域a11とb11の構造に従来にない特徴がある。
すなわち、図1に示すように、1層目記録層L0のリードイン領域a11は、ディスク内周から外周に向かって順に、PCA領域d1、RMA(Recording Management Area)領域d2、BCA(Burst Cutting Area)領域d3、フィジカルフォーマット領域(PFA)d4、リファレンスコード領域d5及びコントロールデータ領域d6からなる。
一方、2層目記録層L1のリードイン領域b11には、ディスク内周から外周に向かって順に、PCA領域e1とコントロールデータ領域e2が含まれ、更にRMA領域e3も必要に応じて設けられる。PCA領域d1及びe1は、テスト信号の記録再生に用いられるテスト領域である。RMA領域d2、e3はPCA領域d1、e1のアドレス情報、テスト記録結果、最適記録レーザーパワー等の情報が記録される領域である。再度その装置が利用可能なようにするためである。
なお、2層目記録層L1にRMA領域e3を配置する場合には、1層目記録層L0のRMA領域d2では記録しきれない場合に、2層目記録層L1のRMA領域e3に同様にまとめて記録する。この方法により、再度装置がディスクを起動する際には、1層目記録層L0のみを再生すればL0とL1のテスト記録の結果に基づく記録レーザーパワーの最適化が完了していることと、その最適値を一度に読むことができるので、起動時間を短縮等することができる。
BCA領域d3は、ヤグレーザでバーコードを各ディスクの固有情報として円周状に記録する領域で、キー情報とする。リファレンスコード領域d5はリファレンスコードが記録される。コントロールデータ領域d6及びe2は、光ディスクの仕様(例えば、DVD−R/RW/RAM、単層か2層か、BCA有無、著作権保護の有無等)が工場出荷時に予め記録されている領域である。
本実施の形態では、図1に示すように、1層目記録層L0のPCA領域d1と2層目記録層L1のPCA領域e1とは、ディスク表面に対して直交する方向(積層方向)に対して重ならないように、ディスク半径方向に互いにずらして配置すると共に、L1のPCA領域e1に対しては積層方向に重なり、かつ、PCA領域e1の両側に少なくとも偏心量よりも大きな領域をL0にフィジカルフォーマット領域d4として配置し、更に、L0及びL1の各データ領域a12及びb12をほぼ対向するように配置した点に特徴がある。
上記のフィジカルフォーマット領域d4は、コントロールデータ領域d6及びe2に記録されているコントロールデータと同じデータを記録装置で記録する領域であり、PCA領域e1にテスト信号を記録するよりも前に記録する。これにより、L1のPCA領域e1に対してテスト信号を記録し再生する場合は、必ずデータが記録されているフィジカルフォーマット領域d4を通過するレーザー光により行われるので、パワー、反射率等が一定の条件で行うことができる。
次に、本発明の情報記録媒体の第2の実施の形態について説明する。図2は本発明になる情報記録媒体の第2の実施の形態の断面構造図を示す。本実施の形態は、図2に示すように、半透明反射膜からなる1層目記録層L0と、反射膜からなる2層目記録層L1とが、例えば厚さ約40μmの透明層(図示せず)を介して積層された、前記のオポジットタイプの片面2層の光ディスクであり、1層目記録層L0はディスク内周から外周に向かって順に、リードイン領域a15、データ領域a16、中間領域a17が形成されており、2層目記録層L1はディスク内周から外周に向かって順に、リードアウト領域b15、データ領域b16、中間領域b17が形成された構造である点は従来と同様であるが、本実施の形態は、リードイン領域a15とリードアウト領域b15の構造に従来にない特徴がある。
すなわち、図2に示すように、1層目記録層L0のリードイン領域a15は、ディスク内周から外周に向かって順に、PCA領域d11、RMA領域d12、BCA領域d13、フィジカルフォーマット領域(PFA)d14、リファレンスコード領域d15及びコントロールデータ領域d16からなる。
一方、2層目記録層L1のリードアウト領域b15には、ディスク内周から外周に向かって順に、PCA領域e11が設けられ、更にRMA領域e12も必要に応じて設けられる。PCA領域d11及びe11は、テスト信号の記録再生に用いられるテスト領域である。RMA領域d12及びe12は図1に示したRMA領域d2及びe3と同様の領域である。
本実施の形態も第1の実施の形態と同様に、図2に示すように、1層目記録層L0のPCA領域d11と2層目記録層L1のPCA領域e11とは、ディスク表面に対して直交する方向(積層方向)に対して重ならないように、ディスク半径方向に互いにずらして配置すると共に、L1のPCA領域e11に対しては積層方向に重なり、かつ、PCA領域e11の両側に少なくとも偏心量よりも大きな領域をL0にフィジカルフォーマット領域d14として配置し、更に、L0及びL1の各データ領域a16及びb16をほぼ対向するように(ほぼ重なるように)配置した点に特徴がある。
上記のフィジカルフォーマット領域d14は、コントロールデータ領域d16に記録されているコントロールデータと同じデータを記録装置で記録する領域であり、PCA領域e11にテスト信号を記録するよりも前に記録する。これにより、L1のPCA領域e11に対してテスト信号を記録し再生する場合は、必ずデータが記録されているフィジカルフォーマット領域d14を通過するレーザー光により行われるので、パワー、反射率等が一定の条件で行うことができる。
なお、コントロールデータがディスク製造段階で予め記録されるコントロールデータ領域d16は1層目記録層L0に対してのみ存在し、2層目記録層L1には存在しない。これは、図1に示したパラレルタイプの光ディスクでは、1層目記録層L0と2層目記録層L1とは全く別のディスクとして扱うことができるのに対し、図2に示したオポジットタイプの光ディスクでは、中間領域a17とb17で折り返すので、両記録層L0とL1が1枚の光ディスクであるから、コントロールデータの記録領域は1つでよいことによる。
