JP2007072067A - レンズ鏡胴及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 雄ネジ部材及び雌ネジ部材を用いて鏡枠を移動させる形式のレンズ鏡胴において、鏡枠の移動量が大きくても、鏡枠の位置による付勢力の変化がなく、適切で安定した付勢力が確保され、付勢部材のためにスペースを要しない小型のレンズ鏡胴を得る。
【解決手段】 雌ネジ部材を雄ネジ部材に対し2つ螺合させ、2つの雌ネジ部材の間に鏡枠の一部と付勢部材を設け、付勢部材は鏡枠の一部を雌ネジ部材のいずれか一方の方向に付勢するレンズ鏡胴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、モータにより回転させられる雄ネジ部材に螺合する雌ネジ部材の移動に伴って、鏡枠を移動させるよう構成されたレンズ鏡胴及び該レンズ鏡胴を備えた撮像装置に関するものである。
カメラ等の撮像装置の撮像光学系に用いられるレンズ鏡胴においては、レンズ群を光軸方向に移動させることによりズーミング或いはフォーカシングを行っている。
このレンズ群を移動させる形式として、カム筒の回転によりレンズ群を保持した鏡枠をカム溝に沿って移動させるものと、モータにより回転される光軸方向に延在する雄ネジ部材と、この雄ネジ部材に螺合する雌ネジ部材とを用いてレンズ群を移動させるものの2種が一般的である。
後者の、雄ネジ部材及び雌ネジ部材を用いてレンズ群を移動させるものとして、レンズ群を保持する鏡枠に直進案内するガイド部と雌ネジ部材に係合する係合部を形成し、ガイド部に、係合部を雌ネジ部材側に付勢すると共に雌ネジ部材を雄ネジ部材のネジ山の片側に押圧片寄せするための付勢部材を配設し、雄ネジ部材の回転による雌ネジ部材の移動に追従して、鏡枠を移動させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−148263号公報(図10、図15)
しかしながら、上記特許文献1のレンズ鏡胴は、例えば、ズーミングでの鏡枠の移動量の大きいものに適用した場合、付勢部材であるバネの有効作動範囲を大きく確保する必要がある。この場合、鏡枠の位置の変化による、バネの最長時(バネの最も伸びたとき)と最短時(バネの最も縮んだとき)で付勢力が大きく異なることになり、変化する付勢力の最大値に勝るトルクを有するモータが必要となり、モータが大型化する問題がある。また、鏡枠の移動範囲外にもバネを占有させるスペースを必要とし、小型化の障害となるという問題がある。上記の問題は、レンズ群の移動量の大きい高変倍のズームレンズ鏡胴の場合、特に顕著なものとなる。
本発明は上記問題に鑑み、雄ネジ部材及び雌ネジ部材を用いて鏡枠を移動させる形式のレンズ鏡胴において、鏡枠の移動量が大きくても、鏡枠の位置による付勢力の変化がなく、適切で安定した付勢力が確保され、付勢部材のためにスペースを要しない小型のレンズ鏡胴を得ることを目的とするものである。
上記の目的は、以下の構成により達成される。
1) 被写体光を導くレンズ群と、該レンズ群を保持した鏡枠と、光軸方向に延在する雄ネジ部材と、該雄ネジ部材に螺合する雌ネジ部材と、前記雄ネジ部材を回転させるモータとを有し、前記雌ネジ部材の移動に伴い前記鏡枠を光軸方向に移動させるレンズ鏡胴において、前記雌ネジ部材を前記雄ネジ部材に対し2つ螺合させ、2つの前記雌ネジ部材の間に前記鏡枠の一部と付勢部材を設け、前記付勢部材は前記鏡枠の一部を前記雌ネジ部材のいずれか一方の方向に付勢することを特徴とするレンズ鏡胴。
2) 被写体光を導くレンズ群と、該レンズ群を保持した鏡枠と、光軸方向に延在する雄ネジ部材と、該雄ネジ部材に螺合する雌ネジ部材と、前記雄ネジ部材を回転させるモータとを有し、前記雌ネジ部材の移動に伴い前記鏡枠を光軸方向に移動させるレンズ鏡胴において、前記鏡枠には、前記雌ネジ部材を光軸方向で挟持する挟持部が形成され、前記挟持部に、前記雌ネジ部材を前記雄ネジ部材の回転軸に対し略直交する方向に付勢する付勢部材を設けたことを特徴とするレンズ鏡胴。
3) 前記挟持部は前記雌ネジ部材を隙間を有して挟持し、前記隙間には前記雌ネジ部材を光軸方向に付勢する付勢部材を設けた2)のレンズ鏡胴。
4) 1)〜3)のいずれかのレンズ鏡胴を備えたことを特徴とする撮像装置。
本発明によれば、雄ネジ部材及び雌ネジ部材を用いて鏡枠を移動させる形式のレンズ鏡胴において、鏡枠の移動量が大きくても、鏡枠の位置による付勢力の変化がなく、適切で安定した付勢力が確保され、付勢部材にスペースを要しない小型のレンズ鏡胴を得ることが可能となる。
