JP2005308778A - 防振レンズ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、防振スイッチの操作性を向上させるとともにレンズ駆動部及びロック機構の配置位置を改善してコンパクト化を図ることができる防振レンズ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の防振レンズ装置10は、防振スイッチ56を本体ケーシング40の被写体側から見て右側面44に取り付けた。これにより、防振スイッチ56は、カメラマン22から見てレンズ装置14の左側に位置するので左手28で操作することができる。また、本体ケーシング40においては、被写体側から見て補正レンズ42の左側、下側、上側が空いたスペースとなり、下側の空きスペースにY方向ボイスコイルモータ68を配置し、左側の空きスペースにX方向ボイスコイルモータ70を配置する。以上の配置構成により防振レンズ装置40は、防振スイッチ56の操作性が向上し、Y方向ボイスコイルモータ68及びX方向ボイスコイルモータ70の配置に関しても空いたスペースを有効利用したので、防振レンズ装置10がコンパクトになる。
【選択図】 図5

Description

本発明は防振レンズ装置に係り、特にカメラに加わった振動によって生じる像ぶれを補正する補正レンズを備えた防振レンズ装置に関する。
光学性能の高倍率、高性能化に伴い最近のテレビカメラに使用されるレンズ装置には、テレビカメラに加わった振動によって生じる像ぶれを補正する補正レンズを備えたものがある。補正レンズを備えたレンズ装置(以下、「防振レンズ装置」と称する)には、鉛直・水平方向の振動を検出する角速度センサ、及びリニアモータを有する補正レンズ駆動部等が設けられ、角速度センサで検出された振動情報に基づいて、補正レンズを補正レンズ駆動部によって像ぶれを補正する位置に移動する(例えば。特許文献1)。
また、レンズ装置の電動駆動ユニットに防振スイッチを設け、この防振スイッチをON操作することにより、防振機能による振れ補正を開始する防振レンズ装置も提案されている(例えば、特許文献2)。更にまた、レンズ装置の運搬時等において補正レンズの移動をロックするロック機構が内蔵された防振レンズ装置も提案されている(例えば、特許文献3)。
特開2002−156695号公報 特開2002−318400号公報 特開2003−295026号公報
しかしながら、前記従来の防振レンズ装置は、振れ補正をON/OFFさせるための防振スイッチは有しているものの、防振スイッチの最適な位置については考慮されておらず、カメラマンにとって必ずしも操作し易いものではなかった。
また、前記従来の防振レンズ装置は、補正レンズを鉛直方向及び水平方向に駆動する補正レンズ駆動部、及びロック機構の最適な配置位置に関し考慮されていないため、防振レンズ装置が無用に大型になっていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、防振スイッチの操作性を向上させるとともにレンズ駆動部の配置位置を改善してコンパクト化を図ることができる防振レンズ装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、防振レンズ装置の本体ケーシングに内蔵されるとともに像ぶれを補正する補正レンズと、前記本体ケーシングに内蔵されるとともに前記補正レンズに対して下側に配置され、前記補正レンズを鉛直面内で第1の方向に駆動する第1の駆動部と、前記本体ケーシングに内蔵されるとともに補正レンズを被写体側から見て補正レンズの左側に配置され、前記補正レンズを鉛直面内で前記第1の方向と直交する第2の方向に駆動する第2の駆動部と、前記本体ケーシングの被写体側から見て右側面に取り付けられ、前記第1の駆動部及び第2の駆動部又は前記第1、第2の駆動部の何れか一方の駆動部をON/OFFする防振スイッチと、を備えたことを特徴とする。
ENGカメラのような肩載せタイプのテレビカメラを操作するカメラマンは、通常カメラマンの右肩にテレビカメラを乗載し、右手でテレビカメラを支持するとともに右目でファインダを覗きながら左手でレンズ装置のフォーカスリング、ズームリング、アイリスリング等の操作リングを回動操作する。すなわち、レンズ装置はカメラマンの左手で操作されるものなので、レンズ装置と一体又は別体の防振レンズ装置においても、カメラマンの左手で操作可能な位置であって、前記操作リングを操作しながらでも無理な手の姿勢をとることなく操作可能な位置に配置されることが操作上好ましい。