次に、本発明の情報記録媒体の第3の実施の形態について説明する。図3は本発明になる情報記録媒体の第3の実施の形態の断面構造図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。本実施の形態は、図3に示すように、半透明反射膜からなる1層目記録層L0と、反射膜からなる2層目記録層L1とが、例えば厚さ約40μmの透明層(図示せず)を介して対向配置された、前記のパラレルタイプの片面2層の光ディスクであり、それぞれディスク内周から外周に向かって順に、リードイン領域a11,b11、データ領域a21,b21、リードアウト領域a22,b22が形成された構造である。
リードイン領域a11,b11内の各領域の配置は第1の実施の形態と同様であるが、本実施の形態は、1層目記録層L0のデータ領域a21のサイズが2層目記録層L1のデータ領域b21のサイズよりも大きい点に特徴がある。すなわち、本実施の形態では、1層目記録層L0のデータ領域a21の外周端が、2層目記録層L1のデータ領域b21の外周端よりも外周側に位置する。なお、データ領域a21及びb21のサイズが非対称であることから、リードアウト領域a22とb22もサイズが非対称となる。
1層目記録層L0のデータ領域a21のサイズの方を、2層目記録層L1のデータ領域b21のサイズよりも大きくした理由は、仮にこれとは逆の関係とした場合は、L0のデータ領域に対してデータ記録を行ってから、L1のデータ領域にデータ記録を行うが、L1のデータ領域の記録の際に、L0のデータ領域と対向しないデータ領域部分では、L0のデータ領域と対向するデータ領域部分と異なる記録条件となるため、記録品質が劣化することになるためである。
次に、本発明の情報記録媒体の第4の実施の形態について説明する。図4は本発明になる情報記録媒体の第4の実施の形態の断面構造図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。本実施の形態は、図4に示すように、半透明反射膜からなる1層目記録層L0と、反射膜からなる2層目記録層L1とが、例えば厚さ約40μmの透明層(図示せず)を介して対向配置された、前記のオポジットタイプの片面2層の光ディスクであり、それぞれディスク内周から外周に向かって順に、リードイン領域a15,b15、データ領域a25,b25、リードアウト領域a26,b26が形成された構造である。
リードイン領域a15,b15内の各領域の配置は第2の実施の形態と同様であるが、本実施の形態は、1層目記録層L0のデータ領域a25のサイズが2層目記録層L1のデータ領域b25のサイズよりも大きい点に特徴がある。すなわち、本実施の形態では、1層目記録層L0のデータ領域a25の外周端が、2層目記録層L1のデータ領域b25の外周端よりも外周側に位置する。なお、データ領域a25及びb25のサイズが非対称であることから、リードアウト領域a26とb26もサイズが非対称となる。1層目記録層L0のデータ領域a25のサイズの方を、2層目記録層L1のデータ領域b25のサイズよりも大きくした理由は、第3の実施の形態と同様である。
次に、本発明の情報記録媒体の記録方法について説明する。図5は本発明の情報記録媒体の記録方法に用いる光ディスク装置の要部の一例のブロック図を示す。図5において、図1乃至図4に示した構造の光ディスクのうち、いずれか一の構造の片面2層の光ディスク11は、スピンドルモータ12により回転され、その回転は光ピックアップ13からのレーザー光との相対線速度が一定となるようにサーボ回路19により制御される。このとき、光ピックアップ13は、光ピックアップ13内のレーザーダイオードから出射されたレーザー光が、光ディスク11上のトラックを追従走査するようにサーボ回路19により制御される。サーボ回路19はコントローラ14により動作が制御される。
テスト記録に供するキャリブレーション用記録信号(テスト信号)aは、図6に示すように、幅11T(Tはビット周期:以下同じ)と3Tのみを用い、11Tパルス区間を3回、3Tパルス区間を10回、再び11Tパルス区間を3回、3Tパルス区間を12回の合計132T周期の繰り返しパターンで形成される。
その結果、
11Tパルスの“H”区間→11T×3=33T
11Tパルスの“L”区間→11T×3=33T
3Tパルスの“H”区間→3T×11=33T
3Tパルスの“L”区間→3T×11=33T
のように、各パルス区間の“H”レベルと“L”レベルの回数が同じなるように設定し、デューティ比を50%として信号成分の持つDC成分の影響を受けないようにしている。
次に、光ディスク11が図1に示した第1の実施の形態の光ディスクである場合の記録動作について説明する。ここで、従来のDVDプレーヤにて光ディスク11を再生可能にするためには、DVD−ROMの片面2層ディスクと同様なデータ配列にする必要があるが、DVD−ROMでは、1層目記録層L0からデータの記録を開始する構成をとっている。従って、入力する映像情報等のデータを実時間で、リアルタイムに記録しようとした場合には、1層目記録層L0から順に記録する必要がある。
そこで、最初に1層目記録層L0にデータを記録するために、まず、記録レーザーパワーの最適値設定のため、第1の実施の形態の光ディスクの1層目記録層L0のRMA領域d2を予め再生し、PCA領域d1をどこまで使用しているかを示すPCA使用アドレス情報を再生して、どこまで記録されているかを検出して、今回のテスト記録をPCA領域d1内のどこから行うべきかを判断する。なお、光ディスク11の全体のトラック(プリグルーブ)にはウォブルが形成され、また、ウォブルにはLPP(ランド・プリピット)情報としてアドレス情報が記録されている。
続いて、図7にIで示すように、第1の実施の形態の光ディスクの1層目記録層L0のPCA領域d1に対して、テスト記録が行われる。このテスト記録は、例えば1回のテスト記録を記録レーザーパワーを26段階に変化させて行い、1つの記録レーザーパワーにつき1フレーム分(これに限らない)のキャリブレーション用記録信号(テスト信号)aを記録し、合計26フレーム分のキャリブレーション用記録信号(テスト信号)aを記録する。
このテスト記録時には、キャリブレーション用記録信号生成回路15がコントローラ14からの制御信号により制御されてキャリブレーション用記録信号(テスト信号)aを生成し、コントローラ14からの切換信号でコントロールされる切換スイッチ16を介して記録アンプ17にキャリブレーション用記録信号aを入力する。