以下、実施の形態により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本実施の形態に係るレンズ鏡胴50を備えた撮像装置であるカメラ100の、主要構成ユニットの内部配置の一例を示す図である。同図は、カメラ100を被写体側から見た斜視図である。
同図に示すように、カメラ100は、変倍可能な折り曲げ撮像光学系を内包した本発明に係るレンズ鏡胴50が図示の如く前面に沿って配置され、開口部51が被写体光束を取り込むよう配置されている。また図示していないが、開口部51を開閉するレンズバリアが配置されている。
52はフラッシュ発光窓であり、53はフラッシュ発光窓の後方に配置された反射傘、キセノン管、その他メインコンデンサ、回路基板等で構成されるフラッシュユニットである。54はカード型の画像記録用メモリである。55は電池であり、カメラ100の各部へ電源を供給する。画像記録用メモリ54及び電池55は、図示しない蓋部から挿脱が可能となっている。
カメラ100の上面には、レリーズ釦56が配置され、その1段の押し込みにより撮影準備動作、即ち焦点合わせ動作や測光動作が行われ、その2段の押し込みにより撮影露光動作が行われる。57はメインスイッチであり、カメラ100を動作状態と非動作状態に切り替えるスイッチである。メインスイッチ57により動作状態に切り替えられると、レンズバリアを備えている場合には、これを開状態にすると共に、各部の動作が開始される。また、メインスイッチ57により非動作状態に切り替えられると、レンズバリアを閉状態にすると共に、各部の動作を終了させる。
カメラ100の背面には、LCD或いは有機EL等の表示素子で構成され、画像やその他文字情報等を表示する画像表示部58が配置されている。
また、図示していないが、ズームアップ、ズームダウンをおこなうズーム釦、撮影した画像を再生する再生釦、画像表示部58上に各種のメニューを表示させるメニュー釦、表示から所望の機能を選択する選択釦等の操作部材が背面に配置されている。更に、外部入出力端子、ストラップ取り付け部、三脚座等を側面に備えているものである。
なお、これら主要構成ユニットの間には、各部を接続すると共に、各種電子部品が搭載された回路基板が配置され、各主要構成ユニットの駆動及び制御を行うようになっている。
図2は、本実施の形態に係るレンズ鏡胴50のユニット状態の概略の斜視図である。
同図に示すように、レンズ鏡胴50は、第1の鏡胴である主胴10Aと第2の鏡胴である主胴10Bの2つの鏡胴で構成されている。主胴10Aには、内部に配置されたレンズ群を移動させる第1モータ20が組み付けられ、主胴10Bには、内部に配置された他のレンズ群を移動させる第2モータ21が組み付けられている。6は撮像素子であり、主胴10Bに組み付けられている。11は最も物体側に配置されたレンズであり光軸をOAを被写体に向けて配置されている。
第1モータ20、第2モータ21、撮像素子6は、図示しないプリント基板に接続され、個々に制御及び駆動されるようになっている。
図3は、本実施の形態に係るレンズ鏡胴50に内包された変倍可能な折り曲げ撮像光学系を示す断面図である。同図は、ワイド時の状態を示しており、折り曲げ前及び折り曲げ後の2つの光軸を含む面で切断したものである。
同図において、OAは折り曲げ前の光軸であり、OBは折り曲げ後の光軸である。レンズ鏡胴50の外側は、第1の鏡胴部材である主胴10A及び第2の鏡胴部材である主胴10Bで構成されている。
1は第1レンズ群であり、第1レンズ群1は、光軸をOAとし被写体に向けて配置されたレンズ11と光軸OAを略直角方向に折り曲げる反射部材であるプリズム12と、プリズム12により折り曲げられた光軸OBを光軸として配置されたレンズ13により構成されている。この第1レンズ群1は、主胴10Aに固定されたレンズ群である。
2は第2レンズ群であり、第2レンズ群鏡枠2kに組み込まれている。第2レンズ群は、変倍(以下、ズーミングとも言う)時に第2レンズ群鏡枠2kと共に、一体的に移動するレンズ群である。
3は第3レンズ群であり、第3レンズ群鏡枠3kに組み込まれている。この第3レンズ群3は、主胴10Bに組み込まれ、移動しないレンズ群である。
4は第4レンズ群であり、第4レンズ群鏡枠4kに組み込まれている。第4レンズ群は、変倍時及び焦点調節(以下、フォーカシングとも言う)時に第4レンズ群鏡枠4kと共に、一体的に移動するレンズ群である。