上記観点から本願請求項1に記載の発明によれば、防振スイッチを本体ケーシングの被写体側から見て右側面に取り付けた。これにより、防振スイッチはカメラマンから見てレンズ装置の左側に位置するので左手で操作することができる。また、側面配置のため前記操作リングを操作しながらでも無理な手の姿勢をとることなく防振スイッチを操作することができる。防振レンズ装置は、一般にレンズ装置とテレビカメラとの間に設けられている。よって、防振レンズ装置の防振スイッチは左手の親指で操作され、他の指によって各操作リングが操作される。
また、防振スイッチを前記側面位置に配置することにより、防振スイッチが実装された電子基板を有するスイッチ回路部が、防振スイッチの近傍に取り付けられることになる。すなわち、被写体側から見て補正レンズの右側に前記スイッチ回路部が本体ケーシングに内蔵されるため、その位置には煩雑さを避けるためスイッチ回路部のみを配置する。これにより本体ケーシングにおいては、被写体側から見て補正レンズの左側、下側、上側が空いたスペースとなり、下側の空きスペースに第1の駆動部を配置し、左側の空きスペースに第2の駆動部を配置する。以上の配置構成により本願請求項1に記載の発明は、防振スイッチの操作性が向上し、レンズ駆動部の配置に関しても空いたスペースを有効利用したので、防振レンズ装置がコンパクトになる。
本願請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の防振レンズ装置において、前記防振スイッチがON操作されることにより点灯するとともに防振スイッチがOFF操作されることにより消灯する表示灯が、前記本体ケーシングの被写体側から見て右側上面又は右側面上方に設けられていることを特徴としている。本体ケーシングの被写体側から見て右側上面又は右側面上方に表示灯を設けることによって、テレビカメラを乗載したカメラマンは、テレビカメラの操作時に姿勢を変えることなく表示灯を見ることができる。したがって、カメラマンは、防振レンズ装置がON状態かOFF状態かをテレビカメラの操作時に容易に確認することができる。
本願請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の防振レンズ装置において、前記補正レンズの動作をロックするロック機構が、前記本体ケーシングに内蔵されるとともに前記補正レンズに対して上側に配置されていることを特徴としている。本体ケーシングにおいて、補正レンズに対して上側の空いたスペースにロック機構を配置することにより、防振レンズ装置の更なるコンパクト化を図ることができる。
本願請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3のうちいずれか一つに記載の防振レンズ装置において、前記補正レンズによる防振モードの切替スイッチが、前記本体ケーシングの被写体側から見て右側面又は右側背面であって前記防振スイッチの近傍に設けられたことを特徴とする。よって、カメラマンは、防振スイッチと同様に防振モードの切替スイッチを、操作リングを操作しながらでも無理な手の姿勢をとることなく操作することができる。前記防振モードは、防振の効きの感度が適度なモード、防振の効きの感度が高いモード、鉛直及び水平の両方向に防振を実行するモード、及び鉛直又は水平のうち一方の方向のみに防振を実行するモードがある。
本願請求項5に記載の発明は、請求項1、2、3又は4のうちいずれか一つに記載の防振レンズ装置において、前記第1の駆動部は、前記補正レンズを鉛直方向に駆動する駆動部であり、前記第2の駆動部は、前記補正レンズを水平方向に駆動する駆動部であることを特徴とする。この配置とは逆に、第1の駆動部を、補正レンズを水平方向に駆動する駆動部とし、第2の駆動部を、補正レンズを鉛直方向に駆動する駆動部として各々の駆動部から補正レンズに力を与えたときに、補正レンズに曲げモーメントが生じるため、補正レンズを鉛直方向及び水平方向に円滑に動作させることができないが、本願請求項5に記載の発明の配置構成によれば、補正レンズに曲げモーメントは生じないので、補正レンズを鉛直方向及び水平方向に円滑に動作させることができる。
本願請求項6に記載の発明は、請求項1、2、3、4又は5のうちいずれか一つに記載の防振レンズ装置において、前記防振レンズ装置は、レンズ装置とテレビカメラとの間に着脱自在に取り付けられることを特徴とする。レンズ装置に内蔵された防振レンズ装置もあるが、防振レンズ装置が着脱自在に構成されることにより、カメラマンが防振機能付きか否かを選択できる。