キャリブレーション用記録信号aは、記録アンプ17で増幅された後、録再切換スイッチ20を介して光ピックアップ13内のレーザーダイオードを駆動する。このとき、記録アンプ17の利得を1シンクフレーム毎に26段階に変化させることで、キャリブレーション用記録信号(テスト信号)aを1シンクフレーム毎に26段階に変化させた記録レーザーパワーで光ディスク11のPCA領域d1内の一部に記録する。このときの記録及び消去レーザーパワーは、コントローラ14により生成され、D/A変換器18によりアナログ信号に変換された記録レーザーパワー制御信号mp及び消去レーザーパワー制御信号meにより記録アンプ17の利得を後述するように可変制御することで行われる。
サーボ回路19により移動制御される光ピックアップ13内のレーザーダイオードから出射されたレーザー光は、光ディスク11の所定領域に照射されてキャリブレーション用記録信号(テスト信号)aをテスト記録する。
続いて、テスト記録を行ったPCA領域d1内の記録領域に移動し、以下の方法で最適記録レーザーパワーを求める。すなわち、テスト記録したキャリブレーション用記録信号の再生時においては、録再切換スイッチ20をPB側に切換え、光ピックアップ13内のレーザーダイオードから一定の再生レーザーパワーで出射し、PCA領域d1からの反射光に基づいて光ピックアップ13で得た読取信号(RF信号)を再生アンプ21により増幅した後、そのRF信号をデコーダ(図示せず)へ出力する。
一方、サンプルホールド回路を含むピーク検出回路22、ボトム検出回路23、平均値検出回路24のいずれかが、デコーダ(図示せず)からのアドレス信号とウォブル信号から生成されたタイミング信号である切換信号を用いて切り換えられ、切り換えられた回路22、23、24により再生アンプ21から出力されるRF信号のサンプルホールドを行い、サンプルホールド後の信号を切換回路25にて切り換える。切換回路25により選択された信号は、デコーダ(図示せず)からの再生信号のタイミング信号を基にA/D変換器26によりディジタル信号に変換された後、コントローラ14に入力され、後述する最適パワー値の算出に供される。
このピーク検出回路22、ボトム検出回路23、平均値検出回路24はテスト信号中の11T信号のピークとボトム信号、3T信号を低域フィルタ(LPF)を介して平均値化した信号に対応している。なお、この平均値化する回路はLPFの設定により3T又は4T又は5Tの周波数を平均値化することができるように設計されている。
テスト記録を行ったPCA領域d1で目的のLPPアドレスのデコーダから得たLPPのタイミング信号を検出し、それぞれの記録位置に対応したタイミング信号でサンプルホールドした11T信号のピーク値と、11T信号のボトム値を測定し、11T信号のピーク値とボトム値の中心値が演算される。次に、コントローラ14は、3T信号の中心である平均値検出出力を測定し、ピーク値とボトム値の中心値に対して平均値検出出力とを比較する。ピーク値とボトム値の中心値に対する平均値検出出力との差をピーク値とボトム値のピークtoピークで割ったのがアシンメトリ値βである。
このアシンメトリ値βが0%または、0%に近い値(実際の装置に用いられるピックアップ及び、記録条件である記録波形(ストラテジ)によって目標値が異なるのでそれぞれのディスクに対して個々に実験結果によって目標値が決定されていて、記録装置のROM或いは製造工程で測定された最適値がEEPROMに記録されている。)で、装置に記録されている目標値と比較して目標値と一致した時の出射パワーが最適な記録レーザーパワー値となる。
ここで、DVD−RWの媒体には、媒体の固有のIDと媒体のメーカが推奨する記録すべき推奨記録レーザーパワー、消去パワーを決定するための推奨記録レーザーパワーと消去パワーの比率ε、記録条件である記録波形である記録レーザーパワーの先頭パルス幅、中間領域のマルチパルス幅、後端のパルスを決定するためのクーリングパルス幅或いは後端のパルス幅(ストラテジー)、アシンメトリ値が存在する場合には推奨アシンメトリ値が線速度情報と共に媒体に記録されている。また、それぞれの倍速値に対応した推奨値が同様に媒体に記録される。
そこで、装置を開発製造する時点で、媒体を評価し、この媒体に記録されている推奨値がその装置でも同様に推奨値として使えると判断できる場合には、或いは、この値にオフセットをして、使えると判断できる場合には、その媒体の固有のIDをそのまま使用できる。又は、オフセットと共に装置のROMまたはEEPROMに記憶しておく。アシンメトリ値が存在しない場合には最適パワーに対応する目標アシンメトリ値を測定して装置のROMまたはEEPROMに記憶しておく。
なお、媒体を評価し、この媒体に記録されている推奨値がその装置では参考にならないと判断する場合には、その値は参考にせず、その媒体の固有のIDと前記のそれぞれの推奨値を装置のROMまたはEEPROMに記憶しておく。
そして、最適とされるアシンメトリ値に最も近いアシンメトリ値βが得られる記録レーザーパワーを選択して(又は、各段階の記録レーザーパワーにおけるアシンメトリ値βから、最適とされるアシンメトリ値βにおける記録レーザーパワーを補間により求めて)、それを線速度倍率初期値における最適記録レーザーパワー値として決定する。
次に、コントローラ14はサーボ回路19を介して光ピックアップ13を図7のL0のデータ領域a12の開始位置に移動させると共に、スイッチ回路16を記録信号入力側に切り換え制御して記録されるデータを選択させ、かつ、録再スイッチ20を記録(REC)側に切り換え制御して先に決定された最適記録レーザーパワー値で、入力データのデータ領域a12への記録を図7に矢印IIで示すように開始させる。
データ領域a12へのデータ記録が終了すると、コントローラ14はサーボ回路19を介して光ピックアップ13を図7のL0のフィジカルフォーマット領域d4の開始位置に移動させると共に、スイッチ回路16を介してコントロールデータを入力させ、先に決定された最適記録レーザーパワー値で、コントロールデータのフィジカルフォーマット領域d4への記録を図7に矢印IIIで示すように開始させる。