5は赤外光カットフィルタ及びオプチカルローパスフィルタを積層した光学フィルタであり、主胴10Bに組み付けられている。6は撮像素子であり、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサ、CMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等が用いられる。撮像素子6は取り付け部材8に組み付けられ、取り付け部材8は撮像素子6と共に主胴10Bに組み付けられている。7はフレキシブルプリント基板であり、撮像素子6に接続され、カメラ内の他の回路へ接続される。9はシャッタユニットであり、第3レンズ群鏡枠3kと同様に、主胴10Bに固定されている。
以下に、本発明に係るレンズ鏡胴50について、説明する。
(第1の実施の形態)
図4は、第1の実施の形態に係るレンズ鏡胴50の内部の概略構造を示す模式図である。同図は、第2レンズ群2及び第4レンズ群4がワイド位置にある状態を示している。以下の図においては、説明の重複を避けるため、同機能部材には同符号を付与して説明する。なお、説明をわかりやすくするため、モータ等の位置を鏡胴外に移動させて模式図面化してある。
同図に示すように、第2レンズ群鏡枠2kに一体的に形成されたスリーブ2s、第4レンズ群鏡枠4kに一体的に形成されたスリーブ4sを貫通して、ガイド軸15が設けられている。更に、第2レンズ群鏡枠2kに一体的に形成された回転係止部2m、第4レンズ群鏡枠4kに一体的に形成された回転係止部4mに、ガイド軸16が係合して設けられている。これにより、第2レンズ群鏡枠2k、第4レンズ群鏡枠4kは、ガイド軸15、16に沿って光軸OB方向に摺動可能とされている。
ステッピングモータである第1モータ20の回転軸に形成された雄ネジ部材であるリードスクリュー20rには、2つの雌ネジ部材30(以下、ナットと称す)が所定の間隔で螺合されている。この2つのナット30は、不図示であるが回転係止されており、第1モータ20の回転、即ちリードスクリュー20rの回転により、所定の間隔を保ったままリードスクリュー20rに螺合して移動することが可能になっている。
2つのナット30の間には、スリーブ2sと一体的に形成されたU字部2jと付勢部材である圧縮コイルバネ18が配置されている。U字部2jは、リードスクリュー20rとは接触しないように形成されており、図示の如く圧縮コイルバネ18により、一方のナット30に付勢押圧されている。
以上の構成により、リードスクリュー20rが回転すると、ナット30は所定の間隔を維持した状態で移動させられ、U字部2jは圧縮コイルバネ18により一方のナット30に付勢押圧された状態で、ナット30に伴って移動させられる。これによりリードスクリュー20rの回転方向、回転量を制御することで、第2レンズ群鏡枠2kはガイド軸15、16に沿って光軸OB方向に所望量だけ移動させることができる。
同様に、第2モータ21の回転軸に形成されたリードスクリュー21rには、2つのナット31が所定の間隔で螺合されている。この2つのナット31は、不図示であるが回転係止されており、第2モータ21の回転、即ちリードスクリュー21rの回転により、所定の間隔を保ったまま移動することが可能になっている。
2つのナット31の間には、スリーブ4sと一体的に形成されたU字部4jと付勢部材である圧縮コイルバネ19が配置されている。U字部4jは、リードスクリュー21rとは接触しないように形成されており、図示の如く圧縮コイルバネ19により、一方のナット31に付勢押圧されている。
以上の構成により、リードスクリュー21rが回転すると、ナット31は所定の間隔を維持した状態で移動させられ、U字部4jは圧縮コイルバネ19により一方のナット31に付勢押圧された状態で、ナット31に伴って移動させられる。これによりリードスクリュー21rの回転方向、回転量を制御することで、第4レンズ群鏡枠4kはガイド軸15、16に沿って光軸OB方向に所望量だけ移動させることができる。
これにより、第2レンズ群2及び第4レンズ群4は、図示のワイド状態の位置から、第3レンズ群3に近接する方向へ、各々設定された方向に設定された量だけ移動しズーミングが行われる。更に、第4レンズ群4は、ズーミングにより移動した位置から更に移動することによりフォーカシングが行われるようになっている。