本発明に係る防振レンズ装置によれば、防振スイッチを本体ケーシングの被写体側から見て右側面に取り付け、補正レンズの下側の空きスペースに第1の駆動部を配置し、被写体側から見て左側の空きスペースに第2の駆動部を配置したので、防振スイッチの操作性が向上し、防振レンズ装置がコンパクトになる。
以下、添付図面に従って本発明に係る防振レンズ装置の好ましい実施の形態を詳説する。
図1は、実施の形態の防振レンズ装置10が取り付けられたテレビカメラ装置12の側面図である。この防振レンズ装置10は、レンズ装置14とは別体に構成され、図2、図3に示す防振レンズ装置10のレンズ側マウント部16がレンズ装置14の後端のマウント部(不図示)にバヨネット機構によって接続され、また、図2、図4に示す防振レンズ装置10のカメラ側マウント部18がカメラ20の前端のマウント部(不図示)にバヨネット機構によって接続されている。なお、図2は防振レンズ装置10の側面図であり、図3は防振レンズ装置10を被写体側から見た正面図、図4は防振レンズ装置10をカメラ20側から見た正面図である。
図1に示すカメラ20は、肩乗せタイプのENGカメラである。図1において二点鎖線で示すカメラマン22は、カメラ20の下部に形成された片乗せ部24をカメラマン22の右肩に乗載し、右手でカメラ20を支持するとともに右目でファインダ26を覗きながら、左手28によってレンズ装置14及び防振レンズ装置10を操作する。
レンズ装置14は、例えばズーム比が10〜22倍クラスのENGレンズ装置であり、フォーカスリング30、ズームリング32、アイリスリング34等の操作リング、エクステンダ切替レバー36等の各種操作部材がカメラマン22の左手28の各々の指によって操作される。すなわち、フォーカスリング30を回動操作することによりフォーカスレンズ(不図示)が光軸に沿って前後移動され、被写体の焦点が調節される。また、ズームリング32を回動操作することによりズームレンズ(不図示)が光軸に沿って前後移動され、被写体の焦点距離が調節される。更に、アイリスリング34を回動することにより、虹彩絞り機構(不図示)の開口径が変更され、絞り値が調節される。
エクステンダ装置38は、レンズ装置14の光学系によって結像される像の倍率を、例えば1倍と2倍とで切り換えるための装置であり、2倍に対応したレンズが内蔵されている。レンズの切り替えは、エクステンダ装置38に設けられた手動操作用のレバー36を回動操作することによって行われる。このレバー36は、レンズ装置14の下側に配置されているため、レバー36に近い左手28の親指29によって操作される。
防振レンズ装置10は図2〜図4に示すように、縦長に形成された本体ケーシング40を有し、この本体ケーシング40の中央部から若干量上方よりに補正レンズ42が内蔵されている。また、本体ケーシング40の被写体から見て右側面44の下部には図2、図4の如く、リモートコントロール用のコネクタ46が下方に向けて突設されている。このコネクタ46にリモコン装置(不図示)のケーブルを接続することにより、防振レンズ装置10のON/OFF、及び防振モードの切り替え等がカメラマン22によってリモコン操作される。
また、本体ケーシング40のカメラ20側から見て右側面48には図4の如く、レンズからの信号を入力するためのコネクタ52とカメラ20へ接続するケーブル54が設けられている。レンズ装置14のドライブユニット(不図示)側からのケーブルがコネクタ52に接続されることにより、ケーブル54の先端に設けられたコネクタ(不図示)をカメラ20に接続することで双方向送受信が可能となっている。
ところで、防振レンズ装置10は図2〜図4に示すように、本体ケーシング40の被写体から見て右側面44の上部に、防振レンズ装置10のON/OFFを行う防振スイッチ56が設けられている。この防振スイッチ56は図1の如く、レンズ装置14を操作するカメラマン22の左手28の親指29によって押下操作される。防振スイッチ56が押下操作されると、補正レンズ42が可動し防振機能がONになる。また、この後、防振スイッチ56が押下操作されると、補正レンズ42は光軸上に静止し防振機能はOFFになる防振レンズ装置10のON/OFF状態は、本体ケーシング40の上面の傾斜面41に設けられた表示ランプ58を視認することにより確認できる。すなわち、表示ランプ58は、防振レンズ装置10に内蔵されたCPU(不図示)によって、防振レンズ装置10の防振機能のON時に点灯制御され、防振レンズ装置10の防振機能のOFF時に消灯制御される。