コントロールデータのフィジカルフォーマット領域d4への記録が終了すると、コントローラ14はサーボ回路19を介して光ピックアップ13内の対物レンズを光ディスク方向へ所定距離移動し、かつ、図7の光ディスク11の2層目記録層L1のPCA領域e1のテスト信号記録開始位置に光ピックアップ13を移動させ、図7に矢印IVで示すように、キャリブレーション用記録信号(テスト信号)aの記録を開始させる。このキャリブレーション用記録信号(テスト信号)aの記録はPCA領域d1への記録と同様にして行われる。
PCA領域e1内の一部へのテスト信号記録終了後は、1層目記録層L0での場合と同様にしてPCA領域e1から記録済みのテスト信号を再生して、2層目記録層L1の最適な記録レーザーパワー値を決定する。最適な記録レーザーパワー値を決定すると、続いて、コントローラ14の制御の下で、2層目記録層L1のデータ領域b12に図7に矢印Vで示すように、PCA領域e1に対して直前に行ったテスト信号の記録再生により決定した記録レーザーパワーで光ピックアップ13によりデータが記録される。
ここで、2層目記録層L1のPCA領域e1が対向する1層目記録層L0の位置には、PCA領域e1に重なり、更にそれより両側に少なくとも偏心量よりも大きな領域のフィジカルフォーマット領域d4が配置されており、しかも、そのフィジカルフォーマット領域d4には既にコントロールデータが記録されているので、偏心があっても、光ピックアップ13からのレーザー光は、常に1層目記録層L0の記録済みのフィジカルフォーマット領域d4を通して2層目記録層L1のPCA領域e1に焦点一致して記録されるので、記録条件は常に一定の条件で記録されることとなり、よって、記録済み領域と未記録領域とが混在する領域を通して記録するときのように記録品質が劣化することはない。
また、1層目記録層L0の記録済みのフィジカルフォーマット領域d4を通して2層目記録層L1のPCA領域e1にテスト信号を記録して、その再生信号に基づき最適記録レーザーパワー値を求めるようにしているので、記録済みのデータ領域a12を通過するレーザー光でデータ領域b12にデータ記録を行うときと同じ記録条件で最適な記録レーザーパワーを求めることができる。
更に、データ領域a12とb12は同じ大きさで対向配置されているため、光ピックアップ13からのレーザー光は、常に1層目記録層L0の記録済みのデータ領域a12を通して2層目記録層L1のデータ領域b12に焦点一致して記録されるので、記録条件は常に一定の条件で記録されることとなり、よって、記録済み領域と未記録領域とが混在する領域を通して記録するときのように記録品質が劣化することはない。
上記のデータ領域b12へのデータ記録が終了すると、コントローラ14の制御の下、図7に示すように、1層目記録層L0のリードアウト領域a13に対して矢印VIで示すように信号記録が行われ、続いて図7に示すように、2層目記録層L1のリードアウト領域b13に対して矢印VIIで示すように信号記録が行われる。リードアウト領域a13及びb13に記録される信号は、例えばオールゼロの信号である。
上記の記録終了後、先に決定した1層目記録層L0の最適記録レーザーパワー値、2層目記録層L1の最適記録レーザーパワー値、PCA領域d1、e1のアドレス情報、テスト記録結果、最適消去パワー、記録ストラテジの方式、記録ストラテジの最適パラメータなどの記録条件、温度、振動、面振れなどの環境条件、記録装置の製造社名、記録装置番号、ロット番号、シリアル番号のいずれかまたはそれらの組み合わせなどが、RMA領域d2に一括して記録される。RMA領域d2にすべての情報を記録できないときには、RMA領域e2も使用する。
次に、光ディスク11が図2に示した第2の実施の形態のオポジットタイプの光ディスクである場合の記録動作について説明する。この場合も、基本的には第1の実施の形態の光ディスクへの記録方法と同様であり、図2と同一の図8に示すオポジットタイプの光ディスクに対して、まず、光ピックアップ13からのレーザー光を1層目記録層L0に焦点を一致させて、図8の1層目記録層L0のPCA領域d11の一部に矢印Iで示すように、キャリブレーション記録用信号(テスト信号)を内周から外周方向へ記録し、その記録後にキャリブレーション記録用信号(テスト信号)を再生して、前記の方法で1層目記録層L0の最適な記録レーザーパワー値を求める。
続いて、入力する映像情報等のデータを圧縮してバッファ処理を行って得たデータを、先に求めた最適な記録レーザーパワー値で図8に矢印IIで示すように、1層目記録層L0のデータ領域a16に内周から外周方向へ間欠的に記録する。続いて、図8に矢印IIIで示すように、1層目記録層L0のフィジカルフォーマット領域d14に、コントロールデータを上記の最適な記録レーザーパワー値で内周から外周方向へ記録する。
その後、光ピックアップ13からのレーザー光を2層目記録層L1に焦点を一致させるように、光ピックアップ13内の対物レンズをフォーカス方向にジャンプさせてから、図8の2層目記録層L1のPCA領域e11の一部に、矢印IVで示すように、キャリブレーション記録用信号(テスト信号)を外周から内周方向へ記録し、その記録後にキャリブレーション記録用信号(テスト信号)を再生して、前記の方法で2層目記録層L1の最適な記録レーザーパワー値を求める。
続いて、入力する映像情報等のデータを圧縮してバッファ処理を行って得たデータを、先に求めた2層目記録層L1の最適な記録レーザーパワー値で図8に矢印Vで示すように、2層目記録層L1のデータ領域b16に外周から内周方向へ間欠的に記録する。その後、図8に示すように、1層目記録層L0の中間領域a17に対して信号を矢印VIで示すように内周から外周方向へ記録した後、同図に示すように、2層目記録層L1の中間領域b17に対して信号を矢印VIIで示すように外周から内周方向へ記録する。中間領域a17及びb17に記録する信号としては、例えばオールゼロの信号がある。
本実施の形態も、1層目記録層L0の記録済みのフィジカルフォーマット領域d14を通して2層目記録層L1のPCA領域e11にテスト信号を記録して、その再生信号に基づき最適記録レーザーパワー値を求めるようにしているので、記録済みのデータ領域a16を通過するレーザー光でデータ領域b16にデータ記録を行うときと同じ記録条件で最適な記録レーザーパワーを求めることができる。この実施の形態では、図8に示すように、L0のPCA領域d11のテスト信号記録方向Iと、L1のPCA領域e11のテスト信号記録方向IVとは互いに逆方向になる。