なお、図示していないが、第2レンズ群2の存在を検出する位置センサ、第4レンズ群4の存在を検出する位置センサが配置されている。位置センサとしては、例えばフォトインタラプタが用いられる。この位置センサは、第2レンズ群鏡枠2k及び第4レンズ群鏡枠4kにそれぞれ形成された遮蔽部が、それぞれの位置センサの投受光系間にあって遮蔽しているか、位置センサの投受光系を遮蔽しない位置にあるかを判断するものであり、遮蔽状態から遮蔽しない状態への切り替わり位置を基準にして、第1モータ20及び第2モータ21の回転方向及び回転量を制御し、レンズ群の位置制御が行われる。
以上説明したように、雌ネジ部材であるナットを雄ネジ部材であるリードスクリューに対し2つ螺合させ、2つのナットの間に鏡枠の一部と付勢部材である圧縮コイルバネを設け、圧縮コイルバネで鏡枠の一部をナットのいずれか一方に押圧付勢するよう構成することで、鏡枠を移動させた場合も2つのナットの間隔は変化しないため、圧縮コイルバネの長さは変化せず、押圧付勢される鏡枠及びナットへの付勢力は、鏡枠の位置に関わらずほぼ一定に保たれることになる。更に、リードスクリューの回転方向を変更しても、バックラッシュが発生せず、正確な鏡枠の移動制御が可能となる。
これにより、鏡枠の移動量が大きくても、鏡枠の位置による付勢力の変化がなく、適切で安定した付勢力が確保されたレンズ鏡胴を得ることが可能となる。更に、小型のバネをナット間に配置するだけであるため省スペースの小型のレンズ鏡胴を得ることが可能となる。
なお、上記の説明では、付勢部材の例として圧縮コイルバネを用いた例で説明したが、これに限るものでなく、板バネ、スポンジ等の弾性部材を適用してもよいのはいうまでもない。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態に係るレンズ鏡胴50の内部の概略構造を示す模式図である。同図も同様に、第2レンズ群2及び第4レンズ群4がワイド位置にある状態を示している。なお、第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。
同図に示すように、第1モータ20の回転軸に形成された雄ネジ部材であるリードスクリュー20rには、雌ネジ部材30(以下、ナットと称す)が螺合されている。このナット30は、不図示であるが回転係止されており、第1モータ20の回転、即ちリードスクリュー20rの回転により、所定の間隔を保ったままリードスクリュー20rに螺合して移動することが可能になっている。
ナット30は、スリーブ2sと一体的に形成された二股の挟持部2nにより挟持されている。二股の挟持部2nはリードスクリュー20rとは接触しないように形成されている。更に、ナット30は、圧縮コイルバネ18によりリードスクリュー20rの回転軸に対し略直交する方向に付勢されている。また、挟持部2nはナット30を隙間を有して挟持しており、この隙間にはナット30を光軸方向であるリードスクリュー20rの回転軸方向に付勢する付勢部材である板バネ32が設けられている。
また同様に、第2モータ21の回転軸に形成されたリードスクリュー21rには、ナット31が螺合されている。このナット31は、不図示であるが回転係止されており、第2モータ21の回転、即ちリードスクリュー21rの回転により、所定の間隔を保ったままリードスクリュー21rに螺合して移動することが可能になっている。
ナット31は、スリーブ4sと一体的に形成された二股の挟持部4nにより挟持されている。二股の挟持部4nはリードスクリュー21rとは接触しないように形成されている。更に、ナット31は、圧縮コイルバネ19によりリードスクリュー21rの回転軸に対し略直交する方向に付勢されている。また、挟持部4nはナット31を隙間を有して挟持しており、この隙間にはナット31を光軸方向であるリードスクリュー21rの回転軸方向に付勢する付勢部材である板バネ33が設けられている。
図6は、ナット30の周辺の構成を拡大して示した断面図である。
同図に示すように、ナット30の圧縮コイルバネ18側のネジ部は圧縮コイルバネ18によりリードスクリュー20rのネジ部に押圧付勢され密着し、他方のネジ部はリードスクリュー20rのネジ部と離間した状態となる。また、二股の挟持部2nは、ナット30と隙間を有して挟持しており、この隙間には板バネ32が設けられ、ナット30を光軸方向であるリードスクリュー20rの回転軸方向に付勢している。
このように、ナット30をリードスクリュー20rの回転軸に対し略直交する方向に付勢することで、リードスクリュー20rの回転方向を変更しても、バックラッシュが発生せず、正確な鏡枠の移動制御が可能となる。これにより、鏡枠の移動量が大きくても、鏡枠の位置による付勢力の変化がなく、適切で安定した付勢力が確保されたレンズ鏡胴を得ることが可能となる。更に、小型のバネを二股の挟持部内に配置するだけであるため省スペースの小型のレンズ鏡胴を得ることが可能となる。