また、図4に示すように防振スイッチ56の近傍で、カメラ20側から見た本体ケーシング40の背面側には防振特性切替スイッチ(防振モードの切替スイッチ)60、補正方向切替スイッチ62、及びレンズセレクトダイヤル64が取り付けられている。防振特性切替スイッチ60は、防振感度をSTDモード(通常モード)とHIGHモード(高感度モード)とに切り替えるスイッチである。STDモードとは、防振の効きが適度で防振特有の違和感が少ない防振モードであり、HIGHモードとは、防振の効きを最優先した防振モードである。補正レンズ42は、防振特性切替スイッチ60によって選択されたSTDモード、又はHIGHモードで駆動されるように防振レンズ装置10に内蔵されたCPUによってその動作が制御される。
補正方向切替スイッチ62は、補正レンズ42の振れ補正方向を鉛直・水平の両方向で実行するV+H(Vertical and Horizontal )モードと鉛直方向のみで実行するV(Vertical)モードとに切り替えるスイッチである。補正レンズ42は、補正方向切替スイッチ62によって選択されたV+Hモード、又はVモードで駆動されるように防振レンズ装置10に内蔵されたCPUによってその動作が制御される。
レンズセレクトダイヤル64は、防振レンズ装置10が取り付けられる様々な仕様のレンズ装置に対応して、その補正量(補正レンズ42の移動量)を設定するダイヤルであり、そのレンズ装置に付されているナンバーに対応したナンバーを選択することにより、そのレンズ装置に対応した補正量で補正レンズの動作が制御される。
これらの防振特性切替スイッチ60、補正方向切替スイッチ62は、撮影中においてカメラマン22の左手28の親指29によって切替操作される。また、レンズセレクトダイヤル64は、撮影中に操作されるものではなく、事前に設定操作されるものである。
次に、防振レンズ装置10の防振機構を図5に基づいて説明する。
防振レンズ装置10の補正レンズ42は、本体ケーシング40内に配置されるとともに、レンズ保持枠66に保持されて撮影光軸P上に取り付けられている。補正レンズ42は、レンズ保持枠24を図5上でY方向(鉛直方向)に移動させるY方向ボイスコイルモータ(第1の駆動部)68と、レンズ保持枠66を図5上でX方向(水平方向)に移動させるX方向ボイスコイルモータ(第2の駆動部)70と、によって撮影光軸Pと直交する面内でXY方向に移動されることにより、レンズ装置14やカメラ20に加わった振動によって生じる像ぶれを補正する。
Y方向ボイスコイルモータ68は、固定子68Aが本体ケーシング40の内側面に固定され、可動子68Bがプッシャー72に支持されてY方向に移動される。プッシャー72の両端部にはガイド74、74が設けられ、これらのガイド74、74の孔に、本体ケーシング40にY方向に固定されたガイドバー76、76を挿入することによって、プッシャー72がY方向に移動可能に支持される。また、プッシャー72には、ガイドバー78がX方向に沿って取り付けられ、このガイドバー78に、レンズ保持枠66の下縁に設けられた一対の軸受部80、80が摺動自在に嵌合されている。
一方、X方向ボイスコイルモータ70は、固定子70Aが本体ケーシング40の内側面に固定され、可動子70Bがプッシャー82に支持されてX方向に移動される。プッシャー82の両端部にはガイド84、84が設けられ、これらのガイド84、84の孔に、本体ケーシング40にX方向に固定されたガイドバー86、86を挿入することによって、プッシャー82がX方向に移動可能に支持される。また、プッシャー82には、ガイドバー88がY方向に沿って取り付けられ、このガイドバー88に、レンズ保持枠66の側縁に設けられた一対の軸受部90、90が摺動自在に嵌合されている。
したがって、X方向ボイスコイルモータ70の可動子70BがX方向に移動すると、レンズ保持枠66はプッシャー82に押し引きされるとともに、プッシャー72のガイドバー78にX方向にガイドされながらX方向に移動する。また、Y方向ボイスコイルモータ68の可動子68BがY方向に伸縮動作すると、レンズ保持枠66はプッシャー72に押し引きされるとともに、プッシャー82のガイドバー88にY方向にガイドされながらY方向に移動する。これにより、補正レンズ42が撮影光軸Pと直交する面内でXY方向に移動する。
補正レンズ42の防振機構には、レンズ保持枠66のX方向位置を検出する位置センサ92が被写体側から見て補正レンズ42の右側に設けられるとともに、レンズ保持枠66のY方向位置を検出する位置センサ94が補正レンズ42の上側に設けられている。