なお、図7及び図8において、フィジカルフォーマット領域d4,d14へのコントロールデータの記録は、1層目記録層L0のデータ領域a12,a16へのデータ記録の前に行ってもよく、また、データ領域a12,a16へのデータ記録を光ディスク上の記録転送レートによって間欠的に行っている合間に行ってもよい。
また、1層目記録層L0のデータ領域a12,a16へのデータ記録は、図7及び図8に矢印IIで示すように、データ領域の記録最終位置よりも少なくとも偏心量分多く外周側まで記録するようにしてもよい(すなわち、1層目記録層L0のデータ領域a12,a16及び予め定めた一定の領域にデータを順次記録するようにしてもよい。)。この場合は、図7のパラレルタイプの光ディスクの場合は、2層目記録層L1のデータ領域b12へのデータ記録は、ディスク偏心量に関係なく、データ領域最終位置まで最適な記録パワーで記録することができ、図8のオポジットタイプの光ディスクの場合は、2層目記録層L1のデータ領域b16へのデータ記録は、ディスク偏心量に関係なく、データ領域開始位置から最適な記録パワーで記録開始することができる。
また、図2、図4に示したオポジットタイプの光ディスクでは、L1のデータ領域で内周方向へデータの記録をした後、再度外周へ戻って、最外周の中間領域に信号を記録する。これによって、映像情報等の実時間性を要求する情報を記録する際にも、光ピックアップ13内の対物レンズのL0からL1へのフォーカス方向の移動等による時間のロスを最小にすることができ、最外周領域の中間領域を記録することにより、映像情報等のデータの連続性が得られなくなるという問題が解決できる。
ところで、図1〜図4、図7、図8に示した1層目記録層L0のデータ領域a12,a16へのデータ記録の前に、1層目記録層L0のPCA領域d1,d11へのテスト信号記録再生、L0のフィジカルフォーマット領域d4,d14へのコントロールデータの記録、2層目記録層L1のPCA領域e1,e11へのテスト信号記録再生を行うようにしてもよく、その場合は、1層目記録層L0のデータ領域a12,a16へのデータ記録終了に続いて、2層目記録層L1のデータ領域b12,b16へのデータ記録を開始できるので、継続的なデータ記録が可能となる。
次に、上記の場合の本発明の情報記録媒体の記録方法の他の実施の形態について、更に詳細に説明する。この実施の形態の記録方法は、図5に示した記録再生装置の入力側に図9に示す記録信号入力部の一実施の形態のブロック図を追加することにより実現される。
この記録信号入力部の動作について、図10のフローチャートと、図9のバッファメモリ33の記憶データ量の変化を示す図11と共に説明する。
L0のデータ領域の記録時において、記録すべき記録信号は図9の入力端子31を介して圧縮回路32に供給され、ここで例えばMPEG2(Moving Picture Experts Group phase 2)方式等の公知の圧縮符号化方式で圧縮符号化された後(ステップS1)、バッファメモリ33に供給されて一時記憶される(ステップS2)。バッファメモリ33は初期状態では記憶データ0の状態にあるが、記録信号は入力され続け、よって圧縮回路32により圧縮符号化された記録データが圧縮回路32から出力され続けて書き込まれるため、バッファメモリ33の記憶データ量は図11に示すように、記憶容量一杯のフル状態に向けて上昇していく。
このバッファメモリ33の記憶データ量は、データ量管理手段34により監視されており、データ量管理手段34によりフル状態よりも所定量少ない基準値に達したかどうかがまず判定される(ステップS3)。記憶データ量0の状態からエンプティ状態を経て図11に示すように時間T1経過してデータ量管理手段34によりバッファメモリ33の記憶データ量が基準値に達したことが検出されると、その検出結果が制御回路35に供給され、制御回路35はこれにより図5に示したコントローラ14を介してサーボ回路19を制御して、光ピックアップ13をデータ領域の記録開始セクタのアドレス位置へ移動させ(ステップS4)、その位置で光ピックアップ13を光ディスク11の1回転毎に1トラック分キックバックさせ続け、そのセクタ位置に待機させる所謂キック待ち(記録待機状態)とする(ステップS5)。
このキック待ちの間もバッファメモリ33の記録データ量は増加し続けており、データ量管理手段34によりバッファメモリ33の記憶データ量がフル状態に達したかどうか監視されており(ステップS6)、基準値に達した時点から図11に示すように時間T0経過してデータ量管理手段34によりバッファメモリ33の記憶データ量がフル状態に達したことが検出されると、その検出結果が制御回路35に供給される。
制御回路35は、これによりバッファメモリ33をそのまま書き込み状態としながら同時に読み出し状態を開始し、バッファメモリ33に記憶されている記録データを書き込み速度よりも速い速度で読み出し、その読み出した記録データを図9の信号処理回路36に供給して、エラー訂正コード、アドレスコード、シンク信号等の付与等の信号処理を施して記録信号を生成させる(ステップS7)。
信号処理回路36から出力された記録信号は、図5のスイッチ回路16、記録アンプ17及び録再スイッチ20を通して光ピックアップ13に供給される。一方、図9の制御回路35は、データ量管理手段34からバッファメモリ33の記憶データ量がフル状態に達したことを示す検出結果が入力されると、図5のコントローラ14を介してサーボ回路19を制御し、光ピックアップ13の前記キック待ち状態を解除してデータ領域の記録開始セクタからの記録を開始させる(ステップS8)。
上記のバッファメモリ33の読み出しにより、バッファメモリ33の記憶データ量は図11に示すように減少し、データ量管理手段34によりバッファメモリ33の記憶データ量がエンプティ状態に達したかどうか監視される(ステップS9)。エンプティ状態に達するまで、バッファメモリ33から読み出された記録データに対する信号処理回路36による信号処理及びデータ領域への記録が継続的に行われており(ステップS7、S8)、フル状態から時間T2経過してステップS9でエンプティ状態に達したことがデータ量管理手段34により検出されると、その検出結果が制御回路35に供給される。