また、第2の実施の形態に係るレンズ鏡胴50は、以下のような効果をも有している。
図7は、第2レンズ群鏡枠2kをナット30の部位で切断した概略断面図である。
同図において、ナット30をリードスクリュー20rの回転軸に対し略直交する方向に付勢する圧縮コイルバネ18の反力は、第2レンズ群鏡枠2kに対しては図示矢印方向に作用する。この反力により、スリーブ2sに形成された嵌合穴と、これを貫通するガイド軸15は図示の如く、片寄せされた状態となる。また、回転係止部2mとガイド軸16も同様に図示の如く、片寄せされた状態となる。この状態は、リードスクリュー20rの回転方向、ナット30の移動方向に関わらず維持される。
即ち、図示の如く、ガイド軸15、16の中心を繋ぐ線に対し、交差する方向に圧縮コイルバネ18の反力が作用するように配置し、ガイド軸15とスリーブ2sの嵌合穴及びガイド軸16と回転係止部2mの隙間を一方に片寄せすることで、第2レンズ群鏡枠2kが光軸OB方向に移動する際の光軸直交方向の微小な揺れを解消することができ、ズーミング時の像揺れを防止することが可能となる効果をも有している。
なお、上記の説明においては、圧縮コイルバネ18及び板バネ32を用いた例で説明したが、これに限るものでなく、スポンジ等の弾性部材をそれぞれ適用してもよいのはいうまでもない。
また、第2の実施の形態におけるナットに関しては、円筒状に雌ネジが形成されたもので説明したが、これに限るものでなく、押圧付勢され密着する側のネジ部のみが形成された円弧状やラック歯車状のものであってもよい。
本実施の形態に係るレンズ鏡胴を備えた撮像装置であるカメラの、主要構成ユニットの内部配置の一例を示す図である。 本実施の形態に係るレンズ鏡胴のユニット状態の概略の斜視図である。 本実施の形態に係るレンズ鏡胴に内包された変倍可能な折り曲げ撮像光学系を示す断面図である。 第1の実施の形態に係るレンズ鏡胴の内部の概略構造を示す模式図である。 第2の実施の形態に係るレンズ鏡胴の内部の概略構造を示す模式図である。 ナットの周辺の構成を拡大して示した断面図である。 第2レンズ群鏡枠をナットの部位で切断した概略断面図である。
符号の説明
1 第1レンズ群
2 第2レンズ群
3 第3レンズ群
4 第4レンズ群
5 光学フィルタ
6 撮像素子
9 シャッタユニット
10A 主胴
10B 主胴
15 ガイド軸
16 ガイド軸
18、19 圧縮コイルバネ
20 第1モータ
21 第2モータ
30、31 ナット(雌ネジ部材)
50 レンズ鏡胴
100 カメラ

Claims (4)

  1. 被写体光を導くレンズ群と、該レンズ群を保持した鏡枠と、光軸方向に延在する雄ネジ部材と、該雄ネジ部材に螺合する雌ネジ部材と、前記雄ネジ部材を回転させるモータとを有し、前記雌ネジ部材の移動に伴い前記鏡枠を光軸方向に移動させるレンズ鏡胴において、
    前記雌ネジ部材を前記雄ネジ部材に対し2つ螺合させ、2つの前記雌ネジ部材の間に前記鏡枠の一部と付勢部材を設け、前記付勢部材は前記鏡枠の一部を前記雌ネジ部材のいずれか一方の方向に付勢することを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 被写体光を導くレンズ群と、該レンズ群を保持した鏡枠と、光軸方向に延在する雄ネジ部材と、該雄ネジ部材に螺合する雌ネジ部材と、前記雄ネジ部材を回転させるモータとを有し、前記雌ネジ部材の移動に伴い前記鏡枠を光軸方向に移動させるレンズ鏡胴において、
    前記鏡枠には、前記雌ネジ部材を光軸方向で挟持する挟持部が形成され、前記挟持部に、前記雌ネジ部材を前記雄ネジ部材の回転軸に対し略直交する方向に付勢する付勢部材を設けたことを特徴とするレンズ鏡胴。
  3. 前記挟持部は前記雌ネジ部材を隙間を有して挟持し、前記隙間には前記雌ネジ部材を光軸方向に付勢する付勢部材を設けたことを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡胴。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のレンズ鏡胴を備えたことを特徴とする撮像装置。
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