振動検出センサ120は、補正レンズ42に対し被写体側から見て右側で、スイッチ回路96の取付位置の下方に形成された空きスペースに固定されている。このスイッチ回路基板96には防振スイッチ56、防振特性切替スイッチ60、補正方向切替スイッチ62、及びレンズセレクトダイヤル64が実装されている。また、振動検出センサ122は、Y方向ボイスコイルモータ68の下方形成された空きスペースに固定されている。このように本体ケーシング40の空きスペースを利用して位置センサ及び振動検出センサを固定することにより、無駄な空きスペースが無くなるので、防振レンズ装置10がコンパクトになる。
また、補正レンズ42の上方に形成された空きスペースには、補正レンズ52のロック機構100が設けられ、その空きスペースが有効利用されている。
ロック機構100は図6に示すようにモータ102を有し、このモータ102の回転軸103に設けられたハスバ歯車104は、ハスバ歯車106に噛合され、ハスバ歯車106には平ギヤ108が回転軸107を介して連結されている。また、平ギヤ108には平ギヤ110が噛合され、この平ギヤ110は本体ケーシング40に固定されたねじ棒112に、そのねじ孔111が螺合されている。ねじ棒112は、図5に示した補正レンズ42の光軸Pと並行に配設されている。したがって、モータ102が回転駆動され、その動力が平ギヤ110に伝達されると、ねじ棒112とねじ孔111とによる送り作用によって平ギヤ110が図6で矢印Aで示す光軸Pに沿って往復移動する。平ギヤ110の端部には押圧部114が一体形成されており、この押圧部114が、本体ケーシング40に一体的に形成されたピン116に向けて進出されると、押圧部114とピン116とによって、レンズ保持枠66のフランジ部67が挟圧保持される。これにより、レンズ保持枠66が移動不能にロックされる。
次に、このように構成された防振レンズ装置10の特徴について説明する。
図1に示したENGカメラのような肩載せタイプのテレビカメラ装置12を操作するカメラマン22は、通常カメラマン22の右肩にカメラ20を乗載し、右手でカメラ20を支持するとともに右目でファインダ26を覗きながら左手28でレンズ装置14のフォーカスリング30、ズームリング32、アイリスリング34等の操作リングを回動操作する。すなわち、レンズ装置14はカメラマン22の左手28で操作されるものなので、レンズ装置14と一体又は別体の防振レンズ装置10においても、カメラマン22の左手28で操作可能な位置であって、前記操作リングを操作しながらでも無理な手の姿勢をとることなく操作可能な位置に配置されることが操作上好ましい。
そこで、実施の形態の防振レンズ装置10によれば、防振スイッチ56を本体ケーシング40の被写体側から見て右側面44(図3参照)に取り付けた。これにより、防振スイッチ56は、図1の如くカメラマン22から見てレンズ装置14の左側に位置するので左手28で操作することができる。また、右側面配置のため前記操作リングを操作しながらでも無理な手の姿勢をとることなく防振スイッチ56を操作することができる。
更にまた、防振レンズ装置10は、一般にレンズ装置14とカメラ20との間に設けられているので、防振レンズ装置10の防振スイッチ56は左手28の親指29で操作され、他の指によって各操作リングが操作される。
また、防振スイッチ56を右側面に配置することにより、防振スイッチ56が実装されたスイッチ回路基板96が、防振スイッチ56の近傍に取り付けられることになる。すなわち、被写体側から見て補正レンズ42の右側にスイッチ回路基板96が本体ケーシング40に内蔵されるため、その位置には煩雑さを避けるためスイッチ回路基板96のみを配置する。これにより本体ケーシング40においては、被写体側から見て補正レンズ42の左側、下側、上側が空いたスペースとなり、下側の空きスペースにY方向ボイスコイルモータ68を配置し、左側の空きスペースにX方向ボイスコイルモータ70を配置する。以上の配置構成により防振レンズ装置10は、防振スイッチ56の操作性が向上し、Y方向ボイスコイルモータ68及びX方向ボイスコイルモータ70の配置に関しても空いたスペースを有効利用したので、防振レンズ装置10がコンパクトになる。
また、防振レンズ装置10によれば、本体ケーシング40の被写体側から見て右側上面若しくは右側面上方に表示ランプ58が設けられているので、カメラ20を乗載したカメラマン22は、テレビカメラ装置12の操作時に姿勢を変えることなく表示ランプ58を見ることができる。したがって、カメラマン22は、防振レンズ装置10がON状態かOFF状態かをテレビカメラ装置12の操作時に容易に確認することができる。