制御回路35は、これによりバッファメモリ33を読み出し状態を停止すると共に、コントローラ14を介してサーボ回路19を制御して光ピックアップ13によるデータ領域への記録を禁止(中断)する(ステップS10)。
一方、公知の手段によりコントローラ14は、逐次光ディスク11のアドレス情報を取得しており、制御回路35はコントローラ14からアドレス情報を受けて、1層目記録層L0のデータ領域の終了アドレス付近であるかどうかを監視しており(ステップS11)、終了アドレス付近でないときには、ステップS3に戻り再び、データ量管理手段34からのバッファメモリ33の記憶データ量が増加過程で基準値に達したことを示す検出結果の入力を待つ。
ステップS10でバッファメモリ33を読み出し状態を停止し書き込み状態を継続したことにより、バッファメモリ33の記憶データ量は再び増加し始め、エンプティ状態から図11に示すように時間T3経過して基準値に達するキック待ちの状態とし(ステップS4、S5)、更に時間T0経過してフル状態に達する。
そして、バッファメモリ33の記憶データ量がフル状態に達したことが検出されると、バッファメモリ33を書き込み状態としながら読み出し状態を再び開始し、バッファメモリ33に記憶されている記録データを書き込み速度よりも速い速度で読み出し、その読み出した記録データから信号処理回路36で記録信号を生成させ(ステップS6、S7)、L0のデータ領域内の次の記録開始のセクタから記録信号の記録を、バッファメモリ33の記憶データ量が図11に示すようにフル状態からエンプティ状態になるまでの時間T4の間再び行う(ステップS8、S9、S10)。
以下、ステップS11で1層目記録層L0のデータ領域の終了アドレス付近に記録が行われたことが判定されるまで、上記のステップS3〜S10の処理が繰り返され、バッファメモリ33の記憶データ量は図11に示すように変化し、データ領域には記録信号が間欠的に記録されていく。すなわち、図11において、記録中断(時間(T1+T0)、(T3+T0)、(T5+T0)、(T7+T0)、・・・)と、記録(時間T2、T4、T6、T8、・・・)とが交互に繰り返される。
そして、制御回路35はステップS11で1層目記録層L0のデータ領域の終了アドレス付近に記録が行われたことが判定されると、コントローラ14及びサーボ回路19を介して光ピックアップ13内の対物レンズを光ディスク方向へ移動する等の手段により、光ピックアップ13からのレーザー光の1層目記録層L0への焦点一致状態から2層目記録層L1への焦点一致状態とするフォーカスジャンプを行わせる(ステップS12)。
図9に示したデータ量管理手段34は、ステップS9でバッファメモリ33の記憶データ量がエンプティ状態になったことを検出した後、上記のステップS12でフォーカスジャンプが行われたときも、引き続きバッファメモリ33の記憶データ量が増加過程で基準値に達したかどうかを監視している(ステップS3)。
そして、バッファメモリ33の記憶データ量が基準値に達すると、2層目記録層L1のデータ領域の記録開始のセクタに光ピックアップ13を移動させ、所定のセクタでキック待ちを行わせ(ステップS4、S5)、バッファメモリ33の記憶データ量がフル状態になると、バッファメモリ33がエンプティ状態になるまで記録信号を記録する(ステップS6〜S10)。以下、上記のステップS3〜S10の処理が繰り返され、データ領域には記録信号が間欠的に2層目記録層L1のデータ領域に記録信号がなくなるまで記録されていく。
このようにして、本実施の形態では、バッファメモリ33がエンプティ状態からフル状態に達するまでの待ち時間を利用してフォーカスジャンプを行い、転送レートの差を利用し、記録信号を中断なく1層目記録層L0のデータ領域から2層目記録層L1のデータ領域に記録することができる。なお、図10のステップS11で2層目記録層L1のデータ領域の終了アドレスが検出されたときには、図10では図示を省略したが、記録を終了する。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば本発明の情報記録媒体は、図1〜図4の実施の形態では、2層目記録層L1のPCA領域e1,e11の記録に先立ち、1層目記録層L0のフィジカルフォーマット領域d4,d14にコントロールデータの記録をしているが、2層目記録層L1におけるPCA領域の位置は、1層目記録層L0のPCA領域に対して積層方向に重ならないことは必須の条件であるが、その条件を満たす限り、どの位置にあっても構わない。
ただし、2層目記録層L1におけるPCA領域の位置に対して積層方向に重なる1層目記録層L0の領域は、2層目記録層L1のPCA領域e1,e11へのテスト記録を、2層目記録層L1のデータ領域b12,b16,b21,b25へのデータの記録の前に行う必要があるので、2層目記録層L1のデータ領域b12,b16,b21,b25に記録する前に記録してもよいデータを記録することができる領域であれば、フィジカルフォーマット領域d4,d14に限らず、どのような領域でも構わない。つまり、2層目記録層L1におけるPCA領域の位置に対して積層方向に重なる1層目記録層L0の領域は、PCA領域e1,e11へのテスト記録を行う前に、記録データに関わらず例えばオールゼロを書くことができるような領域であれば、どの領域でも構わない。
この場合、コントロールデータ領域は、DVD−Rの場合にはプリライトとして、出荷時に既に記録されているので、オポジットタイプの光ディスクの場合には、2層目記録層L1にはコントロールデータ領域は前述したように形成されていないので、1層目記録層L0のコントロールデータ領域に対向する2層目記録層L1の位置にPCA領域を設けてもよい。ただし、パラレルタイプの光ディスクの場合には、前述したように、1層目記録層L0のコントロールデータ領域に対向する2層目記録層L1の位置にコントロールデータ領域が設けられるので、PCA領域として使用することは好ましくない。
また、記録されるデータの転送レートは一般的に可変レートであるので、このレートに対応して図11のバッファのフル、エンプティ、基準値は適宜変更される(固定ではない)。
本発明の情報記録媒体の第1の実施の形態の断面構造図である。 本発明の情報記録媒体の第2の実施の形態の断面構造図である。 本発明の情報記録媒体の第3の実施の形態の断面構造図である。 本発明の情報記録媒体の第4の実施の形態の断面構造図である。 本発明の情報記録媒体の記録方法に用いる光ディスク装置の要部の一例のブロック図である。 図5で記録再生するキャリブレーション用記録信号(テスト信号)の一例の波形図である。 本発明記録方法の一実施の形態を説明する図である。 本発明記録方法の他の実施の形態を説明する図である。 本発明の情報記録媒体の記録方法に用いる光ディスク装置の記録信号入力部の一実施の形態のブロック図である。バッファメモリ33の記憶データ量の変化を示す図11図である。 図9の動作説明用フローチャートである。 図9中のバッファメモリの記憶データ量の変化を示す図である。 片面2層の光ディスクの一例の概略構造断面図である。 片面2層の光ディスクの問題点の説明図である。 片面2層の光ディスクのジッタ特性の一例を示す図である。 パラレルタイプの光ディスクの構造断面と物理セクタナンバーの変化を示す図である。 オポジットタイプの光ディスクの構造断面と物理セクタナンバーの変化を示す図である。
符号の説明
L0 1層目記録層
L1 2層目記録層
a11、a15、b11、b15 リードイン領域
a12、a16、a21、a25、b12、b16、b21、b25 データ領域
a13、a22、b13、b22 リードアウト領域
a17、a26、b17、b26 中間領域
d1、d11、e1、e11 PCA領域
d2、d12、e3、e12 RMA領域
d4、d14 フィジカルフォーマット領域
11 光ディスク
13 光ピックアップ
14 コントローラ
15 キャリブレーション用記録信号(テスト信号)生成回路
16 スイッチ回路
17 記録アンプ
19 サーボ回路
33 バッファメモリ
34 データ量管理手段
35 制御回路
36 信号処理回路


Claims (10)

  1. 片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層された構造のディスク状の情報記録媒体において、
    前記複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で前記情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に前記光ピックアップから出射される前記レーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有し、前記光学的記録テスト領域を、前記複数の記録層間で互いに積層方向で重ならないように配置したことを特徴とする情報記録媒体。
  2. 片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層された構造のディスク状の情報記録媒体において、
    前記複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で前記情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に前記光ピックアップから出射される前記レーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有し、
    前記光学的記録テスト領域を、前記複数の記録層間で互いに積層方向で重ならないように異なる半径位置に配置し、前記データ領域を、前記複数の記録層間で互いに積層方向でほぼ重なるようにほぼ同一の半径位置に配置したことを特徴とする情報記録媒体。
  3. 片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層された構造のディスク状の情報記録媒体において、
    前記複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で前記情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に前記光ピックアップから出射される前記レーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有し、
    前記光学的記録テスト領域を、前記複数の記録層間で互いに積層方向で重ならないように異なる半径位置に配置すると共に、積層方向に隣接する2つの前記記録層のうち前記光ピックアップに近い方の第1の記録層の、前記光ピックアップに遠い方の第2の記録層の前記光学的記録テスト領域に対向する位置に、該第2の記録層の光学的記録テスト領域以上のサイズの信号記録領域を配置したことを特徴とする情報記録媒体。
  4. 片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層された構造のディスク状の情報記録媒体において、
    前記複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で前記情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に前記光ピックアップから出射される前記レーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有し、
    前記データ領域を、前記複数の記録層間で互いに積層方向でほぼ同一の半径位置に配置すると共に、積層方向に隣接する2つの前記記録層のうち前記光ピックアップに近い方の第1の記録層の前記データ領域を、前記光ピックアップに遠い方の第2の記録層の前記データ領域よりも大きなサイズとしたことを特徴とする情報記録媒体。
  5. 片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層された構造のディスク状の情報記録媒体において、