更に、防振レンズ装置10は、補正レンズ42の動作をロックするロック機構100が、補正レンズ42の上方に形成された空きスペースに配置されているので、防振レンズ装置10の更なるコンパクト化を図ることができる。
また、防振レンズ装置10によれば、防振特性切替スイッチ60、補正方向切替スイッチ62が、本体ケーシング40の被写体側から見て右側面又は右側背面側であって防振スイッチ56の近傍に設けられているので、カメラマン22は、防振スイッチ56と同様に防振特性切替スイッチ60、及び補正方向切替スイッチ62を、各操作リングを操作しながらでも無理な手の姿勢をとることなく操作することができる。
更に、防振レンズ装置10によれば、Y方向ボイスコイルモータ68を補正レンズ42の下側に配置し、X方向ボイスコイルモータ70を補正レンズ42の側方に配置している。この配置とは逆に、Y方向ボイスコイルモータ68を補正レンズ42の側方に配置し、X方向ボイスコイルモータ70を補正レンズ42の下側に配置して各々のモータ68、70から補正レンズ42に力を与えると、補正レンズ(レンズ保持枠66)42に光軸Pを中心とする曲げモーメントが生じるため、補正レンズ42を鉛直方向及び水平方向に円滑に動作させることができなくなる。これに対して、Y方向ボイスコイルモータ68を補正レンズ42の下側に配置し、X方向ボイスコイルモータ70を補正レンズ42の側方に配置した実施の形態の防振レンズ装置10は、補正レンズ42に光軸Pを中心とする曲げモーメントは生じないので、補正レンズ42を鉛直方向及び水平方向に円滑に動作させることができる。
実施の形態の防振レンズ装置が取り付けられたテレビカメラ装置の側面図 図1に示した防振レンズ装置の側面図 図2に示した防振レンズ装置を被写体側から見た正面図 図2に示した防振レンズ装置をカメラ側から見た正面図 防振レンズ装置の防振機構を示した構造図 防振レンズ装置のレンズロック機構を示した構造図
符号の説明
10…防振レンズ装置、12…テレビカメラ装置、14…レンズ装置、20…カメラ、22…カメラマン、40…本体ケーシング、42…補正レンズ、56…防振スイッチ、58…表示ランプ、60…防振特性切替スイッチ、62…補正方向切替スイッチ、64…レンズセレクトダイヤル、68…Y方向ボイスコイルモータ、70…X方向ボイスコイルモータ

Claims (6)

  1. 防振レンズ装置の本体ケーシングに内蔵されるとともに像ぶれを補正する補正レンズと、
    前記本体ケーシングに内蔵されるとともに前記補正レンズに対して下側に配置され、前記補正レンズを鉛直面内で第1の方向に駆動する第1の駆動部と、
    前記本体ケーシングに内蔵されるとともに補正レンズを被写体側から見て補正レンズの左側に配置され、前記補正レンズを鉛直面内で前記第1の方向と直交する第2の方向に駆動する第2の駆動部と、
    前記本体ケーシングの被写体側から見て右側面に取り付けられ、前記第1の駆動部及び第2の駆動部又は前記第1、第2の駆動部の何れか一方の駆動部をON/OFFする防振スイッチと、
    を備えたことを特徴とする防振レンズ装置。
  2. 前記防振スイッチがON操作されることにより点灯するとともに防振スイッチがOFF操作されることにより消灯する表示灯が、前記本体ケーシングの被写体側から見て右側上面又は右側面上方に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の防振レンズ装置。
  3. 前記補正レンズの動作をロックするロック機構が、前記本体ケーシングに内蔵されるとともに前記補正レンズに対して上側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の防振レンズ装置。
  4. 前記補正レンズによる防振モードの切替スイッチが、前記本体ケーシングの被写体側から見て右側面又は右側背面であって前記防振スイッチの近傍に設けられたことを特徴とする請求項1、2又は3のうちいずれか一つに記載の防振レンズ装置。
  5. 前記第1の駆動部は、前記補正レンズを鉛直方向に駆動する駆動部であり、前記第2の駆動部は、前記補正レンズを水平方向に駆動する駆動部であることを特徴とする請求項1、2、3又は4のうちいずれか一つに記載の防振レンズ装置。
  6. 前記防振レンズ装置は、レンズ装置とテレビカメラとの間に着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5のうちいずれか一つに記載の防振レンズ装置。
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