    前記複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で前記情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に前記光ピックアップから出射される前記レーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有し、
    前記光学的記録テスト領域を、前記複数の記録層間で互いに積層方向で重ならないように異なる半径位置に配置すると共に、積層方向に隣接する2つの前記記録層のうち前記光ピックアップに近い方の第1の記録層の、前記光ピックアップに遠い方の第2の記録層の前記光学的記録テスト領域に対向する領域に事前に信号が記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
  6. 片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層され、前記複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で前記情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に前記光ピックアップから出射される前記レーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有するディスク状の情報記録媒体の記録方法であって、
    積層方向に隣接する第1及び第2の記録層のうち、前記光ピックアップに遠い方の第2の記録層の前記光学的記録テスト領域に対向する前記光ピックアップに近い方の第1の記録層の領域に信号を記録する第1のステップと、
    前記第1のステップに続いて、前記第1の記録層の前記光学的記録テスト領域に前記テスト信号を記録する第2のステップと
    を含むことを特徴とする情報記録媒体の記録方法。
  7. 片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層されており、前記複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で前記情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に前記光ピックアップから出射される前記レーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有するディスク状の情報記録媒体に対して信号を記録する記録方法であって、前記複数の記録層のそれぞれの光学的記録テスト領域に対して、前記複数の記録層間で互いに積層方向で重ならないように前記テスト信号を記録することを特徴とする情報記録媒体の記録方法。
  8. 片面側から光学的に情報信号を記録再生可能な複数の記録層が積層されており、前記複数の記録層のそれぞれは、光ピックアップからのレーザー光で前記情報信号を光学的に記録し再生するためのデータ領域と、記録時に前記光ピックアップから出射される前記レーザー光の最適パワー値を求めるためにテスト信号を記録し再生するための光学的記録テスト領域とを少なくとも有するディスク状の情報記録媒体に対して信号を記録する記録方法であって、
    積層方向に隣接する第1及び第2の記録層のうち前記光ピックアップに近い方の第1の記録層の前記光学的記録テスト領域に前記テスト信号を記録する方向と、前記光ピックアップに遠い方の第2の記録層の前記光学的記録テスト領域に前記テスト信号を記録する方向とを互いに逆方向にして記録することを特徴とする情報記録媒体の記録方法。
  9. 請求項1乃至5のうちいずれか一項記載のディスク状の情報記録媒体に対して、信号を記録する情報記録媒体の記録方法であって、
    積層方向に隣接する第1及び第2の記録層のうち光ピックアップに近い方の第1の記録層の前記光学的記録テスト領域にテスト信号を記録した後再生して、記録時の前記光ピックアップから出射される前記レーザー光の第1の最適パワー値を求める第1のステップと、
    前記第1の最適パワー値のレーザー光で前記第1の記録層の前記データ領域にデータを記録すると共に、前記第1及び第2の記録層のうち前記光ピックアップに遠い方の第2の記録層の前記光学的記録テスト領域に対向する前記第1の記録層の領域に信号を記録する第2のステップと、
    前記第2の記録層の前記光学的記録テスト領域に前記テスト信号を記録した後再生して、記録時の前記光ピックアップから出射される前記レーザー光の第2の最適パワー値を求める第3のステップと、
    前記第3のステップで求められた前記第2の最適パワー値のレーザー光で前記第2の記録層の前記データ領域にデータを記録する第4のステップと
    を含むことを特徴とする情報記録媒体の記録方法。
  10. 請求項1乃至5のうちいずれか一項記載のディスク状の情報記録媒体に対して、信号を記録する情報記録媒体の記録方法であって、
    積層方向に隣接する第1及び第2の記録層のうち光ピックアップに近い方の第1の記録層の前記光学的記録テスト領域にテスト信号を記録した後再生して、記録時の前記光ピックアップから出射される前記レーザー光の第1の最適パワー値を求める第1のステップと、
    前記第1の最適パワー値のレーザー光で前記第1の記録層の前記データ領域にデータを記録すると共に、前記第1及び第2の記録層のうち前記光ピックアップに遠い方の第2の記録層の前記光学的記録テスト領域に対向する前記第1の記録層の領域に信号を記録する第2のステップと、
    前記第2の記録層の前記光学的記録テスト領域に前記テスト信号を記録した後再生して、記録時の前記光ピックアップから出射される前記レーザー光の第2の最適パワー値を求める第3のステップと、
    前記第3のステップで求められた前記第2の最適パワー値のレーザー光で前記第2の記録層の前記データ領域にデータを記録する第4のステップと、
    前記第1及び第2の記録層の前記記録したデータ領域の外側の領域にそれぞれ信号を順次に記録する第5のステップと
    を含むことを特徴とする情報記録媒体の記録方法。


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